JP2008013593A - 透明性に優れるポリエステル系粘着シート - Google Patents

透明性に優れるポリエステル系粘着シート Download PDF

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Abstract

【課題】地球環境に優しいポリエステル系の粘着剤を用い、粘着特性と透明性とに共に優れた透明被着体固定やディスプレー関連接合などに有利に利用できるポリエステル系粘着シートを提供する。
【解決手段】基材または剥離性基材上に、植物由来のジオールと植物由来のジカルボン酸との縮合重合物からなる、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃であるポリエステル100重量部に、ポリイソシアネート化合物0.5〜6重量部を含ませてなるポリエステル系粘着剤組成物を架橋処理した層からなる、ゲル分率が30〜80重量%で、厚さが50μmのときのヘイズ値が3.0以下となる粘着剤層を有することを特徴とする透明性に優れるポリエステル系粘着シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエステル系粘着剤組成物とこれを用いた透明性に優れるポリエステル系粘着シートに関するものである。

このポリエステル系粘着シートは、比較的高分子量でありかつガラス転移温度の低いポリエステルを用いているため、粘着特性に優れており、透明性にも優れているので、透明被着体固定やディスプレー関連接合などに利用できるものである。
昨今、化石資源の枯渇や地球の温暖化対策として、再生可能な材料である植物由来材料の使用が推奨され始めている。

これまでの粘着剤の材料には、アクリル系の材料が使用されてきたが、現在のところ、粘着剤に使用可能な植物由来のアクリル系の材料は見つかっていない。

これに対し、ポリエステル系の粘着剤は、ジオールとジカルボン酸との縮合重合物からなるポリエステルを主剤成分としたもので、上記のジオールとジカルボン酸には植物由来のものがあり、これらの再生可能な循環型材料を使用することにより、地球環境への負荷を低減することも可能である。

このような粘着剤としては、特許文献1,2のように。ポリエステルからなる主剤成分に対し、その凝集力の向上などを目的として、架橋剤としてポリイソシアネート化合物を加えて架橋処理を施したものが知られている。
特開平08−157798号公報 特開平11−241056号公報
しかし、ポリエステルをポリイソシアネート化合物で架橋すると、白濁や気泡が発生し、ヘイズ値が大きくなり、透明性や意匠性が必要な用途には使用できなくなる。ここで、ヘイズ値は、光源から平行光線を試料に当てたときに、透過した光中の散乱光の割合であり、白濁や気泡を含む試料では、ヘイズ値が大きくなる。

架橋剤であるポリイソシアネート化合物と空気中の水が反応すると、アミンと二酸化炭素が発生し、この二酸化炭素が気泡の原因になり、またアミンがポリイソシアネート化合物と反応すると尿素が生成し、これが白濁の原因になる。

したがって、混入する水の量を低減させれば白濁を改善できるが、空気中の水分量をコントロールするには空調など設備の導入が必要であり、そのためには多額のコストが必要になり、工業的に困難である。

一方、架橋剤であるポリイソシアネート化合物の配合量を低減することによっても、気泡の発生や白濁を防ぐことが可能であるが、ポリイソシアネート化合物の配合量を少なくすると、粘着剤組成物中のゲル成分が低下し、凝集力が低下する。

ポリエステルは、ジオールとジカルボン酸との縮合重合で得られるので、ポリエステルの分子末端には水酸基かカルボキシル基が存在し、ポリイソシアネート化合物は主にこの水酸基と反応してウレタン結合を生成する。

したがって、縮合重合に際し、ジオールをジカルボン酸よりも多く配合して、分子末端の水酸基成分の比率を増やせば、ポリイソシアネート化合物と水酸基との反応の梯会が増え、ポリイソシアネート化合物の配合量を減らすことが可能であるが、ジオールとジカルボン酸との配合量にモル差があると分子量が低下し、凝集力が低下する。

このように、ポリエステル系の粘着剤は、植物由来の材料を選択使用できるので、地球環境に優しい粘着シートの製造が可能であるが、架橋剤としてのポリイソシアネート化合物に起因して、粘着特性と透明性とを両立させにくいという課題があった。

本発明は、このような事情に照らし、地球環境に優しいポリエステル系の粘着剤を用い、粘着特性と透明性とに共に優れた透明被着体固定やディスプレー関連接合などに有利に利用できるポリエステル系粘着シートを提供することを課題としている。
本発明者らは、上記の課題に対し、鋭意研究の結果、縮合重合で得られるポリエステルのガラス転移温度が−60〜−10℃となるジカルボン酸とジオールをほぼ当量用いて、凝集力の向上に寄与する比較的高分子量のポリエステルを得、これにさらにジオールを反応させてその酸価を低減することにより、高分子で分子末端の水酸基の含有割合が高いポリエステルを得、これに所定量のポリイソシアネート化合物を配合して架橋処理すると、粘着特性と透明性とに共に優れた粘着シートが得られること、特に上記のジカルボン酸とジオールとして植物由来の材料を選択することで地球環境への負荷を低減できる上記粘着シートが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明は、ジオールとジカルボン酸との縮合重合物からなる、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃であるポリエステル100重量部に、ポリイソシアネート化合物0.5〜6重量部を含ませたことを特徴とするポリエステル系粘着剤組成物に係るものである。

特に、本発明は、ジカルボン酸とジオールが共に植物由来の材料である上記構成のポリエステル系粘着剤組成物と、植物由来のジカルボン酸がダイマー酸であり、植物由来のジオールがダイマージオールである上記構成のポリエステル系粘着剤組成物と、ポリイソシアネート化合物が低級脂肪族ポリイソシアネートである上記構成のポリエステル系粘着剤組成物とを提供できるものである。

また、本発明は、基材または剥離性基材上に、上記構成のポリエステル系粘着剤組成物を架橋処理した層からなる、ゲル分率が30〜80重量%で、厚さが50μmのときのヘイズ値が3.0以下となる粘着剤層を有することを特徴とする透明性に優れるポリエステル系粘着シートに係るものである。

さらに、本発明は、ジオール10モル当量とジカルボン酸9.5〜10.5モル当量とを反応させて、重量平均分子量Mwが4万〜20万の縮合重合物を得る一段目の反応と、この反応系にさらにジオールを加えて反応させて、縮合重合物の酸価を0.1〜1.0mgKOH/gに調整する二段目の反応とにより、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃であるポリエステルを得、このポリエステル100重量部に、ポリイソシアネート化合物0.5〜6重量部を混合することを特徴とする上記構成のポリエステル系粘着剤組成物の製造方法に係るものである。

また、本発明は、基材または剥離性基材上に、上記の方法で製造したポリエステル系粘着剤組成物を塗布し、乾燥し、さらに架橋処理して、ゲル分率が30〜80重量%で、厚さが50μmのときのヘイズ値が3.0以下となる粘着剤層を形成することを特徴とする透明性に優れるポリエステル系粘着シートの製造方法に係るものである。

なお、本発明(本明細書)において、「ポリエステル系粘着シート」には、通常幅広の粘着シートだけでなく、通常幅狭の粘着シートも含まれるものであり、また粘着ラベルなどの他の公知の各種の粘着製品も広く包含されるものである。

このように、本発明においては、ジカルボン酸とジオールとをほぼ当量の割合で縮合重合させたのち、さらに適量のジオールを加えて反応させることにより、高分子量で酸価の低いポリエステルを得ることができ、これにポリイソシアネート化合物を加えて架橋処理することにより、架橋処理後の白濁が防止され、透明性に優れると共に、良好な粘着特性(粘着力、保持性)を示すポリエステル系粘着シートを得ることができる。また、上記のジカルボン酸とジオールとして共に植物由来のものを選択使用することにより、地球環境に優しい上記のポリエステル系粘着シートを得ることができる。

本発明では、縮合重合を二段階の反応に分けて行うことを特徴としている。

一段目の反応は、高分子のポリマーを得ることを目的としている。このため。一段目の反応に用いられるジカルボン酸とジオールの配合量は、ジオール10モル当量に対して、ジカルボン酸が9.5〜10.5モル当量であり、好ましくは9.8〜10.2当量である。ジカルボン酸が9.5モル当量未満となったり、10.5モル当量を超えると、分子量が著しく低下し、粘着剤としての性能が著しく低下する。なお、高分子ポリマーを得るためには、等モル配合とするのが最も好ましい。

このような配合量とすることにより、重量平均分子量Mwが4万〜20万の縮合重合物を得ることが可能であり、特に好ましくは8万〜16万、さらに好ましくは10万〜14万の縮合重合物を得ることが可能である。縮合重合物の重量平均分子量Mwが4万未満では凝集力が低くなり、また20万を超えると凝集力が高くなりすぎて粘着力が低くなり、いずれも粘着剤としての特性が低下する。

本発明に用いられるジカルボン酸とジオールは、縮合重合物のガラス転移温度が−60〜−10℃であれば特に限定されないが、植物由来の材料であるのが好ましい。

ガラス転移温度が−60℃未満では、23℃付近での弾性率が低くなる傾向があり、粘着剤として使用すると保持力が低下する。また、−10℃を超えると弾性率が高くなり、23℃付近での粘着力が低下する傾向にある。ガラス転移温度は、−50℃〜−30℃の範囲にあるのがさらに好ましい。

このような植物由来のジカルボン酸としては、ヒマシ油由来のセバシン酸や、オレイン酸などから誘導されるダイマー酸などが挙げられる。また、植物由来のジオールとしては、ヒマシ油から誘導される脂肪酸エステルや、オレイン酸などから誘導されるダイマージオールなどが挙げられる。

本発明において、ジカルボン酸とジオールとの縮合重合は、溶剤を使用して行ってもよいし、減圧下、無溶剤で行ってもよい。

このような縮合重合には、一般の縮合反応に用いられる適宜の触媒が用いられる。具体的には、テトラ−n−ブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、三酸化アンチモン、ブチルスズオキシドなどの金属化合物が挙げられる。

触媒の使用量は、適宜選択できるが、ジカルボン酸100モル当量に対して、0.1〜2モル当量、好ましくは0.4〜1.7モル当量、さらに好ましくは0.7〜1.4モル当量である。0.1モル当量未満では反応速度が著しく遅くなり、また2モル当量を超えると反応速度に対する効果がなく、いずれも好ましくない。

二段目の反応の目的は、ジオールを追加することにより、分子末端のカルボン酸を水酸基に置換し、イソシアネート基との反応性を向上させることにある。

一段目の反応において、ジオールをジカルボン酸より多く配合することにより、分子末端を水酸基にすることは可能であるが、ジオールとジカルボン酸のモル比が1より離れると、縮合重合後のポリマーの分子量が著しく低下するので、好ましくない。

ジオールの添加量は、一段目の反応で得られた縮合重合物の酸価を測定し、その酸を中和しうる量のジオールを算出し求めることができる。

二段目の反応により、縮合重合物の酸価は0.1〜1.0mgKOH/gの範囲、特に好ましくは0.1〜0.5mgKOH/gの範囲に調整する。このような酸価とすることにより、架橋剤との反応性を顕著に高めることができる。

二段目の反応後の酸価が0.1mgKOH/g未満となると、過剰にジオールが添加された可能性があり、この場合は分子量が低下し、粘着力などの低下が起こりやすい。二段目の反応後の酸価が1.0mgKOH/gを超えた場合には、カルボキシル基の残存量が多く、イソシアネートとの反応性の向上効果が得られにくい。

このような一段目および二段目の反応により、ジオールとジカルボン酸との縮合重合物からなる、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃である、比較的高分子量でかつ酸価の低い、粘着剤としての適性に優れたポリエステルを得ることができる。

本発明では、上記のポリエステルを主剤とし、これに架橋剤としてポリイソシアネート化合物を配合して、ポリエステル系粘着剤組成物とする。この粘着剤組成物には、必要により、公知の各種の添加剤を配合することもできる。

架橋剤としてのポリイソシアネート化合物には、ブチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの低級脂肪族ポリイソシアネート、シクロペンチレンジイソシアネート、シクロヘキレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂環族ポリイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、4−4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート付加物やヘキサメチレンジイソシアネート付加物などのイソシアネート付加物などが用いられる。

これらの中でも、ポリエステルとの相溶性が良い低級脂肪族ポリイソシアネートが好適に使用される。これらの架橋剤は、2種以上を併用してもよい。
架橋剤としてのポリイソシアネート化合物の使用量は、ポリエステル(つまりは、原料であるジオールとジカルボン酸の合計量)100重量部に対し、0.5〜6重量部、好ましくは2〜4重量部である。このような使用量とすることにより、適度な架橋結合が形成されて、粘着力と保持性(凝集力)とを両立する、優れた粘着特性が得られると共に、透明性などにも優れた粘着シートの製造が可能となる。

ポリイソシアネート化合物の使用量が0.5重量部未満となると、粘着シートとしての凝集力が低くなり、また6重量部を超えて使用すると、粘着力の低下に加えて、白濁や気泡が発生し、透明性の低下がさけられない。
本発明のポリエステル系粘着シートは、基材または剥離性基材上に、上記のポリエステル系粘着剤組成物を塗布し、乾燥し、さらに架橋処理することにより、上記のポリエステル系粘着剤組成物の架橋処理した層からなる、厚さが通常30〜100μmの粘着剤層を有する構成としたものである。

基材には、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどのプラスチックフィルムや紙などの各種材質のものが用いられる。剥離性基材には、シリコーンで離形処理を行ったポリエチレンテレフタレートフィルムなどのプラスチックフィルムが用いられる。

架橋処理した層からなる粘着剤層において、そのゲル分率は30〜80重量%であり、好ましくは40〜70重量%である。ゲル分率が30重量%未満では凝集力が低く保持力が低下し、80重量%を超えると弾性率が高すぎて粘着力が低下する。

また、上記の粘着剤層において、厚さが50μmのときのヘイズ値は3.0以下であり、好ましくは2.0以下、さらに好ましくは1.0以下である。上記のヘイズ値が3.0を超えると外観が低下し、透明用途に使用できなくなる。

さらに、上記の粘着剤層において、光源より発生した光がこの粘着剤層を透過する割合である全光線透過率は通常85%以上であり、特に好ましくは90%以上である。全光線透過率が85%未満では透明性が低下する。
つぎに、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは、重量部を意味するものとする。

また、ポリエステルの重量平均分子量Mw、酸価およびガラス転移温度Tgは、それぞれ、以下の方法により、測定したものである。なお、各測定のサンプルは、下記の方法で作製したものを使用した。

<サンプルの作製>
架橋剤を配合する前のポリエステル組成物を、乾燥後の厚さが50μmにように、剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルムの処理面に塗布し、120℃で2時間乾燥して、溶剤を蒸発させた。剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルムを引き剥がした乾燥塗膜をサンプルとした。

<重量平均分子量Mw>
サンプル0.01gを秤量し、これをテトラフルオロエチレン(THF)10gに添加し、24時間放置して溶解した。この溶液を、GPC(東ソー社製の「HLC−8220GPC」)により、下記の条件で測定して、重量平均分子量Mwを求めた。

カラム:G6000H6
カラムサイズ:7.5mmID×30.0cmL
溶離液:THF
流量:0.300ml/min
検出器:RI
カラム温度:40℃
注入量:20μm

<酸価>
サンプル0.5gを秤量した。トルエン/イソプロピルアルコール(IPA)/蒸留水の重量比50/49.5/0.5の混合液を溶媒とし、この溶媒50gに上記のサンプルを溶解した。この溶液について、HIRANMA社製の滴定装置B−900を用いて、KOHにて中和満定を行い、以下の式で酸価を求めた。

酸価〔mgKOH/g〕=(サンプル滴定量−ブランク滴定量ml)×5.61×KOH力価/サンプル重量g

<ガラス転移温度Tg>
サンプルより、厚さ3mm×直径8mmの測定片を作製した。この測定片について、測定装置Rheometric Scientific社製 ARESにより、パラレルプレート(せん断試験用)使用周波数1Hzにて、G″のピーク値を求め、これをガラス転移温度Tgとした。

実施例1
四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計、窒素管および水分離管を付し、これにダイマージオール(ユニケマ社製の「プリポール2033」、分子量537)100g、ダイマー酸(ユニケマ社製の「プリポール1009」、分子量567)106g、触媒としてジ−n−ブチルスズオキシド(キシダ化学社製、分子量249)0.46g、反応水排出溶剤としてキシレン40gを仕込み、窒素雰囲気で撹拌しながら180℃まで昇温し、この温度を保持した。しばらくすると反応水の流出分離が認められ、反応が進行しはじめた。約24時間反応を続けて、一段目の反応を終了し、ポリエステル組成物1Aを得た。

上記の一段目の反応において、ダイマージオール10当量に対するダイマー酸の割合は、10当量であった。得られたポリエステルの重量平均分子量Mwは12万で、酸価は1.5mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−50℃であった。

つぎに、二段目の反応として、上記のポリエステル組成物1Aの溶剤を除いた固形分100gに対し、ダイマージオール(ユニケマ社製の「プリポール2033」)を1.5g添加し、窒素雰囲気で攪拌しながら180℃まで昇温し、この温度を保持した。しばらくすると反応水の流出分離が認められ、反応が進行しはじめた。約5時間反応を続けて、二段目の反応を終了し、ポリエステル組成物2Aを得た。

得られた最終ポリエステルの重量平均分子量Mwは11万で、酸価は0.8mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−50℃であった。

上記のポリエステル組成物2Aに、その固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物(旭化成ケミカルズ社製の「デュラネートTPA−100」)を1部配合し、よく攪拌混合して、ポリエステル系粘着剤組成物を調製した。

つぎに、このポリエステル系粘着剤組成物を、乾燥後の厚さが50μmになるように、剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルムの剥離処理面に塗布し、120℃で3分間乾燥したのち、さらに50℃の雰囲気下に120時間放置して、架橋処理することにより、ポリエステル系粘着シートを作製した。
実施例2
架橋剤の配合量を4部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。

実施例3
架橋剤の配合量を6部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。

実施例4
一段目の反応において、ダイマー酸の使用量を111g(ダイマージオール10モル当量に対し10.5当量モル)に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル組成物1Bを得た。

得られたポリエステルの重量平均分子量Mwは4万で、酸価は2.2mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−49℃であった。

つぎに、上記のポリエステル組成物1Bの溶剤を除いた固形分100gに対し、ダイマージオール(ユニケマ社製の「プリポール2033」)を4.4g添加し、実施例1と同様にして、二段目の反応を行い、ポリエステル組成物2Bを得た。

得られた最終ポリエステルの重量平均分子量Mwは4万で、酸価は0.2mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−49℃であった。
上記のポリエステル組成物2Bに、その固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物(旭化成ケミカルズ社製の「デュラネートTPA−100」)を4部配合し、よく攪拌混合して、ポリエステル系粘着剤組成物を調製した。

つぎに、このポリエステル系粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。
比較例1
架橋剤の配合量を8部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。

比較例2
実施例1の一段目の反応で得たポリエステル組成物1Aに、その固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物(旭化成ケミカルズ社製の「デュラネートTPA−100」)を4部配合し、よく攪拌混合して、ポリエステル系粘着剤組成物を調製した。

つぎに、このポリエステル系粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。

比較例3
二段目の反応において、ダイマージオールの使用量を4.0gに変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル組成物2A´を得た。

得られた最終ポリエステルの重量平均分子量Mwは3万で、酸価は0mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−50℃であった。

上記のポリエステル組成物2A´に、その固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物(旭化成ケミカルズ社製の「デュラネートTPA−100」)を4部配合し、よく攪拌混合して、ポリエステル系粘着剤組成物を調製した。

つぎに、このポリエステル系粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。

比較例4
一段目の反応において、ダイマー酸の使用量を121g(ダイマージオール10モル当量に対し11.5当量モル)に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル組成物1Cを得た。

得られたポリエステルの重量平均分子量Mwは2万で、酸価は3.0mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−46℃であった。
つぎに、上記のポリエステル組成物1Cの溶剤を除いた固形分100gに対し、ダイマージオール(ユニケマ社製の「プリポール2033」)を6.3g添加し、実施例1と同様にして、二段目の反応を行い、ポリエステル組成物2Cを得た。

得られた最終ポリエステルの重量平均分子量Mwは2万で、酸価は0.2mgKOH/gであり、ガラス転移温度Tgは−46℃であった。
上記のポリエステル組成物2Cに、その固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンのヘキサメチレンジイソシアネート付加物(旭化成ケミカルズ社製の「デュラネートTPA−100」)を4部配合し、よく攪拌混合して、ポリエステル系粘着剤組成物を調製した。

つぎに、このポリエステル系粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系粘着シートを作製した。
上記の実施例1〜4および比較例1〜4の各ポリエステル系粘着シートについて、下記の方法により、ゲル分率、ヘイズ値および接着特性(保持性)を測定した。これらの測定結果は、表1に示されるとおりであった。

<ゲル分率>
ポリエステル系粘着シートを5cm×5cm角に切り出した。切り出したサンプルを、重さがわかっているポリテトラフルオロエチレンシートで包み、重量を秤量し、トルエン中に23℃で7日間放置して、サンプル中のゾル分を抽出した。その後、120℃で2時間乾燥し、乾燥後の重量を秤量した。ゲル分率を下記の式にて算出した。

ゲル分率[%〕=(乾燥後の重量−ポリテトラフルオロエチレンシート重量)/(乾燥前の重量−ポリテトラフルオロエチレンシート重量)×100

<ヘイズ値>
ポリエステル系粘着シートの剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルムを取り除き、厚さが50μmの粘着剤層のみのヘイズ値を、フィルム濁度計(日本電色工業NDM−20D)を用いて、測定した。

<保持性>
ポリエステル系粘着シートに厚さが90μmのアルミテープを貼り合わせて、10μm×100μmに切り出した。切り出したサンプルを、125μm×25μm×2mmのベークライト板に、10μm×20μmラップするように、5kgロールで1往復して、圧着し、貼り合わせ試験片を作製した。

この試験片を,80℃の雰囲気下で30分放置したのち、0.5kgの荷重を加えて、80℃雰囲気下に1時間放置後のサンプルのずれ長さ(mm)を測定し、この測定値を、保持性として評価した。
Figure 2008013593
上記の表1の結果から明らかなように、植物由来のジカルボン酸であるダイマー酸と植物由来のジオールであるダイマージオールとをほぼ当量で縮合重合させると共に、これにさらに適量の上記ダイマージオールを加えて反応させることにより、比較的高分子量でかつ酸価の低いポリエステルを得、このポリエステルに適量のポリイソシアネート化合物を配合して架橋処理するようにした実施例1〜4によれば、架橋処理後の白濁が防止され、優れた透明性を有していると共に、良好な粘着特性(保持性)を示す、地球環境に優しいポリエステル系粘着シートが得られるものであることがわかる。

これに対し、架橋剤であるポリイソシアネート化合物を配合しすぎたり(比較例1)、一段目の反応で得た酸価の高いポリエステルをそのまま用いたのでは(比較例2)、架橋処理後の白濁を防止できず、透明性に劣っている。また、二段目の反応でジオールを反応させすぎて酸価が低くなりすぎたり(比較例3)、一段目の反応で分子量の低すぎるポリエステルを合成したのでは(比較例4)、良好な粘着特性(保持性)が得られなくなる。つまり、これらの比較例では、透明性と粘着特性(保持性)とを両立させにくい。

Claims (7)

  1. ジオールとジカルボン酸との縮合重合物からなる、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃であるポリエステル100重量部に、ポリイソシアネート化合物0.5〜6重量部を含ませたことを特徴とするポリエステル系粘着剤組成物。

  2. ジカルボン酸とジオールが共に植物由来の材料である請求項1に記載のポリエステル系粘着剤組成物。

  3. 植物由来のジカルボン酸がダイマー酸であり、植物由来のジオールがダイマージオールである請求項2に記載のポリエステル系粘着剤組成物。

  4. ポリイソシアネート化合物が低級脂肪族ポリイソシアネートである請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステル系粘着剤組成物。

  5. 基材または剥離性基材上に、請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステル系粘着剤組成物を架橋処理した層からなる、ゲル分率が30〜80重量%で、厚さが50μmのときのヘイズ値が3.0以下となる粘着剤層を有することを特徴とする透明性に優れるポリエステル系粘着シート。

  6. ジオール10モル当量とジカルボン酸9.5〜10.5モル当量とを反応させて、重量平均分子量Mwが4万〜20万の縮合重合物を得る一段目の反応と、この反応系にさらにジオールを加えて反応させて、縮合重合物の酸価を0.1〜1.0mgKOH/gに調整する二段目の反応とにより、重量平均分子量Mwが4万〜20万、酸価が0.1〜1.0mgKOH/g、ガラス転移温度が−60〜−10℃であるポリエステルを得、このポリエステル100重量部に、ポリイソシアネート化合物0.5〜6重量部を混合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステル系粘着剤組成物の製造方法。

  7. 基材または剥離性基材上に、請求項6に記載の方法で製造したポリエステル系粘着剤組成物を塗布し、乾燥し、さらに架橋処理して、ゲル分率が30〜80重量%で、厚さが50μmのときのヘイズ値が3.0以下となる粘着剤層を形成することを特徴とする透明性に優れるポリエステル系粘着シートの製造方法。
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