JP4516497B2 - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の車体フレームの改良に関するものである。
従来の自動二輪車の車体フレームとして、アルミニウム合金を材料として鋳造し、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレーム部分を1本としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平1−68293号公報
特許文献1の第1図及び第3図に示される通り、フレーム10は、左右に分割されたメンバ20及びメンバ40からなり、ヘッドチューブ21側から延びるそれぞれの前半部23,43(符号43は第4図参照)は直線状とし、これらの前半部23,43の後端からそれぞれ後半部24,44が外側方且つ後方斜め下方に分かれて延び、左右の前半部23,43で1本のメインフレームが形成されたアルミニウム合金鋳造製の部材である。
フレーム10は左右2部品で構成されるが、このように、左右に分割する構造では、メンバ20とメンバ40との左右の組立誤差が生じ易く、例えば、リヤスイングアーム6(第1図参照)を支持する左右のピボット部28,48の前後方向の位置を精度良く合わせたり、フレーム10の前後方向に延びる中心線に対して後半部24と後半部44とを精度良く左右対称にすることは難しい。
また、フレーム10は前後に長いためにメンバ20とメンバ40との溶接長さが長くなり、溶接作業に多くの時間を要するために生産性が低下する。
本発明の目的は、自動二輪車の車体フレームを改良することで、車体フレームをより精度良く形成するとともに、車体フレームの生産性を向上させることにある。
請求項1に係る発明は、前端に前輪用サスペンションを支持するヘッドパイプを設け、このヘッドパイプから後方へ1本のメインフレームを延ばし、このメインフレームの後部からほぼ下方に後輪用サスペンションを支持するピボットフレームを延ばした自動二輪車の車体フレームにおいて、この車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製の前後2部品で構成し、メインフレームの長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所を設け、この箇所よりも後方で前後2部品を結合したことを特徴とする。
車体フレームの前後2部品のうち、前側の部品をメインフレーム側、後側の部品をピボットフレーム側に分ければ、前側の部品をヘッドパイプとメインフレームとを一体化した部品とし、後側の部品を後輪用サスペンションを支持する部品とし、これらの部品の左右の組立精度の誤差を少なくすることができる。
また、前後2部品の結合部の断面積を小さくすることが可能になり、前後2部品を溶接で結合する場合には、溶接長さが短くなる。
更に、メインフレームの長手方向のほぼ中心の最も断面積が小さい箇所は曲げ応力が大きくなるが、車体フレームの前後2部品の結合部をその箇所の後方に設けたことで結合部に応力が集中せず、過大な応力が発生しない。
請求項2に係る発明は、メインフレームの前部を構成するフロントフレームを、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形するとともに、メインフレームの後部を構成するリヤフレームを、左右割りの型で鋳造することにより、左右方向に開放した凹部と、左右方向に突出するピボット支持部とを一体に成形したことを特徴とする。
フロントフレームを中空に成形することで軽量化を図り、リヤフレームに左右方向に開放する凹部とピボット支持部とを一体に成形することで、軽量化を図りつつ後輪用サスペンションを支持し易い形状とする。
請求項3に係る発明は、前端に前輪用サスペンションを支持するヘッドパイプを設け、このヘッドパイプから後方へ1本のメインフレームを延ばし、このメインフレームの後部からほぼ下方に後輪用サスペンションを支持するピボットフレームを延ばした自動二輪車の車体フレームにおいて、この車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製にするとともに前後に3部品で構成し、メインフレームの長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所を設け、この箇所よりも後方で3部品のうちの後側2部品を結合したことを特徴とする。
車体フレームの前後3部品のうち、前側の2部品をメインフレーム側、後側の1部品をピボットフレーム側に分ければ、前側の2部品をヘッドパイプとピボットフレームとを含む部品とし、後側の1部品を後輪用サスペンションを支持する部品とし、これらの部品の左右の組立精度の誤差を少なくすることができる。
また、前後3部品の結合部の断面積を小さくすることが可能になり、前後3部品を溶接で結合する場合には、溶接長さが短くなる。
更に、メインフレームの長手方向のほぼ中心の最も断面積が小さい箇所は曲げ応力が大きくなるが、車体フレームの3部品のうちの後側2部品の結合部をその箇所の後方に設けたことで結合部に応力が集中せず、過大な応力が発生しない。
請求項4に係る発明は、1本のメインフレームを、車体の前後方向で2分割したことを特徴とする。
前後方向に2分割したメインフレームの左右の組立精度の誤差を少なくすることができる。また、2分割したメインフレームのそれぞれの部材が造り易くなる。
請求項5に係る発明は、車体フレームの分割・溶接部を、メインフレームの断面積が最小となる位置に対して前方の部分と後方の部分とにそれぞれ設けたことを特徴とする。
メインフレームの断面積が最小となる位置を避けて、その前方の部分及び後方の部分に車体フレームの分割・溶接部をそれぞれ設け、車体フレームの分割・溶接部での剛性の低下を防止する。また、大型の中空鋳造が避けられるので、メインフレームの中空鋳造が容易となる。
請求項6に係る発明は、エンジンを支持するために車体フレームに設けたエンジンハンガ部を、メインフレームと別体構造にしたことを特徴とする。
車体フレームを重力鋳造する場合に、エンジンハンガ部の湯回りが良くなる。
請求項7に係る発明は、1本のメインフレームの断面形状を、箇所により変化させた中空部材で構成したことを特徴とする。
メインフレームを、箇所により剛性を変化させるとともに軽量化を図る。
請求項1に係る発明では、車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製の前後2部品で構成したので、例えば、車体フレームの前後2部品のうち、前側の部品をメインフレーム側、後側の部品をピボットフレーム側に分ければ、前側の部品と後側の部品とをそれぞれの箇所に適する構造に成形することができ、左右の組立誤差を少なくすることができ、精度良く形成することができる。
また、溶接で前後2部品を結合する場合、溶接長さを小さくすることができ、短時間で溶接することが可能になり、生産性を向上させることができ、コストダウンも可能となる。
更に、メインフレームの最も断面積が小さい箇所よりも後方で車体フレームの前後2部品を結合したので、前後2部品の結合部に応力を集中し難くすることができる。
請求項2に係る発明では、フロントフレームを中空に成形することで軽量化を図ることができ、また、リヤフレームに左右方向に開放する凹部とピボット支持部とを一体に成形したので、軽量化を図りつつ後輪用サスペンションを支持し易い形状とすることができる。
請求項3に係る発明では、車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製にするとともに前後に3部品で構成したので、例えば、車体フレームの前後3部品のうち、前側の2部品をメインフレーム側、後側の1部品をピボットフレーム側に分ければ、前側の2部品と後側の1部品とをそれぞれの箇所に適する構造に成形することができ、左右の組立誤差を少なくすることができて精度良く形成することができる。
また、溶接で前後3部品を結合する場合、溶接長さを小さくすることができ、短時間で溶接することが可能になり、生産性を向上させることができる。
更に、メインフレームの最も断面積が小さい箇所よりも後方で車体フレームの3部品のうちの後側2部品を結合したので、後側2部品の結合部に応力を集中し難くすることができ、結合部の断面積をより小さくすることができて、車体フレームの軽量化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、1本のメインフレームを、車体の前後方向で2分割したので、メインフレームの左右の組立誤差を少なくすることができ、精度良く形成することができ、また、分割されたメインフレームのそれぞれの部材が造り易くなり、生産性を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、車体フレームの分割・溶接部を、メインフレームの断面積が最小となる位置より前方の部分と後方の部分の部分に設けたので、メインフレームの断面積が最小となる位置、即ち、最もフレーム剛性の低い部位を避けることにより分割・溶接部に過大な応力が発生しない。また、大型の中空鋳造が避けられるので、メインフレームの中空鋳造を容易に行うことができる。
請求項6に係る発明では、エンジンハンガ部をメインフレームと別体構造にしたので、エンジンハンガ部を重力鋳造する場合に、エンジンハンガ部の湯回りを向上させることができ、鋳造品質を高めることができる。
請求項7に係る発明では、1本のメインフレームの断面形状を、箇所により変化させた中空部材で構成したので、メインフレームを箇所により剛性を変化させることができるとともに軽量にすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車体フレームを採用した自動二輪車の側面図(第1実施形態)であり、自動二輪車10は、車体フレーム11を前側の主フレーム12と、この主フレーム12の後部上部から後方斜め上方に延ばした左右一対のシートレール13,13(手前側の符号13のみ示す。)とで構成し、主フレーム12の前端部に備えるヘッドパイプ14に操舵自在にフロントフォーク16を取付け、このフロントフォーク16の下端に前輪17を取付け、主フレーム12の前部下部及び後部下部でエンジン18及び変速機21からなるパワーユニット22を支持し、主フレーム12の後部に備えるリヤフレーム23及びこのリヤフレーム23の両側方に取付けた左右一対のブラケット24,26(手前側の符号24のみ示す。)にピボット軸27を取付け、このピボット軸27にスイングアーム28を上下スイング自在に取付け、このスイングアーム28の後端部に後輪31を取付け、スイングアーム28の上部と主フレーム12の後部上部とにリヤクッションユニット32を渡した車両である。
上記したスイングアーム28及びリヤクッションユニット32は、後輪31を懸架する後輪用サスペンション33を構成するものである。
ここで、41は前輪17の上方を覆うフロントフェンダ、42はヘッドランプ、43はメータ、44はハンドル、45はラジエータ、46は主フレーム12の上部に取付けた燃料タンク、47はエンジン18のシリンダヘッド48の後部に取付けたスロットルボディ、49はスロットルボディ47に接続したエアクリーナ、51,52はパワーユニット22を支持する支持ブラケット、53はパワーユニット22を支持するためにリヤフレーム23に設けたリヤ支持部、54はシリンダヘッド48の前部からエンジン18の下方を通って後方に延ばした排気管、56,57は複数の排気管54に集合部を介して接続した第1マフラ及び第2マフラである。
また、61,61(手前側の符号61のみ示す。)はブラケット24,26にそれぞれ取付けた左右一対のステップ支持ステー、62,62(手前側の符号62のみ示す。)はステップ支持ステー61,61にそれぞれ取付けた左右一対の運転者用ステップ、63,63(手前側の符号63のみ示す。)はステップ支持ステー61,61にそれぞれ取付けた左右一対の同乗者用ステップ、64はグラブレール、65は後輪31の上方を覆うリヤフェンダ、66はテールランプ、67はシートレール13,13に取付けたシートである。
図2は本発明に係る主フレームの側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。)であり、主フレーム12は、前側のフロントフレーム71と、このフロントフレーム71の後端に溶接にて結合したリヤフレーム23とからなる前後2部品で構成したアルミニウム合金鋳造製とした部材である。なお、72はフロントフレーム71とリヤフレーム23との溶接結合部である。
フロントフレーム71は、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形した部材であり、ヘッドパイプ14と、このヘッドパイプ14から後方へ延ばした1本のメインフレーム部74と、エンジン18(図1参照)の前部を支持するためにメインフレーム部74の前部下部から側方斜め下方且つ後方斜め下方へそれぞれ延ばした左右一対のフロント支持部75,76(手前側の符号75のみ示す。)とを一体に成形した部材である。なお、77,77はエンジン18(図1参照)の前部を支持するためにフロント支持部75,76の先端部にそれぞれ設けたエンジン支持穴である。
メインフレーム部74は、後部に断面積が最も小さい小断面部74a(この小断面部74aを通る直線を81とする。)を設け、後端に設けたフロント側結合部74bの断面積(即ち、結合部72の断面積である。)を小断面部74aの断面積よりも大きくした部分である。
車両に組み込んだ主フレーム12には、車両走行中に、前輪、フロントフォークを介してヘッドパイプ14から、あるいは、後輪、スイングアーム、ピボット軸を介してリヤフレーム23から主フレーム12を変形させようとする力が加わる。
例えば、ブレーキングの際には、前輪側からヘッドパイプ14に後向きの力が作用して、主フレーム12の全体が、前輪車軸と後輪車軸との距離、即ち、ホイールベースを短くするように変形する。
また、スロットルを開けて加速する際には、後輪の駆動力によってリヤフレーム23に前向きの力が作用して、主フレーム12の全体が、ホイールベースを短くするように変形する。
上記の場合には、小断面部74aに大きな応力が発生するが、結合部72は、小断面部74aよりも断面積が大きいので、結合部72に発生する応力は小断面部74aよりも小さくなる。
小断面部74aに対して結合部72を車両後方に設けたのは、ヘッドパイプ14側からの最大入力(例えば、フルブレーキンング時の入力である。)がリヤフレーム23側からの最大入力よりも大きくなるために、結合部72を小断面部74aより車両前方に設けた場合、結合部72に過大な応力が発生するからである。
また、結合部72が、1本のメインフレーム部74と、車体の各部を支持するリヤフレーム23とに丁度分割し易い位置でもあるからである。
リヤフレーム23は、フロントフレーム71のフロント側結合部74bの中空部83に嵌合させるために突出させたリヤ側結合部84と、パワーユニット22(図1参照)の後部を取付けるための左右一対のパワーユニット取付穴86,86(手前側の符号86のみ示す。)及び左右一対のパワーユニット取付穴87,87(手前側の符号87のみ示す。)と、シートレール13,13(図1参照)を取付けるためのシートレール取付穴91,91(手前側の符号91のみ示す。)及びシートレール取付穴92,92(手前側の符号92のみ示す。)と、リヤクッションユニット32(図1参照)の一端を取付けるための左右一対のクッション上部取付穴93,93(手前側の符号93のみ示す。)と、ピボット軸27(図1参照)を挿入するためのピボット挿入穴94と、ブラケット24,26(図1参照)を取付けるための左右一対のブラケット取付穴96,96(手前側の符号96のみ示す。)及びブラケット取付穴97,97(手前側の符号97のみ示す。)とを備え、側面に複数のリブ、例えば、左右一対のリブ101〜103(手前側の符号101〜103のみ示す。)を設けた部材である。
図3は本発明に係る主フレームの斜視図であり、鋳造にて一体成形したフロントフレーム71のメインフレーム部74に、鋳造にて一体成形したリヤフレーム23を結合させた主フレーム12を示す。
1本のメインフレーム部74は後方へほぼ直線状に延び、エンジンハンガとなるフロント支持部75,76は、メインフレーム部74から左右のほぼ下方に延びる。これらのメインフレーム部74、フロント支持部75,76は、中空とした部分である。
リヤフレーム23のブラケット取付穴96を開けたアッパブラケット取付部111(左右一対の左アッパ取付部111L、右アッパ取付部111Rからなる。)及びブラケット取付穴97を開けたロアブラケット取付部113(左右一対の左ロア取付部113L、右ロア取付部113Rからなる。)は、ピボット挿入穴94を開けたピボット支持部116(左右一対の左ピボット支持部116L、右ピボット支持部116Rからなる。)よりもそれぞれ側方に突出した部分である。
ここで、121,122は左アッパ取付部111L、左ピボット支持部116L及び左ロア取付部113Lを連結する左補強壁、123,124(符号123のみ図示。)は右アッパ取付部111R、右ピボット支持部116R及び右ロア取付部113Rを連結する右補強壁である。
図4(a)〜(c)は本発明に係る主フレームの断面図である。
(a)は図2のa−a線断面図であり、メインフレーム部74の断面を角パイプ状としたことを示す。
(b)は図2のb−b線断面図であり、フロントフレームとリヤフレームとの結合部72は、角パイプ状のフロント側結合部74bの内側に角パイプ状のリヤ側結合部84を嵌合させた部分である。
(c)は図2のc−c線断面図であり、リヤフレーム23に、その中央部をほぼ全体に亘って上下に延びる縦壁23Aを設け、この縦壁23Aから左アッパ取付部111L、右アッパ取付部111R、左ピボット支持部116L、右ピボット支持部116R、左ロア取付部113L、右ロア取付部113Rをそれぞれ左方又は右方に延ばし、アッパブラケット取付部111及びロアブラケット取付部113の幅W1をピボット支持部116の幅W2よりも大きくし、これらのアッパブラケット取付部111及びロアブラケット取付部113の端面(アッパ側左端面111a、アッパ側右端面111b、ロア側左端面113a、ロア側右端面113bである。)に取付けたブラケット24,26とピボット支持部116との間にスイングアーム28の左アーム28a及び右アーム28bを配置し、これらのブラケット24、左アーム28a、ピボット支持部116、右アーム28b、ブラケット26にピボット軸27を通すことで、ピボット支持部116とブラケット24,26とでピボット軸27を介してスイングアーム28をスイング自在に支持したことを示す。
また、左補強壁121,122(左補強壁121のみ示す。)及び右補強壁123,124(右補強壁123のみ示す。)を、ピボット支持部116側からアッパブラケット取付部111側へ徐々に幅広とし、ピボット支持部116側からロアブラケット取付部113側へ徐々に幅広とすることで、アッパブラケット取付部111及びロアブラケット取付部113を補強したことを示す。なお、126,127は縦壁23Aよりも車両側方であってアッパブラケット取付部111とロアブラケット取付部113との間に出来る凹部である。
このように、リヤフレーム23は、左右割りの型で鋳造することにより、左右方向に開放した凹部126,127と、左右方向に突出するピボット支持部116とを一体に成形したものである。
図5は本発明に係る主フレームの背面図であり、リヤフレーム23は、後壁23Bにリヤクッションユニット32の左右を覆うために左右縁部からそれぞれ後方に一体に突出させた起立壁131,132を備える。なお、134,135はリヤクッションユニット32の上端部32aを取付けるクッション上部取付穴93(図2参照)をそれぞれ開けたクッション上部取付部(図2参照)、136は左右の起立壁131,132間のリヤクッションユニット32の一部を収納する空間、32bはリヤクッションユニット32をスイングアーム28(図1参照)に取付ける下端部である。
図6は本発明に係るリヤフレームへのリヤクッションユニットの取付状態を示す断面図(一部側面図)であり、起立壁131,132間(奥側の起立壁132のみ示す。)に位置し且つ後壁23Bの一部を構成する後底壁23Cは、リヤクッションユニット32にほぼ沿って設けた部分であり、クッション上部取付部134,135(クッション上部取付部135のみ示す。)は、上記の後底壁23C及び起立壁131,132から突出させた部分である。
上記した起立壁131,132は、鋳造にて容易に形成することができ、例えば、溶接にて別部材とした起立壁を取付けるのに比べて、容易に形成することができ、コスト低減、生産性向上を図ることができる。また、起立壁131,132には、補強リブの役目もあるから、別体の補強材を取付けるのに比べて、リヤフレーム23の強度・剛性を容易に向上させることができる。
以上の図1及び図2に示したように、本発明は第1に、前端に前輪用サスペンションとしてのフロントフォーク16を支持するヘッドパイプ14を設け、このヘッドパイプ14から後方へ1本のメインフレームとしてのメインフレーム部74を延ばし、このメインフレーム部74の後部からほぼ下方に後輪用サスペンション33を支持するピボットフレームとしてのリヤフレーム23を延ばした自動二輪車10の車体フレーム11において、この車体フレーム11を構成する主フレーム12をアルミニウム合金鋳造製の前後2部品、即ち、前側のフロントフレーム71と後側のリヤフレーム23とで構成し、メインフレーム部74の長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所としての小断面部74aを設け、この小断面部74aよりも後方で前後2部品を結合したことを特徴とする。
主フレーム12をアルミニウム合金鋳造製とし、フロントフレーム71とリヤフレーム23とで構成したので、例えば、主フレーム12の前後2部品のうち、前側の部品をフロントフレーム71側、後側の部品をリヤフレーム23側に分ければ、フロントフレーム71とリヤフレーム23とをそれぞれの箇所に適する構造に成形することができ、左右の組立誤差を少なくすることができ、精度良く形成することができる。
また、溶接でフロントフレーム71とリヤフレーム23とを結合する場合、溶接長さを小さくすることができ、短時間で溶接することが可能になり、生産性を向上させることができる。
更に、メインフレーム部74の小断面部74aよりも後方でフロントフレーム71とリヤフレーム23とを結合したので、フロントフレーム71とリヤフレーム23との結合部72に応力を集中し難くすることができ、結合部72の断面積をより小さくすることができて、主フレーム12、ひいては、車体フレーム11の軽量化を図ることができる。
本発明は第2に、図2及び図4(a)〜(c)に示したように、メインフレーム部74の前部を構成するフロントフレーム71を、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形するとともに、メインフレーム部74の後部を構成するリヤフレーム23を、左右割りの型で鋳造することにより、左右方向に開放した凹部126,127と、左右方向に突出するピボット支持部116とを一体に成形したことを特徴とする。
フロントフレーム71を中空に成形することで軽量化を図ることができ、また、リヤフレーム23に左右方向に開放する凹部126,127とピボット支持部116とを一体に成形したので、軽量化を図りつつピボット支持部116で後輪用サスペンション33(図1参照)を支持し易い形状とすることができる。
図7は本発明に係る主フレーム(第2実施形態)の側面図であり、車体フレーム139を構成する主フレーム140は、前側のフロントフレーム141と、このフロントフレーム141の後端に溶接にて結合したリヤフレーム142とからなるアルミニウム合金鋳造製とした部材である。
フロントフレーム141は、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形した部材であり、前部半体143と、この前部半体143の後端に溶接にて結合した後部半体144との2部品で構成される。なお、145は前部半体143と後部半体144との第1結合部、146は後部半体144とリヤフレーム142との第2結合部である。
このように、主フレーム140は前後に3分割した部材である。
また、フロントフレーム141は、ヘッドパイプ148と、このヘッドパイプ148から後方へほぼ直線状に延ばした1本のメインフレーム部151と、エンジン18(図1参照)の前部を支持するためにメインフレーム部151の前部下部から側方斜め下方且つ後方斜め下方へそれぞれ延ばした左右一対のフロント支持部152,153(手前側の符号152のみ示す。)とからなる。
メインフレーム部151は、前部フレーム部155と、この前部フレーム155の後端に溶接にて結合した後部フレーム部156とからなる。即ち、メインフレーム部151は、前後に2分割した部分である。前部フレーム部155及び後部フレーム部156共に角パイプ状の断面を有する部材である。なお、158,158はエンジン18(図1参照)の前部を支持するためにフロント支持部152,153の先端部にそれぞれ設けたエンジン支持穴である。
このように、メインフレーム部151を、前部フレーム部155と後部フレーム部156とに分割したことで、前部フレーム部155及び後部フレーム部156をそれぞれ小さい形状にすることができ、鋳造を容易に行うことができるとともに、鋳造時の湯回り性を向上させることができて、鋳造品質を高めることができる。
メインフレーム部151は、後部フレーム部156のほぼ中央に断面積が最も小さい小断面部151a(この小断面部151aを通る直線を161とする。)を設け、第1結合部145及び第2結合部146のそれぞれの断面積を小断面部151aの断面積よりも大きくし、第1結合部145の断面積を第2結合部146よりも大きくした部分である。
第1結合部145は、前部フレーム部155の後端に設けた第1前側結合部145a(凸部である。)と、後部フレーム部156の前端に設けた第1後側結合部145b(凹部である。)とからなる。
第2結合部146は、後部フレーム部156の後端に設けた第2前結合部146a(凹部である。)と、リヤフレーム142の前端に設けた第2後側結合部146b(凸部である。)とからなる。
小断面部151aに対して第2結合部146を後方に設けたのは、ヘッドパイプ148側からの最大入力に対して、リヤフレーム142側からの最大入力が小さくなるためであり、小断面部151aに対して第1結合部145を前方に設けたのは、第1結合部145に第2結合部146よりも大きな入力が作用しても、第1結合部145の断面積を第2結合部146の断面積よりも大きくすることで曲げ応力を第2結合部146並に小さくすることができたからである。
また、第2結合部146は、メインフレーム部151と、車体の各部を支持するリヤフレーム142とに丁度分割し易い位置でもあるからである。
リヤフレーム142は、パワーユニット22(図1参照)の後部を取付けるための左右一対のパワーユニット取付穴165,165(手前側の符号165のみ示す。)及び左右一対のパワーユニット取付穴167,167(手前側の符号167のみ示す。)と、シートレール13,13(図1参照)を取付けるためのシートレール取付穴171,171(手前側の符号171のみ示す。)及びシートレール取付穴172,172(手前側の符号172のみ示す。)と、リヤクッションユニット32(図1参照)の一端を取付けるための左右一対のクッション上部取付穴173,173(手前側の符号173のみ示す。)と、ピボット軸27(図1参照)を挿入するためのピボット挿入穴174と、ブラケット24,26(図1参照)を取付けるための左右一対のブラケット取付穴176,176(手前側の符号176のみ示す。)及びブラケット取付穴177,177(手前側の符号177のみ示す。)とを備え、左右割りの型で鋳造したものである。
図8(a),(b)は本発明に係る主フレーム(第3実施形態)の側面図である。なお、図7に示した第2実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
(a)において、車体フレーム179を構成する主フレーム180は、前側のフロントフレーム181と、このフロントフレーム181の後端に溶接にて結合したリヤフレーム142とからなるアルミニウム合金鋳造製とした部材である。なお、183はフロントフレーム181とリヤフレーム142との溶接結合部である。
結合部183は、フロントフレーム181の後端に設けたフロント側結合部183a(凹部である。)と、リヤフレーム142側に設けたリヤ側結合部183b(凸部である。)とを結合した部分である。
フロントフレーム181は、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形した部材であり、ヘッドパイプ148と、このヘッドパイプ148から後方へほぼ直線状に延ばしたメインフレーム部184と、エンジン18(図1参照)の前部を支持するためにメインフレーム部184の前部下部に溶接にて結合するとともに側方斜め下方且つ後方斜め下方へそれぞれ延ばした左右一対のフロント支持部185,186(手前側の符号185のみ示す。)とからなる。
メインフレーム部184は、後部に断面積が最も小さい小断面部184a(この小断面部184aを通る直線を187とする。)を設け、結合部183の断面積を小断面部184aの断面積よりも大きくした部分である。
上記の一体成形したヘッドパイプ148及びメインフレーム部184は、フロント上部フレーム部188を構成する部分である。
図中の191,192(手前側の符号191のみ示す。)はフロント上部フレーム部188と左右のフロント支持部185,186との下部結合部、193,193はフロント支持部185,186の先端部にそれぞれ設けたエンジン支持穴である。
(b)は(a)のb矢視図であり、下部結合部191は、左上部結合部191a(凸部である。)と左下部結合部191b(凹部である。)とを結合した部分であり、下部結合部192は、右上部結合部192a(凸部である。)と、右下部結合部192b(凹部である。)とを結合した部分である。
このように、フロントフレーム181に下部結合部191,192を設けることで、フロントフレーム181を、それぞれ小型のフロント上部フレーム部188とフロント支持部185,186とに分けることができ、鋳造し易くするとともに、フロント支持部185,186では、細長い形状でも湯回りを向上させることができ、鋳造品質を高めることができる。
図9は本発明に係る車体フレーム(第4実施形態)の斜視図である。
車体フレーム201は、主フレーム202と、この主フレーム202の後部上部に取付けた左右一対のシートレール203,204と、主フレーム202の後部下部及びシートレール203,204のぞれぞれに渡して取付けた左右のサブフレーム206,207とからなる。なお、208,209は左右のシートレール203,204に渡したクロス部材である。
主フレーム202は、前部上部に設けたフロントフレーム211と、このフロントフレーム211の後端に溶接にて結合したリヤフレーム212と、フロントフレーム211の前部下部及びリヤフレーム212の下部のそれぞれに溶接にて結合したロアフレーム213とからなるアルミニウム合金鋳造製とした部材である。なお、215はフロントフレーム211とリヤフレーム212との第1結合部、216はフロントフレーム211とロアフレーム213との第2結合部、217,218はリヤフレーム212とロアフレーム213との第3結合部、第4結合部である。
フロントフレーム211は、ヘッドパイプ221と、このヘッドパイプ221から後方へ延ばした1本のメインフレーム部222と、ヘッドパイプ221から後方斜め下方に延ばしたダウンフレーム223と、メインフレーム部222及びダウンフレーム223のそれぞれに渡した補強部材224とからなる。
メインフレーム部222は、後端からヘッドパイプ221へ徐々に断面積を大きくした、即ち、断面形状を、箇所により変化させた中空部材で構成した部分である。
上記のヘッドパイプ221、メインフレーム部222及びダウンフレーム223は、鋳造時に中子を入れることにより中空に一体成形したほぼV字形状のV字フレーム226を構成する部材である。
リヤフレーム212は、本体部231と、この本体部231の上部後部にシートレール203,204を取付けるために突出させて設けた後方突出部232とからなり、本体部231の上部前部に第1結合部215を設け、本体部231の下部前部に第3結合部217及び第4結合部218を設けた部材である。なお、234は本体部231の前面に設けた空洞部、236,236はピボット軸27(図1参照)を取付けるために本体部231の両側面から空洞部234に貫通させたピボット軸貫通穴である。
ロアフレーム213は、ダウンフレーム223の延長線上に設けた延長部241と、この延長部241の下部に設けた二股形状の下部連結部242と、この下部連結部242に備える左右の下部端部242a,242bにそれぞれ一端を結合するとともに他端をリヤフレーム212に結合した左フレーム243及び右フレーム244とからなる。
上記の延長部241及び下部連結部242は、鋳造時に中子を入れることにより中空に一体成形した下部中空フレーム246を構成する部材である。
以上の図7に示したように、本発明は第3に、前端に前輪用サスペンションを支持するヘッドパイプ148を設け、このヘッドパイプ148から後方へ1本のメインフレームとしてのメインフレーム部151を延ばし、このメインフレーム部151の後部からほぼ下方に後輪用サスペンションを支持するピボットフレームとしてのリヤフレーム142を延ばした自動二輪車10(図1参照)の車体フレーム139において、この車体フレーム139、詳しくは、主フレーム140を、アルミニウム合金鋳造製にするとともに前後に3部品(即ち、前側のフロントフレーム141を構成する前部半体143、中間のフロントフレーム141を構成する後部半体144、後側のリヤフレーム23)で構成し、メインフレーム部151の長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所としての小断面部151aを設け、この小断面部151aよりも後方で3部品を結合したことを特徴とする。
これにより、例えば、主フレーム140の前後3部品のうち、前側の2部品をメインフレーム部151側、後側の1部品をリヤフレーム142側に分ければ、前側の2部品と後側の1部品とをそれぞれの箇所に適する構造に成形することができ、左右の組立誤差を少なくすることができ、精度良く形成することができる。
また、溶接で前後3部品を結合する場合、溶接長さを小さくすることができ、短時間で溶接することが可能になり、生産性を向上させることができる。
更に、メインフレーム部151の小断面部151aよりも後方でフロントフレーム141とリヤフレーム142とを結合したので、フロントフレーム141とリヤフレーム142との第2結合部146に応力を集中し難くすることができ、第2結合部146の断面積をより小さくすることができて、主フレーム140、ひいては、車体フレーム11の軽量化を図ることができる。
本発明は第4に、1本のメインフレーム部151を、車体の前後方向で2分割したことを特徴とする。
これにより、メインフレーム部151の左右の組立誤差を少なくすることができ、精度良く形成することができ、また、分割されたメインフレーム部151のそれぞれの部材が造り易くなり、生産性を向上させることができる。
本発明は第5に、主フレーム140の分割・溶接部を、メインフレーム部151の断面積が最小となる位置(即ち、小断面部151a)に対して前方の部分(即ち、前部フレーム部155)と後方の部分(即ち、後部フレーム部156)とにそれぞれ設けたことを特徴とする。
これにより、メインフレーム部151の断面積が最小となる小断面部151aを避けることにより第1結合部145及び第2結合部146に過大な応力が発生しない。また、大型の中空鋳造が避けられるので、メインフレーム部151の中空鋳造を容易に行うことができる。
本発明は第6に、図8に示したように、エンジン18(図1参照)を支持するために車体フレーム179に設けたエンジンハンガ部としてのフロント支持部185,186を、メインフレーム部181と別体構造にしたことを特徴とする。
フロント支持部185,186をメインフレーム部181と別体構造にしたので、フロント支持部185,186を重力鋳造する場合に、フロント支持部185,186の湯回りを向上させることができ、鋳造品質を高めることができる。
本発明は第7に、図9に示したように、1本のメインフレーム部222の断面形状を、箇所により変化させた中空部材で構成したことを特徴とする。
これにより、メインフレーム部222を箇所により剛性を変化させることができるとともに軽量にすることができる。
尚、本実施形態では、図2に示したように、主フレーム12のフロントフレーム71とリヤフレーム23とを溶接にて結合したが、これに限らず、フロントフレーム71とリヤフレーム23とをボルト・ナットで結合してもよい。
本発明は、メインフレームを1本とし、アルミニウム合金を材料として鋳造した車体フレームを備える自動二輪車に好適である。
本発明に係る車体フレームを採用した自動二輪車の側面図(第1実施形態)である。 本発明に係る主フレームの側面図である。 本発明に係る主フレームの斜視図である。 本発明に係る主フレームの断面図である。 本発明に係る主フレームの背面図である。 本発明に係るリヤフレームへのリヤクッションユニットの取付状態を示す断面図(一部側面図)である。 本発明に係る主フレーム(第2実施形態)の側面図である。 本発明に係る主フレーム(第3実施形態)の側面図である。 本発明に係る車体フレーム(第4実施形態)の斜視図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11,139,179…車体フレーム、12,140,180…車体フレーム(主フレーム)、14,148…ヘッドパイプ、16…前輪用サスペンション(フロントフォーク)、23,71,142,143,144,155,156…部品(リヤフレーム、フロントフレーム、リヤフレーム、前部半体、後部半体、前部フレーム部、後部フレーム部)、33…後輪用サスペンション、74,151,184…メインフレーム(メインフレーム部)、74a…最も断面積が小さい箇所(小断面部)、116…ピボット支持部、126,127…凹部、145,146…分割・溶接部(第1結合部、第2結合部)、151a…断面積が最小となる位置(小断面部)、185,186…エンジンハンガ部(フロント支持部)。

Claims (7)

  1. 前端に前輪用サスペンションを支持するヘッドパイプを設け、このヘッドパイプから後方へ1本のメインフレームを延ばし、このメインフレームの後部からほぼ下方に後輪用サスペンションを支持するピボットフレームを延ばした自動二輪車の車体フレームにおいて、
    この車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製の前後2部品で構成し、
    前記メインフレームの長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所を設け、この箇所よりも後方で前記前後2部品を結合したことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 前記メインフレームの前部を構成するフロントフレームは、鋳造時に中子を入れることにより中空に成形されるとともに、前記メインフレームの後部を構成するリヤフレームは、左右割りの型で鋳造することにより、左右方向に開放した凹部と、左右方向に突出するピボット支持部とを一体に成形したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車体フレーム。
  3. 前端に前輪用サスペンションを支持するヘッドパイプを設け、このヘッドパイプから後方へ1本のメインフレームを延ばし、このメインフレームの後部からほぼ下方に後輪用サスペンションを支持するピボットフレームを延ばした自動二輪車の車体フレームにおいて、
    この車体フレームを、アルミニウム合金鋳造製にするとともに前後に3部品で構成し、
    前記メインフレームの長手方向のほぼ中心に最も断面積が小さい箇所を設け、この箇所よりも後方で前記3部品のうちの後側2部品を結合したことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  4. 前記1本のメインフレームが、車体の前後方向で2分割されたことを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の車体フレーム。
  5. 前記車体フレームの分割・溶接部を、前記メインフレームの断面積が最小となる位置に対して前方の部分と後方の部分とにそれぞれ設けたことを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の車体フレーム。
  6. エンジンを支持するために前記車体フレームに設けたエンジンハンガ部を、前記メインフレームと別体構造にしたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の車体フレーム。
  7. 前記1本のメインフレームの断面形状を、箇所により変化させた中空部材で構成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の車体フレーム。
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