JPH0622627Y2 - オープンカーのフロントヘッダ構造 - Google Patents

オープンカーのフロントヘッダ構造

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JPH0622627Y2
JPH0622627Y2 JP1988053440U JP5344088U JPH0622627Y2 JP H0622627 Y2 JPH0622627 Y2 JP H0622627Y2 JP 1988053440 U JP1988053440 U JP 1988053440U JP 5344088 U JP5344088 U JP 5344088U JP H0622627 Y2 JPH0622627 Y2 JP H0622627Y2
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JP
Japan
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front header
header
window shield
corner portion
roof
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JP1988053440U
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登 好井
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ルーフ部分が解放されるオープンカーにおけ
るウィンドウシールドの周囲に設けられてウィンドウシ
ールドや、ルーフが装着されたときにこのルーフの前端
部を保持するオープンカーのフロントヘッダ構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来の自動車におけるフロントヘッダ構造は、例えば実
開昭62−137775号公報に開示されているよう
に、ウィンドウシールドの上縁に沿ってフロントヘッダ
が設けられる一方、ウィンドウシールドの側縁に沿って
フロントピラーが設けられて成っている。
上記フロントヘッダと、フロントピラーとの接続は、フ
ロントピラーの上端部がウィンドウシールドの上縁に沿
って延長されて形成されたコーナー部が、上記フロント
ヘッダに重ねて接合されることにより行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のフロントヘッダ構造では、フロン
トピラーの上端部付近に形成されたコーナー部や、この
コーナー部とフロントヘッダとの接合部に応力が集中し
やすくなる。そこで、上記コーナー部に接合され、車体
前後方向に延設されるルーフサイドレールやルーフ等に
荷重を分散することにより、フロントヘッダ付近の強度
や剛性を確保する必要がある。
それゆえ、ルーフサイドレールが設けられず、しかもル
ーフ部分が解放されるオープンカーの場合には、フロン
トヘッダ付近に充分な強度、および剛性を持たせること
が困難であるという問題点を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るオープンカーのフロントヘッダ構造は、上
記の課題を解決するために、フロントピラーアウタとフ
ロントピラーインナ等の複数のパネル部材で閉断面状に
それぞれ形成された一対のフロントピラーがウィンドウ
シールドの両側縁に沿って設けられると共に、フロント
ヘッダアッパとフロントヘッダロア等の複数のパネル部
材で閉断面状に形成されたフロントヘッダがウィンドウ
シールドの上縁に沿って設けられ、このフロントヘッダ
の両端部に各フロントピラーの上端部がそれぞれ連結さ
れる一方、ルーフ部分が解放されるオープンカーのフロ
ントヘッダ構造において、上記フロントピラーを構成す
る複数のパネル部材のうち、少なくとも何れか一つの上
端部側に、ウィンドウシールドの上縁に沿って延長され
る先端部を有するコーナー部が形成される一方、フロン
トヘッダを構成する複数のパネル部材のうち、少なくと
も何れか一つの端部側に、ウィンドウシールドの側縁に
沿って延長される先端部を有するコーナー部が形成さ
れ、上記フロントピラー側のコーナー部とフロントヘッ
ダ側のコーナー部とは、互いに重ね合わせて接合されて
いることを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、フロントピラーを構成するフロン
トピラーアウタやフロントピラーインナ等の複数のパネ
ル部材のうちの少なくとも何れか一つの上端部側に形成
されたコーナー部と、フロントヘッダを構成するフロン
トヘッダアッパやフロントヘッダロア等の複数のパネル
部材のうちの少なくとも何れか一つの端部側に形成され
たコーナー部とが互いに重ね合わせて接合されている。
それゆえ、ルーフサイドレールやルーフ等を設けなくて
も、コーナー部の剛性を高くして応力が集中するのを防
止することができる。したがって、容易に、フロントヘ
ッダ付近に充分な強度、および剛性を持たせることがで
きる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。自動車の車体1は、例えば
第1図に示すように、前部車体2と後部車体3とが、車
体前後方向に延設されるサイドメンバ4、サイドシル
5、およびフロアパネル6等を介して接続されることに
より構成されている。車体1の上部には着脱自在のルー
フ10が設けられ、このルーフ10を取り外すことによ
って車室のルーフ部分が解放されるようになっている。
前部車体2には、それぞれ図示しない左右一対のドアを
回動自在に支持するヒンジピラー7・7が設けられてい
る。ヒンジピラー7・7の上方には、第2図に示すよう
に、それぞれウィンドウシールド8の両側縁に沿ってウ
ィンドウシールド8の両側縁における車体前方側下端か
ら後方側上端まで斜め方向に延設される左右一対のフロ
ントピラー11・11が設けられている。上記フロント
ピラー11は、第4図に示すように、パネル部材である
フロントピラーアウタ12とフロントピラーインナ13
とで閉断面14が形成されて成っている。
フロントピラー11・11の上端部は、第3図に示すよ
うに、ウィンドウシールド8の上縁に沿って車幅方向に
延設されるフロントヘッダ21によって互いに連結され
ている。フロントヘッダ21は、第5図に示すように、
フロントヘッダアッパ22とフロントヘッダロア23と
で閉断面24が形成されて成っている。
上記フロントピラー11を構成するフロントピラーアウ
タ12の上端部側には、ウィンドウシールド8の上縁に
沿って延長される先端部を有するコーナー部12aが形
成される一方、フロントヘッダ21を構成するフロント
ヘッダアッパ22の端部側には、ウィンドウシールド8
の側縁に沿って延長される先端部を有するコーナー部2
2aが形成され、上記フロントピラーアウタ12のコー
ナー部12aとフロントヘッダアッパ22のコーナー部
22aとは、互いに重ね合わせて接合されている。
また、フロントピラー11を構成するフロントピラーイ
ンナ13の上端部側には、ウィンドウシールド8の上縁
に沿って延長される先端部を有するコーナー部13aが
形成され、フロントヘッダ21を構成するフロントヘッ
ダロア23の端部に重ね合わせて接合されている。
フロントピラーインナ13のコーナー部13aとフロン
トヘッダロア23との重ね合わせ部には、第6図に示す
ように、係合部31aを備え、ルーフ10が装着される
ときに、後述するトップロックアセンブリ51と係合し
てルーフ10の前縁付近を固定するストライカ31が、
ボルト32・32、およびナット33・33によって取
りつけられている。また、フロントヘッダ21の下面に
は、フロントヘッダ21と、フロントヘッダ21にウィ
ンドウシールド8を固定するウェザーストリップ34と
を覆うトリム35が取りつけられている。
一方、ルーフ10の下面には、上記フロントヘッダ21
に取りつけられたストライカ31と係合するロック部材
であるトップロックアセンブリ51が取りつけられてい
る。このトップロックアセンブリ51には、ストライカ
31における係合部31aの車体後方側に当接する当接
部と、回動自在に設けられたロックレバー54の操作に
連動して摺動および回動し、ストライカ31における係
合部31aの車体前方側に当接するフック部材57とが
備えられている。
すなわち、ロックレバー52を矢印Aで示す方向に回動
させることによって、フック部材57が矢印Bで示す方
向に回動し、さらに、矢印Cで示す方向に摺動してスト
ライカ31の係合部31aに係合し、ルーフ10を固定
することができるようになっている。
上記の構成において、フロントヘッダ21やフロントピ
ラー11には、車両の走行時などにルーフ10からトッ
プロックアセンブリ51、およびストライカ31を介し
て荷重が加わる。また、フロントヘッダ21やフロント
ピラー11には、さらに、ウィンドウシールド8を保持
する荷重等も加わる。これらの荷重は、すべて、フロン
トピラー11からヒンジピラー7を介して前部車体2で
受けられる。
ここで、フロントピラー11を構成するフロントピラー
アウタ12の上端部側には、ウィンドウシールド8の上
縁に沿って延長される先端部を有するコーナー部12a
が形成される一方、フロントヘッダ21を構成するフロ
ントヘッダアッパ22の端部には、ウィンドウシールド
8の側縁に沿って延長される先端部を有するコーナー部
22aが形成され、上記フロントピラーアウタ12のコ
ーナー部12aとフロントヘッダアッパ22のコーナー
部22aとが、互いに重ね合わせて接合されている。
それゆえ、フロントピラー11とフロントヘッダ21と
の接合部付近の剛性が高く、しかもフロントピラーアウ
タ12のコーナー部12aとフロントヘッダアッパ22
のコーナー部22aとの重ね合わせ部全体で荷重が受け
られるので、応力の集中が確実に防止される。
〔考案の効果〕
本考案に係るオープンカーのフロントヘッダ構造は、以
上のように、フロントピラーアウタとフロントピラーイ
ンナ等の複数のパネル部材で閉断面状にそれぞれ形成さ
れた一対のフロントピラーがウィンドウシールドの両側
縁に沿って設けられると共に、フロントヘッダアッパと
フロントヘッダロア等の複数のパネル部材で閉断面状に
形成されたフロントヘッダがウィンドウシールドの上縁
に沿って設けられ、このフロントヘッダの両端部に各フ
ロントピラーの上端部がそれぞれ連結される一方、ルー
フ部分が解放されるオープンカーのフロントヘッダ構造
において、上記フロントピラーを構成する複数のパネル
部材のうち、少なくとも何れか一つの上端部側に、ウィ
ンドウシールドの上縁に沿って延長される先端部を有す
るコーナー部が形成される一方、フロントヘッダを構成
する複数のパネル部材のうち、少なくとも何れか一つの
端部側に、ウィンドウシールドの側縁に沿って延長され
る先端部を有するコーナー部が形成され、上記フロント
ピラー側のコーナー部とフロントヘッダ側のコーナー部
とは、互いに重ね合わせて接合されている構成である。
これにより、ルーフサイドレールやルーフ等を設けなく
ても、コーナー部の剛性を高くして応力が集中するのを
防止することができるので、容易に、フロントヘッダ付
近に充分な強度、および剛性を持たせることができる。
また、特に、左右のフロントピラー間の剛性を高くする
ことができ、ルーフが装着されたときに作用する荷重に
よって生じるコーナー部の変形等を確実に抑えることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図はオープンカーの車体の構成を示す斜視
図、第2図はオープンカーにおける前部車体の構成を示
す側面図、第3図は同平面図、第4図は第2図における
X−X矢視断面図、第5図は第3図におけるY−Y矢視
断面図、第6図は同Z−Z矢視断面図である。 1は車体、2は前部車体、8はウィンドウシールド、1
0はルーフ、11はフロントピラー、12はフロントピ
ラーアウタ、12aはコーナー部、13はフロントピラ
ーインナ、14は閉断面、21はフロントヘッダ、22
はフロントヘッダアッパ、22aはコーナー部、23は
フロントヘッダロア、24は閉断面、31はストライカ
(ロック部材)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーアウタとフロントピラーイ
    ンナ等の複数のパネル部材で閉断面状にそれぞれ形成さ
    れた一対のフロントピラーがウィンドウシールドの両側
    縁に沿って設けられると共に、フロントヘッダアッパと
    フロントヘッダロア等の複数のパネル部材で閉断面状に
    形成されたフロントヘッダがウィンドウシールドの上縁
    に沿って設けられ、このフロントヘッダの両端部に各フ
    ロントピラーの上端部がそれぞれ連結される一方、ルー
    フ部分が解放されるオープンカーのフロントヘッダ構造
    において、 上記フロントピラーを構成する複数のパネル部材のう
    ち、少なくとも何れか一つの上端部側に、ウィンドウシ
    ールドの上縁に沿って延長される先端部を有するコーナ
    ー部が形成される一方、フロントヘッダを構成する複数
    のパネル部材のうち、少なくとも何れか一つの端部側
    に、ウィンドウシールドの側縁に沿って延長される先端
    部を有するコーナー部が形成され、上記フロントピラー
    側のコーナー部とフロントヘッダ側のコーナー部とは、
    互いに重ね合わせて接合されていることを特徴とするオ
    ープンカーのフロントヘッダ構造。
JP1988053440U 1988-04-20 1988-04-20 オープンカーのフロントヘッダ構造 Expired - Lifetime JPH0622627Y2 (ja)

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JP2005319846A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Mazda Motor Corp 車両のピラー構造

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JPH0747872Y2 (ja) * 1985-12-19 1995-11-01 富士電機株式会社 半導体装置
JPS62137775U (ja) * 1986-02-20 1987-08-31

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JP4513408B2 (ja) * 2004-05-06 2010-07-28 マツダ株式会社 車両のピラー構造

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