JPH06254Y2 - ウイング式バン型車 - Google Patents

ウイング式バン型車

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JPH06254Y2
JPH06254Y2 JP1988006367U JP636788U JPH06254Y2 JP H06254 Y2 JPH06254 Y2 JP H06254Y2 JP 1988006367 U JP1988006367 U JP 1988006367U JP 636788 U JP636788 U JP 636788U JP H06254 Y2 JPH06254 Y2 JP H06254Y2
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JP
Japan
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wing
panel
center beam
seal
type vehicle
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JP1988006367U
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JPH01111020U (ja
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実 堀口
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ウイング式バン型車に関する。すなわちボデ
ィのセンタービームに左右のウイングパネルが枢着さ
れ、ボディの側面から屋根まで開閉でき、荷物等の積み
込み荷卸しが容易なウイング式バン型車において、回動
される左右のウイングパネル間をシールするシール部に
関するものである。
「従来の技術」 第2図は、従来例に係るウイング式バン型車の要部たる
シール部等の縦断面図である。なおこの第2図は、後述
の第3図において想像線にて矢視した部分の断面図に相
当する。
ウイング式バン型車では、ボディの頂部中央に長手方向
に沿って設けられたセンタービーム1に、左右両側から
ウイングパネル2の側端部が、ヒンジ部3により枢着さ
れている。
そして従来のシール部4は、キャンバスや塩化ビニール
材よりなるルーフシート5の両側端部を、左右のウイン
グパネル2の側端部上に、リベット6やボルト等で取り
付け固定してなっていた。又このように長手方向に沿っ
て介装されたルーフシート5の両側端とウイングパネル
2の側端部付近は、粘状のシーリング剤7により、隙間
なく埋められ覆われていた。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、このような従来のウイング式バン型車のシー
ル部4にあっては、次の問題が指摘されていた。
まず第1に、回動される左右のウイングパネル2間のシ
ールが不確実となることであった。
すなわち第2図中想像線にて示すごとく、ウイングパネ
ル2の回動に伴い、まずルーフシート5は固定するリベ
ット6間で大きくわん曲動されるのでその損傷摩耗がひ
どく、又シーリング剤7の損傷剥がれも発生し、もって
シールが不確実となり勝ちであった。そしてこれらに起
因して、外部からボディ内への水洩れ、ほこりの侵入等
が指摘され、問題となっていた。
第2に、構造が複雑で取付作業に工数がかかっていた。
すなわち、リベット6やボルト等によるルーフシート5
の取り付け固定、シーリング剤7によるシール、その他
の取付作業に手間と時間を要し問題となっていた。
第3に、外観面にも問題があった。すなわち、リベット
6、ボルト、シーリング剤7等が、外部に露出し、もっ
て美観を害するという指摘もあった。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点
を解決すべくなされたものであって、頂部がウイングパ
ネルにその弾性により圧接されるとともに基部がセンタ
ービームに固定されたシール部を用いてなることによ
り、シールが確実化され又取付作業も簡略化されかつ外
観も向上する、ウイング式バン型を提案することを目的
とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおり
である。
このウイング式バン型車は、ボディの頂部中央に長手方
向に沿って設けられたセンタービームに、左右両側から
ウイングパネルの側端部が、ヒンジ部により枢着されて
なっている。
そして頂部と基部との両者間に柱部を備え、上記ボディ
の長手方向に沿って介装された、上記ウイングパネル回
動用のシール部を有している。
ここで該シール部の少なくとも頂部は、弾性体よりな
り、左右の上記ウイングパネルの側端部の上面に左右の
延出端がそれぞれ圧接されている。
又該基部は、上記センタービームに取り付け固定されて
いる。
「作用」 本考案に係るウイング式バン型車は、このような手段よ
りなるので、次のごとく作用する。
ウイング式バン型車にあっては、センタービームに枢着
されたウイングパネルを回動させることにより、側面か
ら屋根までの開閉が行われ、荷物等の積み荷卸しが行わ
れる。
ここでシール部は、その基部がセンタービームに対し固
定されている反面、弾性体よりなるその頂部はウイング
パネルに対し圧接されている。すなわち、リベット等を
用いて固定することなく、単に圧接によりシールが行わ
れている。
そこで第1に、ウイングパネルが回動しても、シール部
はその頂部の延出端が自身の弾性によりわん曲されるだ
けであり、しかもそのわん曲は、延出端が自身の弾性に
よりウイングパネルに対し自由に摺動することにより行
われる。従ってウイングパネルの回動によるシール部の
損傷摩耗は著しく軽減され、もって該部分のシールも確
実化されることになる。
第2に、上述のごとく圧接によりシールが行われている
ので、その構造も簡単であり、もってシール部の取付作
業も著しく簡略化される。
第3に、露出するリベット、ボルト、シーリング剤等は
用いられおらず、美観も向上する。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
まずその構成について、ウイング式バン型車の概要、シ
ール部の順に説明する。
ウイング式バン型車の概要は次のとおりである。
第3図は、ウイング式バン型車の全体斜視図である。第
4図は、そのウイングパネル2を開いた状態における、
同背面図である。
ウイング式バン型車の車台8上には、略ロ字状の枠体た
るフロントフレーム9とバックフレーム10とが立設さ
れ、フロントフレーム9には前面パネル(図示せず)が
固設され、バックフレーム10はリヤドア11が取り付
けられている。フロントフレーム9とバックフレーム1
0間には、頂部中央に長手方向に沿ってセンタービーム
1が架設されている。
このセンタービーム1は、例えば断面凹状の長フレーム
体よりなり、左右両側からウイングパネル2の側面部が
枢着されていいる。この枢着は、後述の第1図等に示す
ごとく両者間にヒンジ部3を介在させることにより行わ
れている。
ウイングパネル2は、左右対称形をなし、このようにセ
ンタービーム1に枢着されるルーフパネル12と、この
ルーフパネル12から直角に内方に折曲形成された側面
パネル13とからなっている。そして車台8の両側から
は各々側面下パネル14が開閉可能に立設され、この側
面下パネル14が閉鎖状態にあるウイングパネル2の側
面パネル13と当接し、もって密閉された貨物質が形成
されるようになっている。
なお、ウイングパネル2、側面下パネル14等のパネル
は、1枚板により形成してもよいが、中空部を存し板を
積層して形成してもよく、その他各種の板による形成方
式が考えられる。
ウイング式バン型車は、概要このようになっている。
次にシール部等について述べる。
第1図は、本考案に係るウイング式バン型車の実施例を
示し、その要部たるシール部等の縦断面図である。なお
この第1図は、前述の第3図において想像線にて矢視し
た部分の断面図に相当する。
シール部15は、頂部16と基部17との両者間に柱部
18を備え、貨物室の長手方向に沿ってセンタービーム
1に枢着されたウイングパネル2間の間隙付近に介装さ
れている。図示のシール部15は、防水性と弾性とを備
えた材質よりなり、断面エ字状の略レール形状に一体成
形された型物ラバーよりなっている。
そして頂部16は、左右の上記ウイングパネル2の側端
部の上面に、その左右の延出端16がそれぞれ圧接さ
れている。
すなわち、頂部16の左右縁に延出形成された延出端1
の下面は、左右のウイングパネル2のルーフパネル
12を形成する表面板12の側面部の上面に、圧接さ
れている。そしてこの圧接は、自身の弾性に基づき、両
者を密接状態とするとともに両者を摺接状態に保ってい
る。
このようにして、左右のウイングパネル2のルーフパネ
ル12の表面板12の側端部間の間隙は、シール部1
5の頂部16により覆われシールされている。
又シール部15の基部17は、前記センタービーム1上
にリベット(図示せず)等により取り付け固定されてい
る。
なお図示例にあっては、ヒンジ部3は、センタービーム
1とルーフパネル12の表面板12の下面に固設され
た側縁フレーム12との間に、介装されている。
シール部15等は、このようになっている。
本考案に係るウイング式バン型車は、以上説明したごと
くなっている。
次にその動作等について説明する。
ウイング式バン型車にあっては、センタービーム1に枢
着された左右のウイングパネル2の双方が、油圧シリン
ダ等を用いて回動される。
そして第3図の状態から第4図の状態に、すなわち第1
図中実線の状態から想像線にて示した状態に、貨物室の
側面から屋根までの開閉が行われ、荷物等の積み荷卸し
が行われる。
さてここにおいて、シール部15は、その基部17がセ
ンタービーム1に対し固定されている反面、防水性と弾
性とを備えた材質よりなるその頂部16はウイングパネ
ル2に対し圧接されている。
すなわち、シール部15の頂部16の延出端16は、
ルーフパネル12の表面板12の側端部の上面に対
し、リベット等を用いて固定されることなく、単に圧接
されることによりシールが行われている。
そこで次に第1、第2、第3のごとくなる。
まず第1に、ウイングパネル2が回動しても、シール部
15はその頂部16の延出端16が自身の弾性により
わん曲されるだけであり、しかもそのわん曲は、延出端
16が自身の弾性によりルーフパネル12の表面板1
の上面に対し自由に摺動することにより行われる。
従ってウイングパネル2の回動によるシール部15の損
傷摩耗は著しく軽減され、又剥がれ等もない。そこで回
動される左右のウイングパネル2の側端部間のシール
も、確実化されることになる。
第2に、上述のごとく圧接によりシールが行われている
ので、その構造も簡単である。
すなわちシール部15は、その基部17をセンタービー
ム1上に取り付け固定するとともに、その頂部16の延
出端16をウイングパネル2のルーフパネル12の表
面板12の上面に圧接せしめるだけで、その取付作業
が行われ、もって取付作業は著しく簡略化されるに至
る。
第3に、外部に露出するリベット、ボルト、シーリング
剤等は用いられておらず、シール部15は外部からは頂
部16が見えるだけであり、その美観も著しく向上す
る。
以上が動作等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係るウイング式バン型車は、以上説明したご
く、頂部がウイングパネルにその弾性により圧接される
とともに基部がセンタービームに固定されたシール部を
用いてなるので、次のごとくなる。すなわち第1に該部
分のシールが確実化されるので、外部からボディ内への
水洩れ、ほこりの侵入等が防止され、又第2にその取付
作業も簡略化され、手間と時間が著しく省け、かつ第3
に外観も向上し、この種従来例に存した問題点が一掃さ
れる等、その発揮する効果は、顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るウイング式バン型車の実施例を
示し、要部たるシール部等の縦断面図である。 第2図は、従来例に係るウイング式バン型車の要部たる
シール部等の縦断面図である。 第3図は、ウイング式バン型車の全体斜視図である。第
4図は、ウイングパネルを開いた状態における、同背面
図である。 1…センタービーム 2…ウイングパネル 3…ヒンジ部 15…シール部 16…頂部 161…延出端 17…基部 18…柱部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディの頂部中央に長手方向に沿って設け
    られたセンタービームに、左右両側からウイングパネル
    の側端部が、ヒンジ部により枢着されてなるウイング式
    バン型車において、 頂部と基部との両者間に柱部を備え、上記ボディの長手
    方向に沿って介装された、上記ウイングパネル回動用の
    シール部を有してなり、 該シール部は、少なくとも頂部が弾性体よりなり、左右
    の上記ウイングパネルの側端部の上面に左右の延出端が
    それぞれ圧接され、 該基部は、上記センタービームに取り付け固定されてい
    ること、 を特徴とするウイング式バン型車。
JP1988006367U 1988-01-20 1988-01-20 ウイング式バン型車 Expired - Lifetime JPH06254Y2 (ja)

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JP1988006367U JPH06254Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ウイング式バン型車

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JP1988006367U JPH06254Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ウイング式バン型車

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JPH01111020U JPH01111020U (ja) 1989-07-26
JPH06254Y2 true JPH06254Y2 (ja) 1994-01-05

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JP1988006367U Expired - Lifetime JPH06254Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ウイング式バン型車

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CN115627348B (zh) * 2022-12-22 2023-04-28 秦皇岛兰荣科技有限公司 一种烧结机动态密封系统

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