JP2850242B2 - オートバイの後ホーク装置 - Google Patents

オートバイの後ホーク装置

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JP2850242B2
JP2850242B2 JP63306103A JP30610388A JP2850242B2 JP 2850242 B2 JP2850242 B2 JP 2850242B2 JP 63306103 A JP63306103 A JP 63306103A JP 30610388 A JP30610388 A JP 30610388A JP 2850242 B2 JP2850242 B2 JP 2850242B2
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fork
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motorcycle
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稔 平原
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Suzuki Motor Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、後輪を懸架するオートバイの後ホーク装
置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
オートバイは、エンジンの高出力化による高性能の要
求と共に、車体の軽量化による総合的な車両性能の高度
化が要求されている。このため、フレームやスイングア
ームなども、軽合金材を用いて軽量化が図られている。
スイングアームは、軽合金のパイプ材を選択して溶接に
よって結合したものがあるが、溶接時に熱歪が発生し、
精度を保ち難い問題がある。このため、鋳造したセンタ
ー金具の両側面に、軽合金パイプ材の左右のホークの前
部をボルトで締着するようにしたものがある。例えば、
実開昭60−175790号公報参照。
このようにセンター金具と左右のホークを締着すれ
ば、溶接時の熱歪は発生せず、精度を高くできる。しか
し、左右のホークがパイプ材であるので、締着するボル
ト部分の強度を保つのが難しい。ボルトで締着する部分
の強度を保つために、パイプ材の肉厚さを厚くすると、
重くなる不都合がある。
〔発明の目的〕
この発明は、軽合金で鋳造するセンター金具の後部左
右側面に、軽合金で鋳造又は鋳造した左右のホークの前
部を締着して精度を高く保ちながら軽量にできるオート
バイの後ホーク装置を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
実施例にかかるオートバイの後ホーク装置は、後部左
右側面に取り付け面4、4を形成したセンター金具1
と、それぞれが車幅内側を向く合せ面8、8を前端の接
合部12、12に形成した左右のホーク6、6とを有し、セ
ンター金具1の左右取り付け面4、4に左右のホーク
6、6の接合物品12、12の合せ面8、8を合わせて、セ
ンター金具1にホーク6、6を締着したものである。
ホーク6、6は断面コの字形状に形成したものであ
る。そして、前記接合部12では車幅方向外側に向かって
開放するように縦壁13を上下壁14の内側縁に沿って設け
ると共に該縦壁13の上下中央に前後に延在する補強リブ
15を一体に形成する。その一方、前記ホーク6、6の接
合部12後方の脚部16では車幅方向内側に向かって開放す
るように縦壁13を上下壁14の外側縁に沿って設け、前記
接合部12及び脚部16の縦壁13、13は、接合部12の後端か
ら後ろ外方に向かって斜めに横断する連結部17で連結し
ている。
すなわち、センター金具1は、軽合金を用いて鋳造す
るもので、前端にフレームに軸架する支軸を通す軸筒2
が設けてあり、内側は、中子によって中空に形成する。
センター金具1の後部左右側面には、中央に中空に連な
る切欠き3を設けた取付け面4を形成する。取付け面4
は、フライス加工などによって精度高い平面に仕上げ
る。又、センナー金具1の後部上側には、クッションユ
ニットを連結するボス5を突設する。左右のホーク6
は、軽合金で、鋳造又は鋳造するもので、前部内側に、
中央に突部7を設けた合せ面8を形成する。合せ面8
は、フライス加工などで、高い精度を有する面に仕上げ
る。左右のホーク6には、適宜リブを設けて内側から挟
って軽量化してあり、後端に、後輪の車軸を受ける車軸
受け9が設けてある。又、内側後部には、後輪のブレー
キトルクを受ける突起10が設けてある。左右のホーク6
は、上下対称形状にしてあって、左右共通に使用できる
ようにしてあり、成形型が一つで足りるようにしてあ
る。突起10の不要な側は、切落して使用する。
左右のホーク6は、合せ面8をセンター金具1の取付
け面4に合せて突部7を切欠き3に嵌合せ、複数のボル
ト11で締着する。
〔発明の作用〕
左右のホーク6は、合せ面8をセンター金具1の取付
け面4に合せ、突部7を切欠き3に嵌合せて複数のボル
ト11で締着し、合せ面8の肉厚さも適切にできるので、
精度が高く保てると共に、剛性も適切にできる。しか
も、接合部12の後端から後ろ外方に向かって斜めに横断
する連結部17を有するので、縦壁が内側で真っすぐ延び
ていることあるいは連結部が直角方向に曲がっているこ
と等に比較して取付け面後端4aへの応力集中が分散・緩
和できる。そして、左右のホーク6は、鋳造又は鋳造す
るので、場所によって適切な肉厚さにできて、剛性を保
ちながら軽量にできる。又、左右のホーク6は、共通に
使用できるので、成形型を一セットにできて、型費が安
くできてコストダウンが図れる。又、左右のホーク6の
形状も体裁よいものにできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、後部左右側面に取
り付け面を形成したセンター金具と、それぞれが車幅内
側を向く取り付け面を前端の接合部に形成した左右のホ
ーク部材とを有し、センター金具の左右取り付け面に左
右のホーク部材の接合部の合わせ面を合わせて、センタ
ー金具にホーク部材を締着したので、溶接歪みのない精
度の高い後ホーク装置にすることができる。
また、ホーク部材は断面コの字形状に形成したので、
適切な強度に各部分を設定できる。
また、接合部では車幅方向外側に向かって開放するよ
うに縦壁を上下壁の内側縁に沿って設けると共に該縦壁
の上下中央に前後に延在する補強リブを一体に形成し、
一方、前記ホーク部材の接合部後方の脚部では車幅方向
内側に向かって開放するように縦壁を上下壁の外側縁に
沿って設けるので、適切な強度に各部分を設定でき、軽
量化も図れる。しかも、前記接合部及び脚部の縦壁は、
接合部の後端から後ろ外方に向かって斜めに横断する連
結部で連結しているので、縦壁が内側で真っすぐ延びて
いることあるいは連結部が直角方向に曲がっていること
等に比較して取付け面後端への応力集中が分散・緩和で
き、締着部分の剛性を十分に確保できる。又、左右のホ
ークは共通のものにできて、成形型を一セットにするこ
とができ、型費のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は平面図、 第2図は側面図、 第3図は第1図A−A矢視拡大断面図である。 1……センター金具、2……軸筒、3……切欠き、4…
…取付け面、6……ホーク、7……突部、8……合せ
面、11……ボルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部左右側面に取り付け面を形成したセン
    ター金具と、それぞれが車幅内側を向く合せ面を前端の
    接合部に形成した左右のホーク部材とを有し、センター
    金具の左右取り付け面に左右のホーク部材の接合部の合
    せ面を合わせて、センター金具にホーク部材を締着した
    オートバイの後ホーク装置であって、 ホーク部材は断面コの字形状に形成したものであり、 前記接合部では車幅方向外側に向かって開放するように
    縦壁を上下壁の内側縁に沿って設けると共に該縦壁の上
    下中央に前後に延在する補強リブを一体に形成し、 一方、前記ホーク部材の接合部後方の脚部では車幅方向
    内側に向かって開放するように縦壁を上下壁の外側縁に
    沿って設け、 前記接合部及び脚部の縦壁は、接合部の後端から後ろ外
    方に向かって斜めに横断する連結部で連結していること
    を特徴とするオートバイの後ホーク装置。
JP63306103A 1988-12-05 1988-12-05 オートバイの後ホーク装置 Expired - Lifetime JP2850242B2 (ja)

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JPH02155887A JPH02155887A (ja) 1990-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6040396Y2 (ja) * 1980-04-11 1985-12-05 本田技研工業株式会社 自動二輪車の前輪懸架装置
JPS60175790U (ja) * 1984-05-02 1985-11-21 大同工業株式会社 スイングア−ム
JPS63154483A (ja) * 1986-12-18 1988-06-27 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のスイング式リヤア−ム

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