JP2950906B2 - 自動二輪車のフレーム連結構造 - Google Patents
自動二輪車のフレーム連結構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車のフレーム連結構造に関する。
(従来の技術) 第4図に従来のフレーム連結構造を示すが、図示のよ
うにメインフレーム107にはブラケット130が溶着されて
おり、このブラケット130にダウンチューブ109の端部に
差し込まれて溶着された継手金具131を重ね合わせて両
者をボルト132,132にて締着することによってダウンチ
ューブ109がメインフレーム107に連結されていた。
うにメインフレーム107にはブラケット130が溶着されて
おり、このブラケット130にダウンチューブ109の端部に
差し込まれて溶着された継手金具131を重ね合わせて両
者をボルト132,132にて締着することによってダウンチ
ューブ109がメインフレーム107に連結されていた。
又、図示しないが、左右のメインフレームに横架され
たクロスメンバーにダウンチューブを取り付ける連結構
造も採用されていた。
たクロスメンバーにダウンチューブを取り付ける連結構
造も採用されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第4図に示す従来のフレーム連結構造
にあっては、高い応力が発生するブラケット130が溶接
のみでメインフレーム107に支持されているため、ブラ
ケット130の溶接長が長くなり、ブラケット130が大きく
なって重量及びコストが増加するという問題があった。
にあっては、高い応力が発生するブラケット130が溶接
のみでメインフレーム107に支持されているため、ブラ
ケット130の溶接長が長くなり、ブラケット130が大きく
なって重量及びコストが増加するという問題があった。
又、メインフレームに横架されたクロスメンバーにダ
ウンチューブを取り付ける従来のフレーム連結構造にあ
っては、左右のダウンチューブ間の幅寸法が小さくな
り、特に水冷エンジンを搭載する自動二輪車では、ラジ
エータ後方の冷却風の抜けが悪くなり、ラジエータの冷
却性能が低下するという問題があった。
ウンチューブを取り付ける従来のフレーム連結構造にあ
っては、左右のダウンチューブ間の幅寸法が小さくな
り、特に水冷エンジンを搭載する自動二輪車では、ラジ
エータ後方の冷却風の抜けが悪くなり、ラジエータの冷
却性能が低下するという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、高い溶接強度が不要であって、重量及びコ
ストの低減を図ることができるとともに、冷却風の流れ
を妨げることのない自動二輪車のフレーム連結構造を提
供することにある。
とする処は、高い溶接強度が不要であって、重量及びコ
ストの低減を図ることができるとともに、冷却風の流れ
を妨げることのない自動二輪車のフレーム連結構造を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドパイプか
ら車体後方へ延出する左右一対のメインフレームを長方
形断面を有する中空部材で構成するとともに、前記ヘッ
ドパイプ近傍まで延設されたシートの前部を前記メイン
フレーム上に載置し、下端部がエンジンの下部前端に結
着された左右一対のダウンチューブの上端部を前記各メ
インフレームの前部にそれぞれ連結し、該ダウンチュー
ブの前方にラジエータを配して成る自動二輪車の前記ダ
ウンチューブ上端部の前記メインフレームへの連結構造
として、前記メインフレームとダウンチューブを車体幅
方向断面においてハの字状を成すよう傾斜させて配する
とともに、各メインフレームの内外側面に上下方向に長
い長円形の取付用孔を貫設し、長円形断面を有する有底
筒状の第1の継手部材をその凹部が外側方に開口するよ
うにして前記取付用孔に嵌め込んでその端面を各メイン
フレームの内側面から突出せしめ、その端面を取付面と
して前記メインフレームの側面と平行に形成し、該取付
面に前記ダウンチューブの上端に溶着された第2の継手
部材をメインフレームの内側から当接させ、その頭部が
前記第1の継手部材の凹部内に収納された上下のボルト
によって前記第2の継手部材を前記第1の継手部材に締
着することによって各ダウンチューブの上端部を各メイ
ンフレームに連結するよう構成したことを特徴とする。
ら車体後方へ延出する左右一対のメインフレームを長方
形断面を有する中空部材で構成するとともに、前記ヘッ
ドパイプ近傍まで延設されたシートの前部を前記メイン
フレーム上に載置し、下端部がエンジンの下部前端に結
着された左右一対のダウンチューブの上端部を前記各メ
インフレームの前部にそれぞれ連結し、該ダウンチュー
ブの前方にラジエータを配して成る自動二輪車の前記ダ
ウンチューブ上端部の前記メインフレームへの連結構造
として、前記メインフレームとダウンチューブを車体幅
方向断面においてハの字状を成すよう傾斜させて配する
とともに、各メインフレームの内外側面に上下方向に長
い長円形の取付用孔を貫設し、長円形断面を有する有底
筒状の第1の継手部材をその凹部が外側方に開口するよ
うにして前記取付用孔に嵌め込んでその端面を各メイン
フレームの内側面から突出せしめ、その端面を取付面と
して前記メインフレームの側面と平行に形成し、該取付
面に前記ダウンチューブの上端に溶着された第2の継手
部材をメインフレームの内側から当接させ、その頭部が
前記第1の継手部材の凹部内に収納された上下のボルト
によって前記第2の継手部材を前記第1の継手部材に締
着することによって各ダウンチューブの上端部を各メイ
ンフレームに連結するよう構成したことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、第1の継手部材はメインフレームに
貫設された取付用孔に嵌め込まれるため、該第1の継手
部材に作用する荷重は溶接強度以外にメインフレーム自
身によっても負担されることとなり、この結果、この第
1の継手部材の大きさが小さくて済むとともに、その溶
接長も短くて済み、フレーム連結構造の重量及びコスト
が低減される。
貫設された取付用孔に嵌め込まれるため、該第1の継手
部材に作用する荷重は溶接強度以外にメインフレーム自
身によっても負担されることとなり、この結果、この第
1の継手部材の大きさが小さくて済むとともに、その溶
接長も短くて済み、フレーム連結構造の重量及びコスト
が低減される。
又、左右一対のダウンチューブはメインフレームの内
側に沿って配置することができ、しかも、これらのダウ
ンチューブは車体幅方向断面においてハの字状を成すよ
う傾斜して配されているため、左右のダウンチューブ間
の幅寸法が大きくなってラジエータ後方への冷却風の抜
けが良好となり、ラジエータの冷却性能が高められる。
側に沿って配置することができ、しかも、これらのダウ
ンチューブは車体幅方向断面においてハの字状を成すよ
う傾斜して配されているため、左右のダウンチューブ間
の幅寸法が大きくなってラジエータ後方への冷却風の抜
けが良好となり、ラジエータの冷却性能が高められる。
更に、第1の継手部材をメインフレームの取付用孔に
嵌め込んでその端面を各メインフレームの内側面から突
出せしめ、その突出面を第2の継手部材の取付面とした
ため、該取付面の面精度を高く保つことができ、これに
第2の継手部材を介して連結されるダウンチューブの締
結力が高められる。
嵌め込んでその端面を各メインフレームの内側面から突
出せしめ、その突出面を第2の継手部材の取付面とした
ため、該取付面の面精度を高く保つことができ、これに
第2の継手部材を介して連結されるダウンチューブの締
結力が高められる。
又、左右一対のダウンチューブはメインフレームの内
側に沿って配置することができるため、これらのダウン
チューブがシートに跨がったライダーの膝の邪魔になら
ない。
側に沿って配置することができるため、これらのダウン
チューブがシートに跨がったライダーの膝の邪魔になら
ない。
その他、ダウンチューブを締着するためのボルトの頭
部が第1の継手部材の凹部内に収納されるため、締着部
の外観性が高められる。
部が第1の継手部材の凹部内に収納されるため、締着部
の外観性が高められる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係るフレーム連結構造を有する自動
二輪車要部の側面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は自動二輪車の全体側面図である。
二輪車要部の側面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は自動二輪車の全体側面図である。
先ず、第3図に基づいて自動二輪車1の概略構成を説
明する。
明する。
第3図に示す自動二輪車1はモトクロッサーであっ
て、その車体前方上部に位置するヘッドパイプ2には不
図示のステアリングシャフトが挿通しており、このステ
アリングシャフトの上端にはハンドル3が、下端にはロ
ングストロークのフロントフォーク4がそれぞれ取り付
けられている。そして、フロントフォーク4の下端部に
は前輪5が回転自在に軸支されており、前輪5の上方に
はフロントフォーク4のアウタチューブ4aに固定された
フロントフェンダー6が位置している。
て、その車体前方上部に位置するヘッドパイプ2には不
図示のステアリングシャフトが挿通しており、このステ
アリングシャフトの上端にはハンドル3が、下端にはロ
ングストロークのフロントフォーク4がそれぞれ取り付
けられている。そして、フロントフォーク4の下端部に
は前輪5が回転自在に軸支されており、前輪5の上方に
はフロントフォーク4のアウタチューブ4aに固定された
フロントフェンダー6が位置している。
又、前記ヘッドパイプ2からは長方形断面を有するア
ルミニウム製の中空部材で構成された左右一対のメイン
フレーム7,7が斜め後下方に向かって延出しており、各
メインフレーム7の後端部には略垂直に起立するリヤア
ームブラケット8が結着されている。各メインフレーム
7には角パイプ状のアルミニウム製ダウンチューブ9の
一端が結着されており、該ダウンチューブ9はメインフ
レーム7から下方に延出した後、後方に曲げられてその
下端部は水冷エンジン11の下部前端に結着されている。
そして、メインフレーム7,7とダウンチューブ9,9とで囲
まれる空間には前記水冷エンジン11が搭載されており、
該水冷エンジン11の後方に開口する排気系からは排気管
12が後方に向かって延出している。
ルミニウム製の中空部材で構成された左右一対のメイン
フレーム7,7が斜め後下方に向かって延出しており、各
メインフレーム7の後端部には略垂直に起立するリヤア
ームブラケット8が結着されている。各メインフレーム
7には角パイプ状のアルミニウム製ダウンチューブ9の
一端が結着されており、該ダウンチューブ9はメインフ
レーム7から下方に延出した後、後方に曲げられてその
下端部は水冷エンジン11の下部前端に結着されている。
そして、メインフレーム7,7とダウンチューブ9,9とで囲
まれる空間には前記水冷エンジン11が搭載されており、
該水冷エンジン11の後方に開口する排気系からは排気管
12が後方に向かって延出している。
更に、前記メインフレーム7,7の後端付近からは左右
一対のシートレール13,13が斜め後上方に向かって直線
的に延出しており、前記ヘッドパイプ2の後部からメイ
ンフレーム7,7及びシートレール13,13上には車体前後方
向に長いシート14が載置されており、該シート14の前記
ヘッドパイプ2の近傍まで延設された前部はメインフレ
ーム7,7上に載置されている。
一対のシートレール13,13が斜め後上方に向かって直線
的に延出しており、前記ヘッドパイプ2の後部からメイ
ンフレーム7,7及びシートレール13,13上には車体前後方
向に長いシート14が載置されており、該シート14の前記
ヘッドパイプ2の近傍まで延設された前部はメインフレ
ーム7,7上に載置されている。
更に、前記リヤアームブラケット8,8にはリヤアーム1
5の前端がピボットシャフト16にて枢着されており、リ
ヤアーム15の後端部には駆動輪である後輪17が回転自在
に軸支されており、リヤアーム15はリンク機構18及びリ
ヤクッション19を介して車体側に懸架されている。尚、
前記シート14の後方であって、且つ、後輪17の上方には
リヤフェンダー20が設けられており、本実施例では、該
リヤフェンダー20はサイレンサーを兼ねており、その内
部にはグラスウール等の吸音材が充填されている。
5の前端がピボットシャフト16にて枢着されており、リ
ヤアーム15の後端部には駆動輪である後輪17が回転自在
に軸支されており、リヤアーム15はリンク機構18及びリ
ヤクッション19を介して車体側に懸架されている。尚、
前記シート14の後方であって、且つ、後輪17の上方には
リヤフェンダー20が設けられており、本実施例では、該
リヤフェンダー20はサイレンサーを兼ねており、その内
部にはグラスウール等の吸音材が充填されている。
又、前記ヘッドパイプ2の後下方であって、且つ、メ
インフレーム7,7(ダウンチューブ9,9)の前端にはラジ
エータ21が配されており、該ラジエータ21の後方のメイ
ンフレーム7,7の内側にはエアクリーナ22が配されてい
る。そして、エアクリーナ22には吸気ダクト23の一端が
接続されており、該吸気ダクト23の他端はキャブレタ24
及び吸気管25を経て前記エンジン11の吸気系に接続され
ている。尚、当該自動二輪車1の車体の両側は樹脂にて
一体成形されたサイドカバー26にて覆われている。
インフレーム7,7(ダウンチューブ9,9)の前端にはラジ
エータ21が配されており、該ラジエータ21の後方のメイ
ンフレーム7,7の内側にはエアクリーナ22が配されてい
る。そして、エアクリーナ22には吸気ダクト23の一端が
接続されており、該吸気ダクト23の他端はキャブレタ24
及び吸気管25を経て前記エンジン11の吸気系に接続され
ている。尚、当該自動二輪車1の車体の両側は樹脂にて
一体成形されたサイドカバー26にて覆われている。
ここで、本発明に係るフレーム連結構造の構成を第1
図及び第2図に基づいて説明する。
図及び第2図に基づいて説明する。
第2図に示すように、左右一対のメインフレーム7,7
とダウンチューブ9,9は車体幅方向断面においてハの字
状を成すよう傾斜して配されている。そして、第1図及
び第2図に示すように、各メインフレーム7の内外側面
には長円形の取付用孔27が貫設されており、該取付用孔
27内には長円形断面を有する有底筒状の継手金具28がそ
の凹部が外側方を向くように嵌め込まれており、該継手
金具28はその周囲を溶接されてメインフレーム7に固着
されている。尚、この継手金具28はアルミニウム製であ
り、その底壁の上下にはボルト29,29が挿通すべき円孔2
8a,28aが穿設されている。
とダウンチューブ9,9は車体幅方向断面においてハの字
状を成すよう傾斜して配されている。そして、第1図及
び第2図に示すように、各メインフレーム7の内外側面
には長円形の取付用孔27が貫設されており、該取付用孔
27内には長円形断面を有する有底筒状の継手金具28がそ
の凹部が外側方を向くように嵌め込まれており、該継手
金具28はその周囲を溶接されてメインフレーム7に固着
されている。尚、この継手金具28はアルミニウム製であ
り、その底壁の上下にはボルト29,29が挿通すべき円孔2
8a,28aが穿設されている。
ところで、継手金具28はその端面が各メインフレーム
7の内側面から突出するよう取付用孔27に嵌め込まれて
おり、その突出面は取付面としてメインフレーム7の側
面と平行に形成されている。
7の内側面から突出するよう取付用孔27に嵌め込まれて
おり、その突出面は取付面としてメインフレーム7の側
面と平行に形成されている。
一方、各ダウンチューブ9の上端にはアルミニウム製
のブロック状の継手金具30が溶着されており、該継手金
具30は各メインフレーム7の内側から前記継手金具28の
取付面(突出面)に重ね合わせられ、継手金具28の円孔
28a,28aに外側方から挿通する2本のボルト29,29によっ
て継手金具28に締着されている。尚、第2図に示すよう
に、各ボルト29の頭部は継手金具28の凹部内に収納され
ている。
のブロック状の継手金具30が溶着されており、該継手金
具30は各メインフレーム7の内側から前記継手金具28の
取付面(突出面)に重ね合わせられ、継手金具28の円孔
28a,28aに外側方から挿通する2本のボルト29,29によっ
て継手金具28に締着されている。尚、第2図に示すよう
に、各ボルト29の頭部は継手金具28の凹部内に収納され
ている。
以上説明したダウンチューブ9のメインフレーム7へ
の連結構造においては、継手金具28はメインフレーム7
に貫設された取付用孔27に嵌め込まれるため、該継手金
具28に作用する荷重は溶接強度以外にメインフレーム7
自身によっても負担されることとなり、この結果、この
継手金具28の大きさが小さくて済むとともに、その溶接
長も短くて済み、フレーム連結構造の重量及びコストが
低減される。
の連結構造においては、継手金具28はメインフレーム7
に貫設された取付用孔27に嵌め込まれるため、該継手金
具28に作用する荷重は溶接強度以外にメインフレーム7
自身によっても負担されることとなり、この結果、この
継手金具28の大きさが小さくて済むとともに、その溶接
長も短くて済み、フレーム連結構造の重量及びコストが
低減される。
又、左右一対のダウンチューブ9,9はメインフレーム
7,7の内側に沿って配置することができ、しかも、これ
らのダウンチューブ9,9は車体幅方向断面においてハの
字状を成すよう傾斜して配されているため、左右のダウ
ンチューブ9,9間の幅寸法が大きくなってラジエータ21
後方への冷却風の抜けが良好となり、ラジエータ21の冷
却性能が高められる。
7,7の内側に沿って配置することができ、しかも、これ
らのダウンチューブ9,9は車体幅方向断面においてハの
字状を成すよう傾斜して配されているため、左右のダウ
ンチューブ9,9間の幅寸法が大きくなってラジエータ21
後方への冷却風の抜けが良好となり、ラジエータ21の冷
却性能が高められる。
更に、継手金具28をメインフレーム7の取付用孔27に
嵌め込んでその端面を各メインフレーム7の内側面から
突出せしめ、その突出面を継手金具30の取付面としたた
め、該取付面の面精度を高く保つことができ、これに継
手金具30を介して連結されるダウンチューブ9の締結力
が高められる。
嵌め込んでその端面を各メインフレーム7の内側面から
突出せしめ、その突出面を継手金具30の取付面としたた
め、該取付面の面精度を高く保つことができ、これに継
手金具30を介して連結されるダウンチューブ9の締結力
が高められる。
又、左右一対のダウンチューブ9,9はメインフレーム
7,7の内側に沿って配置することができるため、これら
のダウンチューブ9,9がシート14に跨がったライダーの
膝の邪魔にならない。
7,7の内側に沿って配置することができるため、これら
のダウンチューブ9,9がシート14に跨がったライダーの
膝の邪魔にならない。
その他、ダウンチューブ9を締着するためのボルト2
9,29の頭部が継手金具28の凹部内に収納されるため、締
着部の外観性が高められる。
9,29の頭部が継手金具28の凹部内に収納されるため、締
着部の外観性が高められる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ヘッ
ドパイプから車体後方へ延出する左右一対のメインフレ
ームを長方形断面を有する中空部材で構成するととも
に、前記ヘッドパイプ近傍まで延設されたシートの前部
を前記メインフレーム上に載置し、下端部がエンジンの
下部前端に結着された左右一対のダウンチューブの上端
部を前記各メインフレームの前部にそれぞれ連結し、該
ダウンチューブの前方にラジエータを配して成る自動二
輪車の前記ダウンチューブ上端部の前記メインフレーム
への連結構造として、前記メインフレームとダウンチュ
ーブを車体幅方向断面においてハの字状を成すよう傾斜
させて配するとともに、各メインフレームの内外側面に
上下方向に長い長円形の取付用孔を貫設し、長円形断面
を有する有底筒状の第1の継手部材をその凹部が外側方
に開口するようにして前記取付用孔に嵌め込んでその端
面を各メインフレームの内側面から突出せしめ、その端
面を取付面として前記メインフレームの側面と平行に形
成し、該取付面に前記ダウンチューブの上端に溶着され
た第2の継手部材をメインフレームの内側から当接さ
せ、その頭部が前記第1の継手部材の凹部内に収納され
た上下のボルトによって前記第2の継手部材を前記第1
の継手部材に締着することによって各ダウンチューブの
上端部を各メインフレームに連結するよう構成したた
め、当該フレーム連結構造には高い溶接強度が不要とな
り、これの重量及びコストの低減を図ることができると
ともに、冷却風の流れが妨げられないという効果が得ら
れる。
ドパイプから車体後方へ延出する左右一対のメインフレ
ームを長方形断面を有する中空部材で構成するととも
に、前記ヘッドパイプ近傍まで延設されたシートの前部
を前記メインフレーム上に載置し、下端部がエンジンの
下部前端に結着された左右一対のダウンチューブの上端
部を前記各メインフレームの前部にそれぞれ連結し、該
ダウンチューブの前方にラジエータを配して成る自動二
輪車の前記ダウンチューブ上端部の前記メインフレーム
への連結構造として、前記メインフレームとダウンチュ
ーブを車体幅方向断面においてハの字状を成すよう傾斜
させて配するとともに、各メインフレームの内外側面に
上下方向に長い長円形の取付用孔を貫設し、長円形断面
を有する有底筒状の第1の継手部材をその凹部が外側方
に開口するようにして前記取付用孔に嵌め込んでその端
面を各メインフレームの内側面から突出せしめ、その端
面を取付面として前記メインフレームの側面と平行に形
成し、該取付面に前記ダウンチューブの上端に溶着され
た第2の継手部材をメインフレームの内側から当接さ
せ、その頭部が前記第1の継手部材の凹部内に収納され
た上下のボルトによって前記第2の継手部材を前記第1
の継手部材に締着することによって各ダウンチューブの
上端部を各メインフレームに連結するよう構成したた
め、当該フレーム連結構造には高い溶接強度が不要とな
り、これの重量及びコストの低減を図ることができると
ともに、冷却風の流れが妨げられないという効果が得ら
れる。
第1図は本発明に係るフレーム連結構造を有する自動二
輪車要部の側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、
第3図は自動二輪車の全体側面図、第4図は従来のフレ
ーム連結構造を示す側面図である。 1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、7…メインフレー
ム、9…ダウンチューブ、11…水冷エンジン、14…シー
ト、21…ラジエータ、27…取付用孔、28…継手金具(第
1の継手部材)、29…ボルト、30…継手金具(第2の継
手部材)。
輪車要部の側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、
第3図は自動二輪車の全体側面図、第4図は従来のフレ
ーム連結構造を示す側面図である。 1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、7…メインフレー
ム、9…ダウンチューブ、11…水冷エンジン、14…シー
ト、21…ラジエータ、27…取付用孔、28…継手金具(第
1の継手部材)、29…ボルト、30…継手金具(第2の継
手部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】ヘッドパイプから車体後方へ延出する左右
一対のメインフレームを長方形断面を有する中空部材で
構成するとともに、前記ヘッドパイプ近傍まで延設され
たシートの前部を前記メインフレーム上に載置し、下端
部がエンジンの下部前端に結着された左右一対のダウン
チューブの上端部を前記各メインフレームの前部にそれ
ぞれ連結し、該ダウンチューブの前方にラジエータを配
して成る自動二輪車の前記ダウンチューブ上端部の前記
メインフレームへの連結構造であって、 前記メインフレームとダウンチューブを車体幅方向断面
においてハの字状を成すよう傾斜させて配するととも
に、各メインフレームの内外側面に上下方向に長い長円
形の取付用孔を貫設し、長円形断面を有する有底筒状の
第1の継手部材をその凹部が外側方に開口するようにし
て前記取付用孔に嵌め込んでその端面を各メインフレー
ムの内側面から突出せしめ、その端面を取付面として前
記メインフレームの側面と平行に形成し、該取付面に前
記ダウンチューブの上端に溶着された第2の継手部材を
メインフレームの内側から当接させ、その当部が前記第
1の継手部材の凹部内に収納された上下のボルトによっ
て前記第2の継手部材を前記第1の継手部材に締着する
ことによって各ダウンチューブの上端部を各メインフレ
ームに連結するようにしたことを特徴とする自動二輪車
のフレーム連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061890A JP2950906B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 自動二輪車のフレーム連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061890A JP2950906B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 自動二輪車のフレーム連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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