JP2015049062A - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で、複数波長の検査を高速に行うことができる欠陥検査装置を提供する。
【解決手段】パルス信号発生器と、パルス信号に同期して互いに直交する二つの偏光状態のいずれかのパルス光を出力する偏光変調器とを備えるシード光発生器211と、パルス光を偏光を用いて分岐する分岐機構と、分岐機構により分岐されたパルス光のそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームに波長変換する変換部とを備える波長変換部220と、波長変換部により変換された互いに異なる二つの波長のビームを被検査対象物の表面に照明する照明光学系3a,3bと、照明光学系により照明され発生する光を検出する検出部と、検出部により検出された光に基づく信号をパルス信号発生器より出力されるパルス信号に基づき波長ごとに分配する分配器511a,511bと、分配器により分配された光に基づく信号を処理して欠陥を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造工程、液晶表示素子製造工程、プリント基板製造工程等、基板上にパターンを形成して対象物を製作していく製造工程で発生する欠陥を検出し、分析して対策を施す製造工程において、欠陥の発生状況を検査する欠陥検査装置およびその方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2012-68261号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「光源から出射した光を検査対象基板上の所定の領域に所定の複数の光学条件をもって導く照明工程と、前記所定領域において、前記複数の光学条件に対応して生じる複数の散乱光分布の各々につき、所定の方位角範囲および所定の仰角範囲に伝播する散乱光成分を受光器に導き電気信号を得る検出工程と、該検出工程において得られる複数の電気信号に基づいて欠陥を判定する欠陥判定工程とを有することを特徴とする欠陥検査方法」が記載されている。
特開2012-68261号
欠陥や検査対象基板表面の材料定数、特に光屈折率の波長依存性、および検査対象基板表面に形成された膜の膜厚と波長との相対的な関係の影響で、ある波長に対して、特定の欠陥材料、欠陥寸法、欠陥形状、膜材質、膜厚では欠陥の信号が得られない、あるいはノイズが大きく欠陥が検出できないという場合がある。よって、所定の単一の波長の光のみを検査に用いる欠陥検査装置では、検査対象によっては十分な欠陥検出感度が得られない場合がある。
前記特許文献1には、複数の波長の光を用いた欠陥検査装置が記載されている。しかし、特許文献1に記載された複数波長による欠陥検査装置は、使用する波長ごとに対応する光源、検出器、信号処理系が必要になるため、装置が大規模になり、価格が高価になる。一方、一つの光学系で一回の検査シーケンス毎に波長を切り替えて検査を行うと、安価な装置で複数波長の検査を行うことができるが、短時間に検査を終えることができない。
特許文献1に記載された「単一光源で複数の波長の光を発するもの」を用いれば必要な光源の個数を減らすことができるが、そのような光源の具体的な構成は開示されていない。また、「照明条件および検出条件を時間的に切替える」構成例の記載があるが、光学条件として波長を時間的に切替えることの記載はない。
そこで、本発明は、安価な構成で、複数波長の検査を高速に行うことができる欠陥検査装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、パルス信号を発生させるパルス信号発生器と、前記パルス信号発生器から出力されるパルス信号に同期して互いに直交する二つの偏光状態のいずれかのパルス光を出力する偏光変調器とを備えるシード光発生器と、前記シード光発生器の偏光変調器により出力されるパルス光を偏光を用いて分岐する分岐機構と、前記分岐機構により分岐されたパルス光のそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームに波長変換する変換部とを備える波長変換部と、前記波長変換部により変換された互いに異なる二つの波長のビームを被検査対象物の表面に照明する照明光学系と、前記照明光学系により照明された互いに異なる二つの波長のビームにより発生する光を検出する検出部を備える検出光学系と、前記検出光学系の検出部により検出された光に基づく信号を前記パルス信号発生器より出力されるパルス信号に基づき波長ごとに分配する分配器と、前記分配器により分配された光に基づく信号を処理して欠陥を判定する欠陥判定部と、を備える信号処理系と、を有する。
本発明によれば、安価な構成にて複数波長の検査を高速に行うことができる欠陥検査装置を提供することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施例の欠陥検査装置の構成図の例である。 本実施例のシード光発生器の構成図の例である。 本実施例の波長変換部の構成図の例である。 本実施例の照明スポットの移動速度とパルス周波数の関係を示す図の例である。 本実施例の信号処理部の構成図の例である。 本実施例の欠陥判定器におけるローパスフィルターの例を説明する図である。 実施例2における波長変換部の構成図の例である。 実施例3の欠陥検査装置の構成図の例である。 実施例3における波長変換部の構成図の例である。 実施例4における検出光学系および信号処理系の構成図の例である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
本実施例では、安価な構成にて複数波長の検査を高速に行うことができる欠陥検査装置の例を説明する。
図1は、本実施例の欠陥検査装置の構成図の例である。欠陥検査装置は、光源2、照明光学系3a、3b、試料ステージ10、検出光学系4a、4b、信号処理部5、制御部7、入力部8、表示部9を有する。
光源2はシード光発生器211、波長変換部220を有し、二つの波長のレーザ光ビームを発する。照明光学系3aは、アッテネータ301a、ビームエキスパンダ302a、λ/2板303a、λ/4板304a、ミラー305a、照明集光系306aを有する。照明集光系3bは照明集光系3aと同様の構成である。光源2が発する各々の波長のレーザ光ビームは、照明集光系3a、照明集光系3bのいずれかを通過し、その強度、偏光状態、ビーム径、入射角を制御され、試料ステージ10に設置された試料Sに集光して照射される。照明集光系3aは試料Sに斜方より照明光を照射する。照明集光系3bは試料Sに垂直に照明光を照射する。
光源2が発する二つの波長のうち短い方の波長を照明集光系3aに導き、長い方の波長を照明集光系3bに導くことが、微小な異物や凸状欠陥の検出に有効な短波長斜方照明、低段差欠陥や凹欠陥の検出に有効な長波長垂直照明を両立できるので有効である。対象試料や欠陥によっては、波長と照明入射角が逆の方が有効な場合があるので、その場合は光源と照明光学系3aおよび3bとの間のミラーの位置を切替えることで、短波長垂直照明と長波長斜方照明が実現される。照明光学系3a、3bに入る波長を切り替えたときは、必要に応じてビームエキスパンダ構成素子の光軸方向位置調整、対応する波長の波長板への交換、および照明集光系306a、306bのフォーカス調整を行う。以上の構成によれば、照明光学系3aおよび3bに一度に入射する波長は一つとなるため、複数波長に対応した波長板および色収差を補正したビームエキスパンダ、照明集光系が不要となり、照明光学系を安価に実装できる利点がある。
照明光学系3a、3bにより照射された試料S上の領域(照明スポット)からの散乱光が検出光学系4a、4bにて検出される。検出光学系4aは、検出集光系401a、空間フィルタ402a、λ/4板403a、偏光板404a、光検出器405aを有する。光源2が発した複数の波長に対応する複数の波長の散乱光が照明スポットから発生する。発生した散乱光が検出集光系401aによって集光され、空間フィルタ402a、λ/4板403a、偏光板404aによってノイズの大きい散乱方向あるいは偏光状態の散乱光成分が遮光あるいは減光され、光検出器405aによって検出される。
検出集光系401aは、波長依存性、色収差を抑えるため、複数の材質のレンズからなる屈折光学系、あるいは色収差の出ない反射曲面を含む反射屈折光学系、あるいは反射光学系が用いて構成される。光検出器405aは、光源2が発する複数の波長を検出可能な感度波長域を有する。また、光検出器405aは、後述するパルス信号発生器101が発生する繰り返しパルス信号のパルス間隔より短い応答速度を有する高速応答の検出器である。検出光学系4bは検出光学系4aと同様の構成を有し、検出光学系4aと異なる方向に発した散乱光を検出する。
信号処理部5は、分配器511a、511b、欠陥判定器521を有する。検出器405a、405bが検出した複数波長の散乱光の信号は、分配器511a、511bによって波長ごとに分離され、その信号に基づいて欠陥判定器521によって欠陥の有無が判定されて出力される。
制御部7は、入力部8からの入力に基づいて、欠陥検査装置の各部を制御する。また、信号処理部5より出力された散乱光検出信号および欠陥の情報は制御部7が有する記憶媒体に記憶され、入力部からの指示あるいは設定値に従って表示部9に出力される。
図2は、本実施例のシード光発生器211の構成図の例である。光源2は、パルス信号発生器101、分周信号発生器201、強度変調器ドライバ202、偏光変調器ドライバ203、レーザダイオード204、光強度変調器205、偏光変調器206、光増幅器207を有する。
パルス信号発生器101が繰り返しパルス信号を発生し、この信号に基づいて強度変調器ドライバ202が強度変調器205を駆動する。同じ繰り返しパルス信号が分周信号発生器201に入力されて分周された信号が偏光変調器ドライバに入力され、この信号に基づいて偏光変調器ドライバ203が偏光変調器206を駆動する。パルス信号発生器101の出力の繰返し周波数、パルス幅、分周信号発生器201の出力の分周比、強度変調器ドライバ202の出力のパルス幅、偏光変調器ドライバ206の出力のパルス幅は制御部7により設定、調整される。
レーザダイオード204は波長1064nm帯のDFB(Distributed Feedback)レーザであり、シングルモード、狭スペクトル幅で安定した波長の高出力レーザ光を出力する。レーザ光は光強度変調器205によってパルス変調され、さらに偏光変調器206により偏光変調される。偏光変調器206は、分周信号発生器201の分周比がNの場合は以下の偏光変調動作をする。1番目のパルスの偏光状態を元の偏光状態と直交する偏光状態に偏光変調する。2番目以降、N番目のパルスの偏光状態を変えずに元の偏光状態のまま通過させる。以上の偏光変調動作により、互いに直交する偏光状態を持つ偏光パルス光が1:(N−1)のパルス個数比で並んだ繰返しパルス光の列ができる。図2にはNが3の場合のパルス光の列の例を図示した。後述する偏光ビームスプリッタによるパルス分離の効率を高める目的で、偏光度を高めるため、レーザダイオード204と偏光変調器206の間に偏光板が必要に応じて設置される。互いに直交する偏光状態の組合せの例として、垂直直線偏光と水平直線偏光の組合せ、あるいは右回り円偏光と左回り円偏光の組合せが用いられる。光増幅器207として、波長1064nmの光を増幅するNdドープ偏波保持ファイバが用いられる。前記の偏光パルス光が光増幅器207にて偏光状態を維持したまま増幅されて出力される。以上述べた構成のシード光発生器211にて、高出力、高ピークパワーで偏光変調された波長1064nmの繰返しパルス光(シード光)が得られる。
図3は、本実施例の波長変換部220の構成図の例である。波長変換部220は、波長板224、偏光ビームスプリッタ225、5倍波変換部221、3倍波変換部222、パルス遅延部234を有する。シード光発生器211が出力するシード光(波長1064nm)が、波長板224にて偏光状態を調整され、偏光ビームスプリッタ225にて分岐され、5倍波変換部221により第五高調波(波長213nm)、3倍波変換部222により第三高調波(波長355nm)に変換される。パルス遅延部234は5倍波変換部221と3倍波変換部222との光路長の差異を補償する。シード光の互いに直交する偏光状態の組合せが右回り円偏光と左回り円偏光の場合、波長板224としてλ/4板を用い、互いに直交する直線偏光に変換する。シード光が互いに直交する直線偏光の場合、必要に応じて波長板224としてλ/2板を用い、偏光ビームスプリッタ225によるパルスの分離度が高まるよう偏光方向を調整する。偏光ビームスプリッタ225において、この互いに直交する直線偏光がそれぞれ別の光路に導かれる。前記分周信号発生器201の分周比がNの場合、5倍波変換部221に入射するビームと、3倍波変換部222に入射するビームの単位時間当りのパルス数の比が(N−1):1になり、強度比もそれに比例して(N−1):1となる。
偏光ビームスプリッタ225により分離した一方のビームは、5倍波変換部221に入射する。同ビームはビームスプリッタ226により分岐され、波長変換結晶227にて第二高調波発生により波長532nm(第二高調波)に変換され、波長変換結晶228にて再度の第二高調波発生により波長266nm(第四高調波)に変換され、ビームスプリッタ226により別光路に分岐したビームと、ダイクロイックミラー229にて合成され、波長変換結晶230にて和周波発生により波長213nm(第五高調波)に変換されて出力される。
偏光ビームスプリッタ225により分離したもう一方のビームは、折り返しミラーあるいはコーナーキューブで構成されたパルス遅延部234にて他方のビームとの光路差を調整された後、3倍波変換部222に入射する。同ビームはビームスプリッタ235により分岐され、波長変換結晶236にて第二高調波発生により波長532nm(第二高調波)に変換され、ビームスプリッタ235により別光路に分岐したビームと、ダイクロイックミラー237にて合成され、波長変換結晶238にて和周波発生により波長355nm(第三高調波)に変換されて出力される。
波長の短い第五高調波を用いることで、微小な欠陥の散乱光強度を増加し、微小な欠陥を高感度に検出することができる。また、第三高調波を併用することで、第五高調波では材料依存性あるいは膜厚依存性の影響で検出が難しい欠陥を捕捉することができる。
波長変換結晶227、236として、LBO結晶(LiB3O5)あるいはKDP結晶(KH2PO4)などが用いられる。波長変換結晶228、236として、CLBO結晶(CsLiB6O10)、BBO結晶(β−BaB2O4)などが用いられる。波長変換結晶238として、LBO結晶あるいはBBO結晶あるいはKTP結晶(KTiOPO4)などが用いられる。CLBO結晶およびBBO結晶は、変換効率が高い、ダメージしきい値が高い利点があるが、潮解性が高いため、湿度管理が必要になる。結晶を高気密の温度・湿度調整器231、232、239の中に置き、温度を約150℃に保って防湿することで、安定した出力ビームが得られる。KDP結晶およびKTP結晶は、潮解性が低いため、前記のような厳密な湿度管理をせずに安定した出力ビームが得られる利点がある。
上記に述べたように非線形光学効果による波長変換を行う際に、波長変換の効率を高めるには、パルス光のピークパワーが高いほうが有利である。仮にシード光発生器211においてパルスごとに偏光を切替えることなく、ビームスプリッタ225に入射するビームの偏光の調整によって(N−1):1の強度比に分岐する場合、分岐したビームのパルスピークパワーは元のビームのパルスピークパワーの(N−1)/Nおよび1/Nに低下する。それに対し、本実施例では個々のパルスは5倍波変換部221あるいは3倍波変換部222のいずれか一方に入射するため、分岐の前後でパルスピークパワーが維持され、高いh波長変換効率が得られる利点がある。
分周信号発生器201の分周比Nの設定値の調整により、波長213nmと波長355nmの光強度比が調整される。分周比Nは、後段の光検出器405の出力が二波長間で近づくように調整するのが望ましい。具体的な設定例として、5倍波変換部221と3倍波変換部222の出力が二波長間で同等になるよう設定する方法、微小欠陥からの散乱光出力が同等になるよう設定する方法、光検出器405aの出力が同等になるよう設定する方法などがある。
5倍波変換部221と3倍波変換部222は波長変換の構成が異なるので、変換効率が異なる。一般に、高調波の次数が高い方が変換効率が低くなるため、第五高調波発生より第三高調波発生の方が変換効率が高い。一例として、5倍波変換部221と3倍波変換部222の変換効率比が1:10の場合、5倍波変換部221と3倍波変換部222の出力が二波長間で同等になるよう設定するには、分周比を11に設定するのが望ましい。また、微小欠陥からの散乱光強度は波長の−4乗に比例するため、照明強度が等しい場合、波長213nmと波長355nmの散乱光強度比は7.7:1である。よって、微小欠陥からの散乱光出力が同等になるよう設定するには、10/7.7=1.3より、分周比を2に設定するのが望ましい。また、検出光学系4aあるいは4bの二波長間の検出感度比は検出光学系を構成するレンズやフィルタ等の光学素子の二波長間の透過率比および光検出器405aあるいは405bの二波長間の検出感度比により決まる。波長213nmと波長355nmの検出光学系の感度比が1:2の場合、光検出器405aの出力を同等にするには、10/7.7×2=2.6より、分周比を4に設定するのが望ましい。分周比を以上のように設定することで、シード光の利用効率を下げること無く、照明光強度、欠陥散乱光強度、あるいは検出信号強度の波長間の大きな差異を抑えることができ、検出器のダイナミックレンジを有効に活用することができる。
図4は、本実施例の照明スポットの移動速度とパルス周波数の関係を示す図の例である。試料S表面上での照明スポットは、試料ステージ10の回転、並進走査により、試料Sの全面を走査する。照明スポットは楕円形であり、試料S上を照明スポットの短径方向に移動する。図4は分周信号発生器201の分周比設定が3で、波長213nm、355nmのパルス数比が2:1の例である。照明スポットが試料S上を走査中のある時間範囲内の、照明パルスごとの照明スポット位置を示す。照明スポット位置281、284が波長355nmのパルス、照明スポット位置282、283、285、286が波長213nmのパルスに対応する。波長355nmの方がパルス間隔が長いが、連続するパルスの照明スポット領域が互いに重なり合うことで、試料Sの全面を漏らさずに検査することができる。この条件を満たすよう、試料ステージ10の走査速度、およびパルス信号発生器101のパルス繰返し周波数が設定される。一例として、照明スポット幅が5μm×10μm、試料ステージ10の走査速度が30m/s、分周比Nが3の条件で、パルス信号発生器101のパルス繰返し周波数を36MHz以上とすることで、波長355nmの照明スポットのオーバーラップ幅が2.5μm以上となり、試料S上の同一箇所がそれぞれの波長で二回以上照明される。また、同じ条件でパルス信号発生器101のパルス繰返し周波数を53MHz以上とすることで、波長355nmの照明スポットのオーバーラップ幅を3.3μm以上となり試料S上の同一箇所がそれぞれの波長で三回以上照明される。以上により、同一箇所を各々の波長について複数のパルスで照射することで、パルス間の強度ばらつきによる検出信号のばらつきやノイズの検査感度の低下が軽減される。
図5は、本実施例の信号処理部5の構成図の例である。信号処理部5は、A/D変換器501a、501b、分配器511a、511b、欠陥判定器521a、521b、522a、522b、欠陥マージ器531を有する。
光検出器405aにより検出された散乱光検出信号は、A/D変換器501aにてデジタル信号に変換される。A/D変換器501aは、パルス信号発生器101の信号に基づき、照明パルス光が出力された時間およびその直後の時間(光検出器の出力の緩和時間)のみの光検出器からの出力信号を出力し、それ以外の時間の信号は0として出力することで、パルス光によって発生した散乱光信号のみが出力され、光検出器で発生した暗電流などのノイズ成分が除去される。A/D変換器501aは、パルス信号発生器101のパルス繰返し周波数と同等以上のサンプリング周波数で動作する。分配器511aは、分周信号発生器201の信号を受け、分周後のパルス信号のオンオフに応じて、A/D変換器501aの出力した信号を二つに分離して出力する。これにより、シード光の出力パルスの偏光状態に同期して信号が分配され、二つの波長各々の照明による散乱光信号を波長ごとに分離される。欠陥判定器521a、522aは、各波長の散乱光信号に基づき、欠陥の有無を判定し、結果を出力する。図5の例では波長213nmの信号を欠陥判定器521aが、波長355nmの信号を欠陥判定器522aが処理して欠陥を判定する。光検出器405bにより検出された散乱光検出信号についても、光検出器405aにより検出された散乱光検出信号と同様に処理され、波長ごとの欠陥判定の結果が欠陥マージ器531に出力される。欠陥マージ器531は、複数の方向の検出光学系の各々にて波長ごとに得られた欠陥判定結果を突き合わせ、それらの和集合を検査で得られた欠陥として出力する。
図6は、本実施例の欠陥判定器におけるローパスフィルター(LPF)の例を説明する図である。図6(a)は、照明スポットの分布がガウス分布状の場合に、試料S状のある一箇所に当たる照明パワー密度の時間変化を示す。図6(b)は照明光の各波長のパルス照射タイミングを示す。図6(c)は、波長355nmの照明光のパルス照射タイミングと、欠陥判定器におけるローパスフィルターの畳み込み係数列を示す。図6(d)は、波長213nmの照明光のパルス照射タイミングと、欠陥判定器におけるローパスフィルターの畳み込み係数列を示す。照明光のパルス照射タイミングに対応して、各波長での散乱光信号は間欠的なパルス状になるが、図4を用いて説明したパルス繰返し周波数の設定により、照明スポット通過時間の間に複数のパルス信号が得られる。分配器が出力する各波長の間欠的なパルス信号に対し、図6(c)(d)に示したような照明スポットの強度分布に比例した係数列のローパスフィルターを作用させることで、ステージ10による試料の連続走査に対応した連続的な散乱光信号が得られる。また、このローパスフィルターの周波数帯域は、照明スポット寸法より小さい微小欠陥の信号周波数帯域と等しいため、微小欠陥の信号以外の周波数帯域成分を低減し、欠陥信号のS/Nを向上する効果がある。
欠陥判定器521a、522a、521b、522bでは、欠陥の有無の他に、欠陥と判定された各信号について、欠陥座標、推定欠陥寸法、推定欠陥種などの欠陥情報を出力する。欠陥の有無、および欠陥情報の算出は、複数の欠陥判定器521a、522a、521b、522bに入力される複数の入力信号を統合して処理して行ってもよい。複数の波長、および複数の検出方向の信号を統合して処理することで、欠陥の有無、欠陥情報の算出を高精度に行うことができる。あるいは、欠陥判定器にて欠陥の可能性ありと判定された各信号の信号強度あるいは部分的な信号波形プロファイルを出力し、欠陥マージ器531において欠陥有無の再判定、欠陥座標、推定欠陥寸法、推定欠陥種などの欠陥情報の算出と出力を行ってもよい。この場合、複数の波長、および複数の検出方向の信号の統合処理を欠陥判定器にて欠陥の可能性ありと判定された信号断片のみに対して行うため、欠陥の有無、欠陥情報の算出が高精度になされ、かつ処理の負荷が軽減される利点がある。
本実施例では、複数の波長として、波長266nmと波長355nmの二波長を用いる例を説明する。
図7は、実施例2における波長変換部220’の構成図の例である。本実施例は、実施例1の波長変換部220を波長変換部220’に変更したものである。その他の構成は、既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有するので、それらの説明は省略する。
波長変換部220’は、波長板224、偏光ビームスプリッタ225、4倍波変換部251、3倍波変換部222、パルス遅延部234を有する。シード光発生器211が出力するシード光(波長1064nm)が、波長板224にて偏光状態を調整され、偏光ビームスプリッタ225にて分岐され、4倍波変換部251により4倍波(波長266nm)、3倍波変換部222により3倍波(波長355nm)に変換される。パルス遅延部234は4倍波変換部251と3倍波変換部222との光路長の差異を補償する。
偏光ビームスプリッタ225により分離した一方のビームは、4倍波変換部251に入射する。同ビームはビームスプリッタ226により分岐され、波長変換結晶227にて第二高調波発生により波長532nm(第二高調波)に変換され、波長変換結晶228にて再度の第二高調波発生により波長266nm(第四高調波)に変換されて出力される。
偏光ビームスプリッタ225により分離したもう一方のビームは、折り返しミラーあるいはコーナーキューブで構成されたパルス遅延部234にて他方のビームとの光路差を調整された後、3倍波変換部222に入射する。同ビームはビームスプリッタ235により分岐され、波長変換結晶236にて第二高調波発生により波長532nm(第二高調波)に変換され、ビームスプリッタ235により別光路に分岐したビームと、ダイクロイックミラー237にて合成され、波長変換結晶238にて和周波発生により波長355nm(第三高調波)に変換されて出力される。
実施例1で用いられる波長213nm(第五高調波)に比べ、実施例2で用いられる波長266nm(第四高調波)は、波長が相対的に長いため、光学系を構成する光学素子材料の制約が少ないこと、光学素子に与えるダメージが少ないことから、照明光学系、検出光学系の原価およびランニングコストが低くなる利点がある。
本実施例では、異なる波長の照明光が同じ照明光学系から出力される例を説明する。
図8は、実施例3における欠陥検査装置の構成図の例である。本実施例は、実施例1の波長変換部220を波長変換部261に変更したものである。後述する波長変換部261の構成により、二つの波長のレーザ光ビームが同一光軸で光源2より出射する。ミラー310の出し入れにより光源2出射ビームの光路が切り替えられ、照明光学系3a、あるいは3bのいずれかに導かれる。照明光学系3aは、アッテネータ321a、ビームエキスパンダ322a、λ/2板323a、λ/4板324a、ミラー325a、照明集光系326aを有する。アッテネータ321a、ビームエキスパンダ322a、λ/2板323a、λ/4板324a、ミラー325a、照明集光系326aは光源2が発する二つの波長に対応したもの、あるいは二つの波長を含む広い波長帯域に渡り波長依存性を抑えたものが用いられる。照明集光系326aは、波長依存性、色収差を抑えるため、複数の材質のレンズからなる屈折光学系、あるいは色収差の出ない反射曲面を含む反射屈折光学系、あるいは反射光学系が用いられる。照明集光系3bは照明集光系3aと同様の構成である。その他の構成は、既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有するので、それらの説明は省略する。
図9は、実施例3における波長変換部の構成図の例である。図3を用いて説明した実施例1における波長変換部220との差異部分を説明する。5倍波変換部221にて第五高調波(波長213nm)に変換されたビームは、ミラー265、266によってビーム光軸位置、角度を調整され、ダイクロイックミラー267において、3倍波変換部222より出力される第三高調波(波長355nm)と同一光軸に重ねられて、波長変換部261より出力される。本実施例では、二波長斜方照明、あるいは二波長垂直照明が可能となる。二波長斜方照明は、複数の材質の微小異物あるいは凸欠陥の検出に有効である。二波長垂直照明は、複数の材質の平坦大面積欠陥などの検出に有効である。
本実施例では、検出光学系において二つの波長の光路を分岐して検出する例を説明する。
本実施例は、実施例1の検出光学系4a、4b、および信号処理系5を図10に示す検出光学系14a、14b、および信号処理系15の構成に変更したものである。その他の構成は、既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有するので、それらの説明は省略する。
図10は、実施例4における検出光学系および信号処理系の構成図の例である。検出光学系14bもこれと同様の構成を有する。本実施例の検出光学系14aは、検出集光系401a、空間フィルタ402a、λ/4板403a、偏光板404a、ダイクロイックミラー411a、光検出器405a、412aを有する。検出集光系401a、空間フィルタ402a、λ/4板403a、偏光板404aの機能は実施例1と共通である。照明スポットから発し検出集光系401aにて集光された光は、ダイクロイックミラー411aによって波長ごとに光路が分岐され、各光路の光を光検出器405a、412a各々で検出され、波長ごとの検出信号が出力される。光検出器405a、412aは各波長の光の集光位置の近傍に設置される。
信号処理系15では、検出光学系14a、14bにて得られた波長ごとの検出信号を、A/D変換器541a、543a、541b、543bにてデジタル信号に変換し、欠陥判定器542a、544a、542b、544bにて欠陥を判定し、欠陥マージ部531にて結果をマージして出力する。
本実施例では、検出集光系401aの軸上色収差のために波長によって集光位置が異なる場合でも、光検出器405a、412a各々の位置調整によって集光位置での検出が可能になる。よって検出集光系401aを安価に実現できる利点がある。あるいは、軸上色収差が許容されるので、より高NAあるいはより広視野の検出集光系401aが実現できる利点がある。また、照明光の繰り返しパルスを分離して検出する必要がないため、高速応答の検出器を用いる必要がなく、光検出器405a、412aが低コストで実現できる利点がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
2…光源
3a…照明光学系
3b…照明光学系
4a…検出光学系
4b…検出光学系
5…信号処理部
7…制御部
8…入力部
9…表示部
10…試料ステージ

Claims (8)

  1. パルス信号を発生させるパルス信号発生器と、前記パルス信号発生器から出力されるパルス信号に同期して互いに直交する二つの偏光状態のいずれかのパルス光を出力する偏光変調器とを備えるシード光発生器と、
    前記シード光発生器の偏光変調器により出力されるパルス光を偏光を用いて分岐する分岐機構と、前記分岐機構により分岐されたパルス光のそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームに波長変換する変換部とを備える波長変換部と、
    前記波長変換部により変換された互いに異なる二つの波長のビームを被検査対象物の表面に照明する照明光学系と、
    前記照明光学系により照明された互いに異なる二つの波長のビームにより発生する光を検出する検出部を備える検出光学系と、
    前記検出光学系の検出部により検出された光に基づく信号を前記パルス信号発生器より出力されるパルス信号に基づき波長ごとに分配する分配器と、前記分配器により分配された光に基づく信号を処理して欠陥を判定する欠陥判定部と、を備える信号処理系と、を備える欠陥検査装置。
  2. 請求項1記載の欠陥検査装置であって、
    前記波長変換部の変換部は5倍波変換部と3倍波変換部の組合せ、4倍波変換部と3倍波変換部との組合せのいずれかであることを備えることを特徴とする欠陥検査装置。
  3. 請求項1記載の欠陥検査装置であって、
    前記信号処理系は、前記欠陥判定部にて判定された、前記分配器により分配された光に基づく信号に基づく欠陥判定結果を統合する欠陥マージ部を備えることを特徴とする欠陥検査装置。
  4. 請求項1記載の欠陥検査装置であって、
    前記波長変換部は、前記変換部にて波長変換されたそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームを同一光軸に重ねて出力することを特徴とする欠陥検査装置。
  5. パルス信号を発生させるパルス信号発生工程と、前記パルス信号発生工程にて発生されたパルス信号に同期して互いに直交する二つの偏光状態のいずれかのパルス光を出力する偏光変調工程とを備えるシード光発生工程と、
    前記シード光発生工程の偏光変調工程にて出力されるパルス光を偏光を用いて分岐する分岐工程と、前記分岐工程により分岐されたパルス光のそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームに波長変換する変換工程とを備える波長変換工程と、
    前記波長変換工程により変換された互いに異なる二つの波長のビームを被検査対象物の表面に照明する照明光学工程と、
    前記照明光学工程により照明された互いに異なる二つの波長のビームにより発生する光を検出する検出工程を備える検出光学工程と、
    前記検出光学工程の検出工程により検出された光に基づく信号を前記パルス信号発生工程にて出力されるパルス信号に基づき波長ごとに分配する分配工程と、前記分配工程により分配された光に基づく信号を処理して欠陥を判定する欠陥判定工程と、を備える信号処理工程と、を備える欠陥検査方法。
  6. 請求項5記載の欠陥検査方法であって、
    前記波長変換工程の変換工程では5倍波変換と3倍波変換の組合せ、4倍波変換と3倍波変換との組合せのいずれかを行うことを備えることを特徴とする欠陥検査方法。
  7. 請求項5記載の欠陥検査方法であって、
    前記信号処理工程は、前記欠陥判定工程にて判定された、前記分配工程により分配された光に基づく信号に基づく欠陥判定結果を統合する欠陥マージ工程を備えることを特徴とする欠陥検査方法。
  8. 請求項5記載の欠陥検査方法であって、
    前記波長変換工程は、前記変換工程にて波長変換されたそれぞれを互いに異なる二つの波長のビームを同一光軸に重ねて出力することを特徴とする欠陥検査方法。
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