JPS6318536Y2 - - Google Patents

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JPS6318536Y2
JPS6318536Y2 JP5164780U JP5164780U JPS6318536Y2 JP S6318536 Y2 JPS6318536 Y2 JP S6318536Y2 JP 5164780 U JP5164780 U JP 5164780U JP 5164780 U JP5164780 U JP 5164780U JP S6318536 Y2 JPS6318536 Y2 JP S6318536Y2
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JP
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flange
edge
boundary
flanges
panel
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JP5164780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体構造、特にフロントピラ
ー上部の車体構造の改良に関する。
先ず、従来構造を第1図〜第3図に従つて説明
する。
車体の前部窓用開口2と側部ドア用開口4との
境界を定めると共にルーフパネル6を支持するフ
ロントピラー8はインナパネル10、第1アウタ
パネル12および第2アウタパネル14から成つ
ている。インナパネル10および第1アウタパネ
ル12はその両側縁に、夫々第1フランジ10
b,第2フランジ10aおよびフランジ12a,
12bが形成され、同フランジ10aと12a,
10bと12bは夫々互いに結合され、同インナ
パネル10および第1アウタパネル12により閉
断面が形成されている。第2アウタパネル14は
その一側縁にチヤンネル14aが、他側縁にはフ
ランジ14bが形成され、同フランジ14bはフ
ランジ12bに結合されると共に、チヤンネル1
4aの近傍部を第1アウタパネル12に結合さ
れ、同第1アウタパネル12および第2アウタパ
ネル14により閉断面が形成されている。また、
同第2アウタパネル14の上端部にはルーフパネ
ル6が結合されている。ルーフパネル6の側縁部
に配設されるルーフレールメンバ16はインナパ
ネル18とアウタパネル20とから成つている。
同インナパネル18の下縁には車巾外方向に延び
ると共にアウタパネル20に形成されたフランジ
20aに結合されるフランジ18aが形成されて
いる。このように、同両パネル18および20の
フランジ18aおよび20aを下方に延びること
なくほぼ水平に延びるように構成することによつ
て側部ドア用開口2の開口高さを大きく設定でき
る。アウタパネル20の上縁部は、ルーフパネル
6の側縁に形成されたフランジ6aに結合される
と共に同ルーフパネル6と協働してチヤンネル2
2が形成されている。また、フロントピラー8の
インナパネル10の上端部には、前部窓用開口2
の上縁部に配設される図示しないヘツダメンバの
端部に結合される第1突出部24が該上縁部に沿
うように突出し、またルーフレールメンバ16の
インナパネル18の端部に結合される第2突出部
26が側部ドア用開口2の上縁部に沿うように突
出している。同インナパネル10の突出部26の
車巾方向外側縁部には、ルーフレールメンバ16
のアウタパネル20のフランジ20aに重合する
第3フランジ26aが形成されている。
そして、インナパネル10の第2突出部26に
おける第3フランジ26aが車巾外方向へ延びて
いるのに対して第2フランジ10aがほぼ車体後
方向へ延びており、単純に両者をプレス成型した
のでは同両者の境界部分の材料の伸びが大きくな
り過ぎて割れが生じてしまう不具合があり、その
ため、両者の境界部分に切欠き28を形成し、同
切欠き28で該両者の方向の相違を吸収するよう
に構成されていた。
ところが、このような構成によると、インナパ
ネル10において切欠き28にはその底部にRが
設けられてはいるものの、どうしても同切欠き2
8に応力が集中して強度的に不利であり、同イン
ナパネル10の板厚を切欠き28以外の部分に作
用する応力を考慮して設定すると同切欠き28に
割れが生じてしまうので、結局は同インナパネル
10の板厚を余り小さく設定できず、車体の重量
増加およびコスト増加等の不具合があつた。
本考案は上記に鑑み創案されたもので、前部窓
用開口と側部ドア用開口との境界を定めると共に
インナメンバとアウタメンバとを有しかつルーフ
パネルを支持するフロントピラーと、上記ルーフ
パネルの側縁部に配設され上記ドア用開口の上縁
を定めるルーフレールメンバとを具備し、上記フ
ロントピラーのインナメンバの両側縁部には夫々
上記アウタメンバの両側縁部に結合される第1お
よび第2フランジが形成され、上記第1フランジ
は上記前部窓用開口の側縁を定め、上記第2フラ
ンジは上記側部ドア用開口の側縁を定めると共に
ほぼ車体後方に向つて延び、更に上記インナメン
バの上端部には上記ドア用開口の上縁部に沿うよ
うに突出すると共に上記ルーフレールメンバに結
合され且つ上記第2フランジと略直角な方向に延
長して自身の車巾方向外側縁部に車巾外方向に延
びる第3フランジが形成された突出部を有するも
のにおいて、上記インナメンバの第2フランジと
第3フランジとの境界部分で同両フランジの少な
くとも一方のフランジにその巾が他方のフランジ
に近づくにつれて減少する漸減部が形成されると
共に同漸減部における上記一方のフランジの端縁
と上記他方のフランジとが互いに連続して形成さ
れたことを特徴とする自動車の車体構造を要旨と
するものである。
本考案によれば、上記インナメンバにおける第
2フランジと第3フランジとの境界部分で同両フ
ランジの少なくとも一方のフランジに漸減部が形
成され、同漸減部における上記一方のフランジの
端縁と他方のフランジとが互いに連続して形成さ
れているので、該境界部分においてプレス成形時
の材料の伸びを余り大きくすることなく両フラン
ジを互いに連続して形成することができる。した
がつて、同両フランジの境界部分にプレス成形に
よる割れが生じることが防止され、しかも両者が
互いに連続して形成されているので、該境界部分
に生じる応力集中が第2図に示される従来構造に
おける切欠き28に生じる応力集中よりも格段に
低減され、結局は上記インナメンバの板厚を小さ
く設定できるので、車体の重量軽減およびコスト
低減等の効果を奏する。
以下、本考案の一実施例を第4図および第5図
にしたがつて詳細に説明する。なお、図中第1図
〜第3図に示される従来のものと実質的に同一な
部分には上記で用いたのと同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
本実施例において、第1図〜第3図に示される
従来構造のものと異なる部分は、フロントピラー
8のインナパネル10における第2フランジ10
aと第3フランジ26aとの境界部分のみであ
る。同境界部分の構造は、特に第5図に明らなよ
うに、第2フランジ10aにはその巾W1が第3
フランジ26aに近づくにつれて減少する漸減部
30が形成され、更に同漸減部30における端縁
30aと第3フランジ26aとが互いに連続して
形成されている。また、同第3フランジ26aに
おける漸減部30に対応する部分にはやはり第2
フランジ10aに近づくにつれてその巾W2が減
少する漸減部32が形成されている。
上記構成によれば、インナパネル10の第2フ
ランジ10aと第3フランジ26aとの境界部分
においてプレス成形時の材料の伸びを余り大きく
することなく、第2、第3両フランジ10aと2
6aとを互いに連続して形成することができる。
したがつて、第2、第3両フランジ10aと26
aとの境界部分にプレス成形による割れが生じる
ことが防止され、しかも両者が互いに連続して形
成されているので、該境界部分に生じる応力集中
が第2図に示される従来構造における切欠き28
に生じる応力集中よりも格段に低減され、結局は
インナパネル10の板厚を小さく設定できるの
で、単体の重量軽減およびコスト低減等の効果を
奏することができる。
また、本実施例においては、第3フランジ26
aに第2フランジ10aの漸減部30に対応する
部分に漸減部32が形成されているので、第2フ
ランジ10aと第3フランジ26aの境界部分の
プレス成形時における材料の伸びをより一層小さ
くすることができる。
なお、本実施例においては、第2フランジ10
aの漸減部30における端縁32と第3フランジ
26aとが互いに連続して形成されているが、逆
に第3フランジ26aにその巾が第2フランジ1
0aに近づくにつれて減少する漸減部を形成し、
同漸減部における端縁と第2フランジ10aとが
互いに連続して形成されるように構成しても同様
の効果を得ることができる。
更に、本実施例においては、本考案におけるア
ウタメンバに該当する部材が、第1アウタパネル
12および第2アウタパネル14の2つのパネル
により構成されているが、1つのアウタパネルに
より構成されたものでも、何んら変わることなく
本考案を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のフロントピラーの上部および
ルーフパネルの従来構造の一例を示す斜視図、第
2図は第1図における各部材を分解した状態を示
す斜視図、第3図は第1図における−線に沿
う断面図、第4図は本考案の一実施例を示す斜視
図、第5図は第4図におけるV部の拡大図であ
る。 2……前部窓用開口、4……側部ドア用開口、
6……ルーフパネル、8……フロントピラー、1
0……インナパネル、12……第1アウタパネ
ル、14……第2アウタパネル、16……ルーフ
レールメンバ、10b……第1フランジ、10a
……第2フランジ、26a……第3フランジ、2
6……突出部、30,32……漸減部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前部窓用開口と側部ドア用開口との境界を定め
    ると共にインナメンバとアウタメンバとを有しか
    つルーフパネルを支持するフロントピラーと、上
    記ルーフパネルの側縁部に配設され上記ドア用開
    口の上縁を定めるルーフレールメンバとを具備
    し、上記フロントピラーのインナメンバの両側縁
    部には夫々上記アウタメンバの両側縁部に結合さ
    れる第1および第2フランジが形成され、上記第
    1フランジは上記前部窓用開口の側縁を定め、上
    記第2フランジは上記側部ドア用開口の側縁を定
    めると共にほぼ車体後方に向つて延び、更に上記
    インナメンバの上端部には上記ドア用開口の上縁
    部に沿うように突出すると共に上記ルーフレール
    メンバに結合され且つ上記第2フランジと略直角
    な方向に延長して自身の車巾方向外側縁部に車巾
    外方向に延びる第3フランジが形成された突出部
    を有するものにおいて、上記インナメンバの第2
    フランジと第3フランジとの境界部分で同両フラ
    ンジの少なくとも一方のフランジにその巾が他方
    のフランジに近づくにつれて減少する漸減部が形
    成されると共に同漸減部における上記一方のフラ
    ンジの端縁と上記他方のフランジとが互いに連続
    して形成されたことを特徴とする自動車の車体構
    造。
JP5164780U 1980-04-14 1980-04-14 Expired JPS6318536Y2 (ja)

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JP5164780U JPS6318536Y2 (ja) 1980-04-14 1980-04-14

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JP5164780U JPS6318536Y2 (ja) 1980-04-14 1980-04-14

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JPS56152775U JPS56152775U (ja) 1981-11-16
JPS6318536Y2 true JPS6318536Y2 (ja) 1988-05-25

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ID=29646544

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JP5164780U Expired JPS6318536Y2 (ja) 1980-04-14 1980-04-14

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JPH042855Y2 (ja) * 1984-11-24 1992-01-30

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JPS56152775U (ja) 1981-11-16

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