JP2014089162A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査装置の検出精度を向上する技術を提供する。
【解決手段】本検査装置100は、試料表面に対してレーザ光源からパルス発振によるビームを照射する照射部101と、照射による試料表面からの光を入射して検出信号を生成し出力する検出部102と、照射部101のパルス発振のタイミングに合わせて検出部102の入出力を制御するためのゲート信号(G)を生成して検出部102に印加する検出制御部104とを有する。検出部102は、ゲート信号(G)に従うタイミングで光を入射して検出信号を生成し出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料の計測・検査の技術に関する。
試料の計測・検査の技術として、半導体ウェハ等の試料表面に対してレーザ光源からビームを照射し、その散乱光などを光検出手段で検出することで、試料表面の微小な異物・欠陥などを含めた状態を計測ないし検査する検査装置及び検査方法がある。
上記検査装置に関する先行技術例として、特表2005−526239号公報(特許文献1)等がある。
特許文献1には、「半導体ウェーハのような試料から発せられるビームからの(例えば散乱された光、反射された光、または二次電子)比較的大きなダイナミックレンジの強度値を検出するメカニズムを提供する。」等と記載されている(要約参照)。
上記のような検査装置における光検出手段として用いられる光検出素子として、例えば、PMT(Photo Multiplier Tube:光電子増倍管)、APD(Avalanche Photo Diode:アバランシェ・フォト・ダイオード)などの半導体光検出素子、MPPC(Multi-Pixel Photon Counter,浜松ホトニクス株式会社の登録商標)等がある。PMTは、真空管内で入射光を電子に変換し増倍して検出する検出器であり、従来多く用いられてきた。APDは、フォト・ダイオードに対する一定以上の電圧(逆バイアス電圧)の印加により雪崩効果による増幅を引き起こす、固体光検出素子である。APDを利用したフォトン・カウンティング(光子計数)の手法として、ガイガーモードがある。
APDの挙動は例えば以下のように説明される。APDにブレイクダウン(降伏)電圧以上の電圧(逆バイアス電圧)を印加し、この状態(ガイガーモードという)で光子が入射すると、確率的に降伏が発生して大電流が流れる。そしてAPDの直列抵抗による電圧降下によってAPDの電圧が降伏電圧以下に下がり、大電流は止まる。上記(ガイガーモード)の間、光子が入射され続けても一定の電圧となる。このときのパルスがカウント(1つの信号として計数)される。その後APDの電圧が再び上がる。上記降伏中及び電圧上昇中は上記光子検出のパルスが出力できない時間となり、次のパルスを出力可能となるまでの回復にある程度時間がかかる。
MPPCは、PPD(Pixelated Photon Detector)と総称される新しいタイプの光センサの一種であり、SiPM(Silicon Photo Multiplier)等とも呼ばれ、近年開発・利用が進んでいる。MPPCは、複数のAPDピクセル(それらのアレイ)から成る半導体受光素子ないし光子検出器/計測器である。MPPCの各APDピクセルを上記ガイガーモードで動作させる(ピクセルの出力が飽和する電圧で動作させる)ことで、入射される光子を感知する。MPPCでは、光子(単光子)を入射したピクセル(そのパルス)の総数に応じた信号が出力される。MPPCは、高い増倍率による高い光子検出効率などの長所の特性を有する。
上記MPPCについては、例えば、特開2012−135096号公報(特許文献2)等に記載されている。
特許文献2には、「素子への印加電圧を微調整する装置を提供する。」等と記載されている(要約参照)。
特に光検出手段としてMPPCを用いる場合、特許文献2で述べられているように、半導体光検出素子が所定の光量の光入力に対して所定の電圧を出力するため、半導体光検出素子への印加電圧を調整する手段を光検出手段(MPPC)に配設する必要がある。
特表2005−526239号公報 特開2012−135096号公報
ウェハ表面などを対象(試料)としたレーザ方式などによる検査装置における光検出手段としてAPD・MPPC等の素子を用いることで、試料からの微弱光を計測でき、微小な欠陥などを検出可能となる。
MPPCの素子(APDピクセル)の特性としてダーク(暗)ノイズがある。暗ノイズは、主に熱励起による電子が雪崩増幅して信号となることで発生すると考えられている。APDのガイガーモード動作時、ノイズ成分も増倍される。APDピクセル数が増えると暗ノイズも増える。暗ノイズの誘因として、不純物による中間準位などが考えられている。検査装置に適用する場合も、暗ノイズのレベルを抑えることが求められる。
前記特許文献1には、ウェハ表面にビームを照射した際の、ウェハ表面上にある異物からの散乱光の強度を比較的大きなダイナミックレンジで検出する仕組みが記載されている。しかしながら特許文献1の装置では、例えば、ウェハ上の異物からの散乱光の強度が、異物径に応じて微小になった場合には、センサから出力される検出信号にはセンサ素子自身の暗ノイズの占める割合が大きくなり、微小異物の検出が困難となる。また、レーザ光源はパルス発振しているため、センサから出力される検出信号にはレーザ光源のパルス成分も重畳することになり、高精度に異物を検査することが困難となる。
上記に加え、検査装置の光検出手段として特にMPPCを用いる場合、以下のような課題が生じる。レーザ光源からのパルス発振によるレーザ光のビームを試料であるウェハの表面に照射し、検出対象である異物などからの散乱光の発光をMPPC(APDピクセル)に入射して計測する。その際、ウェハ表面からの反射光や装置内部に存在する迷光などの影響で、上記散乱光の発光時以外にMPPC(APDピクセル)に光が入射されると、MPPC(APDピクセル)に蓄積された電荷が増倍されて望ましくない信号として出力される場合が確率的に生じる。即ち、前述のAPDの挙動及び暗ノイズの影響により、検出信号の精度の劣化につながる。前記特許文献2の手段では、パルス発振するレーザ光が入射された際に、上記反射光や迷光の影響で、それまでにMPPC(APDピクセル)への電荷蓄積が完了していない場合、検出信号の精度が劣化する。
上記のように、従来技術では、検査装置の光検出手段(光検出素子)に関して、(1)検査装置ないし光検出素子の暗ノイズの影響による検出精度の低下、(2)レーザ光源のパルス発振の影響による検出精度の低下、(3)電荷蓄積を用いるMPPC等の光検出素子における反射光や迷光などの影響による検出精度の低下、といった課題がある。
以上を鑑み、本発明は、検査装置の検出精度を向上することができる技術を提供する。
上記目的を達成するため、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、「試料の状態の計測ないし検査を行う検査装置であって、前記試料の表面に対してレーザ光源からパルス発振によるビームを照射する照射部と、前記照射による前記試料の表面からの光を入射して検出信号を生成し出力する検出部と、前記照射部のパルス発振のタイミングに合わせて前記検出部の入出力を制御するための第1の信号を生成して前記検出部に印加する検出制御部と、を有し、前記検出部は、前記第1の信号に従うタイミングで前記光を入射して検出信号を生成し出力すること」を特徴とする。
本発明のうち代表的な形態によれば、検査装置の検出精度を向上することができる。
本発明の基本的な実施の形態の検査装置及び検査方法の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の検査装置の構成を示す図である。 (A),(B)は、実施の形態1の検査装置のセンサの回路構成及び動作例を示す図である。 実施の形態1のセンサであるMPPCの等価回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2の検査装置のセンサの回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態3の検査装置の構成を示す図である。 (A),(B)は、実施の形態3の検査装置のセンサの回路構成及び動作例を示す図である。 実施の形態の補足としてパルス信号について示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また図中の制御線などは説明上必要な一部を示している。
<概要等>
以下の実施の形態では、暗視野光学方式の検査装置(暗視野においてレーザ光源からのビームを試料に照射してその散乱光をセンサで検出する方式)に適用した場合を説明する。以下の実施の形態の検査装置及び検査方法では、光検出素子(以下センサともいう)の暗ノイズ及びレーザ光源のパルス発振による影響、及び反射光や迷光による影響を低減する、半導体ウェハ等の試料の表面の異物・欠陥などを検査する構成例を説明する。
本実施の形態の検査装置及び検査方法では、APD,MPPC(PPD)等の光検出素子への電荷蓄積を制御する手段として以下を設ける。即ちこの手段として、レーザ光源(照射部)からのパルス発振によるビームに合わせて、光検出素子(検出部)の動作・入出力を動的にON/OFF制御する信号(以下「ゲート信号」と称する)、言い換えれば光検出素子のゲインないし増倍率を少なくとも大小の2値で切り替え制御する信号、を発生及び制御する手段(図1の検出制御部104、図2のゲート信号生成部25などが対応する)を設ける。
<基本構成>
図1は、本発明の基本的な実施の形態の検査装置100及び検査方法の構成を示す。本検査装置100は、図示のように、照射部101、検出部102、サンプリング部103、検出制御部104、第1同期部105、及び第2同期部106を有する。照射部101は、レーザ光源を含む構成であり、試料であるウェハに対して、パルス発振によるビームを照射する。検出部102は、照射部101のビームによる試料であるウェハからの散乱光などを含む光を入射し、光検出素子の特性に応じて、検出信号Sとして検出・出力する。検出部102は、例えばAPDやMPPCなどの光検出素子を含んで構成される。サンプリング部103は、検出部102からの検出信号Sを入力し、アナログ・デジタル変換によりサンプリング(量子化)し、当該サンプリング情報を計測・検査の情報として記憶または出力する。
第1同期部105は、照射部101のパルス発振のビームに対して同期した再生信号R1を第1同期信号として生成する。検出制御部104は、照射部101のビーム照射のパルスのタイミングに合わせるように、検出部102の散乱光の入出力の動作をON/OFF制御する。このために、検出制御部104は、第1同期部105からの再生信号R1に従い、上記ON/OFF制御のためのゲート信号Gを生成し、検出部102へ印加する。ゲート信号Gは、ON/OFF制御のパルスを含む信号である。検出部102は、ゲート信号Gに従い、光検出素子の光の入射をON/OFFする。ON状態では通常通り、検出信号Sが生成される。OFF状態では、光を入射せず(遮断し)、検出信号Sも生成されない。
また更に、第2同期部106は、第1同期部105の再生信号R1及び検出制御部104のゲート信号Gに同期した第2同期信号R2を生成し、サンプリング部103へ印加する。第2同期信号R2により、サンプリング部103での検出信号Sのサンプリングのタイミングを、検出部102での検出のタイミングに同期させる。
上記検査装置100における、照射、検出、及びサンプリングを同期させる制御を行う検出制御部104等を含む構成により、検出部102の光検出素子に関して、暗ノイズの影響、及び照射部101のレーザ光源のパルス発振の影響を低減すると共に、反射光や迷光の影響による検出精度の劣化に対処して、光検出素子の検出精度を向上することができる。
本検査装置100で行われる検査方法においては、試料表面にパルス発振してレーザビームを照射する照射手順と、それによる試料表面からの散乱光を入射・検出して検出信号を生成・出力する検出手順と、検出信号をサンプリングする手順と、上記照射手順に同期してゲート信号Gを生成して検出手順のタイミングを制御する検出制御手順と、上記照射手順に同期したゲート制御と共に、検出手順の検出信号をサンプリングするタイミングを制御する手順とを有する。
<実施の形態1>
図2〜図4を用いて、本発明の実施の形態1について説明する。
[検査装置]
図2は、実施の形態1の検査装置100の構成を示す。本検査装置100は、レーザ光源2、反射板3、レンズ4,5、センサ(光検出素子)6、増幅回路7、ADC(アナログ/デジタル変換回路)8、データ処理部(データ処理回路)9、CPU10、マップ出力部(GUI部)11、ステージ制御部12、回転ステージ13、並進ステージ14、クロック検出部(言い換えると同期部)20、遅延制御部24、ゲート信号生成部25等を有する構成である。
本検査装置100は、試料であるウェハ1を対象として、その表面における異物や欠陥などの状態を含む計測及び検査を行う機能を有する装置である。ユーザ(検査者)は、本検査装置100に内蔵または接続される入力装置を操作し、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)部であるマップ出力部11の画面を参照・操作しながら、計測・検査の作業を行う。
検査装置100では、ウェハ1が回転ステージ13上に設置され、レーザ光源2から出力されるパルス発振によるレーザ光のビームを、反射板3とレンズ4を介して、ウェハ1上に照射する。レンズ4,5の焦点は試料表面である。このとき、検査装置100では、CPU10の制御により、ステージ制御部12を介して、ウェハ1を回転ステージ13で回転動作させると共に、並進ステージ14で直線動作させる。これにより、ウェハ1上に照射されるレーザ光は、ウェハ1の全面でらせん状の軌跡となり、ウェハ1の全表面を検査することができる。
クロック検出部(同期部)20は、センサ21、IV変換回路22、及びクロック再生回路23を有する構成であり、反射板3を透過したレーザ光の成分を元に、レーザ光源2(そのパルス発振)に同期したクロック信号(C1)を生成する。なおクロック検出部(同期部)20は公知技術でも構成可能である。センサ21は、反射板3を透過したレーザ光の成分を検出する。IV変換回路22は、センサ21の出力を電流・電圧変換する。クロック再生回路23は、PLL等により、IV変換回路22の出力電圧から、パルス信号による再生信号であるクロック信号(C1)を生成する。レーザ光源2からのパルス発振は高周波数であるため、これに高精度で同期可能なように、クロック検出部20を設けている。
遅延制御部24は、遅延調整機能を有し、クロック再生回路23からのクロック信号(C1)を入力して、遅延調整した信号(C1´)を、ゲート信号生成部25、並びにADC8及びデータ処理部9などへ供給する。
また本実施の形態の検査装置100では、クロック検出部20で生成されたクロック信号を遅延調整した信号(C1´)に基づいて、ゲート信号生成部25では、ゲート信号(前記G)を生成し、当該ゲート信号(G)に基づいてセンサ6を前述同様に制御する。センサ6は前述同様にAPDやMPPCを含んで構成される光検出素子であり、試料であるウェハ1からの散乱光を含む光を、レンズ5を介して入射し、所定の特性に従い、検出信号(前記S)を生成・出力する。センサ6が出力する検出信号(S)は、増幅回路7で増幅され、ADC8でサンプリングされる。ADC8でのサンプリングのタイミングは、上記信号(C1´)に従う。
データ処理部9は、ADC8のサンプリング結果のデータ情報を入力し、所定の計測・検査のデータ処理を実行し、その結果を記憶・出力する。当該データは、検査装置100の図示しないメモリ等に記憶される。CPU10は、検査装置100の全体の各部を制御する処理を行う。マップ出力部11は、データ処理部9での計測・検査の処理の結果であるマップ(例えば試料表面の2次元の状態)を含む情報をディスプレイ画面に表示する。また、マップ出力部11は、ユーザが各種の情報を確認したり各種の操作をしたりするためのGUIを構成して画面に表示する。マップ出力部11はPC等で実装可能である。また後述するようにマップ出力部11及びCPU10は、ユーザにより各種情報を設定する機能も有し、ゲート信号生成部25などに対する調整が可能となっている。当該調整の場合、CPU10から設定信号(CNF)をゲート信号生成部25へ供給する。
なおステージや、照明部・検出部を含む光学系などの諸要素は、所定の筐体(非図示)内において所定の位置関係や寸法で設置され、図示する配置に限らなくてよい。また各処理部(データ処理部9など)は、例えば所定の論理が形成されたICなどのハードウェアで実装してもよいし、汎用的な計算機のソフトウェアプログラム処理などで実現してもよい。また例えばゲート信号生成部25は、専用のICなどで実装してもよいし、センサ6の一部として統合して実装してもよいし、図示する他の要素と統合して実装してもよい。
[センサ]
図3(A),(B)は、実施の形態1の検査装置100における光検出素子であるセンサ6の構成及び動作の例を示す。(A)はセンサ6回路構成、(B)は対応するセンサ6動作を示す。
図3(A)で、センサ6は、図示するように、光検出素子であるMPPC32、バイアス電圧生成回路31、検出抵抗33、差動増幅回路34、及びドライバ回路35が接続された構成である。また40は前述のゲート信号G、41は検出信号S、42はMPPC32に印加するためのゲイン制御信号(GCとする)を示す。なおMPPC32の構成を図4に示す。
センサ6では、MPPC32に対して、バイアス生成回路31でバイアス電圧を生成・印加すると共に、ドライバ回路35でゲート信号Gに応じたゲイン制御信号(GC)42を、検出抵抗33を介して印加する。ゲイン制御信号(GC)42は、VH(ハイ電圧)またはVL(ロー電圧)となる電圧信号である。これにより、バイアス電圧とゲイン制御信号(GC)42との差分に相当する電圧が、MPPC32の両端に印加される。更に、MPPC32の出力電流を検出抵抗33で電圧に変換し、差動増幅回路34で検出抵抗33の両端の電圧を差動増幅して、検出信号(S)41として出力する。
ここで、同一光量入射によるMPPC32の増倍電流出力は、MPPC32への印加電圧で大きく変動する。そのため、MPPC32の増倍率を低くする電圧をバイアス電圧とVHとの差電圧で生成し、MPPC32の増倍率を高くする電圧をバイアス電圧とVLとの差電圧で生成する。これにより、MPPC32は、ドライバ回路35が出力するゲイン制御信号(GC)42によって出力電流を制御する。
上記MPPC32の出力電流は、MPPC32内部に蓄積された電荷であり、増倍率が低い場合に、(MPPC32に対する)光入射があっても、蓄積された電荷の出力が抑制される。即ち、ゲート信号(G)40によりMPPC32の動作状態を制御することが可能となる。ゲート信号(G)40のON/OFFのパルスに基づき、ゲイン制御信号(GC)42が、VHの場合には、検出信号(S)41の出力を停止する。またVLの場合には、検出信号(S)41は、(MPPC32に対する)光入射に応じた検出電圧が出力される。即ち、図3(B)にも示すように、光検出素子であるMPPC32をゲート信号(G)40により動的にオン/オフ制御することが可能となる。ゲート信号GがON(VL)の時は検出信号Sの電圧が出力され、OFF(VH)の時は検出信号Sが出力されない(遮断される)。
[MPPC]
図4は、MPPC32の等価回路の概略構成を示す。1つのMPPC32は、複数のAPD32aのアレイを含んで成る。各APD32aはガイガーモードで動作させる。各APD32aには、前述(背景技術)のように光子の入射に応じた電圧降下による信号(パルス)を取り出すための抵抗32b(ないし回復時間を早めるためのクエンチング抵抗)が接続されている(検出抵抗33に相当)。上側の端子のVrは逆バイアス電圧を示す。逆バイアス電圧Vrは、APD32aの降伏電圧よりも大きい電圧である。光(光子)が入射されたAPDピクセルから、蓄積された電荷を電流として出力する。各APD32aからの信号(パルス)の総和がMPPC32の出力信号(検出信号S)となる。
上述した実施の形態1の検査装置100によれば、レーザ光源2からのパルス発振に同期させてセンサ6での光検出、及びADC8でのサンプリング等を行う機能を有するので、MPPC32を含むセンサ6に関して、(1)暗ノイズの影響、及び(2)レーザ光源のパルス発振の影響を低減すると共に、(3)反射光や迷光の影響による検出精度の劣化に対処して、検出精度を向上することができる。
<実施の形態2>
次に、図5を用いて、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の検査装置100は、実施の形態1に対し、主にセンサ6の構成が異なる。
図5は、実施の形態2におけるセンサ6(6Bとする)の構成を示す。図5のセンサ6Bは、図示のように、バイアス電圧生成回路31、ドライバ回路35、レベルシフト回路38、MPPC32、検出抵抗33、コンデンサ36、増幅回路37等により構成される。
センサ6Bでは、バイアス電圧生成回路31において、MPPC32の増倍率が低くなるバイアス電圧VLと増倍率が高くなるバイアス電圧VHとを生成し、これらをドライバ回路35を介してMPPC32に印加する。またドライバ回路35は、レベルシフト回路38を介して入力されたゲート信号(G)40に基づいて、上記MPPC32に印加されるバイアス電圧をVHまたはVLに切り替える。
またMPPC32の出力電流は、一方が基準電位に固定された検出抵抗33を介して検出電圧に変換され、コンデンサ36、及び増幅回路37を介して、検出信号(S)41として出力される。
実施の形態2の構成により、実施の形態1の構成と同様の効果が得られる。
<実施の形態3>
次に、図6,図7を用いて、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3の検査装置100は、実施の形態1の検査装置100に対して、多くの要素は共通・同様の構成であるが、異なる部分として、ゲート信号生成部25からゲート信号Gをセンサ6だけでなくデータ処理部9にも供給し、データ処理部9でゲート信号Gを用いてサンプリング情報の処理を行う点がある。
図6は、実施の形態3の検査装置100(100Cとする)の構成を示す。図6の検査装置100Cは、図1と同様の要素を有する構成であり、接続関係及び要素内の処理などが異なる。データ処理回路9は、クロック検出部20で生成した再生クロック(C1)を遅延調整部24で遅延調整した信号(C1´)と、ゲート信号生成部25で生成したゲート信号Gとが入力される。データ処理回路9は、上記入力信号(C1´,G)をもとに、ADC8でサンプリングした検出信号Sのデータを処理する。
図7(A),(B)は、実施の形態3の検査装置100Cにおけるセンサ6(6Cとする)の構成及び動作の例である。センサ6Cは、図示するように、MPPC32、バイアス電圧生成回路31、検出抵抗33、ドライバ回路35、コンデンサ36、及び増幅回路37が接続された構成である。センサ6Cでは、MPPC32に対して、バイアス電圧生成回路31でバイアス電圧を生成・印加すると共に、ドライバ回路35でゲート信号(G)44に応じたゲイン制御信号(GC)(VHまたはVLとなる電圧)45を、検出抵抗33を介して印加する。ゲイン制御信号(GC)45が出力するVHまたはVLについては実施の形態1のゲイン制御信号(GC)42と同様である。更に、MPPC32の出力電流を検出抵抗33で電圧に変換し、コンデンサ36と増幅回路37を介して、検出信号43(S)として出力する。
上記センサ6Cの検出信号(S)43は、図6の検査装置100Cにおいて、増幅回路7を介して、ADC8でサンプリングされる。ADC8では前述の信号(C1´)のタイミングでサンプリングする。図7(B)のVL箇所の501の点線は、サンプリングの時点を示す。そしてデータ処理部9では、図7(B)のように、ADC8でサンプリングした検出信号Sのデータに対して、ゲート信号生成部25からのゲート信号(G)44を有効信号(VAL)として、検出信号Sの有効期間を判定してデータ処理を行う。即ちゲート信号(G)44がONの期間ではサンプリングデータが有効、OFF期間では無効とする。
実施の形態3の構成により、実施の形態1の構成と同様の効果が得られる。またゲート信号Gを用いてサンプリング情報の処理を行うことにより、処理精度の向上が見込める。
<設定手段>
更に、追加的な機能として、前記図2等にも示したように、ゲート信号生成部25からセンサ6に対するゲート信号GによるON/OFF制御に関する設定手段を設ける。図2の例では、マップ出力部11(GUI部)の画面で、ユーザがゲート信号制御に関する設定情報を入力する。入力された設定情報をCPU10で処理する。そしてCPU10を介してゲート信号生成部25へ設定情報(CNF)を入力する。設定情報(CNF)に従い、ゲート信号生成部25は、センサ6へ印加するゲート信号Gを調整する。このゲート信号Gの調整可能とするパラメータとして、ゲート信号GのON(対応するVL)及びOFF(対応するVH)の大きさ(振幅)、ON/OFFのデューティ比、及び印加タイミング(位相)などを有する。これらの数値を画面でバーやボタン等を用いて微調整可能である。これによりユーザによるセンサ6の光検出精度の微調整が可能であり、計測・検査精度向上に寄与できる。
<パルス信号>
図8は、上記実施の形態の補足として各パルス信号について概略的なイメージを示す。(a)はレーザ光源2からのパルス発振によるビームのパルスを示す。(b)はクロック検出部20による再生信号(クロック信号C1)のパルスを示す。(c)はゲート信号Gを示す。ON時は増倍率が大となり、OFF時は増倍率が小となる。(d)はセンサ6(MPPC32)の検出信号S(波形は例)を示す。なお検出信号Sとして電荷蓄積の波形で示しているが、カウント値(総数)の出力信号とは別である。
ゲート信号GがONの期間では、試料からの散乱光を入射できる。ゲート信号GがOFFの期間では、ゲイン(増倍率)のオフ(小ないし0)により、反射光・迷光などの影響による電荷蓄積がされない。よって、余計な電荷蓄積による望ましくないパルス(信号)の出力を防止できる。次の光入射時(ON期間)に波形の振幅精度が劣化してしまうことを防止できる。即ち検出信号Sの劣化が防止でき、結果、センサ6の光検出精度が高くなる。
例えば微細化された半導体ウェハを対象として高スループットが要求される暗視野光学式の検査装置では、レーザ光源2からのパルス発振の周波数が高くなり、ウェハ上の異物などからの散乱光をセンサ6で高精度に検出する必要がある。その場合も、上記のようにレーザ光源2に同期させたゲート信号Gによるセンサ6の入出力の制御により、高精度及び高スループットを実現することができる。
なお本実施の形態では、ゲート信号Gとしてパルス信号(ON/OFFの2値信号)を用いてセンサ6を制御する構成としたが、これに限らず、3値以上の信号を用いてもよいし、振幅が連続的に変化する波形の信号を用いてゲインないし増倍率の大きさを連続的に変化させるようにしてもよい。
<光検出素子>
なお上述の形態では、光検出素子(センサ6)としてMPPCを用いた場合を説明したが、これに限らず、フォト・ダイオード、単一のAPD、光電子増倍管(PMT)、等を用いてもよい。その場合にも、上述の形態と同様に、ゲート信号生成部25等を用いて、それらの光検出素子に対して動作電圧を動的に制御することにより、光検出素子の動的なオン/オフ制御が実現でき、光検出の精度を高めることができる。
MPPC(PPD)のような半導体光検出素子の出力・増倍率は、APDピクセルに対するバイアス電圧に大きく依存し、従来の対策例(例えば前記特許文献2)では、高精度(正確)にバイアス電圧を設定するための手段(例えばDAC)の具備が必要であった。一方、本実施の形態によれば、照射部101に同期させて検出部102の入出力の動作をゲート信号により動的に制御する手段(検出制御部104)を設けた構成(図1)である。特にバイアス電圧をゲート信号Gによりパルス制御(ON/OFF制御)する構成である。これにより高い光検出精度を実現できる。
<効果等>
以上説明したように、各実施の形態の検査装置100によれば、レーザ光源2からのパルス発振に同期させてセンサ6での光検出、及びADC8でのサンプリング等を行う機能成を有するので、MPPC32などの光検出素子を含むセンサ6に関して、(1)暗ノイズの影響、及び(2)レーザ光源のパルス発振の影響を低減すると共に、(3)反射光や迷光の影響による検出精度の劣化に対処して、検出精度を向上することができる。これにより検査装置100における試料表面の微小な異物・欠陥などを含む状態を高精度に計測・検査することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば前述した全ての要素を備えなくてもよく、他の要素への置換や他の要素の追加も可能である。また各実施の形態の組み合わせによる形態も可能である。
他の実施の形態として、検査装置は、光照射手段であるレーザ光源と、光検出手段であるセンサ装置とを有し、センサ装置に印加する電圧ないしセンサ装置のゲインを、光照射手段のレーザ光に同期してパルス制御する制御手段を有する。上記制御手段は、上記パルス制御するゲート信号を発生してセンサ装置へ印加する。上記センサ装置は、例えば、入射光に応じて電流を出力するセンサ素子と、上記ゲート信号に応じて所定の電圧をセンサ素子に印加するドライバ回路と、素子の出力電流を電圧に変換する抵抗素子と、抵抗素子の両端に発生する電圧を差動増幅する増幅素子とを有し、上記ゲート信号に応じて検出動作する。また上記センサ装置は、ゲート信号に応じて増幅動作を制御する。また上記センサ装置は、ゲイン制御電圧とセンサ出力電圧とから検出信号を差分検出する。
1…ウェハ、2…レーザ光源、3…反射板、4,5…レンズ、6…センサ、7…増幅回路、8…ADC(アナログ・デジタル変換回路)、9…データ処理部、10…CPU、11…マップ出力部(GUI部)、12…ステージ制御部、13…回転ステージ、14…並進ステージ、20…クロック検出部、21…センサ、22…IV変換回路、23…クロック再生回路、24…遅延調整部(遅延制御部)、25…ゲート信号生成部、100…検査装置。

Claims (15)

  1. 試料の状態の計測ないし検査を行う検査装置であって、
    前記試料の表面に対してレーザ光源からパルス発振によるビームを照射する照射部と、
    前記照射による前記試料の表面からの光を入射して検出信号を生成し出力する検出部と、
    前記照射部のパルス発振のタイミングに合わせて前記検出部の入出力を制御するための第1の信号を生成して前記検出部に印加する検出制御部と、を有し、
    前記検出部は、前記第1の信号に従うタイミングで前記光を入射して検出信号を生成し出力すること、を特徴とする検査装置。
  2. 請求項1記載の検査装置において、
    前記照射部に同期するために、前記照射部からのパルス発振によるビームに基づいて第1のクロック信号を生成する第1同期部を有し、
    前記検出制御部は、前記第1のクロック信号に基づいて前記第1の信号を生成し前記検出部へ印加すること、を特徴とする検査装置。
  3. 請求項2記載の検査装置において、
    前記検出部からの検出信号をサンプリングするサンプリング部と、
    前記検出部に同期するために、前記第1のクロック信号または前記第1の信号に同期させた第2の信号を前記サンプリング部に印加する第2同期部と、を有し、
    前記サンプリング部は、前記第2の信号に基づいて前記検出信号をサンプリングすること、を特徴とする検査装置。
  4. 請求項2記載の検査装置において、
    前記検出部からの検出信号をサンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリング部からのサンプリングデータを入力して所定のデータ処理を行うデータ処理部と、を有し、
    前記データ処理部は、前記第1の信号または前記第1のクロック信号の入力に基づいて前記サンプリングデータの有効/無効を判定すること、を特徴とする検査装置。
  5. 請求項1記載の検査装置において、
    前記第1の信号は、前記検出部での光の入射をON/OFFで切り替えるためのゲート信号であり、
    前記検出部は、前記ゲート信号がON時には前記光を入射して検出信号を生成し、OFF時には前記光を入射しないこと、を特徴とする検査装置。
  6. 請求項1記載の検査装置において、
    前記第1の信号は、前記検出部でのゲインないし増倍率を切り替えるためのゲート信号であり、
    前記検出部は、前記ゲート信号の値の大きさに応じたゲインないし増倍率で前記検出信号を生成すること、を特徴とする検査装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の検査装置において、
    前記検出部は、前記光を入射して検出信号を生成し出力する光検出素子として、APDまたはMPPCを含んで構成されること、を特徴とする検査装置。
  8. 請求項1記載の検査装置において、
    前記検出部は、
    前記光を入射する光検出素子と、
    前記光検出素子の一方端に第1の電圧を供給する第1電圧供給部と、
    前記光検出素子の他方端に接続される検出抵抗と、
    前記検出抵抗の他方端に接続され第2の電圧を供給する第2電圧供給部と、を有し、
    前記第1の信号の入力に応じて、前記第1電圧供給部の第1の電圧、または前記第2電圧供給部の第2の電圧の大きさが制御されること、を特徴とする検査装置。
  9. 請求項8記載の検査装置において、
    前記検出部は、
    前記検出抵抗に接続される差動増幅素子と、
    前記検出抵抗の他方端に接続されるドライバ回路と、を有し、
    前記差動増幅素子は、前記検出抵抗の端子電圧を増幅して前記検出信号として出力し、
    前記ドライバ回路は、前記第1の信号の入力に基づいてロー電圧またはハイ電圧を切り替えてゲイン制御信号として出力すること、を特徴とする検査装置。
  10. 請求項1記載の検査装置において、
    前記検出部は、
    前記光を入射する光検出素子と、
    前記光検出素子の一方端に接続されるドライバ回路と、
    前記光検出素子の他方端に接続され他方端が基準電位に接続される検出抵抗と、
    前記ドライバ回路にロー電圧及びハイ電圧を供給する電圧供給部と、
    前記ドライバ回路に前記第1の信号の入力に応じた信号を供給するレベルシフト回路と、
    前記光検出素子の他方端に接続される容量素子と、
    前記容量素子に接続され前記検出信号を出力する増幅素子と、を有し、
    前記ドライバ回路は、前記レベルシフト回路からの信号に応じて、前記ロー電圧及びハイ電圧を切り替えてゲイン制御信号として出力すること、を特徴とする検査装置。
  11. 請求項1記載の検査装置において、
    前記検出部は、
    前記光を入射する光検出素子と、
    前記光検出素子の一方端に第1の電圧を供給する第1電圧供給部と、
    前記光検出素子の他方端に接続される検出抵抗と、
    前記光検出素子の他方端に接続される容量素子と、
    前記容量素子に接続され前記検出信号を出力する増幅素子と、
    前記検出抵抗の他方端に接続されるドライバ回路と、を有し、
    前記ドライバ回路は、前記第1の信号の入力に基づいてロー電圧またはハイ電圧を切り替えてゲイン制御信号として出力すること、を特徴とする検査装置。
  12. 請求項1記載の検査装置において、
    前記検出部は、前記試料の表面からの散乱光を入射して検出信号を生成し出力する光検出素子を含んで構成され、
    前記光検出素子からの検出信号を増幅する増幅回路を有し、
    前記検出部からの検出信号をサンプリングするサンプリング部は、前記増幅回路の出力をアナログ・デジタル変換するADCを有し、
    前記ADCからのサンプリングデータを入力して所定の計測ないし検査のデータ処理を行うデータ処理部と、
    全体を制御する制御部と、
    画面で前記データ処理の結果を表示する処理を含むユーザインタフェースを提供する処理を行うユーザインタフェース部と、
    前記試料を載せたステージを制御するステージ制御部と、を有すること、を特徴とする検査装置。
  13. 試料の状態の計測ないし検査を行う検査装置で行われる検査方法であって、
    前記試料の表面に対してレーザ光源からパルス発振によるビームを照射する照射手順と、
    前記照射による前記試料の表面からの光を入射して検出信号を生成し出力する検出手順と、
    前記照射手順のパルス発振のタイミングに合わせて前記検出手順の入出力を制御するための第1の信号を生成して印加する検出制御手順と、を有し、
    前記検出手順は、前記第1の信号に従うタイミングで前記光を入射して検出信号を生成し出力すること、を特徴とする検査方法。
  14. 請求項13記載の検査方法において、
    前記照射手順に同期するために、前記照射手順のパルス発振によるビームに基づいて第1のクロック信号を生成する第1同期手順を有し、
    前記検出制御手順は、前記第1のクロック信号に基づいて前記第1の信号を生成し印加すること、を特徴とする検査方法。
  15. 請求項13または14に記載の検査方法において、
    前記検査装置に備える前記検出手順を実行する検出部は、前記光を入射して検出信号を生成し出力する光検出素子として、APDまたはMPPCを含んで構成されること、を特徴とする検査方法。
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