JP3130342U - 運動用具のグリップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリップの表面に図案等の刻印をする二次加工の手間を省き、外観上の体裁を良好にした運動用具のグリップ構造を提供する。
【解決手段】グリップにゴム(プラスチック)を使用し、予め紋様や図案が刺繍された表層材とグリップとを同時に成形加工し、表層材がグリップの表面に接着、被覆された際、ステッチされた紋様あるいは図案等がグリップ上に凸状に浮出する。これによりグリップに滑り止め効果、吸水効果、握り心地のよさをもたらし、またグリップ上にデザイン性の高い図案や配色も可能になる。デザインを施すための二次加工の必要がないため、製造時間の短縮が可能である。また、デザイン変更時には表層材のみの変更となるため、金型の再利用ができ、コストダウンを実現する。
【選択図】図5

Description

本考案は、運動用具のグリップ構造、具体的にはゴルフクラブのグリップ、あるいはテニスラケットやバドミントンのラケット等に使用される運動用具のグリップ構造に関する。
従来の運動用具に関して、開発技術の向上や使用人口の増加にともない、運動用具の品質に対するニーズは高まり、多様化している。色やデザイン、ブランドといった外見の美観に対するニーズのみならず、材質や強度、体積、重心、飛距離など品質へのこだわり等の多様なニーズに対応するため、製造者、設計者ともに開発研究に精力を注いできた。ゴルフ(あるいはその他の打具を把持する運動)は手でクラブを握り、クラブを振りボールを打つという運動であり、クラブを振り、打撃した際の力量で、ボールが飛びだすことから、打球の瞬間、打撃の振動がボールからクラブ、クラブからグリップ、グリップから使用者の手へと伝達される。そのため、グリップは使用者が握り心地のよさを感じるだけでなく、打球時の打撃効果を提供する機能を有する。
図1、図2に示すように、従来のグリップ10の大半がゴムや合成樹脂(プラスチック)などを材料に用い、射出成形により製造されている。図案やロゴ(商標図案)などの紋様11を施すことが多い。グリップ10に、デザインされた紋様11の刺繍を入れるためには、ゴム製のグリップ10の金型成形の際に、マークやデザインされた紋様に相当する凹凸紋を直接加工しなければならない。しかしながら、ゴム製のグリップ10の使用を通して、その吸水性が劣るため、プレーヤーが使用中に手にかいた汗を吸水、発散させることができず、打撃の際にすべりやすくなるという状況を引き起こすことが分かっている。また、ゴム製のグリップは、長期使用により、変形したり、グリップに亀裂が入るなど劣化しやすいという欠点がある。さらに、グリップ10の凹凸模様11は、デザインされた図案に相当する凹凸紋をグリップの成形金型を製造する際に直接加工しているため、グリップ10上のマークや図案を変更する際には金型を作りなおしたり、交換しなければならず、製造コストがかかり、無駄が生じる。
図3、図4に示すように、前記のゴム製或いは合成樹脂制グリップ10の欠点を改善するためにグリップ10の製造時に表面に不織布12を敷設し、グリップ10の表面を不織布12で覆うことで滑り止め効果と材料の耐磨耗性を向上させたものがすでに開発されている。これにより、従来のゴム製グリップ10の材質上の欠点であった滑りやすさや材料の耐久性に関しての問題は克服された。しかしながら、グリップ10の表面に不織布12を敷設する方法では、グリップ10の製造時に同時に表面にマークやデザインをプリントすることができないため、マークや図案をプリントやインク噴射方式により二次加工する必要があり、製造工程を複雑にし、加工に手間がかかるという欠点が残る。また、グリップ10の表面に不織布12を被覆する方法では外見上、デザイン性や配色が単調になり、消費者の購買意欲を削ぐ要因となっている。
本考案は、前記のグリップ構造の諸問題を鑑みて、グリップの表面に図案等の刻印をする二次加工の手間を省き、外観上の体裁を良好にし、さらにデザイン変更の際に金型の加工や交換の必要がなく、繰り返し使用できる運動用具のグリップ構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本考案における運動用具のグリップの構造は、ゴム、或いは合成樹脂(プラスチック)を材料に製造された筒状のグリップの内部の空洞箇所を運動用具のシャフトに取り付けられる構造とし、グリップ成形と同時に、グリップ表面に予め紋様や図案がステッチされた表層材を敷設加工するとともに、前記表層材をグリップ表面に接着またはカバーする形で、ステッチされた紋様や図案をグリップ表面から凸状に浮出させる構造を有している。
本考案によれば、グリップの成形と予め刺繍によりデザインが施された表層材を同時加工することで、デザインのみを二次加工する必要がなくなり、製造工程を簡略化し製造時間を短縮することが可能となる。また、多色デザインの図案を施すことも可能であるため、外観上のデザイン性が向上する。さらにデザイン変更時には表層材の刺繍のみの変更となるため、グリップ製造用の金型は繰り返し使用することができるためコストの削減が可能となる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図5、図6に示すように本実施例のグリップ20は、ゴム、或いは合成樹脂(プラスチック)を材料に製造され、内部が空洞になったリング21を運動用具のシャフト22に取り付ける構造になっている。前記グリップ20は、表層材30を有し、該表層材30上にはデザインされた紋様や図案のステッチ31が施されている。前記表層材30には、不織布、ゴム、あるいはその他ステッチを施すのに適した薄いシート状の素材が利用される。グリップ成形と同時に、予めステッチ31が施された表層材30を成形加工し、該表層材30をグリップ20の表面に接着またはカバーする形で、紋様や図案のステッチ31がグリップ20の表面から凸状に浮き出た構造を呈している。
前記の構造によると、本実施例のグリップ20の表面にデザインされた紋様や図案が、凸状に浮き出たステッチ31を有することから、ステッチ31は使用者がグリップ20を握る際の位置の目安となりうる。
図7に示すようにドット状、線状、面状のステッチにより、凝った美しいロゴや紋様、オリジナルマーク、文字、ブランド商標などの刺繍が可能である。また、単色だけでなく、多色のステッチによる文字や紋様、図案の刺繍が可能である。本実施例のグリップ20の表面には、予めデザインされた紋様や図案のステッチ31が凸状に浮出しており、美しいオリジナルの図案や紋様、文字、商標ブランドなど外観を左右する非技術的なデザインのみならず、グリップ20の方向指示マークや握持状態の手をかたどった図案など技術的な機能を有するデザインも提供できる。これらはデザイン性だけでなく、滑り止め効果、吸水性、握り心地の向上も兼ね備えており、また、浮出した凸状ステッチ31はグリップ20の補強材ともなり、耐磨耗性を強化する。特記すべきは、前記グリップ20上の紋様や図案を変更する場合、表層材30上に施されたステッチ31の形状の変更(ステッチ31の図案はコンピューター刺繍によるもの)だけでよいため、グリップ本体の金型を交換する必要がなく、同一の金型を繰り返し使用することができ、金型の使用効率を向上させる。
上述の実施例、及び説明図からもわかるように、本実施例のグリップ20は、表面に予め施された紋様や図案の浮出した凸状ステッチ31を有することにより、グリップ20に滑り止め効果、吸水性、握り心地のよさ等の特性を持たせ、さらにデザイン性の高い図案や配色などを施すことできることから商品価値、及び品質を高めることが可能となる。
従来のゴルフクラブのグリップ構造を示す説明図である。 従来のゴルフクラブのグリップの一部分解斜視図である。 従来のゴルフクラブの第二のグリップ構造を示す説明図である。 従来のゴルフクラブの第二のグリップ構造の一部分解斜視図である 本考案の実施例を示すグリップの分解斜視図である。 本実施例のグリップの斜視図である。 本実施例のグリップの第二の刺繍例を示す説明図である。
符号の説明
10 グリップ
11 紋様
12 不織布
20 グリップ
21 リング
22 シャフト
30 表層材
31 ステッチ

Claims (3)

  1. ゴム或いは、合成樹脂から形成され、内部の筒状の空洞箇所を運動用具のシャフトに装着できる構造とし、表層材にはデザインされた紋様や図案のステッチを刺繍し、グリップ成形時に前記刺繍が施されたステッチ入りの表層材とグリップとを同時に成型加工し、前記表層材をグリップ表面に接着または被覆した際に、刺繍が施された紋様や図案のステッチ箇所がグリップ表面から凸状に浮出することを特徴とする運動用具のグリップ構造。
  2. 前記表層材には布製、ゴム製、あるいはその他、刺繍のステッチを施すことが可能な薄いシート状の素材を用いることを特徴とする請求項1に記載の運動用具のグリップ構造。
  3. 前記表層材上にドット状、線状、面状などのステッチを用いてロゴや模様、マーク、文字などを単色、または多色の刺繍を施したことを特徴とする請求項1に記載の運動用具のグリップ構造。
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