JPH0435495Y2 - - Google Patents

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JPH0435495Y2
JPH0435495Y2 JP1984133660U JP13366084U JPH0435495Y2 JP H0435495 Y2 JPH0435495 Y2 JP H0435495Y2 JP 1984133660 U JP1984133660 U JP 1984133660U JP 13366084 U JP13366084 U JP 13366084U JP H0435495 Y2 JPH0435495 Y2 JP H0435495Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内倒し窓あるいは外倒し窓といつた突
出し窓に関するもので、住宅、ビル建築等におけ
る採光、通気用の窓等に利用する。
〔従来の技術〕
突出し窓は窓枠に対し、障子を下枠部分を中心
に室内側あるいは室外側に傾倒可能としたもの
で、これにより通気を可能としている。傾倒時、
障子はの窓枠に対し、特定の角度で支持しておく
必要があるが、そのような支持装置としては例え
ば実開昭55−40133号公報に見られるようなもの
がある。同公報に示されたものは内倒し窓に関す
るもので、障子の下端両側部を受ける扇状の受け
金具を窓枠に取り付けている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の突出し窓では障子をある角度で倒したと
き、それ以上倒れるのを防止することはできる。
しかし、風圧がかかつた場合、風に煽られて障
子がバタついて音をたてたり、特に外倒し窓では
強風によつて勢いよく閉まることにより、障子の
ガラスが割れたり、障子が破損したりする恐れが
ある。また、従来の支持装置は窓枠から突出して
いるため、体裁も良くない。
また、従来の突出し窓では外側のガラス面の清
掃がし難いといつた問題もある。
本考案は上述のような従来技術における問題点
を解決し、簡単な機構で障子の煽り止めが可能で
あり、また採光や通気のための常時の開閉状態に
加え、清掃時等のための大きな開度を実現する2
段階の開閉が可能で、しかも体裁の良い突出し窓
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の突出し窓は上枠1a、下枠1bおよび
左右の竪枠1cとからなる窓枠A内に、下枠1b
を中心に室内側または室外側へ傾倒可能な障子B
装着した形式のものである。
竪枠1cには上下方向のガイド溝12と、ガイ
ド溝12に沿つて摺動するスライダー11が設け
られている。
障子Bはスライダー11に対し、リンク機構を
構成する第1アーム2、第2アーム3、第1ピン
4(スライダー11と第1アーム2の一端を回動
自在に連結)、第2ピン5(第1アーム2の他端
と第2アーム3の一端を回動自在に連結)および
第3ピン6(第2アーム3の他端と障子Bの側面
を回動自在に連結)を介して連結されている。
また、障子Bの側面には第2アーム3の障子B
に対する障子B傾倒方向への回転を阻止するため
のアーム受け9と、障子B傾倒方向と逆方向への
回転を阻止する係脱自在な倒れ止め部材8が設け
られている。倒れ止め部材8を第2アーム3に係
止すると、障子Bに対する第2アーム3の回転が
拘束され、第2アーム3が障子Bの側面に固定さ
れた状態となる。また、倒れ止め部材8による係
止を解除することにより、第2アーム3は障子B
傾倒方向と逆方向への回転が許容され、第1アー
ム2および第2アーム3が第2ピン5を中心に延
びた状態となり、障子Bに大きな開度を与えるこ
とができる。
更に、障子Bの側面より第1アーム2の第2ピ
ン5側端部に対し、第1アーム2の第2ピン5回
りの回動を阻止するための煽り止め部材7が係脱
自在に取り付けられている。
なお、上述したスライダー11は、前記第2ア
ーム3を倒れ止め部材8により障子Bの側面に固
定した状態において、障子Bを閉じた状態に対応
する下端位置と、障子Bを所定角度傾倒させた状
態に対応する上端位置との間で摺動することにな
る。従つて、通常の開閉操作においては竪枠1c
のガイド溝12内をスライダー11が上下に摺動
することにより障子Bが開閉し、このとき第1ア
ーム2の第2ピン5回りの回動を許容すべく、煽
り止め部材7は係止解除の状態になければならな
い。障子Bを開いた状態で保持するときは、煽り
止め部材7を係止状態とすることにより、第2ピ
ン5回りの回動が拘束されるため、障子B下端、
第2ピン5およびスライダー11を結ぶ三角形が
固定され、障子Bに風圧がかかつても障子Bがバ
タついたり、勝手に閉まつたりするのが防止され
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の突出し窓の一実施例における
開閉および障子Bの支持機構を示したもので、本
実施例では内倒し窓について、上枠1a、下枠1
bおよび左右の竪枠1cとからなる窓枠Aに対
し、障子Bが下枠1bを中心に傾倒可能に支持さ
れている。
通常の開閉時においては後述するように、倒れ
止め部材8とアーム受け9とにより第2アーム3
が障子Bの側面に固定された状態となつており、
障子Bを開いた状態では障子Bが下枠1b上に載
置されたまま、竪枠1cと障子Bの側面位置とを
連結する第1アーム2によつて支持されている。
竪枠1cには上下方向所要長さのガイド溝12
が形成され、第1アーム2の一端はこのガイド溝
12内を摺動するスライダー11に第1ピン4で
軸着されている。このガイド溝12の上下にはそ
れぞれ上部ストツパー13、下部ストツパー14
が取り付けられている。従つて、スライダー11
はこの範囲で上下に摺動し、障子Bを閉じた状態
でガイド溝12内の下端に位置し、障子Bを閉じ
た状態ではガイド溝12の上端に位置する。
また、第1アーム2の他端は第2ピン5によつ
て障子Bの側面位置において第2アーム3の上端
に軸着され、第2アーム3の下端は第3ピン6に
よつて直接、障子Bの側面に軸着され、第1アー
ム2、第2アーム3、第1ピン4、第2ピン5お
よび第3ピン6によるリンク機構を構成してい
る。
本実施例では障子Bの側面には上下方向のガイ
ド孔22を有するケース21が固定されており、
前記ガイド孔22内を板状の煽り止め部材7と倒
れ止め部材8とが摺動可能に取り付けられてい
る。
煽り止め部材7は第3図に示すように、第2ア
ーム3が固定されている状態で、第1アーム2の
上端の窓枠側を係止することにより、障子Bの回
動を阻止する。また、第4図に示すように上方へ
引き上げて第1アーム2上端との係止を解くこと
により、窓枠A方向への障子Bの回動が自由とな
り窓を閉めることができる。なお、この煽り止め
部材7の操作は上端に連結したワイヤー26によ
つて行う。ケース21内には圧縮スプリング24
を収納した収納孔23を形成しており、この収納
孔23内に突出する煽り止め部材7の突片25を
下方へ付勢している。従つて、ワイヤー26を緩
めるとスプリング24の付勢力によつて煽り止め
部材7が下がり、第1アーム2の上端を係止す
る。また、ワイヤー26を引張ることにより煽り
止め部材7による係止が解除され、その状態でワ
イヤー26を固定すれば良い。なお、図中27は
ワイヤーガイドであり、ワイヤー26は上框に固
定したレバー等により操作する。
第2アーム3は障子Bを90°まで内倒しできる
ようにするためのものであり、常時は第2ピン5
位置で倒れ止め部材8およびアーム受け9に係止
し、障子Bの側面に固定している。倒れ止め部材
8には上部にケース21に係止されるストツパー
としての係止突片28が形成され、第2アーム3
固定時は、第2図に示すように板バネ29とケー
ス21で挟持され、簡単にはずれないようにして
ある。
次に、本実施例における窓に作用について説明
する。
障子Bを閉じた状態ではスライダー11が下部
ストツパー14に当接し、第1アーム2は障子B
の側面でほぼ鉛直に位置している。このとき第2
アーム3は倒れ止め部材8およびアーム受け9に
よつて固定されており、煽り止め部材7は係止を
解除の状態にある。
把手(図示せず)の操作により障子Bを内倒し
すると、スライダー11がガイド溝12内を摺動
し、上部ストツパー13によつて、障子Bの内倒
し角度が制限される。この状態でワイヤー26を
緩めることにより、第1アーム2の上端が煽り止
め部材7で係止され、障子Bは安全に回動を拘束
される。第1図〜第3図はこの状態を示したもの
である。
窓を閉めるときは、ワイヤー26を引張つて煽
り止め部材7による係止を解除し、把手の操作に
より障子Bを窓枠A内に戻すことができる。な
お、下部ストツパー14内からはスプリング16
によつて上方に付勢された緩衝ピン15が突出
し、勢いよく閉めたときの衝撃を軽減できるよう
になつている。
次に90°内倒ししたいとき(必ずしも90°に限ら
ない)は、倒れ止め部材8を上方に引き上げ、第
2アーム3の係止を解くことにより、第1図の二
点鎖線に示すように第2ピン5を中心に第1アー
ム2と第2アーム3が延び、障子Bに大きな開度
を与えることができる。
なお、第2アーム3の第3ピン6位置には傾斜
支持部32を有するアームストツパー31が取り
付けられており、90°以上開かないようになつて
いる。
〔考案の効果〕
本考案の突出し窓では一端を竪枠に設けたガイ
ド溝に沿つて摺動するスライダーに固定した第1
アームについて、その他端を、第2アームを障子
側面に拘束した状態で、煽り止め部材で係止する
ことにより、障子下端、第2ピンおよびスライダ
ーを結ぶ三角形が固定され、風圧で障子がバタつ
いたり、障子が勢いよく閉まり、ガラス部分を破
損するといつたことがない。
また、倒れ止め部材の第2アームに対する係止
を解除することにより、第2アームは障子傾倒方
向と逆方向への回転が許容され、第1アームおよ
び第2アームが第2ピン5を中心に延びた状態と
なり、障子に大きな開度を与えることができる。
特に、内倒し窓に適用した場合には、通常困難な
室外側面の清掃も容易となる。
煽り止め部材、倒れ止め部材は単に第1アー
ム、第2アームに対し係脱自在とした簡単な機構
であり、障子側面位置に納まるので邪魔になら
ず、窓の体裁も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の突出し窓の実施例における開
閉および障子支持機構を示す窓見込み方向の縦断
面図、第2図はアームを固定した状態を示す斜視
図、第3図および第4図は煽り止めの機構の一例
を示す障子側面上部の縦断面図である。 A……窓枠、B……障子、1a……上枠、1b
……下枠、1c……竪枠、2……第1アーム、3
……第2アーム、4……第1ピン、5……第2ピ
ン、6……第3ピン、7……煽り止め部材、8…
…倒れ止め部材、9……アーム受け、11……ス
ライダー、12……ガイド溝、13……上部スト
ツパー、14……下部ストツパー、15……緩衝
ピン、16……スプリング、21……ケース、2
2……ガイド孔、23……収納孔、24……圧縮
スプリング、25……突片、26……ワイヤー、
27……ワイヤーガイド、28……係止突片、2
9……板バネ、31……アームストツパー、32
……傾斜支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上枠1a、下枠1bおよび左右の竪枠1cとか
    らなる窓枠Aと、前記窓枠A内に装着され窓枠A
    の下枠1bを中心に室内側または室外側へ傾倒可
    能とした障子Bとからなる突出し窓において、 前記竪枠1cには上下方向のガイド溝12と、
    該ガイド溝12に沿つて摺動するスライダー11
    が設けられ、 前記障子Bは前記スライダー11に対し、リン
    ク機構を構成する第1アーム2、第2アーム3、
    前記スライダー11と前記第1アーム2の一端を
    回動自在に連結する第1ピン4、前記第1アーム
    2の他端と前記第2アーム3の一端を回動自在に
    連結する第2ピン5および前記第2アーム3の他
    端と前記障子Bの側面を回動自在に連結する第3
    ピン6を介して連結され、 前記障子Bの側面には前記第2アーム3の障子
    Bに対する障子B傾倒方向への回転を阻止するア
    ーム受け9と、障子B傾倒方向と逆方向への回転
    を阻止する係脱自在な倒れ止め部材8が設けら
    れ、 更に、前記第1アーム2の第2ピン5回りの回
    動を阻止する煽り止め部材7が、前記障子Bの側
    面より前記第1アーム2の前記第2ピン5側端部
    に対し、係脱自在に取り付けられていることを特
    徴とする突出し窓。
JP1984133660U 1984-09-03 1984-09-03 Expired JPH0435495Y2 (ja)

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JP1984133660U JPH0435495Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JP1984133660U JPH0435495Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JPS6149877U JPS6149877U (ja) 1986-04-03
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JP1984133660U Expired JPH0435495Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6235818Y2 (ja) * 1981-03-10 1987-09-11

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JPS6149877U (ja) 1986-04-03

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