JP2007307349A - グリップ形成方法およびゴルフクラブグリップ - Google Patents

Abstract

【課題】装飾的ゴルフクラブグリップに関する。
【解決手段】ゴルフクラブのハンドル用グリップは二つまたは三つのポリマーによる少なくとも一つの重合領域を有する。第一および第二ポリマーが共働して重合領域の上面上に所定パターンを形成する。重合領域は、支持体と結合してシート（sheet)を形成する。シートはパネル形状を含む種々の形状のいずれでもよいグリップインターフエースに形成されてよい。パネル形グリップインターフエースの場合に、パネルは下のスリーブに取付けられてグリップを形成する。グリップは衝突震動を減少させかつ螺旋状に包んだポリウレタンフエルトグリップのような粘着感を提供し、かつ多色重合使用を可能にする。グリップはグリップクラブシャフトへ容易に設置できかつ所定レベルの粘着性またはジュロメータを含む種々の異なる特徴を有するポリマーの使用を可能にする。
【選択図】図２

Description

本発明は、シャフト用に改良されたグリップに関する。本発明は、特に、ゴルフクラブのシャフト用に改良されたグリップに関する。

出願人は、既に幾つかの弾性グリップを開発し、それらのグリップは、ゴルフクラブ使用者の筋肉および腕関節に対する衝撃震動を減少させるのに成功し、かつプレイヤーの手とグリップ間に粘着感を提供する。例えば、１９９８年８月２５日に本出願人に許可されたＵＳＰ５７９７８１３、２００５年１月１８日に本出願人に許可されたＵＳＰ６８４３７３２、および２００５本２月２２日に本出願人に許可されたＵＳＰ６８５７９７１を参照されたい。

出願人は他のグリップを発明しており、このグリップにおいて、色彩、粘着性、およびジュロメータ（durometer;硬度性)等の異なる物理的特徴が分離パネルまたは細片を使用して付与でき、その各々は所望により異なる物理的特徴を有する。色彩は、グリップの外面上に所定の塗装領域を設けることにより変化可能である。

かかるグリップは衝突衝撃を減少させる点で満足できるものであるが、他方で装飾デザインの限定的表示および色彩の限定的配置に対してのみ可能である。更に、付加的パネルおよび／またはインサートの添加は色彩間にシームを形成しかつ製造コストを増大させる。更に、グリップの外面上の所定領域への塗装、即ち塗料をどこへ塗布するかは粘着性を減少させかつ磨耗性に影響を与える。

ＵＳＰ出願番号１１／１７２７７０ ＵＳＰ出願番号１１／４１７６４３ ＵＳＰ出願番号１１／４１７６９６ ＵＳＰ出願番号１１／４１７６２３ ＵＳＰ５７９７８１３ ＵＳＰ６６７６５３４ ＵＳＰ６２４４９７５ ＵＳＰ６６２７０２７ ＵＳＰ６６９５７１３ ＵＳＰ６８４３７３２ ＵＳＰ６８５７９７１

本発明は、粘着性、磨耗性、スリップ抵抗、および衝撃吸収性を犠牲にすることなく所望外観を有するゴルフクラブグリップを提供することを課題とする。

上記課題を解決するための本発明によるグリップ形成方法は、
第一液体ポリウレタンを用意し、
第二液体ポリウレタンを用意し、
第二液体ポリウレタンを第一液体ポリウレタンの少なくとも一部上に付与し、かつ
第一および第二液体ポリウレタンを凝固して凝固領域を形成し、その際に第一液体ポリウレタンが凝固する前に第二液体ポリウレタンを付与する、各工程を含む。

好適グリップ形成方法において、第一液体ポリウレタンを用意する工程が、第一色彩を有する第一ポリウレタンを提供することを含み、かつ第二液体ポリウレタンを用意する工程が、第一液体ポリウレタンの第一色彩と異なる第二色彩を有する第二ポリウレタンを提供することを含む。

好適グリップ形成方法において、第一液体ポリウレタンを用意する工程が、第一レベルの粘着性を有する第一ポリウレタンを提供することを含み、かつ第二液体ポリウレタンを用意する工程が、第一液体ポリウレタンの第一レベルの粘着性と異なる第二レベルの粘着性を有する第二ポリウレタンを提供することを含む。

好適グリップ形成方法において、支持体を提供する工程を更に含む。

好適グリップ形成方法において、支持体を提供する工程が、フエルトを含む支持体を提供することを含む。

好適グリップ形成方法において、第二液体ポリウレタンを付与する工程が、噴射装置から第二ポリウレタンを噴射することを更に含む。

好適グリップ形成方法において、第二液体ポリウレタンを噴射する工程が、第二ポリウレタンの付与時に噴射装置を移動する工程を更に含む。

好適グリップ形成方法において、噴射装置を移動する工程が所定パターンで噴射装置を移動することを含む。

本発明による第二のグリップ形成方法は、
第一液体ポリマーを用意し、
第二液体ポリマーを用意し、
第二液体ポリマーを第一液体ポリマーの少なくとも一部分上に付与し、かつ
第一および第二液体ポリマーを重合して重合領域を形成し、その際に第一液体ポリマーを重合する前に第二液体ポリマーを付与する、各工程を含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、第一液体ポリマーを用意する工程が、第一色彩を有する第一ポリマーを提供することを含み、かつ第二液体ポリマーを用意する工程が、第一液体ポリマーの第一色彩と異なる第二色彩を有する第二ポリマーを提供することを含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、第一液体ポリマーを用意する工程が、第一レベルの粘着性を有する第一ポリマーを提供することを含み、かつ第二液体ポリマーを用意する工程が、第一液体ポリマーの第一レベルの粘着性と異なる第二レベルの粘着性を有する第二ポリマーを提供することを含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、支持体を提供する工程を更に含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、支持体を提供する工程が、フエルトを含む支持体を提供することを含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、第二液体ポリマーを付与する工程が、噴射装置から第二ポリマーを噴射することを更に含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、第二液体ポリマーを噴射する工程が、第二ポリウレタンの付与時に噴射装置を移動する工程を更に含む。

第二のグリップ形成方法において、好ましくは、噴射装置を移動する工程が所定パターンで噴射装置を移動することを含む。

本発明によるゴルフクラブグリップは、上面、下面、および第一特徴を有する第一ポリマー領域、ならびに
第一特徴を有し、かつ第一ポリマー領域の上面に付与された第二ポリマーを含み、
第一ポリマーは第二ポリマーと重合されて、上面および下面を有する重合領域を形成していることを特徴とする。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域の上面は、重合領域の上面の一部を形成している。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域の上面は露出された、重合領域の上面の一部を形成している。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、上面および下面を有する支持体領域を更に含み、支持体領域の上面は重合領域の下面に結合されている。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、支持体領域は重合領域に接着されている。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第二ポリマー領域は、重合領域の上面の一部を形成している。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、重合領域は、上面と下面との間で深さＤｐｏｌｙＴを形成し、かつ第二ポリマー領域は重合領域の上面から重合領域へ深さＤｐｏｌｙ２まで延在している。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、Ｄｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの比は、少なくとも１対１５である。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、Ｄｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの比は、少なくとも１対１０である。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第二ポリマー領域は、重合領域の上面の一部を形成している。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域の第一特徴は、第二ポリマー領域の第一特徴と異なる。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、色彩を含む。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、所定レベルの粘着性を含む。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、ジュロメータを含む。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一ポリマー領域は第二特徴を更に有し、かつ第二ポリマー領域は第二特徴を更に有し、第一ポリマー領域の第二特徴は第二ポリマー領域の第二特徴と異なる。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、第一特徴は色彩を含み、かつ第二特徴は所定レベルの粘着性を含む。

ゴルフクラブグリップの好適形態において、重合領域の上面は熱圧縮された摩擦促進パターンを更に含む。

本発明による第二形態のゴルフクラブグリップは、第一特徴を有する第一ポリウレタン領域、および第一ポリウレタン領域の第一特徴と異なる第一特徴を有する第二ポリウレタン領域を含み、
第一ポリウレタン領域は、第二ポリウレタン領域と共に凝固されて、上面および下面を有する孔質凝固ポリウレタンを形成し、
第一ポリウレタンおよび第二ポリウレタンは共働し凝固領域の上面上にパターンを形成し、それにより凝固領域は、パターンの一部を含む凝固領域の上面の一部下に第一ポリウレタンの連続領域を更に含むことを特徴とする。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第一ポリウレタン領域および第二ポリウレタン領域の第一特徴は色彩を含む。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、凝固領域の上面は実質的平滑である。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は凝固領域の上面から所定深さを有し、その深さは凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／１５である。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／１０の深さで凝固領域の上面から延在する。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／５の深さで凝固領域の上面から延在する。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／３の深さで凝固領域の上面から延在する。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも４／５の深さで凝固領域の上面から延在する。

第二形態のゴルフクラブグリップにおいて、好ましくは、第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面から凝固領域の下面へ延在する所定深さを有する。

本発明の概要は次の通りである。
望ましくは、グリップは一色彩を越える色彩および／または他の物理的特徴もしくは特性を含む少なくとも一つのシートから形成される。二つまたはそれ以上のポリマーが結合され、二つまたはそれ以上のポリマーは一つまたはそれ以上の異なる特徴を有する。それらのポリマーは結合されるが、異なる特徴は分離または対照的に存在することが望ましい。かかる特徴のコントラストは、グリップの上面上のパターンを創出しているのが望ましい。例えば、本発明の或る実施形態は、二つまたはそれ以上の着色ポリマーの孔質重合領域への導入を可能にし、異なる色彩により形成されたいせ上面上に所定パターンを表す。本発明の実施形態は、更に、異なるレベルの粘着性を有する二つまたはそれ以上のポリマーの導入を可能にし、結合されることにより異なるレベルの粘着性が所定パターンを創出する孔質重合領域を形成する。本発明の実施形態により形成されたシートはパネル、細片、切欠きを有するパネル、または参考として本明細書にここ組み込まれる種々グリップ用途に使用できるインサートに形成されてよい。

本発明の実施形態は、多色組合せの使用を可能にし、そのようにしてゴルファおよび学校カラーを表示することを望みかつ愛するスポーツを実行するカレッジプログラム（college programs)にアピールする。更に、本発明による実施形態はグリップ上にランダムまたはセミランダムパターンを含む独特の装飾を創出する機会を提供する。更に、本発明の実施形態は様々な領域に異なる特徴を有する材料の設置を可能にする。材料は、粘着性、感触、色彩、および／または耐久性等のグリップの種々のしパラメタを調節するために選択され得る。

添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。特許請求の範囲に記載の発明の範囲および精神から逸脱することなく変更および改良が実施形態に対して可能である。

本明細書および特許請求の範囲において、「上」、「下」の用語は相互から反対側の要素について使用されている。例えば、ゴルフクラブグリップの上端について、「上」の用語はグリップがゴルフクラブ上に設置されるときにクラブヘッドから最も遠い位置にある端を説明するために使用されている。即ちゴルファがゴルフクラブをスイングまたはストロークするときにゴルファに最も近い端を指す。同様に、グリップの下端について、「下」の用語はゴルフクラブの握り部から最も遠い端を意味するために使用される。「面」に関して、例えば，ゴルフクラブグリップに使用されるポリウレタンの領域の上面を説明する場合、「上」の用語はグリップが取付けられる場合にゴルフクラブのシャフトから最も遠いポリウレタンの面を指すために使用される。同様に、領域の下面を説明する場合に、「下」の用語は反対面、即ちゴルフクラブのシャフトに最も近い面を示すために使用される。

図面を参照すると、図１において、本発明の一実施形態によるグリップＧはゴルフクラブＣのシャフトＳに取付けられている。図２に示されたグリップＧは、同様に本発明の一実施形態により形成されかつパターン２８を有しかつパネルＰ（図１２）の形状に形成されたグリップインターフエースＩを含む。パネルＰは、下へ傾斜した弾性スリーブＵ（図１６）に連結されてグリップＧを形成している。ここに使用されているパターンは、広義の知覚構造である。この構造は類似または同一パーツのアレンジメントを含んでよいが、パーツは類似または同一である必要はない。視覚パターンは裸眼により認識できるパターンと理解される。他のパターンが構造的かつ／または触覚的アレンジメントであってよい。

図３を参照すると、シート（sheet)２６を形成する方法が示されている。図３の上右手部分を参照すると、支持体２の供給ロール３０が示されている。支持体２は上面４および下面６を有する。一実施形態において、支持体２は布帛、例えばフエルト、を含み、ウール、ポリエステル、ナイロン、またはその混合物であってよい。好適には、支持体２はナイロンおよびポリエステルを含むフエルトを含む。供給ロール３０から支持体２は第一ポリウレタン送出機３２下へ左に水平移動する。第一送出機３２は好適には液体ポリウレタン８、例えばジメチルフォルムアルデヒド（ＤＭＦ）溶解ポリエステルまたはポリエーテルを支持体２の上面上へ堆積して第一ウエブ１４を形成する。第一送出機３２は、好適には、ノズル、噴射器等を使用して第一ポリウレタン領域８を堆積し、かつ好適にはブレードを使用して第一ポリウレタン領域８の厚みを調整する。第一ポリウレタン領域８は上面１０および下面１２を有する。

第一ウエブ１４が第一送出機３２から左へ連続するときに、第二ポリウレタン送出機３４が第二液体ポリウレタン領域１６を第一ポリウレタン領域８の上面１０の少なくとも一部へ堆積して第二ウエブ２０を形成する。第二ポリウレタン領域１６は上面１８を有する。この第二ウエブ２０は次に第一タンク３８に収容された水槽３６へ移動する。第二ウエブ２０が水槽３６へ浸漬されるのでポリウレタン領域８および１６は凝固して支持体２上に凝固領域２２を形成する。凝固領域２２は共働してシート２６を形成する。

知られているように、ポリウレタンの凝固時間は凝固領域２２の所望厚みにより決定される。薄い領域は厚い領域よりも凝固に必要な時間は少ない。幾つかの実施形態において、凝固プロセスは凝固領域２２の下面２１を支持体２の上面へ結合させ凝固領域２２を支持体２へ固定する。この結合境界面８２は図８Ａに示されている。一対のローラ４０と４２がタンク３８内に設置されてシート２６を水平に運搬しかつ続いて水槽３６から上方のローラ４４上へ運搬する。次に、シート２６は右へ水平に一対の圧搾ローラ４６間を移動する。圧搾ローラ４６はシート２６を圧縮して孔２４内に設置されたＤＭＦの主要部を支持体２を介して下方へ付勢する。図８Ａを参照すると、十分な数量の孔の下端は支持体２の上面と接触して流体の孔から支持体２へ流通を可能にする。図３を再度参照すると、次にシート２６は一つまたはそれ以上の洗浄水タンク４８（図面には唯一の洗浄水タンクが示されている）を通って下方へ移動する。ここでの水の温度は孔から沢山のＤＭＦを移動させることのできる高さであり、かかるＤＭＦはタンク４８内に収容されている水５０により交換される。タンク４８から、シート２６は他の対の圧搾ローラ５２を通過して孔からＤＭＦの多くを圧搾して水５０と置換する。孔から所望量のＤＭＦを移動させるには、実際には、四つから五つの洗浄槽を使用する必要がある。最後の水槽からシート２６を加熱室（図示せず）へ通過させる。加熱室は孔２４内に存在する水を蒸発させ、そのようにして水を空気で置き換える。

他の実施形態において（図示せず）、支持体２は上述の湿質凝固プロセス時にポリウレタンのための一時的可撓性サポートを含む。かかる一時的サポートは、シート２６の形成後に凝固ポリウレタン領域２２の下面２１から除去できるように形成される。かかる形態において、結合インターフエース８２は支持体２から凝固領域２２の分離を促進するために望ましく相当に弱い。一つの好適一時的サポートは平滑、可撓性ナイロン布帛を含み、これは中国、グアンドング地区、シージータウンドングアンシティ、キシンフエングダブルロード、キシンキシングインダストリ、ホイァエレクトリックボンドファクトリから入手できる。他の材料として、綿またはポリエステル等の合成クロス等の流体透過性テキスタイルが含まれる。好適には、一時的サポートは流体通過特性、ＤＭＦおよび水のポリウレタン孔からの圧搾を可能にしかつ凝固ポリウレタンのかかる一時的サポートからの容易除去を可能にするナイロンクロスの平滑上面を有する。凝固ポリウレタン領域２２からの支持体２の除去は、凝固ポリウレタン領域２２の単独使用を可能にし、または他の支持体使用の機会を提供する。例えば、支持体２をエチレンビニルアセテート（ＥＶＡ）の領域等ポリマー領域で置換することが可能である。ＥＶＡ領域はＥＶＡ領域を凝固ポリウレタン領域２２に結合するために接着剤膜を含んでよい。保護紙で被覆された接着剤膜を有するＥＶＡは上述のホイァエレクトリックボンドファクトリから販売されている。

図５を参照すると、第二送出機３４の概略が示されている。図５において、送出機３４は好適には第一送出ノズル５６を有する第一ハウジング５４を含む。ハウジング５４は図示されたようにＹ軸に沿って延びた垂直レール６０に連結されている。レール６０は、順次、図示されたようにＸ軸に沿って延びた平行レール５８に連結されている。送出機３４は支持体２の第一ウエブ１４および第一ポリウレタン領域８をノズル５６の下へ、好適にはＸ軸に沿って一定ペースで通過させるように構成される（図３および４参照）。第一ポリウレタン領域８は第二ポリウレタン領域１６にベース領域を提供してよい。ある領域において、第二ポリウレタン領域１６は第一ポリウレタン領域８を完全に通って支持体２と接触するまで延在してよい。送出機３４は好適にはノズル５６をＸまたはＹ方向もしくはそのＸＹ両方向へ移動するように構成される。更に、ノズル５６は所望により第二ポリウレタン１６の堆積を開始または停止するように構成されてよい。ノズル５６のＸおよびＹ方向への移動、およびノズル５６の開始／停止特性は、第二ウエブ、そして順次シート２６におけるランダムまたはセミ−ランダムパターン２８を含んでよい独特の外観創出能力を提供する（図４）。他の実施形態において、ウエブ１４は固定ノズル５６の下を移動して所定パターンを形成する。例えば、ノズル５６はＸ軸に沿って固定でき、ウエブ１４がノズル５６下を移動するペースは変化させることが可能である。同様に、ノズル５６はＹ軸に沿って固定でき、かつウエブ１４はＹ軸に沿ってシフトさせることができる。選択的に、ノズル５６はＸＹ両方向へ移動する構成であってよい。

他の実施形態において（図示せず）、送出機３４は、第三、第四等ポリウレタン領域を送出すために二つ、三つ、またはそれ以上のノズル５４を含んでよい。かかる付加的ノズルは同一ハウジング内、分離ハウジング、またはその組合せ形態に含まれてよい。ポリウレタン領域の付与に更に他の変化を加えるために分離レール上に付加的送出機を設けることが可能である。

図６を参照すると、シート２６の凝固ポリウレタン領域２２に形成されたパターン２８の拡大図が示されている。概ね、上面２３は、第一ンポリウレタン８および第二ポリウレタン１６の各々が少なくとも一つのコントラスト特徴を含むことにより、パターン２８を含む。図示形態において、コントラスト特徴は色彩である。しかし、他のコントラスト特徴、その組合せがコントラストジュロメータまたは粘着性のレベル等がパターンを創出するために組合せることができる。図面において、第一ポリウレタン８は第一色彩７０を形成し、かつ第二ポリウレタン１６は第二色彩７２を形成する。図７により詳細に示されたように、凝固領域２２の上面２３上のパターンは、第一ポリウレタン８の第一色彩、および第二ポリウレタン１６の第二色彩７２によりそれぞれ形成される第一領域７８および第二領域８０を含む。

上述のごとく、二つのポリウレタン８および１６は第一水槽３６で支持体２上に凝固される。凝固前の第一ポリウレタン８の上面１０の一部上への第二ポリウレタン１６の付与は、第一ポリウレタン領域の上面１０下でのポリウレタンの混合および一体化を可能にし、そのようにしてポリウレタンの凝固が単一凝固領域２２を形成する（図８Ａおよび８Ｂ参照）。凝固前の二つのポリウレタンの混合、および凝固中の二つのポリウレタンの一体化にかかわらず、二つのポリウレタンの各々はその初期特徴を実質的に維持する。ポリウレタンの一つまたはそれ以上の特徴におけるコントラストはパターン２８を創出する。この特徴は実質的に区別できるが、二つのポリウレタンのインターフエースに沿って幾らか混ざり合っている。

図示形態において、第一ポリウレタン領域８の上面１０は第二ポリウレタン領域１６の上面と共働して凝固領域２２の実質的平滑上面２３を形成している。上面２３上のコントラスト色彩７０と７２は共働してパターン２８を形成する。第一ポリウレタンが赤で第二ポリウレタンが白の場合に、上述のプロセスは、混合された単一ピンク色領域ではなく、結果として顕著な赤色領域と白色領域を有する凝固ポリウレタン領域を形成する。第一ポリウレタン領域８および第二ポリウレタン領域１６のコントラスト特徴は実質的に区別できるが、上面２３下のポリウレタンの構造は、異なるポリウレタン間が好適にはシームレスであり、好適には全体的な連続孔構造を有する（図８Ａおよび８Ｂ参照）。

図８Ａは図７の８−８線に沿ったサンプル凝固シート２６の断面の１００倍の拡大図である。図８Ａは支持体２の領域を示し、このサンプルにおいてポリエステルナイロンフエルト、凝固ポリウレタン領域２２の下面２１へ結合インターフエース８２に沿って結合された上面４を有する。上面２３は概ね平滑である。この構造は、第一領域７８と第二領域８０間の上面２３上で、かつ第一ポリウレタン８が第二ポリウレタン１６と界面を形成する凝固領域２２の内側でシームレスであることが望ましい。明らかなように、この構造は単にシームレスでなく、凝固されていないと言うだけでなく、二つのポリマーは相互に重合して凝固領域２２を形成する。従って、図示形態において、凝固領域２２は重合した領域である。凝固領域２２は好適には更に複数の概ね垂直に延びた孔２４、上面２３、下面２１を含む。孔２４は、上面２３と下面２１との間で第一ポリウレタン８が第二ポリウレタン１６と界面を形成する領域に凝固領域２２全体に概ね形成される。ポリウレタンは凝固領域を形成するのに好適であるが、コントラスト特徴を有する他の液体ポリマーが使用できる。二つのポリマーは、その液体状態時に結合され一緒に重合される。二つのポリマーが共に重合するときに、重合領域２２の構造は好適にはシームレスであり、かつ重合領域２２の少なくとも外面２３上のコントラスト特徴を維持する。

図８Ｂは図８Ａに示された断面の一部の５００倍の拡大図である。図面から明らかなように、第一ポリウレタン８および第二ポリウレタン１６は共に凝固されて、第一色彩領域７８と第二色彩領域８０との間、および凝固領域２２内のポリウレタン間が実質的シームレス構造である凝固領域２２を形成する。

図８Ａおよび８Ｂは、図９Ａおよび９Ｂに示されたように、多色シートを創出するために塗料を使用する従来方法と対照的である。従来技術において、単一ポリウレタン領域１０８は支持体１０２上に凝固されて凝固領域１２２を含むシート１２６を形成している。異なる色彩の領域を形成するために、上面１９９および下面１９７を有する塗料１９８が所望凝固領域１２２の上面１２３に塗布されている。ポリウレタンは塗料塗布前に凝固し、塗料がシート面上に薄い分離領域を形成する。

塗料（ｐａｉｎｔ）１９８によりポリウレタン２２の凝固領域を塗布する従来技術による方法は、シート１２６の特徴を変化させる。図９Ａ、そして図９Ｂに更に詳細に示されたように、塗料１９８はポリウレタン領域１０８と一体化しない。代わって、塗料１９８の下面１９７がポリウレタン領域１０８の上面１２３に結合する。出願人に既知の形態において、上面に塗布する塗料は塗装されるポリウレタンと異なる粘着特性を有し、異なるレベルの粘着性またはジュロメータを有する。例えば、ペンキ塗装されたグリップは、ポリウレタンのペンキ塗装されない領域よりもペンキで被覆された領域で概ね粘着性が低い。更に、使用時に、ポリウレタン上のペンキは磨耗してグリップに天候性または磨耗性の外観を付与する。効果的かつ独特であるが、コントラスト特性（多数シート、細片またはインサートの使用を含む）を導入する本出願人による他の解決策は、結果として種々の構成要素間にシームを有する。

本発明の実施形態は、構造がシームレスであるコントラスト特性領域を有するグリップの製造を可能にする。例えば、所望レベルの粘着性とジュロメータを有する赤色ポリウレタンが同一の所望レベルの粘着性およびジュロメータを有する青色ポリウレタンに関係して使用される。二つの材料から形成されるシートは、独特の色彩パターン、および実質的均一レベルの粘着性とジュロメータを有するシームレス構造を含む。

図１０を参照すると、図６において１０−１０線に沿ったシート２６の概略部分断面図が示されている。コントラスト領域７８および８０は上面２３上に観察できる。上述したように、第一ポリウレタン８の上面１０上への第二ポリウレタン１６の付与時にウエブ１４に対するノズル５６の移動によって、異なる量の第二ポリウレタン１６が異なる領域において付与される。この二つのポリウレタンを混合するときに、第二ポリウレタン１６を第一ポリウレタン８へ沈降させる。

水槽３６の後で、凝固領域２２はその上面２３と下面２１との間に全体深さＤｐｏｌｙＴを形成する。異なる領域において、第二ポリウレタン１６は深さＤｐｏｌｙ２まで凝固領域２２へ上面２３から延在する。Ｄｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの比は、ウエブ１４がノズル５６下を通過する速度、ノズル５６からの第二ポリウレタンの流速、ならびにＸおよびＹ方向におけるノズル５６の移動速度を含む複数のファクタに依存して変更できる。或る形態において、或る領域におけるＤｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの最高、そして好適には平均的比は、少なくとも１対１５、１対１０、１対５、１対４、１対３、および／または１対２である。或る領域において、その比は１対１であり、この場合、第二ポリウレタン１６は上面２３から下面２１へ伸長している。或る形態において、その比はシート２６の異なる領域により異なる。

上述のごとく、凝固領域２２は概ね孔質である。この孔質領域は、凝固領域２２の上面２３と下面２１間で全深さＤｐｏｒｏｕｓＴを有する。種々の領域において、第二ポリウレタン１６は上面２３から孔質凝固領域２２へ最高深さＤｐｏｒｏｕｓ２まで伸長する。Ｄｐｏｒｏｕｓ２対ＤｐｏｒｏｕｓＴの比は変化してよい。Ｄｐｏｒｏｕｓ２対ＤｐｏｒｏｕｓＴの最高、そして好適には平均的比は、或る領域において、少なくとも１対５０、１対４０、１対３０、１対２０、１対１５、１対１０、１対５、１対４、１対３、および／または１対２である。或る領域において、その比は１対１であり、第二ポリウレタン１６は孔質凝固領域２２を介して上面２３から下面２１へ延在する。ある形態において、その比はシート２６の異なる領域により変化する。

図示されたパターン２８は、本出願人によるポリウレタンシート形成方法により達成できるパターンの例示である。他のパターンが同様に可能である。例えば、或る形態において、ノズル５６は、第二ポリウレタン１６がウエブ１４へ付与されて第一ポリウレタン８の上面１０にわたる第二ポリウレタン１６の固体バンドを創出するために第二ポリウレタン１６がウエブ１４へ付与されるときに安定保持される。シート２６を如何にしてグリップインターフエースに形成するかに依存して、第二ポリウレタンによるバンドはグリップインターフエースＩ上で水平、垂直または所定角度で延在してよい。

或る実施形態において、第一ポリウレタン領域８の上面１０は凝固領域２２の上面２３の実質的全部を形成する。かかる形態において、第二ポリウレタン１６の相対的に小さい部分が凝固プロセス前に付与されてよい。他の実施形態において、第二ポリウレタン１６の上面１８は凝固領域２２の上面２３の実質的全部を形成する。かかる形態において、第二ポリウレタン１６の相対的に大きい部分は凝固プロセス前に付与されてよい。本発明の実施形態は、同様パターンを有する複数の異なる領域を含んでよい。或る場合には、パターンは反復してよく、かつシートから形成されたグリップインターフエースＩが色彩等のコントラスト特性を有する少なくとも三つの領域を含むように位置決めされる。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、コントラスト特性を有する少なくとも五つの領域で形成されてよい。或る場合において、コントラスト特性を有する少なくとも七つの領域が形成されてよい。或る場合には、コントラスト特性を有する１０またはそれ以上の領域が形成されてよい。コントラスト特性を有するそれらの領域は、グリップインターフエースＩの長手に沿って、グリップインターフエースＩの幅を横切るか、または二つの組合せにより、グリップインターフエースＩの凝固領域２２の上面２３全体にわたって構成される。

図１１を参照すると、図９Ａおよび９Ｂに示されたシート１２６の概略断面部分図が示されている。凝固領域１２２は孔質でありかつ概ね平滑な上面１２３および下面１２１を含む。上面１２３は、凝固領域１２２へ向かって下へ延在してよい一つまたはそれ以上の不規則部１２５を含んでよい。塗料１９８は凝固領域１２２の上面１２３上に塗布されている。凝固領域１２２の上面１２３内の不規則部１２５によって、塗料１９８は凝固領域１２２へ深さＤｐｏｒｏｕｓ２まで延在してよい。不明瞭であるが、図９Ｂに示されたＤｐｏｒｏｕｓ２対ＤｐｏｒｏｕｓＴの比は１対１００よりも大きくない。従って、塗料が凝固領域の上面に塗布された第二ポリマーである場合には、塗料被覆シートのＤｐｏｒｏｕｓ２対ＤｐｏｒｏｕｓＴの比は上述の１対５０からは遠い。

図１２に示されたように、シート２６はインターフエースＩ上に形成される。グリップインターフエースＩはパネルＰの形状で示されている。好適には、パネルＰはシート２６からのダイカットである。当業者に理解されるように、シート２６は細片、パネル、インサート、または切欠き付きパネルを含む種々の形状のいずれかで形成されてよい。

パネルＰは、上面７４、上側８４、下側８６、第一側８８、および第二側９０を含む。上面７４の少なくとも一部上で上側８４から下側８６へ引いた線は、異なる特性を有するポリウレタンの多領域と交差する。或る実施形態において、パネルＰの形状、または異なる形状のグリップインターフエースＩは、上面７４の少なくとも一部上で上側８４から下側８６へ引いた線に沿って異なる特徴を有する少なくとも二つ、少なくとも三つ、少なくとも五つ、少なくとも七つ、少なくとも十の領域を含んでよい。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、線に沿って少なくとも一つのこと異なる特徴を有する領域を２から５００の範囲において含む。理解されるように、かかる領域の異なる特徴もしくは特性は、線に沿って二つまたはそれ以上の色彩の変化であってよい。選択的に、かかる領域の異なる特徴もしくは特性は、線に沿って変化する粘着性またはジュロメータのレベルであってよい。

同様に、上面７４の少なくとも一部上の第一側８８から第二側９０は、同様に、好適には異なる特徴を有する多数の領域と交差する。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、上面７４の少なくとも一部上で第一側８８から第二側９０へ引いた線に沿って異なる特徴を有する少なくとも二つ、少なくとも三つ、少なくとも五つ、少なくとも七つ、少なくとも十の領域を含んでよい。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、線に沿って少なくとも一つの異なる特徴を有する領域を２から５００の範囲で含む。

同様に、理解されるように、凝固領域２２の上面７４から下面２１へ引いた線は多数領域と交差してよい。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、凝固領域２２の上面７４から下面に引いた線に沿って異なる特徴を有する少なくとも二つ、少なくとも三つ、少なくとも五つ、少なくとも七つ、または少なくとも十の領域を含んでよい。或る実施形態において、グリップインターフエースＩは、線に沿って少なくとも一つの異なる特徴を有する領域を２から５００の範囲で含む。

図１３から１５に示されたように、パネルＰの両側は、好適には削られている。図１３および１４から理解されるように、パネルＰの第一および第二側の切削は好適には相互に対して平行である。かかる切削形態は、第一および第二切削長手側の実質的長手方向に重なる交差を形成するために有利に使用できる。選択的に、パネルＰの第一および第二側は、図１５に示されたパネルＰの上下側の切削と同様に非平行に削られてよい。非平行長手側縁により、実質的長手方向の交差は両側縁を重ねることにより形成できる。選択的に、かかる交差は縫合または他の方法で結合される。

一般的に、パネルＰの上面７４はグリップＧを使用するユーザの手と直接接触する。しかし、当業者に理解されるように、パネルＰ上の付加的膜領域が含まれてよい。本発明を具現化するグリップの上面は、その表面を保護し、粘着性を付与し、かつ／または耐久性を向上させるために、一部または全体的に、ブラシ、ノズル、噴射等により、ポリウレタンおよび／または他の材料によりコートされてよい（図示せず）。付加的コーティング領域は好適には透明、または半透明であり、凝固領域２２の多数ポリウレタンのコントラスト特性により創出されるパネルＰの外面上の何らかの視覚パターンの幾らかまたは全部の観察を可能に維持する。付加的コーティング領域は、パネルＰの一部が付加的コーティング領域から観察できる限り幾らか不透明であってよい。付加的コーティング領域は先に形成されたグリップＧへ合体するか、または下へ傾斜したスリーブＵへ取付ける前にパネルＰへ塗布される。使用時に、付加的コーティング領域は、グリップの上面でなく、ユーザの手と直接接触する。しかし、付加的コーティング領域が含まれる場合に、パネルＰの上面はグリップＧの上面になると考えられる。

パネルＰは、例えば本出願人によるＵＳＰ６８４３７３２および６８５７９７１に示されたように摩擦促進パターンにより更に向上させることができる。付加的コーティング領域がグリップの上面上に含まれる場合、この領域は摩擦促進パターンにより一層向上する。図１６から２６に示されたように、アイアン用として形成された下傾斜スリーブＵに取付けることに加えて、パターンＰは、同様にパター用として形成されたスリーブに取付けることができる（図示せず）。かかるパター用スリーブは、本出願人によるＵＳＰ６８４３７３２および６８５７９７１に示されたように、例えば、図示されたような実質的フラット領域を含んでよい。

多くの個別ゴルファおよびハイスクール、カレッジ、仲間のようなプロチームは塗料エンボスにより快適さ、耐久性、粘着性を犠牲にすることなく、ゴルフグリップ上にチームカラーを付与することにより調和統一を図ることができる。上述の形態はゴルフクラブおよびパターグリップへの多色塗装を可能にし、それらのチームおよび個人による不屈の精神と情熱の表現を可能にする。多色または他のコントラスト特性はシームレス構造に結合できる。

理解されるように、上記説明は本発明の原理の解説に過ぎず、本発明の精神および特許請求の範囲から逸脱することなく種々の改良、変更、および組合せが当業者に可能であろう。

本発明の一実施形態によるグリップを有するゴルフクラブの斜視図である。 本発明の一実施形態によるグリップの前面図である。 本発明の一実施形態によるシート形成方法の一部を示す概略図である。 図３の概略図の一部の上面図である。 本発明の一形態のシート形成方法の一部に使用する装置を示す概略図である。 図４において６で示した部分の拡大図である。 図６において７で示した部分の拡大図である。 本発明の一形態の方法により形成されたサンプルシートの断面を１００倍にしたＳＥＭ画像である。 図８Ａに示された断面の一部の５００倍のＳＥＭ画像である。 従来技術の方法により形成されたサンプルシートの断面を１００倍にしたＳＥＭ画像である。 図９Ａに示された断面の一部の５００倍のＳＥＭ画像である。 図６の１０−１０線に沿った概略断面部分図である。 図９Ａおよび９Ｂのシートの概略断面部分図である。 本発明の一実施形態によるグリップのパネル形グリップインターフエースの前面図である。 本発明の一実施形態により削ったパネルの第一長手側を示す側面図である。 本発明の一実施形態による第一側に平行に削ったパネルの第二長手側を示す側面図である。 相互に非平行に削った一形態のパネルの上下側を示す側面図である。 本発明の一実施形態によるグリップの下に傾斜したスリーブ？の前面図である。 図１６の１７−１７線に沿った垂直断面図である。 図１７において１８で示された円形領域の拡大図である。 図１７において１９で示された円形領域の拡大図である。 本発明の一実施形態によるグリップのパネルに接着剤が付与される状態を示す背面図である。 本発明の一実施形態による下傾斜したスリーブの外部に接着剤が付与される状態を示す前面図である。 本発明の一実施形態による下傾斜スリーブにパネルを連結するする工程を示す背面図である。 本発明の一実施形態による下傾斜スリーブにパネルを連結する他の工程を示す背面図である。 図２３の２４−２４線に沿った部分断面図である。 図２３の２５−２５線に沿った部分断面図である。 本発明の一実施形態による下傾斜スリーブに結合されたパネルの背面図である。

符号の説明

Ｃ ゴルフクラブ
Ｇ グリップ
Ｉ グリップインターフエース
Ｐ パネル
２ 支持体
４ 上面
６ 下面
８ 第一ポリウレタン領域
１６ 第二ポリウレタン領域
２２ 凝固領域
２６ シート（sheet)
２８ パターン
３２ 第一送出機
３４ 第二送出機

Claims (42)

1. 第一液体ポリウレタンを用意し、
   第二液体ポリウレタンを用意し、
   第二液体ポリウレタンを第一液体ポリウレタンの少なくとも一部上に付与し、かつ
   第一および第二液体ポリウレタンを凝固して凝固領域を形成し、その際に第一液体ポリウレタンが凝固する前に第二液体ポリウレタンを付与する、各工程を含むグリップ形成方法。
2. 第一液体ポリウレタンを用意する工程が、第一色彩を有する第一ポリウレタンを提供することを含み、かつ第二液体ポリウレタンを用意する工程が、第一液体ポリウレタンの第一色彩と異なる第二色彩を有する第二ポリウレタンを提供することを含む、請求項１のグリップ形成方法。
3. 第一液体ポリウレタンを用意する工程が、第一レベルの粘着性を有する第一ポリウレタンを提供することを含み、かつ第二液体ポリウレタンを用意する工程が、第一液体ポリウレタンの第一レベルの粘着性と異なる第二レベルの粘着性を有する第二ポリウレタンを提供することを含む、請求項１のグリップ形成方法。
4. 支持体を提供する工程を更に含む、請求項１のグリップ形成方法。
5. 支持体を提供する工程が、フエルトを含む支持体を提供することを含む、請求項４のグリップ形成方法。
6. 第二液体ポリウレタンを付与する工程が、噴射装置から第二ポリウレタンを噴射することを更に含む、請求項１のグリップ形成方法。
7. 第二液体ポリウレタンを噴射する工程が、第二ポリウレタンの付与時に噴射装置を移動する工程を更に含む、請求項６のグリップ形成方法。
8. 噴射装置を移動する工程が所定パターンで噴射装置を移動することを含む、請求項７のグリップ形成方法。
9. 第一液体ポリマーを用意し、
   第二液体ポリマーを用意し、
   第二液体ポリマーを第一液体ポリマーの少なくとも一部上に付与し、かつ
   第一および第二液体ポリマーを重合して重合領域を形成し、その際に第一液体ポリマーを重合する前に第二液体ポリマーを付与する、各工程を含むグリップ形成方法。
10. 第一液体ポリマーを用意する工程が、第一色彩を有する第一ポリマーを提供することを含み、かつ第二液体ポリマーを用意する工程が、第一液体ポリマーの第一色彩と異なる第二色彩を有する第二ポリマーを提供することを含む、請求項９のグリップ形成方法。
11. 第一液体ポリマーを用意する工程が、第一レベルの粘着性を有する第一ポリマーを提供することを含み、かつ第二液体ポリマーを用意する工程が、第一液体ポリマーの第一レベルの粘着性と異なる第二レベルの粘着性を有する第二ポリマーを提供することを含む、請求項９のグリップ形成方法。
12. 支持体を提供する工程を更に含む、請求項９のグリップ形成方法。
13. 支持体を提供する工程が、フエルトを含む支持体を提供することを含む、請求項１２のグリップ形成方法。
14. 第二液体ポリマーを付与する工程が、噴射装置から第二ポリマーを噴射することを更に含む、請求項９のグリップ形成方法。
15. 第二液体ポリマーを噴射する工程が、第二ポリウレタンの付与時に噴射装置を移動する工程を更に含む、請求項１４のグリップ形成方法。
16. 噴射装置を移動する工程が所定パターンで噴射装置を移動することを含む、請求項１５のグリップ形成方法。
17. 上面、下面、および第一特徴を有する第一ポリマー領域、ならびに
    第一特徴を有し、かつ第一ポリマー領域の上面に付与された第二ポリマーを含み、
    第一ポリマーは第二ポリマーと重合されて、上面および下面を有する重合領域を形成している、ゴルフクラブグリップ。
18. 第一ポリマー領域の上面は、重合領域の上面の一部を形成している、請求項１７のゴルフクラブグリップ。
19. 第一ポリマー領域の上面は露出されて、重合領域の上面の一部を形成している、請求項１７のゴルフクラブグリップ。
20. 上面および下面を有する支持体領域を更に含み、支持体領域の上面は重合領域の下面に結合されている、請求項１７のゴルフクラブグリップ。
21. 支持体領域は重合領域に接着されている、請求項２０のゴルフクラブグリップ。
22. 第二ポリマー領域は、重合領域の上面の一部を形成している、請求項２０のゴルフクラブグリップ。
23. 重合領域は、上面と下面間に深さＤｐｏｌｙＴを形成し、かつ第二ポリマー領域は重合領域の上面から重合領域へ深さＤｐｏｌｙ２まで延在する、請求項２２のゴルフクラブグリップ。
24. Ｄｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの比は、少なくとも１対１５である、請求項２３のゴルフクラブグリップ。
25. Ｄｐｏｌｙ２対ＤｐｏｌｙＴの比は、少なくとも１対１０である、請求項２３のゴルフクラブグリップ。
26. 第二ポリマー領域は、重合領域の上面の一部を形成している、請求項１７のゴルフクラブグリップ。
27. 第一ポリマー領域の第一特徴は、第二ポリマー領域の第一特徴と異なる、請求項２６のゴルフクラブグリップ。
28. 第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、色彩を含む、請求項２７のゴルフクラブグリップ。
29. 第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、所定レベルの粘着性を含む、請求項２７のゴルフクラブグリップ。
30. 第一ポリマー領域および第二ポリマー領域の第一特徴は、ジュロメータを含む、請求項２７のゴルフクラブグリップ。
31. 第一ポリマー領域は第二特徴を更に有し、かつ第二ポリマー領域は第二特徴を更に有し、第一ポリマー領域の第二特徴は第二ポリマー領域の第二特徴と異なる、請求項２７のゴルフクラブグリップ。
32. 第一特徴は色彩を含み、かつ第二特徴は所定レベルの粘着性を含む、請求項３１のゴルフクラブグリップ。
33. 重合領域の上面は熱圧縮された摩擦促進パターンを更に含む、請求項２７のゴルフクラブグリップ。
34. 第一特徴を有する第一ポリウレタン領域、および
    第一ポリウレタン領域の第一特徴と異なる第一特徴を有する第二ポリウレタン領域を含み、
    第一ポリウレタン領域は、第二ポリウレタン領域と共に凝固されて、上面および下面を有する孔質凝固ポリウレタンを形成し、
    第一ポリウレタンおよび第二ポリウレタンは共働し凝固領域の上面上にパターンを形成し、それにより凝固領域は、パターンの一部を含む凝固領域の上面の一部下に第一ポリウレタンの連続領域を更に含む、ゴルフクラブグリップ。
35. 第一ポリウレタン領域および第二ポリウレタン領域の第一特徴は、色彩を含む、請求項３４のゴルフクラブグリップ。
36. 凝固領域の上面は実質的平滑である、請求項３４のゴルフクラブグリップ。
37. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面から所定深さを有し、その深さは凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／１５である、請求項３６のゴルフクラブグリップ。
38. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／１０の深さで凝固領域の上面から延在する、請求項３６のゴルフクラブグリップ。
39. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／５の深さで凝固領域の上面から延在する、請求項３６のゴルフクラブグリップ。
40. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも１／３の深さで凝固領域の上面から延在する、請求項３６のゴルフクラブグリップ。
41. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面と凝固領域の下面との間の距離の少なくとも４／５の深さで凝固領域の上面から延在する、請求項３６のゴルフクラブグリップ。
42. 第二ポリウレタン領域は、凝固領域の上面から凝固領域の下面へ延在する所定深さを有する、請求項３６のゴルフクラブグリップ。