JP2002179898A - 制電性ポリ乳酸系樹脂組成物 - Google Patents

制電性ポリ乳酸系樹脂組成物

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JP2002179898A JP2000376823A JP2000376823A JP2002179898A JP 2002179898 A JP2002179898 A JP 2002179898A JP 2000376823 A JP2000376823 A JP 2000376823A JP 2000376823 A JP2000376823 A JP 2000376823A JP 2002179898 A JP2002179898 A JP 2002179898A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形材料の分野に広く使用でき、生分解性を
有する制電性ポリ乳酸系樹脂組成物。 【解決手段】 (a)ポリ乳酸系樹脂、(b)ガラス転
移温度が30℃以下のポリエステル樹脂、および(c)
アルカリ金属またはアルカリ土類金属であるカチオンと
イオン解離可能なアニオンとによって構成されている金
属塩、ならびに、必要に応じて(d)−{O(A
O)n}−基(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは
1〜7の整数を示す)を有する有機化合物を含有する制
電性ポリ乳酸系樹脂組成物であり、溶融混練して得られ
るペレット状でも、ドライブレンドして得られるパウダ
ー状でもよく、上記(b)および(c)成分、ならびに
必要に応じて、上記(d)成分を溶融混練して得られる
ペレット状コンパウンドをマスターバッチとして使用
し、上記(a)成分と混合して得られてもよい制電性ポ
リ乳酸系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制電性ポリ乳酸系
樹脂組成物に関し、詳しくは、押出成形や射出成形、ブ
ロー成形、カレンダー成形などによって溶融成形してな
る成形材料の分野に広く使用でき、特に電子電気部品包
装、運搬関係の用途をはじめとして、高度な制電処理が
必要な用途に好適であり、かつ生分解性を有する、制電
性ポリ乳酸系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油原料から合成される合成樹脂は、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル、ポリアミドなどに代表され、生
活必需品から工業製品に到るまで広く用いられている。
これら合成樹脂の利便性、経済性は、我々の生活を大き
く支えるに至り、合成樹脂は、まさに石油化学産業の基
盤となっている。そのため、国内で生産される合成樹脂
の生産量は、年間約1,500万トンに達し、その約1
/3に及ぶ莫大な量が廃棄されており、焼却、埋め立て
による廃棄物処理はもはや限界に達している。近年、資
源の回収、リサイクルなどの動きが活発化しており、2
000年より施行される容器包装リサイクル法案につい
て、新たに合成樹脂が加えられることにより、合成樹脂
の強力かつ効率的な回収と再利用が必要とされることが
予測される。しかしながら、毎年生み出されるその莫大
な合成樹脂生産量から見て、回収困難な用途に使用され
るなど、リサイクルの難しい状況が残り、充分に回収、
再利用ができるとは思われない。また、自然環境中に散
逸する合成樹脂製品も年々顕著になっており、野生動物
の保護の必要性の増大や、生活環境破壊を招くなど大き
な社会問題になっている。
【0003】このような環境をめぐる問題は、年々クロ
ーズアップされており、環境庁をはじめとする国や各自
治体は本格的に対策を講ずる必要性に迫られている。合
成樹脂の市場では、自然環境における分解性を求める動
きが活発化しており、屋外に投棄されても、やがては分
解資化する、生分解性樹脂が開発されている。また、一
方、合成樹脂の焼却時に発生する有毒ガスなどへの対策
から、より天然に近い素材が求められており、焼却対策
の一環からも生分解性樹脂の要求が高まってきている。
【0004】生分解性樹脂は、土壌中や海水中、河川、
湖沼中の微生物によって分解できる樹脂であり、自然環
境に直接接触する需要以外にも、合成樹脂廃棄物をリサ
イクルすることが効率的に悪く、コストもかかる用途な
どへの展開が急速に広がりつつある。散逸ゴミ対策など
に関しても、生分解性樹脂は、ますますその価値が認識
されるに到っており、今後利用が一段と広がることが期
待されている。現在、各地でコマーシャルコンポストの
建設が進み、一方では消費者個々に向けた家庭用コンポ
ストの販売も始まるなど、各地で生分解性材料の展開が
期待されている。また、通産省にも実用化検討委員会が
発足し、生分解性材料の推進に向けた動きが活発化して
いる。さらに、世界的に見ても、年産1億トン規模の合
成樹脂需要のかなりの部分が生分解性樹脂で占められる
巨大市場になると予測されており、21世紀はまさに本
格的な生分解性市場の広がりが予測される。現在実用化
されている生分解性材料、環境低負荷型材料としては、
脂肪族ポリエステル、変性澱粉、ポリ乳酸、およびこれ
らの樹脂をマトリックスとした各種複合素材、ポリマー
アロイなどが知られている。
【0005】一方、電子電気材料の包装には、いわゆる
制電処理を施された包装材料が必要とされるが、近年半
導体の大容量化や精密部品の静電気破壊を防止するた
め、さらに制電能力に優れた素材が求められている。こ
れまで、合成樹脂製包装材料においては、界面活性剤な
どの添加による複合化によって、制電対策が施されてい
る。しかし、その制電性は環境湿度に依存するため、制
電性能にバラツキが生じたり、制電性の持続性に問題が
ある。さらには、制電処理を施された合成樹脂製包装材
料は、包装と輸送機能を果たした後は、多くは廃棄ゴミ
となっている。近年、容器包装リサイクル法案が浸透
し、リサイクルシステムが強化されつつあるものの、包
装材料の多くは依然回収が困難であり、焼却や埋め立て
といった方法によって処分されている。このような中
で、高度な制電性機能を必要とする包装材料に対しても
環境に配慮した素材が求められるようになっており、さ
まざまな手法によって対策が検討されている。
【0006】生分解性樹脂の中には、親水性のものが多
く、例えば、酢酸セルロース、ポリビニルアルコールな
どがあり、機能的には制電特性を有する。しかし、その
制電性は環境湿度に依存するため、制電性能にバラツキ
が生じることがある。また、カーボンブラックなどの導
電性充填材を添加することによって、制電機能を付与し
安定化させる方法も提案されている。しかし、導電性充
填材を使用する場合、色調が黒色に限定されるため、包
装材料として使用した場合、内部の製品の識別が困難で
あったり、成形加工が難しく、成形状況によって抵抗値
が変動するなどの問題がある。
【0007】また、一般的に、生分解性樹脂にカーボン
ブラックを添加すると、生分解機能が低下するという事
例も報告されている。生分解性材料を用いた、制電化の
事例としては、特開平9−263690号公報、特開平
11−039945号公報などに開示されている。しか
しながら、これら制電化においては、導電性充填材を比
較的多量に混合する必要があるため、材料自体が硬く脆
くなる傾向になること、製品の色調が黒色に限定される
ため、包装材料として使用した場合、内部の識別が不可
能であること、成形条件によって特に延伸加工時の物理
的作用によって制電性が失われたりすること、などの問
題点を有している。また、生分解性樹脂材料に界面活性
剤を添加して制電性を付与する場合、効果の持続性、発
現時間のバラツキ、環境湿度依存性などの耐久性、使用
環境の問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のごと
き従来技術の問題点を解決し、生分解性樹脂の本来の機
能を損うことなく、透明、半透明、もしくは着色化して
使用することができ、かつ制電性を安定的に付与するこ
とを可能にする、環境に配慮し、制電用途に好適な、制
電性ポリ乳酸系樹脂組成物を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、ポリ乳酸系樹脂に対し、ガラス転移温度
が30℃以下のポリエステル樹脂、および、特定の金属
塩類を少量添加することによって、表面抵抗値、体積抵
抗値を低減化することができ、このことによって制電機
能の安定化が図れ、かつ異形押出し、射出成形、ブロー
成形などのあらゆる成形方法に対応できることを見出し
本発明を完成するに到った。本発明は、(a)ポリ乳酸
系樹脂50〜95重量部、(b)ガラス転移温度が30
℃以下のポリエステル樹脂50〜5重量部〔ただし
(a)+(b)=100重量部〕の合計量100重量部
に対し、(c)アルカリ金属またはアルカリ土類金属で
あるカチオンとイオン解離可能なアニオンとによって構
成されている金属塩0.001〜8.0重量部を含有す
ることを特徴とする制電性ポリ乳酸系樹脂組成物に関す
る。また、本発明は、(a)ポリ乳酸系樹脂50〜95
重量部、(b)ガラス転移温度が30℃以下のポリエス
テル樹脂50〜5重量部〔ただし(a)+(b)=10
0重量部〕の合計量100重量部に対し、(c)アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属であるカチオンとイオン
解離可能なアニオンとによって構成されている金属塩
0.00005〜5.0重量部および(d)−{O(A
O)n}−基(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは
1〜7の整数を示す)を有し、かつ全ての分子鎖末端が
CH3基である有機化合物0.03〜15.0重量部を
含有することを特徴とする制電性ポリ乳酸系樹脂組成物
に関する。上記制電性ポリ乳酸系樹脂組成物は、溶融混
練して得られるペレット状のものでもよい。また、ドラ
イブレンドして得られるパウダー状のものでもよい。さ
らに、上記制電性ポリ乳酸系樹脂組成物は、上記(b)
および(c)成分、ならびに必要に応じて、上記(d)
成分を溶融混練して得られるペレット状コンパウンドを
マスターバッチとして使用し、上記(a)成分と混合し
て得られるものでもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に記述する。
まず、本発明に使用される(a)ポリ乳酸系樹脂は、乳
酸の単独重合体、または乳酸と他のヒドロキシカルボン
酸またはラクトンとの共重合体、あるいはこれらの組成
物である。乳酸としては、L-乳酸、D-乳酸、またはそれ
らの混合物であってもよい。他のヒドロキシカルボン酸
としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒ
ドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、4−ヒドロキシ
吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸などが代表的に挙げ
られ、またこれらヒドロキシカルボン酸のエステル化物
などの誘導体であってもよい。ラクトンとしてはカプロ
ラクトンなどが挙げられる。このポリ乳酸系樹脂の製造
は、上記したモノマーおよび必要に応じてコモノマーを
共存させて、縮合重合法、開環重合法などの方法によっ
て重合し、行うことができる。また、脂肪族多価アルコ
ールと脂肪族多塩基酸からなる脂肪族ポリエステルとの
共重合体でもよい。高分子量体を得る目的で、重合時に
少量のジイソシアネート、ジエポキシ、酸無水物、酸ク
ロライド化合物などの鎖延長剤を添加、併存させてもよ
い。(a)成分の配合量は、(a)成分および(b)成
分合計100重量部とすると、50〜95重量部、好ま
しくは70〜95重量部である。50重量部未満である
と、ポリ乳酸本来の物性を維持できなくなり、一方、9
5重量部を超えると、制電性の効果が得られなくなる。
【0011】本発明における(b)のポリエステル樹脂
は、脂肪族ポリエステルでも芳香族ポリエステルでもよ
く、生分解性として一般的に市販されているものを、用
途や特性に応じ、任意に選定することができる。好まし
くは脂肪族ポリエステルであり、具体的には、ポリブチ
レンサクシネートアジペートである昭和高分子(株)
製、商品名ビオノーレ#3020やポリカプロラクトン
であるダイセル化学工業(株)製、商品名CELGRE
EN PH7などが挙げられる。また、本発明のポリエ
ステル樹脂には、生分解性の機能を損わない範囲で、機
能性の改質を目的とし、イソシアネート基、ウレタン基
といった反応基を構造中に導入することも可能である。
さらに、本発明のポリエステル樹脂として、ポリエステ
ルにポリカーボネートなどを共重合したコポリエステル
のような種々の共重合体を用いることもできる。本発明
に使用される(b)ポリエステル樹脂のガラス転移点
(Tg)は、30℃以下、好ましくは10℃以下であ
る。30℃を超えると、充分な制電性を得ることができ
なくなる。
【0012】本発明において配合する(c)金属塩のカ
チオンとなるアルカリ金属またはアルカリ土類金属とし
ては、例えば、Li、Na 、K、Mg、Caなどが挙
げられる。カチオンとしては、イオン半径の小さいLi
+、Na+、K+が好ましい。また、本発明の(c)金属
塩の構成要素であるイオン解離可能なアニオンとして
は、例えば、Cl-、Br-、F-、I-、NO3 -、SCN
-、ClO4 -、CF3SO3 -、BF4 -、(CF3SO22
-、(CF3SO23-などが挙げられる。好ましく
は、ClO4 -、CF3SO3 -、(CF3SO22-
(CF3SO23-である。またその他にもR−SO3 -
で表されるアニオンなどもあげられる。上記カチオンお
よびアニオンによって構成されている(c)金属塩は数
多くあるが、中でも、Li・ClO4、Na ・ClO4
KClO4,Li・CF3SO3 Li・N(CF3
22、Na・N(CF3SO22、Li・C(CF3
23、Na・C(CF3SO23が好ましい。
【0013】本発明の制電性ポリ乳酸系樹脂組成物は、
工業的に、(c)金属塩を液体に溶解させて使用するこ
とが好ましい。溶解させる液体としては、(d)−{O
(AO)n}−基を有し、かつ全ての分子鎖末端がCH
3基である有機化合物が好ましい。具体的には、下記一
般式(1)〜(3)に示される化合物が、特に好まし
い。 R1O(AO)nR1 ・・・・・(1) [上記一般式(1)〜(3)中、R1は、炭素数1〜9の
直鎖または分岐のアルキル基、および、炭素数2〜9の
直鎖または分岐のアシル基のうちいずれか1種を示し、
同一でも異なっていてもよい。Aは同一または異なる炭
素数2〜4のアルキレン基を示し、nは同一または異な
る1〜7の整数である。また、Xは炭素数2〜10から
なる、アルキレン基、芳香族基を含む炭化水素基、また
は脂環式炭化水素基、Yは炭素数6〜10からなる、芳
香族基を含む炭化水素基である。] これらの化合物を用いることにより、工業的に有意であ
るだけでなく、制電効果をさらに高められる。また、本
発明において、上記(d)化合物以外でも、(c)金属
塩を溶解可能な液体、例えば、トリアセチンやモノアセ
チルグリセリドなどを使用しても、コンパウンド製造時
の作業性に優れ、工業的に有意である。
【0014】(c)金属塩の配合量は、上記(d)成分
を含まない制電性ポリ乳酸系樹脂組成物の場合、(a)
成分および(b)成分合計100重量部に対し、0.0
01〜8.0重量部、好ましくは0.01〜3.0重量
部である。0.001重量部未満であると、充分な制電
効果が得られない。一方、8.0重量部を超えても制電
効果はほとんど向上せず、逆に結晶化の進行や材料劣化
などを招く。また、上記(d)成分を含む組成物の場
合、(c)金属塩の配合量は、(a)成分および(b)
成分合計100重量部に対し、0.00005〜5.0
重量部、好ましくは0.005〜3.0重量部である。
0.0005重量部未満であると、充分な制電効果が得
られない。一方、5.0重量部を超えても制電効果はほ
とんど向上せず、逆に結晶化の進行や材料劣化などを招
く。
【0015】上記(d)成分の添加量は、(a)成分お
よび(b)成分合計100重量部に対し、0.03〜1
5重量部、好ましくは、0.5〜10重量部、さらに好
ましくは0.5〜5重量部である。0.03重量部以下
では、工業的に好ましくなく、一方、15重量部を超え
ると、ブリードアウトが生じる心配がある。
【0016】本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を
阻害しない範囲において、任意に、本発明の組成物へ他
の高分子材料を含める有機、無機充填物質を添加しても
構わない。本発明の組成物は、特に生分解性を特徴とす
るものであるため、任意に添加される高分子材料、有機
添加剤は生分解性特性を有するか自然界に対し無害なも
のが好ましい。有機物質系滑剤、カルシウムなどの金属
塩類安定剤、グリコール系、脂肪酸系のワックス、石油
系ワックスなども添加できる。無機充填材としては、天
然鉱石由来の炭酸カルシウム、タルク、マイカ、珪酸カ
ルシウム、シリカ、などのほか硫酸バリウム、金属粉な
どの特殊な充填材も用いることができる。無機の充填材
は、一般的に無害なものがほとんどであり、目的に応じ
適宜添加することが可能である。上記充填材のほか、天
然有機物系充填材として、精製パルプ、澱粉、木粉、籾
殻などを目的に応じブレンドすることも可能である。
【0017】本発明の樹脂組成物に使用される着色剤
は、合成樹脂の着色剤として使用されるものであれば全
て使用可能であるが、生分解を目的とした用途には、生
分解性の着色剤、または、分解した後着色剤だけが残っ
たとき毒性の低いものが好ましい。特に好ましい着色剤
としては、食用色素や、無機顔料があげられる。食用色
素としては、食用赤色2号、同3号、同40号、食用黄
色4号、同5号、食用緑色3号、食用青色1号、同2号
などのアルミニウムレーキ顔料などが使用できる。ま
た、無機顔料としては、酸化チタン、べんがら、群青な
どが使用できる。これらの着色剤は、1種類でも良い
が、通常2種類以上を組合わせて、目的とする色調に調
色することが出来る。これらの着色剤を使用することに
より、各色の成形品が得られ、成形品の識別が容易であ
る。
【0018】本発明の組成物は、予備混合し、溶融混練
して、通常の2次加工原料形態であるペレット状コンパ
ウンドとして使用することができる。ペレット加工する
ことによって、各種成分を均一に予備分散ならしめ、高
分子特性としての安定性を得ることができる。ペレット
状コンパウンドの加工において用いられる予備混合機と
しては、予備分散、分配、拡散混合を目的とするブレン
ダーが用いられる。ブレンダーの代表例としては、リボ
ンブレンダー、ヘンシェルミキサー(スーパーミキサ
ー)、タンブラーミキサー、タンブルミキサー、エアー
ブレンダーなどが挙げられる。これらの予備混合機は、
各配合物の形態や拡散レベル、および、溶融混練機に応
じて選定される。また、予備混合機を用いず、各配合物
をそれぞれ異なるブラベンダー等の定量切出機を用い
て、溶融混練機に投入してもよい。溶融混練機として
は、一般的には単軸、二軸押出機、バンバリー式、ロー
ル式などが挙げられる。これらも、組成物の形態や目
的、生産性に応じて選定し、溶融混練することにより、
ペレット状の原料を製造することが可能である。
【0019】また、本発明の組成物は、配合物をドライ
ブレンドして得られるパウダー状としても使用できる。
上記ペレット状コンパウンドの加工において用いられる
予備混合機を用いて、ドライブレンドしてパウダー状の
混合物の原料を製造することも可能である。さらに、本
発明の組成物は、(b)ポリエステル樹脂と(c)金属
塩、または、(b)ポリエステル樹脂、(c)金属塩、
および上記(d)成分を溶融混練して得られるペレット
状コンパウンドをマスターバッチとして使用し、(a)
ポリ乳酸系樹脂と混合して用いてもよい。
【0020】本発明の組成物は、あらゆる成形方法に対
応でき、各成形機で溶融され、異形押出を含む押出成
形、射出成形、ブロー成形、カレンダー成形、真空成
形、エンボス成形など各種成形機による成形加工が可能
である。上記射出成形、押出成形などの成形機は、通常
使用される一般的な仕様のものが採用できる。例えば、
射出成形の場合、一般的な射出成形機を使用することが
可能である。一般的に、ペレット状コンパウンドを用い
ると、成形品の仕上りが良好であり、物理的性能も安定
する。このように、本発明の組成物は、用途に応じて成
形方法を選択することができる。
【0021】いずれの成形加工においても、原料の吸湿
には注意が必要であり、予備乾燥と成形中の吸湿対策が
重要である。乾燥が不充分であると、溶融体が発泡し成
形品の外観、物理特性の低下を招く。成形前の乾燥は、
熱風式、真空バキューム式いずれかの方法によって予備
乾燥し、かつ成形中は、ホッパドライヤーなどによっ
て、吸湿を防止することが望ましい。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、これらの実施例により何ら限
定されるものではない。なお、実施例中の部および%
は、特に断らない限り重量部および重量%である。
【0023】試料作成方法 (a)ポリ乳酸系樹脂として、(株)島津製作所製の
(a−1)LACTY9020(MFR 11g/10
min、190℃、2,160g荷重)と(a−2)L
ACTY9400(MFR 5g/10min、190
℃、2,160g荷重)を用いた。 (b)ポリエステル樹脂として、(b−1)昭和高分子
(株)製のポリブチレンサクシネートアジペート、ビオ
ノーレ#3020(Tg−45℃、MFR 20g/1
0min、190℃、2,160g荷重)と(b−2)
ダイセル化学工業(株)製のポリカプロラクトン、CE
LGREEN PH7(Tg−60℃、MFR 4g/
10min、190℃、2,160g荷重)を用いた。 (c)金属塩として、(c−1)Li・ClO4
(c−2)Li・CF3SO3、(c−3)Li・N(C
3SO22を用いた。 (d)成分として、下記のものを使用した。 (d−1)トリエチレングリコールジアセチル[上記一
般式(1)で示される有機化合物において、Rが炭素数
2の直鎖アシル基、Aが炭素数2のアルキレン基、nが
3]。 (d−2)アジピン酸ジブトキシエトキシエチル〔三光
化学工業(株)製、サンコノール0862〕[上記一般
式(2)で示される有機化合物において、Xが炭素数4
からなるアルキレン基、Rが炭素数4の直鎖アルキル
基、Aが炭素数2のアルキレン基、nが2]。 また、(c)成分と(d)成分の混合物として、下記の
ものを使用した。 (c−1)/(d−2)、三光化学工業(株)製、商品
名サンコノール0862−18(Li・ClO4/サン
コノール0862=18/82)。 (c−2)/(d−2)、三光化学工業(株)製、商品
名サンコノール0862−20R(Li・N(CF3
22/サンコノール0862=20/80)。 (c−1)/(d−2)、三光化学工業(株)製、商品
名サンコノール0862−50R(Li・N(CF3
22/サンコノール0862=50/50)。 その他に、金属塩可溶の液体として、(d−3)トリア
セチン、(d−4)モノアセチルグリセリドを、着色剤
として、食用色素の(f−1)青色2号アルミニウムレ
ーキを用いた。
【0024】成形品(試験片)の作成方法 <射出成形加工>射出成形は、型締め圧力80tの射出
成形機を用い、シリンダー設定温度140〜190℃と
し、金型設定温度30℃にて成形を行った。 <押出成形加工>押出成形は、20mm単軸押出機を用
い、シリンダー設定温度140〜190℃、テープ状ダ
イスを用いて、スクリュー回転10〜30rpmで押し
出した。 <シート成形加工>シート成形加工は、40mm単軸押
出機を用い、シリンダー設定温度150〜210℃にて
行い、透明の50μm厚のシートを得た。
【0025】物理特性の評価方法 物理的特性はASTM規格に準じて測定を行った。成形
した試験片を25℃、50%RH中にて24時間調整
し、以下の規格に準じて測定を行った。曲げ試験は1/
4インチ試験片によりASTM D792にて、測定を
行った。単位はMPaである。
【0026】制電性の評価方法 三菱化学(株)製、機種名ハイレスタを用い、定電圧法
により、印加電圧500VでASTM D257に従っ
て測定を行った。試験片としては、6×6×0.3cm
の射出成形プレート、および、厚み0.3mmの押出成
形品、および、厚さ50μmのシートを用いて、成形直
後、環境温度25℃±2℃、相対湿度20%以下に保た
れたデシケータ中に24時間放置し、表面固有抵抗値と
体積抵抗値を測定した(調湿前)。その後、環境温度2
5℃±2℃、相対湿度50%に保ち24時間放置したサ
ンプル(24時間後)、および、環境温度40℃±2
℃、相対湿度90%に保ち7日間放置したサンプル(7
日後)について同様の測定を行った(調湿後)。
【0027】ブリードアウト評価方法 幅6×長さ6×厚さ0.3cmフイルムゲート式のプレ
ートを用い、温度40℃、相対湿度90%RH中で7日
間放置し、プレート表面へのブリードアウトの確認を目
視で行った。透明性の評価 厚さ0.3mmの押出成形品を用いて、透明性の評価を
行った。評価基準は、下記のとおりである。 透明:厚さ0.3mmの押出成形品を10枚重ね、その
下に置いた新聞紙の記事が明確に読み取れる場合 半透明:厚さ0.3mmの押出成形品を4枚重ね、その
下に置いた新聞紙の記事が明確に読み取れる場合 乳白色:厚さ0.3mmの押出成形品を4枚重ね、その
下に置いた新聞紙の記事を読み取ることが困難である場
【0028】実施例1〜12 (a)〜(d)成分および着色剤を、それぞれ表1〜2
記載の配合処方に従い配合し、タンブラーミキサーを用
いて混合した。溶融混練機としては、スクリュー径20
mmの異方向2軸押出機を用い、シリンダー温度140
〜190℃に設定し、溶融混練を行った。溶融した樹脂
を紐状に押し出し、水冷によって冷却した後、ペレタイ
ザーに送り、ペレットを作製した。得られたペレットを
用い、射出成形加工、押出成形加工(スクリュー回転3
0rpm)を行い、各種評価を実施した。結果を表1に
示す。
【0029】実施例13〜15 (a)〜(d)成分を、それぞれ表2記載の配合処方に
従い配合し、タンブラーミキサーを用いて混合した。な
お、金属塩(c)はあらかじめ液体である(d−1)ト
リエチレングリコールジアセチル、(d−3)トリアセ
チン、または(d−4)モノアセチルグリセリドに溶解
させて使用した。実施例1と同様にペレットを作成し、
各種評価を実施した。結果を表1に示す。
【0030】実施例16〜18 (a)〜(d)成分を、それぞれ表2〜3記載の配合処
方に従い配合し、タンブラーミキサーを用いて混合し
た。溶融混練機としては、スクリュー径20mmの異方
向2軸押出機を用い、シリンダー温度80〜150℃に
設定し、溶融混練を行った。溶融した樹脂を紐状に押し
出し、水冷によって冷却した後、ペレタイザーに送り、
ペレットを作製した。得られたペレットをマスターバッ
チとして、(a−1)LACTY902070部に対し
33部を混合し、実施例1と同様に、射出成形加工、押
出成形加工を行い、各種評価を実施した。結果を表3に
示す。
【0031】実施例19 (a)〜(d)成分を、それぞれ表3記載の配合処方に
従い配合し、タンブラーミキサーを用いて混合した。こ
の混合物を用いて、射出成形加工、押出成形加工(スク
リュー回転10rpm)を行い、各種評価を実施した。
結果を表3に示す。
【0032】実施例20 (a)〜(d)成分を、それぞれ表3記載の配合処方に
従い配合し、タンブラーミキサーを用いて混合した。溶
融混練機としては、スクリュー径20mmの異方向2軸
押出機を用い、シリンダー温度140〜190℃に設定
し、溶融混練を行った。溶融した樹脂を紐状に押し出
し、水冷によって冷却した後、ペレタイザーに送り、ペ
レットを作製した。得られたペレットを用い、シート成
形を行った。その結果、厚み50μmの透明なシートが
得られた。結果を表3に示す。
【0033】比較例1 (a)〜(d)成分を、それぞれ表3記載の配合処方に
従い配合し、実施例1と同様にペレットを作製し、制電
性評価を実施したが、効果は得られなかった。結果を表
3に示す。
【0034】比較例2〜3 (a)〜(d)成分を、それぞれ表3記載の配合処方に
従い配合し、実施例1と同様にペレットを作製し、制電
性評価を実施したが、効果は得られなかった。結果を表
3に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】本発明の実施例1〜19の射出成形プレー
トにおける表面固有抵抗値、体積固有抵抗値、実施例1
〜20の押し出し成形品における表面固有抵抗値は、す
べて6×1011Ω/sq以下で制電性効果があり、ブリ
ードアウトが無く、透明性に優れたサンプルであった。
一方、比較例1〜3は1×1012Ω/sq以上となり制
電性効果は全く無かった。
【0039】
【発明の効果】本発明の制電性ポリ乳酸系樹脂組成物
は、押出成形や射出成形、ブロー成形、カレンダー成形
などによって溶融成形してなる成形材料の分野に広く使
用でき、特に電子電気部品包装、運搬関係の用途をはじ
めとして、高度な制電処理が必要な用途に好適であり、
かつ生分解性を有し、環境保護に有効な樹脂組成物であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/06 C08K 5/06 5/41 5/41 C09K 3/16 102 C09K 3/16 102K //(C08L 67/04 (C08L 67/04 67:00) 67:00) B29K 67:00 ZBP B29K 67:00 ZBP Fターム(参考) 4F070 AA47 AC18 AC20 AC38 AC43 AC50 AE05 FA01 FA03 FA17 FB03 4F201 AA24 AR06 BA01 BA02 BC01 BC13 BC17 BC19 BC37 BK02 BK13 BK28 BL08 BL43 BN18 4J002 CF032 CF181 CF191 CF192 DD036 DD056 DD066 DD086 DE186 DF036 DG036 DK006 ED027 EH157 EV216 EV256 EV266 FD010 FD090 FD106 FD107 FD170

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリ乳酸系樹脂50〜95重量
    部、(b)ガラス転移温度が30℃以下のポリエステル
    樹脂50〜5重量部〔ただし(a)+(b)=100重
    量部〕の合計量100重量部に対し、(c)アルカリ金
    属またはアルカリ土類金属であるカチオンとイオン解離
    可能なアニオンとによって構成されている金属塩0.0
    01〜8.0重量部を含有することを特徴とする制電性
    ポリ乳酸系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)ポリ乳酸系樹脂50〜95重量
    部、(b)ガラス転移温度が30℃以下のポリエステル
    樹脂50〜5重量部〔ただし(a)+(b)=100重
    量部〕の合計量100重量部に対し、(c)アルカリ金
    属またはアルカリ土類金属であるカチオンとイオン解離
    可能なアニオンとによって構成されている金属塩0.0
    0005〜5.0重量部および(d)−{O(A
    O)n}−基(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは
    1〜7の整数を示す)を有し、かつ全ての分子鎖末端が
    CH3基である有機化合物0.03〜15.0重量部を
    含有することを特徴とする制電性ポリ乳酸系樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 溶融混練して得られるペレット状の請求
    項1または2記載の制電性ポリ乳酸系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ドライブレンドして得られるパウダー状
    の請求項1または2記載の制電性ポリ乳酸系樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 上記(b)および(c)成分、ならびに
    必要に応じて、上記(d)成分を溶融混練して得られる
    ペレット状コンパウンドをマスターバッチとして使用
    し、上記(a)成分と混合して得られる請求項1〜3い
    ずれか1記載の制電性ポリ乳酸系樹脂組成物。
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