JP2952883B2 - オートバイの後ホーク - Google Patents
オートバイの後ホークInfo
- Publication number
- JP2952883B2 JP2952883B2 JP1093044A JP9304489A JP2952883B2 JP 2952883 B2 JP2952883 B2 JP 2952883B2 JP 1093044 A JP1093044 A JP 1093044A JP 9304489 A JP9304489 A JP 9304489A JP 2952883 B2 JP2952883 B2 JP 2952883B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- pair
- fitting
- right forks
- metal fitting
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、後輪を懸架するオートバイの後ホークに
関する。
関する。
(従来の技術) オートバイは、エンジンの高出力化による高性能の要
求と共に、車体の軽量化による総合的な車両性能の高度
化が要求されている。
求と共に、車体の軽量化による総合的な車両性能の高度
化が要求されている。
このため、フレームやスイングアームなども、軽合金
材を用いて軽量化が図られている。
材を用いて軽量化が図られている。
スイングアームは、軽合金のパイプ材を選択して溶接
によって結合したものがあるが、溶接時に熱歪が発生
し、精度を保ち難い問題がある。
によって結合したものがあるが、溶接時に熱歪が発生
し、精度を保ち難い問題がある。
このため、鋳造したセンター金具の両側両に、軽合金
パイプ材の左右のホークの前部をボルトで締着するよう
にしたものがある。例えば、実開昭60−175790号公報参
照。
パイプ材の左右のホークの前部をボルトで締着するよう
にしたものがある。例えば、実開昭60−175790号公報参
照。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来例のように、センター金具と左右のホークを
ボルトで締着すれば、溶接時の熱歪は発生せず、精度を
高くできる。
ボルトで締着すれば、溶接時の熱歪は発生せず、精度を
高くできる。
しかし、左右のホークがパイプ材であるので、締着す
るボルト部分の強度を保つのが難しい。
るボルト部分の強度を保つのが難しい。
ボルトで締着する部分の強度を保つために、パイプ材
の肉厚さを厚くすると、重くなる不都合がある。
の肉厚さを厚くすると、重くなる不都合がある。
この発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、軽
合金で鋳造するセンター金具の後部左右側面に、軽合金
で鍛造又は鋳造した左右のホークの前部を締着して、精
度を高く保ちながら軽量にできるオートバイの後ホーク
を得ることを目的とする。
合金で鋳造するセンター金具の後部左右側面に、軽合金
で鍛造又は鋳造した左右のホークの前部を締着して、精
度を高く保ちながら軽量にできるオートバイの後ホーク
を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段〕 本発明のオートバイの後ホークは、上記の目的を達成
するために、前端に軸筒を設けた軽合金鋳造製のセンタ
ー金具の後部左右側面に、上下方向中央部に形成した切
欠凹部を挟んで一対の取付け面を設け、軽合金鍛造製又
は鋳造製の左右のホークの前部内側に、位置決め用の突
部を形成した一対の合せ面を設け、センター金具への突
部の嵌合により接合した取付け面と合せ面とを複数のボ
ルトで締着し、左右のホークをセンター金具に結合し、
それと共に、位置決め用の突部は、センター金具の後部
左右側面の上下端面と、切欠凹部の上下壁面に夫々嵌合
するように、左右のホークの上下端部に形成された一対
の外側突部と、一対の合せ面の対向端部に形成された一
対の内側突部とからなる構成を有している。
するために、前端に軸筒を設けた軽合金鋳造製のセンタ
ー金具の後部左右側面に、上下方向中央部に形成した切
欠凹部を挟んで一対の取付け面を設け、軽合金鍛造製又
は鋳造製の左右のホークの前部内側に、位置決め用の突
部を形成した一対の合せ面を設け、センター金具への突
部の嵌合により接合した取付け面と合せ面とを複数のボ
ルトで締着し、左右のホークをセンター金具に結合し、
それと共に、位置決め用の突部は、センター金具の後部
左右側面の上下端面と、切欠凹部の上下壁面に夫々嵌合
するように、左右のホークの上下端部に形成された一対
の外側突部と、一対の合せ面の対向端部に形成された一
対の内側突部とからなる構成を有している。
(作用) 左右のホークは、位置決め用の外側突部をセンター金
具の後部左右側面の上下端面に嵌合と共に位置決め用の
内側突部を切欠凹部の上下端面に嵌合することにより、
位置決めが確立して左右のホークの合せ面がセンター金
具の取付け面に接合し、ボルトでの締着操作が容易とな
る。
具の後部左右側面の上下端面に嵌合と共に位置決め用の
内側突部を切欠凹部の上下端面に嵌合することにより、
位置決めが確立して左右のホークの合せ面がセンター金
具の取付け面に接合し、ボルトでの締着操作が容易とな
る。
また、上記のように、左右のホークとセンター金具と
の結合部は機械的な嵌合を伴うので、結合部の強度が増
大する。
の結合部は機械的な嵌合を伴うので、結合部の強度が増
大する。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図において、センター金具1は、軽合金
を用いて鋳造するもので、前端にフレームに軸架する支
軸を通す軸筒2が設けてあり、内側は、中子によって中
空に形成する。
を用いて鋳造するもので、前端にフレームに軸架する支
軸を通す軸筒2が設けてあり、内側は、中子によって中
空に形成する。
センター金具1の後部左右側面には、上下方向中央部
に外方に開口する切欠凹部3を設け、該切欠凹部3を挟
んで一対の取付け面4が形成されている。そして、取付
け面4はフライス加工などによって精度高い平面に仕上
げる。
に外方に開口する切欠凹部3を設け、該切欠凹部3を挟
んで一対の取付け面4が形成されている。そして、取付
け面4はフライス加工などによって精度高い平面に仕上
げる。
また、センター金具1の後部上側には、クッションユ
ニットを連結するボス5を突設する。
ニットを連結するボス5を突設する。
左右のホーク6は、軽合金を用いて鍛造又は鋳造する
もので、前部内側に、前記センター金具1の一対の取付
け面4に接合する一対の合せ面7を形成すると共に、上
下端部にセンター金具1の上下端面に夫々嵌合する位置
決め用の外側突部8が形成されている。そして、合せ面
7は、フライス加工などで、高い精度を有する面に仕上
げる。
もので、前部内側に、前記センター金具1の一対の取付
け面4に接合する一対の合せ面7を形成すると共に、上
下端部にセンター金具1の上下端面に夫々嵌合する位置
決め用の外側突部8が形成されている。そして、合せ面
7は、フライス加工などで、高い精度を有する面に仕上
げる。
左右のホーク6には、適宜リブを設けて内側から挟っ
て軽量化してあり、後端に、後輪の車軸を受ける車軸受
け9が設けてある。また、内側後部には、後輪のブレー
キトルクを受ける突起10が設けてある。
て軽量化してあり、後端に、後輪の車軸を受ける車軸受
け9が設けてある。また、内側後部には、後輪のブレー
キトルクを受ける突起10が設けてある。
左右のホーク6は、上下対称形状にしてあって、左右
共通に使用できるようにしてあり、成形型が一つで足り
るようにしてある。突起10の不要な側は、切落して使用
する。
共通に使用できるようにしてあり、成形型が一つで足り
るようにしてある。突起10の不要な側は、切落して使用
する。
左右のホーク6の外側突起8をセンター金具1の上下
端面に嵌合することにより、取付け面4に合せ面7が接
合し、複数のボルト11で締着する。
端面に嵌合することにより、取付け面4に合せ面7が接
合し、複数のボルト11で締着する。
また、左右のホークの前部内側には、センター金具1
の後部左右側面の上下端面に夫々嵌合する外側突部8を
設けると共に、センター金具1の上下方向中央部に形成
されている切欠凹部3の上下壁面に夫々嵌合する内側突
部12を設けたものである。
の後部左右側面の上下端面に夫々嵌合する外側突部8を
設けると共に、センター金具1の上下方向中央部に形成
されている切欠凹部3の上下壁面に夫々嵌合する内側突
部12を設けたものである。
よって、左右のホーク6の外側突部8及び内側突部12
をセンター金具1の上下端面及び切欠凹部3の上下壁面
に嵌合して、取付け面4に合せ面7を接合させて複数の
ボルト11で締着する。
をセンター金具1の上下端面及び切欠凹部3の上下壁面
に嵌合して、取付け面4に合せ面7を接合させて複数の
ボルト11で締着する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は、前端に軸筒を設け
た軽合金鋳造製のセンター金具の後部左右側面に、上下
方向中央部に形成した切欠凹部を挟んで一対の取付け面
を設け、軽合金鍛造又は鋳造製の左右のホークの前部内
側に、位置決め用の突部を形成した一対の合せ面を設
け、センター金具への突部の嵌合により接合した取付け
面と合せ面とを複数のボルトで締着し、左右のホークを
センター金具に結合したので、溶接歪がなく精度の高い
後ホークにすることができ、左右のホークが鍛造又は鋳
造製であるので、適切な強度に各部分を設定できると共
に、軽量化も図れる。
た軽合金鋳造製のセンター金具の後部左右側面に、上下
方向中央部に形成した切欠凹部を挟んで一対の取付け面
を設け、軽合金鍛造又は鋳造製の左右のホークの前部内
側に、位置決め用の突部を形成した一対の合せ面を設
け、センター金具への突部の嵌合により接合した取付け
面と合せ面とを複数のボルトで締着し、左右のホークを
センター金具に結合したので、溶接歪がなく精度の高い
後ホークにすることができ、左右のホークが鍛造又は鋳
造製であるので、適切な強度に各部分を設定できると共
に、軽量化も図れる。
そして、左右のホークとセンター金具との結合部は、
位置決めを兼ねた2組の機械的な嵌合を伴うので、結合
部の強度が増大する。
位置決めを兼ねた2組の機械的な嵌合を伴うので、結合
部の強度が増大する。
また、左右のホークは共通のものにできて、成形型を
一セットにすることができ、型費のコストダウンが図れ
る。
一セットにすることができ、型費のコストダウンが図れ
る。
図は本発明の一実施例の後ホークを示し、第1図は平面
図、第2図は側面図、第3図は第1図のA−A線断面拡
大図である。 1……センター金具、2……軸筒、3……切欠凹部、4
……取付け面、6……ホーク、7……合せ面、8……外
側突端部、11……ボルト、12……内側突部。
図、第2図は側面図、第3図は第1図のA−A線断面拡
大図である。 1……センター金具、2……軸筒、3……切欠凹部、4
……取付け面、6……ホーク、7……合せ面、8……外
側突端部、11……ボルト、12……内側突部。
Claims (1)
- 【請求項1】前端に軸筒を設けた軽合金鋳造製のセンタ
ー金具の後部左右側面に、上下方向中央部に形成した切
欠凹部を挟んで一対の取付け面を設け、軽合金鍛造製又
は鋳造製の左右のホークの前部内側に、位置決め用の突
部を形成した一対の合せ面を設け、センター金具への突
部の嵌合により接合した取付け面と合せ面とを複数のボ
ルトで締着し、左右のホークをセンター金具に結合し、 それと共に、位置決め用の突部は、センター金具の後部
左右側面の上下端面と、切欠凹部の上下壁面に夫々嵌合
するように、左右のホークの上下端部に形成された一対
の外側突部と、一対の合せ面の対向端部に形成された一
対の内側突部とからなることを特徴とするオートバイの
後ホーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093044A JP2952883B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | オートバイの後ホーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093044A JP2952883B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | オートバイの後ホーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02274679A JPH02274679A (ja) | 1990-11-08 |
JP2952883B2 true JP2952883B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=14071508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1093044A Expired - Lifetime JP2952883B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | オートバイの後ホーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952883B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4739537B2 (ja) * | 2001-01-29 | 2011-08-03 | 株式会社協栄製作所 | 二輪車の鋳造製リヤアーム |
JP2004299464A (ja) | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の車体フレーム |
JP2004299547A (ja) | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車におけるフレーム構造 |
JP2007118951A (ja) * | 2007-02-14 | 2007-05-17 | Kyoei Seisakusho:Kk | 二輪車の鋳造製リヤアーム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60175790U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-21 | 大同工業株式会社 | スイングア−ム |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP1093044A patent/JP2952883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02274679A (ja) | 1990-11-08 |
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