JPH08133123A - キャビンのアウタールーフ - Google Patents

キャビンのアウタールーフ

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Publication number
JPH08133123A
JPH08133123A JP27273794A JP27273794A JPH08133123A JP H08133123 A JPH08133123 A JP H08133123A JP 27273794 A JP27273794 A JP 27273794A JP 27273794 A JP27273794 A JP 27273794A JP H08133123 A JPH08133123 A JP H08133123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
roof
bottom wall
cabin
outer roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP27273794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Sato
健吾 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP27273794A priority Critical patent/JPH08133123A/ja
Publication of JPH08133123A publication Critical patent/JPH08133123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材の位置決めを確保してルーフ自体が
増強され、前記シール材の耐久性を確保する。 【構成】 上壁15と縦壁16と底壁17とを一体に形
成し、底壁17の内縁上方にシール材20の装着溝18
Aを突出リブ18Bとして形成しており、縦壁16と底
壁17でシール材20の庇Aとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の車両に搭
載されるキャビンのアウタールーフに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタに搭載されて操縦運転装置を取
り囲むキャビンは、左右一対の前後支柱の上端に上部枠
を固着してキャビンフレームを構成し、このキャビンフ
レームの上部にアウタールーフとインナールーフからな
るルーフを取付け固定してなる。
【0003】このルーフ31は図10に示す如くアウタ
ールーフ31Aとインナールーフ31Bとからなってい
て、前記アウタールーフ31Aは上壁32の外周縁から
下方に向けて縦壁33が延伸されているとともに、この
縦壁33の下端からキャビンフレームの上部枠34に取
付け固定される取付壁35を延伸し、この取付壁35の
下面を上部枠34の上面との間にシール材36を全周に
亘って挟み込んで、上部枠34とルーフ31との間をシ
ールしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示した従来技
術では、シール材36の外面側がむき出しであることか
ら、ホコリ等が付着したり、直射日光にさらされること
によって劣化が激しくなるという課題があった。また、
シール材36は取付座35の下面に接着して装着される
が、該取付座35が平坦面であることから、シール材3
6の位置決めが難しく、シール材36が内外に位置ずれ
した状態で装着されるおそれがあった。
【0005】そこで本発明は、シール材を装着する部分
を所謂突出リブによる装着溝に形成することによってシ
ール材の位置決めが確実にできかつ突出リブによる補強
機能をもたせ、前記装着溝に嵌入されるシール材を外方
から覆う庇を形成することによってシール材の耐久性を
向上できながら補強機能をもたしたキャビンのアウター
ルーフを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビン4の
上部枠9上面にシール材20を介在させて取付け固定さ
れるアウタールーフ10Aにおいて、前述の目的を達成
するために次の技術的手段を講じている。すなわち、本
発明は、上壁15と、この上壁15の外周全縁から下方
に向けて延伸されている縦壁16と、この縦壁16の下
端全周から内方に向けて延伸された底壁17と、を一体
に形成しているとともに、前記底壁17の内縁から上方
に向けて前記シール材20の装着溝18Aが略全周に亘
って突出リブ18Bとして形成され、前記縦壁16と底
壁17とで前記装着溝18Aに嵌入されるシール材20
を全周に亘って覆う庇Aを形成していることを特徴とす
るものである。
【0007】更に、本発明では、前記アウタールーフ1
0Aの下方にはインナールーフ10Bと協働してエアコ
ンディショナ装着等を収容する空間部Cが形成されてお
り、前記底壁17には外気を取り入れるための開口部2
2が形成されていることを特徴とするものである。ま
た、本発明では、前記上壁15には多数のリブ15Aが
形成され、該上壁15、縦壁16及び底壁17並びに装
着溝18Aを形成する突出リブ18BがFRP製で一体
に成形されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】シール材20は突出リブ18Bによって形成さ
れた装着溝18Aに嵌入されて位置決めされ、この位置
決め状態で上部枠9の上面に乗載されて挟み込まれる。
シール材20は縦壁16と底壁17とからなる庇Aによ
って外面側が覆われることにより、早期劣化が防止され
て耐久性が向上する。
【0009】突出リブ18Bおよび庇Aによってアウタ
ールーフ10Aは増強される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2においては、1はトラクタの車体で、エンジ
ン2、ミッションケース3等を直結して構成され、その
後部にはキャビン4が搭載されている。このキャビン4
は、図3に示すキャビンフレーム5を備え、このキャビ
ンフレーム5は、前支柱6と後支柱7とそれらの間の中
間支柱8とを左右両側に有し、上部には、左右前支柱6
上端間、左右後支柱7上端間、前後支柱6、7上端間を
夫々連結する上部枠9が設けられている。
【0011】キャビンフレーム5の上部にはアウタール
ーフ10Aとインナールーフ10Bとからなるルーフ1
0が設けられ、左右の前支柱6と左右の中間支柱8との
間には乗降ドア11が設けられ、左右の中間支柱8と左
右の後支柱7との間にはサイドガラス12が設けられ、
後部左右両側には後輪13を覆うフェンダ14が設けら
れている。
【0012】前記ルーフ10のアウタールーフ10A
は、図1及び図4乃至図9に示すように、上壁15と、
この上壁15の外周縁全周縁から下方に向けて延伸され
た縦壁16と、この縦壁16の下端全周から内方に向け
て延伸された底壁17とを一体に形成しているととも
に、底壁17の内縁から上方に向けてシール材20の装
着溝18Aが略全周に亘って突出リブ18Bとして形成
されている。
【0013】前記縦壁16と底壁17とで装着溝18A
に嵌入されているシール材20を全周に亘って覆う庇A
を形成しており、該庇Aは内部が中空とされていて増強
リブとして機能している。装着溝18Aはキャビンフレ
ーム5の上部枠9に取付け固定される取付壁18に形成
されていて、装着溝18Aにシール材20を嵌入して接
着剤等で装着して、該シール材20を圧縮した状態でボ
ルト19で固定している。
【0014】前記アウタールーフ10Aは、上壁15、
縦壁16、底壁17および取付壁18がFRP製で一体
に成形してあり、上壁15には、図1及び図4で示す如
く多数のリブ15Aが形成されている。アウタールーフ
10Aの下面コーナー部Bは、図5で示す如く上部枠9
を介して支柱6、7の取付部とされていて、このコーナ
ー部Bにおいてシール材20は屈曲されており、装着溝
18Aへの全周に亘る装着位置決めを確実にしている。
【0015】アウタールーフ10Aの下方にはインナー
ルーフ10Bが配置されていて、両ルーフ10A、10
Bの協働でエアコンディショナ装置等を収容可能な空間
部Cを形成している。更に、アウタールーフ10Aにお
ける前面側の縦壁16の左右両側には、図6で示してい
るように作業灯を収納するための凹部21が形成されて
おり、また、左右両側部の底壁16後部には、図5で示
すようにエアコン装置に外気を取入れるための開口部2
2が形成されている。
【0016】また、ルーフ10の前端側は乗降ドア11
及び前支柱6より前方に突出されており、ルーフ10の
左右両側面の縦壁16下端部には樋部23が前端側から
中間支柱8に至るまで一体形成されている。この樋部2
3は前方に向けて開放状に形成されていると共に、前下
方に向けて傾斜状に形成されていて、ルーフ10上面側
を流れる雨水等が乗降ドア11の前方位置で排水される
ようになっている。
【0017】なお、装置溝18Aに嵌入されるシール材
20は、ゴム、合成ゴム等の弾性材よりなっていて該溝
18Aに嵌入したとき、多少突出していて上部枠9に圧
着したとき取付壁18と面一になるようにされ、また、
シール材20は装置溝18Aの全周に亘る一本物で構成
することもできるが溝長手方向の適所にて分断した複数
本で構成することが装着性の点で有利となる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によればシー
ル材の位置決めが正確にできるとともに、装着溝に嵌入
したシール材の早期劣化を防止して耐久性を向上でき
る。また、装着溝および庇によってアウタールーフ全体
の増強が併せて期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のA−A線矢示断面図である。
【図2】キャビンの側面図である。
【図3】キャビンフレームの斜視図である。
【図4】ルーフの平面図である。
【図5】ルーフの底面面図である。
【図6】ルーフの正面図である。
【図7】図4のB−B線矢示断面図である。
【図8】図4のC−C線矢示断面図である。
【図9】図4のD−D線矢示断面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
4 キャビン 5 キャビンフレーム 9 上部枠 10 ルーフ 10A アウタールーフ 10B インナールーフ 15 上壁 16 縦壁 18A 装着溝 20 シール材 A 庇

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン(4)の上部枠(9)上面にシ
    ール材(20)を介在させて取付け固定されるアウター
    ルーフ(10A)において、 上壁(15)と、この上壁(15)の外周全縁から下方
    に向けて延伸されている縦壁(16)と、この縦壁(1
    6)の下端全周から内方に向けて延伸された底壁(1
    7)と、を一体に形成しているとともに、前記底壁(1
    7)の内縁から上方に向けて前記シール材(20)の装
    着溝(18A)が略全周に亘って突出リブ(18B)と
    して形成され、前記縦壁(16)と底壁(17)とで前
    記装着溝(18A)に嵌入されるシール材(20)を全
    周に亘って覆う庇(A)を形成していることを特徴とす
    るキャビンのアウタールーフ。
  2. 【請求項2】 アウタールーフ(10A)の下方にはイ
    ンナールーフ(10B)と協働してエアコンディショナ
    装置等を収容する空間部(C)が形成されており、前記
    底壁(17)には外気を取り入れるための開口部(2
    2)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    キャビンのアウタールーフ。
  3. 【請求項3】 前記上壁(15)には多数のリブ(15
    A)が形成され、該上壁(15)、縦壁(16)および
    底壁(17)並びに装着溝(18A)を形成する突出リ
    ブ(18B)がFRP製で一体に成形されていることを
    特徴とする請求項1記載のキャビンのアウタールーフ。
JP27273794A 1994-11-07 1994-11-07 キャビンのアウタールーフ Pending JPH08133123A (ja)

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JP27273794A JPH08133123A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 キャビンのアウタールーフ

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Family Applications (1)

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JP (1) JPH08133123A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029421A (ja) * 2008-08-28 2009-02-12 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタにおけるリヤサイドパネルの開閉機構
US7815246B2 (en) 2006-10-10 2010-10-19 Kubota Corporation Sealing structure for cabin
CN104176079A (zh) * 2014-08-28 2014-12-03 南车四方车辆有限公司 轨道机车车体及轨道机车
JP2015189450A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 ヤンマー株式会社 作業車両
US10315709B2 (en) 2014-03-28 2019-06-11 Yanmar Co., Ltd. Working vehicle

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