JP2006523243A - 半透明熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形品 - Google Patents

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Abstract

ポリカーボネートポリマーのマトリックス中に平均ドメインサイズ20〜45nmのポリシロキサンドメインが埋込まれた熱可塑性樹脂組成物。本組成物は、第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを混合することによって得ることができる。2種のコポリマーの相対量を変化させることによって、耐衝撃性を実質的に低下させることなく、一定の範囲の半透明性を得ることができる。

Description

本発明はポリカーボネートポリマーを含む熱可塑性樹脂組成物に関する。本熱可塑性樹脂組成物は半透明で優れた物性を有する。本熱可塑性樹脂組成物は、ポリカーボネートポリマーのマトリックス中にポリシロキサンドメインが埋込まれたものからなる。
ポリカーボネートポリマーは、望ましい機械的、光学的、熱的及び電気的性質を併せもつ透明な熱可塑性エンジニアリングプラスチック材料である。ポリカーボネートポリマーは、耐衝撃性などの機械的性質を改良するため、他の材料とブレンドされることが多々ある。得られるブレンドは通例透明性が下がり、ポリカーボネートと比べると不透明ともいえることがある。実際、少量のゴム状耐衝撃性改良剤を添加しただけでも透明性が失われることがある。半透明材料に対するニーズは増大しつつある。半透明性は透明性と不透明性の中間にあり、一般に光透過性とヘイズの組合せによって特徴付けられる。現在入手可能なポリカーボネート材料は通例あるレベルの半透明性又は不透明性を有しているが、組成及び物性を大きく変化させることなく、視覚的に顕著な範囲でその半透明性又は不透明性を調節することはできない。
独特な色及び外観をもつプラスチックに対する需要は空前のものである。例えば、交換可能なプラスチック製カバーをもつ携帯電話が一般に普及している。こうしたカバーは様々な色及び/又は特殊効果のものが販売されており、消費者が自分の好み通りに携帯電話の美的デザインを支配できる。例えばコンピュータ、ラップトップ、ステレオその他の家庭用及び/又は事務用機器、自動車内装などの用途に用いられるその他多くの射出成形プラスチック製品も、独特の色及び外観を有していると有利である。熱可塑性樹脂組成物における色並びにスパークル、グリッター、金属様外観、本物の金属外観その他の角度メタメリズムなどの様々な美的効果は視覚効果添加剤の使用によって得られる。色の深み又は視覚効果の操作又は微調整には、ポリマーマトリックスの透明性の制御が必要とされる。
視覚効果添加剤の添加は多くの美的及び物理的性質に多大な影響を及ぼしかねない。視覚効果添加剤の添加は材料の衝撃強さを低下させることが多々ある。さらに、視覚効果添加剤の添加は、最終製品に視認し得るフローライン、ニットライン又はウェルドラインを生じることがある。こうしたフローライン、ニットライン又はウェルドラインは、製品に醜いすじを生じることがある。
米国特許第4217438号明細書 米国特許第3635895号明細書 米国特許第4001184号明細書 英国特許第2043083号明細書 米国特許第4254775号明細書 米国特許第5521230号明細書 米国特許第4579906号明細書 米国特許第2465319号明細書 米国特許第3047539号明細書 米国特許第4565684号明細書 米国特許第5024818号明細書 米国特許第4572813号明細書 米国特許第4663230号明細書 米国特許第5165909号明細書 米国特許第4816289号明細書 米国特許第4876078号明細書 米国特許第5589152号明細書 米国特許第5591382号明細書 米国特許第3476627号明細書 米国特許第3565985号明細書 米国特許第3668288号明細書 米国特許第3918865号明細書 米国特許第3933964号明細書 米国特許第4477521号明細書 米国特許第4707393号明細書 "Plastic Additives Handbook, 4th Edition" R. Gachter and H. Muller(編), P.P. Klemchuck(共編) Hansen Publishers, New York 1993
視覚効果用添加物の存在下であっても、特に低温での物性に優れ半透明性を種々変更できる熱可塑性樹脂組成物に対するニーズが依然として存在する。
本明細書では、熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び得られる物品の幾つかの実施形態について開示する。
一実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、ポリカーボネートポリマーのマトリックス中に平均ドメインサイズ20〜45nm又は20〜40nmもしくは25〜40nmのポリシロキサンドメインが埋込まれたものからなる。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、ポリカーボネートポリマーのマトリックス中に平均ドメインサイズ20〜45nm又は20〜40nmもしくは25〜40nmのポリシロキサンドメインと視覚効果添加剤が埋込まれたものからなる。
本組成物は、2種類の異なるポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーのブレンドによって得ることができる。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含んでおり、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なり、組成物は、約25〜約95%、好ましくは約25〜約85%の光透過率及び約104未満のヘイズを有する。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含んでおり、第1のヘイズと第2のヘイズの絶対差は約50以上である。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含んでおり、第1の光透過率と第2の光透過率の絶対差は約10%以上である。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、約0〜約55%の第1の光透過率及び約45〜約104の第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、約55〜約100%の第2の光透過率及び約0〜約45の第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含んでおり、第1のヘイズと第2のヘイズは異なる。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、約0〜約55%の第1の光透過率及び約45〜約104の第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、約55〜約100%の第2の光透過率及び約0〜約45の第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含含んでおり、第1の光透過率と第2の光透過率は異なる。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物で所望の半透明性を得る方法は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを混合することを含んでおり、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なり、組成物は約25〜約95%、好ましくは約25〜約85%の光透過率及び約104未満のヘイズを有する。
別の実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、視覚効果添加剤を含んでおり、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なる。
さらに別の実施形態は、ポリカーボネートコポリマー組成物を含む物品並びに各請求項に係る組成物の製造方法である。
第1の実施形態では、本発明は、ポリカーボネートポリマーのマトリックス中に平均ドメインサイズ20〜45nm又は20〜40nmもしくは25〜40nmのポリシロキサンドメインが埋込まれた熱可塑性樹脂組成物に関する。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、2種以上のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーをブレンドして得ることができる。ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーの混合物は、さらにポリカーボネートとブレンドしてもよい。理論的には、ポリカーボネートマトリックスに所望のポリシロキサンドメインが埋込まれたポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを直接合成によって得ることも可能である。
2種のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーのブレンドにおいて、個々のコポリマーを分離又は識別することは困難である。ただし、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いれば、ブレンド中のポリカーボネートマトリックスと埋込まれたポリシロキサンドメインを識別することができる。
本発明は、本明細書中で規定する2種以上のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーのブレンドも包含する。
半透明熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含んでいるが、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なる。第1及び第2という用語は、単に区別を目的としたものであり、何ら順番を意味するものではない。
第1のコポリマーと第2のコポリマーの組合せによって、耐衝撃性などの物性に優れ、第1のコポリマーと第2のコポリマーの量に応じて半透明度の種々異なる半透明組成物が得られる。本明細書において、半透明性とは、約25〜約85%の光透過率及び約104未満のヘイズを有することと定義される。本明細書に記載の光透過率及びヘイズはすべて、ASTM D1003に準拠して厚さ3.2ミリで測定したものである。本願の優先権書類では厚さの値を4.0mmとしているが、これは誤りである。様々な半透明度を視覚効果添加剤と様々な方法で組合せて広範な美的視覚効果を得ることができる。各請求項に係る組成物は視覚効果添加剤を含むものと含まないものがあるが、これらは、さらにポリカーボネート樹脂、難燃剤、ドリップ防止剤、耐衝撃性改良剤、脂環式ポリエステル又はこれらの2種以上の組合せを適宜含んでいてもよい。本熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性、難燃性に優れており、ウェルドラインの視認性が低い。
一般に、本組成物は、組成物全体の重量を基準に計算して、1〜15重量%又は2〜9重量%のポリジメチルシロキサン単位或いは等モル量の他のポリジオルガノシロキサン単位を含む。
ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、ポリカーボネートブロックとポリ(ジオルガノシロキサン)ブロックを含む。ポリカーボネートブロックは次の式(I)の繰返し構造単位を含む。
Figure 2006523243
式中、R基の総数の約60%以上は芳香族有機基であり、残りは脂肪族、脂環式又は芳香族基である。Rは好ましくは芳香族有機基であり、さらに好ましくは次の式(II)の基である。
Figure 2006523243
式中、A及びAは各々単環式二価アリール基であり、Yは、AとAを1個又は2個の原子で隔てる橋かけ基である。例示的な実施形態では、AとAの間には1個の原子が介在する。この種の基の具体例としては、特に限定されないが、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、メチレン、シクロヘキシルメチレン、2−[2.2.1]−ビシクロヘプチリデン、エチリデン、イソプロピリデン、ネオペンチリデン、シクロヘキシリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシリデン及びアダマンチリデンが挙げられる。橋かけ基Yは、メチレン、シクロヘキシリデン又はイソプロピリデンなどの炭化水素基又は飽和炭化水素基とすることができる。
ポリ(ジオルガノシロキサン)ブロックは、式(III)の繰返し構造単位を含む。
Figure 2006523243
式中、各Rは同一でも異なるものでもよく、C(1〜13)一価有機基から選択され、nは1以上、好ましくは約10以上、さらに好ましくは約25以上、最も好ましくは約40以上の整数である。nは約1000以下、好ましくは約100以下、さらに好ましくは約75以下、最も好ましくは約60以下の整数であるのが望ましい。当業者には自明であろうが、nは平均値を表す。
好ましい実施形態では、ポリ(ジオルガノシロキサン)ブロックは、式(IV)の繰返し構造単位を含む。
Figure 2006523243
式中、各Rは同一でも異なるものでもよく、水素、ハロゲン、C(1〜8)アルコキシ、C(1〜8)アルキル及びC(6〜13)アリールからなる群から選択され、Rは、好ましくは酸素に対してオルト又はパラ位にあるC(2〜8)二価脂肪族基であり、各Rは同一でも異なるものでもよく、C(1〜13)一価有機基から選択され、nは1以上、好ましくは約10以上、さらに好ましくは約25以上、最も好ましくは約40以上の整数である。nは約1000以下、好ましくは約100以下、さらに好ましくは約75以下、最も好ましくは約60以下の整数であるのが望ましい。当業者には自明であろうが、nは平均値を表す。
上記の式(IV)のR基の例を幾つか挙げると、ブロモ及びクロロなどのハロゲン基、メチル、エチル及びプロピルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ及びプロポキシなどのアルコキシ基、フェニル、クロロフェニル及びトリルなどのアリール基である。R基としては、例えば、ジメチレン、トリメチレン及びテトラメチレンが挙げられる。R基としては、例えば、C(1〜8)アルキル基、トリフルオロプロピル基及びシアノアルキル基などのハロアルキル基、フェニル、クロロフェニル及びトリルなどのアリール基が挙げられる。Rは、好ましくはメチル、メチルとトリフルオロプロピルの混合物又はメチルとフェニルの混合物である。本発明の組成物の製造方法の一例は、2種以上(つまり第1及び第2)のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーをブレンドすることである。
第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは約55%以下の光透過率を有する。この範囲内で、第1のコポリマーは、好ましくは約50%以下、さらに好ましくは約45%以下の光透過率を有する。第1のコポリマーは約45以上のヘイズ、好ましくは約75以上のヘイズ、最も好ましくは約90以上のヘイズを有する。
第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは約55%以上、好ましくは約60%以上、さらに好ましくは約70%以上の光透過率を有する。第2のコポリマーは約45以下、好ましくは約25以下、最も好ましくは約10以下のヘイズを有する。第1及び第2のコポリマーは同一の光透過率又は同一のヘイズを有していてもよいが、同一の光透過率と同一のヘイズを同時に有していてはならない。理論に束縛されるものではないが、分子レベルでは、ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーの透明性は、コポリマー全体でのポリ(ジオルガノシロキサン)ブロックの大きさ、分布又は大きさと分布の組合せに関係していると思われる。
ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、約10000以上、好ましくは約20000以上の重量平均分子量(Mw、例えば超遠心又は光散乱法で測定される。)を有する。重量平均分子量は一般に約200000以下、好ましくは約100000以下である。一般に、ポリジオルガノシロキサン単位がポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマー総重量の約0.5〜約80重量%に相当するのが望ましい。
熱可塑性樹脂組成物の製造に際しては、一般に、組成物の総重量を基準にして、約1〜約99重量%の第1のコポリマーを、約99〜約1重量%の第2のコポリマーと混合する。
ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、界面重合、溶融重合及び固相重合などの様々な方法で製造し得る。好ましくは、ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、BPAなどの二価フェノールとヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の混合物に、界面反応条件下、ホスゲンを導入することによって製造される。反応体の重合は、第三級アミン触媒又は相間移動触媒の使用によって促進することができる。
ヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)は、白金触媒による式(V)のシロキサンヒドリドと不飽和脂肪族一価フェノールの付加反応で製造できる。
Figure 2006523243
式中、R及びnは上記で定義した通りである。
ヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造に使用できる不飽和脂肪族一価フェノールを幾つか挙げると、例えば、4−アリル−2−メトキシフェノール(オイゲノール)、2−アルキルフェノール、4−アリル−2−メチルフェノール、4−アリル−2−フェニルフェノール、4−アリル−2−ブロモフェノール、4−アリル−2−t−ブトシキフェノール、4−フェニル−2−フェニルフェノール、2−メチル−4−プロピルフェノール、2−アリル−4,6−ジメチルフェノール、2−アリル−4−ブロモ−6−メチルフェノール、2−アリル−6−メトキシ−4−メチルフェノール及び2−アリル−4,6−ジメチルフェノールである。
使用できる好ましい相間移動触媒としては、式(RXの触媒がある。式中、Rは同一又は異なるC(1〜10)アルキル基から選択され、Qは窒素原子又はリン原子であり、Xはハロゲン原子又は−OR基から選択され、R基は水素、C(1〜8)アルキル基及びC(6〜18)アリール基から選択される。使用できる相間移動触媒を幾つか挙げると、[CH(CHNX、[CH(CHPX、[CH(CHNX、[CH(CHNX、[CH(CHNX、CH[CH(CHNX、CH[CH(CHNXなどである(式中、XはCl、Br又は−ORから選択される)。相間移動触媒の有効量は、ホスゲン化混合物中のビスフェノール重量を基準にして、約0.1重量%以上、好ましくは約0.5重量%以上である。一般に、相間移動触媒は、ホスゲン化混合物中のビスフェノール重量を基準にして、約10重量%以下、好ましくは約2重量%以下とするのが望ましい。
ホスゲン化できるビスフェノールとしては、例えば、レゾルシノール、4−ブロモレゾルシノール、ヒドロキノン、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−ナフチルメタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−)3−ヒドロキシフェニル)プロパン及び2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−tert−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン及び1,1−ビス(ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)イソブテン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、trans−2,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブテン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アダマンチン、(α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)トルエン。ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセトニトリル、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−エチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−n−プロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−sec−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン2,2−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1−ジブロモ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(5−フェノキシ−4−ヒドロキシフェニル)エチレン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン、1,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,6−ヘキサンジオン、エチレングリコールビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フッ素、2,7−ジヒドロキシピレン、6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチルスピロ(ビス)インダン(「スピロビインダンビスフェノール」)、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フタリド、2,6−ジヒドロキシジベンゾ−p−ジオキシン、2,6−ジヒドロキシチアントレン、2,7−ジヒドロキシフェノキサチン、2,7−ジヒドロキシ−9,10−ジメチルフェナジン、3,6−ジヒドロキシジベンゾフラン、3,6−ジヒドロキシジベンゾチオフェン、2,7−ジヒドロキシカルバゾールが挙げられる。
第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、BPAを有機溶媒及び有効量の相間移動触媒又はトリエチルアミンなどの脂肪族第三級アミンと界面条件下でブレンドすることによって製造できる。ホスゲン化の前に、ビスフェノール反応混合物のpHを約10.5に高めるのに十分な量のアルカリ金属水酸化物を用いればよい。これによって、ビスフェノールの一部を水相に溶解させることができる。使用できる適切な有機溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン及び1,2−ジクロロエチレンなどの塩素化脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン及び様々なクロロトルエンなどの置換芳香族炭化水素が挙げられる。塩素化脂肪族炭化水素が好ましく、特に塩化メチレンが好ましい。
アルカリ又はアルカリ土類金属水酸化物水溶液の添加によって、ホスゲン化混合物のpHを設定点の近傍、即ち約10〜約12の範囲に保持することができる。使用できるアルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウムが挙げられる。水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好ましく、特に水酸化ナトリウムが好ましい。
pH約10〜約12でホスゲン導入中、ホスゲン添加速度に応じて、pHを下げて、ヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)を導入することができる。分子量の調節又は反応の停止のため、フェノール、p−ブチルフェノール、p−クミルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノールその他の芳香族モノヒドロキシ化合物などの末端封鎖剤を用いることができる。
第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、相間移動触媒の存在下pH約5〜約8で芳香族ジヒドロキシ化合物をホスゲン化して、ビスクロロホルメートオリゴマーを形成させることによって製造することができる。これに、ヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)を添加して、pH約9〜約12で、ビスクロロホルメートオリゴマーとヒドロキシアリール末端ポリ(ジオルガノシロキサン)が反応するのに十分な時間、通常約10〜約45分間反応させる。ヒドロキシアリール基に対してクロロホルメート基がモル比で大過剰であるのが好ましい。次いで、残りの芳香族ジヒドロキシ化合物を添加し、通常ホスゲン試験紙でクロロホルメートの消失を監視する。実質的にすべてのクロロホルメートが反応したとき、末端封鎖剤及び適宜トリアルキルアミンを添加し、pH9〜12でホスゲン化反応を完了させる。
ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーは、多種多様な回分式、半回分式又は連続式反応器で製造できる。かかる反応器としては、例えば、撹拌槽、撹拌塔、管及び再循環ループ型の反応器が挙げられる。ポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーの回収は、逆溶媒、水蒸気沈殿又は逆溶媒と水蒸気沈殿の組合せなどの当該技術分野で公知の任意の手段で実施できる。
本組成物は、その他の成分及び添加物を含んでいてもよい。好適な例としては、ポリカーボネート、スチレンアクリロニトリルポリマー及びポリエステル、特に脂環式ポリエステルなどのその他のポリマー、難燃剤、ドリップ防止剤、ABSなどのグラフトポリマーなどの耐衝撃性改良剤、視覚効果添加剤、補強剤その他の添加剤が挙げられる。
この熱可塑性樹脂組成物は、さらにポリカーボネート樹脂を含んでいてもよい。ポリカーボネート樹脂は、式(I)の繰返し構造単位を含む。
Figure 2006523243
式中、R基の総数の約60%以上は芳香族有機基であり、残りは脂肪族、脂環式又は芳香族基である。好ましくは、Rは芳香族有機基であり、さらに好ましくは、式(II)の基である。
Figure 2006523243
式中、A及びAは各々単環式二価アリール基であり、Yは、AとAを1個又は2個の原子で隔てる橋かけ基である。例示的な実施形態では、AとAの間には1個の原子が介在する。この種の基の具体例としては、特に限定されないが、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、メチレン、シクロヘキシルメチレン、2−[2.2.1]−ビシクロヘプチリデン、エチリデン、イソプロピリデン、ネオペンチリデン、シクロヘキシリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシリデン及びアダマンチリデンが挙げられる。橋かけ基Yは、メチレン、シクロヘキシリデン又はイソプロピリデンなどの炭化水素基又は飽和炭化水素基とすることができる。
ポリカーボネートは、AとAが1原子のみで隔てられたジヒドロキシ化合物の界面反応で製造することができる。本明細書で用いる用語「ジヒドロキシ化合物」には、例えば、以下の一般式(VI)を有するビスフェノール化合物が含まれる。
Figure 2006523243
式中、R及びRは各々ハロゲン原子又は一価炭化水素基を表し、同一でも異なっていてもよい。p及びqは各々独立に0〜4の整数であり、Xは以下の式(VII)のいずれかの基を表す。
Figure 2006523243
式中、R及びRは各々独立にハロゲン原子又は一価線状若しくは環式炭化水素基を表し、Rは二価炭化水素基である。
好適なジヒドロキシ化合物の具体例としては、特に限定されないが、米国特許第4217438号に(一般又は具体的)名称又は式で開示されたジヒドロキシ置換芳香族炭化水素が挙げられる。ビスフェノール化合物の種類の具体例としては、特に限定されないが、以下のものが挙げられる:レゾルシノール、4−ブロモレゾルシノール、ヒドロキノン、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−ナフチルメタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−)3−ヒドロキシフェニル)プロパン及び2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−tert−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン及び1,1−ビス(ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)イソブテン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、trans−2,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブテン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アダマンチン、(α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)トルエン。ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセトニトリル、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−エチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−n−プロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−sec−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン2,2−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1−ジブロモ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(5−フェノキシ−4−ヒドロキシフェニル)エチレン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン、1,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,6−ヘキサンジオン、エチレングリコールビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フッ素、2,7−ジヒドロキシピレン、6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチルスピロ(ビス)インダン(「スピロビインダンビスフェノール」)、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フタリド、2,6−ジヒドロキシジベンゾ−p−ジオキシン、2,6−ジヒドロキシチアントレン、2,7−ジヒドロキシフェノキサチン、2,7−ジヒドロキシ−9,10−ジメチルフェナジン、3,6−ジヒドロキシジベンゾフラン、3,6−ジヒドロキシジベンゾチオフェン、2,7−ジヒドロキシカルバゾール。
カーボネートのホモポリマーではなくコポリマーの使用が望まれる場合、2種以上の異なる二価フェノール、或いは二価フェノールとグリコールとのコポリマー、又はヒドロキシ−若しくは酸末端ポリエステルとのコポリマー、又は二塩基酸若しくはヒドロキシ酸とのコポリマーを用いることも可能である。ポリアリーレート及びポリエステルカーボネート樹脂又はこれらのブレンドを使用することもできる。枝分れポリカーボネート、並びに線状ポリカーボネートと枝分れポリカーボネートのブレンドも有用である。枝分れポリカーボネートは、重合中に枝分れ剤を添加することによって製造することができる。
枝分れ剤は周知であって、3個以上の官能基を含む多官能性有機化合物が挙げられ、官能基としては、ヒドロキシル、カルボキシル、無水カルボン酸、ハロホルミルの各基及びこれらの混合物が挙げられる。具体例としては、トリメリト酸、無水トリメリト酸、トリメリト酸トリクロリド、トリス−p−ヒドロキシフェニルエタン、イサチン−ビスフェノール、トリス−フェノールTC(1,3,5−トリス((p−ヒドロキシフェニル)イソプロピル)ベンゼン)、トリス−フェノールPA(4(4(1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)エチル)α,α−ジメチルベンジル)フェノール)、4−クロロホルミル無水フタル酸、トリメシン酸及びベンゾフェノンテトラカルボン酸が挙げられる。枝分れ剤は、約0.05〜2.0重量%の濃度で添加することができる。枝分れ剤及び枝分れポリカーボネートの製造法は米国特許第3635895号及び米国特許第4001184号に記載されており、その開示内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。あらゆる種類のポリカーボネート末端基がポリカーボネート組成物において有用であると考えられる。
好ましいポリカーボネートは、ビスフェノールA、つまり式IIにおいてA及びAが各々p−フェニレンで、Yがイソプロピリデンである化合物に基づくものである。ポリカーボネートの平均分子量は、好ましくは約5000〜約100000、さらに好ましくは約10000〜約65000、最も好ましくは約15000〜約35000の範囲内である。ポリカーボネート樹脂を用いる場合、組成物の総重量を基準にして、約1〜約99重量%の量で使用される。ポリカーボネート樹脂は、組成物の総重量を基準にして、好ましくは約1〜約95重量%、さらに好ましくは約5〜約90重量%、最も好ましくは約5〜約85重量%の量で存在する。
任意成分の難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤、スルホネート系難燃剤又はホスフェート系難燃剤を挙げることができる。組成物がアルキル芳香族コポリマーなどの易燃性成分を含む場合は、難燃剤は有機ホスフェート難燃剤を含むのが好ましい。有機ホスフェート難燃剤は好ましくは式(VIII)の芳香族リン酸エステル化合物である。
Figure 2006523243
式中、Rは同一又は異なってもよく、1個以上のRがアリールであることを条件として、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキル置換アリール、ハロゲン置換アリール、アリール置換アルキル、ハロゲン又はこれらの組合せである。
具体例としては、フェニルビスドデシルホスフェート、フェニルビスネオペンチルホスフェート、フェニルビス(3,5,5′−トリメチルヘキシルホスフェート)、エチルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジ(p−トリル)ホスフェート、ビス(2−エチルヘキシル)p−トリルホスフェート、トリトリルホスフェート、ビス(2−エチルヘキシル)フェニルホスフェート、トリ(ノニルフェニル)ホスフェート、ジ(ドデシル)p−トリルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジブチルフェニルホスフェート、2−クロロエチルジフェニルホスフェート、p−トリルビス(2,5,5′−トリメチルヘキシル)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェートなどが挙げられる。好ましいリン酸エステルは、各Rがアリールであるリン酸エステルである。特に好ましいのはトリフェニルホスフェートであり、これは置換されていなくてもよく、例えばイソプロピル化トリフェニルホスフェートなどの置換トリフェニルホスフェートでもよい。
或いは、有機リン酸エステルは、二官能性若しくは多官能性化合物又は式IX、X若しくはXIを有するポリマー(これらの混合物を含む)とすることができる。
Figure 2006523243
式中、R、R11及びR12は、各々独立に、炭素原子数1〜約30の炭化水素であり、R、R10、R13及びR14は、各々独立に、炭素原子数1〜約30の炭化水素又は炭化水素オキシであり、X、X及びXはハロゲンであり、m及びrは0又は1〜4の整数であり、j及びgは1〜30である。
具体例としては、レゾルシノール、ヒドロキノン及びビスフェノール−A各々のビスフェニルホスフェート、そのオリゴマー及びポリマー、並びにこれらの組合せが挙げられる。
上記の二官能性及び多官能性芳香族リン酸エステルの製造方法は、英国特許第2043083号に記載されている。
或いは、Axelrodの米国特許第4254775号に記載されているような、ある種の環式リン酸エステル、例えばジフェニルペンタエリスリトールジホスフェートの使用も開発されている。
リン−窒素結合を含む化合物も本発明の難燃添加剤として好適であり、例えば窒化塩化リン、リンエステルアミド、リン酸アミド、ホスホン酸アミド、ホスフィン酸アミド、トリス(アジリジニル)ホスフィンオキシド又はテトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムクロリドが挙げられる。これらの難燃添加物は市販されている。
好ましいリン酸エステル難燃剤としては、レゾルシノール系難燃剤、例えばレゾルシノールテトラフェニルジホスフェート、及びビスフェノール系難燃剤、例えばビスフェノールAテトラフェニルジホスフェートが挙げられる。置換フェニル基を含むリン酸エステルも好ましい。
最終組成物には、組成物に所望の難燃度を付与するのに少なくとも必要最小限の難燃剤が存在する。難燃性は、UL94、IEC60695−11−20、IEC60695−11−10、NF F16−101、NF P92−501、BS476、BS6853、DIN4102及びDIN5510などの様々な方法で測定できる。一実施形態では、具体的な用途の要求性能に応じて、UL−94プロトコルの等級V−0、V−1、V−2、5VB又は5VAに合格するのに必要最低限の難燃剤が存在する。
一般に、難燃剤の具体的な量は、有機リン酸エステルの分子量、存在する易燃性樹脂その他組成物に含まれている可能性のある通常可燃性の成分の量に応じて変化する。過度の実験を行わずに難燃剤の量を決定することは、当業者が十分になし得る事項である。一般に、有機リン酸エステル難燃剤は、組成物の総重量を基準にして、約2〜約35重量%、好ましくは約5〜約30%、最も好ましくは約5〜約15%の範囲の量でブレンドに存在する。
組成物は、適宜、フルオロポリマーなどのドリップ防止剤も含む。フルオロポリマーは、フィブリル形成性フルオロポリマーでも、非フィブリル形成性フルオロポリマーでもよい。好ましくは、フルオロポリマーはフィブリル形成性ポリマーである。ある実施形態では、ポリテトラフルオロエチレンが好ましいフルオロポリマーである。ある実施形態では、封入フルオロポリマー、即ちポリマー中に封入されたフルオロポリマーをドリップ防止剤として使用するのが好ましい。封入フルオロポリマーは、フルオロポリマー存在下でのポリマーの重合によって製造することができる。或いは、フルオロポリマーを、例えば米国特許第5521230号及び米国特許第4579906号に記載されているような方法で第2のポリマー、例えば芳香族ポリカーボネート樹脂又はスチレン−アクリロニトリル樹脂と予備ブレンドして凝集材料を形成し、ドリップ防止剤として使用することもできる。封入フルオロポリマーはいずれの方法で製造してもよい。
封入フルオロポリマー中のフルオロポリマーは、融点約320℃以上のフルオロポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレンを含む。好ましい封入フルオロポリマーは、ポリテトラフルオロエチレンをスチレン−アクリロニトリルコポリマーで封入したもの(TSAN)である。TSANは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の水性分散液の存在下でのスチレンとアクリロニトリルの共重合によって製造することができる。TSANは、例えば、封入フルオロポリマーの総重量を基準にして、PTFE約50重量%及びスチレン−アクリロニトリルコポリマー約50重量%を含んでいてもよい。スチレン−アクリロニトリルコポリマーは、例えば、コポリマーの総重量を基準にして、スチレン約75重量%及びアクリロニトリル約25重量%とすることができる。TSANは、ポリテトラフルオロエチレンと比べて組成物中への分散が容易であるという顕著な利点を有する。
ドリップ防止剤を用いる場合、組成物の総重量を基準にして、約0.05重量%以上、好ましくは約0.1重量%以上をなす。ドリップ防止剤を用いる場合は、組成物の総重量を基準にして、約5重量%以下、好ましくは約2.5重量%以下、さらに好ましくは約1重量%以下をなす。
熱可塑性樹脂組成物は、適宜、耐衝撃性改良剤を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂組成物に、約1〜30重量%添加される耐衝撃性改良剤コポリマー樹脂は、グラフト若しくはコアシェルゴム又は2種以上のこれらの改良剤の組合せなどの幾つかの異なるゴム状改良剤の1種を含んでいてもよい。好適なのは、アクリルゴム、ASAゴム、ジエンゴム、オルガノシロキサンゴム、EPDMゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)若しくはスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン(SEBS)ゴム、ABSゴム、MBSゴム、スチレンアクリロニトリルコポリマー及びグルシジルエステル耐衝撃性改良剤として知られる改良剤の群である。
用語「アクリルゴム改良剤」とは、架橋若しくは部分架橋(メタ)アクリレートゴム状コア相(好ましくはアクリル酸ブチル)を有する、多段、コアシェル、インターポリマー改良剤を意味する。この架橋アクリル酸エステルコアに、アクリル若しくはスチレン樹脂、好ましくはメタクリル酸メチル若しくはスチレンの外部シェルが結合し、ゴム状コア相に相互侵入している。また、少量のアクリロニトリル若しくは(メタ)アクリロニトリルなどの他のモノマーを樹脂シェル内に導入することによって好適な耐衝撃性改良剤が得られる。予め重合し架橋しておいた(メタ)アクリレートゴム相の存在下で、樹脂相を形成するモノマーを重合し架橋すると相互侵入網目が形成される。
好ましいゴムは、ポリアルキルアクリレート若しくはポリオレフィンにポリメタクリル酸メチル(PMMA)若しくはスチレンアクリロニトリル(SAN)をグラフトしたものからなり、ゴム成分のTgが0℃未満、好ましくは約―40℃〜―80℃のグラフト若しくはコアシェル構造である。ゴム成分は、好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは40重量%超、最も好ましくは約40〜75重量%である。
特に好適なゴムは、Rohm & Haasから市販のタイプのブタジエンコアシェルポリマー、例えばParaloid(登録商標)EXL2600である。特に好ましくは、耐衝撃性改良剤は、ブタジエン系ゴムコアと、メタクリル酸メチルの単独重合若しくはこれとスチレンとの共重合からなる第2段とを有する2段ポリマーを含む。その他の好適なゴムは、GE Specialty Chemicalsから販売されている、ABSタイプBlendex(登録商標)336及び415である。どちらのゴムもSBRゴムの耐衝撃性改良剤に基づくものである。幾つかのゴムを説明したが、さらに多くのものが市販されている。耐衝撃性改良剤が熱可塑性樹脂組成物の物性若しくは美的性質に悪影響を与えない限り、どんなゴムも耐衝撃性改良剤として使用し得る。
熱可塑性樹脂組成物は、適宜、脂環式ポリエステル樹脂を含んでいてもよい。脂環式ポリエステル樹脂は、式XIIの繰返し単位を有するポリエステルを含む。
Figure 2006523243
式中、R15又はR16の少なくとも一方はシクロアルキルを含む基である。
このポリエステルは、縮合生成物であり、R15は、炭素原子数6〜20のアリール、アルカン若しくはシクロアルカン含有ジオールの残基又はその化学的等価物である。また、R16は、炭素原子数6〜20のアリール、アルカン若しくはシクロアルカン含有二塩基酸由来の脱炭酸残基又はその化学的等価物であるが、R15及びR16の少なくとも一方が脂環式であることを条件とする。本発明の好ましいポリエステルは、R15及びR16共に脂環式である。
脂環式ポリエステルは、脂肪族二塩基酸又はその化学的等価物と、脂肪族ジオール又はその化学的等価物との縮合生成物である。脂環式ポリエステルは、脂肪族二塩基酸と脂肪族ジオールの混合物から形成することができる。但し、この混合物は、50モル%以上の環式二塩基酸及び/又は環式ジオール成分を含んでいなければならず、その残りは線状脂肪族二塩基酸及び/又はジオールである。
ポリエステル樹脂は、通常、ジオール若しくはジオール相当成分と、二塩基酸若しくは二塩基酸の化学的等価成分との縮合又はエステル交換重合で得られる。
15及びR16は、好ましくは、以下の式XIIIA〜XIIIKから各々独立に選択されるシクロアルキル基である。
Figure 2006523243
好ましい脂環式基R16は1,4−シクロヘキシル二塩基酸から誘導される。その70モル%超がトランス異性体の形であることが特に好ましい。好ましい脂環式基R15は、1,4−シクロヘキシルジメタノールなどの1,4−シクロヘキシル第1級ジオールから誘導される。その70モル%超がトランス異性体の形であることが特に好ましい。
本発明のポリエステル樹脂を製造するのに有用な他のジオールは、直鎖、枝分れ又は脂環式アルカンジオールであり、炭素原子数2〜12のものが挙げられる。かかるジオールの具体例としては、特に限定されないが、エチレングリコール、プロピレングリコール、即ち、1,2−及び1,3−プロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル,2−メチル,1,3−プロパンジオール、1,3−及び1,5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジメタノールデカリン、ジメタノールビシクロオクタン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、特にそのシス及びトランス異性体、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール(TMCBD)、トリエチレングリコール、1,10−デカンジオール及びこれらの混合物が挙げられる。好ましくは、脂環式ジオール又はその化学的等価物、特に1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその化学的等価物がジオール成分として使用される。
ジオールの化学的等価物としては、ジアルキルエステル、ジアリールエステルなどのエステルが挙げられる。
本発明の脂肪族ポリエステル樹脂の製造に有用な二塩基酸は、脂環式二塩基酸であるのが好ましい。これは、各々飽和炭素に結合した2つのカルボキシル基を有するカルボン酸を含むことを意味する。好ましい二塩基酸としては、シクロ若しくはビシクロの脂肪族系酸、例えば、デカヒドロナフタレンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビシクロオクタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸又はこれらの化学的等価物が挙げられ、トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸又はその化学的等価物が特に好ましい。アジピン酸、アゼライン酸、ジカルボキシルドデカン酸及びコハク酸などの線状ジカルボン酸も使用することができる。
シクロヘキサンジカルボン酸及びその化学的等価物は、例えば、イソフタル酸、テレフタル酸又はナフタレン酸などの芳香族環二塩基酸及び相当する誘導体を、水又は酢酸などの適切な溶媒中で、炭素又はアルミナなどの坦体に担持したロジウムなどの適切な触媒を用いて水素化することによって製造することができる。これらは、フタル酸が反応条件下で少なくとも部分的に可溶な不活性液体媒体を使用し、炭素又はシリカ上のパラジウム又はルテニウム触媒を用いて製造することもできる。
この水素化では通常カルボン酸基がシス又はトランス位にある2種の異性体が得られる。シス及びトランス異性体は、結晶化(溶媒、例えばn−ヘプタンなどを使用してもよいし、使用しなくてもよい)又は蒸留によって分離することができる。シス異性体の方がブレンドし易いが、トランス異性体の方が融点及び結晶化温度が高いので好ましい。シス及びトランス異性体の混合物も本明細書において有用である。
異性体の混合物又は2種以上の二塩基酸若しくはジオールを使用する場合は、本発明の脂環式ポリエステル樹脂として、コポリエステル又は2種のポリエステルの混合物を用いることができる。
これらの二塩基酸の化学的等価物としては、エステル、アルキルエステル、例えばジアルキルエステル、ジアリールエステル、無水物、塩、酸塩化物、酸臭化物などが挙げられる。好ましい化学的等価物としては、脂環式二塩基酸のジアルキルエステルが挙げられ、特に好ましい化学的等価物としては、酸のジメチルエステル、特にジメチル−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートが挙げられる。
好ましい脂環式ポリエステルは、ポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメチレンシクロヘキサン−1,4−ジカルボキシレート)であり、ポリ(1,4−シクロヘキサンジメタノール−1,4−ジカルボキシレート)(PCCD)とも呼ばれ、式XIVの繰返し単位を有する。
Figure 2006523243
前述の一般式を参照すると、PCCDでは、R15は1,4−シクロヘキサンジメタノールに由来し、R16はシクロヘキサンジカルボキシレート又はその化学的等価物由来のシクロヘキサン環である。好ましいPCCDは、シス/トランス形である。
一般に、ポリエステル重合反応は、適量(通常最終生成物を基準にしてチタン約50〜200ppm)のテトラキス(2−エチルヘキシル)チタネートなどの適切な触媒の存在下、溶融状態で行われる。
好ましい脂肪族ポリエステルのガラス転移温度(Tg)は、50℃超、さらに好ましくは80℃超、最も好ましくは約100℃超である。
本発明では、上記ポリエステルで高分子脂肪族系酸及び/又は高分子脂肪族ポリオール由来のコポリエステル形成単位約1〜約50重量%からなるものも想定される。脂肪族ポリオールとしては、ポリ(エチレングリコール)又はポリ(ブチレングリコール)などのグリコールが挙げられる。かかるポリエステルは、例えば米国特許第2465319号及び米国特許第3047539号の教示に従って製造することができる。
存在する場合には、脂環式ポリエステルとポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーの比は、混合物全体の約80:20〜5:95重量%である。70:30〜40:60のブレンドが好ましい。
熱可塑性樹脂組成物は、さらに1種以上の視覚効果添加剤を含んでいてもよい。これらは視覚効果用顔料としても知られている。視覚効果添加剤は、封入形態、非封入形態又は高分子樹脂を含む粒子に積層された形で存在し得る。視覚効果添加剤の非限定的な具体例としては、アルミニウム、金、銀、銅、ニッケル、チタン、ステンレス鋼、硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化マンガン、金属酸化物、白雲母、黒雲母、真珠雲母、合成雲母、二酸化チタン被覆雲母、雲母被覆ガラスフレーク、さらに、特に限定されないが、Perylene Redを含む着色剤が挙げられる。視覚効果添加剤は、アスペクト比が高くても低くてもよく、2つ以上のファセットを含んでいてもよい。Solvent Blue 35、Solvent Blue 36、Disperse Violet 26、Solvent Green 3、Anaplast Orange LFP、Perylene Red及びMorplas Red 36などの染料も使用することができる。特に限定されないが、Permanent Pink R(カラーインデックスPigment Red 181、Clariant社製)、Hostasol Red 5B(カラーインデックス#73300、CAS#522−75−8、Clariant社製)及びMacrolex Fluorescent Yellow 10GN(カラーインデックスSolvent Yellow 160:1、Bayer社製)を始めとする蛍光染料も使用することができる。さらに、二酸化チタン、硫化亜鉛、カーボンブラック、クロム酸コバルト、チタン酸コバルト、硫化カドミウム、酸化鉄、スルホケイ酸ナトリウムアルミニウム、スルホケイ酸ナトリウム、クロムアンチモンチタン(ルチル)、ニッケルアンチモンチタン(ルチル)及び酸化亜鉛などの顔料も使用できる。一般に、封入形態の視覚効果添加剤としては、ポリマーで封入されたアルミニウムフレークのような高アスペクト比材料などの視覚効果用材料が挙げられる。封入視覚効果添加剤はビーズの形態を有する。
高アスペクト比粒子を取囲む高分子材料(即ち、封入材料)は、プラスチック製品で所望の光学的効果を達成できる十分な透明度及び/又は半透明度を有する材料であればよい。かかる材料の幾つかの非限定的な具体例としては、熱硬化性樹脂、懸濁重合で合成したポリマー又は熱可塑性ポリマーが挙げられる。かかる熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ、フェノール、アクリル、アルキド、ポリエステル、ポリイミド、ポリウレタン、シリコーン、ビスマレイミド、シアン酸エステル、ビニル及び/又はベンゾシクロブテン樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂組成物は、所望に応じて、各種触媒、難燃剤、硬化剤、充填材、強化剤その他の成分を含んでいてもよい。これらの各種熱硬化性樹脂成分は、単独で使用してもよいし、他の熱硬化性樹脂又は1種以上の他の熱可塑性樹脂と併用してもよい。
1種以上の架橋剤を、高アスペクト比粒子を取囲む高分子材料(即ち、封入材料)に加えてもよい。架橋剤の添加は、封入に懸濁重合法を用いる場合、特に重要である。ある実施形態では、組成物を加工して最終押出製品又は成形品を製造する際に、架橋剤の添加は顔料ビーズに機械的強度及び/又は溶融安定性を付与することができる。架橋剤の一例はジビニルベンゼンである。架橋剤の使用量は、最終製品の物性に影響を及ぼす可能性がある。
高アスペクト比材料の封入及び高分子封入材料の架橋は、幾つかの異なる方法、例えば噴霧乾燥法、Wurster法又はin−situ懸濁重合法などで実施し得る。懸濁重合法を用いる場合、モノマー又はポリマー及び架橋剤の少なくともいずれかに高アスペクト比粒子を分散させて懸濁混合物を形成し、懸濁剤を含む水性混合物に、この懸濁混合物を添加し、水性反応混合物を加熱混合してビーズの形成を促進して大部分のビーズに1以上の高アスペクト比粒子を封入し、ビーズ形成後、水性反応混合物を奪活し、ビーズを回収する段階を含む。この方法は、さらに、懸濁混合物を水性混合物に添加する前に懸濁混合物を超音波処理して、懸濁混合物に1以上の高アスペクト比粒子を懸濁させる段階を含んでいてもよい。この方法は、重力沈殿法又は遠心分離法を用いてビーズを種々のバッチに分離する段階及びその後ビーズを乾燥させる段階を含んでいてもよい。
懸濁重合の場合、ジビニルベンゼンなどの架橋剤を使用すると、粒子及び封入顔料を所定の樹脂中に配合する際の溶融及び分散が防止されるので、製品に顕著な安定性がもたらされる。さらに、最も効率的な顔料の封入には、重合中に顔料が実質的に懸濁相に存在するような懸濁混合物(懸濁相)と水相の間での顔料の分配比が望ましい。所与の顔料について上記分配比を高めるため、例えば疎水性を向上させるための顔料粒子の表面変性を用いることもできる。
一実施形態では、直径約100μm未満のアルミニウムフレークをポリマーに封入する。封入は、アルミニウムフレーク存在下でのモノマーの懸濁重合によって実施できる。最終押出品又は成形品に加工する際の機械的強度及び溶融安定性を封入ビーズに付与するため、架橋剤を用いてもよい。封入用ポリマーの成長が表面から促進されるプロセスとなるように、フレークの表面を官能化してもよい。懸濁重合の場合、親水性表面を有するフレークに対して表面官能化が必要となることもある。
組成物は、低アスペクト比充填材、繊維状充填材及び高分子充填材を始めとする1種以上の強化剤をさらに含んでいてもよい。当該技術分野で周知のかかる充填材の例としては、“Plastic Additives Handbook, 4th Edition” R. Gachter and H. Muller(編), P.P. Klemchuck(共編) Hansen Publishers, New York 1993に記載のものが挙げられる。充填材の具体例としては、特に限定されないが、溶融シリカ、結晶性シリカ、天然珪砂及び各種シラン被覆シリカなどのシリカパウダー;繊維状、モジュラー、針状及び層状タルクを始めとするタルク;中空及び中実ガラス球並びに表面処理ガラス球;硬質、軟質及び焼成カオリンを始めとするカオリン;金属被覆雲母及び配合ブレンドに優れた物性を付与するためにアミノシラン又はアクリロイルシランコーティングで表面処理した雲母を始めとする雲母;長石及び霞石閃長岩;ケイ酸球;セノスフェア;フィライト(fillite);シラン処理又は金属被覆アルミノケイ酸塩を始めとするアルミノケイ酸塩(armospheres);石英;珪岩;パーライト;トリポリ;珪藻土;炭化ケイ素;硫化モリブデン;硫化亜鉛;ケイ酸アルミニウム(ムライト);合成ケイ酸カルシウム;ケイ酸ジルコニウム;チタン酸バリウム;バリウムフェライト;硫酸バリウム及び重晶石;粒状又は繊維状アルミニウム、青銅、亜鉛、銅及びニッケル;黒鉛粉などの黒鉛;ガラスフレーク、フレーク状炭化ケイ素、二ホウ化アルミニウム、アルミニウムフレーク及びスチールフレークなどのフレーク状充填材及び強化材;ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム及び硫酸カルシウム半水和物の少なくともl種を含むブレンドから誘導されるような加工鉱物繊維;木粉、セルロース、木綿、サイザル麻、ジュート、デンプン、コルク粉、リグニン、粉砕堅果果皮、トウモロコシ、米粒殻を始めとする天然繊維;ポリエチレンテレフタレート繊維などのポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリベンンズイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ホウ素繊維、炭化ケイ素などのセラミック繊維、アルミニウム、ホウ素及びケイ素の混合酸化物の繊維を始めとする合成強化繊維;炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、炭化ホウ素繊維、鉄繊維、ニッケル繊維、銅繊維を始めとする単結晶繊維又は「ウィスカー」;E、A、C、ECR、R、S、D及びNEガラス、並びに石英などのガラス繊維織物を始めとするガラス繊維;例えば、Tibbetts他の米国特許第4565684号及び米国特許第5024818号、Arakawaの米国特許第4572813号、Tennentの米国特許第4663230号及び米国特許第5165909号、Komatsu他の米国特許第4816289号、Arakawa他の米国特許第4876078号、Tennent他の米国特許第5589152号及びNahass他の米国特許第5591382号に記載の平均直径約3.5〜約500nmのものを始めとする気相成長炭素繊維などが挙げられる。強化剤には視覚効果添加剤としての役割を果たすものもあり、視覚効果添加剤には強化剤としての役割を果たすものもある。
強化剤が存在する場合、樹脂合計100重量部当り、約2〜約40重量部、好ましくは約2〜約30重量部、さらに好ましくは約2〜約20重量部、さらに好ましくは約5〜約20重量部の強化剤を使用できる。
各種添加剤は単独で又は組合せて使用することができる。添加剤には、白色化剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、可塑剤、着色剤、増量剤、帯電防止剤、触媒奪活剤、離型剤、追加の樹脂、発泡剤及び加工助剤などの材料も含まれる。組成物に添加される各種添加剤は常用されており、当業者には公知である。
半透明熱可塑性樹脂組成物は、各成分のブレンドを形成するのに適した条件下、例えば2本ロール機、バンバリーミキサー又は単軸若しくは二軸押出機を用いて溶融混合することによって組成物の成分を混合し、次いで適宜例えば組成物をペレット化若しくは粉砕することによって、組成物を縮小して粒状にすることによって製造することができる。幾つかの例では、若干の成分をマスターバッチの一部として添加するのが好ましいことがある。一般に、繊維状充填材及び視覚効果添加剤は下流で添加するのが望ましい。
幾つかの実施形態では、1種以上の成分を、水性混合物又は水溶液として組成物に添加することができる。次いで押出機などの適当な加工装置で揮発分を除去する。別の実施形態では、成分の幾つかを水溶液中で混合し、次いで水を蒸発させると、残りの成分に添加できる材料を形成することができる。
好ましい実施形態では、成形又は押出後の半透明組成物は、ASTM D1003に準拠して厚さ3.2mmの板で測定して、約25%〜約85%、好ましくは約35%〜約80%の透過率、及びASTM D1003に準拠して厚さ3.2mmの板で測定して、約104未満、好ましくは約100未満、さらに好ましくは約90未満のヘイズを示す。通常、ヘイズは約5以上又は10以上である。
これらの熱可塑性樹脂組成物は、射出成形、押出、回転成形、ブロー成形及び熱成形などの様々な手段で有用な成形品に成形して、例えば、コンピュータ及び事務機器のハウジング、携帯型電子機器のハウジング、並びに照明器具、装飾品、家庭用電気機器、屋根、温室、サンルーム、水泳プールのエンクロージャなどの部品などの物品を形成することができる。
上記の組成物は、半透明シートの製造に使用することができる。中実シート、多層シート及び中空体を含む多層シートを始めとする半透明シートの押出成形技術は、当該技術分野で公知であり、例えば、Squiresの米国特許第3476627号、Schrenk他の米国特許第3565985号、Takahashiの米国特許第3668288号、Nisselの米国特許第3918865号、Brooksの米国特許第3933964号、Lehmann他の米国特許第4477521号及びVetterの米国特許第4707393号に記載されている。共押出シートの成形に用いられる追加の層の組成に特に制約はない。多層シートの構造又は形状に特に制約はない。追加の層は、例えば、製造を促進する蛍光剤及び/又は耐候性を改良する紫外線吸収剤を含んでいてもよい。多層シートの厚さは、約4mm〜約40mmであるのが好ましく、中実シートの厚さは約1mm〜約12mmであるのが好ましい。
この熱可塑性樹脂組成物を多層材料に使用することも考えられる。その一例は、基板上の封鎖層として使用することである。有用な基板は、熱可塑性樹脂組成物と相溶性があり、加工又は通常の使用条件下でほとんど又は全く層間剥離しないものである。多層材料は、特に限定されないが、共押出、圧縮成形及びラミネーションを始めとする幾つかの方法で成形することができる。
幾つかの実施形態が考えられる。一実施形態では、熱可塑性樹脂組成物は、第1の光透過率と第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマー及び第2の光透過率と第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含む。第1の光透過率と第2の光透過率の絶対差は約10%以上、好ましくは約15%以上、さらに好ましくは約25%以上である。第1のヘイズと第2のヘイズの絶対差は約50以上、好ましくは約65以上、さらに好ましくは約80以上とすることができる。
熱可塑性樹脂組成物を、以下の非限定的な実施例でさらに例証する。
実施例1
表1の高分子材料を用いて一連の組成物を製造した。
Figure 2006523243
PC/PDMS−1の製造
段階1
オイゲノール封鎖ポリジメチルシロキサン流体の代表的な製造法:
オクタメチルシクロテトラシロキサン(8.3kg、28.0モル)、テトラメチルジシロキサン(330g、2.46モル)及びFiltrol 20(86g、1重量%、Harshaw/Filtrol Clay Products)を、12Lフラスコ内で混合し、45℃に2時間加熱した。温度を100℃に上げて、混合物を5時間高速撹拌した。この混合物を冷却した後、Celite濾過助剤のプラグを通して濾過した。この粗生成物に、オイゲノール(774g、4.72モル)とKarstedt白金触媒(1.57g、Pt10ppm)の混合物を40g/分の速度で加えた。FTIRスペクトル中のシロキサン水素の消失によって反応の完了を監視した。流下薄膜型蒸発器を用い、これを200℃、1.5トルで動作させて、反応生成物から揮発分を除去した。単離された物質は、25℃の粘度100センチストークス、重合度約49シロキサン単位の薄茶色の油状物であった。この物質をそれ以上精製せずに使用した。
段階2
コポリマー組成物の代表的な製造法:
ビスフェノール−A(90.7kg、398モル)、オイゲノール封鎖ポリジメチルシロキサン流体D49(28.6kg、6.85モル、シロキサン20重量%)、トリエチルアミン(0.41kg)、p−クミルフェノール(2.9kg、13.5モル)及びグルコン酸ナトリウム(150g)を、1000L反応器中で水(212L)及びジクロロメタン(275L)と混合した。この二相混合物を激しく攪拌し、50%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH10にした。反応pHを10.0〜10.5の範囲に保持し、30分かけてホスゲン(52.2kg、527モル)を加えた。反応完了後、ジクロロメタン(200L)を追加し、液/液遠心分離によってブライン層から有機相を分離した。有機相は、相と相を接触させ、次いで液/液遠心分離することによって、1%塩酸と水で洗浄処理した。樹脂内の残存塩化物及びトリエチルアミンが5ppm未満になるように処理を行った。樹脂は、ジクロロメタンからの水蒸気沈殿によって、白色粒状物(121kg)として単離された。
この物質は、標準的な分析法で特性を決定した。ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(ポリカーボネート分子量に対してK因子を用いたポリスチレン標準)を用いて分子量を決定し、1H NMRを用いてシロキサン含量(PDMS含量)を決定した。
PC/PDMS−2の製造
塩化メチレン15L、脱イオン水15L、1585gのビスフェノールA(6.94モル)及び塩化メチルトリブチルアンモニウム100mLを撹拌反応器で混合することによってPC/PDMS−2を製造した。この混合物を、約40〜約140g/分のホスゲンと反応させた。質量流量計に接続された積算計で測定して、最終的に1050gのホスゲンを導入した。50重量%水酸化ナトリウム水溶液を連続的に加えてpHを6〜7に保持した。ホスゲンの添加完了後、反応器を窒素パージして過剰のホスゲンを除去した。次いで、試料は、ホスゲン試験紙を用いたホスゲンの試験及びクロロホルメートの試験を行った。クロロホルメートの濃度は、1L当り0.24モルであることが分かった。上記の段階1と同様な方法で製造したオイゲノール封鎖シロキサン550g(0.11モル)を、塩化メチレン1Lに溶解し、約1分かけて反応器に加えた。シロキサン添加チューブを追加の塩化メチレンで洗って、すべてのシロキサンを確実に反応器に移した。次いで、pHを10.5〜11.5に上げ、10分間、シロキサンをビスクロロホルメートオリゴマーと反応させた。この時点で別の試料を採取し、クロロホルメートの存在をチェックした。次いで、ビスフェノールA6350g(27モル)、塩化メチレン20L及び脱イオン水20Lを反応器に仕込んだ。残存クロロホルメートがすべて消失するまで反応混合物を攪拌した。p−クミルフェノール(PCP)283g(1.33モル)及びトリエチルアミン75mLを反応器に加えた。次いで、pH10.5〜11.5で、反応混合物を完全にホスゲン化した(ホスゲン3225g)。所望量のホスゲンを添加した後、試料を採取し、クロロホルメート及びフェノール基を分析した。次いで、反応混合物を遠心分離機供給槽に移し、一連の遠心分離を7回行ってこれを精製し、ブラインから樹脂を分離した。次いで、この樹脂を、HClで2回、脱イオン水で4回洗浄した。次いで、樹脂液に水蒸気沈殿を施し、乾燥した。
本組成物は、必要に応じさらに表2に示した以下の添加物を含む。
Figure 2006523243
実施例1の組成物はすべて、さらに、、Ciba Specialty Chemicals社からIRGAFOS(登録商標)168として市販のホスファイト系安定剤トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト)0.1重量%及び同じくCiba Specialty Chemicals社からIRGANOX(登録商標)1076として市販のヒンダードフェノール系安定剤オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.1重量%を含む。
組成物はすべてWerner & Pfleiderer同方向回転二軸押出機(スクリュー25mm)で混合し、次いでENGEL射出成形機でISO294に従って成形した。BPADPを含む組成物は275℃及び280℃の温度でそれぞれ混合及び成形した。その他の組成物はすべて300℃及び310℃の温度でそれぞれ混合及び成形した。
組成物は、以下の特性を試験した。
1)ヘイズ及び透過率:Gardner Haze Guard Dualを用い、ASTM D1003に従って厚さ3.2mmの成形板で試験した。
2)シロキサンドメインの平均サイズは、analySIS(SIS)ソフトウェアを用いて顕微鏡写真から求めた。このソフトウェアでは、ドメイン境界をマニュアルで選択できる。各試料について、約25個のドメインの最長サイズを2回ずつ測定した。顕微鏡写真(倍率135.000)は、透過型電子顕微鏡法(FEI、Technai 12)で得た。試料は、厚さ3.2mmの成形板から切り出した後、室温で薄片に切断し、特に着色又はエッチングせずに試験した。
3)メタリック外観は、厚さ3.2mmの板でマルチアングル分光光度計(Gretag Macbeth CE−740GL)により、D65光源を用いたDIN5033パート3CIE1976に従って角度15°と110°の反射光の明度L*の差(ΔL*=L15°−L110°)を測定して定量した。板はすべて同じ位置と同じ向きで測定した。
4)彩度C*は、DIN5033パート3CIE1976に従って、分光光度計(Gretag Macbethカラーアイ7000)により、D65光源、鏡面反射を含むスペクトル設定及び10°の観測装置を用いて測定した。試料の裏に白色Spectralonタイルを置いて、厚さ3.2mmの板の反射光を測定した。板はすべて同じ位置と同じ向きで測定した。
5)輝度(単位mCd/m)は、クローズアップレンズ#122を有するMinolta LS−100輝度計を用い、これにMicrosoft Excelで動作する社内で開発したデータ収集ソフトウェアを接続して暗室で測定した。試料は、測定の直前にD65光源(MinoltaT−10輝度計で測定して1030ルクス+/−20ルクス)で5分間励起させた。5分及び10分後の暗室での試料の輝度を報告した。
6)ノッチ付アイゾット衝撃強さは、厚さ4mmの試験棒を用いて様々な温度でISO180−1Aに従って試験した。
7)メルトボリュームレート(MVR)は、300℃で2.16kgの荷重を用いて、ISO1133に従って測定した。
8)破壊エネルギーは、油圧引張試験機(Zwick/Rel 1852)を用いて、ISO6603−2に従って測定した。この多軸衝撃試験では、ダート(直径20mm)が速度4.4m/秒で3.2mmの板を貫通するのに必要とするエネルギー(単位ジュール)を測定した(支持体直径40mm)。
表3aに、PC/PDMS−1及びPC−1を含む一連の比較組成物を、PC−1含量を上昇させ、PC/PDMS−1含量を低下させて示した。この結果から、PC/PDMS−1をPC−1で希釈しても、透過率の上昇及びヘイズの低下にほとんど効果がなく、例えば透過率60%を達成するにはPC−PDMS含量の大幅な低下が必要であり(比較組成物6)、これは低温ノッチ付アイゾット衝撃強さの大幅な低下をもたらすことが分かる。顕微鏡分析により、PC−1による希釈は、単にPDMSドメインの量を低下させるにすぎず、PDMSドメインサイズの着実な低下をもたらさないことが分かった。
Figure 2006523243
表3bに、表3aの組成物とPC/PDMS−1含量は同一であるが、PC/PDMS−2で希釈した一連の組成物を示す。驚くべきことに、PC−1をPC/PDMS−2で置き換えると、透過率が格段に上昇し、ヘイズが格段に低下するが、低温衝撃特性は良好に保持されている。顕微鏡分析から、PC/PDMS−2の添加によってシロキサン(PDMS)平均ドメインサイズが格段に低下するという予想外の知見が得られた。
Figure 2006523243
表3cに、表3a及び3bの組成物とPC/PDMS−1含量は同一であるが、総シロキサン含量を6重量%に保ってPC/PDMS−2とPC175で希釈した一連の組成物を示す。ここでも、PC/PDMS−2との混合が最終ブレンドの平均シロキサンドメインサイズに及ぼす顕著な効果が実証され、一定の総シロキサン含量で、良好な低温衝撃特性を保持したまま、ヘイズと透過率をそれぞれ3〜103及び28〜85%に変化させることができた。
Figure 2006523243
ヘイズ及び透過率を制御することの利点を、表4a、4b及び4cで実証する。これらの表には、表3cに示したものと全く同一の一連の組成物に、表3cの組成物100重量部当り2重量%の金属フレークマスターバッチ(表4a)又は3重量%のLuminovaマスターバッチ(表4b)又は0.2重量%の赤色着色剤(表4c)を追加した組成物を示す。
Figure 2006523243
Figure 2006523243
Figure 2006523243
金属フレークマスターバッチを含む組成物(表4a)は、透過率の上昇と共にメタリック外観の度合いが向上することを示しており、シロキサンドメインサイズを最適化することによって所望の衝撃強さに応じてメタリック外観を最大にできることを明らかに示している。例えば、組成物21を比較組成物19と対比すると、耐衝撃性はほぼ同じであるが、ΔL*が26.4から37に上昇している。
Luminovaマスターバッチを含むブレンド(表4b)は、輝度の最適値を明確に示している。また、赤色着色剤を含むブレンド(表4c)は、シロキサンの平均ドメインサイズを最適化することによって、彩度と衝撃強さを最大にできることを示している。
表5には、5.46重量%の一定のシロキサン含量で、ホスフェート難燃剤としてBPADPを配合し、PC/PDMS−2で希釈した別の一連のPC/PDMS−1、PC−1組成物を示す。表3cに示した結果と同様に、PC/PDMS−2との混合が最終ブレンドのシロキサンドメインサイズに及ぼす顕著な効果が実証され、一定の総シロキサン含量で、ヘイズと透過率をそれぞれ2〜104及び30〜85%に変化させることができた。BPADPを含むこの一連の組成物では、シロキサンドメインサイズがノッチ付アイゾット衝撃強さに及ぼす効果が一段と明瞭に観察される。
Figure 2006523243
ヘイズと透過率を制御できるこという利点を、表6a及び6bの結果でさらに実証する。これらの表には、表5に示したものと全く同じ一連の組成物に、表5の組成物100重量部当り2重量%の金属フレークマスターバッチ(表6a)又は9重量%の金属フレークSANビーズ(表6b)を追加した組成物を示す。
金属フレークマスターバッチ又は金属フレークSANビーズを含む組成物いずれも、メタリック外観の度合いが透過率の上昇と共に向上することを示しており、シロキサンドメインサイズを最適化することによって、所望の衝撃特性に応じてメタリック外観を最大にできることを明らかに実証している。
Figure 2006523243
Figure 2006523243
表7に、T−SAN及びSANも含む一連のブレンドを示す。T−SAN及びSANの存在下でも、依然としてメタリック度に利点が認められる。
Figure 2006523243
実施例2
表8に示した材料を用いて一連の組成物を製造した。
Figure 2006523243
PC/PDMS−3の製造
オイゲノール封鎖シロキサンを550gではなく450gを用いた点を除けば、PC/PDMS−2と同じ製造方法でPC/PDMS−3を製造した。
組成物はすべて、Ciba Specialty Chemicals社からIRGAFOS(登録商標)168として市販のホスファイト系安定剤トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト)0.1重量%、同じくCiba Specialty Chemicals社からIRGANOX(登録商標)1076として市販のヒンダードフェノール系安定剤オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.1重量%及びFaci社からPETS Gとして市販の離型剤ペンタエリスリトールテトラステアレート(エステル化>90%)0.15重量%からなる添加剤パッケージを含む。
組成物はすべて、Werner & Pfleiderer同方向回転二軸押出機(スクリュー25mm)で混合し、次いでENGEL射出成形機でISO294に従って成形する。BPADPを含む組成物は、275℃及び280℃の温度でそれぞれ混合及び成形する。その他の組成物はすべて300℃及び310℃の温度でそれぞれ混合及び成形する。
組成物は、以下の特性を試験した。
1)ヘイズ及び透過率:Gardner Haze Guard Dualを用い、ASTM D1003に従って厚さ3.2mmの成形板を試験した(優先権証明書では、誤って厚さを4.0mmと示している)。
2)ノッチ付アイゾット衝撃強さは、厚さ4mmの試験棒を用いて様々な温度で、ISO180−1Aに従って測定した。
3)メルトボリュームレート(MVR)は、300℃で1.2kgの荷重を用いて、ISO1133に従って試験した。
表9aに、PC/PDMS−1及びPC−2を含む一連の比較組成物を、PC−2含量を高め、PC/PDMS−1含量を下げて示す。実施例1、表3に示した結果と同じく、この結果から、PC/PDMS−1をPC−2で希釈すると、透過率の上昇及びヘイズの低下にほとんど効果がなく、必然的にPC−PDMS含量の大幅な低下が必要であり、これは低温ノッチ付アイゾット衝撃強さの大幅な低下をもたらすことが分かる。
Figure 2006523243
表9bに、PC/PDMS−1含量は表9aの一連の組成物と同じであるが、総シロキサン含量を5重量%に保持して、PC/PDMS−3又はPC/PDMS−3とPC−2で希釈した一連の組成物を示す。実施例1、表3b及び3cの結果と同じく、ここでもPC/PDMS−3との混合の顕著な効果が実証され、良好な低温衝撃特性を保持したまま、ヘイズと透過率をそれぞれ2〜104及び23〜84%に変化させることができた。
Figure 2006523243
表10には、シロキサン含量を4.5重量%に保ち、ホスフェート難燃剤としてBPADP及びドリップ防止剤としてT−SANを配合し、PC/PDMS−3又はPC/PDMS−3とPC−2で希釈した別の一連のPC/PDMS−1組成物を示す。表9bに示した結果と同じく、ここでもPC/PDMS−3との混合の顕著な効果が実証され、ヘイズと透過率をそれぞれ1〜104及び24〜85%に変化させることができた。実施例1、表5の結果と同じく、この一連の難燃組成物では、ノッチ付アイゾット衝撃強さに及ぼす効果が一段と明瞭に観察される。
Figure 2006523243
本発明を好ましい実施形態に関して説明してきたが、本発明の範囲を逸脱することなく、その要素を様々に変化させることができ、均等物で置換することができることが当業者には分かるであろう。さらに、特定の状況又は材料に適応させるために、その必須の範囲を逸脱することなく、本発明の教示に多くの修正を行うことができる。したがって、本発明は、本発明を実施するための最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は特許請求の範囲に属するあらゆる実施形態を包含する。
本明細書で引用した特許その他の文献の記載内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。

Claims (12)

  1. ポリカーボネートポリマーのマトリックス中に平均ドメインサイズ20〜45nm又は20〜40nmのポリシロキサンドメインが埋込まれた熱可塑性樹脂組成物。
  2. 1種以上のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含む、請求項1記載の組成物。
  3. ポリシロキサン鎖が約10以上、好ましくは約25以上のシロキサン単位の平均分子鎖長を有する、請求項1又は請求項2記載の組成物。
  4. 当該組成物の総重量を基準に計算して1〜15重量%のポリジメチルシロキサン含量又はこれに相当するモル量の他のポリジオルガノシロキサンを含む、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 視覚効果添加剤をさらに含む、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の組成物。
  6. ポリカーボネート樹脂、ドリップ防止剤、難燃剤、スチレンアクリロニトリルポリマー、脂環式ポリエステル、耐衝撃性改良剤又はABSゴム或いはこれらの組合せをさらに含む、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の組成物。
  7. 第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含む熱可塑性樹脂組成物であって、第1のヘイズと第2のヘイズの絶対差が約50以上及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率の絶対差が約10%以上である、熱可塑性樹脂組成物。
  8. ポリカーボネート樹脂、視覚効果添加剤、ドリップ防止剤、難燃剤、スチレンアクリロニトリルポリマー、脂環式ポリエステル、耐衝撃性改良剤又はABSゴム或いはこれらの組合せをさらに含む、請求項7記載の組成物。
  9. 約0〜約55%の第1の光透過率及び約45〜約104の第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、約55〜約100%の第2の光透過率及び約0〜約45の第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを含む熱可塑性樹脂組成物であって、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なる、熱可塑性樹脂組成物。
  10. ポリカーボネート樹脂、視覚効果添加剤、ドリップ防止剤、難燃剤、スチレンアクリロニトリルポリマー、脂環式ポリエステル、耐衝撃性改良剤又はABSゴム或いはこれらの組合せをさらに含む、請求項9記載の組成物。
  11. 請求項1乃至請求項1のいずれか1項0のいずれか1項記載の組成物を含む物品。
  12. 熱可塑性樹脂組成物で所望の半透明性を得る方法であって、第1の光透過率及び第1のヘイズを有する第1のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーと、第2の光透過率及び第2のヘイズを有する第2のポリカーボネート/ポリ(ジオルガノシロキサン)コポリマーを特定の相対量で混合することを含んでなり、第1のヘイズと第2のヘイズ及び/又は第1の光透過率と第2の光透過率が異なり、上記組成物が約25〜約85%の光透過率及び約104未満のヘイズを有する、方法。
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