JPH061848Y2 - ウイング式バン型車のウイング壁の取付構造 - Google Patents

ウイング式バン型車のウイング壁の取付構造

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JPH061848Y2
JPH061848Y2 JP19246087U JP19246087U JPH061848Y2 JP H061848 Y2 JPH061848 Y2 JP H061848Y2 JP 19246087 U JP19246087 U JP 19246087U JP 19246087 U JP19246087 U JP 19246087U JP H061848 Y2 JPH061848 Y2 JP H061848Y2
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修一 猪野
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ウイング式バン型車のウイング壁の取付構造
に関する。すなわち、センタービームに左右のウイング
壁におけるサイドフレームが枢着され、側面から屋根ま
で開閉でき荷物等の積み込み,荷卸しが容易なウイング
式バン型車におけるウイング壁の取付構造に関するもの
である。
「従来の技術」 第6図,第7図,第8図は、それぞれ従来例に係るウイ
ング壁の取付構造を示す、要部の縦断面図である。なお
これらの図面は、後述の第3図において想像線にて矢視
した部分の断面図に相当する。
図に示す如く、ウイング壁たるウイングパネル1を、ヒ
ンジ部3を介してセンタービーム2に枢着するためのウ
イングパネル1のサイドフレームは、従来は以下の如く
なっていた。
すなわち第6図に示したサイドフレーム4は、鉄製よ
りなり、かつ下面がオープンに解放されていた。
又第7図に示したサイドフレーム4は、薄い板厚のア
ルミ製よりなり、一側面がオープンに解放され、かつ補
強材5が設けられていた。
第8図に示したサイドフレーム4は、厚い板厚のアル
ミ製よりなっていた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来のウイング壁たるウイングパ
ネル1の取付構造にあっては、次の問題が指摘されてい
た。
すなわち第6図の従来例にあっては、鉄製のサイドフレ
ーム4が用いられているため、重量が重く、もってバ
ン型車の荷物等の積載量がその分減少することになると
いう問題があった。
又第7図の従来例にあっては、薄い板厚のアルミ製より
なりしかも一側面がオープンに解放されたサイドフレー
ム4が用いられているため、補強材5を設けてもなお
剛性が低く、強度面に強い不安が指摘されていた。
第8図の従来例にあっては、厚い板厚のアルミ製のサイ
ドフレーム4が用いられているため、上述に準じ、一
方では重量,積載量の問題が指摘されるとともに、他方
では剛性,強度面の不安定も指摘されていた。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本考案は、このような実状に鑑み、上記従来例の問題点
を解決すべくなされたものであって、アルミ薄板製で角
筒状のサイドフレームと所定の補強材とを用いてなるこ
とにより、軽量化が図れるとともに、剛性も高く強度面
に優れてなる、ウイング式バン型車のウイング壁の取付
構造を提案することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおり
である。
このウイング壁の取付構造は、頂部中央に長手方向に沿
って設けられたセンタービームに、左右両側からウイン
グ壁におけるサイドフレームが、ヒンジ部を介して枢着
されてなるウイング式バン型車におけるウイング壁の取
付構造に関するものである。
そして上記サイドフレームは、アルミ薄板製で全体が角
筒状をなし、頂壁が上記ウイング壁の表面板に、一側壁
に突出形成されたリブが上記ウイング壁のサポートフレ
ームの下面に、他側壁が上記ヒンジ部に、それぞれ取り
付けられている。
又該サイドフレーム内には補強材が配され、該補強材の
一端部が該サイドフレームの他側壁に、他端部が該サイ
ドフレームの底壁に、それぞれ取り付けられている。
「作用」 本考案に係るウイング壁の取付構造は、このような手段
よりなるので、次のごとく作用する。
このウイング式バン型車にあっては、センタービームに
ヒンジ部により枢着されたウイング壁を回動させること
により、側面から屋根までの開閉が行われ、荷物等の積
み込み、荷卸しが行われる。
そしてこのウイング壁のヒンジ部に対する取り付けは、
次のサイドフレーム等を用いて行われている。
まず第1に、サイドフレームはアルミ薄板製よりなって
いる。そこでその重量は著しく軽量化されることにな
る。
第2に、サイドフレームは角筒状をなし、又所定の補強
材も用いられている。
すなわちサイドフレームは、その頂壁と一側壁のリブで
ウイング壁の表面板とサポートフレームに、他側壁でヒ
ンジ部に取り付けられている。又補強材がサイドフレー
ムの他側壁と底壁間に取り付けられ、極部的も十分補強
されている。そこでその剛性は高く強度面にも優れてい
る。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
まずその構成について、ウイング式バン型車の概要、ウ
イング壁の取付構造の順に説明する。
ウイング式バン型車の概要は次のとおり。
第3図は、ウイング式バン型車の全体斜視図である。第
4図は、ウイング壁たるウイングパネル1を開いた状態
におけるその要部の斜視図である。第5図は同要部の分
解斜視図である。
車台6上には、略ロ字状の枠体たるフロントフレーム7
とバックフレーム8とが立設され、フロントフレーム7
には前面パネル(図示せず)が固設され、バックフレー
ム8にはリヤドア9が取り付けられている。フロントフ
レーム7とバックフレーム8間には、頂部中央に長手方
向に沿ってセンタービーム2が架設されている。
このセンタービーム2は、例えば長角筒形をなし、左右
両側からウイング壁たるウイングパネル1の側端が枢着
されている。この枢着は、両者間にヒンジ部3を介在さ
せることにより行われている。
ウイング壁たるウイングパネル1は、左右対称形をな
し、このようにセンタービーム2に枢着されるルーフパ
ネル10と、ルーフパネル10から直角に内方に折曲形
成された側面パネル11とからなっている。そして車台
6の両側からは各々側面下パネル12が立設され、この
側面下パネル12が閉鎖状態にあるウイングパネル1の
側面パネル11と当接し、もって密閉された貨物室が形
成されるようになっている。
そして左右のウイングパネル1のルーフパネル10間を
センタービーム2上を開始ルーフシート13が覆ってい
る。このルーフシート13は防水性と柔軟性とを備えた
細長いシート体からなっている。
ウイング式バン型車は、概略このようになっている。
次にウイング壁の取付構造について述べる。
第1図は、本考案に係るウイング式バン型車のウイング
壁の取付構造の実施例を示す、要部の縦断面図である。
なおこの第1図は、前述の第3図において想像線にて矢
視した部分の断面図に相当する。
又第2図は、その各構成部材の斜視図であり、(1)図は
センタービーム2を、(2)図はヒンジ部3を、(3)図はサ
イドフレームの上メンバーを、(4)図は補強材を、(5)図
はサイドフレームの下メンバーを、それぞれ示してい
る。
このウイング壁たるウイングパネル1は、その側縁枠た
るサイドフレーム14を用いてヒンジ部3に取り付けら
れている。
サイドフレーム14は、アルミ薄板製で全体が角筒状を
なし、断面がボックス形の密閉構造よりなり、図示例に
あっては所定形状に折曲形成された、上メンバー15と
下メンバー16とが、一体的に組み付けられてなってい
る。
そしてこのサイドフレーム14の上メンバー15の頂壁
17が、ウイングパネル1の表面板18に、上メンバー
15と下メンバー16の各一側壁19に突出形成された
リブ20が、ウイングパネル1の幅方向に沿って設けら
れた断面略U字形状のサポートフレーム21の下端面に
添着されたウイングパネル1の裏面板18′の下面に、
上メンバー15の他側壁22が、ヒンジ部3の板部に、
それぞれ取り付けられている。
なおヒンジ部3への取り付け固定は、ボルト23等によ
り行われている。又ウイングパネル1への取り付け固定
にも、ボルト,リベット等(図示せず)が用いられてい
る。そして上メンバー15の他側壁22に下メンバー1
6の底壁24が直角に当接され、上メンバー15のリブ
20と下メンバー16のリブ20とは重合されている。
又このサイドフレーム14内には、断面が略L字形の補
強材25が配されている。この補強材25は例えば鉄製
のスティフナよりなっている。
そして補強材25の一端部26がサイドフレーム14の
上メンバー15の他側壁22に、他端部27がサイドフ
レーム14の下メンバー16の底壁24に、それぞれ取
り付け固定されている。そして図示例では補強材25の
一端部26は、前記ボルト23等により、サイドフレー
ム14の他側壁22とともに、ヒンジ部3に取り付け固
定されている。又補強材25の他端部27は、ボルト2
8等により、サイドフレーム14の底壁24に取り付け
固定されている。
ウイング壁たるウイングパネル1の取付構造は、このよ
うになっている。なお、ウイング壁たるウイングパネル
1の構成は実施例に限定されるものではなく、例えば、
1枚の外板よりなる構成であってもよく、係る構成の場
合にあっては、サポートフレーム21の下面にリブ20
を直接取り付けるようにすればよい。
本考案に係るウイング式バン型車のウイング壁の取付構
造は、以上説明したごとくなっている。
次にその作動等について説明する。
このウイング式バン型車にあっては、センタービーム2
にヒンジ部3により枢着された左右のウイング壁たるウ
イングパネル1の一方又は双方が、油圧シリンダ等を用
いて回動される。そして第3図の状態から第4図の状態
に、側面から屋根まで開閉され、中の貨物室に対する荷
物等の積み込み,荷卸しが行われる。
そしてこのウイングパネル1のヒンジ部3に対する取り
付けは、次のサイドフレーム14等を用いて行われてい
る。
まず第1に、このサイドフレーム14は、アルミ製でか
つ板厚の薄い薄板製よりなっている。そこでこの取付構
造は、重量が著しく軽量化されることになる。
第2図に、このサイドフレーム14は、角筒状をなし断
面がボックス形の密閉構造よりなり、又所定の補強材2
5も用いられている。
すなわちサイドフレーム14は、その頂壁17と一側壁
19のリブ20で、ウイングパネル1の表面板18と下
部のサポートフレーム21の下端面に添着されたウイン
グパネル1の裏面板18′の下面に、その他側壁22
で、ヒンジ部3の板部に、それぞれ取り付けられてい
る。
又略L字形の補強材25の一端部26と他端部27が、
サイドフレーム14の他側壁22と底壁24間に、それ
ぞれ取り付けられ、もってヒンジ部3側は特に極部的に
十分補強されている。
そこでこの取付構造は、剛性が高く強度面にも優れてい
ることになる。
以上作動等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係るウイング式バン型車のウイング壁の取付構
造は、以上説明したごとく、アルミ薄板製のサイドフレ
ームと所定の補強材とを用いてなることにより、軽量化
が図れもってバン型車の荷物等の積載量がその分増加す
るとともに、剛性も高く強度面に優れてなり、この種従
来例に存した問題点が一掃される等、その発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るウイング式バン型車のウイング
壁の取付構造の実施例を示す、要部の縦断面図である。 第2図は、その各構成部材の斜視図であり、(1)図はセ
ンタービームを、(2)図はヒンジ部を、(3)図はサイドフ
レームの上メンバーを、(4)図は補強材を、(5)図はサイ
ドフレームの下メンバーを、それぞれ示している。 第3図は、ウイング式バン型車の全体斜視図である。第
4図は、ウイング壁を開いた状態におけるその要部の斜
視図である。第5図はセンタービームとウイング壁の要
部の分解斜視図である。 第6図,第7図,第8図は、それぞれ従来例に係るウイ
ング壁の取付構造を示す、要部の縦断面図である。そし
て第6図は鉄製のサイドフレームを用いた場合を、第7
図はアルミ薄板製のサイドフレームを用いた場合を、第
8図はアルミ厚板製のサイドフレームを用いた場合を、
それぞれ示している。 1…ウイングパネル(ウイング壁) 2…センタービーム 3…ヒンジ部 14…サイドフレーム 17…頂壁 18…表面板 19…一側壁 20…リブ 21…サポートフレーム 22…他側壁 24…底壁 25…補強材 26…一端部 27…他端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部中央に長手方向に沿って設けられたセ
    ンタービームに、左右両側からウイング壁におけるサイ
    ドフレームが、ヒンジ部を介して枢着されてなるウイン
    グ式バン型車におけるウイング壁の取付構造であって、 上記サイドフレームは、アルミ薄板製で全体が角筒状を
    なし、頂壁が上記ウイング壁の表面板に、一側壁に突出
    形成されたリブが上記ウイング壁のサポートフレームの
    下面に、他側壁が上記ヒンジ部に、それぞれ取り付けら
    れてなり、 該サイドフレーム内には補強材が配され、該補強材の一
    端部が該サイドフレームの他側壁に、他側部が該サイド
    フレームの底壁に、それぞれ取り付けられていること、 を特徴とするウイング式バン型車のウイング壁の取付構
    造。
JP19246087U 1987-12-18 1987-12-18 ウイング式バン型車のウイング壁の取付構造 Expired - Lifetime JPH061848Y2 (ja)

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JPH0196328U JPH0196328U (ja) 1989-06-27
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JP2526609Y2 (ja) * 1989-11-06 1997-02-19 昭和アルミニウム株式会社 ウイング車
JP6355189B2 (ja) * 2014-03-18 2018-07-11 東邦車輛株式会社 ウイングルーフの取付方法

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