JP3113703U - 車両用ドアの構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体10の内部に設けられた客室12の開口の下端部を形成するサイドシル14と、客室12の開口を開閉するドア11とを備え、ドア11が、サイドシル14の側面および下面を覆うように嵌入させる嵌入部13を有するように構成する。
【選択図】図1
Description
ここで、一般的な車両用のドアの側面図を図2(A)に示し、また、図2(A)におけるA100−A100断面を図2(B)に示す。これらの図2(A),(B)に示すように、車体100に設けられたドア101は、閉鎖状態において、ウェザーストリップ103を介してサイドシル102の上部に当接している。
このような現象に対応するための従来技術の1つとして、以下の特許文献1に開示された技術が挙げられる。この特許文献1には、車両の客室を開閉するドアと車両本体(車両)とを係合させる特別の構造を設けることにより、ドアに対して衝撃が加えられた場合に、このドアが大きく変形することを防ぐ技術が開示されている。
また、特許技術文献1の技術によれば、サイドシルに開口を設けるため手間やコストが増大するとともに、ドアに鍵型突起を設けることによる部品点数の増加、重量増大、手間およびコストの増大を避けられないという課題もある。
また、請求項2記載の本考案の車両用ドアの構造は、請求項1記載の内容において、該ドアは、外側壁面を形成するアウタパネルと、内側壁面を形成するインナパネルとを有し、該嵌入部は、該アウタパネルおよび該インナパネルによって一体に形成されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の本考案の車両用ドアの構造は、請求項3に記載の内容において、嵌入部には、該サイドシルの上部に対応する部分にウェザストリップが設けられていることを特徴としている。
また、嵌入部を、ドアのアウタパネルとインナパネルとによって一体に形成することにより、嵌入部の剛性を向上させることが可能となり、車体全体としての剛性をさらに高めることができる。(請求項2)
また、嵌入部は、サイドシルの下部に対応する部分にウェザストリップが設けられていることにより、嵌入部の汚れを防止し、乗降性を高めることができる。(請求項3)
さらに、嵌入部は、サイドシルの上部に対応する部分にウェザストリップが設けられていることにより、嵌入部の汚れを確実に防止するとともに、遮音性を高めることができる。(請求項4)
図1(A),(B)に示すように、車両の車体10には、ドア11が設けられており、このドア11の前端部11Aに設けられたヒンジ機構(図示略)を中心に回動するとともに、ドアの後端部11Bに設けられたラッチ機構(図示略)により固定または開放されることで、車体10の内部に設けられた客室12を開閉することができるようになっている。なお、図1(A),(B)においては車体10の左側における1枚のドア11のみを示すが、車体10の右側においても図示しないドアが設けられている。
このサイドシル14は、ドア11が開放されている状態(開放状態)においては車外に露出するものの、ドア11が閉鎖状態である場合には、その側面および下面がドア11の嵌入部13に包み込まれ、車外に露出しないようになっている。なお、ドア11の開放状態とは、ラッチ機構による係合が解除されてドア11がヒンジ機構を中心に回動し、客室12が車外と連通している状態をいう。
本考案の一実施形態に係る車両用ドアの構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
以上、本考案の実施形態を説明したが、本考案は係る実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述の実施形態においては、ドア11が、その前端部11Aに設けられた図示しないヒンジ機構によって回動する場合について説明したが、これに限定するものではなく、ドアを左右方向にスライドさせる方式(いわゆる、スライド式のドア)であってもよいし、ドアの下端部を上下方向に開閉する方式(いわゆる、ゲート式のドア)であってもよい。
11C アウタパネル
11D インナパネル
12 客室
13 嵌入部
14 サイドシル
Claims (4)
- 車両用のドアの構造であって、
該車両の車体内部に設けられた客室の開口の下端部を形成するサイドシルと、
該客室の開口を開閉するドアとを備え、
該ドアは、該サイドシルの側面および下面を覆うように嵌入させる嵌入部を有する
ことを特徴とする、車両用ドアの構造。 - 該ドアは、外側壁面を形成するアウタパネルと、内側壁面を形成するインナパネルとを有し、
該嵌入部は、該アウタパネルおよび該インナパネルによって一体に形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の車両用ドアの構造。 - 該嵌入部には、該サイドシルの下部に対応する部分にウェザストリップが設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用ドアの構造。
- 該嵌入部には、さらに該サイドシルの上部に対応する部分にウェザストリップが設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の車両用ドアの構造。
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JP2005004466U JP3113703U (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 車両用ドアの構造 |
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JP3113703U true JP3113703U (ja) | 2005-09-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3113703U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019099070A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両側部構造 |
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2005
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