JP7257314B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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本発明は、魚釣用リールに関する。
従来、両軸受型の魚釣用リールとして、スプールの回転情報に基づく釣糸の繰り出し量や巻き取り量を計測し、その計測結果や処理結果を表示する表示装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1の魚釣用リールでは、フレームを構成している左右の両側枠の上部に表示装置を載置し、左右の両側枠に装着される左右の外側板で表示装置を両側から挟持している。
一方、特許文献2の魚釣用リールでは、フレームを構成している左右の両側枠の間に表示装置を配設している。表示装置は、左右の両側枠の上面と面一となるように設置されている。
特開2008-154563号公報 特開平9-070247号公報
前記した特許文献1の魚釣用リールでは、反ハンドル側におけるリール本体の上部エリアが狭く、パーミングする際には、反ハンドル側における表示装置の上面に親指の腹部を当て付けていた。このため、パーミング性に劣るという課題があった。また、このようなパーミングでは、実釣時に親指の腹部に付着したヌメリ等が表示装置の表示部に付着し易く、表示部の視認性が低下するおそれがあった。加えて、特許文献1の魚釣用リールでは、握持による外力が表示装置に対して作用するため、内部に備わる電子部品の性能上、好ましくない。
また、特許文献2の魚釣用リールでは、左右の両側枠の上面と面一となるように表示装置が設置されているため、パーミング時に、同様に、親指の腹部に付着したヌメリ等が表示部やスイッチに付き易く、表示部の視認性の低下やスイッチの操作性の低下を来すおそれがあった。また、同様に、握持による外力が表示装置に対して作用するため、内部に備わる電子部品の性能上、好ましくない。また、パーミング時にスイッチを誤操作するおそれもあった。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、フレームの上部に表示装置を備えた魚釣用リールにおいて、パーミング性の向上を図ることができる魚釣用リールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る魚釣用リールは、フレームにサイドプレートを被着した左右の側板を具備するリール本体と、前記左右の側板間に回転自在に支持されたスプールと、前記左右の側板の一方に取り付けられ前記スプールを巻き取り駆動するためのハンドルと、前記リール本体の上部に取り付けられ、釣りに関する情報を表示する表示装置と、を備えている。他方の前記側板が配置される側において、前記フレームの上面は、外部に露出し、前記サイドプレートの上面と面一であり、前記表示装置の側面は、前記フレームの上面から立ち上がっており、前記フレームの上面、前記サイドプレートの上面、及び前記フレームの上面から立ち上がる前記表示装置の側面が連続して形成されている
この魚釣用リールでは、反ハンドル側となる他方の側板を掌で包むように握持してリール本体をパーミングする際に、フレームの上面、サイドプレートの上面、及び表示装置の側面からなる連続して形成される面に、親指を当てることができる。したがって、パーミングする際の要となる親指を、他方の側板の上面にしっかりと保持することができる。したがって、魚釣操作性が向上する。
特に、フレームの上面からサイドプレートの上面に亘る領域に親指の腹部を当てつつ、表示装置の側面に親指の側部を当てるようにして親指を保持することができるので、リール本体の上部から親指が滑り難い。
また、パーミング時に、親指の腹部に付着したヌメリ等が表示装置に備わる表示部やスイッチに付き難く、表示部の視認性の低下やスイッチの操作性の低下を来すおそれがない。また、パーミング時に、表示装置に対して上方から外力が作用し難く、電子部品の性能の不具合を来すおそれもない。
また、本発明に係る魚釣用リールは、左右の側板を具備するリール本体と、前記左右の側板間に回転自在に支持されたスプールと、前記左右の側板の一方に取り付けられ前記スプールを巻き取り駆動するためのハンドルと、前記リール本体の上部に取り付けられ、釣りに関する情報を表示する表示装置と、を備えている。前記表示装置には、他方の前記側板に向けて突出する突部が形成されている。前記突部の上面は、他方の前記側板の外面に面一となるように組み付けられている。他方の前記側板が配置される側において、他方の前記側板の上面及び前記突部の上面は、外部に露出しており、前記表示装置の側面は、上面視した場合に他方の前記側板に重なるように位置している。他方の前記側板が配置される側には、他方の前記側板の上面、前記突部の上面、及び前記表示装置の側面が連続して形成されている。
この魚釣用リールでは、表示装置に備わる突部の上面に親指を当てることができるので、親指を当てる面を効果的に広げることができる。したがって、反ハンドル側となる他方の側板を掌で握持する際に、親指を好適に当てることができる。したがって、パーミングする際に要となる親指を、他方の側板の上面にしっかりと保持することができ、魚釣操作性が向上する。
また、パーミング時に、親指の腹部に付着したヌメリ等が表示装置に備わる表示部やスイッチ等に付き難く、表示部の視認性の低下やスイッチの操作性の低下等を来すおそれがない。また、パーミング時に、表示装置に対して上方から外力が作用し難く、電子部品の性能の不具合を来すおそれもない。
また、前記突部に、他方の前記側板に組み付けるための組付手段が設けられていることが好ましい。この構成では、突部に組付手段が設けられるので、他の部分の構造が簡単になるとともに、表示装置の小型化を図ることができる。
また、前記リール本体の前部に、前記ハンドルの回転操作に連動して前記スプールに釣糸を平行に案内するレベルワインド装置が設けられている場合には、左右の前記側板間に、前記レベルワインド装置の少なくとも一部を前方から覆うガード部が架設されていることが好ましい。このように構成することで、パーミング時の手指の一部をガード部に当てつけることができ、パーミング性が高まる。また、レベルワインド装置に手指が直接触れることをガード部で防止できるので、パーミング時の手指を好適に保護することができる。
本発明によれば、フレームの上部に表示装置を備えた魚釣用リールにおいて、パーミング性の向上を図ることができる魚釣用リールが得られる。
実施形態に係る魚釣用リールの全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係る魚釣用リールのリール本体を示す左側面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのリール本体を示す平面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのリール本体を示す正面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのフレームを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は図5(a)におけるVb-Vb線断面図であり、(c)は図5(a)におけるVc-Vc線断面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのフレームを示す平面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのカバー部を示す図であり、(a)は拡大断面図であり、(b)は回転駆動部が組み込まれた状態の拡大断面図である。 実施形態に係る魚釣用リールのリール本体を示す図であり、(a)はリール本体の左フレームから左サイドプレートを取り外した状態を示す斜視図、(b)はリール本体から左サイドプレート及び表示装置を取り外した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る魚釣用リールをパーミングした際の様子を示す斜視図である。
以下、魚釣用リールの実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、「前後」「上下」「左右」を言うときは、図1に示した方向を基準とする。
図1に示すように、魚釣用リール1Rは、両軸受型のリールである。魚釣用リール1Rは、左右に離間して配置される左右の側板2a,2bを有するリール本体1と、右側の側板2bに回転自在に支持されるハンドル7と、左右の側板2a,2b間に配置されたスプール8と、釣りに関する情報を表示可能な表示装置9と、を備えている。
リール本体1は、小型化されており、釣人がリール本体1を掌と手指で包むように把持すること、つまり、パーミングすることが可能になっている。
リール本体1の前部には、公知のレベルワインド装置20が備わる。レベルワインド装置20は、釣糸を案内する釣糸案内部21と、左右の側板2a,2b間に回転自在に支持され、釣糸案内部21を左右方向に往復動させる回転駆動部として機能する螺軸22と(図7(b)参照)、を有している。
左右の側板2a,2bは、図示しない軸受により、スプール8が固定されるスプール軸を回転自在に支持している。左右の側板2a,2bは、左右に離間して配置された左右のフレーム3a,3b(図5各図参照)と、左右のフレーム3a,3bのそれぞれの外側に配置される左右のサイドプレート4a,4bと、を備えている。
なお、本実施形態では、別体の左フレーム3aと左サイドプレート4aとを組み合わせて左側板2aを形成し、別体の右フレーム3bと右サイドプレート4bとを組み合わせて右側板2bを形成しているが、特に限定されない。例えば、左フレーム3aと左サイドプレート4aとが一体形成された左側板2aであってもよく、右フレーム3bと右サイドプレート4bとが一体に形成された右側板2bであってもよい。
左右のフレーム3a,3bは、図5(a)~(c)に示すように、これらの間に延在する上下の支柱5a,5bで一体的に連結されている。上側の支柱5aは、図5(b)(c)に示すように、断面略I字形状を呈している。上側の支柱5aには、表示装置9の後部が当接して位置決めされる。下側の支柱5bは、前後に離間して一対備わる。下側の支柱5bには、釣竿200(図9参照)のリールシート201(図9参照)の魚釣用リール1Rを装着するための脚部5c(図1参照)が取り付けられている。
左右のフレーム3a,3bの前部上部には、図5各図に示すように、左右のフレーム3a,3b間に亘るように扁平な板状の台座6が一体的に設けられている。台座6の上面には、表示装置9が取り付けられる(図1,図2参照)。台座6には、図6に示すように、取り付け用のネジ(不図示)が挿通されるネジ挿通孔6a,6bが貫通形成されている。取り付け用のネジは、台座6の下方からネジ挿通孔6a,6bにそれぞれ挿通され、表示装置9のネジ穴(不図示)に螺合される。
さらに、左右のフレーム3a,3bの前部の上下方向略中央部には、図1~図3に示すように、左右のフレーム3a,3bに亘るように架設されたガード部10が一体的に設けられている。ガード部10の詳細は後記する。なお、図3ではスプール8やレベルワインド装置20を省略している。
左フレーム3aは、図5(b)に示すように、側面視で略円形状を呈している。左フレーム3aの内面には、スプール8の左端部を支持する円筒状の支持部3cが形成されている。支持部3cの周囲において、スプール8のフランジ部の内側には、仕掛けの放出に伴い回転するスプール8に制動力を付与しバックラッシュの発生を防止するための公知の制動装置(不図示)が設けられている。また、左フレーム3aの内面には、スプール8の外形サイズに適合した環状のスプールカバー3dが形成されている。
左フレーム3aと左サイドプレート4aとの間には、表示装置9を作動させるための電池(不図示)が収容されている。電池は、左サイドプレート4aのキャップ4a1(図1参照)を取り外すことにより交換可能である。
左サイドプレート4aの左側面は、リール本体1の左側面を構成している。左サイドプレート4aの左側面は、縁部がテーパ状に形成されている。これにより、左サイドプレート4aの全体が丸みを帯びている。このため、パーミング時にリール本体1の左側面に左手の掌を当て易く、把持性(握り易さ)が向上している(図9参照)。
右フレーム3bは、図5(c)に示すように、側面視で略円形の環状を呈している。右フレーム3bの外径は、左フレーム3aの外径よりも大きい。つまり、左フレーム3aの外形状が右フレーム3bの外形状よりも小さくなっている。右フレーム3bには、スプール8の挿通孔3fが形成されている。挿通孔3fの後縁部には、弧状のスプールカバー3gが形成されている。
右フレーム3bと右サイドプレート4bとの間には、ギヤボックスが構成されている。ギヤボックス内には、ハンドル7を支持するハンドル軸(不図示)と、ハンドル軸に回転自在に支持された駆動歯車(不図示)と、公知のドラグ機構(不図示)と、駆動歯車と歯合してスプール軸に動力を伝達するピニオン(不図示)と、公知のクラッチ機構とが収容されている。なお、ドラグ機構、クラッチ機構は公知なものであるため、詳細な説明を省略する。
また、右フレーム3bと右サイドプレート4bとの間には、釣糸の繰り出し量や巻き取り量を計測するスプール回転検出部等が収容されている。スプール回転検出部等で計測された情報は、表示装置9へ入力される。
左フレーム3a及び右フレーム3bの前部には、図1,図3,図6に示すように、前方へ向けて突出するガード部10が架設されている。ガード部10は、左フレーム3aの前部の外周縁部から前方に突出する突出部3a1と、右フレーム3bの前部の外周縁部から前方に突出する突出部3b1と、これらの突出部3a1,3b1を繋ぐ前カバー部11と、を備えている。ガード部10は、全体が板状を呈しており、左フレーム3a及び右フレーム3bに一体に形成されている。ガード部10は、図3,図6に示すように、平面視で凹状を呈している。
ガード部10の内側には、図1に示すように、レベルワインド装置20の螺軸22と、釣糸案内部21の下部とが位置している。ガード部10は、螺軸22を、前方及び左右側方から覆っている。また、ガード部10は、左右のフレーム3a,3b間に架設されていることから、補強部材として機能している。
左フレーム3aの突出部3a1の内面には、図5(b)に示すように、側面視円形で有底凹状とされた支持穴(支持部)3a2が開口形成されている。支持穴3a2は、レベルワインド装置20の螺軸22の左端部を筒体22aの左端部及び軸受3m(図7(b)参照)を介して支持している。
支持穴3a2は、図5(b)に二点鎖線で示すように、左フレーム3aの外周縁部3eの延長線L1よりも前側に位置している。本実施形態では、支持穴3a2の略中心が延長線L1上に位置しており、支持穴3a2の略半分が延長線L1よりも前側に配置されている。つまり、支持穴3a2は、左フレーム3aの外周縁部3eの延長線L1よりも径方向内側となる領域に全体が収まることなく、延長線L1よりも径方向外側となる領域にオフセットしている。このようにオフセットした分、左フレーム3aの内側には、スプール8(図1参照)の配置スペースが好適に確保されている。したがって、左フレーム3aの小径化を図りつつ、スプール8の大径化を図ることができる。
右フレーム3bの突出部3b1は、左フレーム3aの突出部3a1に対応する位置に設けられている。右フレーム3bの突出部3b1は、右フレーム3bが左フレーム3aに比べて大径である分、図5(c)に示すように、外周縁部3hからの突出量が左フレーム3aの突出部3a1の突出量に比べて小さくなっている。突出部3b1には、側面視円形の支持孔3b2が形成されている。支持孔3b2は、左フレーム3aの支持穴3a2に対向している(図7(a)参照)。
支持孔3b2は、図7(b)に示すように、レベルワインド装置20の螺軸22の右端部を筒体22aの右端部及び軸受3nを介して支持している。支持孔3b2は、図5(b)に二点鎖線で示すように、右フレーム3bの外周縁部3hの延長線L2よりも前側に位置している。本実施形態では、支持孔3b2の前部の一部が延長線L2よりも前側に位置している。つまり、支持孔3b2は、右フレーム3bの外周縁部3hの延長線L2よりも径方向内側となる領域に全体が収まることなく、延長線L2よりも径方向外側となる領域に若干オフセットしている。
前カバー部11は、図7(b)に示すように、レベルワインド装置20の螺軸22と平行に設けられている。前カバー部11は、螺軸22を覆う筒体22aの外面との間に隙間S1を形成して筒体22a(螺軸22)の前方に配置されている。前カバー部11の上下方向の大きさは、図4に示すように、正面側から視て螺軸22(筒体22a)の全体が隠れる大きさに形成されている。なお、前カバー部11は、螺軸22に対して傾斜するように設けてもよい。
なお、図2に示すように、釣糸案内部21は、前カバー部11と表示装置9との前端部同士を結ぶ仮想線L3よりも後方(内側)となる領域に配置されている。これにより、釣糸案内部21に対して手指が接触し難くなっている。
表示装置9は、実釣時の釣りに関する情報、例えば、釣糸の繰り出し量や巻き取り量を計測し、その計測結果の情報を釣糸の繰り出し量や巻き取り量として表示部9a(図1参照)に表示可能である。表示装置9は、表示内容の切り替えや計測結果の情報をリセットするためのスイッチ9bを有している。表示装置9の内部には、釣糸の繰り出し量や巻き取り量を演算する制御基板(電子部品、不図示)が備わる。
表示装置9は、図8(a)(b)に示すように、左側面9cの左側方に突出する突部9dを備えている。突部9dは、左フレーム3aの上部の外周部に形成された切欠部3jに対して組み付けられる。
突部9dは、左フレーム3aの外周面と面一に組み付けられる円弧状の上面9eを備えている。突部9dの左側面9cには、左フレーム3aに対する組付手段として機能する位置決め穴9fが形成されている。位置決め穴9fには、左サイドプレート4aに設けられた位置決めピン(不図示)が挿入される。表示装置9は、この位置決め穴9fに左サイドプレート4aの位置決めピンが挿入されることで左側板2aに位置決めされる。
上面9eは、突部9dが左フレーム3aの切欠部3jに組み付けられることで、左フレーム3aの外周面の一部を構成している。上面9eは、左フレーム3aの外周面に連続して当該外周面とともにパーミング時のパーミング領域をなす。このパーミング領域には、パーミング時に左手の親指の腹部が当接される(図9参照)。
表示装置9の左側面9cは、図1に示すように、左フレーム3aの外周面及び表示装置9の突部9dの上面9eに連続して立ち上がる略垂直な面を形成している。この左側面9cには、パーミング時に左手の親指の側部を当てつけることができ、前記したパーミング領域とともにパーミング時のパーミング領域として機能する。つまり、リール本体1の上部には、左フレーム3aの上面、左サイドプレート4aの上面、表示装置9の突部9dの上面9e及び表示装置9の左側面9cとからなるパーミング領域が構成されている。
表示装置9の上面は、図2に示すように、右フレーム3bの頂部3a3と略同じ高さとなっている。つまり、表示装置9の上面は、側面視で右フレーム3bの頂部3a3に連続して前方に延在しており、右フレーム3bの上方に突出しないようになっている。
次に、リール本体1のパーミングについて説明する。パーミングする際には、図9に示すように、左手の掌をリール本体1の左側面である左サイドプレート4aに当てがい、親指を左フレーム3a及び左サイドプレート4aの上面前側に当てつつ、人差し指をガード部10の突出部3a1から前カバー部11にかけて当てる。そして、他の3つの手指で釣竿200のグリップ(リールシート)201を握る。
この場合、左フレーム3a及び左サイドプレート4aの上面に当てつけた親指が、表示装置9の左側面9cに同時に当て付けられるので、親指が滑り難く、親指の保持性が高い。
また、人差し指をガード部10の突出部3a1から前カバー部11にかけて当てることができるので、親指以外の4本の指で釣竿200のグリップ201を握った場合に比べて、パーミング性が高まる。したがって、魚釣操作性が向上する。
また、ガード部10の前カバー部11が、螺軸22(筒体23)を覆っており、実釣時に、人差し指が螺軸22等に触れることが防止されるので、魚釣操作性に優れる。
以上説明した本実施形態の魚釣用リール1Rによれば、反ハンドル7側となる左側板2aを掌で包むように握持してリール本体1をパーミングする際に、左フレーム3aの上面、左サイドプレート4aの上面、及び表示装置9の左側面9cからなるパーミング領域に、親指を当てることができる。したがって、パーミングする際の要となる親指を、左側板2aの上面にしっかりと保持することができる。したがって、魚釣操作性が向上する。
特に、左フレーム3aの上面から左サイドプレート4aの上面に亘る領域に親指の腹部を当てつつ、表示ケース9の左側面9cに親指の側部を当てるようにして親指を保持することができるので、リール本体1の上部から親指が滑り難い。
また、パーミング時に、親指の腹部に付着したヌメリ等が表示装置9の表示部9aやスイッチ9bに付き難く、表示部9aの視認性の低下やスイッチ9bの操作性の低下を来すおそれがない。また、パーミング時に、表示装置9に対して上方から外力が作用し難く、内部に備わる電子部品の性能の不具合を来すおそれもない。
また、表示装置9の突部9dの上面9eがパーミング領域を形成するので、パーミング領域を効果的に広げることができる。したがって、反ハンドル7側となる左側板2aを掌で握持する際に、親指をパーミング領域に好適に当てることができる。したがって、パーミングする際に要となる親指を、左側板2aの上面にしっかりと保持することができ、魚釣操作性が向上する。
また、表示装置9の突部9dが組付手段として機能するので、他の部分の構造が簡単になるとともに、表示装置9の小型化を図ることができる。
また、レベルワインド装置20の少なくとも一部を前方から覆うガード部10が架設されているので、パーミング時の手指の一部をガード部10に当てつけることができ、パーミング性が高まる。また、レベルワインド装置20の螺軸22等に手指が直接触れることをガード部10で防止できるので、パーミング時の手指を好適に保護することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
表示装置9の突部9dは、必ずしも設けなくてもよく、左フレーム3aの上部の内側面に、表示装置9の左側面9cが直接当接する構造であってもよい。この場合にも、左フレーム3aとこれに連続する左サイドプレート4aとによって、左側板2aの上部に親指を当てつけ可能な広いパーミング領域が形成される。
また、表示装置9の左側面9cの高さは、親指の側部をこれに当てつけることができる高さを有していれば任意に設定することができる。
また、左右のフレーム3a,3bは、スプール8の軸方向から視て略円形状に形成されたものに限られることはなく、種々の形状のものを採用することができる。
1 リール本体
1R 魚釣用リール
2a 側板(左側板)
2b 側板(右側板)
3a 左フレーム
3b 右フレーム
3a1,3b1 突出部(ガード部)
3d 突部(組付手段)
3f 位置決め穴
4a 左サイドプレート
4b 右サイドプレート
7 ハンドル
8 スプール
11 カバー部(ガード部)
20 レベルワインド装置

Claims (4)

  1. フレームにサイドプレートを被着した左右の側板を具備するリール本体と、
    前記左右の側板間に回転自在に支持されたスプールと、
    前記左右の側板の一方に取り付けられ前記スプールを巻き取り駆動するためのハンドルと、
    前記リール本体の上部に取り付けられ、釣りに関する情報を表示する表示装置と、を備えた魚釣用リールであって、
    他方の前記側板が配置される側において
    前記フレームの上面は、外部に露出し、前記サイドプレートの上面と面一であり、
    前記表示装置の側面は、前記フレームの上面から立ち上がっており、
    他方の前記側板が配置される側には、前記フレームの上面、前記サイドプレートの上面、及び前記フレームの上面から立ち上がる前記表示装置の側面が連続して形成されていることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 左右の側板を具備するリール本体と、
    前記左右の側板間に回転自在に支持されたスプールと、
    前記左右の側板の一方に取り付けられ前記スプールを巻き取り駆動するためのハンドルと、
    前記リール本体の上部に取り付けられ、釣りに関する情報を表示する表示装置と、を備えた魚釣用リールであって、
    前記表示装置には、他方の前記側板に向けて突出する突部が形成されており、
    前記突部の上面は、他方の前記側板の外面に面一となるように組み付けられており、
    他方の前記側板が配置される側において、
    他方の前記側板の上面及び前記突部の上面は、外部に露出しており、
    前記表示装置の側面は、上面視した場合に他方の前記側板に重なるように位置しており、
    他方の前記側板が配置される側には、他方の前記側板の上面、前記突部の上面、及び前記表示装置の側面が連続して形成されていることを特徴とする魚釣用リール。
  3. 前記突部には、他方の前記側板に組み付けるための組付手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記リール本体の前部には、前記ハンドルの回転操作に連動して前記スプールに釣糸を平行に案内するレベルワインド装置が設けられており、
    左右の前記側板間には、前記レベルワインド装置の少なくとも一部を前方から覆うガード部が架設されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
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