JP2004236515A - 魚釣用リールのハンドル - Google Patents

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JP2004236515A
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handle knob
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Wataru Tsutsumi
わたる 堤
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】親指と人差し指とで把持した際のフィット性が良く、回転操作を安定した状態で容易に行なえる魚釣用リールのハンドルを提供する。
【解決手段】本発明の魚釣用リールのハンドルは、ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在なハンドルツマミ7を有している。このハンドルツマミ7は、親指と人差し指で把持される対向する二面の扁平部7bと、この扁平部7bから反ハンドルアーム側に向けて連続形成され、かつ扁平部の端部から外側に膨出する三次元曲面形状の膨出湾曲部7cとを備えており、その膨出湾曲部7cの軸方向長さL1を、ハンドルツマミ7の外端部からハンドルアーム側に向けて、ハンドルツマミ7の軸方向全長Lに対する10%〜40%の範囲内に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚釣用リールに関し、詳細には、リール本体の巻取り駆動機構に連結されて巻取り操作する魚釣用リールのハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
魚釣用リールのハンドルは、巻取り駆動機構に連結されるハンドル軸と、このハンドル軸の端部に取り付け固定されるハンドルアームと、このハンドルアームの端部に設けられた支軸に回転自在に支持され、巻取り操作時に指で摘んで回転操作されるハンドルツマミとを備えて構成されている。このハンドルツマミは、前記支軸の軸方向に沿うように握り部を備えており、この握り部は、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、支軸に直交する断面形状が円形や略長方形で形成されたものが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
特開昭64−34228号公報
【特許文献2】
特開平10−108596号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に開示されているハンドルツマミは、親指と人差し指とで摘んで巻取り回転操作する部分が断面円形であるため、親指の座りが悪くて握り難く、安定した状態で力を入れて容易に巻取り操作できない。また、特許文献2に開示されているハンドルツマミは、軸方向外側の端面、及びそれに連続する周縁の平坦部の影響により、把持する手の人差し指の内側が強く当たり、力を入れて容易に無理なく巻取り操作することができない。また、ハンドルツマミの軸方向外側端面と手のひらとの間に隙間が生じてフィット性が悪く、上記同様、力を入れて容易に巻取り操作することができない。
【0005】
本発明は、上述した問題に基づいて成されたものであり、親指と人差し指とで把持した際のフィット性が良く、回転操作を安定した状態で容易に行なえる魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明に係る魚釣用リールのハンドルは、リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームの端部に設けた支軸にハンドルツマミを回転自在に取り付けた構成において、前記ハンドルツマミは、親指と人差し指で把持される対向する二面の扁平部と、この扁平部から反ハンドルアーム側に向けて連続形成され、かつ扁平部の端部から外側に膨出する三次元曲面形状の膨出湾曲部とを備えており、前記膨出湾曲部の軸方向長さを、ハンドルツマミの外端部からハンドルアーム側に向けて前記ハンドルツマミの軸方向全長に対する10%〜40%の範囲内に形成したことを特徴とする。
【0007】
上記した構成のハンドルツマミによれば、親指と人差し指で把持される対向する二面の扁平部を有していることから、把持した際の指の座りが良くなり、また、扁平部の端部から、外側に三次元曲面形状の膨出湾曲部が所定長さ連続形成されていることから、親指と人差し指でハンドルツマミを把持して巻取り回転操作する際、指の内側や手のひらにハンドルツマミの端部外周が隙間無くフィットして保持することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は、本発明の一実施形態を示す図であり、図1は、魚釣用リール(両軸リール)の全体的な構成を示す図、図2は、ハンドルツマミを拡大して示す図、図3は、図2をA方向から見た図、図4は、図2のB−B線に沿った断面図、そして、図5は、図2のC−C線に沿った断面図である。
【0009】
図1に示すように、本実施形態のハンドル1は、両軸リール50に対して回転可能に装着されている。この場合、両軸リール50は、スプール51をリール本体52の左右側板間に回転可能に支持したものであり、前記スプール51は、リール本体52に回転可能に支持されたハンドル軸53がハンドル1によって回転駆動されることにより巻取り駆動機構54を介して釣糸巻取り方向に回転され、釣糸を巻回保持するようになっている。
【0010】
前記ハンドル1は、前記ハンドル軸53に回り止め固定されたハンドルアーム3と、ハンドルアーム3の端部にカシメ等によって支持された支軸5と、この支軸5に対し回転可能に支持されたハンドルツマミ7とを備えている。このハンドルツマミ7は、ハンドルアーム3の一端部に設けられていても良いし、図に示すように、両端部に設けられていても良い。なお、図に示したハンドルツマミ7内には、軸方向中心領域において、軸方向に延出して前記支軸5を挿通させる貫通孔8aを具備した支持部材8が装着されている。この支持部材8の先端側と支軸5の先端部との間には、軸受9が配設されており、ハンドルツマミ7を支軸5に対して滑らかに回転できるように支持している。
【0011】
前記支軸5の端面には固定ビス10が螺入されており、前記軸受9及びハンドルツマミ7を抜け止めしている。また、ハンドルツマミ7の外端面には、前記支軸5を露出できるように開口部7aが形成されており、ここに開口部を閉塞するキャップ13が装着されるようになっている。なお、キャップ13に、オイル注入用の小孔13aを形成しておいても良い。
【0012】
前記ハンドルツマミ7は、親指と人差し指で把持される対向する二面の扁平部7bと、この扁平部7bから反ハンドルアーム側に向けて連続形成され、かつ扁平部の端部から外側に膨出する三次元曲面形状の膨出湾曲部7cとを備えて構成されている。ここで、「三次元曲面形状」とは、図2及び図3に示すように、平面視及び側面視で共に湾曲状に変化している部分を意味しており、扁平部7bから外側に移行する際に、平面視及び側面視で共に湾曲状に変化し始める位置Pから反ハンドルアーム側を「膨出湾曲部7c」と定義する。本実施形態では、膨出湾曲部7cは、略半球形状に形成されており、その表面は、図2及び図3に示すように、いずれの側から見ても略楕円形状に形成されている。
【0013】
そして、この膨出湾曲部7cは、ハンドルツマミの外端面から扁平部の端部(位置P)まで至る軸方向長さL1が、ハンドルツマミ7の外端部からハンドルアーム側の内端部までの軸方向長Lに対して、10%〜40%の範囲内となるように形成されている。
【0014】
この場合、上記した比率を10%よりも小さくなるように形成すると、扁平部7bを親指と人差し指で把持した際、手のひらとハンドルツマミ7の端部側外周との間に隙間が生じてフィット感が低下する傾向になってしまい、また、比率を40%よりも大きくなるように形成すると、手のひらへの当たりが大きくなって扁平部7bをしっかりと把持し難い傾向となり、いずれも回転操作性に支障が生じるようになる。Lは、握持保持する際の操作性を考えると、30cm〜60cmが適用範囲であるが、実際に、ハンドルツマミの把持のし易さ、及び把持した際の安定した回転操作性を考慮すると、Lは、35cm〜50cm程度が好ましく、この場合の前記比率が、15%〜30%の範囲となるようにハンドルツマミ7を形成するのが好ましい。
【0015】
上記した構成によれば、親指と人差し指でハンドルツマミの扁平部7bを把持して巻取り回転操作する際、前記膨出湾曲部7cが所定長さ扁平部7bから連続形成されているため、指の内側や手のひらにハンドルツマミ7の端部外周(膨出湾曲部7c)が隙間無くフィットしてしっかり保持できるようになり、しかも、指がハンドルツマミに対して点あたりすることも無いので、痛み無く巻取り操作を安定した状態で容易に行なえるようになる。
【0016】
また、上記した構成において、ハンドルツマミ7は、さらに以下のように形成することが好ましい。
【0017】
ハンドルツマミ7の扁平部7bは、反ハンドルアーム側の軸方向外側に向けて漸次幅広に形成しておくことが好ましい。この場合、図2に示すように、両端縁を曲線状に漸次幅広となるように形成しても良いし、図6に示すように、直線状に漸次幅広となるように形成しても良い。扁平部の両端縁をこのように形成することで、上記した膨出湾曲部7cの構成と相俟って、親指と人差し指により確実にしっかり把持しながら力を入れての巻取り回転操作を無理なく容易に行なえるようになる。
【0018】
また、対向する二面の扁平部7bの対向距離を、図3に示すように、軸方向長さの略中間部P1から、軸方向外側及び内側に向けて漸次幅広となるように(すなわち、中央部分が窪みその両サイドが次第に膨らむように)形成することが好ましい。両扁平部7bの表面形状をこのように形成することで、上記した膨出湾曲部7cの構成と相俟って、親指と人差し指により確実にしっかり把持しながら力を入れての巻取り回転操作を無理なく容易に行なえるようになる。
【0019】
また、前記膨出湾曲部7cは、全体として湾曲状の単一面として形成されていることが好ましいが、図7に示すように、一部において平面部7dが形成されていても良い。図に示す平面部7dは、上記したハンドルツマミ7の開口部7aに装着されるキャップ13が装着されるようにしたものである。もちろん、キャップ13の外表面を、膨出湾曲部7cと面一となるように加工形成しておいても良い。
【0020】
以上、本発明の実施形態を、両軸リールを例示して説明したが、上記したハンドルツマミを有するハンドルは、スピニングリール等、各種のリールに適用することが可能である。また、ハンドルツマミ7は、コルク、木材、発泡性樹脂のような各種合成樹脂等によって形成する等、その材料については特に限定されることはない。さらに、膨出湾曲部7cについては、表面が反ハンドルアーム側に向けて突出するように膨出していれば良く、その断面は、図5に示したような略楕円形状の他、例えば円形状に形成されていても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、親指と人差し指とで把持した際のフィット性が良く、回転操作を安定した状態で容易に行なえる魚釣用リールのハンドルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図であり、魚釣用リール(両軸リール)の全体的な構成を示す図。
【図2】ハンドルツマミを拡大して示す図。
【図3】図2をA方向から見た図。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図。
【図5】図2のC−C線に沿った断面図。
【図6】ハンドルツマミの第1変形例を示す図。
【図7】ハンドルツマミの第2変形例を示す図。
【符号の説明】
1 ハンドル
3 ハンドルアーム
5 支軸
7 ハンドルツマミ
7b 扁平部
7c 膨出湾曲部
50 両軸リール
52 リール本体
53 ハンドル軸

Claims (3)

  1. リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームの端部に設けた支軸にハンドルツマミが回転自在に取り付けられた魚釣用リールのハンドルにおいて、
    前記ハンドルツマミは、親指と人差し指で把持される対向する二面の扁平部と、この扁平部から反ハンドルアーム側に向けて連続形成され、かつ扁平部の端部から外側に膨出する三次元曲面形状の膨出湾曲部とを備えており、
    前記膨出湾曲部の軸方向長さを、ハンドルツマミの外端部からハンドルアーム側に向けて前記ハンドルツマミの軸方向全長に対する10%〜40%の範囲内に形成したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
  2. 前記扁平部を、反ハンドルアーム側の軸方向外側に向けて漸次幅広に形成したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのハンドル。
  3. 前記対向する二面の扁平部の対向距離を、軸方向長さの略中間部から、軸方向外側及び内側に向けて漸次幅広に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リールのハンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10780452B2 (en) 2006-05-22 2020-09-22 Ben Huang Multi-polymer grip member
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