JPH094448A - 車両用マフラの取り付け構造 - Google Patents

車両用マフラの取り付け構造

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JPH094448A
JPH094448A JP15129695A JP15129695A JPH094448A JP H094448 A JPH094448 A JP H094448A JP 15129695 A JP15129695 A JP 15129695A JP 15129695 A JP15129695 A JP 15129695A JP H094448 A JPH094448 A JP H094448A
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JP
Japan
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muffler
bracket
vehicle
flat surface
joint
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Application number
JP15129695A
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English (en)
Inventor
Atsuo Suzuki
淳夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH094448A publication Critical patent/JPH094448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用マフラの取り付け構造において、安価
な構成で、マフラとブラケットとの接合部の耐食性を向
上させて該接合部での錆の発生を防止する。 【構成】 横断面略円形形状のマフラ2を車体にブラケ
ット4を介して取り付ける自動二輪車用マフラの取り付
け構造において、ブラケット4には、マフラ2の外周面
に相対する平面部4aが備えられると共に、マフラ2の
外周面には、ブラケット4の平面部4aにろう付される
平面部2aが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用マフラの取り付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンで駆動する例えば自動二輪車等
の車両においては、一般にマフラが装着されており、エ
ンジンからの排気をマフラに送って排気音の低減を図っ
ている。従来のマフラ取り付け構造を図5〜図7を参照
して説明する。図5は従来例に係る自動二輪車の側面
図、図6は図5におけるC部を裏面側から見た要部拡大
図、図7は図6におけるVII−VII断面図である。
【0003】図5には、マフラaを備えた自動二輪車が
示されている。この自動二輪車の前後両輪の間には、エ
ンジンbが搭載されており、このエンジンbのシリンダ
ーの排気孔には、排気管cの前端が接続される。マフラ
aは、この排気管cの後端に接続されて車両側面の下部
を前後方向に延びる。マフラaの前部は、ブラケットd
を介して車体に取り付けられる。
【0004】ブラケットdは、図6および図7に示すよ
うに、左右二枚の板材を合わせたものであり、下端部が
車両正面視で略ハの字状に開いている。ハの字状に開い
たブラケットd下部は、その左右両縁部においてマフラ
aの前上部の外周面に融着される。そして、ブラケット
dの上部に形成された孔d1にピボット軸等のネジ部材
e(図5参照)が挿入され、このネジ部材eでブラケッ
トdが車体の所定箇所に締着されることにより、マフラ
aは車体の側面に取り付けられる。
【0005】このように従来のマフラ取り付け構造で
は、ブラケットdの下部を略ハの字状に形成することに
より、マフラaとブラケットdとの接合強度を保つと同
時に、その接合作業を容易に行えるようにしている。ま
た、マフラaおよびブラケットdは外観上重要な部品で
あるため、表面処理としてクロムメッキ等が施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマフラ取り付け構造においては、ブラケットdの下
面が平面状であるのに対しマフラaの外周面が曲面状で
あるため、この二つの部材間には図7に示すように隙間
fができてしまう。この隙間fにより次の(1)〜
(3)の作用が生ずる。
【0007】(1)メッキ液が隙間fの奥まで入りにく
いためメッキ不良が起こり易い。 (2)環境の変化に伴って隙間f内に結露が発生しやす
い。 (3)一度隙間fに入った雨水等の水分は外へ抜けにく
い。特に、この隙間fは車両前方に開口しているため、
車両走行時に泥や雨水等が内部に入りやすい。
【0008】これら(1)〜(3)の作用により、従来
のマフラ取り付け構造には、隙間fに錆が発生しやすい
という問題点がある。なお、メッキ膜厚を厚くしても、
耐食性は良くなるものの錆の発生を遅延させるに過ぎ
ず、錆発生の問題を根本的に解決できないのが現状であ
る。
【0009】また、前記マフラ取り付け構造において
は、マフラaとブラケットdとの接合箇所はブラケット
dの左右両側の融着部g(図6および図7参照)のみで
あり、ブラケットdの前後両端は接合されていない。こ
のため従来より、接合面積が大きく接合強度をより向上
させたマフラ取り付け構造も強く要望されている。
【0010】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、安価な構成で、マフラとブラケット
との接合部の耐食性を向上させて該接合部での錆の発生
を防止する車両用マフラの取り付け構造を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、本発
明は、横断面略円形形状のマフラを車体にブラケットを
介して取り付ける車両用マフラの取り付け構造におい
て、前記ブラケットには、前記マフラの外周面に相対す
る平面部が備えられる一方、前記マフラの外周面には、
前記ブラケットの平面部が接合される平面部が形成され
たことを特徴とする車両用マフラの取り付け構造であ
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、前記マフラと前記ブラケット
との接合構造が平面構造となるので、この接合部には隙
間が生じない。よって、メッキ不良や結露が生じたり水
分が侵入したりする部分が形成されないため、接合部の
耐食性の向上が図れ、錆の発生を防ぐことができる。ま
た、マフラおよびブラケットに平面部を設けるだけでよ
いので、製造コストが高くなることもない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。本実施例は、図1〜図3に示すように、横断面
略円形形状のマフラ2を車体にブラケット4を介して取
り付ける自動二輪車用マフラの取り付け構造において、
ブラケット4には、マフラ2の外周面に相対する平面部
4aが備えられる一方、マフラ2の外周面には、ブラケ
ット4の平面部4aが接合される平面部2aが形成され
たものである。
【0014】本実施例の各部の構成を説明する。車両の
前後方向略中央部には、図1に示すように、エンジン6
が配設されており、このエンジン6上部のシリンダ6a
の排気孔には、排気管8が接続される。排気管8は、シ
リンダ6aの前面から下方に延びると共に車両側面視で
エンジン6の下面に沿って後方に屈曲する。マフラ2
は、この排気管8の後端部に接続部品10を介して連結
しており、車両側面視でエンジン6の下方位置から後方
に向けて略水平に延び、その後端は後輪12の後端近傍
に達する。マフラ2は、前側部分を構成し前方に向けて
やや先細るテーパ部2bと、このテーパ部2bの後端よ
りも後側部分を構成する円筒部2cとから主になる。
【0015】前記マフラ2の平面部2aは、図2〜図4
に示すように、テーパ部2b上部における前後方向略中
央部のやや車両内方側の部位に、外形略矩形形状に形成
される。ブラケット4は、例えば左右二枚の板材4b,
4cからなり、二枚の板材4b,4cは、それぞれの下
部が車両外方に向けてやや屈曲している。さらに二枚の
板材4b,4cは、それぞれの下端部が互いに向かい合
うように略直角に屈曲し、その対向面が接合される。こ
れにより、ブラケット4の下端面には、略矩形の前記平
面部4aが形成される。
【0016】マフラ2とブラケット4とは、図2〜図4
に示すように、平面部2aと平面部4aとがろう付され
ることにより接合される。当該ろう付は、平面部2aと
平面部4aとの接合面全体に施されており、これにより
平面部2aと平面部4aとは隙間なく接合される。な
お、ブラケット4の二枚の板材4b,4cそれぞれの上
部には、ブラケット4を車体に締着するためのネジ部材
16(図1参照)が挿通する孔4b1,4c1が形成さ
れる。この孔4b1,4c1に挿入されたネジ部材16
は、ピボット軸を兼用しており、リヤスイングアーム1
8(図1参照)の前端部と共にブラケット4を車体フレ
ームに取り付ける。
【0017】以上のような構成を有する本実施例のマフ
ラの取り付け構造によれば、マフラ2とブラケット4と
の接合構造が二つの平面を重ねた構造であるので、この
接合部には隙間が生じない。これに加えて、平面部2a
と平面部4aとの接合面全体がろう材14で覆われるた
め、平面部2aと平面部4aとの間は僅かな空隙もなく
略完全に封じられる。したがって、メッキ不良や結露が
生じたり水分が侵入したりする部分が全く形成されない
ため、接合部の耐食性向上が図れ、錆の発生を防ぐこと
ができる。特に本実施例では、車両前方に向く接合面前
端が完全に塞がれるため、車両走行中に泥や雨水等が接
合部に当たっても平面部2a,4a間に侵入することが
ない。
【0018】また、平面部2aと平面部4aとの接合面
全体をろう付したので、接合面積が従来に比べて大きく
なり、マフラ2とブラケット4との接合強度が上がる。
また、ろう付による接合では、融接の接合部に形成され
るようなビード跡ができないことから、接合面の境界部
分も滑らかに仕上がるため接合部の外観も良い。また、
マフラ2およびブラケット4それぞれに平面部を設ける
だけで良いので、製造コストが従来のものに比べて高く
なることもない。
【0019】なお、本実施例は、本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施例に限定さ
れない。例えば、本実施例では外観向上等のため、ろう
付を採用したが、本発明はこれに限定されずブラケット
の平面部周りの全周を融接等の他の溶接手段で接合する
こともできる。
【0020】また、本発明に係るブラケットの構成は、
本実施例のものに限定されず、マフラの平面部に接合可
能な平面部を備えたものであれば一枚または複数枚の板
材いずれからなるものでもよく、その形状についても適
宜変更可能である。また、本発明に係るマフラの平面部
は、本実施例ではマフラ外周面における車両内方側の部
位に形成したが、マフラ外周面における車両外方側の部
位や最上面など他の部位に形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、安
価な構成で、マフラとブラケットとの接合部の耐食性を
向上させ、該接合部での錆の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動二輪車の後部の側面図であ
る。
【図2】図1におけるA部を裏面から見た要部拡大図で
ある。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】図3におけるB部拡大図である。
【図5】従来例に係る自動二輪車の側面図である。
【図6】図5におけるC部を裏面から見た要部拡大図で
ある。
【図7】図6におけるVII−VII断面図である。
【符号の説明】
2 マフラ 2a 平面部 4 ブラケット 4a 平面部 6 エンジン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面略円形形状のマフラを車体にブラ
    ケットを介して取り付ける車両用マフラの取り付け構造
    において、 前記ブラケットには、前記マフラの外周面に相対する平
    面部が備えられる一方、前記マフラの外周面には、前記
    ブラケットの平面部が接合される平面部が形成されたこ
    とを特徴とする車両用マフラの取り付け構造。
JP15129695A 1995-06-19 1995-06-19 車両用マフラの取り付け構造 Pending JPH094448A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006015666A1 (de) * 2004-08-05 2006-02-16 Arvinmeritor Emissions Technologies Gmbh Abgasanlage sowie verfahren zum verbinden von komponenten einer abgasanlage
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