JPH0622786Y2 - 折戸の開閉装置 - Google Patents

折戸の開閉装置

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JPH0622786Y2
JPH0622786Y2 JP17361087U JP17361087U JPH0622786Y2 JP H0622786 Y2 JPH0622786 Y2 JP H0622786Y2 JP 17361087 U JP17361087 U JP 17361087U JP 17361087 U JP17361087 U JP 17361087U JP H0622786 Y2 JPH0622786 Y2 JP H0622786Y2
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JP
Japan
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door
arm
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moving
folding door
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JP17361087U
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JPH0176980U (ja
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正敏 川鍋
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、吊元戸と、単数ないし複数個の移動戸とを、
互いに蝶着手段により連結し、上記吊元戸はキャビネッ
ト等の側板に蝶着すると共に、移動戸はキャビネット等
に設けた走行自在なるように係嵌した走行体に蝶着した
構成をもち、上記吊元戸と移動戸相互を重ね合せ状態と
して蛇腹状に折畳んだり、直線状に身長可能となし、キ
ャビネット等の開口面を開閉自在とした折戸の開閉装置
に関する。
《従来の技術》 板戸にあって、上記の移動戸を従来の蝶番により走行体
と蝶着した場合は、開成状態にあって90°程度の開き角
度しか得られず、このためキャビネット等から前面側へ
折戸出っ張り量が大となったり、キャビネット内のデッ
ドスペースも大となってしまう。
従って、上記の出っ張り量や、デッドスペースを少なく
する為、フルオープンに近い大きな開き角度を得る目的
で既に移動戸と走行体とを連結板で回動可能に連枢して
なるもの(実開昭57−135675号公報参照)、さらに折戸
等の取付枠に支持される本体に、移動手段を介して移動
ピースを前後方向へ身体自在に取付け、該移動ピースの
前端と、折戸等に執着する固定体とをリンク、アーム等
で回動可能に連結してなるヒンジが提案されている。
(特願昭62−53599号) しかしながら、前者は、アームと走行体がビスで連結さ
れているだけで、他に何らアームを規制する手段を有し
ないから、アームはビスを軸に自由に回動してしまい、
このため戸の開閉に際しては一定の動きが期待できず、
折戸の開閉操作を円滑に行うことができない。
後者は、上記前者の問題点を解消する為ロック機構を設
け、吊元戸が90°開くまで(ロック機構装置がロック解
除用ブラケットに当るまで)はアーム等の自由な動きを
規制するようにしているが折戸を開く際、吊元戸が約90
°開いた状態に近ずくと、アーム等がキャビネット前面
方向に引っ張られるにもかかわらず、ロック機構が動い
ている為、レールやロック装置に負担をかけ、又折戸操
作においても、ロック解除まで(0°〜約90°と、ロッ
ク解除後(約90°以上)との2連の働き(ロック解除の
確認、解除していなければ移動戸を移動する操作等)を
必要とし、このため円滑さにかける嫌いがある。
又、当該後者では吊元戸を蝶着するための蝶番、又は吊
元戸と移動戸を蝶着する蝶着の構成により、その機能が
左右され、更に、吊元戸と移動戸を同一幅とした場合、
両戸間の蝶着に偏心したものを使用しなければならなか
ったり、吊元戸の蝶番の軌跡により、ロック解除用ブラ
ケットの位置を調整しなければならない等の問題点をも
有している。
《考案が解決しようとする問題点》 本考案は上記従来の難点に鑑みて検討の結果、移動戸の
一側端に固定した蝶番と、走行体の本体をアームで回動
自在に連結し、かつ、この際上記アームの自由な回動を
規制可能となし、かつ一定の力がかかると当該規制状態
が解除可能な仮錠的機構を設けた構成とすることによっ
て、吊元戸と移動戸相互が二つ折りに畳まれて拡角度の
開成状態が得られるようにすると共に、移動戸がレール
内を左右に走行する途上では、アームがロックされて自
由な働きが規制され、これにより一定の安定した働きが
得られ、かつ、所定以上の力がかかるとロック解除され
ることにより、レールや走行体等に負担をかけることな
く、又折戸が一定角度まで開くのをまってロック解除す
るものではないので、確認行為等は不要で、一連の操作
では拡角度の開成、又は開成動作を円滑にはし得るよう
にするのが、その目的である。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、上記の目的を達成するためキャビネット等の
側板に拡角度にて開成可能なるよう蝶着した吊元戸と、
移動戸とを相互に二つ折り可能なるよう蝶着により連結
し、当該移動戸は、キャビネット等に設けたレールに走
行自在なるよう係嵌した走行体と蝶着してなる折戸の開
閉装置であって、上記移動戸を拡角度に開成可能なるよ
う当該移動戸に取着された移動蝶番と、上記走行体の本
体とを、アームによって回動自在なるよう連枢し、さら
に該本体に対する上記アームの仮錠的機構を、この本体
とアーム間に設けてなる折戸の開閉装置を提供しようと
するものである。
《実施例》 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、第8
図ないし第10図に示したように吊元戸1と移動戸2は
センター蝶番3により連結され、吊元戸1はキャビネッ
ト4等の側板4aに、公知である持ち出量の大きい蝶番や
スライド蝶番、又はアングル蝶番等の蝶番5等により拡
角度な開成が可能となるよう蝶着されている。
一方移動戸2は、キャビネット4等に設けたレール6に
走行自在なる係嵌した走行体7と蝶着され、上記吊元戸
1と移動戸2を二つ折りに畳み、又直線状に伸長した状
態として、キャビネット4等の開口面4b夫々開成、又は
閉成自在としてある。
上記移動戸2と、上記走行体7を蝶着する移動蝶着8
は、蝶着本体8aと、上記移動戸2の内面に埋め込んで図
示しないビスにより固定されるカップ状の固定体8bを、
単数ないし複数のアーム8c………にて連枢して拡角度な
開成が可能となるよう形成されている。
又、上記走行体7は、第1図、第2図に明示の如く、そ
の本体7aにブロック7bを垂直軸7cにより回転自在に軸支
させてあり、該ブロック4bに複数個(図示例では4個)
のローラー7d………が回転自在に軸支されている。
又、上記走行体7の本体7aは、横断面略コ字状に形成し
てあり、これにより本体7aには前面に開口する横長の凹
所7eが設けられている。
又、上記走行体7と、前記移動蝶番8は、上記吊元戸1
が、第9図に示す90°開成状態から第10図に示すフル
オープンの開成状態に開成可能なるよう、アーム9によ
り連枢着されている。
即ち、上記走行体7における本体7aの凹所7eに適合する
よう上記アーム9を形成し、該アーム9を上記凹所7eに
収納した状態で、当該アーム9の一端を上記本体7aにピ
ン10により回転自在に枢着させてあり、その自由端と、
上記移動蝶番8における本体8aを蝶着脱着用ネジ11で回
転自在なるように枢支してあり、これにより、吊元戸
1、移動戸2を直線的に伸長し、キャビネット4等の開
口面4bを閉成した第8図の状態では、走行体7における
本体7aの凹所7eに、上記アーム9が収納され、一方、上
記移動蝶番8の固定体8a及びアーム8c………が内装され
るよう形成されている。
更に本考案では上記走行体7の本体7aと、上記アーム9
間には、該本体7aに対してアーム9の自由な動き(回
転)が規制され、かつ所定の外力がかかると当該規制が
解除されて回動可能となるような仮錠的構成12が設けら
れている。
即ち、上記仮錠的構成12として例示した第1図ないし第
3図の第1実施例では以下の通り構成となっている。
前記アーム9の自由端側に貫通したネジ孔12aには、ス
トッパーボール12bをスライド自在にかつ下方へ離脱し
ないよう突出させて内装し、押えネジ12cを螺合して、
内装した圧縮バネ12dにより、当該ボール12bを下方へ弾
発付勢させ、一方、上記走行体7の本体7aにおける凹所
7eの底壁内面に、上記ストッパーボール12bが係脱自在
である凹部12eが設けられ、該凹部12eにストッパーボー
ル12bが弾発力をもって係嵌されることで、上記7aに対
して、上記アーム9の自由な回動が規制されるようにし
てある。
これに対し第4図に示す第2実施例では、上記本体7aに
おける凹所7eの底壁に支持体12fを介してマグネット12g
を固定し、一方、上記マグネット12gに対向して、上記
アーム9にマグネット12gの受座12hを固定したものとな
っている。
又、第5図に示す第3実施例では、上記本体7aにおける
凹所7eの底壁に、プラスチック、金属等の弾性材料によ
り、自由端に弾性片12jを形成したキャップ12iを固定
し、一方、この弾性片12jに圧接可能なよるように上記
アーム9内の内側に押圧係合杆12kが固定されている。
更に第6図に示す第4実施例では、上記本体7a内にデッ
ドポイントバネ12lにより上記アーム9を左右に振り分
け付勢し、当該アーム9を、上記デットポイントバネ12
lデッドポイントaから、これを僅かに超える位置まで
回転することで、弾発力により本体7a側へ回転保持さ
れ、又はこれと反対方向へ回転されるようにしている。
更に、第7図に示す第5実施例では、上記本体7aの凹所
7eと、上記アーム9とに夫々端部を支持して引張バネ12
mを張設し、このバネ力により常時アーム9を本体7aに
収納する方向へ付勢させ、この弾発力に抗してアーム9
が回転されるようになっている。
次に上記折戸開閉装置の作動につき設示する。
第8図に示したように吊元戸1と移動戸2が一直線状に
伸長した状態としてキャビネット4の開口面4bを閉鎖し
ている閉成状態では、前記アーム9は仮錠的構成12によ
って走行体7の本体7aに収納された位置にロック保持さ
れている。
上述閉成状態から、吊元戸1の図示しない取手を持っ
て、手前に引きながら開成方向へ移動すると、走行体7
のローラー7d………がレール6に係合案内されるので移
動戸2は開成方向へ移動し、同時に吊元戸1は吊元蝶番
5により回動し、両戸1,2は二つ折りに折畳まれながら
開成動作され、第9図の90°の開き状態の位置となる。
更に折戸を拡角度に開成すべく、当該折戸を開いていく
と、移動蝶番8を介してアーム9に一定の力がかかり、
これによって当該アーム9は走行体7の本体7aからロッ
ク状態を解除されるに至り、第10図の拡角度の開き位
置まで開成されていくこととなる。
上述全開位置から折戸を閉じ方向へ回動していくと、折
戸は90°に開きの位置まで閉動され、この時のアーム9
に一定の力がかかって、該アーム9はピン10を中心とし
て回動し、上記本体7a内に収納され、ロック状態とな
る。
この結果折戸は閉成可能な状態となり既知の如く、一直
線状となってキャビネット4の開口面4bを閉じることと
なる。
《考案の効果》 本考案に係る折戸の開閉装置は上記の如く構成されてい
るから、折戸の閉成及び閉成動作時において、仮錠的構
成12がアーム9の自由な動きを規制し、このため折戸は
所定の安定した動きを保証されると共に、折戸の開成及
び閉成動作によって、上記アーム9に一定の力がかかる
と、当該アーム9のロックは解除される為、レール6や
走行体7等に負担をかけることがなくなり、又折戸を約
90°まで開成するのを待ってロックが解除されるもので
はないので、折戸の開成確認及びロック確認といった確
認行為は不要で、一連の操作で拡角度の開成動作を円滑
に行うことができ、更に折戸開成時における外観上の意
匠感も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案に係る折戸の開閉装置の第1実
施例を示す夫々平面図と正面図、第3図は第2図におけ
る主要部の拡大縦断面図、第4図は第2実施例の縦断平
面図、第5図は第3実施例の縦断平面図、第6図は第4
実施例の縦断平面図、第7図は第5実施例の縦断平面
図、第8図は折戸の閉成状態を示す平面図、第9図は折
戸の90°開成状態を示す平面図、第9図は折戸の90°開
成状態を示す平面図、第10図は折戸を拡角度に開いた
状態を示す平面図である。 1……吊元戸 2……移動戸 4……キャビネット 6……レール 7……走行体 7a……本体 8……移動蝶番 9……アーム 12……仮錠的構成

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネット等の側板に拡角度にて開成可
    能なるよう蝶着した吊元戸と、移動戸とを相互に二つ折
    可能なるよう蝶着により連結し、当該移動戸は、キャビ
    ネット等に設けたレールに走行自在なるよう係嵌した走
    行体と蝶着してなる折戸の開閉装置であって、上記移動
    戸を拡角度に開成可能なるよう当該移動戸に取着された
    移動蝶番と、上記走行体の本体とを、アームによって回
    動自在なるよう連枢し、さらに該本体に対する上記アー
    ムの仮錠的機構を、この本体とアーム間に設けてなる折
    戸の開閉装置。
JP17361087U 1987-11-13 1987-11-13 折戸の開閉装置 Expired - Lifetime JPH0622786Y2 (ja)

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JP17361087U JPH0622786Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 折戸の開閉装置

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JP17361087U JPH0622786Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 折戸の開閉装置

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JPH0176980U JPH0176980U (ja) 1989-05-24
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JP17361087U Expired - Lifetime JPH0622786Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 折戸の開閉装置

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JP2704093B2 (ja) * 1993-02-26 1998-01-26 コクヨ株式会社 折り戸の開閉機構

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JPH0176980U (ja) 1989-05-24

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