JP2008099567A - 魚釣用リールのハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は魚釣用リールのハンドルに関し、あらゆる状況下でハンドル摘みを挟持する指の位置を不自然に摘み直すという煩わしさがなく、指で確実にハンドル摘みを挟持することのできる魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームと、前記ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在に取り付くハンドル摘みとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、前記ハンドル摘みを、円形状の外周面に手の指で挟持可能な複数の平面部または凹陥部を設けて多角形状に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、釣糸の巻取り操作を行う魚釣用リールのハンドルに関する。
従来周知のように、魚釣用リールに於ける釣糸の巻取り操作は、巻取り駆動機構に連結されたハンドルによって行われている。
一般に、魚釣用リールのハンドルは、リール本体内に装着された巻取り駆動機構の駆動軸(ハンドル軸)に連結されたハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固着された支軸に回転自在に支持され、巻き取り操作時に指で摘んで回転操作されるハンドル摘みとで構成されている。そして、このハンドル摘みは、巻き取り操作する際に手の指で摘んで回転操作されることから、摘んだ際に滑り難くするため、その表面に滑り止め用の凸条を軸方向に向かって複数設けることが周知となっている。
而して、この構成によれば、ハンドル摘みを指で摘んでハンドルを回転操作する際に、滑りを抑制することが可能となるが、ハンドル摘みを強く摘むと、凸条が指の腹面に食い込んで長時間のツマミ操作で指が痛くなる等、操作性に劣るという問題があった。
また、馴染み易くフィット感を良くするため、柔軟性のある材料でハンドル摘みを形成すると、凸条が可撓性を有することから、摘んだ際に凸条が変形してしまい、ハンドル摘みを強く保持した状態でのハンドルの操作性や保持性に劣るといった問題があった。
そこで、昨今、断面略鼓形状に形成されたハンドル摘みの対向する二面に凹状の扁平状握部を設けると共に、この扁平状握部から軸方向端部に向けて複数の凹凸条を設けて、上述の如き不具合を解決した魚釣用リールのハンドルが特許文献1に開示されており、このハンドルによれば、摘んだ際に凹凸条による食い込みが少なくなるため、長時間のツマミ操作で指が痛くなることがなくなった。
特開2005−245293号公報
しかし、特許文献1に開示されたハンドルは、断面略鼓形状に形成されたハンドル摘みの対向する二面に凹状の扁平状握部を設けた構造上、対向する扁平状握部が位置した方向次第では、ハンドル摘みを摘み直さなければならないという制約を受ける欠点があった。
即ち、実釣時に仕掛けにアクションを加えたり、掛かった魚との駆け引きを行う場合やキャスティングする際には、ハンドル摘みから指を一旦離した後、再びハンドル摘みを摘むが、ハンドル摘みはハンドルアームの端部に固着された支軸に回転自在に支持されているために回転し、この結果、対向する扁平状握部が位置した方向次第では、この対向する扁平状握部に挟持する指の位置を不自然に大きく変えてハンドル摘みを摘み直さなければならなかった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、あらゆる状況下でハンドル摘みを挟持する指の位置を不自然に摘み直すという煩わしさがなく、指で確実にハンドル摘みを挟持することのできる魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームと、前記ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在に取り付くハンドル摘みとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、前記ハンドル摘みを、円形状の外周面に手の指で挟持可能な複数の平面部または凹陥部を設けて多角形状に形成したことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームと、前記ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在に取り付くハンドル摘みとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、前記ハンドル摘みに、円形状の外周面に手の指で挟持可能な複数の平面部または凹陥部を設けて多角形状に形成した摘み部材を、着脱可能に装着したことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールのハンドルに於て、複数の前記平面部または凹陥部は、一対の対向する平面部または凹陥部としてハンドル摘みまたは摘み部材に形成されていることを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルに於て、前記ハンドル摘みまたは摘み部材は、一対の対向する平面部または凹陥部を複数設けて正多角形状に形成されていることを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルに於て、複数の前記平面部または凹陥部は、少なくともいずれか一つの平面部または凹陥部に凹状部が形成されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、従来に比しハンドル摘みを確実に指で挟持することができると共に、ハンドル摘みをスムーズに摘めて不自然に指の位置を変えて摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となった。
また、請求項2に係る発明によれば、摘み部材を介してハンドル摘みを確実に指で挟持することができると共に、摘み部材をスムーズに摘めて不自然に指の位置を変えて摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となる。
そして、摘み部材をハンドル摘みに着脱可能としたことで摘み部材のアフターパーツ化が可能となるため、例えば、摘み部材の外周に設けた平面部,凹陥部の数や摘み部材自体の大きさ,形状,色等、仕様の異なる他の摘み部材を別途用意してこれらを交換可能にすれば、釣人の好みや釣場の環境条件,釣法,対象魚等に適した魚釣用リールのハンドルを提供することが可能となる。
同様に、請求項3乃至請求項5に係る発明によれば、ハンドル摘みや摘み部材を安定した状態で且つ確実に指で挟持することができると共に、ハンドル摘みや摘み部材をスムーズに摘めて不自然に指の位置を変えて摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となる。
更に、請求項5に係る発明にあっては、指で挟持した際のハンドル摘みや摘み部材のグリップ力が更に向上すると共に、凹状部のデザイン化を図ることで意匠性が更に向上する利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1及び請求項3の第一実施形態に係るハンドルを装着した魚釣用リールを示し、図中、1,3はフレーム5の左右に取り付く側板で、両側板1,3とフレーム5によって魚釣用リール7のリール本体9が構成されている。そして、両側板1,3間にスプール軸11が支持部12等に回転自在に支持され、このスプール軸11を介して両側板1,3間にスプール13が回転可能に支持されている。
そして、側板3側に突出するスプール軸11には、スプール軸11に設けたクラッチ部15に係脱可能なピニオン17が回転可能且つその軸方向へスライド可能に取り付けられており、従来と同様、リール本体9に装着したクラッチレバー(図示せず)の操作でこれらのクラッチ係合を係脱させると、スプール13がスプールフリー状態(クラッチOFF:動力遮断状態)と釣糸巻取り状態(クラッチON:動力伝達状態)とに切り換わり、また、このスプールフリー状態で、側板3側に装着したハンドル19を釣糸巻取り方向へ回転させると、周知の復帰機構によりスプール13がスプールフリー状態から釣糸巻取り状態へ復帰するようになっている。
而して、ハンドル19は、リール本体9内に装着された後述する巻取り駆動機構21の駆動軸(ハンドル軸)23に連結されたハンドルアーム25と、このハンドルアーム25の両端部に固着された支軸27に回転自在に取り付くハンドル摘み29とで構成されており、ハンドル摘み29はアルミニウム合金や銅合金等の金属材料や硬質の樹脂材料で形成されている。そして、駆動軸23の挿入先端部は転がり軸受(図示せず)を介してフレーム5に回転可能に取り付き、駆動軸23の挿入先端側に前記復帰機構のクラッチ復帰ギヤ31が取り付けられている。
図2乃至図4に示すようにハンドル摘み29は、外周が円形状に形成されたその先端部33や後部35に比しやや小径な円筒形状の中央部分の外周面に、一対の対向する同一形状の平面部37を周方向に三対設けると共に、各平面部37の間に、各平面部37に比し幅狭な円弧部39を先端部33,後部35間に亘って平行に設けて、ハンドル摘み29の中央部分を断面略正六角形状としたもので、図2及び図4の如く釣人がハンドル摘み29を親指41と人差し指43で摘むとき、常に対向する一対の平面部37を、親指41と人差し指43とで摘むことができるようになっている。
そして、図3及び図4に示すようにハンドル摘み29の中心に、支軸27が挿通する貫通孔51が形成されている。
更に、貫通孔51の前後の内周には、支軸27の前後外周に装着した2つの転がり軸受53,55を係止させる凹状の係止部57,59が周方向に設けられており、貫通孔51内に挿入した支軸27の挿入側先端部にネジ61を螺着して、転がり軸受53をこのネジ61と係止部57とで挟持し、且つ転がり軸受55を支軸27の後部側に設けた環状のスペーサ63と係止部59とで挟持することで、ハンドル摘み29が支軸27に回転可能に抜け止め支持されている。そして、ハンドル摘み29の先端部33に、貫通孔51の開口部を閉塞するキャップ65が止着されている。
その他、図1に於て、67は駆動軸23に回転可能に取り付くドライブギヤで、このドライブギヤ67は前記ピニオン17に噛合している。そして、ドライブギヤ67と駆動軸23は従来周知のドラグ装置69によって摩擦結合されており、これらドライブギヤ67とピニオン17,ドラグ装置69,駆動軸23が、ハンドル19の回転力をスプール軸11に伝達させる巻取り駆動機構21を構成している。
本実施形態に係るハンドル19を装着した魚釣用リール7はこのように構成されており、クラッチレバーの操作でスプール13をスプールフリー状態にすると、仕掛けの重量で釣糸がスプール13から繰り出され、また、斯かる状態からハンドル19の操作でスプール13を釣糸巻取り状態に復帰させてハンドル19を巻取り操作すれば、ハンドル19の回転力が巻取り駆動機構21によりスプール軸11に伝達されてスプール13が回転し、釣糸がスプール13に巻き取られることとなる。
そして、既述したようにハンドル19のハンドル摘み29は、親指41と人差し指43で摘む中央部分が、円筒形状の外周面に一対の対向する平面部37を三対設けた断面略正六角形状とされているため、釣人が実釣時に仕掛けにアクションを加えたり、掛かった魚との駆け引きを行うためにハンドル摘み29から指41,43を一旦離した後、再びハンドル摘み29を摘む際に、常に対向する周方向に連続して形成された一対の平面部37を親指41と人差し指43とで、挟持する指の位置を不自然に変えることなくスムーズ且つ確実に摘むことができることとなる。
このように、本実施形態は、断面略鼓形状に形成した特許文献1のハンドルのハンドル摘みと異なり、親指41と人差し指43で摘むハンドル摘み29の中央部分を、一対の対向する同一形状の平面部37を三対設けた断面略正六角形状に形成して、ハンドル摘み29を摘む際に、常に対向する一対の平面部37を親指41と人差し指43で摘むことができるようにしたので、従来に比しハンドル摘み29を挟持する指の位置を不自然に変えることなく安定した状態で確実に指41,43で挟持することができると共に、ハンドル摘み29をスムーズに摘めて指の位置を不自然且つ無理に摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となった。
また、本実施形態は、各平面部37の間に、各平面部37に比し幅狭な円弧部39を設けてハンドル摘み29の外周面に鋭角な角部をなくしたため、長時間のツマミ操作で指が痛くなることがなくなると共に、見栄えが良好となって意匠性が向上する利点を有する。
図5は図4に対応する請求項1及び請求項3の第二実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図を示し、本実施形態は、図4の平面部37に代え、円筒形状のハンドル摘み71の中央部分の外周面に、親指41と人差し指43の腹面形状に沿って円弧状に凹んだ一対の対向する同一形状の凹陥部73を周方向に三対設けて、ハンドル摘み71の中央部分を断面略正六角形状としたもので、前記実施形態と同様、各凹陥部73の間には、各凹陥部73に比し幅狭な円弧部39が設けられている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても、前記実施形態と同様、所期の目的を達成することができることは勿論、本実施形態は図4の平面部37に代え、親指41と人差し指43の腹面に沿った円弧状の凹陥部73をハンドル摘み71の外周面に設けたため、親指41と人差し指43で摘んだ際に、指先の腹部とのフィット感が向上し、更に滑り難くなる等の利点を有する。
図6は図4に対応する請求項1の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図を示し、本実施形態は、円筒形状のハンドル摘み75の中央部分の外周面に、同一形状の五つの平面部77を周方向に設けると共に、各平面部77の間に、各平面部77に比し幅狭な円弧部39を先端部33と後部35間に平行に設けて、ハンドル摘み75の中央部分を断面略五角形状としたもので、図示するように釣人がハンドル摘み75を親指41と人差し指43で摘むとき、支軸27を挟んだ二つの平面部77を摘むことができるようになっている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても、従来に比しハンドル摘み75を安定した状態で且つ確実に指41,43で挟持することができると共に、実際の巻き取り操作時に於て、挟持する指の位置の対向位置が変化する状況に於ても、ハンドル摘み75をスムーズに摘めて、円滑な巻取り操作が可能となった。
図7は図4に対応する請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図を示し、本実施形態は、円筒形状のハンドル摘み79の中央部分の外周面に一対の対向する同一形状の平面部81を周方向に四対設けて、ハンドル摘み79の中央部分を断面正八角形状に形成したものである。
そして、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、従来に比しハンドル摘み79を安定した状態で且つ確実に指で挟持することができると共に、ハンドル摘み79をスムーズに摘めて指の位置を不自然に摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となる。
また、本実施形態は、ハンドル摘み79の中央部分を断面正八角形状に形成して周方向に形成される平面部81の数を増やした構造上、指の挟持対向平面が周方向に増えたことにより、既述した各実施形態に比し、指の腹部で摘める接触面(隣接面)が増えてグリップ性能が更に向上する利点を有する。
図8及び図9は図4に対応する請求項1,請求項3乃至請求項5の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みを示し、本実施形態に係るハンドル19-1のハンドル摘み79-1は、図7のハンドル摘み79の構成に加え、総ての平面部81-1に複数本の凹状部(溝)83を軸方向に設けてグリップ力の向上を図ったものである。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態に係るハンドル摘み79-1によれば、総ての平面部81-1に複数本の凹状部83を設けた構造上、図7のハンドル摘み79に比し、指41,43で挟持した際のグリップ力が更に向上すると共に、凹状部83のデザイン化を図ることで意匠性が更に向上する利点を有する。
尚、凹状部83は必ずしも総ての平面部81-1に設ける必要はなく、機能性や意匠性等を考慮して適宜設けてもよい。
また、上述したハンドル摘みは、夫々、外周面に平面部または凹陥部を有する円筒形状に形成されて支軸に回転可能に支持されているが、ハンドル摘みを円柱形状に形成して支軸を一体形成し、これを軸受を介してハンドルアームに回転可能に支持してもよく、内部構造は中空でも中実でも特に限定されない。
図10乃至図12は請求項2乃至請求項4の一実施形態に係るハンドルを示し、図11及び図12に於て、85はハンドルアーム25の端部の支軸27に回転自在に支持されたハンドル摘みで、このハンドル摘み85は、対向する一対の平面部87と円弧部89とからなるやや扁平な断面非円形状に形成されて、既存のハンドル摘みと類似し且つ既存のハンドル摘みに比べやや小型な外形形状を有している。
図11に示すように前記ハンドル摘み85は、図3のハンドル摘み29の取付構造と同様、中心に支軸27が挿通する貫通孔51が形成されると共に、貫通孔51の前後の内周に、支軸27の前後外周に装着した前記転がり軸受53,55を係止させる凹状の係止部57,59が周方向に設けられており、貫通孔51内に挿入した支軸27の挿入側先端部にネジ61を螺着して、転がり軸受53をこのネジ61と係止部57とで挟持し、且つ転がり軸受55を支軸27の後部側に設けた環状のスペーサ63と係止部59とで挟持することで、ハンドル摘み85が転がり軸受53,55を介して支軸27に回転可能に抜け止め支持されている。
そして、本実施形態は、前記ハンドル摘み85の外周に、筒状の摘み部材91を着脱可能に装着したことを特徴とする。
図示するように摘み部材91は、後端側に形成された環状の基部93と、一対の対向する同一形状の平面部95を周方向に四対設けて断面正八角形状に形成した摘み部97とで構成されている。そして、摘み部材91の中心に、前記ハンドル摘み85の外形形状と一致したハンドル摘み取付孔99が設けられており、前記基部93側に開口するハンドル摘み取付孔99の挿入口101からハンドル摘み85が挿入できるようになっている。
また、摘み部材91の反挿入口101側には、前記ネジ61の挿通孔103が設けられており、上述したように挿入口101からハンドル摘み85をハンドル摘み取付孔99内に挿入した後、挿通孔103を挿通させたネジ61を支軸27の挿入側先端部に螺着すると、ハンドル摘み85が支軸27に回転自在に取り付くと共に、摘み部材91がハンドル摘み85の外周に固定されるようになっている。
従って、摘み部材91が不要の場合は、ネジ61を外してハンドル摘み85から摘み部材91を取り除けばよい。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態に係るハンドル105はこのように構成されており、摘み部材91を用いず、ハンドル摘み85だけで釣糸の巻取り操作が可能であるが、ハンドル摘み85はやや扁平な断面非円形状に形成されて既存のハンドル摘みと類似し且つやや小型な外形形状を有しているため、方向次第ではハンドル摘み85を摘み直さなければならない。
しかし、図10及び図12に示すようにハンドル摘み85の外周に摘み部材91を装着すれば、釣人が摘み部材91を摘む際に、常に対向する一対の平面部95を親指41と人差し指43とでスムーズ且つ確実に摘むことができることとなる。
従って、既述した各実施形態と同様、本実施形態によっても、従来に比し摘み部材91を介してハンドル摘み85を安定した状態で且つ確実に指41,43で挟持することができると共に、摘み部材91をスムーズに摘めて指の位置を不自然に摘み直す必要がなくなり、円滑な巻取り操作が可能となる。
また、摘み部材91をハンドル摘み85に着脱可能としたことで摘み部材のアフターパーツ化が可能となるため、例えば、摘み部材の外周に設けた平面部の数や摘み部材自体の大きさ,形状,材質,色彩、また、平面部に変えて図5の如き凹陥部73を設けた摘み部材等、仕様の異なる他の摘み部材を別途用意してこれらを交換可能にすれば、釣人の好みや釣場の環境条件,釣法,対象魚等に適した魚釣用リールのハンドルを提供することが可能となる。
請求項1及び請求項3の第一実施形態に係るハンドルを装着した魚釣用リールの一部切欠き平面図である。 ハンドル摘みの拡大平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 請求項1及び請求項3の第二実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図である。 請求項1の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図である。 請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの断面図である。 請求項1,請求項3乃至請求項5の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの拡大平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 請求項2乃至請求項4の一実施形態に係るハンドルのハンドル摘みの拡大平面図である。 ハンドル摘みの分解である。 図10のXII−XII線断面図である。
符号の説明
1,3 側板
5 フレーム
7 魚釣用リール
9 リール本体
11 スプール軸
13 スプール
19,19-1,105 ハンドル
21 巻取り駆動機構
23 駆動軸
25 ハンドルアーム
27 支軸
29,71,75,79,79-1,85 ハンドル摘み
37,77,81,81-1,87,95 平面部
39,89 円弧部
41 親指
43 人差し指
51 貫通孔
53,55 転がり軸受
61 ネジ
65 キャップ
73 凹陥部
83 凹状部
91 摘み部材
97 摘み部
99 ハンドル摘み取付孔
101 挿入口
103 挿通孔

Claims (5)

  1. リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームと、
    前記ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在に取り付くハンドル摘みとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、
    前記ハンドル摘みを、円形状の外周面に手の指で挟持可能な複数の平面部または凹陥部を設けて多角形状に形成したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
  2. リール本体の駆動軸に連結されるハンドルアームと、
    前記ハンドルアームの端部に設けた支軸に回転自在に取り付くハンドル摘みとからなる魚釣用リールのハンドルに於て、
    前記ハンドル摘みに、円形状の外周面に手の指で挟持可能な複数の平面部または凹陥部を設けて多角形状に形成した摘み部材を、着脱可能に装着したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
  3. 複数の前記平面部または凹陥部は、一対の対向する平面部または凹陥部としてハンドル摘みまたは摘み部材に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールのハンドル。
  4. 前記ハンドル摘みまたは摘み部材は、一対の対向する平面部または凹陥部を複数設けて正多角形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドル。
  5. 複数の前記平面部または凹陥部は、少なくともいずれか一つの平面部または凹陥部に凹状部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021936A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Globeride Inc 魚釣用電動リール

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