JP2004299464A - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】車体フレームの剛性,強度を確保しつつ車体重量の軽量化を可能でき、かつ製造コスト上昇を抑制できる自動二輪車の車体フレームを提供する。
【解決手段】メインフレーム2aの路面からの衝撃力に対する要求強度の高いヘッドパイプユニット21の下面に、鍛造成形品からなる連結壁部30aと該連結壁部30aの両縁に続く左右側壁部30bとを有する横断面コ字状のダウンフレーム部材(強化部材)30をこれの連結壁部30aの外壁部外面Aが上記要求強度の高い部位における最大応力生起側に位置するように配置する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンが搭載されるとともに、フロントフォーク及びリヤアームが支持されるメインフレームを備えた自動二輪車の車体フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、モトクロスレース用の自動二輪車では、その用途からしてジャンプ時に高所から着地し、車体フレームに路面からの大きな衝撃荷重が作用する場合があるので、車体フレームの衝撃力に対する剛性,強度を高めることが要請され、しかも車体フレームの軽量化が要請されている。
【0003】
このような車体フレームとして、剛性,強度を高めるとともに、軽量化を図る観点から、ヘッドパイプ部及びガセット部を鋳造又は鍛造で一体形成したものがある(例えば、特許文献1,2参照)。またリヤアームブラケットを上半部の中空鋳造品と下半部の鍛造品とに分割し、両者を結合したものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−291281号公報
【0005】
【特許文献2】
特開昭62−26177号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2001−71974号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のヘッドパイプ部とガセット部とを鋳造成形品で構成する場合には、強度を必要とする部位の肉厚を確保すると不要な部位まで肉厚が厚くなり、結果的にフレーム重量の軽減効果が得られなくなるおそれがある。
【0008】
一方、ヘッドパイプ部とガセット部とを鍛造成形品で構成する場合には、鋳造成形品に比べて製造コストが上昇し、しかも形状,大きさに対する自由度が低いという問題がある。
【0009】
また上記従来のリヤアームブラケットを中空鋳造品の上半部と鍛造品の下半部とに分割し,両者を結合する構造を採用した場合には、部品点数が増えるとともにコストが上昇するという問題がある。ここで、部品点数及びコストの低減を図る観点から、例えば下半部側を上方に延長して上半部と一体化することが考えられる。しかしながら、このようにした場合には、上側部分の荷重に対する強度が不足するという懸念があり、結果的に補強部材の追加が必要となりコスト低減効果が得られなくなる。
【0010】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、車体フレームの剛性,強度を確保しつつフレーム重量の軽量化を可能でき、かつ製造コスト上昇を抑制できるとともに、形状,大きさに対する自由度を高めることができる自動二輪車の車体フレームを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンユニットが搭載されるとともに、フロントフォーク及びリヤアームが支持されるメインフレームを備えた自動二輪車の車体フレームにおいて、上記メインフレームの、路面からの衝撃力に対する要求強度の高い部位に、鍛造成形品からなり、一対の側壁部とこれらを連結する連結壁部とを有し、横断面でみて上記壁部が外部に開放される空間を形成する強化部材を上記連結壁部の外面が上記要求強度の高い部位における横断面内の最大応力生起側に位置するように配置したことを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材であり、該ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合されていることを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材であり、該タンクレール部は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合されていることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材と、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材であり、上記ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合され、上記タンクレール部材は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合されていることを特徴としている。
【0015】
請求項5の発明は、請求項2において、上記ヘッドパイプユニットの下ガセット部の下面は開口しており、上記ダウンフレーム部は、上記下ガセット部の下面開口を閉塞し、連結壁部の外面が下側に位置し、かつ各側壁部が上記下面開口の縁部に位置するように配設され、該各側壁部の縁部が上記下ガセット部に溶接により接合されていることを特徴としている。
【0016】
請求項6の発明は、請求項4において、上記ヘッドパイプユニットの上,下ガセット部の上,下面は開口しており、上記ダウンフレーム部は、上記下ガセット部の下面開口を閉塞し、連結壁部の外面が下側に位置し、かつ各側壁部が上記下面開口の縁部に位置するように配設され、該各側壁部の縁部が上記下ガセット部に溶接により接合されており、上記タンクレール部は、上記上ガセット部の上面開口を閉塞し、連結壁部の外面が上側に位置し、かつ各側壁部が上記上面開口の縁部に位置するよう配設され、該各側壁部の縁部が上記上ガセット部に溶接により接合されていることを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明は、請求項2ないし6の何れかにおいて、上記ヘッドパイプユニットには上,下ガセット部の後部同士を接合する連結部が一体形成され、かつ上ガセット部の後端部にはリヤクッションブラケット部が一体に延長形成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と、該ヘッドパイプ部の上部から車両後方斜め下方に延びるタンクレール部と、上記ヘッドパイプ部の下部から下方に延びるダウンフレーム部と、さらに車両後方に延びる左右一対のダウンチューブとを備えており、上記強化部材が、上記左,右のダウンチューブの後端部と上記タンクレール部の後端部とに架け渡して接続され、上記リヤアームを上下揺動可能に枢支する左右一対のリヤアームブラケットであり、該各リヤアームブラケットは、上記タンクレール部への接続部近傍部分の上記連結壁部の外面を車幅方向内側に向けて配置されていることを特徴としている。
【0019】
請求項9の発明は、請求項8において、上記左右のリヤアームブラケットは、車両前後方向に見て、車幅方向に間隔をあけて位置する左,右のダウンチューブの後端から略鉛直上方に延びる下半部と、該下半部に続いて上記車幅方向中央に位置するタンクレール部の後端部に向けて車幅方向内側に屈曲して延びる上半部とを備えており、該上半部の連結壁部の外面は車幅方向内側に位置し、上記下半部の連結壁部の外面は外側に位置するように形成されていることを特徴としている。
【0020】
請求項10の発明は、請求項9において、上記左右のリヤアームブラケットの上記タンクレール部への接続部は、上記連結壁部の外面を車幅方向外側に向けてタンクレール部に接合され、該タンクレール部とで閉断面を形成していることを特徴としている。
【0021】
請求項11の発明は、請求項8ないし10の何れかにおいて、上記左右のリヤアームブラケットの下端部同士は車幅方向に延びる押出し成形品からなる角筒状のクロスパイプにより結合されており、該クロスパイプのチェンジペダル締結ボルトに臨む部分には作業用孔が形成されていることを特徴としている。
【0022】
請求項12の発明は、請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有するヘッドパイプユニットと、上記下ガセット部の下端部に接続されて下方に延び、さらに車両後方に延びる左右一対のダウンチューブとを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材と、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材と、上記左,右のダウンチューブの後端部と上記上ガセット部の後端部とに架け渡して接続された左,右のリヤアームブラケットであり、上記ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合され、上記タンクレール部は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合され、上記各リヤアームブラケットは、上記タンクレール部への接続部近傍部分の上記連結壁部の外面を車幅方向内側に向けて配置されていることを特徴としている。
【0023】
請求項13の発明は、請求項12において、上記ダウンフレーム部の下端部には車両前方に開口する装着開口を有する受け部が形成され、上記左右のリヤアームブラケットの下端部には前方に開口する装着開口を有する受け部が形成されており、上記左右のダウンチューブは、これの後端部を車両前方から上記リヤアームブラケットの受け部に装着するとともに、前端部を車両前方から上記ダウンフレーム部の受け部に装着し、該各受け部に溶接することにより接合されていることを特徴としている。
【0024】
【発明の作用効果】
請求項1の発明に係る車体フレームによれば、メインフレームの要求強度の高い部位に鍛造成形品からなる横断面C字状,あるいはコ字状等の湾曲断面形状を有する強化部材を配設し、該強化部材の連結壁部の外面が上記要求強度の高い部位の横断面における最大応力生起側に位置するように配置したので、路面からの衝撃力を強化部材の連結壁部で負担することとなり、メインフレームの要求強度の高い部位の剛性,強度を確保でき、その結果、残りの要求強度のそれほど高くない部分の薄肉化等による軽量化が可能となる。
【0025】
請求項2の発明では、強化部材を、ヘッドパイプ部の下面に接合されて上記下ガセット部の下面に沿って延び、該下ガセット部に接合されたダウンフレーム部材とし、これの連結壁部を下側に位置させたので、ヘッドパイプユニットのヘッドパイプ部と下ガセット部との下面接続部付近に作用する大きな衝撃荷重に対する剛性,強度を確保することができる。即ち、例えば、ジャンプ時に高所から着地した場合には、前,後輪の突き上げによりヘッドパイプ部とガセット部との下面接続部に大きな引っ張り荷重が作用し、該接続部の下面に最大引っ張り応力が生起することとなるが、本発明では上記強化部材の連結壁部外面が上記最大応力生起側に位置しているので、上記大きな引っ張り荷重を強度の高い強化部材で負担させることができる。
【0026】
また下ヘッド部に軸受座を形成したので、強度の高い強化部材によりフロントフォークを支持でき、この点からも要求強度の高い部位の剛性,強度を確保できる。
【0027】
さらにヘッドパイプユニットを鋳造成形品により構成したので、必要強度を確保しつつユニット重量の軽量化を図ることができるとともに、形状,大きさの自由度を向上できる。
【0028】
請求項3の発明では、強化部材を、ヘッドパイプ部の上面に接合されて上ガセット部の上面に沿って延び、該上ガセット部に接合されたタンクレール部材とし、これの連結壁部を上側に位置させたので、ヘッドパイプユニットのヘッドパイプ部と上ガセット部との上面接続部付近に作用する大きな衝撃荷重に対する剛性,強度を確保することができる。即ち、ジャンプ時に高所から着地した場合には、前,後輪の突き上げによりヘッドパイプ部とガセット部との上面接続部に大きな圧縮荷重が作用し、該接続部の上面に最大圧縮応力が生起することとなるが、本発明では上記強化部材の連結壁部外面が上記最大応力生起側に位置しているので、上記大きな圧縮荷重を圧縮強度の高い強化部材により負担させることができる。
【0029】
請求項4の発明では、ペッドパイプユニットの下ガセット部にダウンフレーム部材を、上ガセット部にタンクレール部材を配置接合し、ヘッドパイプユニットを下面の強化部材と上面の強化部材で挟み込む構造としたので、ヘッドパイプユニット全体の剛性,強度をより一層向上できる。
【0030】
請求項5の発明では、ヘッドパイプユニットの下ガセット部の開口を強化部材であるダウンフレーム部材を溶接接合することで閉塞したので、請求項6の発明では、さらに上ガセット部の開口をタンクレール部材を溶接することで閉塞したので、ヘッドパイプユニットを開口を設けた分より一層軽量化できるとともに、要求強度を確保できる。また上記溶接接合にあたり、強化部材を、これの連結壁部外面が外側に位置し、各側壁の縁部が上,下ガセット部の開口縁部に位置するように配設し、各側壁の縁部をガセット部の壁面に溶接接合したので、この溶接ラインは、強化部材の連結壁部外面、即ち最大応力生起面から離れて位置することとなり、溶接部位に最大応力が生じるのを回避できる。
【0031】
請求項7の発明では、ヘッドパイプユニットに連結部及びリヤクッションブラケット部を一体形成したので、部品点数及びコストの低減が可能となる。
【0032】
請求項8の発明では、左右のリヤアームブラケットを強化部材により構成し、該強化部材の連結壁部外面を要求強度の高い部位の最大応力生起側に位置させたので、上記リヤアームブラケットに作用する大きな荷重に対する剛性,強度を確保できる。即ち、例えばリヤクッションへの大きな荷重によりリヤアームブラケットの上部には大きな引っ張り荷重が作用するが、本発明ではこの部位に強化部材からなるリヤアームブラケットの連結壁外面が位置しているので、必要な剛性,強度を確保できる。
【0033】
請求項9の発明では、リヤアームブラケットの上半部については連結壁部外面を車内側に位置させ、下半部については連結壁部外面を車外側に位置させたので、上半部については必要な剛性強度を確保でき、下半部についてはライダが足で狭持する場合のフィーリングを確保できる。
【0034】
即ち、本発明のリヤアームブラケットの上半部は、左,右のダウンフレーム部の幅位置から中央のタンクレール部まで内側に屈曲しており、そのため例えばクッションユニットを介して大きな荷重が上記タンクレール部後端に作用すると、上記リヤアームブラケットの上半部には上記屈曲形状を直線状に伸ばす方向に荷重が作用し、リヤアームブラケットの内側に大きな引っ張り応力が生じることとなるが、本発明では、この部位に上記連結壁部の外面が位置しているので、上記大きな荷重に耐えることができる。
【0035】
一方、上記下半部については、ライダが運転姿勢を保つために足でこれを挟持することとなるが、本発明ではこの部位については連結壁部の外面が外側に位置しているので、ライダの違和感を回避できる。
【0036】
請求項10の発明では、リヤアームブラケットのタンクレール部との接続については、連結壁部を外側に向けたので、リヤアームブラケットとタンクレール部との接続部にはボックス状の閉断面が形成されることとなり、リヤアームブラケットのタンクレール部との接続部の剛性,強度を高めることができる。
【0037】
請求項11の発明では、左右のリヤアームブラケットの下端部同士を押出し成形品からなるクロスパイプにより結合し、該クロスパイプのチェンジペダル締結ボルトに臨む部分に作業用孔を形成したので、クロスパイプの必要強度を確保しつつ軽量化を図ることができ、さらにはチェンジペダルの取付け角度を調整する場合の作業を容易に行なうことができる。
【0038】
請求項12の発明では、ヘッドパイプユニットの下面に沿って強化部材(ダウンフレーム部材)を接合するとともに、上面に沿って強化部材(タンクレール部材)を接合し、さらにダウンチューブとタンクレール部材とを強化部材(リヤアームブラケット)により接合したので、メインフレームの最も要求強度の高い部位が3つの強化部材で概ね囲まれることとなり、フレーム重量の軽減を図りつつメインフレーム全体の剛性,強度を高めることができる。
【0039】
請求項13の発明では、ダウンフレーム部材に車両前方に開口する装着開口を有する受け部を形成し、左右のリヤアームブラケットに前方に開口する装着開口を有する受け部を形成し、ダウンチューブの後端部を車両前方からリヤアームブラケットの受け部に装着するとともに、前端部を車両前方からダウンフレーム部の受け部に装着し、両者を溶接接合したので、ダウンチューブの組み付け作業を精度良くかつ容易に行なうことができ、作業性を向上できる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0041】
図1ないし図13は、本発明の一実施形態(第1実施形態)による自動二輪車の車体フレームを説明するための図であり、図1は本実施形態の車体フレームが採用された自動二輪車の側面図、図2,図3はメインフレームの斜視図、図4はメインフレームの右側面図、図5,図6はヘッドパイプユニットの斜視図、図7はリヤアームブラケットの上端接合部の斜視図、図8はヘッドパイプ部の断面正面図、図9はヘッドパイプユニットのガセット部の断面図(図4のIX−IX 線断面図) 、図10はダウンチューブの接続部の正面図、図11はダウンチューブの断面図(図10のXI−XI 線断面図) 、図12 はクロスパイプの接続部の底面図、図13 はリヤアームブラケットの背面図である。なお、本実施形態でいう前後,左右とは、シートに着座した状態で見た前後,左右をいう。
【0042】
図1において、1はモトクロスレース用自動二輪車を示しており、これの車体フレーム2はエンジンユニット3が搭載されるとともに、フロントフォーク4及びリヤアーム5が支持されるメインフレーム2aと、シート6を支持するシートレール2b及びシートピラー2cとを備えている。
【0043】
上記メインフレーム2aの前端に位置するヘッドパイプ部7により上記フロントフォーク4が左右に操向可能に軸支されている。このフロントフォーク4の下端に前輪8が軸支されるとともに、上端に操向ハンドル9が固定されている。また上記メインフレーム2aの後端に位置する左右のリヤアームブラケット10,10により上記リヤアーム5が上下揺動可能に枢支され、該リヤアーム5の後端に後輪11が軸支されている。
【0044】
上記リヤアーム5とメインフレーム2aとの間にはリヤサスペンションが配設されている。このリヤサスペンションはリヤアーム5とメインフレーム2aの後端下部とをリンク機構17(図12参照)で連結し、該リンク機構17とメインフレーム2aの後端上部とをクッションユニット12を介して連結した構造となっている。
【0045】
上記メインフレーム2aで形成されたクレードル内に、クランク軸3aを車幅方向に向けて配置した横置きタイプの上記エンジンユニット3が搭載されている。このエンジンユニット3の出力軸3bに固着された駆動スプロケット13はチェーン14を介して後輪11の従動スプロケット15に連結されている。また上記メインフレーム2aのエンジンユニット3上方には燃料タンク16が搭載されており、該燃料タンク16の後側に上記シート6が搭載されている。
【0046】
上記メインフレーム2aは、上記ヘッドパイプ部7と、該ヘッドパイプ部7から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部20,20とを有するヘッドパイプユニット21と、上記下ガセット部20の下端部から斜め下方に延び、さらに車両後方に延びる左右一対のダウンチューブ22,22と、該各ダウンチューブ22の後端部と上記上ガセット部20の端後部とに架け渡して配設された上記左右のリヤアームブラケット10,10と、該リヤアームブラケット10の下端部同士を結合するクロスパイプ26とを備えている。
【0047】
上記ヘッドパイプユニット21はAC4CH−T6等の鋳造成形品からなり、上記左右のダウンチューブ22はA7NO1−T6等の押出し成形品からなる。
また上記左右のリヤアームブラケット10,シートレール2b及びシートピラー2cはそれぞれA7NO1−T6等の鍛造成形品からなる。
【0048】
上記ヘッドパイプユニット21は、左右一対の縦壁21a,21aの前端面及び後端面を閉塞し、上,下端面を開口させてなる中空箱状のものである。上記ヘッドパイプ部7は、左右の縦壁21aの前端部を円弧状に形成することにより構成されており、上記上,下ガセット部20は、ヘッドパイプ部7から左右の縦壁21a,21aを車両後方斜め下方に平行に、かつ上下方向に拡開するように延長して構成されている。また上記上,下ガセット部20の後部同士を接続する角筒状のテンションパイプ部(連結部)20bが一体形成されている。
【0049】
その結果上記上,下ガセット部20,20の後部には概ね三角形状をなす孔20aが形成されており、該孔20aの内周面は内周壁20gにより閉塞されている。
【0050】
さらに上記上ガセット部20の上部後端には斜め上方に延びるリヤクッションブラケット部20cが一体形成されている。このリヤクッションブラケット部20cに上記クッションユニット12の上端が軸支されており、また上記シートレール2bの前端部が結合されている。
【0051】
上記テンションパイプ部20bの後壁20fには後方に突出する上,下一対の支持片20dが一体形成され、該支持片20d,20d間に点火コイル23が取付けられている。また上記上ガセット部20のリヤクッションブラケット部20cの下面にはエンジン支持部20eが一体に膨出形成され、該支持部20eにボルト締め固定されたエンジンブラケット24を介して上記エンジンユニット3の上端部が支持されている。上記ヘッドパイプ部7の左側面には逃げ凹部7aが凹設されており、該逃げ凹部7aにクラッチ,ブレーキ,スロットル等のワイヤケーブル25のヘッドパイプ部分が位置している。
【0052】
上記メインフレーム2aの路面からの衝撃力に対する要求強度の高い複数部位にはそれぞれ強化部材が配置されている。即ち、上記ヘッドパイプユニット21の下縁には第1強化部材としてのダウンフレーム部材30が、上縁には第2強化部材としてのタンクレール部材31 がそれぞれ配設され、さらに上記左右のリヤアームブラケット10は第3強化部材により構成されている。このダウンフレーム部材30,タンクレール部材31及び各リヤアームブラケット10は、A7N01−T6等からなる鍛造成形品からなるものである。
【0053】
上記ダウンフレーム部材30,タンクレール部材31は、図9に示すように、主として、ヘッドパイプユニット21の下,上面に沿って帯状に延びる連結壁部30a,31aと、該連結壁部30a,31aの両縁部に続いて屈曲して延びる左右側壁部30b,31bとを有している。これらの連結壁部,側壁部で形成された空間は外方に向かって開放されている。
【0054】
上記ダウンフレーム部材30は、これの連結壁部30aと各側壁部30bとを略直角をなす横断面コ字状に形成されており、上記ヘッドパイプ部7の下面を覆う下ヘッド部30cと、該下ヘッド部30cに続いてガセット部20の下面に沿って延びるダウンフレーム部30dとから構成されている。
【0055】
上記ダウンフレーム部材30の連結壁部30aの肉厚は上記下ヘッド部30c側ほど厚くなっており、ダウンフレーム部30dの下端側ほど徐々に薄くなっている。また上記ダウンフレーム部材30は連結壁部30aがヘッドパイプユニット20の下面開口を閉塞し、左右側壁部30bが縦壁21aの外側面に位置するように装着されており、左右側壁部30bの下縁部30b′が縦壁21aに肉盛り溶接32aにより強固に接合されている。
【0056】
なお、上記コ字形状の各角部は小さな円弧状をなし、応力の集中を回避している。また、上記ダウンフレーム部30dの形状については各種の変形例が可能であり、例えば、図20に示すように、側壁部30bの基端部30b′′を連結壁部30aより少し突出させた形状、あるいは同図に破線で示すように連結壁30aの外面に円弧状の凸部30a′を設けた形状が採用可能である。
【0057】
上記タンクレール部材31は、これの連結壁部3 1aと各側壁部31bとを全体として横断面C字状をなすように連結したものであり、上記ヘッドパイプ部7の上面を覆う上ヘッド部31cと、該上ヘッド部31cに続いて上ガセット部20の上面に沿って延びるタンクレール部31dとから構成されている。このタンクレール部31dをまたぐように上記燃料タンク16が搭載されている。この燃料タンク16の底部にはトンネル状の凹部(不図示)が形成されており、該凹部内をタンクレール部31dが挿通している。上記タンクレール部31dをC字状としたので、燃料タンク16の燃料容量を増やすことができる。
【0058】
上記タンクレール部材31の連結壁部31aの肉厚は上記上ヘッド部31c側ほど厚くなっており、タンクレール部31dの後端側ほど徐々に薄くなっている。またタンクレール部材31は連結壁部31aがヘッドパイプユニット21の上面開口を閉塞し、左右側壁部31bが縦壁21aの外側面に位置するように装着されており、左右側壁部31bの下縁部31b′が縦壁21aに肉盛り溶接32bにより強固に接合されている。このようにしてヘッドパイプユニット21はこれの上,下開口がタンクレール部材31,ダウンフレーム部材30により閉塞され、かつ両部材31,30で狭持されている。
【0059】
なお、上記ダウンフレーム部材として上記タンクレール部材のような断面形状を採用し、また逆にタンクレール部材としてダウンフレーム部材のような断面形状を採用することもできる。
【0060】
上記上,下ヘッド部31a,30aには、図8に示すように、ステアリングシャフト挿通孔31e,30eが形成されており、該挿通孔31e,30e部分にはこれより大径の軸受座31f,30fが段付き状をなすよう形成されている。
この各軸受座31f,30fにはそれぞれ軸受34,33が装着されており、該軸受34,33によりヘッドパイプ部7内に挿入されたステアリングシャフト35が軸支されている。
【0061】
このステアリングシャフト35にはアッパ,ロアブラケット37,36を介して上述の左右のフロントフォーク4,4が固着され、アッパブラケット37にはハンドルクラウン37a,37aを介して上記操向ハンドル9が固定されている。
【0062】
そして上記ダウンフレーム部材30は連結壁部30aの連結壁部外面Aがヘッドパイプユニット20の要求強度の高い部位における横断面内で見た場合の最大応力生起側に位置するように、つまり外側(下側)を向くように配置されており、タンクレール部材31は連結壁部31aの連結壁部外面Bがヘッドパイプユニット20の要求強度の高い部位における最大応力生起側に位置するように、つまり外側(上側)を向くように配置されている。
【0063】
上記左右のダウンチューブ22,22は角筒状のものであり、上記ダウンフレーム部材30のダウンフレーム部30dの下端から該ダウンフレーム部30dに続いて左右に拡開しつつ斜め下方に延びる傾斜部22aと、該傾斜部22aの下端から後方に略水平に延びる水平部22bとを有している。この各傾斜部22a及び水平部22bには左右一対のエンジンブラケット40,41がそれぞれ溶接により接合されており、左右のエンジンブラケット40,41に架け渡して締結された支持ボルト42を介して上記エンジンユニット3の前壁部及び連結壁部が支持されている(図11参照)。
【0064】
上記ダウンフレーム部30dの下端には二股状の左,右受け部30g,30gが一体形成されている。この各受け部30gは、図10に示すように、後側片部30iと左右の内側片部30j,30j及び左右外側片部30k,30kとで形成された車両前方に開口する装着開口30hを有している。
【0065】
また上記左右のリヤアームブラケット10の下端には左,右の受け部10aが形成されている。この受け部10aは、図12に示すように、内側片部10cと上,下片部10d,10eとで形成された車両前方に開口する装着開口10bを有している。そして上記左右のダウンチューブ22は、これの水平部22bの後端部が車両前方から上記リヤアームブラケット10の受け部10aに装着され、傾斜部22a前端部が車両前方から上記ダウンフレーム部3dの受け部30gに装着されて該各受け部10a,30gに溶接により接合されている。
【0066】
また上記左右のリヤアームブラケット10の下端部同士は車幅方向に延びるアルミの押出し成形品からなる角筒状の上記クロスパイプ26により溶接結合されている。このクロスパイプ26の後側壁には車両後方に突出する左右一対のボス部26a,26aが一体形成されており、この左右のボス部26aにより上記リンク機構17のリンクアーム17aが回動可能に軸支されている(図12参照)。
【0067】
また上記クロスパイプ26のチェンジペダル締結ボルト(不図示)に臨む部分には作業用孔26bが貫通形成されている。この作業用孔26bに車両下方から締結工具(不図示)を挿入し、上記締結ボルトを緩めることによりチェンジペダル(不図示)の取付け角度等の調整が行なえるようになっている。
【0068】
上記左右のリヤアームブラケット10は、上述のように鍛造成形品からなる第3の強化部材により構成されており、車両前後方向に見て、左右のダウンチューブ22から略垂直上方に延びる下半部10cと、該下半部10cの上端から車幅方向内側に屈曲して延びる上半部10dとを一体形成して構成されている。
【0069】
上記各リヤアームブラケット10は、上下方向に概ね帯状に延びる連結壁部10eと、該連結壁部10eの前後縁部に続いて屈曲して延びる前,後側壁部10f,10fとを有する横断面形状略コ字状のものである。この連結壁部10eと各側壁部10fとの間には複数のリブ10gが長手方向に所定間隔をあけて一体形成されている。
【0070】
また上記下半部10cの上下方向中央部には円筒状の凹部10hが連結壁部10eから車内側に膨出するように形成されている。該左右の凹部10h間に架け渡して締結されたピボット軸45により上記リヤアーム5が上下揺動可能に支持されている。
【0071】
上記上半部10dの上端には連結壁部10eを外側に向けるとともに、リング状のフランジ部10iが形成され、該フランジ部10iは上記上ガセット部20の縦壁21aに凹設された凹部21b内に装着されており、上記フランジ部10iの外周部は縦壁21aに溶接により接合されている。このようにしてリヤアームブラケット10の上ガセット部20との接続部には、上ガセット部20とリヤアームブラケット10の上端部とで閉断面が形成されている。
【0072】
そして上記左右のリヤアームブラケット10の上半部10dは連結壁部10eの連結壁部外面Cが車内側に位置し、下半部10cは連結壁部10eの連結壁部外面Cが車外側に位置するように形成されている。また上記フランジ部10iは連結壁部外面Cが車外側に位置するように形成されている。これにより上半部10dの屈曲部分は連結壁部外面Cがリヤアームブラケット10の要求強度の高い部位における最大応力生起側に位置している。ここで、上記各凹部10hについては連結壁部外面Cが車内側に位置している。
【0073】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【0074】
本実施形態の車体フレームによれば、ヘッドパイプユニット21の要求強度の高い部位である下ガセット部20の下縁に鍛造成形品からなる横断面コ字状のダウンフレーム部材30を接合するとともに、上ガセット部20の上縁に鍛造成形品からなる横断面C字状のタンクレール部材31を接合し、これらの部材30,31の連結壁部外面A,Bを上記ヘッドパイプユニット21の要求強度の高い部位における最大応力生起側である外側に向けたので、路面からの衝撃力をダウンフレーム部材30,タンクレール部材31によって負担することができ、ヘッドパイプユニット21の要求強度の高い部位の剛性,強度を確保できる。
【0075】
またこれに伴って上,下ガセット部20,20の上,下面に開口を設けることが可能となり、ヘッドパイプユニット21の軽量化を図るとともに、鋳造成形を容易化できる。
【0076】
より詳細には、上記ダウンフレーム部材30をヘッドパイプ部7の下面に接合された下ヘッド部30cと該下ヘッド部30cから下ガセット部20の下縁に沿って延びるダウンフレーム部30dとから構成したので、ヘッドパイプ部7と下ガセット部20との下面接続部に作用する衝撃荷重に対する剛性,強度を確保することができる。即ち、ジャンプ時に路面に高所から着地した場合には、前,後輪8,11の突き上げによりヘッドパイプ部7と下ガセット部20との接続部付近に大きな引っ張り荷重が作用するが、この引っ張り荷重を強度の高いダウンフレーム部材30で受けることができる。
【0077】
また上記ダウンフレーム部材30については断面コ字状としたので、連結壁部30aの断面積を大きくすることができ、それだけ断面係数が大きくなり引張応力を小さくすることができる。
【0078】
上記下ヘッド部30cに軸受座30fを形成したので、強度の高いダウンフレーム部材30によりフロントフォーク4を支持でき、この点からフロントフォーク4の支持剛性,強度を向上できる。
【0079】
上記タンクレール部材31をヘッドパイプ部7の上面に接合された上ヘッド部31cと該上ヘッド部31cから上ガセット部20の上縁に沿って延びるタンクレール部30dとから構成したので、ヘッドパイプ部7と上ガセット部20との上面接続部に作用する荷重に対する剛性,強度を確保することができる。即ち、上述のように、ジャップ時の前,後輪8,11の突き上げによりヘッドパイプ部7と上ガセット部20との上面接続部には圧縮荷重が作用するが、この圧縮荷重をタンクレール部材31で受けることができる。またこのようにヘッドパイプユニット21をダウンフレーム部材30とタンクレール部材31で挟み込む構造としたので、ヘッドパイプユニット21全体の剛性,強度を向上できる。
【0080】
上記ダウンフレーム部材30,タンクレール部材31を、これらの連結壁部外面A,Bが車外側に位置し、各側壁部30b,31bが縦壁21aの外側面に位置するように配設し、各側壁30b,31bの下縁部30b′,31b′を縦壁21aに肉盛り溶接したので、ダウンフレーム部材30,タンクレール部材31をヘッドパイプユニット21に溶接する際の強度を確保できる。即ち、ダウンフレーム部材30,タンクレール部材31の連結壁部外面A,Bから離れた位置を溶接するので、溶接部位に最大応力が生じるのを回避できる。
【0081】
本実施形態では、上,下ガセット部20の後端部に角筒状のテンションパイプ部20bを形成するとともに、上端後部に斜め上方に延びるリヤクッションブラケット部20cを一体形成し、さらに一対の支持片20d,エンジン支持部20eを一体形成したので、軽量化を図りつつ部品点数及びコストを低減できる。
【0082】
本実施形態では、左右のリヤアームブラケット10を鍛造成形品からなる第3の強化部材により構成し、該リヤアームブラケット10の連結壁部外面Cを最大応力生起側に向けて配置したので、路面からの衝撃力に対する剛性,強度を確保できる。即ち、リヤアーム5を軸支する凹部10hの連結壁部外面Cを車内側に向けることにより、後輪11からリヤアーム5を介して作用する荷重に対する剛性,強度を確保することができる。また上記各リヤアームブラケット10の連結壁部10eと前,後側壁部10fとの間に複数のリブ10gを所定間隔をあけて一体形成したので、リヤアームブラケット全体の剛性・強度を高めることができる。
【0083】
本実施形態では、左右のリヤアームブラケット10の上半部10dを、広い間隔の左右のダウンチューブ22,22から中央の上ガセット部20に向けて内側に湾曲させる形状とし、上記上ガセット部20の後端にリヤクッション12を接続したので、高所からの着地による大きな衝撃力が作用した場合、衝撃力が上記湾曲状の上半部10dを引き伸ばす方向に作用し、上記上半部10dの車内側に大きな引張荷重が作用することとなる。本実施形態では、連結壁部10eの連結壁部外面Cを車内側に位置させたので、上述の大きな引張り荷重を負担することができる。
【0084】
また下半部10cについては連結壁部外面Cを車外側に位置させたので、ライダが足で該下半部10cを狭持する場合の違和感を回避できる。
【0085】
また上記左右のリヤアームブラケット10の下端部同士を押出し成形品からなる角筒状のクロスパイプ26により結合し、該クロスパイプ26のチェンジペダル締結ボルトに臨む部分に作業用孔26bを形成したので、クロスパイプ26の必要強度を確保しつつ軽量化を図ることができ、さらにはチェンジペダルの取付け角度を調整する場合の作業を容易に行なうことができる。
【0086】
本実施形態では、ヘッドパイプユニット21の下面に沿って第1強化部材としてのダウンフレーム部材30を接合するとともに、上面に沿って第2強化部材としてのタンクレール部材31を接合し、さらにリヤアームブラケット10を第3強化部材により構成したので、メインフレーム2aの最も強度を必要とする部位が3つの強化部材で概ね囲まれることとなり、フレーム重量の軽減を図りつつメインフレーム2a全体の剛性,強度をより一層高めることができる。
【0087】
本実施形態では、ダウンフレーム部材30に車両前方に開口する装着開口を30hを有する二股状の受け部30gを形成し、左右のリヤアームブラケット10の下端に前方に開口する装着開口10bを有する受け部10aを形成し、各ダウンチューブ22の水平部22bを車両前方からリヤアームブラケット10の受け部10aに装着するとともに、傾斜部22aを車両前方からダウンフレーム部30dの受け部30gに装着して溶接接合したので、ダウンチューブ22の組み付け作業を精度良くかつ容易に行なうことができ、作業性を向上できる。
【0088】
図14ないし図16は、本発明の第2実施形態による車体フレームを説明するための図である。図中、図2及び図10と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0089】
本第2実施形態では、ダウンフレーム部材30の下端にこれに続いて左右に拡開し、さらに車両後方に延びる左右の延長部301を一体形成している。
【0090】
上記各延長部301の連結壁部30aと左右側壁部30b,30bとの間には複数のリブ301aが一体形成され、また該延長部301の下端には車両前方に開口する装着開口301bを有する受け部301cが形成されている。また上記各延長部301にはエンジンブラケット部301dが一体形成されている。
【0091】
左右のダウンチューブ22の傾斜部22aは直線状に形成されており、該傾斜部22aは上記受け部301cに溶接接合されている。
【0092】
本第2実施形態では、ダウンフレーム部材30の下端にこれに続いて左右に拡開しつつ車両後方に延びる左右の延長部301を一体形成したので、この延長部301の分だけフレーム強度をさらに高めることができる。また各延長部301にエンジンブラケット部301dを一体形成したので、部品点数を低減できる。
図17ないし図19は、本発明の第3実施形態による車体フレームを説明するための図である。図中、図2及び図10と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本第3実施形態では、ダウンフレーム部材30の下端に概ね扇状の強化部302を一体形成し、該強化部302に左右一対の受け部302aを形成した例である。この強化部302は車両中心線aに対して車幅方向一側に偏位している。またエンジンユニット3は気筒軸線bを車両前側に傾斜させて搭載されている。
【0093】
上記強化部302の連結壁部30aと左右側壁30bとの間には概ね三角形状のリブ302bが一体形成され、上記各受け部302aにダウンチューブ22の傾斜部22aが溶接接合されている。図18で見て、左側のダウンチューブ22の上端部は車内側に屈曲形成され、右側のダウンチューブ22は直線状に形成されている。またガセット部20の孔20a内にはエンジン補機類を支持する支持片20dが一体形成されている。
【0094】
本第3実施形態では、第1強化部材30の下端に扇状の強化部302を一体形成したので、この強化部302の分だけフレーム強度をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車体フレームが採用された自動二輪車の側面図である。
【図2】上記車体フレームのメインフレームの斜視図である。
【図3】上記メインフレームの斜視図である。
【図4】上記メインフレームの側面図である。
【図5】上記メインフレームのヘッドパイプユニット部分の斜視図である。
【図6】上記ヘッドパイプユニット部分の斜視図である。
【図7】上記メインフレームのリヤアームブラケットの接合部の斜視図である。
【図8】上記ヘッドパイプユニットのヘッドパイプ部の断面正面図である。
【図9】上記ヘッドパイプユニットの断面図(図4のIX−IX 線断面図) である。
【図10】上記ヘッドパイプユニットのダウンチューブの接続部の正面図である。
【図11】上記ダウンチューブの断面図(図10のXI−XI 線断面図) である。
【図12】上記リヤアームブラケットのクロスパイプ結合部の底面図である。
【図13】上記リヤアームブラケットの背面図である。
【図14】上記実施形態の第2実施形態によるメインフレームの側面図である。
【図15】上記メインフレームのダウンチューブ接続部の正面図である。
【図16】上記メインフレームの第1強化部材の断面図(図15のXVI−XVI 線断面図) である。
【図17】上記実施形態の第3実施形態によるメインフレームの側面図である。
【図18】上記メインフレームのダウンチューブ接続部の正面図である。
【図19】上記ダウンチューブの断面図(図18のXIX−XIX 線断面図) である。
【図20】上記ヘッドパイプユニットの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体フレーム
2a メインフレーム
3 エンジンユニット
4 フロントフォーク
5 リヤアーム
7 ヘッドパイプ部
10 リヤアームブラケット(第3強化部材)
10a 受け部
10c 下半部
10d 上半部
10e 連結壁部
10f 側壁部
20 上,下ガセット部
20b テンションパイプ部
20c リヤクッションブラケット部
21 ヘッドパイプユニット
21a 縦壁
22 ダウンチューブ
26 クロスパイプ
26b 作業用孔
30 ダウンフレーム部材(第1強化部材)
31 タンクレール部材(第2強化部材)
30a,31a 連結壁部
30b,31b 側壁部
30c 下ヘッド部
30d ダウンフレーム部
31c 上ヘッド部
31d タンクレール部
30f,31f 軸受座
30g 受け部
A,B,C 連結壁部外面

Claims (13)

  1. エンジンユニットが搭載されるとともに、フロントフォーク及びリヤアームが支持されるメインフレームを備えた自動二輪車の車体フレームにおいて、上記メインフレームの、路面からの衝撃力に対する要求強度の高い部位に、鍛造成形品からなり、一対の側壁部とこれらを連結する連結壁部とを有し、横断面でみて上記壁部が外部に開放される空間を形成する強化部材を上記連結壁部の外面が上記要求強度の高い部位における横断面内の最大応力生起側に位置するように配置したことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材であり、該ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  3. 請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材であり、該タンクレール部は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  4. 請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有する鋳造成形品からなるヘッドパイプユニットを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材と、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材であり、上記ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合され、上記タンクレール部材は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  5. 請求項2において、上記ヘッドパイプユニットの下ガセット部の下面は開口しており、上記ダウンフレーム部は、上記下ガセット部の下面開口を閉塞し、連結壁部の外面が下側に位置し、かつ各側壁部が上記下面開口の縁部に位置するように配設され、該各側壁部の縁部が上記下ガセット部に溶接により接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  6. 請求項4において、上記ヘッドパイプユニットの上,下ガセット部の上,下面は開口しており、上記ダウンフレーム部は、上記下ガセット部の下面開口を閉塞し、連結壁部の外面が下側に位置し、かつ各側壁部が上記下面開口の縁部に位置するように配設され、該各側壁部の縁部が上記下ガセット部に溶接により接合されており、上記タンクレール部は、上記上ガセット部の上面開口を閉塞し、連結壁部の外面が上側に位置し、かつ各側壁部が上記上面開口の縁部に位置するよう配設され、該各側壁部の縁部が上記上ガセット部に溶接により接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  7. 請求項2ないし6の何れかにおいて、上記ヘッドパイプユニットには上,下ガセット部の後部同士を接合する連結部が一体形成され、かつ上ガセット部の後端部にはリヤクッションブラケット部が一体に延長形成されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  8. 請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と、該ヘッドパイプ部の上部から車両後方斜め下方に延びるタンクレール部と、上記ヘッドパイプ部の下部から下方に延びるダウンフレーム部と、さらに車両後方に延びる左右一対のダウンチューブとを備えており、上記強化部材が、上記左,右のダウンチューブの後端部と上記タンクレール部の後端部とに架け渡して接続され、上記リヤアームを上下揺動可能に枢支する左右一対のリヤアームブラケットであり、該各リヤアームブラケットは、上記タンクレール部への接続部近傍部分の上記連結壁部の外面を車幅方向内側に向けて配置されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  9. 請求項8において、上記左右のリヤアームブラケットは、車両前後方向に見て、車幅方向に間隔をあけて位置する左,右のダウンチューブの後端から略鉛直上方に延びる下半部と、該下半部に続いて上記車幅方向中央に位置するタンクレール部の後端部に向けて車幅方向内側に屈曲して延びる上半部とを備えており、該上半部の連結壁部の外面は車幅方向内側に位置し、上記下半部の連結壁部の外面は外側に位置するように形成されていることを特徴とする自動車の車体フレーム。
  10. 請求項9において、上記左右のリヤアームブラケットの上記タンクレール部への接続部は、上記連結壁部の外面を車幅方向外側に向けてタンクレール部に接合され、該タンクレール部とで閉断面を形成していることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  11. 請求項8ないし10の何れかにおいて、上記左右のリヤアームブラケットの下端部同士は車幅方向に延びる押出し成形品からなる角筒状のクロスパイプにより結合されており、該クロスパイプのチェンジペダル締結ボルトに臨む部分には作業用孔が形成されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  12. 請求項1において、上記メインフレームが、上記フロントフォークを枢支するヘッドパイプ部と該ヘッドパイプ部から車両後方斜め下方にかつ上下方向に拡開するように延びる上,下ガセット部とを有するヘッドパイプユニットと、上記下ガセット部の下端部に接続されて下方に延び、さらに車両後方に延びる左右一対のダウンチューブとを備えており、上記強化部材が、上記ヘッドパイプ部の下端部に接続され軸受座を有する下ヘッド部と、該下ヘッド部から上記下ガセット部の下縁に沿って延びるダウンフレーム部とで構成されたダウンフレーム部材と、上記ヘッドパイプ部の上端部に接続され軸受座を有する上ヘッド部と、該上ヘッド部から上記上ガセット部の上縁に沿って延びるタンクレール部とで構成されたタンクレール部材と、上記左,右のダウンチューブの後端部と上記上ガセット部の後端部とに架け渡して接続された左,右のリヤアームブラケットであり、上記ダウンフレーム部は上記下ガセット部の下縁に下方から被せられ、上記連結壁部の外面が下側に位置し、上記側壁部が下ガセット部の下縁に接合され、上記タンクレール部は上記上ガセット部の上縁に上方から被せられ、上記連結壁部の外面が上側に位置し、上記側壁部が上ガセット部の上縁に接合され、上記各リヤアームブラケットは、上記タンクレール部への接続部近傍部分の上記連結壁部の外面を車幅方向内側に向けて配置されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  13. 請求項12において、上記ダウンフレーム部の下端部には車両前方に開口する装着開口を有する受け部が形成され、上記左右のリヤアームブラケットの下端部には前方に開口する装着開口を有する受け部が形成されており、上記左右のダウンチューブは、これの後端部を車両前方から上記リヤアームブラケットの受け部に装着するとともに、前端部を車両前方から上記ダウンフレーム部の受け部に装着し、該各受け部に溶接することにより接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
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