JP3673140B2 - 魚釣用リールのハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣糸の巻取り操作を行う魚釣用リールのハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来周知のように、魚釣用リールに於ける釣糸の巻取り操作は、釣糸の巻取り駆動機構に連結されたハンドルによって行われている。
そして、従来、この種のハンドルは、ハンドルアームとその端部の支軸に回転可能に取り付くハンドルつまみとで構成されており、ハンドルアームは、リール本体に挿着された駆動軸(ハンドル軸)に固着されている。
【0003】
ところで、実開昭56−68473号公報,実開平3−74266号公報及び特開平10−66488号公報等に開示されるように、一般にハンドルつまみは、図乃至図の如くT字形状や略鼓状或いは略直方形状のものが知られており、巻取り操作時にこれらハンドルつまみ1,3,5,7を指で摘んでハンドルアーム9,11,13を回転操作している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、T字形状や略直方形状のハンドルつまみ1,3,7は、指で摘んで操作する際にそれらの形状から摘む方向が決まってしまい、摘み方によってはこれらを再度摘み直さなければならない場合も生じ、咄嗟の素早い対応が行えない欠点が指摘されていた。
【0005】
また、略鼓状のハンドルつまみ5は、指で摘んだ際にT字形状のハンドルつまみ1,3に比し力が入り難く、また、手のひらをハンドルつまみ5に密着させてこれを保持すると、手首が固定されて素早い操作ができなくなってしまう等の課題が残されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、握持性に優れ、迅速な巻取り操作が可能な魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に挿着された駆動軸に連結されるハンドルアームと、当該ハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に取り付くハンドルつまみとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、上記ハンドルつまみを、支軸が挿通する筒状部と当該筒状部より外方に向けて膨出する握り部とで構成して、支軸と直交する握り部の断面形状を円形に成形し、当該断面形状の最大径部を境に握り部の反ハンドルアーム側を、ハンドルアーム側に比し支軸の軸方向へ大きく成形すると共に、握り部に、前記支軸が挿通する貫通孔を中心に複数の抜き孔を当該貫通孔に沿って形成したことを特徴とする。
【0007】
(作用)
請求項1に係る発明によれば、ハンドルの巻取り操作で釣糸がスプールに巻回されるが、握り部は支軸と直交するその断面形状が円形とされているため、ハンドルつまみを摘むに当たってどの方向からでも良好に摘めることとなる。
そして、握り部は、断面形状の最大径部を境に握り部の反ハンドルアーム側がハンドルアーム側に比し支軸の軸方向へ大きく成形されているため、ハンドルつまみを摘んだ際に反ハンドルアーム側の握り部が手のひらに密着し、巻取り操作時にハンドルつまみに力が入り易くなって迅速な巻取り操作や強負荷巻取り操作が容易に行える。
また、握り部に複数の抜き孔を貫通孔に沿って形成したことで、ハンドルつまみが軽くなって魚釣用リール全体の軽量化が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は請求項1の一実施形態に係るハンドルを装着したスピニングリールを示し、図中、15はリール本体17に回転可能に装着されたロータで、ロータ15の基部には一対のロータ腕部19が一体成形されている。
【0009】
そして、一方のロータ腕部19の先端に、ラインローラ21を支持するベールアーム23とラインスライダ25からなるベール支持部材が釣糸巻取位置側と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付き、また、図示しない他方のロータ腕部には、ベールホルダが同じく釣糸巻取位置側と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付けられており、ベールホルダとラインスライダ25との間に半環状のベール27が装着されている。
【0010】
また、図中、29は上記ロータ15と同軸上に装着されたスプールで、当該スプール29はリール本体17の前後方向へ往復動可能に取り付くスプール軸(図示せず)に支持されている。
そして、従来と同様、ベール27を釣糸巻取位置側へ倒してハンドル31の操作でロータ15を釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動して前後方向へ往復動するスプール29に釣糸が巻回され、また、ベール27を釣糸放出位置側へ反転させて仕掛けを投擲すると、スプール29に巻回された釣糸がスパイラル状に繰り出されるようになっている。
【0011】
而して、上記ハンドル31は、図1及び図2に示すようにハンドルアーム33と、当該ハンドルアーム33の端部に固着された支軸35に回転可能に取り付く樹脂または木製のハンドルつまみ37とで構成されており、ハンドルアーム33は、リール本体17に挿着された図示しない駆動軸の端部に固着されている。
図2乃至図4に示すようにハンドルつまみ37は、筒状部39と当該筒状部39より外方に向けて膨出する握り部41とで構成されており、その中心に支軸35が挿通する貫通孔43が形成されている。
【0012】
そして、貫通孔43の内周には、支軸35の外周に装着した軸受部材45,47を係止させる二つの係止部49,51が、筒状部39の端部側と握り部41の中央部分に形成されており、貫通孔43内に挿入した支軸35の挿入側先端部にねじ53を螺着すると、軸受部材45がねじ53と係止部49とで挟持され、そして、軸受部材47が係止部51と支軸35の後端側に設けたストッパ55とで挟持されて、ハンドルつまみ37が支軸35に回転可能に取り付くようになっている。
【0013】
尚、図2中、57は貫通孔43の開口部を閉塞するキャップである。
そして、握り部41は、外形形状が支軸35の軸方向にやや押し潰された略球状に成形されて、支軸35と直交するその断面形状が円形に成形されている。そして、当該断面形状の最大径部(図4中、L部)を境に反ハンドルアーム側握り部41aが、ハンドルアーム側握り部41bに比し支軸35の軸方向へ大きく(A>B)成形されており、ハンドルつまみ37を指で摘んだ際に、反ハンドルアーム側握り部41aが手のひらに密着して容易に握持保持できるようになっている。
【0014】
また、図示するように握り部41には、貫通孔43を中心に8個の抜き孔59が貫通孔43に沿って成形されており、斯かる抜き孔59によってハンドルつまみ37の軽量化が図られている。
本実施形態はこのように構成されているから、ベール27を釣糸巻取位置側へ倒してハンドル31の操作でロータ15を釣糸巻取り方向へ回転させれば、これに連動して前後方向へ往復動するスプール29に釣糸が巻回されるが、握り部41は外形形状が略球状に成形されて、支軸35と直交するその断面形状が円形とされているため、ハンドルつまみ37を摘むに当たってどの方向からでも良好に摘めることとなる。
【0015】
而も、握り部41は、支軸35と直交するその断面形状の最大径部Lを境に反ハンドルアーム側握り部41aが、ハンドルアーム側握り部41bに比し支軸35の軸方向へ大きく成形されているため、ハンドルつまみ37を摘んだ際に反ハンドルアーム側握り部41aが手のひらに密着することとなる。
このように本実施形態によれば、ハンドルつまみ37をどの方向からでも良好に摘めるため、従来に比し咄嗟に素早い対応が行えると共に、ハンドルつまみ37を摘んだ際に反ハンドルアーム側握り部41aが手のひらに密着するため、巻取り操作時にハンドルつまみ37に力が入り易くなって、迅速な巻取り操作や強負荷巻取り操作が容易に行えることとなった。
【0016】
また、本実施形態によれば、握り部41に複数の抜き孔59を設けてハンドルつまみ37の軽量化を図っているため、スピニングリール61全体の重量増を抑えることが可能である。
尚、上記実施形態は、スピニングリールのハンドルに本発明を適用したものであるが、本発明は両軸受型リールを始めとするその他の魚釣用リールのハンドルに適用できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係る魚釣用リールのハンドルによれば、ハンドルつまみをどの方向からでも良好に摘めるため、従来に比し咄嗟に素早い対応が行えると共に、ハンドルつまみを摘んだ際に反ハンドルアーム側の握り部が手のひらに密着するため、巻取り操作時にハンドルつまみに力が入り易くなって、迅速な巻取り操作や強負荷巻取り操作が容易に行えることとなった。
また、握り部に複数の抜き孔を貫通孔に沿って形成したことで、ハンドルつまみが軽くなって魚釣用リール全体の軽量化が図れる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の一実施形態に係るハンドルを装着したスピニングリールの正面図である。
【図2】 図1に示すハンドルのハンドルアームとハンドルつまみの断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図1に示すハンドルのハンドルつまみの側面図である。
【図5】 従来の魚釣用リールの斜視図である。
【図6】 従来の魚釣用リールの斜視図である。
【図7】 従来の魚釣用リールに装着されるハンドルの斜視図である。
【符号の説明】
17 リール本体
29 スプール
31 ハンドル
33 ハンドルアーム
35 支軸
37 ハンドルつまみ
39 筒状部
41 握り部
43 貫通孔
59 抜き孔
61 スピニングリール

Claims (1)

  1. リール本体に挿着された駆動軸に連結されるハンドルアームと、
    当該ハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に取り付くハンドルつまみとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、
    上記ハンドルつまみを、支軸が挿通する筒状部と当該筒状部より外方に向けて膨出する握り部とで構成して、支軸と直交する握り部の断面形状を円形に成形し、
    当該断面形状の最大径部を境に握り部の反ハンドルアーム側を、ハンドルアーム側に比し支軸の軸方向へ大きく成形すると共に、握り部に、前記支軸が挿通する貫通孔を中心に複数の抜き孔を当該貫通孔に沿って形成したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
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