JP5286013B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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本発明は、魚釣用リールに関し、特に、左右に側枠を有するフレームを備えるリール本体の一側に釣糸巻回用スプールを巻取り駆動するハンドルが設けられた魚釣用リールに関する。
釣糸が巻回されるスプールを回転自在に支持する両軸リールのリール本体は、側枠間を複数の支柱で一体的に連結形成したフレームと、このフレームの側枠の側部に装着される側板とで構成されている。
リール本体は前後方向に長い異形タイプがあるが、握持保持のときに保持する位置的な面で制約が生じやすい。そこで、側面視円形の側枠および側板からなる円形タイプのベイキャスティングリールが広く知られており、スプール前方の側枠間にスプールに釣り糸を平行に巻回するレベルワインド機構のラインガイドが配設されている(例えば特許文献1参照)。
実開平4−41263号公報
特許文献1に開示された円形フレームの場合、形状的制約なく握持保持できるメリットはあるが、レベルワインド機構が装備されるフレーム前方部の保護面での配慮に欠け、ハンドル操作に連動して左右に往復動するラインガイドが大きく露出しているため、以下の問題がある。第1に、リール本体を握持保持したとき、手の親指がラインガイドに接触し易く危険であるとともに、ラインガイドを意識しすぎると保持性が劣ってしまう。第2に、釣り場での移動中などに誤って落下させてしまった場合、ラインガイドに傷が付いたり、折損したり、作動不良が発生し易くなる。第3に、フレーム内側面とラインガイドとの間に異物が挟まり易く、作動不良を生じ易い。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、円形フレームの良好な握持保持性を図りながら、握持保持時の危険回避とレベルワインド機構を強度的に保護することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る魚釣用リールは、釣糸を巻回するスプールを両側から回転可能に保持する2つの側枠を有するフレームを備えるリール本体と、前記リール本体の一側に設けられ、前記スプールを回転させて巻取り駆動するハンドルと前記スプールに巻回導入される前記釣糸を貫通し、ハンドル操作に連動して前記側枠間を往復移動するラインガイドを有するレベルワインド機構と、前記側枠間に架設され、導入される前記釣糸を通過させて、前記ラインガイドを外部から非接触に保護し、且つ前記側枠の外周に沿って形成され、その上面に前記側枠の外周より径方向の内側に下がる指外れ防止用段差を有する平坦な指載置面が形成された保護フレームと、を具備する。
リール本体にラインガイドを囲う支柱を有する保護フレームを取り付ける構造とすることによって、握持の際の位置制約のない円形フレームの良好な握持保持性の維持を図りながら、ラインガイドの握持保持した手の指の接触防止を図って危険を回避できるとともに、レベルワインド機構を外力や異物侵入から強度的に保護できる。また、保護フレームをリール本体に着脱可能に構成することにより、フレームの加工を容易にできる。また、支柱を有する保護フレームにリール本体の他のフレームと異なった材質選定が可能となり、釣り人が魚釣用リールを保持したときの保護(安全性確保)及び外観のバリエーションを向上できる。さらに、実用経過に伴う部品交換等のメンテナンス性を向上できる。
側枠のうち、ハンドルと反対側の側枠が円形を有し、保護フレームの2つの支柱の外周面が円形の側枠の外周面よりも径方向外側に、円形の側枠の中心を基点とする円弧面として形成されていることによって、側枠外周の切削加工と連続的に支柱外周の切削加工も行えるので、加工が容易であるとともに、統一感の取れたバランスの良い外観が得られる。
支柱の外周面がハンドルと反対側の側枠の外周面よりも径方向外側に配置されていることによって、支柱内へラインガイドを充分収容配置でき、握持保持した手の指の接触防止を図ることができ、レベルワインド機構を外力や異物侵入から確実に保護できる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態について説明する。
第1の実施の形態について図1ないし図3を用いて説明する。
図1から図3に全体を示すように、魚釣用リール10のリール本体12は、左右一対の側枠14,16を釣竿Rが取り付けられるリール取付脚部26で連結して一体の枠体構造を形成するフレーム20を有し、この側枠14,16のそれぞれの外側に外側板22,24を取り付けてハウジングとして形成されている。なお、リール取付脚部26は別体として形成し、ネジ締結等によりこれに側枠14,16を連結しても良い。また、外側板24は側枠16と一体形成し、この側枠16の一部としても良い。右側板24は円形又は円筒状に形成してあり、左側板22は、図2に示すように、円筒状部の一部を径方向外方に膨出させた異形形状に形成してある。なお、本明細書中で、左右は、図1の紙面における左右をいう。
釣糸が巻回されるスプール28は、左右の外側板22,24間に回転自在に支持され、一対の鍔部28c間に釣糸t(図3(A)参照)が巻回される胴部28bを有し、このスプール28を回転駆動する巻取り駆動機構30が、左側板22と左側枠14で区画されるギヤボックスの内部空間内に収容される。このギヤボックスの内部空間内には、この巻取り駆動機構30の他にも、巻取り駆動機構30に連動回転して側枠14,16間に延びる螺軸35(図3(A)および図3(B)参照)で案内されつつ筒体34上でラインガイド36を左右に往復動し、スプール28の胴部28b上に釣糸tを均等に巻回するレベルワインド機構Lや、ドラグ機構等の各種部材が収容される。
本実施形態のスプール28は、このリール本体12の側枠14,16を貫通するスプール軸28a(図1)で支えられており、このスプール軸28aは、両端部が、例えばボール軸受38a,38bを介してリール本体12に回転自在に支持され、このスプール28と共に回転する。このスプール軸28aの一端側から左側枠14を通して突出する端部は、このスプール軸28aと一体で同軸状に配置されるピニオン軸40aとして形成してあり、このピニオン軸40a上に、ハンドル42で回転駆動されるピニオン40が移動可能に支持されている。
このピニオン40は、ピニオン軸40aを挿通する筒状構造を有し、左側枠14および左側板22で支えられた軸受(図示しない)により、リール本体12に対して回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。本実施形態では、側枠14,16間に配置したクラッチレバー44(図3(A)参照)を介してクラッチ機構をON/OFF操作することにより、ピニオン40は、スプール軸28aに嵌合してスプール軸28aと一体的に回転する係合位置と、スプール軸28aとの係合状態が解除された非係合位置との間を、ピニオン軸40aに沿って移動することができる。
このピニオン40の移動は、ピニオン40の周溝40bに係合するヨーク46(図1)を、クラッチ機構のON/OFF操作に連動させて、ピニオン軸40aに沿って移動することで行うことができ、スプール28が自由に回転できるクラッチOFFの状態で、ハンドル42を回転すると、公知の復帰機構によりクラッチONの状態に戻り、釣糸をスプール28に巻き取ることができる。なお、本実施形態では、左側板22に配置した調節ネジ23を介してピニオン軸40aを押圧し、スプール軸28aに作用する摩擦力を調整することができる。
さらに、左側枠14と左側板22とで形成されるギヤボックス内には、一端に締付けナット43でハンドル42を取付けたハンドル軸42aがピニオン軸40aと平行に配置されており、このハンド42を回転することにより、巻取り駆動機構30を介してスプール28が回転駆動される。締付ナット43は、小ネジ等でハンドル42に固定される回り止め43aにより、回り止めすることが好ましい。
このハンドル軸42aは、左側枠14および左側板22にそれぞれ軸受45(左側枠14側のみを示す)で回転可能に支持されている。このハンドル軸42aをハンドル42側で支える軸受は、左側板22の略円筒状に突出する突出部25(図1)内に設けてあり、この突出部25内には、ハンドル軸42aの釣糸巻回方向への回転を許容し、逆方向の回転を阻止する一方向クラッチが配置されている。
また、ハンドル軸42aには、ドラグ機構と共に巻取り駆動機構30の一部を形成するドライブギャ48が回転可能に装着されており、ハンドル軸42a上でスタードラグ41を回転することにより、ハンドル軸42aに対するドライブギャ48の摩擦結合力を変え、所望のドラグ力に調整することができる。これにより、ハンドル42の回転操作による駆動力は、ドラグ機構を介してドライブギャ48に伝達され、このドライブギャ48からピニオンギャ40とスプール軸28aとを介してスプール28に伝達される。魚が掛かったときに、釣糸放出方向にスプール28を回転する力がドラグ力を超えると、ドライブギャ48がドラグ力に抗して回転し、スプール28が釣糸繰出し方向に回転し、糸切れを防止する。
このドライブギャ48の回転で、スプール28上に釣糸を均等に巻回するレベルワインド機構Lのラインガイド36がスプール軸28aに沿って往復動される。このラインガイド36は、スプール28から釣糸を繰出す前方側で左右の側板22,24間に延びる筒体34(図3(A)参照)に摺動自在に設けられている。この筒体34内には螺軸35が配置され、この螺軸35は、一端に配置した図示しない連動歯車を上述のドライブギャ48の小径部48aで回転駆動される。螺軸35がドライブギャ48で回転駆動されると、螺軸35の外周面に設けたトラバース溝(図示しない)に係合する係合子34aが筒体34と平行に延びるガイド軸32に沿って左右に摺動する。これにより、ラインガイド36を通して、釣糸t(図5)がスプール28上に均等に釣糸を巻回される。
この魚釣用リール10は、キャスティング操作や釣糸の巻取り操作性の向上を図るために、リール本体12の外径をコンパクト化し、回転伝達効率を向上させるために、ドライブギャ48を大型化してある。
このため、左側枠14と左側板22との外周部は、リール本体12の後方かつ上方の部位でスプール軸28aを囲む円筒状部50に対して、ドライブギャ48を囲む前方かつ下方部位を径方向外方に膨出させた異形の周壁からなる膨出部52として形成し、この膨出部52内にドライブギャ48の外周部を収容してある。
本実施形態では、円筒状部50を左側板22と一体の周壁で形成し、膨出部52を左側枠14と一体の周壁で形成してある。これらの左側枠14と左側板22とは、円筒状部50に配置した本実施形態では3本の固定ネジ21により、一体的に固定してある。膨出部52にはこのような固定ネジは設けてない。これにより、左側枠14と左側板22とを高精度に位置決めして固定することができ、これらの左枠14と左側板22とが非円形の異形形状であっても、内部に収容する歯車の噛合い性能、耐久性の低下を防止することができる。
図1、図3(A)および図3(B)に示すように、側枠14,16には、凹部62a,62bが対向した状態に形成されている。凹部62a,62bには、左右方向に延びた1対の支柱64a,64bを有する保護フレーム(支柱用枠体)64が固定されている。すなわち、図1に示すように、保護フレーム64には、上側の支柱64aと下側の支柱64bとが例えば平行に配置されている。このため、保護フレーム64は、上下に対向する支柱64a,64bによりラインガイド36を囲うための第1の開口部(窓状開口部)S1を形成する。
なお、この保護フレーム64は釣りを行っているとき(リール取付脚部26に釣竿Rを取り付けているとき)には取り外せない(取り外し難い)が、釣りを行っていないときに工具を用いることによって凹部62a,62bに対して着脱できるように例えば図示しないネジやピン等により固定されていることが好ましい。
そして、これら支柱64a,64bの外表面は、円形の側枠16の中心と同心の円弧状(円弧面)に形成され、かつ、側枠16の外周面16aよりも外側にある。すなわち、図3(A)に示すように、支柱64a,64bは、側枠16の外周面16aに対してそれぞれ突出量H1だけ突出している。突出量H1は側枠14,16間に配置されるラインガイド36の形状、大きさに応じて適宜設定されるが、0.5mmから3mm程度であることが好ましい。支柱64a,64bの外表面はラインガイド36の前面36aに対して略面一またはそれよりも外側にあることが好ましい。
このように、側枠16の中心に対してラインガイド36の前面36aよりも遠い位置に突出量H1を設定した支柱64a,64bによってラインガイド36を囲うことにより、釣り人が魚釣用リール10を後方側から保持している際にレベルワインド機構Lにより左右に往復動するラインガイド36の動作によっても釣り人の指等を保護することができる。また、釣り人が魚釣用リール10をその後方から保持している際に釣り人の指がレベルワインド機構L(ラインガイド36)に当たってラインガイド36に外力が加えられる等、外力が加えられるのを防止できる。また、ラインガイド36は側枠16の外周面16aよりも突出した保護フレーム64によって囲まれているので、ラインガイド36(レベルワインド機構L)を異物侵入から保護することができる。
この保護フレーム64は、スプール28の上側かつラインガイド36側に位置する支柱64aの上面に、後方からリール本体12を握持した手の親指を容易に載置することのできる平坦状の指載置面65を形成してある。この指載置面65は、取付脚部26を介して取付けられる釣竿Rに沿って前後方向に延び、スプール軸28aに沿って左右に延びる略横長の形状に形成してあり、後方に配置されるクラッチレバー44との間に、スプール28の釣糸巻回胴部28bが露出する第2の開口部S2を形成する。すなわち、保護フレーム64の支柱64aとクラッチレバー44との間に第2の開口部S2を形成する。
そして、この指載置面65を形成する支柱64aは、その外側面が上述の円筒状部50および右側の側枠16の外周面16aから例えば同心円状に径方向外方に突出(例えば3〜5mm程度)しており、これにより、指載置面65の前後方向の寸法を拡大し、平坦状の指載置面65の面積をより広くして載置した指の安定を図り、握持性を向上させてある。この指載置面65は、平坦面で形成されることにより、リール本体12を保持する際に、親指の前方への滑りを確実に防止することができる。
なお、この載置面65は、親指を確実かつ安定した状態で載置できるものであれば、凸状又は凹状に形成したものであってもよく、その表面に例えば滑り止め等を形成することも可能である。
このような指載置面65を区画する保護フレーム64は、この指載置面65と、左側枠14の円筒状部50の外周面および右側枠16の外周面16aとの間に段差H2を形成する。また、指載置面65との間に、載置した親指の滑りを防止するため、指載置面65と左側板14及び右側板16の内側面との間には、湾曲面からなる規制壁部56,58が形成されている。規制壁部56,58を形成する載置面65と側枠14,16の外周面14a,16aとの間の段差H2は、例えば4mmから6mm程度に形成することが好ましい。
また、指載置面65は、第2の開口部S2から、載置した親指の腹部でスプール28に巻回した釣糸の外周に触れること(サミング操作)ができるように、スプール軸28aの上部前方側に離間した位置に配置することが好ましい。
図3(A)は、このような保護フレーム64をリール本体12のフレーム20に固定した魚釣用リール10を用いた魚釣り操作の一例を示す。
例えば、仕掛けを遠くに投擲するキャスティング、魚とのやり取りを行う合わせ操作、又は、釣糸tの巻取り等の操作を行う場合、釣り人は魚釣用リール10の後方からリール本体12を握持し、その親指をリール本体12の保護フレーム64の上側支柱64aに形成した指載置面65に載置する。右側枠16および右側板24が側面視で円形に形成されているため、手の平全体にリール本体12の後方を包む状態で握持することができる。また、反対側においても、膨出部52が前方かつ下方に配置され、後方部位には円筒状部50が配置されているため、この左側枠14および左側板22側からも、同様にリール本体12の後方部位を手の平に包み込む状態に握持することができる。したがって、左右のいずれからもリール本体12の握持が容易である。
このようにリール本体12を握持した際、親指を保護フレーム64の上側支柱64aの指載置面65に載置し、魚釣用リール10を握持する場合には、指載置面65が平坦状に形成されていることにより、保護フレーム64が固定されたフレーム20を介して魚釣用リール10を釣竿R上で確実に押さえることができる。指載置面65が釣竿Rの方向およびスプール軸28aの方向に延びる平坦状であるため、載置した指が安定し、合わせ操作やハンドル42による巻取り操作を安定した状態で行うことができる。
さらに、指載置面65が左右の側枠14,16に形成した規制壁部56,58で左右方向に区画され、外周面14a,16aとの間に段差H2が形成されているため、載置した指をこの指載置面65から滑って外れるのを確実に防止することができる。また、平坦状の指載置面65の後縁部および前縁部が直線状に形成されていることのより、これらの縁部を介して指を係止することもできる。
また、このように親指を指載置面65に載置したときに、第2の開口部S2から、胴部28b上に巻回した釣糸tが外部に露出しているため、指載置面65に載置した指の腹側でスプール28上の釣糸tに軽く触れるサミング操作を極めて確実かつ容易に行うことができる。
したがって、上述の魚釣用リール10は、親指載置面65を介して安定した状態でリール本体12を保持することができ、実釣時に必要な種々の操作を確実かつ容易に行うことができる。
その他、保護フレーム64を別体としたことにより、円形フレーム20の加工を容易に行うことができる。また、保護フレーム64を選択する際にフレーム20と異なった材質を選定することが可能となり、釣り人がリール10を保持する際の指等の保護及び外観のバリエーションを向上できる。例えば、保護フレーム64の支柱64aのうち、第1の開口部S1側と第2の開口部S2側とで突出量H1を変えたり、例えば、手や指の形や大きさに合わせて突出量H1を変えることによって、釣り人が魚釣用リール10を保持した際のフィット感が得られるとともに、指等の保護にも大きく寄与することができる。また、フレーム20には例えばアルミニウム合金等の金属材を用いることが好適であるが、保護フレーム64には例えばフレーム20とは異なる樹脂材等を用いることができる。また、保護フレーム64は着脱することができるので、所望の装飾を容易に施す、または装飾を施した保護フレーム64を容易に用いることができる。また、保護フレーム64を取り外すことにより実用経過に伴う部品交換等のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、支柱64a,64bは、図1に示す左右方向に同じ突出量H1だけ突出されていることが必要なわけではなく、各支柱64a,64bの中央の方が端部側に比べて突出量H1が大きいことやその逆でも良い。また、各支柱64a,64bの外周面が波形等に形成されて突出量H1を適宜設定しても良い。
次に、第2の実施の形態について図4を用いて説明する。この実施の形態は第2の実施の形態の変形例である。
図4に示すように、この実施の形態の保護フレーム64は、下側の支柱64bだけを有し、その支柱64bがフレーム20に対して着脱可能に形成してある。そして、この実施の形態に係るリール本体12は、左右一対の側枠14,16を上側の支柱64aで連結して一体の枠体構造を形成するフレーム20を有し、この側枠14,16のそれぞれの外側に外側板22,24を取付けて、ハウジングとして形成されている。
側枠14,16には、下側の保護フレーム64の支柱64bが取り付けられるように、凹部62a,62bが対向した状態に形成されている。そして、これら凹部62a,62bには、左右方向に延びた支柱64bを有する保護フレーム64が固定されている。すなわち、図4に示すように、保護フレーム64が凹部62a,62bに固定されているときには、フレーム20の支柱(上側の支柱)64aと、保護フレーム64の支柱(下側の支柱)64bとが例えば平行に配置されている。このため、フレーム20の上側の支柱64aと、保護フレーム64の下側の支柱64bとは、上下に対向する支柱64a,64bによりラインガイド36を配設するための第1の開口部(窓状開口部)S1を形成する。
そして、フレーム20の支柱64aは側枠16の外周面16aよりも突出した状態に形成され、保護フレーム64の支柱64bは側枠16の外周面16aよりも突出した状態に固定されている。このため、第1の実施の形態で説明したように1対の支柱64a,64bでラインガイド36を囲うことができる。
次に、第3の実施の形態について図5から図7を用いて説明する。この実施の形態は第1および第2の実施の形態の変形例である。
図5から図7に示すように、この実施の形態は保護フレーム64がリール本体12のフレーム20に一体形成された例である。すなわち、リール本体12は、左右一対の側枠14,16を保護フレーム64(少なくとも1対の支柱64a,64b)で連結して一体の枠体構造を形成してラインガイド36(レベルワインド機構L)や指等を保護するフレーム20を有し、この側枠14,16のそれぞれの外側に、外側板22,24を取付けて、ハウジングとして形成される。
なお、支柱64a,64bの外周面には、滑り止め等を固定可能であることが好ましい。このようにすると、滑り止め等にフレーム20と異なった材質選定が可能となり、リール10の保持の際の釣り人の保護及び外観のバリエーションが向上する。なお、支柱64a,64bの外周面の位置も、滑り止め等の厚さを変化させることによって容易に変更することができる。
第1の実施の形態に係る魚釣用リールを示す正面図。 第1の実施の形態に係る魚釣用リールのハンドル側の側面図。 (A)は第1の実施の形態に係る図1のIII−III線に沿う断面図、(B)は図3(A)から保護フレームを取り外した状態または保護フレームを取り付ける状態を示す概略的な断面図。 (A)は第2の実施の形態に係る魚釣用リールの断面図であって、図1のIII−III線と同様の位置に沿う断面図、(B)は図4(A)から保護フレームを取り外した状態または保護フレームを取り付ける状態を示す概略的な断面図。 第3の実施の形態に係る魚釣用リールを示す正面図。 第3の実施の形態に係る魚釣用リールの図5のVI−VI線に沿う断面図。 第3の実施の形態に係る魚釣用リールの概略的な斜視図。
符号の説明
10…魚釣用リール、12…リール本体、14,16…側枠、20…フレーム、22,24…外側板、28…スプール、28a…スプール軸、34…筒体、34a…係合子、36…ラインガイド、42…ハンドル、56,58…規制壁部、62a,62b…凹部、64…保護フレーム、64a…上側支柱、64b…下側支柱、L…レベルワインド機構。

Claims (4)

  1. 釣糸を巻回するスプールを両側から回転可能に保持する2つの側枠を有するフレームを備えるリール本体と、
    前記リール本体の一側に設けられ、前記スプールを回転させて巻取り駆動するハンドルと、
    前記スプールに巻回導入される前記釣糸を貫通し、ハンドル操作に連動して前記側枠間を往復移動するラインガイドを有するレベルワインド機構と、
    前記側枠間に架設され、導入される前記釣糸を通過させて、前記ラインガイドを外部から非接触に保護し、且つ前記側枠の外周に沿って形成され、その上面に前記側枠の外周より径方向の内側に下がる指外れ防止用段差を有する平坦な指載置面が形成された保護フレームと、
    を具備することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記保護フレームは、前記指載置面が形成された前記ラインガイドの上段に配置される第1の支柱と、前記ラインガイドの下段に配置される第2の支柱とが、離間して前記側枠間に架設され、前記支柱間に、前記導入される前記釣糸を通過させる窓状開口部を形成することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記指載置面以外の第1の支柱の外周面及び前記第2の支柱の外周面は、前記ハンドルと反対側の前記側枠の外周面よりも径方向の外側に張り出して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記第1の支柱に形成される指載置面は、滑り止めのための凸状又は凹状が形成されることを特徴とする請求項に記載の魚釣用リール。
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