JP2680360B2 - 自動二輪車のフレーム - Google Patents

自動二輪車のフレーム

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JP2680360B2
JP2680360B2 JP18404588A JP18404588A JP2680360B2 JP 2680360 B2 JP2680360 B2 JP 2680360B2 JP 18404588 A JP18404588 A JP 18404588A JP 18404588 A JP18404588 A JP 18404588A JP 2680360 B2 JP2680360 B2 JP 2680360B2
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一広 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車のフレームに係わり、特にエン
ジンを強度部材すなわちフレームの一部とするダイヤモ
ンドフレームに関する。
〔従来の技術〕
ダイヤモンドフレームは、ステアリングヘッドパイプ
に左右のメインフレームを溶接固定し、この左右のメイ
ンフレーム間にエンジンのシリンダ上部を支持してエン
ジンを強度部材すなわちフレームの一部として利用する
ものである。この場合、ステアリングヘッドパイプと左
右のメインフレームとの溶接固定手段が、フレームの剛
性を高めるために重要である。
従来、フレームの剛性を高める手段として特開昭62−
122883号公報の方式が知られている。これを第7図およ
び第8図により説明する。
メインフレーム4は、2つの半割体5a、5bのフランジ
6を溶接して角筒形に形成されており、メインフレーム
4の前端下部には、ヘッドパイプ2から連なる前端から
一定の長さにわたって切欠部12が形成され、メインフレ
ーム4の内部空間13に開口されている。この切欠部12の
内側には、メインフレーム4よりも肉厚の厚い補強材14
が嵌め込まれ、その両側壁15と切欠部12の開口周縁部と
の接合部を溶接することにより、メインフレーム4に固
定されている。また、補強材14の前端部はメインフレー
ム4と共にヘッドパイプ2に溶接されている。そして、
補強材14にブラケット11が溶接され、さらにボルト16に
よりダウンチューブ9が取付けられ、これにエンジンが
搭載支持されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の方式においては、フレーム
の剛性を高めようとすれば、補強材の肉厚を厚くしなけ
ればならず、重量が増大し、また、メインフレームと補
強材とをヘッドパイプ2に溶接する構造のため、フレー
ムの剛性を高めるには限界があった。また、メインフレ
ームにエンジンを取付ける場合には、その取付位置がヘ
ッドパイプと左右のメインフレームの溶接位置によって
決定されるため、溶接位置の精度を高くしなければなら
なかった。
本発明は上記問題を解決するものであって、軽量かつ
高剛性が得られると共に、エンジンの取付けを簡単に行
うことができる自動二輪車のフレームを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、ステアリングヘッドパイプから
斜め下方向に延びるメインフレームによりエンジンを支
持する自動二輪車のフレームにおいて、前記ヘッドパイ
プの下部に溶接固定されるパイプ部および前記メインフ
レームの下面に延びる補強部材を有するガセットとを有
し、前記メインフレームを前記ヘッドパイプおよびガセ
ットに溶接固定することを特徴とする。さらに、前記ガ
セットの補強部材にブラケットを設け、該ブラケットに
支持体を介してエンジンを取付けることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明においては、例えば第1図に示すように、ガセ
ット23のパイプ部23aにヘッドパイプ21を嵌合し接合部
を溶接した後、アングル部材35をヘッドパイプ21および
ガセット23に当接し、その当接部を溶接する。次いで、
メインフレーム22をガセット23およびヘッドパイプ21に
当接し、その当接部を溶接する。従って、メインフレー
ム22はヘッドパイプ21の円周方向に渡って溶接支持され
るため、溶接長が大となりフレームの剛性を高めること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第6図は本発明の1実施例を示す自動二輪車の全体側
面図、第4図は第6図A部の拡大図、第5図は第4図の
下方向から見た平面図である。
フロントフォーク20の上部に設けられるステアリング
ヘッドパイプ21には、後方斜め下向きに延びる左右一対
のメインフレーム22が後述する手段により溶接固定され
ている。メインフレーム22は、アルミ合金製の板金また
は押し出し成形により、断面形状が上下方向に縦長とな
る角筒形に形成される。また、ステアリングヘッドパイ
プ21の下部にはガセット23が嵌合される。このガセット
23は、アルミ鋳造後で左右一対のメインフレーム22の下
部に延び、メインフレーム22に溶接固定されている。
ガセット23には、下方に突出するブラケット25が一体
に形成されており、このブラケット25にボルト25aによ
り三角形状の支持体26が取付けられ、この支持体26にボ
ルト25bによりエンジン27から突出するボス27a(第5
図)が固定されている。メインフレーム22には、リヤア
ーム19を枢支するリヤアームブラケット28が一体に形成
され、エンジン27は、第6図で示されるB部、C部でリ
ヤアームブラケット28に固定されている。また、ラジエ
ータ29は、一方がボルト29aによりガセット23に取付け
られ、他方がアーム29bを介して支持体26に取付けられ
ている。なお、30は燃料タンク、31はエアクリーナ、32
は排気管、33はラジエータの熱風を遮断する遮熱板であ
る。
次に第1図〜第3図により本発明の自動二輪車のフレ
ームについて詳細に説明する。
第1図において、21はヘッドパイプ、22はメインフレ
ーム、23はガセット、35はアングル部材、36はキャップ
である。メインフレーム22は、断面略コ字形の半割体22
a、22bを溶接して形成されている。ガセット23は、ヘッ
ドパイプ21に嵌合するパイプ部23aと左右両翼に延びる
補強部材23bが一体成形されており、補強部材23bに前記
ブラケット25が設けられている。アングル部材35はアル
ミ合金製の断面略コ字形状の部材であり、軽量化のため
に穴35aが打ち抜かれている。キャップ36はアルミ合金
製の部材であり上面に燃料タンク30を取付るためのブラ
ケット36aが溶接固定されている。
上記各部材の溶接固定方法を第2図、第3図により説
明すると、先ず、ガセット23のパイプ部23aにヘッドパ
イプ21を嵌合し接合部を溶接した後、アングル部材35を
ヘッドパイプ21の外周面およびガセット23の補強部材23
aに当接し、その当接部を溶接する。キャップ36をアン
グル部材35に当接し、その当接部を溶接する。次いで、
メインフレーム22をガセット23のフランジ部23a、ヘッ
ドパイプ21、アングル部材35およびキャップ36に当接
し、その当接部を溶接する。
従って、メインフレーム22に作用する応力は、ヘッド
パイプ21の円周方向およびガセット23の長い当接部で受
けることになり、フレームの剛性を高めることができ
る。また、エンジンの取付位置はガセット23のブラケッ
ト25の位置で決定されこれが常に一定であるため、エン
ジンの取付が簡単となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、メインフレームはヘッ
ドパイプの円周方向にわたり溶接支持されるため、溶接
長が大となりフレームの剛性を高めることができる。従
って、軽量かつ高剛性が得られると共に、エンジンの取
付けを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動二輪車のフレームの1実施例を示
す斜視図、第2図は第1図の各部材を組立てたときの断
面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第
6図A部の拡大図、第5図は第4図の下方向から見た平
面図、第6図は本発明が適用される自動二輪車の全体側
面図、第7図は従来のフレーム構造を説明するための側
面図、第8図は第7図のII−II線断面図である。 21……ヘッドパイプ、22……メインフレーム、23……ガ
セット、23aパイプ部、23b……補強部材、25……ブラケ
ット、26……支持体、27……エンジン、35……アングル
部材、36……キャップ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングヘッドパイプから斜め後方に
    延びる左右一対のメインフレームによりエンジンを支持
    する自動二輪車のフレームにおいて、前記ヘッドパイプ
    の下部に溶接固定されるパイプ部および前記メインフレ
    ームの下面に延びる補強部材を有するガセットとを有
    し、前記メインフレームを前記ヘッドパイプおよびガセ
    ットに溶接固定することを特徴とする自動二輪車のフレ
    ーム。
  2. 【請求項2】前記ガセットの補強部材にブラケットを一
    体に形成し、該ブラケットに支持体を介してエンジンを
    取付けることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の
    フレーム。
JP18404588A 1988-07-24 1988-07-24 自動二輪車のフレーム Expired - Lifetime JP2680360B2 (ja)

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JPH0234491A JPH0234491A (ja) 1990-02-05
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