JP2002083604A - 触媒担持カーボンナノファイバーの製造方法、燃料電池電極用スラリー組成物、および燃料電池 - Google Patents

触媒担持カーボンナノファイバーの製造方法、燃料電池電極用スラリー組成物、および燃料電池

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JP2002083604A
JP2002083604A JP2001199773A JP2001199773A JP2002083604A JP 2002083604 A JP2002083604 A JP 2002083604A JP 2001199773 A JP2001199773 A JP 2001199773A JP 2001199773 A JP2001199773 A JP 2001199773A JP 2002083604 A JP2002083604 A JP 2002083604A
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裕康 角野
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雅弘 高下
Maki Yonezu
麻紀 米津
Seiichi Suenaga
誠一 末永
Hideyuki Ozu
秀行 大図
Yasuhiro Itsudo
康広 五戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池用触媒が均一に安定して担体に担持さ
れ、高い触媒活性を有する触媒担持カーボンナノファイ
バーを製造する方法を提供する。 【解決手段】 電池用触媒の前駆体である塩を含有する
水溶液中に、カーボンナノファイバーを分散させる分散
工程と、前記水溶液にアルカリを加え、反応生成物を前
記カーボンナノファイバー表面に担持させる担持工程
と、前記反応生成物を還元して前記電池用触媒を生成す
る還元工程と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒担持カーボン
ナノファイバーの製造方法、燃料電池用カーボンナノフ
ァイバー触媒層およびその製造方法、触媒担持カーボン
ナノファイバー、スラリー組成物、および燃料電池セル
に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、電池内で水素やメタノール
等の燃料を電気化学的に酸化することにより、燃料の化
学エネルギーを直接電気エネルギーに変換して取り出す
ものである。したがって、火力発電のように燃料の燃焼
によるNOxやSOxなどの発生がないため、クリーンな
電気エネルギー供給源として注目されている。
【0003】従来の燃料電池は、例えば、カソード集電
体/カソード/プロトン伝導性膜/アノード/アノード
集電体の5層構造となっている。この燃料電池用の電
極、すなわちアノードおよびカソードを作製するに当た
って特に重要とされることは、一酸化炭素などによる電
極の被毒防止および単位触媒当たりの活性を高めること
である。従来から、被毒回避および高活性化のため、担
持触媒金属を選択し、単一元素または合金として担持す
ることが試みられており、高性能の燃料電池触媒および
電極が実用化されている。合金等の粒子径については検
討され、数nmのものが良いとされている。
【0004】一方、燃料電池用触媒を構成する他の成分
であるカーボン担体については、活性に対する寄与が極
めて少ないと考えられ、カーボン担体の改良等に関して
ほとんど検討されていないのが実情である。カーボン担
体としては、通常のカーボンブラック以外にも、PAN
系化合物から作製したカーボン繊維を用いたものがE、
セオリドらによって報告されている(Electroc
hem. Acta.,vol.38,No.6,p.
793(1993))。しかしながら、カーボン繊維に
担持された触媒径が、最小でも100nm程度までしか
得られないため、高い触媒活性を必要とする燃料電池用
触媒としては不適であった。また、Guangli C
he(Nature vol.393, (1998)
p.346‐)によって、テンプレート法を用いてカ
ーボンナノチューブを作製し、そのカーボンナノチュー
ブを担体として、カーボンチューブの内壁に触媒を担持
させることが報告されている。これにおいては、カーボ
ンチューブの長さ方向に対して触媒の不均一が認められ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、電池用触媒が均一に安定
して担体に担持され、高い触媒活性を有する触媒担持カ
ーボンナノファイバーを製造する方法、およびそれによ
り得られた触媒担持カーボンナノファイバーを提供する
ことを目的とする。
【0006】また本発明は、上述した燃料電池を作製す
るためのスラリー組成物を提供することを目的とする。
【0007】さらに本発明は、小型軽量化が可能である
とともに、高い性能を有する燃料電池セルを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電池用触媒の前駆体である塩を含有する
水溶液中に、カーボンナノファイバーを分散させる分散
工程と、前記水溶液にアルカリを加え、反応生成物を前
記カーボンナノファイバー表面に担持させる担持工程
と、前記反応生成物を還元して前記電池用触媒を生成す
る還元工程と、を有することを特徴とする触媒担持カー
ボンナノファイバーの製造方法を提供する。
【0009】また本発明は、カーボンナノファイバーに
電池用触媒を担持してなる触媒担持カーボンナノファイ
バーと、プロトン導電性物質とを含有することを特徴と
する燃料電池電極用スラリー組成物を提供する。
【0010】さらに本発明は、燃料極と、この燃料極に
対向して配置された酸化剤極と、これらの燃料極および
酸化剤極に挟まれた電解質層とを有する単電池が燃料浸
透気化板を介して複数層積層され、液体燃料が前記燃料
浸透気化板に導入される燃料電池セルにおいて、前記燃
料極は、カーボンナノファイバーに電池用触媒を担持し
てなる触媒担持カーボンナノファイバーと、プロトン導
電性物質とを含むことを特徴とする燃料電池を提供す
る。
【0011】またさらに本発明は、燃料極と、この燃料
極に対向して配置された酸化剤極と、これらの燃料極お
よび酸化剤極に挟まれた電解質層とを有する燃料電池に
おいて、前記燃料極および前記酸化剤極から選ばれる少
なくとも一方の電極は、カーボンナノファイバーに電池
用触媒を担持してなる触媒担持カーボンナノファイバー
と、プロトン導電性物質とを含有し、かつ、前記カーボ
ンナノファイバーは、直径500nm以上のカーボンナ
ノファイバーを20%以上含有し、直径100nm以下
のカーボンナノファイバーを5%以上含有することを特
徴とする燃料電池を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明者らは、カーボンナノファイバー
(CNF)に電池用触媒を担持させることによって、従
来のカーボンブラックを用いたものより著しく性能が向
上した燃料電池用触媒が得られることを見出した。
【0014】特に、以下のような方法により合成された
カーボンナノファイバーを用いることが好ましい。
【0015】まず、CNFは、所定の合成用触媒表面に
原料ガスを接触させることで得られる。
【0016】合成用触媒としては、Ni、CoおよびF
eの第1群から選ばれる金属元素の一種と、Cu、Ag
およびSnの第2群から選ばれる金属元素との合金、特
にCu−Ni合金を使用することが好ましい。合成用触
媒中に混合されるCu、Ag、Snの含有量は、Ni,
Cu,Feに対して10%以上であることが好ましい。
10%未満の場合には、Ptの担持能が低くなるおそれ
がある。
【0017】この合成用触媒は、第1の群から選ばれる
金属元素の酸化物と、第2の群から選ばれる金属元素の
酸化物との混合体を500℃〜700℃程度で0.5h
〜1h程度水素雰囲気中で還元すると、各酸化物は析出
すると共に合金化し、混合体中に微粒子の合金(合成用
触媒)が生成される。
【0018】原料ガスとしては、ハイドロカーボン、あ
るいは、ハイドロカーボンと水素の混合ガスを用いて、
熱CVDで作製される。
【0019】作製後のCNFに残留した合成用触媒は、
CNFに担持させる電池用触媒の成分として積極的に利
用しても良い。これによって、触媒活性が向上するとい
う効果が得られる。なお、場合によっては、CNFに残
留した合成用触媒は、酸等で処理して取り除いてもよ
い。
【0020】CNF合成後、さらに雰囲気ガス中で加熱
処置することで、CNF表面を改質することができる。
具体的には、CO2、O2、NOx、またはSOx雰囲気
中、500〜1000℃で1〜100分時間程度の熱処
理を施して酸化する。こうした熱処理によって、CNF
の表面は、酸素含有基が結合または吸着した状態に変化
する。
【0021】この際、CNF表面が、電荷を有する状態
に帯電しやすくしておくことが望まれる。なぜなら、電
池用触媒の担持プロセスで用いるコロイド法との相性が
良くなるからである。これについては、後に詳細に説明
する。
【0022】用いられる合成用触媒の粒子径を制御する
ことによって、得られるCNFの径を制御することが可
能である。カーボンナノチューブやいわゆるVGCF等
のカーボン繊維においては、カーボンの結晶面のC面が
長さ方向に対して平行またはそれに近い方向に存在す
る。これに対して、本発明で用いられるCNFにおいて
は、カーボンの結晶面のC面端部が、ファイバーの長さ
方向に対して角度を有している。本発明者らは、こうし
た構造を有するCNFでは、C面に平行な方向、すなわ
ちCNFの側面から内部方向に、細孔が発達しやすく、
この細孔を適当なサイズで選ぶことにより微粒子が担持
されやすいことを見出した。
【0023】なお、C面の傾きは、CNFの長手方向に
対して30°〜90°であることが好ましく、45°〜
90°であることがより好ましい。C面の傾きが45°
の場合には、いわゆるHerringbone構造と称
され、90°の場合にはPlatelet構造と称され
る。
【0024】また、CNFの径は、好ましくは1〜10
00nm、より好ましくは20〜700nm、最も好ま
しくは100nm〜500nmである。このような条件
を満たすCNFが、少なくとも50%以上含まれること
が好ましい。
【0025】上述したようなCNF担体に担持する電池
用触媒としては、炭化水素燃料の改質触媒として考えら
れているものを挙げることができる。すなわち、Pt粒
子、Pt族粒子、または前記PtまたはPt族と第四周
期、第五周期より選ばれた1種類以上の元素の合金粒子
である。
【0026】Pt族としては、Ru、Rh、Ir、Os
およびPdが挙げられる。具体的には、Pt、Pt−R
u、Pt−Ni、Pt−Fe、Pt−Co、Pt−I
r,Pt−W、Pt−Mo、Pt−Sn、Pt−Ni−
Cu、およびPt−Ru−Ni−Cu等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0027】こうした電池用触媒をCNFに担持するに
は、コロイド法が用いられる。
【0028】まず、CNFを水中に分散させて懸濁液を
得、これを加熱する。さらに、上述した触媒の前駆体で
ある塩類を加え、水溶液を調製する。なお、水中にCN
Fを分散させる工程と、水溶液を調整する工程とは、ど
ちらを先に行っても良い。
【0029】次に、CNFを分散させた水溶液に、アル
カリを加え弱アルカリ性、すなわちpH7以上として、
適時加熱を続ける。その結果、電池用触媒の塩とアルカ
リとが反応し、電池用触媒の水酸化物や、酸化物などの
反応生成物がCNF表面に担持・生成する。
【0030】塩類は特に限定されないが、塩化Pt酸お
よびその塩、あるいは2価のPt錯体が好ましい。2価
のPt錯体としては、例えば、テトラアンミンPtジク
ロライド、およびジニトロジアンミンPt酸等を用いる
ことができる。上述したような合成用触媒を用いて合成
されたCNFは、その表面が正に帯電しやすく、ここに
Ptが含まれる負イオンが吸着しやすいからである。な
お、CNFの表面状態を負に帯電させた場合には、Pt
が含まれる正イオンが吸着しやすくなる。
【0031】ここで、Pt含有イオンのCNF表面への
吸着について説明する。
【0032】例えば、塩化Pt酸(H2PtCl6)を用
いる場合、Ptは水溶液中では、[Pt(Cl)62-
の状態で存在している。このため、CNF側が正に帯電
していると引き寄せられやすい。上述したように、エチ
レン(炭化水素)/水素の混合ガスを原料として合成さ
れたCNFでは、その表面は正に帯電しているので、塩
化Pt酸を用いることが好ましい。
【0033】この際の反応は、下記反応式(1)で表わ
される。
【0034】
【化1】
【0035】また、テトラアンミン塩化Pt酸([Pt
(NH34]Cl2)を用いる場合には、前述とは異な
って、Ptは水溶液中では[Pt(NH342+の状態
で存在する。したがって、CNFの表面が負に帯電して
いることが望まれる。例えば、すでに説明したようにC
NFにCO2処理等を施すと、表面にCOO-等が吸着し
やすくなるので、こうしたテトラアンミン塩化Pt酸を
用いることが好ましい。
【0036】この際の反応は、下記反応式(2)で表わ
される。
【0037】
【化2】
【0038】CNF表面にPt含有イオンを吸着させた
後、ろ過して沈殿物を洗浄する。さらに、沈殿物をフラ
スコに収容し、純水を加えて加熱する。ある程度時間が
経過した後、再びろ過する。イオン成分が少なくなるま
でこの操作を、繰り返した後、沈殿物を乾燥機で乾燥す
る。
【0039】乾燥後の沈殿物は、雰囲気炉内で、水素を
含むガスを流しながら加熱する。この際の炉の温度は、
100℃〜900℃の範囲とすることが好ましく、20
0℃〜500℃の範囲とすることがより好ましい。10
0℃未満の場合には、触媒の結晶化が不十分となる。一
方、900℃を越えると、触媒粒子径が増大してしま
う。いずれの場合も、触媒活性の低下につながるおそれ
がある。
【0040】水素を含むガスを流しながら加熱を行なう
ことによって、下記反応式(3)で表わされる反応が生
じて、PtがCNFに担持される。
【0041】
【化3】
【0042】触媒担持CNFにおける電池用触媒の担持
量は、全体の5〜80wt%とすることが好ましい。5
wt%未満の場合には電池性能を充分に確保するのが困
難となり、一方、80wt%を越えると良好に担持する
ことができない。
【0043】本発明の触媒担持CNFは、プロトン導電
性物質、場合によっては電気伝導性物質を配合して、電
極組成物を調製することができる。
【0044】プロトン伝導性物質としては、プロトンを
伝導できる任意の物質を用いることができる。具体的に
は、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂(ナフィオン、
フレミオン、アシプッレックなど)、タングステン酸や
リンタングステン酸などの無機物などが挙げられるが、
これに限定されるものではない。
【0045】こうしたプロトン伝導性物質の配合量は、
触媒担持CNF 100重量部に対して、1〜400重
量部とすることが好ましく、10重量部〜200重量部
とすることがより好ましい。1重量部未満の場合には、
プロトン伝導性物質が充分でないために電池特性が低下
し、一方、400重量部を越えると、抵抗が高くなって
電池特性が低下する。
【0046】場合によって配合される電気伝導性物質と
しては、例えば、カーボン粒子、カーボンファイバー、
カーボンナノチューブおよび貴金属微粒子などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0047】こうした電気伝導性物質の含有量は、Pt
担持CNFに対して90%以下であることが好ましく、
50%以下であることがより好ましいが、電極部材に応
じて適宜選択することができる。
【0048】例えば、固体高分子型燃料電池(PEM)
用のアノードおよびカソード、あるいは直接改質型メタ
ノール電池(DMFC)用のカソード電極として用いる
場合には、触媒担持CNF以外の導電性物質量は少ない
方が好ましい。この場合、最も好ましいのは、触媒担持
CNFとプロトン伝導性物質とのみから構成される電極
層である。
【0049】上述したような電極組成物を用いて電極層
を作製するに当たっては、湿式法または乾式法を採用す
ることができる。
【0050】湿式法により作製する場合には、本発明の
スラリー組成物を用いることができる。すなわち、電極
組成物を水と有機溶剤とを含む溶液中に、分散機を用い
て前述の電極組成物を分散してスラリー組成物を調製す
る。有機溶剤は、単独でまたは2種以上の混合物として
用いることができる。スラリー組成物の調製の際には、
固形分が5〜60%になるように溶媒の量を調整する。
5%未満の場合には、塗膜がはがれやすく、一方、60
%を越えると塗布が困難になる。
【0051】得られたスラリー組成物を、撥水処理が施
された集電体(カーボンペーパーやカーボンクロス)上
に、任意の方法により塗布し、次いで乾燥することによ
って、上述の電極組成物を有する電極層が得られる。な
お、用いられるカーボンペーパーやカーボンクロスの撥
水処理は、スラリー組成物が塗布できる範囲であれば充
分である。
【0052】乾式法により電極を作製する場合には、ま
ず、触媒担持CNFにバインダー樹脂と造孔剤とを加
え、ロール等で混練して均一に分散する。その後、網上
または多孔質の集電体上に貼り付けてシート状とする。
あるいは、混練して均一に分散した後にロールでシート
化して、集電体に貼り付けてもよい。その後、酸または
アルカリ性水溶液中に浸して造孔剤を溶解させた後、よ
く洗浄する。次いで、プロトン伝導性物質を溶解させた
溶液中に浸して、プロトン伝導物質を触媒層に含浸して
溶剤を揮発乾燥させることによって、電極が作製され
る。
【0053】ここで、バインダー樹脂としては、例えば
ポリオレフィン、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリケト
ン、ポリエーテル、およびポリサルフォン等の任意の熱
可塑性樹脂を用いることができる。こうしたバインダー
樹脂の量は、触媒と導電性物質との合計100重量部に
対して、10〜200重量部の範囲とすることが好まし
い。10重量部未満の場合にはシート状に形成するのが
困難となり、一方、200重量部を越えると、バインダ
ー樹脂が抵抗となって電池性能を低下させるおそれがあ
る。
【0054】造孔剤としては、酸化ケイ素および酸化マ
グネシウム等、水、酸性水溶液、およびアルカリ性水溶
液等の溶媒で容易に溶解する任意の物質を用いることが
できる。具体的には、塩化アンモニウム、炭酸アンモニ
ウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、酸化チ
タン、酸化錫、および酸化亜鉛等などが挙げられる。さ
らに、酸性水溶液としては、例えば塩酸、フッ酸、硝
酸、硫酸、およびこれらの混合物が挙げられる。また、
アルカリ性水溶液としては、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、アンモニア水、メチルアミン、および
テトラアルキルアンモニウムハイドライドなどの水溶液
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0055】集電板は、造孔処理および電極時に溶解し
ない導電性物質で構成する。具体的には、貴金属、貴金
属をメッキした金属、またはカーボン等を用いて、燃料
および酸化剤である空気が触媒全体に良好に拡散するよ
うに、網状または多孔状としたものを、集電板として用
いる。
【0056】またさらに、触媒担持CNFを多孔質集電
板上に堆積させることによって、電極層を形成すること
もできる。
【0057】この場合には、まず、触媒担持CNFを溶
液中に分散させて、例えば、カーボンペーパー、カーボ
ンクロス等の集電板上に流し落とす。集電板としては、
平均孔径1〜50μm、気孔率30%以上の多孔質集電
板が好ましい。平均孔径が1μm未満の場合には、孔が
詰まって液体が下に抜けにくく、堆積層を形成するのが
困難となる。一方、50μmを越えると、CNFが全て
集電板から抜け落ちるおそれがある。また、気孔率が3
0%未満の場合には、電池として使用した際に通気性が
十分でない。なお、多孔質集電板の気孔率は50%以上
であることがより好ましい。
【0058】本発明者らは、複数の触媒担持CNFが集
電板上で層を形成するためには、触媒担持CNFを構成
するCNFの形状が、一定の分布範囲内にあることが必
要であることを見出した。すなわち、膜を形成するため
の形状と、集電板とアンカーリングするために必要な形
状との混合体であるCNF形状分布である。
【0059】これを可能にするのは、500nm以上の
直径を有するCNFを20%以上含有するとともに、1
00nm以下のものを5%以上含有する触媒担持CNF
群である。500nm以上のCNFは、横方向のネット
ワークを形成するために作用し、一方、100nm以下
のCNFは、基板である多孔質集電板とのアンカーリン
グのために作用する。
【0060】こうした特定の直径のCNFの割合は、5
00nm以上が50%以上、100nm以下が5%以上
であることがより好ましく、500nm以上が70%以
上、100nm以下が5%以上であることが最も好まし
い。
【0061】このような割合のCNFを用いる場合に、
横方向のネットワークおよび集電板との密着性を最も効
果的に満足できるからである。
【0062】触媒担持CNFは、自然沈降により多孔質
集電板上に堆積させてもよいが、吸引ろ過等の手法によ
り強制的に堆積させることによって、効率よく触媒担持
CNF層を形成することができる。
【0063】触媒担持CNF層を集電板上に形成した後
は、ナフィオン等のプロトン伝導性物質をこの触媒担持
CNF層に含浸させる。この際、プロトン伝導性物質を
有機溶剤または水で希釈して、真空含浸法を採用するこ
とが最も効果的である。これによって、触媒付近も効果
的にプロトン伝導物質で被覆することが可能となる。
【0064】ナフィオン等の含浸プロセス中には、10
0℃程度の加熱を行なって、0.1〜5%程度の薄いナ
フィオン層を繰り返し含浸させることが好ましい。一旦
含浸されたナフィオンは、加熱により溶剤中に溶出しな
くなるので、薄いナフィオン層を、CNF表面に効果的
に被覆できるからである。
【0065】このようにして、多孔質集電板上に触媒担
持CNFと、プロトン伝導性物質とのみから構成される
層を形成することができる。
【0066】上述したような方法で作製された電極でプ
ロトン伝導性固体膜を挟持し、ロールまたはプレスによ
り熱圧着して、膜電極複合体(MEA)を作製すること
が可能である。本発明の触媒担持CNFは、PEM用お
よびDMFC用のいずれの膜電極複合体にも適用するこ
とができる。
【0067】例えば、アノードには、メタノールや一酸
化炭素に対する耐性が強いPt−Ruを電池用触媒とし
て使用して、カソードにはPtを用いて、電極を作製す
ることができる。こうしたアノードおよびカソードでプ
ロトン伝導性固体膜を挟持して、次のような条件で熱圧
着することが好ましい。温度は100℃以上180℃以
下、圧力は10〜200kg/cm2、圧着時間は1分
以上30分以下である。圧力が小さく、温度が低く、時
間が短い条件(10kg/cm2未満、100℃未満、
1分未満)の場合には、圧着が不十分で抵抗が増加する
ため電池特性が低下する。一方、高温、高圧力で長時間
の条件下では、固体膜の変形や分解および集電体の変形
が大きくなって、燃料および酸化剤が良好に供給されな
いおそれがある。またこれと同時に、膜が破壊されるお
それがあり、電池特性も低下する。
【0068】次に、この膜電極集合体を用いたメタノー
ル燃料電池(DMFC)について述べる。
【0069】図1に、メタノール燃料電池の構成を表わ
す概略図を示す。図示するように、この燃料電池は、基
本的には、スタック本体9、液体燃料を収容する燃料タ
ンク、および燃料タンクから本体9に液体燃料を供給す
る導入管により構成される。液体燃料は、液体燃料導入
路10を介してスタック本体を構成する各単電池に導入
される。
【0070】スタック本体9を構成する各単電池の要部
を表わす断面図も、図1に示してある。ここに示される
ように、各単電池においては、電解質板1が燃料極(ア
ノード)2と酸化剤極(カソード)3とにより挟持され
ており、これら電解質板1、燃料極2および酸化剤極3
によって、起電部4が構成されている。燃料極2および
酸化剤極3は、燃料や酸化剤ガスを流通させるとともに
電子を通すように、伝導性の多孔質体で構成されてい
る。
【0071】さらに、各単電池には液体燃料を保持する
機能を有する燃料浸透部6と、この燃料浸透部6に保持
される液体燃料が気化した気体燃料を燃料極2に導くた
めの燃料気化部7とが、燃料極2に隣接して設けられ
る。燃料浸透部6、燃料気化部7、および起電部4から
なる単電池を、セパレーター5を介して複数積層するこ
とによって、電池本体となるスタック型燃料電池9が構
成されている。また、セパレーター5の酸化剤極3と対
向する面には、酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス供給
溝8が連続溝として設けられている。
【0072】なお、図1に示したような燃料タンクから
単電池の燃料浸透部6に液体燃料を供給する手段として
は、例えばスタック9の少なくとも一つの側面に、この
面に沿って燃料タンクと連結した液体燃料導入路10を
形成することが考えられる。液体燃料導入路10内に導
入された液体燃料は、スタック9の側面から燃料浸透部
6に供給され、さらに燃料気化部7で気化されて燃料極
2に供給される。この際、毛管現象を示す材料により燃
料浸透部を構成することによって、補器を用いずに毛管
力で液体燃料を燃料浸透部6に供給することができる。
そのためには、液体燃料導入路10内に導入された液体
燃料が、燃料浸透部6の一端に直接接触するような構成
であることが必要とされる。
【0073】なお、図1のように単電池を積層してスタ
ック9を構成する場合は、セパレーター5、燃料浸透部
6、および燃料気化部7は、発生した電子を伝導する集
電板としての機能も果たすため、カーボンを含有した多
孔質体などの導電性材料により形成される。さらに必要
に応じて、燃料極2と電解質板1との間、および酸化剤
極3と電解質板1との間には、層状、島状、あるいは粒
状等の触媒層が形成される場合もある。
【0074】また、燃料極2や酸化剤極3自体を触媒電
極とすることもできる。こうした触媒電極は、触媒層単
独でもよいが、導電性のペーパーやクロス等の支持体の
上に触媒層を形成したような多層構造をもつものとして
もよい。
【0075】上述したように、図1に示した燃料電池に
おけるセパレーター5は、酸化剤ガスを流すチャンネル
としての機能を併せ持つものである。このように、セパ
レーターとチャンネルとの両方の機能を有する部品5
(以下、チャンネル兼用セパレーターと称する)を用い
ることによって、部品点数を削減することができるの
で、よりいっそう燃料電池の小型化を図ることが可能と
なる。あるいは、このセパレーター5に代えて通常のチ
ャンネルを用いることもできる。
【0076】なお、燃料貯蔵タンクから液体燃料導入路
10に液体燃料を供給する方法としては、燃料貯蔵タン
ク内に収容された液体燃料を自由落下させて、液体燃料
導入路10に導入する方法が挙げられる。この方法は、
スタック9の上面より高い位置に燃料貯蔵タンクを設け
なければならないという構造上の制約はあるものの、液
体燃料導入路10に確実に液体燃料を導入することがで
きる。他の方法としては、液体燃料導入路10の毛管力
によって、燃料貯蔵タンクから液体燃料を引き込む方法
が挙げられる。この方法を採用した場合には、燃料貯蔵
タンクと液体燃料導入路10との接続点、すなわち液体
燃料導入路10に設けられた燃料入口の位置を、スタッ
ク9の上面より高くする必要がない。したがって、例え
ば、自然落下法と組み合わせると、燃料タンクの設置場
所を自在に設定することができるという利点がある。
【0077】ただし、毛管力で液体燃料導入路10に導
入された液体燃料を、引き続き円滑に毛管力で燃料浸透
部6に供給するためには、液体燃料導入路10の毛管力
より燃料浸透部6への毛管力のほうが大きくなるように
設定することが望まれる。なお、液体燃料導入路10の
数は、スタック9の側面に沿って1つに限定されるもの
ではなく、スタックの他方の側面にも液体燃料導入路1
0を形成することが可能である。
【0078】また、上述したような燃料貯蔵タンクは、
電池本体9から着脱可能とすることができる。これによ
って、燃料貯蔵タンクを交換することで、電池の作動を
継続して長時間行なうことが可能となる。また、燃料貯
蔵タンクから液体燃料導入路10への液体燃料の供給
は、上述したような自然落下や、タンク内の内圧等で液
体燃料を押し出すような構成、あるいは、液体燃料導入
路10の毛管力によって燃料を引き出すような構成とす
ることもできる。
【0079】上述したような手法によって、液体燃料導
入路10内に導入された液体燃料は、燃料浸透部6に供
給される。燃料浸透部6の形態は、液体燃料をその内部
に保持し、気化した燃料のみを燃料気化部7を通して燃
料極2に供給するような機能を有していれば特に限定さ
れるものではない。例えば、液体燃料の通路を有して、
その燃料気化部7との界面に気液分離膜を具備するもの
とすることができる。さらに、毛管力により燃料浸透部
6に液体燃料を供給する場合には、燃料浸透部6の形態
は、液体燃料を毛管力で浸透し得るものであれば特に限
定されるものではなく、粒子やフィラーからなる多孔質
体や、抄紙法で製造した不織布、繊維を織った織布等の
ほかに、ガラスやプラスチック等の板との間に形成され
た狭い隙間等も用いることができる。
【0080】ここで、燃料浸透部6として多孔質体を用
いた場合について説明する。液体燃料を燃料浸透部6側
に引き込むための毛管力としては、まず燃料浸透部6を
構成する多孔質体自体の毛管力が挙げられる。このよう
な毛管力を利用する場合、多孔質体である燃料浸透部6
の孔を連結させた、いわゆる連続孔とし、その孔径を制
御するとともに、液体燃料導入路10側の燃料浸透部6
側面から少なくとも他の一面まで連続した連続孔とする
ことによって、液体燃料を横方向で円滑に毛管力で供給
することが可能となる。
【0081】燃料浸透部6として用いられる多孔質体の
孔径等は、液体燃料導入路10の液体燃料を引き込むこ
とができるものであればよく、特に限定されるものでは
ないが、液体燃料導入路10の毛管力を考慮したうえ
で、0.01〜150μm程度とすることが好ましい。
また、多孔質体における孔の連続性の指標となる孔の体
積は、20〜90%程度とすることが好ましい。孔径が
0.01μmより小さい場合には燃料浸透部6の製造が
困難となり、一方、150μmを越えると毛管力が低下
するおそれがある。また、孔の体積が20%未満となる
と連続孔の量が減少して閉鎖された孔が増えるため、十
分な毛管力を得ることが困難になる。その一方、孔の体
積が90%を越えると連続孔の量は増加するものの、強
度的に弱くなるとともに製造が困難となる。実用的に
は、燃料浸透部6を構成する多孔質体は、孔径が0.5
〜100μmの範囲であることが好ましく、孔の体積は
30〜75%の範囲とすることが望ましい。
【0082】このようにメタノール燃料電池において
は、燃料であるメタノールは、液体燃料導入路10、燃
料浸透部6、および燃料気化部7を経由してアノード2
に供給される。気化したメタノールが供給されるアノー
ド2を、本発明の触媒担持CNFとプロトン導電性物質
とから構成することによって、燃料をより効率よく利用
することができる。なお、アノードのみならずカソード
も同様に、本発明の触媒担持CNFとプロトン導電性物
質とから構成することができる。CNFを担体として用
いているので触媒の活性が高く、また、CNFにより電
極内の触媒の3次元的構造が複雑に構築される。こうし
てプロトンパスおよび電子伝導パスが形成され、燃料お
よび酸化剤が有効に拡散して、触媒の有効なサイトが増
加することに起因して、電池性能が向上する。
【0083】従来のようなカーボンブラック等を用いて
構成されたアノードは、プロトン導電性物質と触媒とカ
ーボンとからなる電極の有効な複合構造を形成できない
ために、燃料の利用効率を向上させることができなっ
た。本発明の触媒担持CNFを用いることによって、こ
うした問題も解決されて、優れた性能を有するメタノー
ル燃料電池が得られる。
【0084】
【実施例】以下、実施例および比較例を示して本発明を
さらに詳細に説明する。
【0085】(実施例1)カソード触媒1の合成 酸化Niと酸化Cuとをアルミナ中に分散させて、CN
F合成用触媒原料を調製した。ここでは、Ni原子とC
u原子との比率が1:1となるよう、酸化Niと酸化C
uとを混合した。得られた合成用触媒原料を水素ガス中
500℃で1時間加熱し、Ni及びCuを還元すると共
にこれらの金属を合金化し、合成用触媒を生成した。
【0086】引き続き、合成用触媒にエチレン/水素=
1/5の混合ガスを接触させ、500℃で熱CVD法に
より1時間処理して、本実施例に用いられるカーボンナ
ノファイバーを合成した。
【0087】合成後も炉中に100%水素ガスを流しな
がら、CNFを炉中で徐冷した。その後、希硝酸を用い
てCu−Ni合金(合成用触媒)をCNFから溶解さ
せ、さらにCNFを水洗、乾燥してCNF表面のCu−
Ni合金を除去した。
【0088】BET法により、CNFの比表面積を測定
したところ、このCNFの比表面積は250m2/gで
あった。
【0089】また、TEMによる組織観察の結果、カー
ボンの結晶面のC面が、CNFの長手方向に対してほぼ
90°に延びているPlatelet構造を有している
ことが確認された。
【0090】得られたCNF 2gを100mlの水に
加え、ホモジナイザーを用いて懸濁液とした後、回転子
とともに3つ口フラスコに収容した。このフラスコに還
流冷却管を取り付け、マグネチックスタラーで攪拌しな
がら1時間還流した。その後、塩化白金酸水溶液(P
t:42mg/ml)を16ml加え、2.1gの炭酸
水素ナトリウムを水60mlに溶かした溶液を、20分
後に徐々に滴下した(滴下時間約30分)。
【0091】滴下後、そのまま2時間還流させて、塩化
白金酸と炭酸水素ナトリウムとを反応させた後、ろ過
し、沈殿物(反応生成物を担持したCNF)を純水で洗
浄し、この沈殿物をフラスコに移した。このフラスコに
純水を入れ、これを2時間還流させ、ろ過し、沈殿物を
純水で充分に洗浄した。
【0092】次いで、100℃の乾燥機で触媒を乾燥さ
せた。
【0093】乾燥後、沈殿物を石英ボードに収容して円
筒炉に導入し、3%水素/窒素混合ガス中で毎分130
mlの流量でガスを流しながら200℃で還流して反応
生成物を還元した。10時間後、室温に戻して、ドライ
アイスで冷却するとともに、CO2で不燃化させてサン
プルビンに回収した。得られた触媒(Pt)の量は、
2.31gであった。
【0094】この触媒担持CNFを顕微鏡により観察し
たところ、1〜3nmの触媒(Pt)が均一に非常に高
密度に担持されていることが確認された。
【0095】(比較例1)CNFを、比表面積が150
2/gのカーボンブラック(デグサ製 Printe
x L)に変更した以外は前述の実施例1と同様の手法
により、Pt触媒を担持した。
【0096】カーボンブラックに担持されたPt触媒の
粒径は、実施例1の場合より大きく、5〜7nm程度と
なっていることが顕微鏡観察により確認された。
【0097】(実施例2)実施例1と同様にして合成用
触媒を生成した。
【0098】引き続き、合成用触媒にエチレン/水素=
1/5の混合ガスを用いて、700℃で熱CVD法によ
り1時間処理して、本実施例に用いられるカーボンナノ
ファイバーを合成した。
【0099】合成後も炉中に100%水素ガスを流しな
がら、CNFを炉中で徐冷した。その後、希硝酸を用い
てCu−Ni合金(合成用触媒)をCNFから溶解さ
せ、さらにCNFを水洗、乾燥してCNF表面のCu−
Ni合金を除去した。
【0100】BET法により、CNFの比表面積を測定
したところ、このCNFの比表面積は260m2/gで
あった。
【0101】また、TEMによる組織観察の結果、カー
ボンの結晶面のC面が、CNFの長手方向に対してほぼ
45°に延びているHerringbone構造を有し
ていることが確認された。
【0102】さらに、この触媒担持CNFの形態をFE
−SEMを用いて観察し、CNFの直径を測定した。測
定方法は以下の通りである。
【0103】まず、任意のSEM視野の写真を1000
0倍の倍率で撮影し、その写真の中で、長さ5cm(実
長さにして5μm)の線を引く。この線上に存在するC
NFの直径を測定した。このとき、線上に最低でもCN
Fが10本以上横切るようにする。
【0104】このとき、直径が500nm以上のものが
30%、100nm以下のものが20%であることを確
認した。
【0105】得られたCNF 2gを100mlの水に
加え、ホモジナイザーを用いて懸濁液とした後、回転子
とともに3つ口フラスコに収容した。このフラスコに還
流冷却管を取り付け、マグネチックスタラーで攪拌しな
がら1時間還流した。その後、塩化白金酸水溶液(P
t:42mg/ml)を16ml加え、2.1gの炭酸
水素ナトリウムを水60mlに溶かした溶液を、20分
後に徐々に滴下した(滴下時間約30分)。
【0106】滴下後、そのまま2時間還流させ、ろ過
し、沈殿物を純水で洗浄した後、沈殿物をフラスコに移
した。これを純水で2時間還流させ、ろ過し、沈殿物を
純水で充分に洗浄した。次いで、100℃の乾燥機で触
媒を乾燥させた。乾燥後、石英ボードに収容して円筒炉
で、3%水素/窒素混合ガス中で毎分130mlの流量
でガスを流しながら200℃で還元した。10時間後、
室温に戻して、ドライアイスで冷却するとともに、CO
2で不燃化させてサンプルビンに回収した。得られた触
媒(Pt)の量は、2.2gであった。
【0107】この触媒担持CNFを顕微鏡により観察し
たところ、1〜3nmの触媒(Pt)が均一に非常に高
密度に担持されていることが確認された。
【0108】(実施例3)カソード触媒2の合成 実施例1と同様にして、カーボンナノファイバーを合成
および水洗を行なった。
【0109】BET法により、CNFの比表面積を測定
したところ、このCNFの比表面積は250m2/gで
あった。
【0110】また、TEMによる組織観察の結果、カー
ボンの結晶面のC面が、CNFの長手方向に対してほぼ
90°に延びているPlatelet構造を有している
ことが確認された。
【0111】このCNFを、2%CO2雰囲気中、90
0℃で1時間処理して酸化させるとともに、比表面積を
増大させた。処理後のCNFの比表面積は、300m2
/gであった。
【0112】得られたCNF 2gを100mlの水に
加え、ホモジナイザーを用いて懸濁液とした後、回転子
とともに3つ口フラスコに収容した。このフラスコに還
流冷却管を取り付け、マグネチックスタラーで加熱・攪
拌しながら1時間還流した。その後、テトラアンミン塩
化Pt水溶液(Pt:42mg/ml)を16ml加
え、さらに1時間加熱・攪拌した。
【0113】1時間後、2.1gの炭酸水素ナトリウム
を水60mlに溶かした溶液を徐々に滴下した(滴下時
間約30分)。
【0114】滴下後、そのまま2時間還流させて、塩化
白金酸と炭酸水素ナトリウムとを反応させた後、ろ過
し、沈殿物(反応生成物を担持したCNF)を純水で洗
浄し、この沈殿物をフラスコに移した。このフラスコに
純水入れ、これを2時間還流させ、ろ過し、沈殿物を純
水で充分に洗浄した。
【0115】次いで、100℃の乾燥機で触媒を乾燥さ
せた。
【0116】乾燥後、沈殿物を石英ボードに収容して円
筒炉に導入し、3%水素/窒素混合ガス中で毎分130
mlの流量でガスを流しながら200℃で還元して反応
生成物を還元した。10時間後、室温に戻して、ドライ
アイスで冷却するとともに、CO2で不燃化させてサン
プルビンに回収した。得られた触媒(Pt)の量は、
2.5gであった。
【0117】(実施例4)アノード用触媒 塩化白金酸16mlの代わりに、塩化白金酸水溶液8m
lと塩化ルテニウム水溶液(Ru:43mg/ml)4
mlを用いる以外は、前述の実施例1と同様の手法によ
りCNFに触媒(Pt−Ru合金)を担持させて、アノ
ード用触媒担持CNFを得た。
【0118】(比較例2)アノード用触媒 塩化白金酸16mlの代わりに、塩化白金酸水溶液8m
lと塩化ルテニウム水溶液(Ru:43mg/ml)4
mlを用いる以外は、前述の比較例1と同様の手法によ
りCNFに触媒(Pt−Ru合金)を担持させて、アノ
ード用触媒担持CNFを得た。
【0119】実施例および比較例の触媒担持CNFにつ
いて活性を評価し、得られた結果を下記表1に示す。な
お、触媒の活性は、大気中における触媒の発熱と、それ
に伴なうCNFの燃焼により評価した。
【0120】
【表1】
【0121】表1に示されるように、本発明のCNF担
持した触媒(実施例1、3、4)が、比較例と比べて活
性が高い。すなわち、単位堆積当たりに存在する触媒の
比表面積が大きいほど、触媒の活性が高いことが示され
た。
【0122】(実施例5)カソードの作製 実施例1のカソード用触媒0.5gと、グラファイト
(平均粒径3μm、導電物質)1.5gとの混合物に、
純水2gを加えた。さらに、20%ナフィオン溶液6g
と2−エトキシエタノール20gとを、50mlのポリ
容器に収容した。これに、直径5mmのジルコニアボー
ル25g、および直径10mmのジルコニアボール50
gを加えて、ボールミルで6時間分散することにより、
スラリー組成物を調製した。
【0123】また、カーボンペーパー(270μm、東
レ社製)に撥水処理を施して基板を準備した。この基板
上に、前述のスラリー組成物をコントロールコーター
(ギャップ900μm)で塗布し、風燥してカソード電
極1を作製した。
【0124】得られたカソード電極における触媒層の厚
さは、120μmであった。
【0125】(実施例6)アノードの作製(PEM用) 実施例4のアノード用触媒を用いる以外は、前述の実施
例5と同様の手法によりスラリー組成物を調製した。
【0126】このスラリー組成物を、コントロールコー
ターのギャップを200μmにして実施例5と同様の基
板上に塗布し、風燥してカソード電極1を作製した。
【0127】得られたカソード電極における触媒層の厚
さは、25μmであった。
【0128】(実施例7)カソードの作製 実施例2のカソード触媒100mgを100mlの純水
に加え、ホモジナイザーおよび超音波を用いて充分に分
散させた。
【0129】一方、カーボンペーパー(270μm、東
レ社製)に撥水処理を施して基板(10cm2)を得
た。得られたカーボンペーパーの平均孔径は30μmで
あった。この周囲を密閉して、吸引ろ過用のロート上に
固定した。
【0130】前述の触媒担持CNFを分散させた純水を
煮沸した後、ロート上に固定されたカーボンペーパーの
上に流し落として、ペーパーの下側を減圧吸引した。そ
の結果、ペーパー上には、触媒担持CNF層が堆積し
た。
【0131】この触媒担持CNFが堆積したカーボンペ
ーパーを、100℃の乾燥機で24時間乾燥させ、引き
続いて、3%H2/N2混合雰囲気下200℃中で10時
間還元した。
【0132】還元後も、触媒担持CNF層はカーボンペ
ーパーから剥がれることなく固定されていた。
【0133】その後、触媒担持CNFが堆積したカーボ
ンペーパーを、1%のナフィオン溶液中に浸漬し、真空
中で含浸させた。含浸後のカーボンペーパーは、100
℃の大気中乾燥器で30分間乾燥させた。
【0134】このナフィオン含浸プロセスを3回繰り返
して、カーボンペーパー上に、触媒担持CNFとナフィ
オンとからなる電極層を作製した。
【0135】(実施例8〜11)CNFの合成時の原料
ガス比を表2に示す値に代えたことを除き、実施例7と
同様にしてカーボンペーパー上に電極層を形成した。こ
の時のCNFの径分布を表2に示す。
【0136】得られたもののうち、還元後も、触媒担持
CNF層はカーボンペーパーから剥がれることなく固定
されていたものを○、固定できなかったものを×とし
て、表2に併記する。
【0137】(実施例12〜15)カーボンペーパーの
平均孔径を下記表2に示す値とした以外は、前述の実施
例7と同様にして実施例7と同様にしてカーボンペーパ
ー上に電極層を形成した。
【0138】得られたもののうち、還元後も、触媒担持
CNF層はカーボンペーパーから剥がれることなく固定
されていたものを○、固定できなかったものを×とし
て、表2に併記する。
【0139】
【表2】
【0140】(実施例16)アノードの作製 実施例4のアノード用触媒0.2gと、比較例2のアノ
ード用触媒1.8gとを混合させて用いる以外は、前述
の実施例5と同様の手法によりアノードを作製した。
【0141】(比較例3)カソードの作製 比較例1の触媒を用いる以外は、前述の実施例5と同様
の手法によりカソードを作製した。
【0142】(比較例4)アノードの作製 比較例2の触媒を用いる以外は、前述の実施例5と同様
の手法によりアノードを作製した。
【0143】上述の実施例および比較例で得られたアノ
ードおよびカソードを、下記表2に示すように組み合わ
せて、膜複合電極を作製した。
【0144】プロトン伝導性固体高分子膜としてはナフ
ィオン117を用い、電極面積が10cm2となるよう
に、3.2cm×3.2cmの正方形の電極を切り取
り、カソードとアノードとの間にナフィオン117を挟
んで120℃で30分間、100kg/cm2の圧力で
熱圧着して、膜電極複合体(MEA)を作製した。
【0145】得られた膜電極複合体を用いて、図1に示
したようなメタノール燃料電池を作製し、燃料としての
2Mメタノール溶液を、流量0.6ml/分を供給して
0CVおよび最大出力を測定して燃料電池性能を評価し
た。得られた結果を、カソードおよびアノードの組み合
わせとともに、下記表3にまとめる。
【0146】
【表3】
【0147】表3に示されるように、本発明の触媒担体
CNFを含む電極を用いることによって、メタノール燃
料電池の性能を、通常のカーボン粒子を含む電極を用い
た場合よりも向上させることができる。
【0148】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電池用触媒が均一に安定して担体に担持され、高い触媒
活性を有する触媒担持カーボンナノファイバーを製造す
る方法、およびそれにより得られた触媒担持カーボンナ
ノファイバーが提供される。また本発明によれば、上述
した燃料電池を作製するためのスラリー組成物が提供さ
れる。またさらに本発明によれば、小型軽量化が可能で
あるとともに、高い性能を有する燃料電池セルが提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池の構成を説明する概略図。
【符号の説明】
1…電解質板 2…燃料極 3…酸化剤極 4…起電部 5…セパレーター 6…燃料浸透部 7…燃料気化部 8…酸化剤ガス供給溝 9…スタック 10…液体燃料導入路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/06 B01J 35/06 L 37/02 301 37/02 301E 37/03 37/03 A 37/12 37/12 37/18 37/18 C01B 31/02 101 C01B 31/02 101F H01M 4/86 H01M 4/86 B 4/92 4/92 4/96 4/96 B 8/10 8/10 (72)発明者 高下 雅弘 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 米津 麻紀 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 末永 誠一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 大図 秀行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 五戸 康広 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 4G046 CA02 CB01 CB08 CB09 CC01 CC06 CC08 CC09 4G069 AA03 AA08 BA08A BA08B BB08C BC22A BC31A BC31B BC32A BC66A BC67A BC68A BC68B BC70B BC75A BC75B BD12C BE44C CC32 CD10 DA05 EA03X EA03Y EB19 EB20 FA01 FA02 FB08 FB13 FB17 FB39 FB44 FC02 5H018 AA06 AA07 AS01 BB01 BB03 BB06 BB07 BB08 BB12 BB13 BB16 BB17 CC06 DD05 EE03 EE05 EE06 EE08 EE10 EE17 EE18 HH01 HH05 5H026 AA06 AA08 BB10 CX02 CX05 EE02 EE05 EE18 HH01 HH05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池用触媒の前駆体である塩を含有する
    水溶液中に、カーボンナノファイバーを分散させる分散
    工程と、 前記水溶液にアルカリを加え、反応生成物を前記カーボ
    ンナノファイバー表面に担持させる担持工程と、 前記反応生成物を還元して前記電池用触媒を生成する還
    元工程と、を有することを特徴とする触媒担持カーボン
    ナノファイバーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記分散工程の前に前記カーボンナノフ
    ァイバーを、Cu、SnおよびAgからなる群から選択
    される少なくとも1種と、Ni、CoおよびFeからな
    る群から選択される少なくとも1種とを含む合成用触媒
    に、炭化水素ガスを含有する原料ガスを接触させて合成
    する合成工程をさらに有することを特徴とする請求項1
    記載のカーボンナノファイバーの触媒担持製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水溶液は、Pt含有イオンが負の極
    性を有して存在する溶液であることを特徴とする請求項
    2に記載の触媒担持カーボンナノファイバーの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記分散工程前に、前記カーボンナノフ
    ァイバーに酸化処理を施して、その表面を負に帯電させ
    る工程を具備し、 前記電池用触媒の前駆体である塩を含む水溶液は、Pt
    含有イオンが正の極性を有して存在する水溶液であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の触媒担持カーボンナノ
    ファイバーの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記Pt含有イオンが負の極性を有して
    存在する水溶液は、塩化Pt酸およびその塩の水溶液で
    あることを特徴とする請求項3に記載の触媒担持カーボ
    ンナノファイバーの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記Pt含有イオンが正の極性を有して
    存在する溶液は、2価のPt錯体の水溶液であることを
    特徴とする請求項4に記載の触媒担持カーボンナノファ
    イバーの製造方法。
  7. 【請求項7】 カーボンナノファイバーに電池用触媒を
    担持してなる触媒担持カーボンナノファイバーと、プロ
    トン導電性物質とを含有することを特徴とする燃料電池
    電極用スラリー組成物。
  8. 【請求項8】 前記カーボンナノファイバーは、直径5
    00nm以上のカーボンナノファイバーを20%以上含
    有し、直径100nm以下のカーボンナノファイバーを
    5%以上含有することを特徴とする請求項7に記載の燃
    料電池電極用スラリー組成物。
  9. 【請求項9】 燃料極と、この燃料極に対向して配置さ
    れた酸化剤極と、これらの燃料極および酸化剤極に挟ま
    れた電解質層とを有する単電池が燃料浸透気化板を介し
    て複数層積層され、液体燃料が前記燃料浸透気化板に導
    入される燃料電池セルにおいて、 前記燃料極は、カーボンナノファイバーに電池用触媒を
    担持してなる触媒担持カーボンナノファイバーと、プロ
    トン導電性物質とを含むことを特徴とする燃料電池。
  10. 【請求項10】 燃料極と、この燃料極に対向して配置
    された酸化剤極と、これらの燃料極および酸化剤極に挟
    まれた電解質層とを有する燃料電池において、 前記燃料極および前記酸化剤極から選ばれる少なくとも
    一方の電極は、カーボンナノファイバーに電池用触媒を
    担持してなる触媒担持カーボンナノファイバーと、プロ
    トン導電性物質とを含有し、かつ、前記カーボンナノフ
    ァイバーは、直径500nm以上のカーボンナノファイ
    バーを20%以上含有し、直径100nm以下のカーボ
    ンナノファイバーを5%以上含有することを特徴とする
    燃料電池。
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