JP2003130808A - 欠陥検査方法及びその装置 - Google Patents

欠陥検査方法及びその装置

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JP2003130808A
JP2003130808A JP2001330113A JP2001330113A JP2003130808A JP 2003130808 A JP2003130808 A JP 2003130808A JP 2001330113 A JP2001330113 A JP 2001330113A JP 2001330113 A JP2001330113 A JP 2001330113A JP 2003130808 A JP2003130808 A JP 2003130808A
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Yukihiro Shibata
行広 芝田
Shunji Maeda
俊二 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明の光源にレーザを用いることによって発生
する時間的・空間的コヒーレンスの問題、を解決して、
光量の大きいレーザを用いて高速に高感度でパターンの
欠陥を検査することを可能にする。 【解決手段】上記した課題を解決するために、DUVか
らVUV領域の複数の波長のレーザ光を照明する構成と
した。これにより、レーザ光の時間的・空間的コヒーレ
ンスも低減させた。また、VUV光とDUV光とを照明
した場合に発生する、色収差を補正するために、それぞ
れの波長の光を同軸照明とし、補正しきれない色収差
は、検出光路を波長に対応した2系統に分岐し、それぞ
れの波長の像面にイメージセンサを配置して検出するよ
うにした。これにより、解像度が高く、欠陥検査上のノ
イズも低減した画像を検出することを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程や
フラットパネルデイスプレイの製造工程に代表される薄
膜プロセスを経て基板上に形成されたパターンの欠陥や
異物欠陥などの検査や観察に用いる光学系とこの光学系
を用いた欠陥検査方法及びその装置、並びに検査情報の
効率的な活用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜プロセスを経て基板上に形成された
微細なパターンの欠陥を検出するためには、フォーカス
及びコントラストが高精度に調整された高品位の画像を
得る必要がある。
【0003】従来欠陥検査の分野においてこのような高
品位の画像を得るための技術として、特開2000−3
23542号公報に開示されている対象物の画像検出方
法に関するものがある。この従来技術は、光源にブロー
ドバンドの白色光源を用いて、白色光の各波長帯域ごと
にZ方向の異なる場所に焦点を持たせ、対象物に段差が
ある場合に、対象物の表層と底面にピントが合うように
2系統のイメージセンサを配置して像を検出するもので
ある。この2系統のイメージセンサは、対物レンズの縦
色収差に応じて、物体面にピントの合う位置は光軸方向
に異なっている。従って、対物レンズの縦色収差を利用
して、物体の異なる面をそれぞれのイメージセンサで画
像を検出するものである。尚、検出光路において、2系
統のイメージセンサ用に光路を分岐してから、それぞれ
のイメージセンサに到達するまでの光路には、それぞれ
の縦色収差に対応した光が透過するようにバンドパスフ
ィルタが配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ウェ
ハ上の異なる面の画像を2系統のイメージセンサを用い
て検出し、それぞれのイメージセンサにピントのあった
画像を採用するものである。従って、2系統のイメージ
センサで検出した画像から、新たな画像を生成するもの
ではなく、ウェハ上の定められた領域について、2系統
のイメージセンサで検出した画像のどちらかを選択し
て、欠陥検査に使うものである。しかし、半導体に代表
される薄膜製造プロセスにおいては、CMP(Chemical
Mechanical Polishing)処理によりウェハ表面は平坦化
処理が施されており、上記のような2つのイメージセン
サでウェハ上の異なる高さの画像を検出する必要はな
い。また、仮にウェハ上に段差があったとしても、ロジ
ック製品では、構造が複雑であるため、2系統のイメー
ジセンサで検出した画像の使い分けができない。
【0005】微細なパターンの欠陥を高精度に検出する
には、照明光の波長を短波長化しなければならず、一般
に、短波長の光源で検査に必要な十分な光量を確保する
ためには、レーザ光源を用いなければならない。しか
し、照明にレーザ光源を用いる場合、光の干渉の問題、
即ち時間的・空間的コヒーレンスの問題や試料表面に形
成された薄膜によって生ずる干渉ノイズの問題、背景パ
ターンとの明るさのコントラストの問題、パルス照明光
の照度変動の問題等が発生する。
【0006】本発明の目的は、上記したような照明の光
源にレーザを用いることによって発生する時間的・空間
的コヒーレンスの問題、を解決して、光量の大きいレー
ザを用いて高速に高感度でパターンの欠陥を検査するこ
とを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、照明光の短波長化を図って光学系
の基本解像度を向上させる構成とした。対象波長は、D
UV(Deep Ultra Violet)からVUV(Vacuum Ultra Vio
let)光を対象としている。これらの波長域における光源
としては、VUV領域としてF2レーザ(波長157nm)
がある。欠陥検査用光学系として、これらのレーザ光を
照明に用いるためには、2つの技術課題がある。1つ
は、物体表面上に形成された光学的に透明な層間絶縁膜
の膜厚むらに伴う検出画像の明るさむらの低減とコヒー
レンシの低減である。絶縁膜の膜厚むらに伴う明るさむ
らは、複数の波長の光を照明する構成とすることにより
低減した。また、この複数の波長の照明により、時間的
コヒーレンスも低減することができる。
【0008】しかし、DUVからVUV領域の光は、透
過率の高い硝材が限定されるため、例えばVUV光とD
UV光を同軸照明した場合、色収差補正は不可能であ
る。そこで、それぞれの波長の光を同軸照明し、補正し
きれない色収差は、検出光路を波長に対応した2系統に
分岐し、それぞれの波長の像面にイメージセンサを配置
して検出する。これにより、目的とする物体面(同一
面)について、2つの波長域でピントの合った2画像を
検出する。この2つの画像を電気的に合成(2つの画像
を用いて新たな画像を生成)することにより、解像度が
高く、欠陥検査上のノイズも低減した画像を検出するこ
とが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、DUV〜VUV領域
の光を照明光として用い、基本解像度を向上するように
した。本発明者らは、照明に偏光を用いることにより、
より微細な欠陥でもより高い解像度(高コントラスト)
の画像が得られるということを見出した。しかし、照明
にレーザ光源を用いると、光学部品の表面で反射して検
出器に入る、いわゆる迷光の影響を受けて、検出感度が
低下してしまう。本発明では、この迷光による検出感度
低下の影響を回避するために、照明光学系に光路長の異
なる複数の光路を設け、それぞれの光路を経て試料上に
到達した照明光による画像を検出するようにした。
【0010】また、試料表面の光学的に透明な膜の膜厚
の影響を低減するために、複数の波長の照明光を同軸方
向から照明する方式を実現するために、レンズ系で補正
しきれない色収差は、検出光路上で波長ごとに光路を分
岐して、それぞれの波長ごとの像を検出する構成とし
た。これら波長ごとに検出した画像を合成して1つの画
像として画像処理を行い、欠陥を検出する。また、欠陥
検出上有利な画像が検出できるように、ウェハ上で正反
射した0次光の振幅を抑制し、高次回折光の振幅とバラ
ンスが調整できるようにする。さらに、薄膜干渉の影響
を低減する照明方式として、ブリュースター角照明また
は全反射角照明を採用した。
【0011】本発明の実施形態の一例を、図1に示す。
異なる波長のレーザ光源2及び3から出射したレーザ光
を、ダイクロイックミラー8で同軸化して1本のレーザ
光4とする。このレーザ光4は偏光ビームスプリッター
(Polarizing Beam Splitter:以下PBSと記す)7に入射し
て、このPBS7を透過するP偏光成分とPBS7で反
射して光軸を直角方向に曲げて出射するS偏光成分とに
分離される。光軸を直角方向に曲げて出射したS偏光成
分は、光路差光学系10に入射する。光路差光学系10
に入射したS偏光成分の光は光路差を受けて、再びPB
S7cで先にPBS7で分岐した光と同軸化される。こ
れらの光は空間コヒーレンス低減部15を透過した後、
位相差量の異なる波長板50,51、対物レンズ20を
透過してウェハ1を照明する。
【0012】ウェハ1上のパターンで反射・回折・散乱
した光のうち、対物レンズ20のNA(Numerical Apert
ure)内に伝搬した光は、再び対物レンズ20に捕捉さ
れ、像面に光学像を結像する。尚、像検出光路において
は、照明系に配置したダイクロイックミラー5と同様の
分岐特性を持つダイクロイックミラー25を配置してお
り、それぞれの波長で形成された光学像をそれぞれのイ
メージセンサ30,35で検出する。これは、レーザ光
の波長に応じてレンズの硝材が限られ、色収差を補正す
ることができなくなるため、レーザ光源2及び3のそれ
ぞれの波長に応じた結像位置にイメージセンサを配置す
るものである。
【0013】本発明では、従来のUV光(紫外光:波長
(λ)=365nm)を照明光源として用いた検査装置
では検出が困難であった20〜30nm程度の極微小な
欠陥を検出できるようにするために、より波長の短いD
UV光(遠紫外光:λ=300〜180nm程度)やV
UV光(真空紫外光:λ=180〜100nm程度、F
2レーザの場合は、λ=157nm)を照明光源として
用いるようにした。また、照明光源としてレーザを用い
た場合、レーザが有する高いコヒーレンスに起因する光
の干渉の問題が発生する。本発明では、この問題を解決
するために、2波長照明を採用して、時間的コヒーレン
スを低減するようにした。
【0014】2系統のイメージセンサ30,35で検出
した画像信号は、それぞれのA/D変換回路52,53
でデジタル濃淡画像化される。これらのデジタル濃淡画
像は、レーザ光の照度変動モニタ33で検知した照度変
動を正規化するため、照度変動補正回路60に入力さ
れ、照明光量の変動を正規化する。それぞれ照度補正さ
れたデジタル濃淡画像は、複数の画像を1つの画像に合
成するため、画像合成回路80に入力される。画像合成
回路80は、例えば2画像を電気的に足し合わせて、合
成画像を作成する。この合成された画像は、画像処理部
85に入力され、画像の欠陥を抽出する計算を行う。
尚、2系統のイメージセンサのうち、どちらか1つのイ
メージセンサで検出した画像を用いて検査することが可
能なように、画像合成回路80で画像合成しないモード
も可能な構成になっている。
【0015】画像処理部85で抽出した欠陥情報(欠陥
の座標やサイズ及び分類結果など)は、欠陥表示が可能
な表示用画面を備えたオペレーティングコンピュータ9
5に転送される。また、検査情報管理システム296に
も同様の情報が格納される。ウェハ1を搭載しているθ
ステージ110,Zステージ115,Xステージ12
0,Yステージ125は、機構制御部(MC)90でコ
ントロールされている。また、オペレーティングコンピ
ュータ95は、検査装置をオペレーティングするもので
あり、機構部の動作を行う場合は、機構制御部90に指
示を出す。また、検査条件の設定など作業者とのインタ
ーフェースもオペレーティングコンピュータ95で行
う。
【0016】また、本発明では、VUV領域の光源を搭
載する。このため、光路中での光の減衰を最小限にする
ため、レーザ光源2及び3を出射したレーザ光がイメー
ジセンサ30及び35に達するまでの光の経路を含む領
域38を窒素でパージする。なお、対物レンズ20とウ
ェハ1の間(Working Distance)は大気環境とする。これ
により、ウェハ1は大気環境での取り扱いが可能であ
り、装置コストの低減及びウェハ搬送性を向上すること
が可能となる。
【0017】また、本実施例では、レーザ光源を用いて
説明したが、レーザ光源をランプ光源に変更することな
ども容易に考えられる。また、200nm以下の波長の
照明光を用いることにより、解像度が向上し、大きさが
30〜20nm程度の極微細な欠陥を検出することが可
能となる。
【0018】光路差光光学系10について、図1及び図
2を用いて説明する。異なる波長のレーザ光源2及び3
から出射してダイクロイックミラー8で同軸化したレー
ザ光4はPBS7で透過光(P偏光)と反射光(S偏
光)とに分岐される。PBS7で反射したS偏光成分は
光路差光学系10に導かれる。このS偏光は、1/2波
長板8を通過することにより、PBS7a、7b及び全
反射ミラー101と102とで形成される周回光路のP
BS7aに対してP偏光になるように位相差が与えられ
て、PBS7aを透過する。
【0019】透過した光は全反射ミラー101と102
とで反射されて、1/2波長板11を通過することによ
り、周回光路の出口側のPBS7bに対してP偏光成分
とS偏光成分とが同等になるように位相差が与えられ
る。このため、周回光路の出口側のPBS7bに入射し
た光は、S偏光成分がPBS7aの側に反射されて再び
周回光路に入る。これに対して、P偏光成分はPBS7
bを透過して1/2波長板12に入射し、PBS7cに
対してS偏光になるように位相差が与えられたのち、P
BS7cに入射する。このPBS7で反射されて周回行
路を経由した後にPBS7cに入射したS偏光は、PB
S7を透過してPBS7cに入射したP偏光と同軸化さ
れ、物体1を照明する照明光となる。
【0020】なお、周回光路においては、2周目以降も
PBS7bにおいて、反射と透過の分岐が繰り返され、
反射したS偏光は、さらに周回を繰り返す。さらに、P
BS7で反射されて周回光路を経由してPBS7cに入
射するS偏光の光路長とPBS7を透過して直接PBS
7cに入射するP偏光の光路長との差は、以下に示すレ
ーザ光4の可干渉距離以上の距離を持っており、PBS
7cで同軸化された光の時間的コヒーレンスが低減され
る。尚、(数1)に可干渉距離Lを求める数式を示す。
【0021】
【数1】
【0022】可干渉距離Lは、照明光の中心波長λcの
2乗に比例し、照明光の波長幅に反比例する。例えば、
照明光源として真空紫外光(VUV光)を発生するF2
レーザ(λ=157nm)を用いた場合の可干渉距離L
は数十mmである。
【0023】ここで、PBS7でP偏光とS偏光とを分
岐する分岐比を計算する一例を、図3に示す。PBS7
に入射したレーザ光4のP偏光成分はPBS7を透過
し、S偏光成分は反射する。このため、入射したレーザ
光4がP偏光の振動方向に対して角度θに振動面を有す
る直線偏光であった場合は、(数2)により、透過する
光量が求まる。
【0024】
【数2】
【0025】他の方式による光路差光学系10'の一例
を、図4に示す。図4の場合、PBS47にレーザ光4
が入射してS偏光成分が反射されP偏光成分が透過する
ところまでは、図1及び図2で説明した構成と同じであ
る。図4の構成において、PBS47で反射されたレー
ザ光4のS偏光成分は、第1の光路差光学系17の側に
出射する。この第1の光路差光学系17は、2枚の全反
射ミラー103と104とで構成されている。このよう
な構成において、第1の光路差光学系17に入ったS偏
光光は、2枚の全反射ミラー103と104とで反射さ
れてPBS47aに入射し、PBS47を透過したP偏
光と再び同軸化される。ここで、第1の光路差光学系1
7の光路長は、PBS47を透過して直接PBS47a
に入射するP偏光の光路長と、可干渉距離以上の差があ
る。
【0026】PBS47aで合成された光は、1/4波
長板48を通過することにより円偏光になり、PBS4
7bに入射して再びP偏光成分とS偏光成分とに分離さ
れ、S偏光成分は第2の光路差光学系18に入射する。
この第2の光路差光学系18に入射したS偏光は、2枚
の全反射ミラー105と106とにより反射されて、P
BS47cに入射してPBS47bを透過したP偏光成
分と再び合成される。この第2の光路差光学系18の光
路長は、第1の光路差光学系17の光路長よりも、レー
ザ光4の可干渉距離に相当する距離以上長い。
【0027】ここで、第2の光路差光学系18に入射す
るS偏光は、PBS47aで合成されたP偏光成分とS
偏光成分とが1/4波長板48を透過することにより円
偏光に変換された光から分岐されたものなので、その振
幅は、第1の光路差光学系17を通過した光(S偏光成
分)と通過しなかった光(P偏光成分)のそれぞれの振
幅の半分になる。
【0028】ここで、第1の光路差光学系17を通過す
るS偏光の光路長と第1の光路差光学系17を通過せず
にPBS47からPBS47aに直接到達するP偏光の
光路長との差をL1,第2の光路差光学系18を通過す
るS偏光の光路長と第2の光路差光学系18を通過せず
にPBS47bからPBS47cに直接到達するP偏光
の光路長との差をL2とする。この場合、第1の光路差
光学系17と第2の光路差光学系18により、互いの光
路長の差がそれぞれ可干渉距離よりも大きい4系統の光
線が形成される。これは、(1)2系統の光路差を通過し
ていない(光路差0)光線(2)第1の光路差光学系のみ
を通過した光線(光路差L1)(3)第2の光路差光学系
のみを通過した光線(光路差L2)(4)第1及び第2の
光路差光学系を通過した光線(光路差L1+l2)であ
る。この4系統の光線のそれぞれの振幅は、原理上同等
である。しかし、実際上は振幅に多少の差が生じること
がある。この場合、1/4波長板の設定状態によって、
このバランスを調整することが可能である。
【0029】このように大きな光路長差を持つ4系統の
光を照明光として用いることにより、イメージセンサ3
0及び35上における迷光(光学部品などで不要な反射
をして、ウェハに届かずに直接イメージセンサに到達す
る光など)による干渉の影響を低減することができる。
これによりノイズのレベルが低減できて、欠陥検査の閾
値のレベルを低く押さえることが可能になり、高感度な
欠陥検査を実現することができる。
【0030】さらに、図1及び図2では1/2波長板を
用いた場合について、また、図4では1/4波長板を用
いた場合について説明したが、波長板の設定の仕方によ
っては、どちらの波長板を用いても同様の効果を得るこ
とができる。従って、図2及び図4に示した構成は、ほ
んの一例であり、様々なアプリケーションが可能であ
る。
【0031】次に、図5を用いてレーザ光の空間的コヒ
ーレンス低減部15の詳細を説明する。光路差光学系1
0又は10'を通ったレーザ光4は、ビームエキスパン
ダ151に入射してビーム径が拡大された後、第1の拡
散板150に入射し、レーザ光の指向性が拡散される。
【0032】次に、この拡散光は、第1のレンズ系15
2を透過した後、ロッドレンズで構成されるフライアイ
レンズ155に入射する。フライアイレンズ155の射
出端においては、第1の拡散板150の拡散度に応じ
て、点光源群が形成され、これが2次光源となる。この
2次光源を射出した光は、第2の拡散板160に入射す
る。この第2の拡散板160は回転可能な構成となって
おり、モータ165によって回転駆動される。モータ1
65により第2の拡散板160を回転させると、第2の
拡散板160に入射した光の位相が時間的に乱されるた
めに、コヒーレンスが低減される。この第2の拡散板1
60を透過した光は、第2のレンズ系153により、対
物レンズ20の射出瞳21の位置に2次光源像を結像す
る。これにより、物体面において、照度分布の均一なケ
ーラー照明となる。なお、先に示した光路差光学系と第
1及び第2の拡散板さらにはフライアイレンズ155を
組合わせることにより、レーザ光の時間的・空間的なコ
ヒーレンスを低減することができる。
【0033】ここで、第2の拡散板160の構成の一例
を、図6に示す。拡散板はドーナッツ上に配置されてい
る。これをモータ165で回転させることにより、照明
光の位相を時間的に乱すことが可能となる。この拡散板
の回転周期は、画像を取り込む周期と同期を取ることが
望ましい。例えば、画像取込周期をT1とした場合、拡
散板160の回転周期は、T1/nとする。ここで、n
は自然数とする。
【0034】図7に、電気的絶縁膜がウェハ1の表面に
膜付けされたモデルの膜厚と反射率の関係を示す。絶縁
膜として、Sio2をモデルとしている。尚、照明光は
波長193nmの単色であり、入射光は0〜50°の照
明とブリュースター角(57.5°)付近となる50〜
60°の2種類について計算した。また、絶縁膜とSi
o2の屈折率は波長193nmのものである。
【0035】0〜50°照明(ランダム偏光)では、膜
厚の増加に伴って、反射率が振動する。これは、薄膜干
渉によるものであり、膜厚が変わると絶縁膜の表面で反
射した光と、薄膜に入射して空気中に出てきた光の光路
差が変わるために、膜厚の変動により反射率が振動す
る。この振動は反射率3%〜28%の幅で振れており、
25%の振動幅がある。この反射率変動は、像面に形成
される光学像の明るさを示している。このため、ウェハ
1上に形成されたパターンを比較検査する場合、比較す
る2つの領域で絶縁膜の膜厚が異なると明るさの差が大
きくなる。この絶縁膜の膜厚変動が、デバイスにとって
致命性がない場合は、この明るさむらは、欠陥検出上ノ
イズとなる。
【0036】逆に、膜厚変動がデバイスにとって致命性
がある場合は、これを検出する必要があるため、膜厚に
対する反射率の変動が大きい方が検出しやすい。しか
し、半導体製造工程の例では、この膜厚変動はデバイス
に致命性がないため、絶縁膜の膜厚に応じて反射率の変
動幅が大きいと、検査感度の観点からはノイズとなる。
この反射率変動幅を低減する方式として、本発明では、
ブリュースター角照明を採用した。ブリュースター角照
明とは、P偏光の光を特定の角度で照明すると、絶縁膜
と空気の界面で反射がおこらず、全て透過するものであ
る。このため、薄膜干渉の原因となる振幅分割がおこら
ず、膜厚変動に伴う反射率変動がなくなる。図7にP偏
光で入射角50〜60°で照明した場合の計算結果も示
している。
【0037】このブリュースター角付近の照明では、反
射率の変動が0.5%〜3%程度に低減できる。従っ
て、ブリュースター角付近の入射角でP偏光照明するこ
とにより、絶縁膜の膜厚変動に伴う明るさむらを低減す
ることが可能である。これにより、検査上のノイズが低
減されるため、欠陥検出感度が向上する。次に、ブリュ
ースター角で照明するための一例について、図5を用い
て説明する。照明光の入射角は、対物レンズ20の瞳2
1の位置に形成される2次光源像の形状で決定される。
【0038】ブリュースター角となる入射角57°付近
で照明するためには、瞳21位置において輪帯状の2次
光源像を結像させる必要がある。このため、フライアイ
レンズ155の射出端付近に輪帯状の開口絞り156を
配置することにより、ブリュースター角付近の入射角で
照明することができる。尚、この開口絞りは、フライア
イレンズ155の射出端以外に、対物レンズ20の射出
瞳21と共役な位置がある場合は、この共役位置付近に
配置することも考えられる。また、光軸に対して57°
付近で反射,回折,散乱した光のみをイメージセンサに
到達させることにより、薄膜干渉による反射率むらを低
減させることも可能である。これは、対物レンズ20の
瞳21位置あるいは、これと共役な像側(イメージセン
サ側)の位置に空間フィルタ(図示せず)を配置し、ウ
ェハ1上で反射,回折,散乱した光のうち、光軸に対し
て57°付近で反射,回折,散乱した光のみをイメージ
センサに到達させるものである(ブリュースター角検
出)。このブリュースター角検出の場合は、照明光の入
射角をブリュースター角に限定する必要はない。
【0039】以上、ブリュースター角照明とブリュース
ター角検出方式について説明したが、これらを併用する
ことも容易に考えられる。また、開口絞り156及び空
間フィルタは、ウェハ1の絶縁膜の有無等により、異な
る形状のものを設置できるようにすることが考えられ
る。
【0040】次に、P偏光照明するための方策につい
て、放射状ポラライザを用いた例を、図8を用いて説明
する。
【0041】光源から出たレーザ光は、直線偏光である
が第1及び第2の拡散板等で偏光は乱される。このた
め、ウェハ1をP偏光照明するためには、対物レンズの
射出瞳面21において偏光は光軸を中心として放射状に
振動させる必要がある。この方策として、対物レンズ2
0の瞳位置21と共役な位置に照明光の振動方向につい
て、光軸を中心に放射方向のみを透過させるフィルタ
(放射状ポラライザ)130を設けることにより、ウェ
ハ1上において、P偏光照明をすることが可能となる。
尚、このフィルタ130は、対物レンズ20の瞳位置2
1或いはその共役位置以外の照明光路、あるいは検出光
路に置いても効果がある。また、第1及び第2の拡散板
を照明系に配置しない場合や、拡散板透過後も振動方向
に偏りがある場合は、上記フィルタ130を配置して
も、均等な偏光照明をすることができない。このため、
振動方向の偏りを無くす手法を図9に示す。尚、この例
では拡散板を図示していない。
【0042】レーザ光源2から出射した直線偏光4は、
ビームエキスパンダー190により、ビーム径が拡大さ
れる。これらの光は、回転する1/2波長板58に入射
し、この1/2波長板58の回転周波数の4倍の速度で
偏光が回転して出射する。尚、回転1/2波長板58
は、モータ185で駆動されて回転する。
【0043】1/2波長板58を透過した光は、さら
に、1/2波長板58a,58b,58cを透過する。
このとき、それぞれの1/2波長板58a,58b,5
8cを透過する度に、振動面の回転速度は4倍になる。
尚、この例では1/2波長板58a,58b,58cを
固定しているが、1/2波長板58と同様に、回転させ
る構成にしても良い。これらの1/2波長板58,58
a,58b,58cを透過した光は、回転偏光照明光と
なってビームスプリッタ19で反射されて対物レンズ2
0に入射し、ウェハ1上に照明される。なお、回転偏光
照明光によりウェハ1をP偏光照明するためには、図8
に示した放射状ポラライザ130を、図9に示すよう
に、空間的コヒーレンス低減部15とビームスプリッタ
19との間に配置する。尚、放射状ポラライザ130を
検出光路に配置する構成として、ビームスプリッタ19
とイメージセンサ30との間に配置する構成も考えられ
る。
【0044】また、薄膜干渉を発生させない照明方式と
して、照明光を基板の表面で全反射させる全反射角照明
方式がある。照明光を基板の表面で全反射させるための
全反射角θcを算出する式を(数3)に示す。
【0045】
【数3】
【0046】ここで、n1は空気中の屈折率,n2は絶
縁膜の屈折率を示す。
【0047】全反射角照明を実現するためには、入射角
を90°に設定する必要がある。これを実現するのは構
造上困難である。このため、絶縁膜表面で反射率を高め
るためには、入射角を極力大きくし(90°に近づ
け)、S偏光で照明する必要がある。S偏光照明を実現
するためには、対物レンズ20の瞳21面上において、
照明光の振動方向を光軸中心とした円周方向にする必要
がある。これを実現するには、照明光路上に、図10に
示す特性を有したポラライザ131を配置すればよい。
また、図8及び図10に示したポラライザ130及び1
31を照明光路に配置する説明をしたが、検出系に同様
の特性を有したアナライザ(図示せず)を配置しても、
同等の効果を得ることができる。この例では、対物レン
ズ20を通して照明するTTL(Through The Lens)方式
について説明したが、対物レンズの外側から照明する暗
視野照明方式も考えられる。この方式は、オフアクシス
照明と呼ばれている。
【0048】図11に、照明光の偏光と正反射光(0次
光)の偏光及び高次回折光の偏光を示す。瞳面21にお
いて、照明光の偏光201が円周方向の振動をしている
とする。この光がウェハ1上のパターンを照明する。な
お、ウェハ上の半球22は、対物レンズ20による屈折
の様子を模式的に示している。ウェハ上で正反射した0
次光は、瞳位置21において光軸対称な位置に伝搬す
る。このときの偏光は照明光と同じ円周方向に振動面を
有する。これに対して、高次回折光は、ウェハ1に形成
されたパターンの方向に応じて、回折する方向が異な
る。このため、照明光に対して、高次回折光の伝搬する
方向が異なるため、高次回折光の瞳面21における振動
方向210は、照明光の振動方向201及び0次光の振
動方向205に対して、異なる振動面となる。なお、ウ
ェハ1に対する偏光は、照明光,0次光,高次回折光共
に同じであり、保存されている。これを模式的に示した
図を、図12に示す。
【0049】図12において、対物レンズ20の瞳面2
1における照明光の振動方向を201に示す。ウェハ1
上のパターンによって生じる+1次光の分布を220に
示す。また、―1次光の分布を221に示す。ここで、
瞳面21で201の振動方向を有する照明光によるウェ
ハ1からの反射光のうち、再び対物レンズ20に捕捉さ
れた0次光は205の位置に到達する。これに対して、
+1次回折光は210に到達する、このとき、瞳面にお
ける振動方向は0次光と高次回折光では異なる(ウェハ
に対する振動方向は同じである)。このため、偏光照明
をした場合は、+1次回折光を多く透過する偏光フィル
タを検出光路に配置することにより0次光を抑制し、+
1次回折光を含む高次回折光を効率的に透過させる事が
可能である。この高次回折光は、0次光よりもパターン
情報を多く含んでいるため、高次回折光を効率的に検出
することにより、光学像のコントラストを高めることが
可能となる。あるいは、所望のコントラストに調節する
ことが可能となる。
【0050】これを実現する一例を図13に示す。レー
ザ光源2を出射した直線偏光はPBS19でS偏光が反
射されて、ウェハ1の側へ向かう照明光となる。この照
明光は、1/2波長板50で楕円の方位角が,また、1
/4波長板51で楕円率が調整されて、所望の楕円率と
楕円の方位角を有する楕円偏光となる。この照明光が対
物レンズ20を介してウェハ1に照明される。ウェハ1
上で反射・回折・散乱した光は再び対物レンズ20に捕
捉され、1/2波長板50,1/4波長板51を透過
し、PBS19に入射する。このPBS19に入射した
光のうち、0次光がPBS19を透過する割合は、1/
4波長板51で調整される照明の楕円率でほぼ決定され
る。すなわち、1/4波長板を調整して照明の楕円率を
扁平にする(楕円率を0に近づける)と、イメージセン
サ30および35の側に透過する0次光の割合は低減す
る。
【0051】これに対して、高次回折光(±1次回折光
他)は、パターンの方向性に応じてイメージセンサ30
および35の側に到達する割合が異なる。従って、1/
2波長板50と1/4波長板51とを調整して楕円率と
楕円の方位角とを適当に設定することにより、イメージ
センサ30および35とに到達する0次光と高次回折光
の振幅を調整する事が可能となり、イメージセンサ30
および35上に形成される光学像のコントラストを調整
することが可能となる。これにより、欠陥検出に有利な
光学像を形成することが可能となり、検査感度の向上が
実現できる。
【0052】この光学系を用いて検出した画像の一例
を、図14に示す。図14の(a)は、通常の顕微鏡で
ウェハ1の画像を検出したものであり、図14の(b)
は図13に示す本発明の光学系を用いて検出した画像で
ある。(a)では、横方向に配線されているラインとス
ペースが分離できておらず、配線の形状不良が検査でき
ない。これに対して、本発明による画像(b)では、ラ
インとスペースが高コントラストに分離されており、ラ
インアンドスペースの検査を高感度に行うことが可能で
あることがわかる。
【0053】また、縦方向に形成されたラインアンドス
ペースを検出したときの対物レンズ20の後側焦点位置
(瞳位置:フーリエ変換面)の画像を図15に示す。図
15の(a)には通常照明の瞳像示し、図15の(b)
には本発明の光学系を用いたときの瞳像を示す。(a)
では、瞳全体に分布している0次光と左右の周辺に分布
している±1次回折光の光強度(明るさ)が同等程度で
あるのに対し、(b)に示したように、本発明による光
学系を用いた場合では、±1次回折光を強調して検出で
きている。これにより、本発明の方が、より微細なパタ
ーン形状が光学像に復元されることがわかる。したがっ
て、本発明によれば、通常の光学系を用いた場合に比べ
て、より微細なパターン欠陥を検出することが可能とな
る。
【0054】次に、本発明の光学系を用いて、光学像の
パターンコントラストを調整する方法を図16に示す。
横軸にウェハ1上を正反射した0次光がPBS19で透
過する割合を示す。縦軸に像面におけるパターンコント
ラストを示す。0次光透過率を変換させることにより、
像面における0次光と高次回折光の割合を調節すること
が可能となり、パターンコントラストが変化する。
【0055】一般に、光学像のコントラストを向上させ
るためには、0次光と高次回折光の振幅を同等程度にす
ると良い。なお、このコントラストとは、パターン部の
明るさとその背景であるスペース部の明るさの違いであ
るため、このコントラストは背景とパターン部の反射率
によって左右される。また、0次光と高次回折光の割合
は、パターンの周波数や材質及び照明光の偏光の方位角
や対物レンズのNA(Numerical Aperture)等によって左
右される。しかし、0次光と高次回折光の振幅を制御す
ることにより、パターンコントラストを所望の状態に調
整できる。なお、コントラストを調整するためには、楕
円偏光の方位角と楕円率を調整する必要があり、1/2
波長板50と1/4波長板51とを回転可能な構成(電
動回転)とする必要がある。
【0056】次に、本発明を用いた場合の検査感度向上
の効果を、図17に示す。例えば、検査対象となるウェ
ハ1上に図17(a)に示すようなパターンが形成され
ていたとする。尚、図17(a)のパターンは、ウェハ
1上に形成された1つのダイ280を模式的に示してい
る。このパターンの中には、パターンピッチの粗い領域
282とパターンピッチの密な領域286及びパターン
ピッチが中間の領域284がある。ここで、通常の光学
系でこれらの画像を検出した例を図17(b)に示す。
図17(b)は、図17(a)に示すラインA−Aの光
強度分布を示しており、パターンピッチの粗い領域(パ
ターン周波数の低い領域)では、十分なコントラストが
得られる。しかし、パターンピッチが密になる(パター
ン周波数が高くなる)と、パターンコントラストは低減
する。
【0057】欠陥検査上、パターンピッチの密な方が欠
陥による致命性が高くなるため、検査上はパターンピッ
チの密な領域を高コントラストに検出したいが、通常の
光学系ではこれは不可能である。これに対して、本発明
による光学系を用いた場合には、0次光と高次回折光の
振幅の割合を調整することが可能となり、図17(c)
に示すようにパターンピッチの粗い領域のパターンコン
トラストを維持したまま、パターンピッチの密な領域の
パターンコントラストを高めることが可能となる。これ
により、致命性の高い密パターン部を検査するときでも
高コントラストな光学像を得ることができるので、検査
感度を高感度に維持した状態で検査することが可能にな
る。
【0058】また、本発明ではパターンピッチの粗い領
域を検査する場合には、1/2波長板50と1/4波長
板51とを調整してコントラストを通常照明と同等とす
る事により、検査感度を損うことなく画像を検出するこ
とができる。
【0059】次に、レーザ光の照度むらを補正する手法
を図18に示す。例えば、レーザ光源がパルス発振の場
合は、各パルスに強度ばらつきがあると、ウェハ1上に
おいて時間的に照度むらが発生する。この照度むらは、
パルス発振周波数が大きくなると顕著になる傾向があ
る。したがって、高速な検査を行うためには、この照度
むらの問題が無視できなくなる。
【0060】パルス周波数が一定であると仮定すると、
検査速度を高速化すると画像の1画素を撮像ために照明
されるパルスが少なくなる。このため、照明の各パルス
に強度変動があると、検出された画像の明るさが異な
る。これは、一見、パターンの反射率の違いと見分けが
つかず、検査上ノイズとなる。この照度むらを補正する
為には、照明の照度をモニタリングする必要がある。
【0061】図18に示す構成は、ウェハ1をX方向に
定速走査させながら、1次元イメージセンサで画像を検
出する構成である。例えば、レーザ光源から出射したレ
ーザ光のうち、ウェハ1の照明光とならない光を光量計
55に入射させる。この光量モニタ55で検出した光量
を画像照度補正回路に入力する。この画像照度補正回路
にはイメージセンサ30で検出した画像をA/D変換し
たデジタル画像も入力される。画像が検出されたときの
照度をIref(t),画像の明るさをI(t,y)と
すると、図18の60に示す式で各画素の光量を補正す
る(Ical)。尚、kは係数である。これにより、照
明光の照度変動を正規化することが可能である。
【0062】図19には、照度補正機能を搭載した構成
を示す。レーザ光がパルス照明の場合は、1画素を検出
する蓄積時間の間に1パルス以上の照明が必要である。
従って、イメージセンサ30の画像取込とパルス照明の
同期を取ることが望ましい。しかし、1次元イメージセ
ンサ30で画像を検出する場合は、ウェハ1を走査する
ステージとの同期も取る必要がある。これを実現する1
例として、ステージの移動量をリニアスケールなどの測
長器(図示せず)で検出して得た信号241(X方向)
および242(Y方向)を用い、予め設定した画像サン
プリング周期に応じて、同期パルス発信器240から同
期信号243をパルス制御部250に入力する。パルス
制御部250からは、同期信号243に応じて同期パル
ス信号244がレーザ光パルス発振ドライバー230に
出力され、この同期パルス信号244を受けてレーザ光
光源2からレーザ光をパルス発振する。
【0063】また、パルス制御部250からは、イメー
ジセンサ30のドライバ31にも同期パルス信号245
が入力されて、レーザ光光源2からレーザ光が発振され
るタイミングとイメージセンサ30で画像を取り込むタ
イミングとの同期が取れるように制御される。図19で
は記載を省略したが、レーザ光源4及びイメージセンサ
35についても同様な制御が行われる。
【0064】さらに、パルス制御部250からは照度補
正部60へも同期パルス信号246が出力され、照度補
正部60では、レーザ光光源2からレーザ光が発振され
るタイミングおよびイメージセンサ30で画像を取り込
むタイミングに合わせて照度モニタ55から出力される
レーザ光の照度の検出信号を取り込み、イメージセンサ
30で取込んだ画像に対して照度むらの補正を行う。
【0065】以上の構成により、照明の光源にレーザを
用いることによって発生する時間的・空間的コヒーレン
スの問題、試料表面に形成された薄膜によって生ずる干
渉ノイズの問題、背景パターンとの明るさのコントラス
トの問題、パルス照明光の照度変動の問題等を解決する
ことが可能になり、光源として真空紫外光(VUV光)
であるF2レーザ(波長:157nm)を採用すること
により、50nm程度以上の大きさの欠陥はもちろんの
こと、20〜30nm程度の極微細なパターン欠陥を、
高感度で高速に検出することが可能になった。尚、パル
ス発振レーザー光源を用いて高速に画像を検出するため
には、パルス発振を高周波する必要がある。これは、画
像を検出するためには、イメージセンサ30の蓄積時間
の範囲内に、少なくても1パルス以上の照明が必要であ
ることによる。
【0066】しかし、ウェハ1に照明される光のエネル
ギーが高いと、ウェハ1に形成されたパターンにダメー
ジを与える。このため、1画素の画像を得るためには、
複数のパルスで照明する必要がある。このパルス数は、
材質によるが30パルス以上必要である。従って、高速
画像検出(例えば、50Gpps[Giga pixel per seco
nd])を行うためには、パルス発振の高周波化が必要で
ある。理想的には、連続発振が良いが、パルス発振の場
合は50KHz以上の周波数が必要である。
【0067】また、画像取込速度を維持したままイメー
ジセンサ30の蓄積時間を長くできるTDI(Time Dela
y Integration)イメージセンサの併用も必要である。
尚、TDIイメージセンサとは、ウェハ1の光学像が走
査する速度に同期して、像の走査方向に配列されたCC
D素子の電荷を転送しながら蓄積させる方式である。先
に示した画像検出速度50Gppsを実現するには、電
荷を遅延積分するステージ数が2000以上必要にな
る。これにより、高速画像検出が可能となり、検査装置
の高スループット化が実現できる。
【0068】以上に説明したような、本発明による光学
系を採用した図1に示す検査装置を用いてパターン欠陥
を検査する場合のフローチャートを図20に示す。レー
ザ光源2及び4から出射したレーザ光4を光路差光学系
10に導入して複数の波長(λ1,λ2)のコヒーレンスを
低減し、再度直線偏光にする。この直線偏光を波長板を
用いて楕円偏光にし、対物レンズを介して試料1を照明
する。このとき、照明光の照度をモニタリングする。照
明により試料1で反射,回折し対物レンズで集光された
光は、先の波長板を透過する。このとき、正反射光であ
る0次光はほぼ直線偏光に変換される。これらの光は、
特定の偏光成分が検出光路に導かれる。
【0069】検出光路においては、ダイクロイックミラ
ーで光路を波長分岐し、それぞれの波長に対応する像面
に結像する。これらの光学像をそれぞれイメージセンサ
で検出して光電変換し、ビデオ信号で濃淡情報を出力す
る。このビデオ信号をデジタル信号に変換する。次に、
照明光の照度をモニタリングした信号を用いて、照度む
らに起因した画像の明るさむらを補正する。
【0070】次に、波長分離して検出した複数のデジタ
ル画像を合成する。この合成した画像は位置合わせ処理
部に入力される。また、合成画像は遅延メモリにも取り
込まれ、比較するピッチに対応した時間遅延させてから
位置合わせ部に入力される。例えば、ダイ比較を行う場
合は、合成して処理部に入力された画像と遅延メモリに
取込まれた隣接ダイの画像との位置合わせをおこなう。
次に、この位置合せが終わった画像同士を比較検査し
て、差異の特徴量を算出して欠陥を抽出し、抽出した欠
陥の情報を出力する。この出力する欠陥の情報には、欠
陥の画像が含まれる場合もある。
【0071】以上、検査装置及び検査結果の管理,活用
方法について実施例を示してきたが、ここに示した例は
ほんの一例であり、これらの実施例を組み合わせた実施
例も本発明の範囲内であることは言うまでもない。例え
ば、レーザ光源をランプ光源に変更することなども容易
に考えられる。
【0072】つぎに、以上の検査装置を有効に活用し、
製造ラインを効率的に運営するシステムを図21に示
す。ます、ウェハ1が製造ラインに投入され、製造装置
群292により処理される。特定の処理が施された途中
の工程で、本発明などの検査装置300で検査が実施さ
れる。この検査装置300により、それまでの工程で製
造されたパターンの異常を検知する。多層膜の場合はこ
れらの工程が繰り返される。以上の生産工程を流れたウ
ェハが最終的に完成され、後工程(ダイ切断やリード線
形成やパッケージ等)を経て製品となる。各検査装置で
検知したプロセスの異常は、必要に応じて解析装置で異
常の原因や対策内容を解析する。
【0073】本発明では、逐次検出される検査結果やそ
の対策内容を生産情報管理システム296に蓄積し、異
常の早期発見及び予測を行い、不良品を極力低減するシ
ステムを構築するものである。このシステムを図22に
示す。検査装置で検出した欠陥情報は、欠陥情報データ
ベース297と欠陥情報照合システム298に入力され
る。また、欠陥情報照合システム298は、歩留まり・
製造装置情報管理システム299と情報の照合が可能で
ある。
【0074】図21に示した生産情報管理システム29
6とは、欠陥情報データベース297と欠陥情報照合シ
ステム298及び歩留まり・製造装置情報管理システム
299で構成されている。欠陥情報データベース297
は、製造ラインの立ち上げ時から検出された欠陥情報を
蓄積する。データとしては、検査結果であるADC(Aut
o Defect classification)結果と検査時にリアルタイム
で検出した欠陥部の画像及び欠陥部の座標と画像処理で
算出した欠陥特徴量を格納する。
【0075】また、これらの欠陥に対して、欠陥発生原
因と対策結果及び欠陥致命性についても情報を格納して
いく。また、欠陥情報照合システム298では、検査に
より得られた検査結果(ADC結果,欠陥部の画像,欠
陥部の座標,欠陥特徴量)を基に、これまでに得れれて
いる欠陥情報データベースの各種情報と照合・検索を行
い、欠陥の致命性などを判断する。これにより、致命性
が高い欠陥であると判断された場合は、過去の欠陥デー
タとの相関をとる。過去の欠陥データとの相関がある場
合は、欠陥情報データベース297に保存されている対
策情報を参照して、対策内容を提案する。
【0076】また、過去の発生したことのない欠陥であ
った場合は、解析装置で欠陥の原因や欠陥発生装置を解
析し、対策を実施する。また、これらの欠陥情報は、歩
留まりの推移や製造装置のメンテナンス状況などと統計
的に相関を求めていくことにより、欠陥と歩留まりの因
果関係や欠陥と装置状況の因果関係を明らかにできる可
能性がある。これにより、歩留まりの予測や装置のメン
テナンス状況を把握し、歩留まり低下が予測された場合
は、早急に対策を講じることが可能となる。また、これ
らの欠陥発生状況や対策状況は、逐一欠陥情報データベ
ース297や歩留まり・製造装置情報管理システム29
9にデータを蓄積していくことにより、データの信頼性
や予測の信頼性を向上する。
【0077】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、照明の光源にレーザを用いることによって発生する
時間的・空間的コヒーレンスの問題、試料表面に形成さ
れた薄膜によって生ずる干渉ノイズの問題、背景パター
ンとの明るさのコントラストの問題、パルス照明光の照
度変動の問題等を解決することができるので、光量の大
きいレーザを用いて高速に高感度でパターンの欠陥を検
査することができるようになった。特に、光源として真
空紫外光(VUV光)であるF2レーザ(波長:157
nm)を採用することにより、20〜30nm程度の極
微細なパターン欠陥を、高速に検出することができるよ
うになった
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】偏光を用いた光路差光学系の基本構成を示す正
面図である。
【図3】PBSを透過する光の振幅を算出する説明する
PBSの斜視図である。
【図4】光路差光学系の他の一実施例を示す正面図であ
る。
【図5】コヒーレンスを低減する照明光学系の概略構成
を示すブロック図である。
【図6】(a)回転拡散板の側面図、(b)回転拡散版
の正面図である。
【図7】SiOの膜厚と反射率の関係を示すグラフで
ある。
【図8】放射ポラライザの正面図である。
【図9】照明光の振動方向の偏りを是正する光学系の概
略構成を示すブロック図である。
【図10】ポラライザの正面図である。
【図11】ウェハ表面と対物レンズの瞳面における0次
光と高次回折光の偏光の状態を示す模式図である。
【図12】対物レンズの瞳面における0次光と高次回折
光の偏光の状態を示す模式図である。
【図13】0次光と高次回折光の振幅制御を行う光学系
の概略構成を示すブロック図である。
【図14】(a)従来の光学系で観察した配線パターン
の画像、(b)本発明による光学系で観察した配線パタ
ーンの画像である。
【図15】(a)従来の光学系でラインアンドスペース
パターンを観察したときに対物レンズの後側焦点位置の
画像、(b)本発明による光学系でラインアンドスペー
スパターンを観察したときに対物レンズの後側焦点位置
の画像である。
【図16】0次光の透過率とパターンコントラストの関
係を示すグラフである。
【図17】(a)ウェハ上に形成されたダイの平面図、
(b)ダイを従来の光学系で観察したときに得られるダ
イの画像のA−Aライン上に相当する部分の信号、
(c)ダイを本発明による光学系で観察したときに得ら
れるダイの画像のA−Aライン上に相当する部分の信号
である。
【図18】照明の照度変動補正部の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図19】照度変動機能を搭載した観察光学系の概略構
成を示すブロック図である。
【図20】本発明によるパターン欠陥検査の信号の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図21】本発明による欠陥検査装置を用いた生産情報
管理システムの概略の構成を示す斜視図である。
【図22】本発明による欠陥検査装置から生産情報管理
システムに出力する検査結果の情報の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ウェハ,2…レーザ光源,4…照明光,10…光路
差光学系,20…対物レンズ,21…対物レンズの瞳、
30…イメージセンサ,50…A/D変換器,60…照
度補正回路,80…画像合成回路,85…画像処理部,
90…機構経コントローラ,95…オペレーションコン
トローラ,155…フライアイレンズ,160…回転拡
散板,180…照明光の振動方向,280…ダイエリ
ア,296…生産情報管理システム,300…検査装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA51 AA90 AB01 AB02 AB20 BA05 BA08 BA10 BA11 BB09 BB20 CA04 CB01 CC12 EC02 ED04 ED08 4M106 AA01 BA06 CA39 CA41 DB08 DB09 DB20

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンが形成された試料に偏光光を照射
    し、該照射による前記試料からの反射光のうち正反射光
    の光量を低減した光学像を形成し、該形成した光学像を
    検出し、該検出して得た信号を用いて前記試料に形成さ
    れたパターンの欠陥を検出することを特徴とする欠陥検
    査方法。
  2. 【請求項2】前記試料に波長の異なる複数の偏光光を照
    射することを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】前記試料に照射する偏光光が、光路長の異
    なる複数の光路を経由した偏光光を合成したものである
    ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  4. 【請求項4】パターンが形成された試料にレーザ光を照
    射し、該照射された試料表面の光学像を検出して画像信
    号を得、前記試料に照射するレーザの光量を検出し、該
    レーザの光量を検出して得た信号を用いて前記画像信号
    を補正し、該補正した画像信号を用いて前記試料に形成
    されたパターンの欠陥を検出することを特徴とする欠陥
    検査方法。
  5. 【請求項5】前記レーザ光が、パルス発振レーザ光であ
    ることを特徴とする請求項4記載の欠陥検査方法。
  6. 【請求項6】前記試料は一軸方向に連続的に移動するテ
    ーブル上に載置されており、前記パルス発振レーザ光の
    発振のタイミングと、前記光学像を検出して画像信号を
    得るタイミングと、前記画像信号を補正するタイミング
    とが、前記テーブルの移動と同期していることを特徴と
    する請求項5記載の欠陥検査方法。
  7. 【請求項7】前記試料に異なる複数の波長のレーザ光を
    照射し、該異なる波長のレーザ光ごとの光学像を別々に
    検出することを特徴とする請求項4記載の欠陥検査方
    法。
  8. 【請求項8】試料に形成されたパターンの欠陥を検査す
    る方法であって、前記試料に波長の異なる複数のレーザ
    光を対物レンズを介して照射し、該照射による前記試料
    からの反射光を該照射した複数の波長のレーザ光ごとに
    分離して該複数の波長ごとの光学像を形成し、該形成し
    た複数の波長ごとの光学像を検出し、該検出した複数の
    波長ごとの光学像の検出信号を合成し、該合成した信号
    を用いて前記パターンの欠陥を検出することを特徴とす
    る欠陥検査方法。
  9. 【請求項9】前記複数のレーザ光を偏光分離し、該分離
    した偏光光を前記試料に照射することを特徴とする請求
    項8記載の欠陥検査方法。
  10. 【請求項10】前記複数のレーザ光がそれぞれパルスレ
    ーザ光であり、該パルスレーザの発振と前記光学像の検
    出とが同期していることを特徴とする請求項8記載の欠
    陥検査方法。
  11. 【請求項11】試料に形成されたパターンの欠陥を検査
    する方法であって、前記試料に波長が300nmよりも
    短いパルス発振レーザ光から偏光分離した偏光光を照射
    し、該照射による前記試料からの反射光のうち正反射光
    の光量を制御して光学像を形成し、該形成した光学像を
    光電変換素子で検出し、該検出した光学像の検出信号を
    処理することにより前記パターンの200〜20nmの
    大きさの欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方
    法。
  12. 【請求項12】前記パルス発振レーザ光の波長が157
    nmであることを特徴とする請求項11記載の欠陥検査
    方法。
  13. 【請求項13】前記パルス発振レーザ光が、真空紫外レ
    ーザ光源から発射されたレーザ光であることを特徴とす
    る請求項11記載の欠陥検査方法。
  14. 【請求項14】試料に形成されたパターンの欠陥を検査
    する方法であって、前記試料に光路長長の異なる楕円偏
    光のレーザ光を対物レンズを介して照射し、該照射によ
    る前記試料からの反射光の0次光と高次回折光との振幅
    を調整し、該0次光と高次回折光との振幅を調整した反
    射光の光学像を検出し、該検出した光学像の検出信号を
    処理して前記パターンの欠陥を検出することを特徴とす
    る欠陥検査方法。
  15. 【請求項15】前記反射光の0次光と高次回折光との振
    幅を調整することを、反射光の光路中に設置した1/2
    波長板と1/4波長板とを用いて行うことを特徴とする
    請求項14記載の欠陥検査方法。
  16. 【請求項16】平面内で移動可能なテーブル手段と、波
    長の異なる2つのレーザ光を発射するレーザ光源手段
    と、該テーブル手段に載置したパターンが形成された試
    料に前記レーザ光源手段から発射された波長の異なる2
    つのレーザ光を照射する照明光学系手段と、該照明光学
    系手段の照射による前記試料からの反射光のうち正反射
    光の光量を低減した光学像を前記2つのレーザ光に対応
    させて形成する結像光学系手段と、該結像光学系手段で
    形成した前記2つのレーザ光に対応したそれぞれの光学
    象を検出する光電検出器を備えた検出手段と、該検出手
    段で前記2つのレーザ光に対応したそれぞれの光学象を
    検出して得た画像信号を合成する画像信号合成手段と、
    該画像信号合成手段で合成して得た合成画像信号を用い
    て前記試料に形成したパターンの欠陥を検出する欠陥検
    出手段とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置。
  17. 【請求項17】前記照明光学系手段は、前記波長の異な
    る2つのレーザ光のそれぞれのコヒーレンスを低減する
    コヒーレンス低減部を有することを特徴とする請求項1
    6記載の欠陥検査装置。
  18. 【請求項18】前記照明光学系手段は、前記波長の異な
    る2つのレーザ光のそれぞれのP偏光光成分とS偏光光
    成分とを異なる光路を経由させることを特徴とする請求
    項16記載の欠陥検査装置。
  19. 【請求項19】前記照明光学系手段は、前記波長の異な
    る2つのレーザ光の振動方向を調節するポラライザを更
    に有することを特徴とする請求項16記載の欠陥検査装
    置。
  20. 【請求項20】平面内で移動可能なテーブル手段と、パ
    ルス発振レーザ光を発射するレーザ光源手段と、該テー
    ブル手段に載置したパターンが形成された試料に前記レ
    ーザ光源手段から発射されたパルス発振レーザ光を照射
    する照明光学系手段と、前記試料に照射するパルス発振
    レーザ光の光量を検出する照度検出手段と、前記照明光
    学系手段の照射による前記試料からの反射光のうち正反
    射光の光量を低減した光学像を形成する結像光学系手段
    と、該結像光学系手段で形成した光学象を検出する光電
    検出器を備えた検出手段と、該検出手段で前記光学象を
    検出して得た画像信号を前記光量検出手段で検出した前
    記試料に照射するパルス発振レーザ光の光量の情報を用
    いて補正する照度変動補正手段と、該照度変動補正手段
    で補正した画像信号を用いて前記試料に形成したパター
    ンの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えたことを特徴
    とする欠陥検査装置。
  21. 【請求項21】前記照明光学系手段は、前記レーザ光の
    コヒーレンスを低減するコヒーレンス低減部を有するこ
    とを特徴とする請求項20記載の欠陥検査装置。
  22. 【請求項22】前記照明光学系手段は、前記レーザ光の
    P偏光光成分とS偏光光成分とを異なる光路を経由させ
    ることを特徴とする請求項20記載の欠陥検査装置。
  23. 【請求項23】前記照明光学系手段は、前記レーザ光の
    振動方向を調節するポラライザを更に有することを特徴
    とする請求項20記載の欠陥検査装置。
  24. 【請求項24】前記レーザ光源手段は波長が157nm
    のパルス発振レーザ光を発射し、前記欠陥検出手段は前
    記パターンの200〜20nmの大きさの欠陥を検出す
    ることを特徴とする請求項20記載の欠陥検査装置。
  25. 【請求項25】前記結像光学系手段は、前記試料からの
    反射光の0次光と高次回折光との振幅を調整する1/2
    波長板と1/4波長板とを前記反射光の光路中に設けた
    ことを特徴とする請求項20記載の欠陥検査装置。
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