JP2002309097A - 制電性樹脂組成物 - Google Patents

制電性樹脂組成物

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JP2002309097A JP2001108793A JP2001108793A JP2002309097A JP 2002309097 A JP2002309097 A JP 2002309097A JP 2001108793 A JP2001108793 A JP 2001108793A JP 2001108793 A JP2001108793 A JP 2001108793A JP 2002309097 A JP2002309097 A JP 2002309097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面固有抵抗値、曲げ弾性率、強度、成形
性、成形品表面平滑性、寸法安定性、透明性に優れた制
電性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (a)熱可塑性樹脂、(b)ポリエーテ
ルエステルアミド樹脂、ポリエステルエラストマー、脂
肪族ポリエステル、ポリウレタンエラストマー、および
ポリアミドエラストマーなどの極性基を有する熱可塑性
樹脂〔上記(a)成分を除く〕、ならびに、(c)金属
塩類、さらに、好ましくは(d)−{O(AO)n}−
基(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示す)を有し、
かつ全ての分子鎖末端がCH3基および/またはCH2
である有機化合物、(e)無機充填材を含有し、かつ、
上記(a)成分/(b)成分の配合割合が、75〜97
重量部/25〜3重量部であり、(a)成分および
(b)成分の合計100重量部に対する(c)成分の割
合が0.001〜30重量部である制電性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制電性樹脂組成物
に関し、さらに詳細には、表面固有抵抗値、透明性、成
形性などに優れた制電性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】制電性樹脂およびその組成物は、産業界
において広く普及し、さまざまな用途に利用されてい
る。この制電性樹脂およびその組成物としては、例え
ば、各樹脂に対してカーボンブラックなどの導電性充填
材を高充填した組成物があり、経済性に優れることもあ
って、産業界を中心として広く利用されている。また、
界面活性剤や親水性セグメントを構造中に有する制電性
樹脂をポリマーアロイ化してなる制電性樹脂組成物も広
く普及しており、さまざまな用途に応用されている。と
ころで、近年、制電性樹脂およびその組成物は、集積回
路(以下、「IC」と略す。)チップの包装関係に普及
し、材料のバリエーションも汎用樹脂からエンジニアリ
ングプラスチックスに至るまで多様化している。また、
用いられる導電性充填材も、カーボンブラック以外に、
炭素繊維、黒鉛、金属コート充填材、金属繊維などが、
目的および機能に応じて広く使い分けられている。IC
チップの包装、搬送に使用されるICの搬送用トレイ
(以下、「トレイ」と略す。)などの素材としての制電
性樹脂組成物は、軽量化、薄肉化、コンパクト化が検討
されるようになり、強度と高い剛性が求められる傾向に
ある。さらに、ICの種類の識別などを目的として、ト
レイ、キャリアテープにも着色性など意匠性の要求もあ
る。導電性充填材におけるカーボンブラックは、経済的
であり、表面固有抵抗値の低いものが得られが、帯電領
域の抵抗値では安定した電気特性が得られない、黒色に
限定されるという問題点と、カーボンブラックを配合す
ることによって、成形加工性や材料強度などに問題が生
じることから、通常は種々の改質材(加工性向上材、剛
性向上材)と共に複合化されて使用されている。
【0003】帯電防止剤は、表面にブリードさせて機能
を持たせる界面活性型のものと、いわゆる高分子型帯電
防止剤と称する親水性高分子材料をポリマーアロイ化す
ることによって機能を発現させるものがある。高分子型
帯電防止剤は、熱可塑性樹脂に対し、親水性高分子をポ
リマーアロイ化することによって、永久的な制電性能が
付与されるため、産業上の利用価値が高い。しかしなが
ら、アロイ化される制電性樹脂の添加量は、比較的多く
必要であり、制電性樹脂が親水性セグメントであり、柔
軟性を有するものが多いため、材料の剛性が低下し、成
形品の変形が生じる。これらの樹脂については、無機質
の充填材、例えば、ガラス繊維などを併用することによ
って改質が試みられているが、上記の制電性樹脂組成物
と同様、表面に、艶ムラ、ウェルドマーク、フラッシュ
マーク、毛羽立ちなどの成形品の表面平滑性が満足のい
くものが得られ難いという問題がある。表面平滑性が阻
害されると、表面固有抵抗値のバラツキが生じたり、電
気電子用品の接触状態に影響を及ぼすことによって制電
機能が阻害されることもある。いずれも、帯電防止レベ
ルとされている表面固有抵抗値は、通常、1010〜10
13Ω/sq.のものまでである。
【0004】近年、ICや大規模集積回路(以下、「L
SI」と略す。)などの高機能化と大容量化によってト
レイなどに使用される素材に安定した電気特性が要求さ
れるようになってきている。しかし、従来のようなカー
ボンブラックによって、表面固有抵抗の低い樹脂組成物
が圧倒的に多く使用されており、耐衝撃強度の向上のた
めに、無機の充填材が比較的多量に添加される例が一般
的である。しかしながら、無機系の充填材として広く使
用されているマイカ、タルクなどは、比較的多量に添加
されるため、導電性充填材によって構成されている材料
は、加工性の低下などを助長するほか、導電性のバラツ
キが大きくなるなどの問題がある。従って、本発明の目
的とする帯電防止のレベルでの安定した電気特性を得る
ことが困難である。
【0005】一方、これらの強度特性の低下を防ぐため
に、ガラス繊維、炭素繊維などのチョップ繊維を併用す
る例もあるが、これらのチョップ繊維は、剛性、強度の
付与には効果的ではあるものの、艶ムラ、ウェルドマー
ク、フラッシュマーク、毛羽立ちなどの成形品の表面平
滑性が満足のいくものではない。さらに、成形品の表面
状態の悪化とともに、機器との接触が不充分となり、電
荷の漏洩に支障を来す。
【0006】一方、家庭用、業務用の電化製品の外装材
には、樹脂が広く使用されている。特にテレビ、ステレ
オなどの電化製品は、静電気を帯びやすく、ほこりがつ
きやすい。またショーケース材料にも樹脂材料が使用さ
れているが、やはり、ほこりなどを好まれない分野で、
静電気防止対策が望まれている。このような特に意匠性
が求められる分野においては、カーボンブラックなどの
添加は不向きであり、事実上対策がほとんど取られてい
ないのが現状である。また、近年、合成繊維から作られ
た衣服の需要が高まっている反面、その高い静電気を発
することにより、嫌われている面もある。さらに、カー
ボンブラックや無機系充填材を添加した場合、透明性に
優れた制電性樹脂組成物を得ることは不可能であり、制
電性樹脂組成物としての用途は限られたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術的課題を解決するものであり、表面固有抵
抗値を低く安定して保ち、さらには必要に応じて剛性、
強度、成形性、表面平滑性、寸法安定性などの制御可能
で、透明性および/または意匠性に優れた制電性樹脂組
成物を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)熱可塑
性樹脂、(b)極性基を有する熱可塑性樹脂〔ただし、
上記(a)成分を除く〕、ならびに、(c)アルカリ金
属またはアルカリ土類金属であるカチオンおよびイオン
解離可能なアニオンとによって構成されている金属塩類
を含有し、かつ、上記(a)成分/(b)成分の配合割
合が、75〜97重量部/25〜3重量部〔ただし、
(a)+(b)=100重量部〕であり、(a)成分お
よび(b)成分の合計100重量部に対する(c)成分
の割合が0.1〜30重量部であることを特徴とする制
電性樹脂組成物に関する。上記制電性樹脂組成物は、さ
らに、(d)−{O(AO)n}−基(Aは炭素数2〜
4のアルキレン基、nは1〜7の整数を示す)を有し、
かつ分子鎖末端がCH3基および/またはCH2基である
有機化合物を含有することが好ましい。また、上記制電
性樹脂組成物は、さらに、(e)繊維状および/または
鱗片状の無機充填材を含有することが好ましい。上記
(b)極性基を有する熱可塑性樹脂は、ポリエーテルエ
ステルアミド樹脂、ポリエステルエラストマー、脂肪族
ポリエステル、ポリウレタンエラストマー、およびポリ
アミドエラストマーの群から選ばれた少なくとも1種で
あることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】(a)熱可塑性樹脂;本発明の組
成物に用いられる(a)熱可塑性樹脂は、いかなるもの
でもよいが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート(PMMA)などの(メタ)
アクリル酸エステル重合体、(メタ)アクリル酸重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(ABS樹脂)などのビニルモノマー重合体、または、
共重合体;低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、低圧法低密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン
−1などのポリα−オレフィン;プロピレン−エチレン
ブロック共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重
合体などのα−オレフィンどうしもしくはα−オレフィ
ンと他のモノマーとの共重合体;ナイロン6、ナイロン
4,6、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン
6,12、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミ
ド;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル;ポリフェニレンオキシド
などの芳香族ポリエーテル;ポリカーボネート;ポリイ
ミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなどのスル
ホン系ポリマーなどが挙げられる。本発明においては、
上記の(a)熱可塑性樹脂の中から1種または2種以上の
混合物が目的に応じて適宜選択される。
【0010】なかでも、成形性の点から、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)などのポリ(メタ)アクリル酸エステル、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)などのビニルモノマー重合体または共重合体;ポリ
プロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体や結
晶性プロピレン−ブテン1共重合体などの結晶性プロピ
レン共重合体、ナイロン、ポリブチレンテレフタレート
などが好ましく、特にポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリ(メタ)アクリル酸エステルなどのビニルモノマー
重合体または共重合体が好ましい。汎用的な用途の制電
性樹脂組成物を得るには、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、透明性を要求さ
れる用途の制電性樹脂組成物を得るには、透明性を有す
る(a)熱可塑性樹脂が好ましく、例えば、ポリメチル
メタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、透明
ABS樹脂などが好ましい。また、耐熱性の点からは、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、芳香
族ポリイミド、芳香族ポリエーテルなどが好ましい。
【0011】(b)極性基を有する熱可塑性樹脂;本発
明の組成物に用いられる(b)極性基を有する熱可塑性
樹脂は、使用される(a)成分以外の、分子構造内に極
性基を有するものであればいかなるものでもよいが、な
かでも、熱可塑性エラストマーが好ましい。例えば、ポ
リエーテルエステルアミド樹脂、ポリエステルエラスト
マー、脂肪族ポリエステル、ポリウレタンエラストマ
ー、およびポリアミドエラストマーなどが挙げられる。
そのなかでも、特にポリエーテルエステルアミド樹脂が
好ましい。また、(b)成分は、ガラス転移温度が60
℃以下のものが好ましく、さらに好ましくは50℃以
下、特に好ましくは40℃以下、より好ましくは、30
℃以下である。ガラス転移温度が60℃を超えると、充
分な制電性効果を得ることができない。
【0012】(b−1)ポリエーテルエステルアミド樹
脂;本発明の(b−1)ポリエーテルエステルアミド樹
脂は、ポリエーテルセグメントを有する高分子の非イオ
ン系界面活性剤の1種である。(b−1)ポリエーテル
エステルアミド樹脂の具体例としては、ポリエチレング
リコール・ポリアミド共重合体、ポリエチレングリコー
ル・メタクリレート共重合体、ポリエチレンオキシド/
ポリプロピレンオキシド共重合体、ポリエチレングリコ
ール系ポリエステルアミド共重合体、ポリエチレングリ
コール系ポリエステルエラストマーなどポリエーテルセ
グメントを有する制電性エラストマーが挙げられる。好
ましくは、両末端にカルボキシル基を有するポリアミド
とビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物および
/またはポリオキシアルキレングリコールから誘導され
るポリエーテルエステルアミド樹脂が好ましい。
【0013】(b−2)ポリエステルエラストマー;本
発明の(b−2)成分であるポリエステルエラストマー
とは、分子内のハードセグメントとしてポリエステル
を、ソフトセグメントとしてガラス転移温度(Tg)の
低いポリエーテルまたはポリエステルを用いた、マルチ
ブロックコポリマーである。(b−2)成分としては、
ハードセグメントとして、ポリブチレンテレフタレート
などの芳香族系結晶性ポリエステルを、ソフトセグメン
トとしてポリエーテルを用いたポリエステル/ポリエー
テル型、ハードセグメントとして芳香族系結晶性ポリエ
ステルを、ソフトセグメントとして脂肪族系ポリエステ
ルを用いたポリエステル/ポリエステル型などが挙げら
れる。
【0014】ポリエステル/ポリエーテル型は、例えば
テレフタル酸ジメチルと1,4ブタンジオールおよびポ
リテトラメチレンエーテルグリコールなどを出発原料と
して、エステル交換反応、重縮合反応によって合成され
るものである。また、ポリエステル/ポリエーテル型
は、テレフタル酸ジメチルと1,4−ブタンジオールお
よびε−カプロラクトンなどを出発原料として、エステ
ル交換反応、開環反応によっても合成することができ
る。本発明の(b−2)成分としては、通常のポリエス
テルエラストマーが全て使用でき、1種単独で、あるい
は2種以上を併用することができる。
【0015】(b−3)脂肪族ポリエステル;本発明の
(b−3)成分である脂肪族ポリエステルは、生分解性
として一般的に市販されているものも用いることができ
る。例えば、昭和高分子(株)より販売されている商品
名ビオノーレ(ポリブチレンサクシネート、ポリブチレ
ンサクシネートアジペート)やダイセル化学工業(株)
より販売されているセルグリーン(ポリカプロラクト
ン)などが挙げられるが、用途や特性に応じた樹脂を任
意に選定することができる。工業的には、脂肪族ジカル
ボン酸と過剰のジオールを出発原料として、脱水重縮合
反応および脱ジオール反応によって合成されるものなど
が挙げられる。このような脂肪族ポリエステルとして
は、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネ
ートおよびその共重合体が一般的であり、各種高分子量
タイプが工業生産されている。
【0016】本発明に好適に用いられる(b−3)脂肪
族ポリエステルとしては、ポリブチレンサクシネート
(コハク酸と1,4−ブタンジオールの2元系縮合
物)、ポリブチレンサクシネートアジペート(コハク酸
およびアジピン酸、ならびに1,4−ブタンジオールの
3元系縮合物)などが挙げられる。また、本発明の(b
−3)脂肪族ポリエステルには、イソシアネート基、ウ
レタン基といった反応基を構造中に導入することも可能
である。さらに、本発明の(b−3)脂肪族ポリエステ
ルとして、ポリ乳酸などを共重合したコポリエステルの
ような種々の共重合体を用いることもできる。
【0017】(b−4)ポリウレタンエラストマー;本
発明のポリウレタンエラストマー(b−4)とは、ウレ
タン基を持つ熱可塑性エラストマーであり、ソフトセグ
メントとして長鎖グリコールとイソシアネートの反応で
得られるポリウレタンと、ハードセグメントとして短鎖
グリコールとイソシアネートからなるポリウレタンと
の、直鎖状のマルチブロックコポリマーであり、必要に
応じて、架橋剤(鎖延長剤)も用いられる。ここで、長
鎖グリコールの種類による一般的な分類としては、ポリ
エーテル系としてポリエチレンオキシド、ポリプロピレ
ンオキシド、あるいはそれらの共重合体が挙げられ、ポ
リエステル系としてポリアジペート、ポリラクトン、ポ
リカーボネート、脂肪族系としてポリブタジエン、ポリ
イソプレンなどが挙げられる。
【0018】また、短鎖グリコールとしては、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオールのような脂肪族グリコール、シクロヘキサン
ジメタノールなどのような脂環族グリコール、ハイドロ
キノンビス(2−ヒドロキシエチル)エーテルのような
芳香族グリコールが、通常、使用される。一方、上記イ
ソシアネートとしては、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、2,4′&2,6−トルエ
ンジイソシアネート(TDI)などが用いられる。ま
た、上記架橋剤(鎖延長剤)としては、3,3−ジクロ
ロ−4,4−ジアミノジフェニルメタン(MOCA)な
どの芳香族ジアミンなどが用いられる。上記(b−4)
ポリウレタンエラストマーは、1種単独であるいは2種
以上を併用することができる。
【0019】(b−5)ポリアミドエラストマー;本発
明の(b−5)成分であるポリアミドとは、アミド結合
をその繰り返し単位中に有するアミド系樹脂を総称する
ものであり、例えば、ナイロン6、ナイロン6,6、ナ
イロン12などや、ポリアミドポリエステル共重合体、
ポリアミドポリエーテル共重合体などが挙げられる。本
発明の(b−5)成分であるポリアミドエラストマーと
は、ハードセグメントであるポリアミド拘束相と、ソフ
トセグメントとしてポリエーテル、ポリエステル構造を
有する熱可塑性エラストマーの総称である。例えば、ポ
リアミド(PA)拘束相としてPA12成分を用いたポ
リアミドエラストマーは、ラウロラクタム、ジカルボン
酸、およびポリエーテルジオールを、ラクタム開環触媒
としての水を加えて加圧加熱下の反応で、カルボキシル
テレケリックナイロン12オリゴマーを得て、次にポリ
エーテルジオールとの縮合反応によって熱可塑性エラス
トマーを得る方法が挙げられる。ポリアミド拘束相とし
ては、この他、PA6なども用いられる。
【0020】ポリアミドエラストマーは、上記合成方法
により、基本構造的には、ポリエーテルブロックポリア
ミドエラストマー、ポリエーテルエステルブロックポリ
アミドエラストマーの形態のものとなる。ここで、上記
合成方法に使用されるジオールの種類などによって様々
な特性を持ったポリアミドエラストマーが得られる。ポ
リアミドエラストマーは、高い高温特性と機械特性、耐
油性、低温特性などに優れているため、機械部品、自動
車部品などの他、スポーツ用品関係など広範囲に使用さ
れている。
【0021】また、加工性、特性を改質する目的とし
て、ポリアミド、ポリアミドエラストマーは、他の樹脂
とポリマーアロイ、ポリマーブレンドとしての形態で使
用することも可能である。
【0022】本発明の(a)成分と(b)成分の好まし
い組み合わせとしては、下記の組み合わせが挙げられ
る。例えば、ABS樹脂とポリエーテルエステルアミ
ド、ポリエステルエラストマー、脂肪族ポリエステル、
ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマーよ
り選ばれた1種類以上の組み合わせが挙げられる。ま
た、透明性を要求される樹脂組成物を得ようとする場合
は、ポリ(メタ)アクリル酸エステルとポリエーテルエ
ステルアミド、脂肪族ポリエステルより選ばれた1種類
以上の組み合わせが挙げられる。
【0023】なお、(b)極性基を有する熱可塑性樹脂
は、任意にカチオンがLi,Na ,K,Mg,Caなど
のアルカリ金属、アルカリ土類金属や、イオン解離可能
なアニオンなどを含むイオン成分を予め少なくとも1種
以上含有していても構わない。
【0024】本発明の組成物において、(b)極性基を
有する熱可塑性樹脂の使用割合は、(a)成分75〜9
7重量部に対し、(b)成分25〜3重量部、好ましく
は(a)成分80〜95重量部、(b)成分20〜5重
量部〔ただし、(a)+(b)=100重量部〕であ
る。(b)成分の配合割合が25重量部を超えると、
(a)成分の有する物理特性の大幅な低下を伴う。一
方、(b)成分が3重量部未満では、制電効果が不充分
である。
【0025】(c)金属塩類;(c)金属塩類のカチオ
ンとなるアルカリ金属またはアルカリ土類金属として
は、例えば、Li,Na ,K,Mg,Caなどが挙げら
れる。カチオンとしては、イオン半径の小さいLi+
Na+,K+が好ましい。また、本発明の金属塩類の構成
要素であるイオン解離可能なアニオンとしては、例え
ば、Cl-,Br-,F-,I-,NO3 -,SCN-,Cl
4 -,CF3SO3 -,BF4 -,(CF3SO22-
(CF3SO23-などが挙げられる。好ましくは、C
lO4 -,CF3SO3 -,(CF3SO22-,(CF3
23-である。上記カチオンおよびアニオンによっ
て構成されている金属塩類は数多くあるが、中でも、L
iClO4,Na ClO4,Mg(ClO42,KClO
4,(CF3SO3)Li,(CF3SO22NLi,(C
3SO22NNa,(CF3SO23CLi,(CF3
SO23CNaが好ましく、中でもLiClO4,Na
ClO4が特に好ましい。
【0026】(c)金属塩類の配合量は、(a)成分お
よび(b)成分の合計100重量部に対し、0.001
〜30重量部である。下限値は、好ましくは、0.00
3重量部、より好ましくは0.01重量部、さらに好ま
しくは0.1重量部である。また、上限値は、好ましく
は25重量部、より好ましくは10重量部、さらに好ま
しくは、8重量部、特に好ましくは、5重量部である。
0.001重量部未満では、充分な制電性が得られな
い。一方、30重量部を超えても、制電効果は向上せ
ず、逆に結晶化の進行や材料劣化などを招き、制電効果
は低下する。
【0027】次に、本発明に用いられる(d)化合物
は、本発明の組成物において、(c)金属塩の溶解性、
解離安定性の上昇に効果がある。また、(c)金属塩
は、単体だと可燃性が高いものや、吸湿性が特に高いも
のがほとんどで、(d)化合物にあらかじめ(c)金属
塩を溶解させて使用することにより、工業生産の効率を
促す。
【0028】本発明の(d)成分は、−{O(AO)
n}−基(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜
7の整数を示す)を有し、かつ分子鎖末端がCH3基お
よび/またはCH2基である有機化合物である。上記分
子鎖末端のCH2基とは、二重結合をしている炭素原子
を有するものである。好ましくは、全ての分子鎖末端が
CH3基および/またはCH2基である有機化合物であ
る。上記分子鎖末端のCH2基とは、二重結合をしてい
る炭素原子を有するものである。本発明に用いられる
(d)成分は、例えば、炭素数1〜9の直鎖、または分
岐脂肪族アルコール1モルに、炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシドを1〜7モル付加して得られるアルコール
と、二塩基酸とを原料として、一般的なエステル化合物
の製造方法によって製造することができる。
【0029】ここで、上記アルコールの例としては、プ
ロパノール1モルにエチレンオキシド1〜7モル、プロ
ピレンオキシド1〜4モル、またはブチレンオキシド1
〜3モル、ブタノールにエチレンオキシド1〜6モルま
たはプロピレンオキシド1〜3モル、ヘキサノールにエ
チレンオキシド1〜2モル、ペンタノールにエチレンオ
キシド1〜5モル、プロピレンオキシド1〜3モル、ま
たはブチレンオキシド1〜2モル、オクタノールにエチ
レンオキシド1〜5モル、プロピレンオキシド1〜3モ
ル、またはブチレンオキシド1〜3モル、ノナノールに
エチレンオキシド1〜4 モル、プロピレンオキシド1〜
2モル、またはブチレンオキシド1〜2モルを、それぞ
れ、付加させたヒドロキシル化合物が挙げられる。な
お、これらの化合物の中で、ブタノール1モルにエチレ
ンオキシド2モルを付加させた2−(2−ブトキシエト
キシ)エタノール、ブタノール1モルにエチレンオキシ
ド1モルを付加させた2−ブトキシエタノールが、加工
性とのバランスに良い。また、上記二塩基酸としては、
アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、コハク酸などのカ
ルボン酸、およびこれらのカルボン酸無水物などが挙げ
られる。
【0030】上記原料を使用して製造される(d)成分
として、末端にヒドロキシル基を有さないアルキル基で
ある化合物である。特に好ましくは、下記化学式(1)
に示されるアジピン酸ジブトキシエトキシエチル(ビス
〔2−(2ブトキシエトキシ)エチル〕アジペート)、
または下記化学式(2)に示されるビス(2−ブトキシ
エチル)フタレートである。
【0031】
【0033】(d)化合物を添加する場合の添加量は、
(a)成分および(b)成分の合計100重量部に対
し、0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量
部の範囲である。0.1重量部未満では、充分な導電性
を得ることが難しく、一方、20重量部を超えると、得
られる組成物の粘度が著しく低下し、成形加工が困難と
なるほか、ブリードアウトが生じ、物理的特性の低下を
招く。
【0034】(e)無機充填材;本発明において好適に
使用される(e)繊維状および/または鱗片状の無機充
填材は、好ましくはケイ酸カルシウム繊維、マイカおよ
びタルクの群から選ばれた少なくとも1種である。なか
でも、ケイ酸カルシウム繊維が好ましい。ケイ酸カルシ
ウム繊維は、CaSiO3で表される化合物であり、石
灰質原料およびケイ酸質原料から製造される。その結晶
構造は、四面体が一次元方向につながった単鎖構造を基
本骨格としている化合物である。繊維形状としては、ア
スペクト比(繊維長/繊維径の比)が、100以下のも
のが好ましく、より好ましくは10以下のものである。
例えば、繊維の大きさは、平均繊維径が1〜10μmで
あり、平均繊維長が8〜70μm、好ましくは10〜7
0μm、さらに好ましくは20〜50μmのものであ
る。平均繊維長が8μm未満であると、充分な物理的補
強効果、寸法安定性が得られず、一方、平均繊維長が7
0μmを超えると、成形品外観が悪くなったり、反り、
変形などの問題が生じる。鱗片状の無機充填材を用いた
場合の形状としては、アスペクト比(平均直径/厚さの
比)が1以上のものが好ましく、より好ましくは3以
上、さらに好ましくは5以上、特に好ましくは10以上
のものである。(e)無機充填材は、(b)〜(d)成
分との相溶性を高めるため、チタネートカップリング、
シランカップリングなどの表面処理が施されたものも、
使用が可能である。
【0035】本発明において、必要に応じて(e)成分
を添加する場合の、制電性樹脂組成物中における(e)
成分の配合割合は、(a)〜(d)成分の合計100重
量部に対し、3〜80重量部、好ましくは5〜60重量
部である。(e)成分の配合割合が3重量部未満である
と、寸法安定性が劣り、精密な成形品には不向きであ
る。一方、80重量部を超えると、成形性および成形品
表面の平滑性、強度が低下する。
【0036】本発明の制電性樹脂組成物には、本発明の
目的を損なわないかぎり、各種充填材、安定剤、着色
剤、強化用ゴム、エラストマー成分、可塑剤、分散剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤、安定剤、補強剤、
滑剤、発泡剤、耐候(光)剤、金属粉などの添加剤を配
合することができる。
【0037】本発明の組成物は、予備混合し、溶融混練
して、通常の2次加工原料形態であるペレット状コンパ
ウンドとして使用することができる。ペレット加工する
ことによって、各種成分を均一に予備分散ならしめ、高
分子特性としての安定性を得ることができる。ペレット
状コンパウンドの加工において用いられる予備混合機と
しては、予備分散、分配、拡散混合を目的とするブレン
ダーが用いられる。ブレンダーの代表例としては、リボ
ンブレンダー、ヘンシェルミキサー(スーパーミキサ
ー)、タンブラーミキサー、タンブルミキサー、エアー
ブレンダーなどが挙げられる。これらの予備混合機は、
各配合物の形態や拡散レベル、および、溶融混練機に応
じて選定される。また、予備混合機を用わず、各配合物
をそれぞれ異なるブラベンダーなどの定量切出機を用い
て、溶融混練機に投入してもよい。溶融混練機として
は、一般的には単軸、二軸押出機、バンバリー式、ロー
ル式などが挙げられる。これらも、組成物の形態や目
的、生産性に応じて選定し、溶融混練することにより、
ペレット状の原料を製造することが可能である。また、
各成分の投入方法、順序も、適宜選択できる。好ましく
は、(e)成分以外の各成分が溶融状態になったのち、
必要に応じて(e)無機充填材、好ましくはケイ酸カル
シウム繊維を溶融混合すると、繊維破断が少なく、材料
強度の低下を防止する。
【0038】また、本発明の組成物は、配合物をドライ
ブレンドして得られるパウダー状としても使用できる。
上記ペレット状コンパウンドの加工において用いられる
予備混合機を用いて、ドライブレンドしてパウダー状の
混合物の原料を製造することも可能である。さらに、本
発明の組成物は、(b)成分と(c)金属塩、または
(b)成分、(c)成分、および上記(d)成分を、さ
らに必要に応じて、他の構成成分を溶融混練して得られ
るペレット状コンパウンドをマスターバッチとして使用
し、(a)熱可塑性樹脂と混合して用いてもよい。
【0039】本発明の組成物は、あらゆる成形方法に対
応でき、各成形機で溶融され、異形押出を含む押出成
形、射出成形、ブロー成形、カレンダー成形、真空成
形、エンボス成形など各種成形機による成形加工が可能
である。上記射出成形、押出成形などの成形機は、通常
使用される一般的な仕様のものが採用できる。例えば、
射出成形の場合、一般的な射出成形機を使用することが
可能である。一般的に、ペレット状コンパウンドを用い
ると、成形品の仕上りが良好であり、物理的性能も安定
する。このように、本発明の組成物は、用途に応じて成
形方法を選択することができる。
【0040】本発明の制電性樹脂組成物は、その優れた
特性を生かし、OA機器、家電分野、電気・電子分野、
車両分野、その他の各種パーツ、ハウジング、パッケー
ジなどに好適に使用することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、実施例中における部および%は、特
に断らない限り、重量基準である。
【0042】試験片の調製;サンプルペレットを、型締
力80tonの射出成形機により、試験片を成形した。
成形条件は、シリンダー温度220℃、金型温度60℃
で行った。
【0043】物性測定;試験片を室温23±2℃、相対
湿度50%中で24時間調整後、下記物性の測定を行っ
た。 (1)曲げ強度(曲げ弾性率) ASTM D760に準じて測定した。下記表中の単位
は、MPaである。 (2)アイゾット(IZOD)衝撃強度 厚み1/4インチ、ノッチ付きの試験片を使用して、A
STM D256に準じて測定した。下記表中の単位
は、J/mである。
【0044】(3)表面固有抵抗値 幅6×長さ6×厚み0.3(cm)の射出成形試験片を
用い、三菱化学(株)製、ハイレスタにて、ASTM
D257に準じて測定を行った。測定結果が、1×10
12Ω/sq.を超えて、計測が不正確になった場合は、
「レンジオーバー」と表記した。 (4)成形性、表面平滑性、寸法安定性 下記実施例1〜27、比較例1〜20について、評価を
行った。サンプルペレットを型締力220tonの射出
成形機により、幅13×長さ32×厚み0.5(cm)
11点ゲートの金型を用い、シリンダー温度220℃、
金型温度60℃にて成形品を作製した。成形品の状態に
ついて観察を行ない、以下のようにして評価した。
【0045】成形性; 下記実施例1〜27、比較例1〜20について、成形品
の成形性(流動性、離型性、ショート、スプルー切れな
どの総合判定)は、下記の判断基準により評価した。 ◎:非常に良好 ○:成形可能 △:成形可能であるが、安定した成形操作が行えない。 ×:成形不可能
【0046】成形品外観(表面平滑性);下記実施例1
〜27、比較例1〜20について、成形品の平滑性、艶
むら、ウェルドマーク、フラッシュマーク、毛羽立ちな
どの総合判定は、成形品を目視して下記の判断基準によ
り評価した。 ◎:非常に良好 ○:使用可能 △:汎用部品には使用可能であるが精密部品には不向き ×:使用不可 その他不具合について合わせて表記した。
【0047】寸法安定性;下記実施例9〜19、21、
23、25、27、比較例3、4、7、8、11、1
2、15、16、19、20について、寸法安定性を評
価した。寸法安定性の評価は、成形品の形状として問題
となる 反り、ひけ、変形などを目視にて評価した。 透明性;下記実施例28〜44、比較例21〜24につ
いて、透明性を評価した。透明性の評価は、SEKIR
EI社製、方眼紙(CROSS SECTION PAPER 300A 1m/m bl
ue section)の上面から、20cmの高さに厚さ3mm
の試験片を設置し、方眼紙の上面から、40cmの高さ
から透明性を目視で判断した。 ◎:3mmの試験片を2枚重ねて置き、1mm間隔の線
が確認できる。 ○:3mmの試験片を1枚置き、1mm間隔の線が確認
できるが、2枚重ねると確認できない。 ×:3mmの試験片を1枚置き、1mm間隔の線が確認
できない。
【0048】(a)熱可塑性樹脂; (a−1)ABS樹脂(曲げ弾性率;2,500MP
a)東レ(株)製、商品名トヨラック 600を用い
た。 (a−2)透明ABS樹脂(曲げ弾性率;2,000M
Pa)JSR株式会社製、商品名JSR ABS55を
用いた。 (a−3)PMMA樹脂(曲げ弾性率;3,400MP
a)旭化成工業(株)製、商品名デルペット60Nを用
いた。
【0049】(b)極性基を有する熱可塑性樹脂; (b−1)ポリエーテルエステルアミド(以下、下記の
表において「PEEA」として示す)として、三洋化成
工業(株)製、ペレスタット6321(Tg;−45℃〜
−55℃)を用いた。 (b−1−2)ポリエーテルエステルアミド(以下、下
記の表において「PEEA−2」として示す)として、
荒川化学工業 (株)製、AE506(Tg;−40℃〜
−60℃)を用いた。 (b−2)ポリエステルエラストマーとして、東洋紡績
(株)製、ポリエーテル/ポリエステル系熱可塑性ポリ
エステルエラストマー(商品名ペルプレンP−40B、
Tg;−70〜−60℃)を用いた。
【0050】(b−3)脂肪族ポリエステル樹脂とし
て、昭和高分子(株)製 ビオノーレ3001(Tg;
−45℃)を用いた。 (b−4)ポリウレタンエラストマーとして、大日本イ
ンキ化学製アジペート系ポリウレタン、パンデックスT
−1190(Tg;−45〜−40℃)を用いた。 (b−5)ポリアミドエラストマーとして、エルフアト
ケム社製 ペバックス2533(Tg;−70〜−60
℃)を用いた。
【0051】(c)金属塩; (c−1);過塩素酸リチウムLiClO4 (c−2);ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イ
ミドリチウムLi・N(CF3SO22 (c−3);トリフルオロメタンスルホン酸リチウムL
i(CF3SO3)(d)成分; (d−1);ビス〔2−(2ブトキシエトキシ)エチ
ル〕アジペート (d−2);ビス(2−ブトキシエチル)フタレート (d−3);トリエチレングリコールジアセチル
【0052】(e)成分;(成形性、表面平滑性、寸法
安定性に優れる充填材) (e−1)ケイ酸カルシウム繊維〔平均繊維径;1〜1
0μm、平均繊維長;20〜40μm、土屋カオリン
(株)製、商品名「ケモリットS−3」〕 (e−2)タルク〔平均粒径;7μm、竹原化学(株)
製、商品名「タルクTT」〕 (e−3)マイカ〔平均粒径;90μm、(株)クラレ
製、商品名「スゾライト・マイカ200KI」〕
【0053】(f)成分;(一般充填材) ガラス繊維〔平均繊維径;13μm、平均繊維長;3m
m、日東紡(株)製、商品名「グラスファイバーCS−
3PE−291S」〕 炭素繊維〔ピッチ系炭素繊維(平均繊維径;12μm、
平均繊維長;3mm)、大阪ガス(株)製、商品名「ザ
イラスGC−03J−415」〕
【0054】実施例1〜8、20、22、24、26 比較例1〜2、5〜6、9〜10、13〜14、17〜
18 組成物の調製;下記表の配合処方に従い、(a)熱可塑
性樹脂と(b)極性基を有する熱可塑性樹脂に、(c)
金属塩、または(c)金属塩を溶解させた(d)成分を
タンブラーミキサーにより予備ドライブレンドし、47
mm同方向2軸押し出し機により220℃で溶融混練を
行った。ダイスから出た紐状の樹脂溶融混合物を水槽に
て冷却処理し、カッターに通して制電性樹脂組成物のペ
レットを作製した。結果を表に示す。
【0055】実施例9〜19、21、23、25、2
7、 比較例3〜4、7〜8、11〜12、15〜16、19
〜20 組成物の調製;下記表の配合処方に従い、(a)熱可塑
性樹脂と(b)極性基を有する熱可塑性樹脂に、(c)
金属塩、または(c)金属塩を溶解させた(d)成分を
タンブラーミキサーにより予備ドライブレンドし、47
mm同方向2軸押し出し機により220℃で溶融混練を
行った。(e)成分あるいは(f)その他の無機充填材
を溶融状態の混合物に、押し出し機の途中のバレルより
定量フィーダーを用いて切り出し投入した。投入後ダイ
スから出た紐状の樹脂溶融混合物を水槽にて冷却処理
し、カッターに通して制電性樹脂組成物のペレットを作
製した。結果を表に示す。
【0056】実施例28〜37、比較例21〜24 組成物の調製;下記表の配合処方に従い、(a)熱可塑
性樹脂と(b)熱可塑性エラストマーに、(c)金属
塩、または(c)金属塩を溶解させた(d)成分をタン
ブラーミキサーにより予備ドライブレンドし、47mm
同方向2軸押し出し機により220℃で溶融混合した
後、ダイスから出た紐状の樹脂溶融混合物を水槽にて冷
却処理し、カッターに通して制電性樹脂組成物のペレッ
トを作製した。結果を表に示す。
【0057】実施例38〜41 組成物の調製;下記表の配合処方に従い、(a)熱可塑
性樹脂と(b)熱可塑性エラストマーに、(c)金属塩
を溶解させた(d)成分をタンブラーミキサーによりド
ライブレンドし、配合物を得た。配合物を型締力80t
onの射出成形機により、試験片を成形した。成形条件
は、シリンダー温度220℃、金型温度60℃で行っ
た。結果を表に示す。
【0058】実施例42〜44 組成物の調製;下記表の配合処方に従い、(b)熱可塑
性エラストマーに、(c)金属塩を溶解させた(d)成
分をタンブラーミキサーにより予備ドライブレンドし、
47mm同方向2軸押し出し機により220℃で溶融混
合し、ダイスから出た紐状の樹脂溶融混合物を水槽にて
冷却処理し、カッターに通して熱可塑性エラストマー樹
脂組成物のペレットを作製した。このペレットと、下記
表の配合処方に従い、(a)熱可塑性樹脂とを混合した
配合物を、型締力80tonの射出成形機により、試験
片を成形した。成形条件は、シリンダー温度220℃、
金型温度60℃で行った。結果を表に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】実施例1〜8、20、22、24、26に
おいては、いずれも表面固有抵抗値が1012Ω/sq.
未満であり制電性を示し、かつ曲げ弾性率も1,500
MPa以上であり、制電性に優れる。実施例9〜14、
21、23、25、27は、寸法安定性に特に優れる。
ICトレイなどの用途に優れた組成物である。一方実施
例15〜19は、いずれも表面固有抵抗値が1012Ω/
sq.未満であり制電性を示し、(a)成分であるAB
S樹脂の半分以上の曲げ弾性率(1,250MPa)以
上を有する。寸法安定性や、表面の平滑性が劣るものも
あるが、ICトレイ以外の用途であれば、幅広く応用で
きる組成物である。
【0066】特に実施例1〜8については、成形加工
性、表面平滑性に特に優れ、さらには軽量な成形品が得
られ(例えば、比重が1.1以下のものが得られ
る。)、電機製品などの外装材に好適な組成物である。
また、実施例18〜19は、成形性、表面平滑性、寸法
安定性に問題があるが、曲げ弾性率が3,000MPa
以上であり、特に剛性を必要とした、形状の複雑さを要
求されない用途においては好適な組成物である。
【0067】実施例28〜37は、透明性を示し、表面
固有抵抗値が1012Ω/sq.未満であり、透明性が求
められる用途に特に優れた組成物である。実施例28〜
33は(a−2)透明ABS樹脂と同様の透明性を、実
施例34〜35は(a−3)PMMA樹脂と同様の特に
高い透明性を示した一方、若干黄色を帯びた。実施例3
6は(a−3)同様の透明性、無色の色調をしめし、実
施例37は(a−3)に比較し、透明性に若干劣る。
【0068】実施例38〜41は、混練、ペレット化の
工程を省け、製品化のメリットもある。一方表面固有抵
抗値の安定性に若干かける。実施例42〜44は、マス
ターバッチとして使用することにより、製品化のメリッ
トがある上、マスターバッチ(b),(c),(d)の
添加量を変えることにより、容易に成形加工時に、表面
固有抵抗値の制御が可能である。
【0069】比較例1〜18については、表面固有抵抗
値がレンジオーバーであり制電性を示さないか、もしく
は(a−1)ABS樹脂の半分以上の曲げ弾性率(1,
250MPa)以下であり、ABS樹脂としての物理特
性を示さない。比較例19〜20は、本発明の(b)成
分を含まない例であり、比較例23〜24については、
本発明の(c)成分を含まない例であり、いずれも表面
固有抵抗値がレンジオーバーであり制電性を示さない。
【0070】
【発明の効果】本発明の制電性樹脂組成物は、表面固有
抵抗値、曲げ弾性率、強度、成形性、成形品表面平滑
性、寸法安定性、透明性などに優れに優れ、OA機器、
家電分野、電気・電子分野、車両分野、その他の各種パ
ーツ、ハウジング、ICトレイ、キャリアリールなどの
パッケージに好適に使用することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BB031 BB121 BB151 BB171 BC041 BD041 BG011 BG061 BN151 BP021 CF002 CF032 CF061 CF071 CG001 CH023 CH061 CK022 CK032 CK042 CL002 CL011 CL031 CL082 CM041 CN031 DE196 DJ007 DJ047 DJ057 EV216 EV256 EV266 FA017 FA042 GG00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)熱可塑性樹脂、(b)極性基を有
    する熱可塑性樹脂〔ただし、上記(a)成分を除く〕、
    ならびに、(c)アルカリ金属またはアルカリ土類金属
    であるカチオンおよびイオン解離可能なアニオンとによ
    って構成されている金属塩類を含有し、かつ、上記
    (a)成分/(b)成分の配合割合が、75〜97重量
    部/25〜3重量部〔ただし、(a)+(b)=100
    重量部〕であり、(a)成分および(b)成分の合計1
    00重量部に対する(c)成分の割合が0.001〜3
    0重量部であることを特徴とする制電性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、(d)−{O(AO)n}−基
    (Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜7の整数
    を示す)を有し、かつ分子鎖末端がCH3基および/ま
    たはCH2基である有機化合物を含有する請求項1記載
    の制電性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、(e)繊維状および/または鱗
    片状の無機充填材を含有する請求項1または2記載の制
    電性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (b)極性基を有する熱可塑性樹脂が、
    ポリエーテルエステルアミド樹脂、ポリエステルエラス
    トマー、脂肪族ポリエステル、ポリウレタンエラストマ
    ー、およびポリアミドエラストマーの群から選ばれた少
    なくとも1種である請求項1〜3いずれか1項記載の制
    電性樹脂組成物。
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