JPH06247Y2 - 自動車の窓構造 - Google Patents

自動車の窓構造

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JPH06247Y2
JPH06247Y2 JP1986102318U JP10231886U JPH06247Y2 JP H06247 Y2 JPH06247 Y2 JP H06247Y2 JP 1986102318 U JP1986102318 U JP 1986102318U JP 10231886 U JP10231886 U JP 10231886U JP H06247 Y2 JPH06247 Y2 JP H06247Y2
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JP
Japan
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pillar
outer panel
opening
shape
end portion
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JP1986102318U
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JPS638117U (ja
Inventor
利一 堺
康夫 柴田
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の窓構造に関する。
(従来技術) 自動車においてはその形式により、車体の一側に方形状
に形成され同車体の内外方向に所定の幅を有する開口部
に、同開口部の形状に近似する形状の窓枠を組付けてな
り、前記開口部を、アウタパネルの横方向に延びる上下
各横方向部位と、これら両横方向部位間にて上下方向に
延びて上下各端部が前記アウタパネルの上下各横方向部
位に接合するピラーとにより構成されている窓構造を備
えたものがある。かかる窓構造においては、意匠上車体
の開口部の一部が角状に形成されることが多く、これに
対して窓枠の一部も角状に形成される。
第4図にはかかる窓構造を備えた自動車の一部が示され
ており、当該自動車の矢印IV部分においては第5図およ
び第6図に示すように車体の一側の開口部がアウタパネ
ル1の横方向部位1aとピラー2とにより形成されてい
るが、ピラー2の端部がアウタパネル1の横方向部位1
aに角状に突合わせて溶接手段にて接合され、開口部の
一部が角状に形成されている。一方、窓枠3は開口部を
構成する横方向部位1aおよびピラー2の縦方向部位2
aの内外方向の幅に近似する幅を有し、同開口部に近似
する形状のもので、開口部のフランジ部1b,2bにオ
ープニングトリム4により組付けられている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、かかる窓構造においては、開口部におけるア
ウタパネル1の横方向部位1aに対するピラー2の突合
せ部位の角状接合部に応力が集中し易く、かつ溶接時に
ピンホールが発生し易い等剛性上の問題があり、アウタ
パネル1およびピラー2として板厚の厚い板材を使用せ
ざるを得ないのが実状である。
(課題を解決するための手段) 本考案はかかる問題に対処すべくなされたもので、車体
の一側に方形状に形成され同車体の内外方向に所定の幅
を有する開口部に、同開口部の形状に近似する形状の窓
枠を組付けてなり、前記開口部を、アウタパネルの横方
向に延びる上下各横方向部位と、これら両横方向部位間
にて上下方向に延びて上下各端部が前記アウタパネルの
上下各横方向部位に接合するピラーとにより構成されて
いる自動車の窓構造において、前記ピラーの各端部の少
なくとも一端部に、同端部と一体に形成されて横方向に
延びるとともに同端部との境界面が滑かな湾曲形状の外
向フランジ部を設けて、同フランジ部にて前記ピラーを
前記アウタパネルの横方向部位に接合したことを特徴と
するものである。
(考案の作用・効果) かかる構成の窓構造においては、ピラーの端部に設けた
横方向に延びる特殊な形状のフランジ部にてアウタパネ
ルの横方向部位に接合した構造であるため、従来採用さ
れていた端部の突合せ接合に起因する角状接合部の剛性
上の問題を解消することができ、アウタパネルおよびピ
ラーを従来のものより板厚の薄い板材で構成し得て車体
の軽量化が可能となる。なお、上記したフランジ部はピ
ラーの端部を部分的に絞り加工することにより容易に形
成することができる。
また、当該窓構造においては、上記フランジ部をピラー
の一端部または両端部に設ける実施態様があり、ピラー
の両端部に設けた場合には勿論のこと、一端部に設けた
場合においても当該端部の接合部における剛性上の問題
を解消することができるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図および第2図には本考案の一実施例に係る窓構造が
示されている。第1図は従来の窓構造を示す第5図に対
応するもので、同実施例においては車体の開口部はアウ
タパネル11における横方向に延びる上下両横方向部位
と、両横方向部位間にて上下方向に延びるピラー12と
により構成されている。当該開口部を構成するピラー1
2の下端部には、横方向に延びる外向フランジ部12b
が一体に形成されていて、フランジ部12bにてアウタ
パネル11の横方向部位の下面側にスポット溶接されて
いる。
フランジ部12bはピラー12の下端部を部分的に絞り
加工により形成されていて、ピラー本体との境界面12
aは滑かな湾曲形状を呈している。なお、本実施例にお
いては、ピラー12の上端部にも上記したと同様の外向
フランジ部が形成されていて、同フランジ部にてアウタ
パネル11の上側横方向部位に同様に接合されている。
一方、窓枠13は第2図に示すように引違い窓を構成す
る窓枠で、押出し成形された枠体を屈折するとともに、
その角部にて突合せして形成されている。かかる窓枠1
3は、2枚の窓ガラス14a,14bが摺動可能に嵌込
まれる内外一対のレール部13a,13bを備えるとと
もに、その内側に組付け用の内壁部13cを備えてい
る。また、窓枠13の外壁部13dはアウタパネル11
およびピラー12側に延出されているとともに、その底
部内側におけるピラー12のフランジ部12aに対応す
る部位13eが、同境界面12aの湾曲形状に略沿う形
状になっている。窓枠13はその内壁部13cにて、ア
ウタパネル11、ピラー12およびインナパネル15の
接合部であるフランジ部にパッキンを介してオープニン
グトリム16により組付けられている。
かかる構成の窓構造においては、ピラー12の端部に設
けた横方向に延びる特殊な形状のフランジ部12bにて
アウタパネル11の横方向部位に接合した構造であるた
め、従来採用されていた端部の突合せ接合部に対する応
力集中、溶接時に発生するピンホール等に起因する剛性
上の問題を解消することができる。これにより、アウタ
パネル11およびピラー12を従来のものより板厚の薄
い板材で構成し得て、車体の軽量化が可能となる。な
お、上記したフランジ部12bはピラー12の端部を部
分的に絞り加工することにより容易に形成することがで
きる。
また、かかる構成においては、車体の開口部のフランジ
部12bの境界面12aから外側の形状を角状に形成す
ることができ、かつ窓枠13の外壁部13dもこれに対
応する形状に形成することができて、窓部の意匠を損な
うこともない。
第3図には上記実施例の変形例が示されており、この変
形例においては車体の開口部のフランジ部12cの車体
外側へ延びる形状が上記実施例のフランジ部12bの形
状とはわずかに相違すること、および窓枠13の底部1
3fが階段状に形成されている点で、上記実施例の窓枠
とは相違するが、この変形例においても上記実施例と同
様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の窓構造における車体開口部の要部斜視
図、第2図は第1図の矢印II−II線方向の断面図、第3
図は同窓構造の変形例を示す第2図に対応する断面図、
第4図は本考案が適用対象とする自動車の部分斜視図、
第5図は従来の窓構造における車体開口部の第1図に対
応する斜視図、第6図は同窓構造の第2図に対応する断
面図である。 符号の説明 11…アウタパネル、12…ピラー、12a…境界面、
12b,12c…フランジ部、13…窓枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の一側に方形状に形成され同車体の内
    外方向に所定の幅を有する開口部に、同開口部の形状に
    近似する形状の窓枠を組付けてなり、前記開口部を、ア
    ウタパネルの横方向に延びる上下各横方向部位と、これ
    ら両横方向部位間にて上下方向に延びて上下各端部が前
    記アウタパネルの上下各横方向部位に接合するピラーと
    により構成されている自動車の窓構造において、前記ピ
    ラーの各端部の少なくとも一端部に、同端部と一体に形
    成されて横方向に延びるとともに同端部との境界面が滑
    かな湾曲形状の外向フランジ部を設けて、同フランジ部
    にて前記ピラーを前記アウタパネルの横方向部位に接合
    したことを特徴とする自動車の窓構造。
JP1986102318U 1986-07-03 1986-07-03 自動車の窓構造 Expired - Lifetime JPH06247Y2 (ja)

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JP1986102318U JPH06247Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03 自動車の窓構造

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JPS638117U JPS638117U (ja) 1988-01-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2784560B2 (ja) * 1992-01-30 1998-08-06 西川ゴム工業株式会社 窓枠内装トリム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228499Y2 (ja) * 1979-01-29 1987-07-22
JPS60138827U (ja) * 1984-02-27 1985-09-13 アラコ株式会社 車両用窓枠
JPS60209323A (ja) * 1984-03-31 1985-10-21 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd スライド式ウインドガラスの端部支持構造

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JPS638117U (ja) 1988-01-20

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