JP3079128B2 - 走行車の側面窓構造 - Google Patents
走行車の側面窓構造Info
- Publication number
- JP3079128B2 JP3079128B2 JP06171575A JP17157594A JP3079128B2 JP 3079128 B2 JP3079128 B2 JP 3079128B2 JP 06171575 A JP06171575 A JP 06171575A JP 17157594 A JP17157594 A JP 17157594A JP 3079128 B2 JP3079128 B2 JP 3079128B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- opening
- glass
- ventilation
- opened
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J1/00—Windows; Windscreens; Accessories therefor
- B60J1/08—Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides
- B60J1/12—Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable
- B60J1/16—Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable
- B60J1/17—Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable vertically
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側面ガラスが走行車の
側面区域内を移動可能に案内されている走行車の側面窓
構造に関する。
側面区域内を移動可能に案内されている走行車の側面窓
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の側面窓構造は一般に知られてお
り、多くの自動車で実現されている。走行車の内部室を
換気するために、側面ガラスはクランクの作動によって
あるいは電気式に動かして下降できる。新鮮空気の導入
量は、窓が種々の大きさに開放されることによって調整
される。少量の新鮮空気しか導入しようとしないとき、
窓は小さな隙間だけ開かれる。この隙間はほぼ走行車の
乗員の頭部の高さに位置しているので、乗員は発生した
空気乱流によって煩わされる。更に不快な空気騒音が生
ずる。特に屋根の縁に雨樋を持っていない最新の走行車
の場合、雨天の場合には窓が僅かしか開いていなくとも
水が侵入してしまう。
り、多くの自動車で実現されている。走行車の内部室を
換気するために、側面ガラスはクランクの作動によって
あるいは電気式に動かして下降できる。新鮮空気の導入
量は、窓が種々の大きさに開放されることによって調整
される。少量の新鮮空気しか導入しようとしないとき、
窓は小さな隙間だけ開かれる。この隙間はほぼ走行車の
乗員の頭部の高さに位置しているので、乗員は発生した
空気乱流によって煩わされる。更に不快な空気騒音が生
ずる。特に屋根の縁に雨樋を持っていない最新の走行車
の場合、雨天の場合には窓が僅かしか開いていなくとも
水が侵入してしまう。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第949386号公
報において、台形の窓ガラスを持った自動車の側面窓が
知られている。その台形の高さは、両側の側面隙間を開
放した際に窓の上縁がまだ閉じられているように寸法づ
けられている。従って一つの窓ガラスしか利用しないと
きそれが下降されると直ちに、窓の上縁に隙間が形成さ
れることなしに、窓の両側の幅狭辺にそれぞれ空隙が開
けられる。
報において、台形の窓ガラスを持った自動車の側面窓が
知られている。その台形の高さは、両側の側面隙間を開
放した際に窓の上縁がまだ閉じられているように寸法づ
けられている。従って一つの窓ガラスしか利用しないと
きそれが下降されると直ちに、窓の上縁に隙間が形成さ
れることなしに、窓の両側の幅狭辺にそれぞれ空隙が開
けられる。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第8813675U
1号公報およびドイツ連邦共和国特許出願公開第342
8612号公報において、複数の換気開口を持った透明
の組物ガラスの形をした自動車の窓ガラスに対する窓組
物が知られている。この窓組物は側面窓が部分的に開か
れた際に側面ガラスの上に置かれ、この側面ガラスと窓
枠との間に挟み付けられる。
1号公報およびドイツ連邦共和国特許出願公開第342
8612号公報において、複数の換気開口を持った透明
の組物ガラスの形をした自動車の窓ガラスに対する窓組
物が知られている。この窓組物は側面窓が部分的に開か
れた際に側面ガラスの上に置かれ、この側面ガラスと窓
枠との間に挟み付けられる。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2952
177号公報には、固定の上側部分と開放すべき下側部
分とから成る自動車の側面窓が記載されている。その開
放すべき部分はクランク窓として形成され、固定部分と
開放すべき部分との分割線はほぼ走行車のベルトライン
の高さを延びている。
177号公報には、固定の上側部分と開放すべき下側部
分とから成る自動車の側面窓が記載されている。その開
放すべき部分はクランク窓として形成され、固定部分と
開放すべき部分との分割線はほぼ走行車のベルトライン
の高さを延びている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、換気
性能が改善された側面窓構造を提供することにある。
性能が改善された側面窓構造を提供することにある。
【0007】本発明によればこの目的は、冒頭に述べた
形式の走行車の側面窓構造において、走行車の側面区域
が、窓の開放方向に前後して互いに分離して配置された
第1 および第2の窓開口を有し、側面ガラスが、窓の開
放方向に多少移動し且つ第1の窓開口をなお完全に覆っ
ている状態で、第2の窓開口のみを少なくとも部分的に
開放する開口を有していることによって達成される。
形式の走行車の側面窓構造において、走行車の側面区域
が、窓の開放方向に前後して互いに分離して配置された
第1 および第2の窓開口を有し、側面ガラスが、窓の開
放方向に多少移動し且つ第1の窓開口をなお完全に覆っ
ている状態で、第2の窓開口のみを少なくとも部分的に
開放する開口を有していることによって達成される。
【0008】即ち自動車の問題となる側面区域におい
て、例えば一般的な窓開口を形成する第1の窓開口から
分離して、換気開口を形成する第2の窓開口が設けられ
ている。窓が閉じられているとき、両方の窓開口は同一
の窓ガラスで覆われている。窓を開く際に、側面ガラス
の開口は側面区域における第2の窓開口の位置に移動
し、これによって第1の窓開口によって形成された本来
の窓とは別に換気用の開口が生ずる。第2の窓開口の適
当な配置によって、走行車内部室の空気導入および空気
騒音により引き起こされる煩わしさは減少されるか又は
無くされる。
て、例えば一般的な窓開口を形成する第1の窓開口から
分離して、換気開口を形成する第2の窓開口が設けられ
ている。窓が閉じられているとき、両方の窓開口は同一
の窓ガラスで覆われている。窓を開く際に、側面ガラス
の開口は側面区域における第2の窓開口の位置に移動
し、これによって第1の窓開口によって形成された本来
の窓とは別に換気用の開口が生ずる。第2の窓開口の適
当な配置によって、走行車内部室の空気導入および空気
騒音により引き起こされる煩わしさは減少されるか又は
無くされる。
【0009】側面ガラスの開口は、窓が閉じられている
際に両方の窓開口を分離するウェブによって覆われ、窓
が閉じられている際に換気開口も閉じられていることが
有利である。
際に両方の窓開口を分離するウェブによって覆われ、窓
が閉じられている際に換気開口も閉じられていることが
有利である。
【0010】本発明の特に有利な実施態様において、第
2の窓開口が側面ガラスの開口によって完全に開放され
た場合も、第1の窓開口はまだ完全に覆われている。こ
れによって換気の特に煩わしくない細かな配量が可能と
なる。適当な操作によって、ただ換気開口だけが、ある
いは換気開口が窓の隙間と一緒に、あるいは窓だけか開
かれる。
2の窓開口が側面ガラスの開口によって完全に開放され
た場合も、第1の窓開口はまだ完全に覆われている。こ
れによって換気の特に煩わしくない細かな配量が可能と
なる。適当な操作によって、ただ換気開口だけが、ある
いは換気開口が窓の隙間と一緒に、あるいは窓だけか開
かれる。
【0011】請求項4記載の実施態様において、第2の
窓開口は第1の窓開口の下側に配置され、側面ガラスの
開口は側面ガラスの下降によって第2の窓開口の位置に
移動できる。従って第2の窓開口は、換気にとって特に
快適なほぼ走行車のベルトラインの高さに位置してい
る。特に雨天の際に、雨が侵入する可能性を小さくした
状態でガラスの曇りを防止するために、換気を行うこと
ができる。
窓開口は第1の窓開口の下側に配置され、側面ガラスの
開口は側面ガラスの下降によって第2の窓開口の位置に
移動できる。従って第2の窓開口は、換気にとって特に
快適なほぼ走行車のベルトラインの高さに位置してい
る。特に雨天の際に、雨が侵入する可能性を小さくした
状態でガラスの曇りを防止するために、換気を行うこと
ができる。
【0012】以下図に示した実施例を参照して本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0013】
【実施例】図1は、側面ガラスが垂直方向に移動できる
本発明に基づく側面窓構造を持った自動車1の左側側面
区域を示している。自動車1の図示されている左側の側
面区域はフロントドア(運転席ドア)20とリヤドア
(後部席ドア)30とを有している。両方のドア20,
30は側面区域となっており、これらはそれぞれ、本来
の窓開口となっている第1の窓開口21,31並びに水
平のウェブ23,33によって第1の窓開口21,31
から分離され換気開口を形成する第2の窓開口24,3
4を有している。換気開口24,34は第1の窓開口2
1,31の下側に位置する、即ちこれらは窓の開放方向
において先の方即ち下側に配置されている。両方の換気
開口24,34は、自動車1のB・ピラーに沿って延び
ているドア縁からほぼ水平にそれぞれの第1の窓開口2
1,31の幅の4分の3にわたって延びている。換気開
口24,34はそのB・ピラーと反対側の端部が尖って
いる。フロントドア20およびリヤドア30の第1の窓
開口21,31にはめ込まれたガラスは、ドア20,3
0の下側区域22,32の中に下降して沈めることがで
きる。
本発明に基づく側面窓構造を持った自動車1の左側側面
区域を示している。自動車1の図示されている左側の側
面区域はフロントドア(運転席ドア)20とリヤドア
(後部席ドア)30とを有している。両方のドア20,
30は側面区域となっており、これらはそれぞれ、本来
の窓開口となっている第1の窓開口21,31並びに水
平のウェブ23,33によって第1の窓開口21,31
から分離され換気開口を形成する第2の窓開口24,3
4を有している。換気開口24,34は第1の窓開口2
1,31の下側に位置する、即ちこれらは窓の開放方向
において先の方即ち下側に配置されている。両方の換気
開口24,34は、自動車1のB・ピラーに沿って延び
ているドア縁からほぼ水平にそれぞれの第1の窓開口2
1,31の幅の4分の3にわたって延びている。換気開
口24,34はそのB・ピラーと反対側の端部が尖って
いる。フロントドア20およびリヤドア30の第1の窓
開口21,31にはめ込まれたガラスは、ドア20,3
0の下側区域22,32の中に下降して沈めることがで
きる。
【0014】本発明を一層分かり易くするために、図1
のリヤドア30は透視図で示されている。リヤドア30
に配置されている(破線で示した)側面ガラス40は開
口41を有している。この開口41は窓が閉じられてい
る際に第1の窓開口31と換気開口34とを分離するウ
ェブ33で覆われている。その開口41は換気開口34
の大きさおよび形状に相応している。その開口41はガ
ラス40を下降したとき換気開口34の位置に移動され
る。その場合ガラス40の大きさは、換気開口34が開
口41によって完全に開放された際に、ガラス40の上
縁42がまだリヤドア30の枠の中に存在して、第1の
窓開口31がまだ閉じられているように寸法づけられて
いる。
のリヤドア30は透視図で示されている。リヤドア30
に配置されている(破線で示した)側面ガラス40は開
口41を有している。この開口41は窓が閉じられてい
る際に第1の窓開口31と換気開口34とを分離するウ
ェブ33で覆われている。その開口41は換気開口34
の大きさおよび形状に相応している。その開口41はガ
ラス40を下降したとき換気開口34の位置に移動され
る。その場合ガラス40の大きさは、換気開口34が開
口41によって完全に開放された際に、ガラス40の上
縁42がまだリヤドア30の枠の中に存在して、第1の
窓開口31がまだ閉じられているように寸法づけられて
いる。
【0015】図1にはガラス40が部分的に下降されて
いる位置40′も(一点鎖線で)示されている。この位
置においてガラス40′の開口41′はリヤドア30の
下側区域32の下げられた位置にある。ガラス40′の
上縁42′は一部が第1の窓開口31の中に突出し、換
気開口34はガラス40′によって完全に塞がされ、従
って閉じられている。
いる位置40′も(一点鎖線で)示されている。この位
置においてガラス40′の開口41′はリヤドア30の
下側区域32の下げられた位置にある。ガラス40′の
上縁42′は一部が第1の窓開口31の中に突出し、換
気開口34はガラス40′によって完全に塞がされ、従
って閉じられている。
【0016】次に図2〜図4を参照して本発明に基づく
側面窓構造の作用を説明する。
側面窓構造の作用を説明する。
【0017】図2〜図4はリヤドア30を図1における
II−II線に沿った断面図で示している。図2は、ガ
ラス40が持ち上げられている状態即ち窓開口が凡て閉
じられている状態のリヤドア30の側面窓構造を示して
いる。この位置においてガラス40の開口41はウェブ
33で覆われている。ウェブ33の上側に配置された第
1の窓開口31およびウェブ33の下側に配置された換
気開口34はそれぞれガラス40によって閉じられてい
る。
II−II線に沿った断面図で示している。図2は、ガ
ラス40が持ち上げられている状態即ち窓開口が凡て閉
じられている状態のリヤドア30の側面窓構造を示して
いる。この位置においてガラス40の開口41はウェブ
33で覆われている。ウェブ33の上側に配置された第
1の窓開口31およびウェブ33の下側に配置された換
気開口34はそれぞれガラス40によって閉じられてい
る。
【0018】ガラス40を下降したとき、このガラス4
0はドアの下側区域32における内部空間内の案内通路
35の中を移動する。その場合ガラス40の開口41は
ウェブ33の下に出て換気開口34の位置に移動する。
図3に示されている位置において、開口41は換気開口
34と完全に一致しているので、この開口41は最大に
開かれている。そのガラス40は、その場合でも第1の
窓開口31がまだ閉じられているようにするために上縁
42がリヤドア30の上側枠内に存在するように、寸法
づけられている。
0はドアの下側区域32における内部空間内の案内通路
35の中を移動する。その場合ガラス40の開口41は
ウェブ33の下に出て換気開口34の位置に移動する。
図3に示されている位置において、開口41は換気開口
34と完全に一致しているので、この開口41は最大に
開かれている。そのガラス40は、その場合でも第1の
窓開口31がまだ閉じられているようにするために上縁
42がリヤドア30の上側枠内に存在するように、寸法
づけられている。
【0019】ガラス40をもっと下降した際に第1の窓
開口31も開かれ、換気開口34は同じ程度で再び閉じ
られる。かかる位置は図1における破線で示したガラス
40′の位置である。
開口31も開かれ、換気開口34は同じ程度で再び閉じ
られる。かかる位置は図1における破線で示したガラス
40′の位置である。
【0020】図4においてガラス40は完全に下降され
ている。その場合ガラス40の上縁42はリヤドア30
のウェブ33内に位置しているので、第1の窓開口31
は完全に開かれている。ガラス40の開口41はドアの
下側区域32内に存在している。換気開口34は(II
−II線に沿った断面個所において)ガラス40によっ
て覆われている。ガラス40の斜め後ろ下向きに延びる
上縁42は、ガラス40が完全に下降された際に換気開
口34の後方区域を開ける。下降されたガラス40に対
して、換気開口34が完全に開かれているか完全に覆わ
れているかの二つの終端位置が選択的に考慮される。
ている。その場合ガラス40の上縁42はリヤドア30
のウェブ33内に位置しているので、第1の窓開口31
は完全に開かれている。ガラス40の開口41はドアの
下側区域32内に存在している。換気開口34は(II
−II線に沿った断面個所において)ガラス40によっ
て覆われている。ガラス40の斜め後ろ下向きに延びる
上縁42は、ガラス40が完全に下降された際に換気開
口34の後方区域を開ける。下降されたガラス40に対
して、換気開口34が完全に開かれているか完全に覆わ
れているかの二つの終端位置が選択的に考慮される。
【0021】即ち要約すれば図示した側面窓機構によれ
ば次の換気位置を得ることかできる。 − 第1の窓開口31および換気開口34が完全に閉じ
られている。 − 第1の窓開口31が完全に閉じられ、換気開口34
が部分的あるいは完全に開かれている。 − 第1の窓開口31が上から部分的に開かれ、換気開
口34が下側から部分的に開かれている。 − 第1の窓開口31が部分的あるいは完全に開かれ、
換気開口34が部分的に後ろから開かれるまで閉じられ
る。
ば次の換気位置を得ることかできる。 − 第1の窓開口31および換気開口34が完全に閉じ
られている。 − 第1の窓開口31が完全に閉じられ、換気開口34
が部分的あるいは完全に開かれている。 − 第1の窓開口31が上から部分的に開かれ、換気開
口34が下側から部分的に開かれている。 − 第1の窓開口31が部分的あるいは完全に開かれ、
換気開口34が部分的に後ろから開かれるまで閉じられ
る。
【0022】本発明に基づく側面窓構造の実施例によれ
ば、本来の窓開口を開放する必要なしに、自動車の内部
室を意図して換気することができる。これは空気乱流お
よび空気騒音によって乗員を煩わすことを防止する。本
発明の実施により走行車の空気力学的性能も向上する。
雨天に窓ガラスの曇りを避けるためには、換気開口を開
放するだけで十分となる。即ち窓は上から開く必要がな
く、これによって走行車内部室の中に雨が侵入する危険
は避けられる。
ば、本来の窓開口を開放する必要なしに、自動車の内部
室を意図して換気することができる。これは空気乱流お
よび空気騒音によって乗員を煩わすことを防止する。本
発明の実施により走行車の空気力学的性能も向上する。
雨天に窓ガラスの曇りを避けるためには、換気開口を開
放するだけで十分となる。即ち窓は上から開く必要がな
く、これによって走行車内部室の中に雨が侵入する危険
は避けられる。
【0023】本発明に基づく側面窓構造は更に走行車の
デザインにおいて新しい展望を開く。即ち換気開口の位
置および形状を選択できる。特にこれは運転手の良好な
全面的な視野に関して配置される。
デザインにおいて新しい展望を開く。即ち換気開口の位
置および形状を選択できる。特にこれは運転手の良好な
全面的な視野に関して配置される。
【0024】本発明はまず下降可能なガラスを持った乗
用車において利用される。しかし本発明における原理は
この用途に限定されず、他の窓にも利用できる。即ち例
えば小形バスや配達用バンのスライドドアに利用するこ
とも考えられ有効である。
用車において利用される。しかし本発明における原理は
この用途に限定されず、他の窓にも利用できる。即ち例
えば小形バスや配達用バンのスライドドアに利用するこ
とも考えられ有効である。
【0025】更に本発明は図示し上述した側面ドアにお
ける実施例に限定されず、例えば三ドア形乗用車の側面
リヤ区域における固定側面区域でも実施できる。更に走
行車の内部室から作動でき第2の窓開口を閉じるフラッ
パを設けることができる。これによって側面窓構造を選
択的に通常の側面窓としても利用できる。
ける実施例に限定されず、例えば三ドア形乗用車の側面
リヤ区域における固定側面区域でも実施できる。更に走
行車の内部室から作動でき第2の窓開口を閉じるフラッ
パを設けることができる。これによって側面窓構造を選
択的に通常の側面窓としても利用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明に基づく側面窓構造によれば、換
気するために空気を導入した際にその空気が乗員を煩わ
すことはなく、雨天の際に雨が走行車室内に侵入する恐
れもない。
気するために空気を導入した際にその空気が乗員を煩わ
すことはなく、雨天の際に雨が走行車室内に侵入する恐
れもない。
【図1】第1の窓開口と換気開口とを持った本発明に基
づく側面窓構造を有する自動車の一部側面図。
づく側面窓構造を有する自動車の一部側面図。
【図2】窓開口が凡て閉じられた状態の図1におけるI
I−II線に沿った側面窓構造の断面図。
I−II線に沿った側面窓構造の断面図。
【図3】換気開口が開かれた状態の図2に相応した断面
図。
図。
【図4】第1の窓開口が開かれた状態の図2および図3
に相応した断面図。
に相応した断面図。
1 自動車 20 フロントドア 21,31 第1の窓開口(本来の窓開口) 23,33 ドアのウェブ 24,34 第2の窓開口(換気開口) 30 リヤドア 40 側面ガラス 41 側面のガラスの開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルシアン ラインドル ドイツ連邦共和国71263 ワイル デル シユタツト フイルスシユトラーセ 13 (72)発明者 ハラルト レシユケ ドイツ連邦共和国71067 ジンデルフイ ンゲン フリードリツヒ エバート シ ユトラーセ 13 (56)参考文献 実開 昭62−100222(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/16
Claims (4)
- 【請求項1】 側面ガラスが走行車の側面区域内を移動
可能に案内されている走行車の側面窓構造において、走
行車の側面区域が、窓の開放方向に前後して互いに分離
して配置された第1および第2の窓開口(31,34)
を有し、側面ガラス(40)が、窓の開放方向に多少移
動し且つ第1の開口(31)をなお完全に覆っている状
態で、第2の窓開口(34)のみを少なくとも部分的に
開放する開口(41)を有していることを特徴とする走
行車の側面窓構造。 - 【請求項2】 側面ガラス(40)の開口(41)が、
窓が完全に閉じられている場合、走行車の側面区域で第
1および第2の窓開口(31,34)を分離するウェブ
(33)によって覆われていることを特徴とする請求項
1記載の側面窓構造。 - 【請求項3】 第2の窓開口(34)が側面ガラス(4
0)の開口(41)によって完全に開放された場合も、
第1の窓開口(31)がまだ完全に覆われていることを
特徴とする請求項1又は2記載の側面窓構造。 - 【請求項4】 第2の窓開口(34)が第1の窓開口
(31)の下側に配置され、側面ガラス(40)の開口
(41)が側面ガラス(40)の下降によって第2の窓
開口(34)の位置に移動できることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれか1つに記載の側面窓構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4322432.6 | 1993-07-06 | ||
DE4322432A DE4322432C2 (de) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | Seitenfensteranordnung für ein Fahrzeug |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796741A JPH0796741A (ja) | 1995-04-11 |
JP3079128B2 true JP3079128B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=6492058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06171575A Expired - Fee Related JP3079128B2 (ja) | 1993-07-06 | 1994-07-01 | 走行車の側面窓構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5551746A (ja) |
JP (1) | JP3079128B2 (ja) |
DE (1) | DE4322432C2 (ja) |
GB (1) | GB2279986B (ja) |
IT (1) | IT1272284B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019105595A1 (de) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2059924A (en) * | 1934-09-28 | 1936-11-03 | Benjamin A Woina | Ventilating system for vehicle bodies |
DE949386C (de) * | 1952-11-19 | 1956-09-20 | Daimler Benz Ag | Seitenfenster fuer Kraftfahrzeuge |
US3391628A (en) * | 1965-12-08 | 1968-07-09 | Chrysler Corp | Air exhaust for motor vehicles |
DE2952177C2 (de) * | 1979-12-22 | 1994-01-27 | Daimler Benz Ag | Seitenfenster für Kraftwagen, insbesondere Personenkraftwagen |
US4546693A (en) * | 1983-10-26 | 1985-10-15 | Mctaw Jr Johnnie | Vent window assembly |
DE3428612A1 (de) * | 1984-08-02 | 1986-02-13 | Anton 8100 Garmisch-Partenkirchen Mangold | Zusatzscheibe fuer ein seitenfenster eines fahrzeuges |
JPS62100222U (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-26 | ||
JPS63121521A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-25 | Mazda Motor Corp | 自動車のドア構造 |
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