JPH0720203Y2 - 車両用キャノピ - Google Patents

車両用キャノピ

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JPH0720203Y2
JPH0720203Y2 JP4265489U JP4265489U JPH0720203Y2 JP H0720203 Y2 JPH0720203 Y2 JP H0720203Y2 JP 4265489 U JP4265489 U JP 4265489U JP 4265489 U JP4265489 U JP 4265489U JP H0720203 Y2 JPH0720203 Y2 JP H0720203Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
roof
visor
vehicle
resin material
transparent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4265489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02132758U (ja
Inventor
光寿 新堰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用キャノピの改良に関する。
[従来の技術] 従来、車両用建設機械、産業車両、農業機械等には一般
に第13図に示すように、合成樹脂、帆布等からなるルー
フ1を鋼管等からなるルーフ支持枠2に固定し、支柱6
を用いて運転席上方に設置した車両用キャノピが用いら
れているが、特に、掘削積込み機等の車両系建設機械や
フォークリフト等においては、作業中に運転者が前上方
を確認しなければならないことが多いため、ルーフ1の
位置を高くし、ルーフの前方への張り出しを極力短くし
て前上方の視界を確保している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記構成の車両用キャノピにおいては、雨
天時に前方や後方から運転者に雨滴がかかりやすく、運
転者の作業環境を悪化させている。またルーフ位置を高
くすると支柱6の長さも長くなるため、支柱6に加わる
荷重条件が厳しくなるとともに、ルーフ上面に溜った雨
水を支柱内部等に設けた排水ホース7を通して排水でき
る構造としなければならない。
本考案は上記従来の問題点に着目し、前上方視界を確保
することができ、かつ運転者に雨滴のかかりにくい構造
の車両用キャノピを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案に係る車両用キャノピ
は、ルーフを運転席の上方と背面とを覆うほぼL字状の
構造物とし、ルーフの上方の前端に透明材料からなるバ
イザを、背面に透明材料からなる背面板をそれぞれ設
け、車体に固着したルーフ支持枠に前記ルーフを固定す
る構成とし、上記構成においてルーフを透明樹脂材料か
らなる一体成形品とし、ルーフ前端のバイザ部と背面の
窓部とを除く他の部分を塗装、印刷等により不透明とし
ている。またルーフを不透明樹脂材料からなる一体成形
品とし、ルーフの前端に透明樹脂材料からなるバイザ
を、背面に透明樹脂材料からなる窓板をそれぞれ取着し
ている。更にルーフの頂部には雨水を背面に流下させる
排水溝を設けてもよい。またバイザ後端にヒンジを設け
てバイザを開閉可能としたり、ルーフにバイザ引き込み
用ガイドを設けてバイザをルーフ内に引き込み可能とし
てもよい。
[作用] 上記構成によれば、ルーフを運転席の上方と背面とを覆
うほぼL字状の構造物とし、ルーフの前端に透明なバイ
ザを取着し、背面に窓を設けたので、バイザを通して前
上方の視界、窓を通して後方視界をそれぞれ確保するこ
とができる。またルーフの前方への張り出し量をバイザ
の長さだけ長くすることができるようになり、運転席の
背面はルーフで覆われるので、運転者に雨滴がかかりに
くくなる。
更に、ルーフの頂部に排水溝を設けることにより、ルー
フの前端と左右両側からの雨水の滴下量を減少させるこ
とができる。
バイザを開閉可能としたり、ルーフ内に引き込み可能と
した場合は、バイザを通さずに直接前上方を見ることも
できる。
[実施例] 以下に本考案に係る車両用キャノピの実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。
第1図、第2図において、ルーフ1は強化プラスチック
製の上板1aに窓枠1bをビスを用いて締着し、一体構造と
したもので、運転席の上方と背面とを覆うためほぼL字
状をしている。このルーフ1の内面の周縁には、第3図
に示す鋼管製のルーフ支持枠2が防振ゴムを介して締着
され、ルーフ支持枠2の下端に固着されたブラケット3
の下端は運転席後方で車体に固着されている。
上板1aの前端には透明で無色、またはまぶしさを防ぐた
めに透明で着色されたプラスチック製のバイザ4が固着
され、背面の窓枠1bには透明で無色、または透明で着色
されたプラスチック製窓板5が背面板としてはめ込まれ
ている。
バイザ4は第4図に示すHゴムまたは第5図に示すSゴ
ムを介して上板1aに接合され、あるいは第6図〜第8図
に示すようにビス、リベット等で上板1aに締着されてい
る。第6図、第7図においてバイザ4と上板1aとの合わ
せ面にシール材を挟み、雨水の侵入を防止するようにし
てもよい。また上板1aと窓枠1bとの接合には接着剤等を
用いてもよい。ルーフ1の窓枠と窓板とを透明な樹脂ま
たはガラスで一体に成形し、上板1aに接合してもよく、
上板1aと窓枠1bとを鋼板等からなる一体成形としてもよ
い。
本実施例における車両用キャノピは、従来のキャノピに
比べルーフの高さは低く、運転席前方への張り出し量は
バイザの長さだけ長くなっている。
第9図は請求項(2)記載の実施例で、ルーフ1はアク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を用
いた一体成形品で、ルーフ前端のバイザ部と背面の窓板
部を除く他の部分を塗装し、不透明にして太陽光を遮る
ようにしている。上記塗装の代わりに、印刷により不透
明部を形成してもよい。またバイザ部や窓板部に透明着
色フィルム等を貼着して、まぶしさを防ぐことができ
る。
ルーフ1を透明着色樹脂による一体成形とし、バイザ部
と窓板部を除く他の部分を不透明にしてもよい。
請求項(3)は第1図、第2図においてルーフ1を不透
明樹脂材料からなる一体成形品とし、ルーフ1の前端に
透明樹脂材料からなるバイザ4を、また背面に透明樹脂
材料からなる窓板5をそれぞれ取着したものである。
第10図は請求項(4)記載の実施例で、ルーフ1の上板
1aに雨水を背面に流下させる前後方向の排水溝1cを設
け、ルーフの前端と左右両側からの雨水の滴下量を減少
させるようにしている。排水溝の寸法および設置位置、
個数は適宜定めることができる。この排水溝を設けるこ
とにより上板の強度が増大し、従来ルーフに接続してい
た排水ホースは不要となる。
ルーフの背面を流れた雨水は運転席後方に落下するが、
運転者はルーフと運転席の背当てとによって背面を覆わ
れているため、はね返った水滴で濡れるおそれはない。
一体に成形されたルーフにあっては、ルーフの頂部に前
記排水溝を設けることができる。
第11図は請求項(5)記載の実施例で、バイザの後端と
ルーフとをヒンジで連結し、必要に応じてバイザを上方
に開いて固定し、バイザを通さずに直接前上方を見るこ
とができるようになっている。
第12図は請求項(6)記載の実施例で、ルーフの下面に
バイザを引き込むためのガイドを設け、必要に応じてバ
イザをルーフ側に引き込んで固定し、バイザを通さずに
直接前上方を見ることができるようになっている。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、ルーフを運転席の
上方と背面とを覆うほぼL字状の構造物とし、ルーフの
前端に透明なバイザを取着し、背面に窓を設けたので、
バイザを通して前上方の視界、窓を通して後方視界をそ
れぞれ確保することができる。またルーフの前方への張
り出し量をバイザの長さだけ長くすることができるよう
になり、運転席の背面はルーフで覆われているので、運
転者に雨滴がかかりにくくなり、作業環境を著しく向上
させることができ、キャノピの外観も良くなる。
更に、ルーフの頂部に排水溝を設けることにより、ルー
フの前端と左右両側からの雨水の滴下量を減少させるこ
とができるので、雨天時の作業がしやすくなり、バイ
ザ、窓を透明着色とした場合は運転者のまぶしさが減少
し、晴天時の作業が従来よりもしやすくなる。
またルーフの高さを従来より低くすることができるの
で、車両のトラック輸送時の高さが低くなって輸送がし
やすくなるとともに、たとえば造園作業、果樹園におけ
る作業等樹木の多い場所における作業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る請求項(1)記載の車両用キャノ
ピの側面図、第2図は同じくルーフの斜視図、第3図は
ルーフ支持枠の斜視図、第4図〜第8図はルーフとバイ
ザの接合方法を示す部分断面図、第9図は請求項(2)
記載のルーフの斜視図、第10図は請求項(4)記載の排
水溝付きルーフの斜視図、第11図は請求項(5)記載の
ヒンジ付きバイザを設けたルーフの部分斜視図、第12図
は請求項(6)記載のバイザをルーフ下面に引き込めた
状態を示すルーフの部分斜視図、第13図は従来の車両用
キャノピの側面図である。 1……ルーフ 1c……排水溝 2……ルーフ支持枠 4……バイザ 5……窓板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフ1を運転席の上方と背面とを覆うほ
    ぼL字状の構造物とし、ルーフ1の上方の前端に透明材
    料からなるバイザ4を、背面に透明材料からなる背面板
    をそれぞれ設け、車体に固着したルーフ支持枠2に前記
    ルーフ1を固定したことを特徴とする車両用キャノピ。
  2. 【請求項2】ルーフ1を透明樹脂材料からなる一体成形
    品とし、ルーフ1の前端のバイザ部と背面の窓部とを除
    く他の部分を塗装、印刷等により不透明とした請求項
    (1)記載の車両用キャノピ。
  3. 【請求項3】ルーフ1を不透明樹脂材料からなる一体成
    形品とし、ルーフ1の前端に透明樹脂材料からなるバイ
    ザ4を、背面に透明樹脂材料からなる窓板5をそれぞれ
    取着した請求項(1)記載の車両用キャノピ。
  4. 【請求項4】ルーフ1の頂部に雨水を背面に流下させる
    排水溝1cを設けたことを特徴とする請求項(1)、請求
    項(2)または請求項(3)記載の車両用キャノピ。
  5. 【請求項5】バイザ4後端にヒンジを設け、バイザ4を
    開閉可能とした請求項(4)記載の車両用キャノピ。
  6. 【請求項6】ルーフ1にバイザ引き込み用ガイドを設
    け、バイザ4をルーフ1内に引き込み可能とした請求項
    (4)記載の車両用キャノピ。
JP4265489U 1989-04-12 1989-04-12 車両用キャノピ Expired - Lifetime JPH0720203Y2 (ja)

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JPH02132758U JPH02132758U (ja) 1990-11-05
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JP4872980B2 (ja) * 2008-07-29 2012-02-08 井関農機株式会社 田植機
JP7141990B2 (ja) * 2019-09-25 2022-09-26 日立建機株式会社 油圧ショベル

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