JPS63284383A

JPS63284383A - 左右両開き戸

Info

Publication number: JPS63284383A
Application number: JP11955687A
Authority: JP
Inventors: 大岩　正博
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-05-15
Filing date: 1987-05-15
Publication date: 1988-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は左右いずれからでも任意に開閉することの可能
な左右両開き戸に関するものである。

〈従来の技術〉ヒンジによって開閉が可能な構造の開き戸は、建物や自
動車に一旦取付けられると、左右いずれかの側へ開くこ
とが当然のことと考えられてきた。

したがって、従来の開き戸のほとんどの構造が、框等の
ドア取付体へヒンジによって一側が固着され、他側にド
アノブを設けて開閉可能とした構造であった。

〈発明が解決しようとする問題点〉ところが、開閉方向が固定されてしまっている従来のよ
うな開き戸は、後に開閉に支障をきたす原因が生じたり
、開閉する者の好み、安全面等から、それまでと反対側
から開ける必要性が生じてもそれに応えることができな
かった。そのことを解決するために、種々の試みがなさ
れたが、本発明に至るまで、左右いずれからでも簡単に
開閉の可能な、かつ安全な構造の左右両開き戸が提案さ
れていない。

く問題点を解決するための手段〉本発明者は種々検討した結果、一枚のドアの両側にそれ
ぞれヒンジ機構（１）とヒンジの着脱機構（２）とを備
えた構造の左右両開き戸を完成したのである。

本発明の左右両開き戸におけるヒンジ機構（１）は家屋
等のドアに実施する例としては、ドア取付体側ヒンジ板
（３）に設けた上下のヒンジ受（４）（４）とドア側に
設けたスプリング（５）で上下に押圧する伸縮自在なヒ
ンジピン（１４）を示すことができ、ヒンジの着脱機構
（２）は前記スプリングを抑圧するドアノブ（１３）と
連動したピン開閉レバー（７）を示すことができる。

また、自動車ドアに実施する例としては、ヒンジ機構（
１）が従来公知のドア側に設けられたテーパー状嵌合突
起（９）及びキャッチング爪（１ｏ）と。

ドア取付体側に回動可能に設けられたヒンジ金具（８）
の嵌合突起量テーパ穴（１１）及びキャッチ片（１２）
を示すことができ、　ヒンジの着脱機構（２）はこれも
従来公知のドアノブ（１３）と連動した前記キャッチン
グ爪（１０）のＯＮ　−ＯＦＦ機構を示すことができる
。

く作用〉本発明の左右両開き戸は、任意な左右いずれか一側のド
アノブ（１３）により　ヒンジの着脱機構（２）を操作
して外すと、他側にあるヒンジ機構（１）を利用してド
アを開けることができ、更に、その逆に前記ドアの回動
支持していたヒンジ機構もヒンジの着脱機構（２）を操
作することにより外すことができて逆勝手に開閉するこ
とができる。

〈実施例〉以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図は正面図であり、第２図は要部拡大図、第３図は開
閉の様子を示す模式図である。

本実施例は家屋のドアに本発明を実施した例であって、
一枚のドア（１６）の両側にそれぞれヒンジ機構（１）
とヒンジの着脱機構（２）とをそれぞれ４個宛備えてい
る。　ヒンジ機構（１）は、家屋本体側すなわち縦框（
１５）にビス止めされたヒンジ板（３）に上下両側へ凹
形状に設けられたヒンジ受（４）　（４）と、そのヒン
ジ受（４）　（４）へ嵌合するように設けられ、かつス
プリング（５）で上下に抑圧して伸縮自在とされたヒン
ジピン（１４）　（１４）を有するピン開閉レバー（７
）とからなる。　ヒンジピン（１４）　（１４）の伸縮
すなわちヒンジ受（４）　（４）への抑圧・解除は、中
間部に支軸（６）を有した鉄形状のてこを利用するピン
開閉レバー（７）と、　ドア側へ軸支しているカム板（
２０）とによるものである、　ピン開閉レバー（７）の
上下開閉可能な先端部にはそれぞれヒンジピン（１４）
（１４）が上向きと下向きに設けられており、その間に
スプリング（５）が保持され、上下のヒンジ受（４）　
（４）へとヒンジピン（１４）（１４）を抑圧弾支して
いる。ピン開閉レバー（７）の後方は前記カム板（２０
）の上下にあって、カム板（２０）が回動すると前記ス
プリングに抗して開き、他方が閉じてヒンジピン（１４
）　（１４）をヒンジ受（４）　（４）から外す作用を
する。

そのためにカム板（２０）にはカム作動ロッド（１９）
が取付けられており、その先端はドアノブ（１３）へ連
結されているのである。

このような構造であるから、ドアの左右いずれかのノブ
（１３）に手を掛けて開ける動作がとられると、カム板
（２０）がカム作動ロッド（１９）によって回動し、ピ
ン開閉レバー（７）がスプリング（５）に抗して開き、
逆に先端部は閉じてヒンジピン（１４）　（１４）が縮
んだ状態となって上下のヒンジ受（４）（４）から外れ
るのである。このことにより、他方のヒンジピンを軸と
して開閉が可能となる。

第４図〜第７図は本発明を自動車のドアに実施した第２
実施例を示しており、第４図は閉じた状態の自動車内部
側の正面図である。第５図は開いたドア側の側面図であ
る。第６図はヒンジ金具の拡大側面図であり、第７図は
ヒンジ金具を９０°回転させた側面図である。

この例でも、一枚のドアの両側にそれぞれヒンジ機構（
１）とヒンジの着脱機構（２）とを備えている。

本発明は左右両開きを目的としており、ロック機構の細
部についてはここでは公知のものを採用している。すな
わち、ヒンジ機構（１）はドア側に設けられたテーパー
状嵌合突起（９）及びキャッチング爪（１０）と、本体
側に回動可能に独立して設けられたヒンジ金具（８）の
嵌合突起骨テーパ穴（１１）及び環状キャッチ片（１２
）である。また、ヒンジの着脱機構（２）は　ドアノブ
（１３）と連動した前記キャッチング爪（ｌＯ）のＯＮ
　−ＯＦＦ機構である。　ドアの重量は嵌合突起（９）
とテーパ穴（１１）とで支持されているので、ヒンジの
破損が防げる。ヒンジ側はキャッチング爪と環状キャッ
チ片（１２）でロックされているのでドアが外れること
がない。

以上のようなヒンジの着脱機ｖ４（２）は左右同時に操
作される危険性を回避するために、一方が操作されると
他方の操作ができない安全機構を設けるとか、左右いず
れかに施錠されると他方の施錠もなされる等の機構を設
けることが任意に実施できる。

〈発明の効果〉本発明の左右両開き戸は以上のような構造であるから、
好みや必要に応じて左右いずれからでもＵｊ１閉するこ
とが可能で、使い勝手が非常に良い便利なものとなって
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示すもので、第
１図は正面図であり、第２図は要部拡大図、第３図は開
閉の様子を示す模式図である。第４図〜第７図は本発明の第２実施例を示して、ｔｊす
、第４図は閉じた状態の自動車内部側の正面図である。第５図は開いたドア側の側面図である。第６図はヒンジ金具の拡大側面図であり、第７図はヒン
ジ金具を９０°回転させた側面図である。（１）ヒンジ機構　　　　　（２）ヒンジの着脱機構（
３）本体側ヒンジ板　　　（４）ヒンジ受（５）スプリ
ング　　　　　（６）支軸（７）ピン開閉レバー　　　
（８）ヒンジ金具（９）嵌合突起　　　　　　（１０）
キャッチング爪（１１）嵌合突起骨テーパ穴　（１２）
キャッチ片（１３）ドアノブ　　　　　（１４）ヒンジ
ピン（１５）縦框　　　　　　　（１６）ドア（１９）
力１１作動ｏ、７ド　　（２ｏ）カム板以上

Claims

【特許請求の範囲】１　一枚のドアの両側にそれぞれヒンジ機構（１）とヒ
ンジの着脱機構（２）とを備えてなる左右両開き戸。２　ヒンジ機構（１）はドア取付体側ヒンジ板（３）に
設けた上下のヒンジ受（４）（４）とドア側に設けたス
プリング（５）で上下に押圧する伸縮自在なヒンジピン
（１４）であり、ヒンジの着脱機構（２）は前記スプリ
ングを押圧するドアノブ（１３）と連動したピン開閉レ
バー（７）である特許請求の範囲第１項記載の左右両開
き戸。３　ヒンジ機構（１）はドア側に設けられたテーパー状
嵌合突起（９）及びキャッチング爪（１０）と、ドア取
付体側に回動可能に設けられたヒンジ金具（８）の嵌合
突起受テーパ穴（１１）及びキヤッチ片（１２）であり
、ヒンジの着脱機構（２）はドアノブ（１３）と連動し
た前記キャッチング爪（１０）のＯＮ−ＯＦＦ機構であ
る特許請求の範囲第１項記載の左右両開き戸。