JP2001229561A - レーザ制御装置 - Google Patents

レーザ制御装置

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JP2001229561A
JP2001229561A JP2000032208A JP2000032208A JP2001229561A JP 2001229561 A JP2001229561 A JP 2001229561A JP 2000032208 A JP2000032208 A JP 2000032208A JP 2000032208 A JP2000032208 A JP 2000032208A JP 2001229561 A JP2001229561 A JP 2001229561A
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Satoshi Miyagawa
智 宮川
Kazuo Manabe
和男 真鍋
Norio Imai
則夫 今井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • G11B7/1263Power control during transducing, e.g. by monitoring
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザの変調速度を高速化した場合に、レー
ザパワーの制御を行うためのピークパワー、バイアスパ
ワーを正確に検出することが困難であった。 【解決手段】 バイアスパワー電流Ibは記録直前の再
生時のサーボアンプ5の再生パワー電流Ir制御値から
演算回路3の演算値により制御し、イレースパワーPe
は比較的期間が長いので、サンプルホールド回路4によ
ってパワーを検出して演算回路3によりイレースパワー
電流Ieを制御し、ピークパワーPPは前記イレースパワ
ー電流Ieより演算回路3の演算値により制御すること
により、ボトムホールド回路、ピークホールド回路を不
要とし、フォトダイオードとモニタ回路に高速性能を要
さないレーザ制御装置を実現し、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ制御装置に
関するものであり、特に光学的記録再生装置に用いる半
導体レーザのパワー制御を行うものにおいて、高速記録
時における,出力光が高速に変調される場合において
も、安定して光パワーを制御可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、CDプレーヤや書き込
み可能なCD−Rドライブ,書き換え可能なCD−RW
ドライブ等の光学的記録再生装置の光ピックアップ等に
用いられているが、半導体レーザのパワーは温度や経時
変化(寿命)により大きく変動するため、光ディスク等
の光学的記録媒体に記録再生する装置の光源として用い
る場合、パワーを安定させるためのパワー制御を行う必
要がある。
【0003】従来のこの種の半導体レーザパワー制御装
置の詳細が特開平1−204224号公報に記載されて
いる。図9にこの従来の半導体レーザパワー制御装置の
ブロック図を示す。図において、10は光ディスクに対
しレーザ光を照射する半導体レーザ、1はこの半導体レ
ーザ10の照射光を受光するフォトダイオード、2はこ
のフォトダイオード1の出力をモニタするモニタ回路、
20はこのモニタ回路2の出力のボトムレベルをホール
ドするボトムホールド回路、21はモニタ回路2の出力
をサンプルホールドするサンプルホールド回路、22は
モニタ回路2の出力のピークレベルをホールドするピー
クホールド回路、19はそれぞれバイアス基準電圧,イ
レースパワー基準電圧,ピークパワー基準電圧に対応す
る第1,第2,第3のデジタル信号を出力する制御回
路、26は制御回路19からの第1のデジタル信号をバ
イアス基準電圧に変換するD/A変換器、27は制御回
路19からの第2のデジタル信号をイレース基準電圧に
変換するD/A変換器、28は制御回路19からの第3
のデジタル信号をピークパワー基準電圧に変換するD/
A変換器、23はD/A変換器26からのバイアス基準
電圧とボトムホールド回路20でホールドしたボトムレ
ベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、2
4はD/A変換器27からのイレース基準電圧とサンプ
ルホールド回路21でホールドしたサンプルホールドレ
ベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、2
5はD/A変換器28からのピークパワー基準電圧とサ
ンプルホールド回路22でホールドしたピークホールド
レベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、
7,8,9はそれぞれサーボアンプ23,24,25の
出力に応じた電流を発生する電流源、11はデータEF
M1に応じて電流源8と半導体レーザ10の間を切,断
するスイッチ手段、12はデータEFM2に応じて電流
源9と半導体レーザ10の間を切,断するスイッチ手段
である。
【0004】次に動作について説明する。半導体レーザ
10からの出力光の一部がフォトダイオード1で受光さ
れ、発生した光電流はモニタ回路2で電圧に変換され
る。光ディスクの再生時には基準電圧源となるD/A
(Read/Bias)変換器26から出力される再生
パワー基準電圧VRと前記モニタ回路2からの出力をボ
トムホールド回路20でホールドした電圧がサーボアン
プ23で比較され、これにより制御される電流源7によ
り、再生パワー基準電圧VR相当の再生パワーPRが常に
出力されるように、半導体レーザ10に電流が流され
る。
【0005】光ディスクへの記録時には、半導体レーザ
10のパワーは図2に示すようにバイアスパワーPB
イレースパワーPEとピークパワーPPとの3値に変調さ
れ、光ディスク上に記録される。この時、半導体レーザ
10からの出力光の一部がフォトダイオード1で受光さ
れ、モニタ回路2から光出力に対応した信号が出力され
る。モニタ回路2からの信号を、ボトムホールド回路2
0、サンプルホールド回路21、ピークホールド回路2
2にてホールドし、光出力のボトムレベル、イレースレ
ベル、ピークレベルをそれぞれ検出する。まずバイアス
パワーPbは、図9の基準電圧源となるD/A(Rea
d/Bias)変換器26の出力を、前記VRからバイ
アスパワーPB相当のバイアスパワー基準電圧VBに切り
替えることで得られる。このバイアスパワー基準電圧V
Bとボトムホールド回路20でホールドした電圧とがサ
ーボアンプ23で比較され、これにより制御される電流
源7により、バイアスパワー基準電圧VB相当のバイア
スパワーPbが常に出力されるように、半導体レーザ1
0に電流が流される。
【0006】次に、イレースパワーPEは、基準電圧源
となるD/A(Erase)変換器27から出力される
イレースパワー基準電圧VEとサンプルホールド回路2
1からの出力とがサーボアンプ24で比較され、これに
より制御される電流源8により、前記バイアスパワー電
流に重畳される形で半導体レーザ10にイレースパワー
電流が流され、イレースパワーPEが得られる。
【0007】さらに、ピークパワーPPは、基準電圧源
となるD/A(Peak)変換器28から出力されるピ
ークパワー基準電圧VPとピークホールド回路22から
の出力とがサーボアンプ25で比較され、これにより制
御される電流源9により、前記イレースパワー電流にさ
らに重畳される形で半導体レーザ10にピークパワー電
流が流され、ピークパワーPPが得られる。
【0008】その際、前記イレースパワーPEとピーク
パワーPPはそれぞれデータEFM1、EFM2により
切り替えられるスイッチ手段11、12でオン,オフさ
れており、このため半導体レーザのパワーはバイアスパ
ワーPBとイレースパワーPEとピークパワーPPとの間
を変調される。図3に示すように、バイアスパワーPB
とピークパワーPPとの間で変調されるのは、トラック
上にピットを形成する区間であり、イレースパワーPE
の値が保たれるのはピット間を消去しスペースを形成す
る区間である。これら3つのパワー値(バイアスパワー
Bの値,イレースパワーPEの値,ピークパワーPP
値)は、基準電圧源となるD/A変換器26、27、2
8の各々の基準電圧を変えることで所要のパワー値を得
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザパ
ワー制御装置は以上のように構成されており、半導体レ
ーザのピーク,ボトムのパワーを検出することにより、
そのパワーが所定の値となるように制御を行うことがで
きる。ところで、CD−RやCD−RWドライブ等で
は、音楽用CDプレーヤの再生回転速度を基準としてそ
のN倍(Nは2以上の整数)の平均回転速度で記録を行
う、いわゆる倍速記録等により、光ディスクに対するデ
ータの記録を高速に行うことが行われており、これに対
応して、レーザの変調速度を高速化する必要があるが、
このような高速変調下において、レーザパワーの制御を
行うためには、従来の構成では、バイアスパワーPB
イレースパワーPE、ピークパワーPP、をそれぞれ検出
する必要があるため、モニタ回路、ボトムホールド回
路、ピークホールド回路にも高速応答の可能なものが必
要になり、コストアップにつながるという問題があっ
た。
【0010】つまり、レーザが高速に変調され、モニタ
用のフォトダイオードに高速な変調光が入射したとして
も、フォトダイオードやモニタ回路に応答速度が低いも
のを用いていれば、これらで信号のディレイや鈍りが生
じるため、モニタ出力信号にも鈍りが生じて、図3に示
すように、光出力波形を正確に反映できないと言う問題
や、仮えモニタ回路の出力信号が高速になったとして
も、信号が高速になるほど、ボトムホールド回路、ピー
クホールド回路の検波効率が低下するため、そのピーク
出力レベル、バイアス出力レベルを正確に検出すること
が難しくなるという問題があった。また、これらの問題
を回避しようとすれば、モニタ回路、ボトムホールド回
路、ピークホールド回路に高速応答が可能なものが必要
となり、コストが上昇するという問題があった。
【0011】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、比較的低速なモニタ用フ
ォトダイオード、モニタ回路を用いるにもかかわらず、
高速変調時にも安定したパワーの制御が可能なレーザ制
御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明に
係るレーザ制御装置は、半導体レーザにより光学的記録
媒体に記録再生を行う光学的記録再生装置における,半
導体レーザのパワーを制御する装置であって、記録直前
の再生時の半導体レーザの出力をモニタする再生パワー
モニタ手段と、光学的記録媒体のピットの記録時に半導
体レーザが出力する最小のパワーであるバイアスパワー
を、前記再生パワーモニタ手段のモニタ値に基づき半導
体レーザ駆動手段に設定するバイアスパワー設定手段
と、光学的記録媒体のピット間の消去時に半導体レーザ
が出力するパワーであるイレースパワーをサンプルホー
ルドによりモニタするイレースパワーモニタ手段と、前
記イレースパワーモニタ手段のモニタ値に基づいてイレ
ースパワーを前記半導体レーザ駆動手段に設定するイレ
ースパワー設定手段と、光ディスクのピットの記録時に
半導体レーザが出力する最大のパワーであるピークパワ
ーを、前記イレースパワーモニタ手段のモニタ値を演算
して前記半導体レーザ駆動手段に設定するピークパワー
設定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項1に記載のレーザ制御装置
は、上述のように構成したことにより、記録直前の再生
時のパワーを検出してバイアスパワーを演算し、イレー
スパワーは、サンプルホールドによってパワーを検出
し、ピークパワーは、イレースパワーの検出値に基づい
て演算を行うことを特徴としたものであり、低速なモニ
タ用フォトダイオード、モニタ回路を用いても、イレー
スパワーが出力されている時間は比較的長いので、サン
プルホールドによって正確に検出することが可能である
ことより、高速変調時にもパワーの制御を安定に実現し
うるものとなる。
【0014】また、本願の請求項2の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの
電流を電圧変換して出力する電流電圧変換手段と、前記
半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前
記電流電圧変換手段の出力電圧と前記基準電圧との誤差
を検出する誤差検出手段と、前記半導体レーザに電流を
流す電流源とを有し、前記誤差検出手段の出力を前記電
流源に接続して前記半導体レーザの再生パワーを制御す
る再生パワー制御系と、前記半導体レーザに流すバイア
ス電流を決定するバイアス電流設定手段と、前記誤差検
出手段の出力と前記バイアス電流設定手段の出力とを選
択的に切り換え、再生時は前記誤差検出手段の出力を前
記電流源に接続して前記再生パワー制御系を形成させ、
記録時は前記誤差検出手段の出力に代えて前記バイアス
電流設定手段の出力を前記電流源に接続する切り換え手
段と、記録時に前記電流電圧変換手段の出力電圧をサン
プルホールドするサンプルホールド手段と、前記半導体
レーザに流すイレース電流を決定するイレース電流設定
手段と、前記半導体レーザに流すピーク電流を決定する
ピーク電流設定手段と、前記サンプルホールド手段の出
力値に基づいて前記イレース電流設定手段と前記ピーク
電流設定手段の設定値を演算する演算手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項2に記載のレーザ制御装置
は、上述のように構成したことにより、バイアスパワー
は、記録直前の再生時の自動パワー制御(Automatic Po
werControl;以下、APCと称す)値を用いて制御を行
い、イレースパワーは、サンプルホールドによってパワ
ーを検出して直接APCを行い、ピークパワーは、イレ
ースパワーの制御値に基づいて制御を行うことを特徴と
したものであり、低速なモニタ用フォトダイオード、モ
ニタ回路を用いても、イレースパワーが出力されている
時間は比較的長いので、サンプルホールドによって正確
に検出することが可能であることより、高速変調時にも
パワーの制御を安定に実現しうるものとなる。
【0016】また、本願の請求項3の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光学的記録媒体に記録
再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザ
のパワーを制御する装置であって、半導体レーザの出力
をモニタする半導体レーザパワーモニタ手段と、記録直
前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワー基準
値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検出され
た実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出する出力
誤差検出手段と、前記出力誤差検出手段の検出結果に基
づき、出力パワー目標値を半導体レーザ駆動手段に設定
する半導体レーザパワー制御手段と、前記出力パワー目
標値を設定した後の半導体レーザ駆動手段の出力のモニ
タ値に基いて前記出力パワー目標値を補正する出力パワ
ー目標値補正手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明の請求項3に記載のレーザ制御装置
は、上述のように構成したことにより、再生状態から記
録状態に入る際の半導体レーザの実際の出力と出力基準
値との誤差を求め、この誤差に応じて出力パワー目標値
を半導体レーザ駆動手段に設定し、この半導体レーザ駆
動手段の出力をモニタして出力パワー目標値を補正する
ようにしたので、バイアスパワーを、再生パワーを基準
に適宜設定することを可能とする。
【0018】また、本願の請求項4の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの
電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前記
半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前
記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差を
増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流を
流す電流源とを有し、前記誤差増幅アンプの出力が前記
電流源に接続されて再生パワーを制御する再生パワー制
御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A
変換回路と、前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A変
換回路の出力とを選択的に切り換えて前記電流源の制御
信号とするスイッチ手段と、前記誤差増幅アンプの出力
電圧と前記D/A変換回路の出力電圧を選択してデジタ
ル変換するA/D変換回路とを備え、前記D/A変換回
路のデジタル値を前記A/D変換回路のデジタル値によ
り決定し、記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前記
D/A変換回路の出力に切り換えて前記電流源の電流を
制御することを特徴とするものである。
【0019】本発明の請求項4に記載されたレーザ制御
装置は、再生時に再生パワーを一定に制御する再生パワ
ーAPC系と、再生時の電流制御電圧を検出するA/D
変換器と、記録時にバイアス電流を制御するD/A変換
器と、記録時には再生パワーAPC系から前記D/A変
換器へと制御を切り換える切換回路と、前記A/D変換
値に基づいて前記D/A値を演算する演算回路を設け、
バイアスパワーを制御するバイアス電流値を、再生パワ
ーを制御する再生電流値と等しくすることを特徴とし、
バイアスパワーを再生パワーと同じに設定することを可
能とする。
【0020】また、本願の請求項5の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、半導体レーザの光を検出
するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの電流
を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前記半導
体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前記電
流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差を増幅
する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流を流す
電流源と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/
A変換回路と、前記電流源の制御信号を前記誤差増幅ア
ンプの出力と前記D/A変換回路の出力とを選択的に切
り換えるスイッチ手段と、前記電流電圧変換回路より出
力されたアナログ信号をデジタル変換して出力するA/
D変換回路と、記録時でない期間に前記D/A変換回路
にデジタル信号を出力して、前記A/D変換回路の出力
信号の変化を読み取って半導体レーザの電流の変化量に
対するパワーの変化量を取得して、記録時に前記で求め
たデジタル信号値を前記D/A変換回路へ出力する演算
回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0021】本発明の請求項5に記載されたレーザ制御
装置は、再生時に再生パワーを一定に制御する再生パワ
ーAPC系と、再生時の電流制御電圧を検出するA/D
変換器と、記録時にバイアス電流を制御するD/A変換
器と、記録時には再生パワーAPC系から前記D/A変
換器へと制御を切り換える切換回路と、前記A/D変換
値に基づいて前記D/A値を演算する演算回路を設け、
バイアスパワーを制御するバイアス電流値を、再生パワ
ーを制御する再生電流値を用いて決定することを特徴と
し、バイアスパワーを自由に設定することを可能とす
る。
【0022】また、本願の請求項6の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの
電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前記
半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前
記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差を
増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流を
流す電流源とを有し、誤差増幅アンプの出力が前記電流
源に接続されて再生パワーを制御する再生パワー制御系
と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A変換
回路と、前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A変換回
路の出力とを選択的に切り換え前記電流源の制御信号と
するスイッチ手段と、前記誤差増幅アンプの出力をデジ
タル変換するA/D変換回路と、記録時でない期間に前
記D/A変換回路にデジタル信号を出力して、前記A/
D変換回路の出力信号の変化を読み取って半導体レーザ
の電流の変化量に対するパワーの変化量を取得し、記録
時に前記記録時でない期間に求めたデジタル信号値を前
記D/A変換回路へ出力する演算回路とを備えたことを
特徴とするものである。
【0023】本発明の請求項6に記載のレーザ制御装置
は、再生時の電流制御電圧を検出するA/D変換器と、
記録時にバイアス電流を制御するD/A変換器との間で
校正をとることを特徴としたものであり、前記A/D変
換器とD/A変換器間で、フルスケールが異なったり、
オフセットが生じていても、高精度にバイアスパワーを
設定することを可能にする。
【0024】また、本願の請求項7の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光学的記録媒体に記録
再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザ
のパワーを制御する装置であって、半導体レーザの出力
をモニタする半導体レーザパワーモニタ手段と、記録直
前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワー基準
値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検出され
た実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出する出力
誤差検出手段と、前記出力誤差検出手段の検出結果に基
づき、出力パワー目標値を半導体レーザ駆動手段に設定
する半導体レーザパワー制御手段と、記録時に前記半導
体レーザパワーモニタ手段と前記出力誤差検出手段との
間をオフ状態にし再生時にオン状態にするスイッチ手段
と、記録時に前記出力誤差検出手段の出力を前記出力パ
ワー基準値に等しくなるように設定する出力誤差設定手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0025】本発明の請求項7に記載のレーザ制御装置
は、上述のように構成したことにより、再生状態から記
録状態に入る際の半導体レーザの実際の出力と出力基準
値との誤差を求め、この誤差に応じて出力パワー目標値
を半導体レーザ駆動手段に設定する際、記録時には半導
体レーザパワーモニタ手段のモニタ結果を出力誤差検出
手段に伝達しないようにして、出力誤差を出力パワー基
準値に等しくなるように設定したので、記録時から再生
時に切り替わる際の過渡応答を防止することを可能とす
る。
【0026】また、本願の請求項8の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの
電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前記
半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前
記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差を
増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流を
流す電流源とを有し、前記誤差増幅アンプの出力が前記
電流源に接続されて再生パワーを制御する再生パワー制
御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A
変換回路と、前記電流源の制御信号を前記誤差増幅アン
プの出力と前記D/A変換回路の出力とで選択的に切り
換えるスイッチ手段と、前記電流電圧変換回路から前記
誤差増幅アンプへの入力を遮断するスイッチ手段とを備
え、記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前記D/A
変換回路の出力へ切り換えて前記電流源の電流を制御す
ると共に、前記電流電圧変換回路から前記誤差増幅アン
プへの入力を遮断し、再生時は前記D/A変換回路の出
力から前記誤差増幅アンプの出力へ切り換えて前記電流
源の電流を制御すると共に、前記電流電圧変換回路の出
力を前記誤差増幅アンプへの入力に接続し、記録時と再
生時とで前記再生パワーを決定する基準電圧源の電圧を
異なる値とし、記録から再生へ切り換わる際に1つ以上
の中間値を経由して前記基準電圧源の電圧を変更するこ
とを特徴とするものである。
【0027】本発明の請求項8に記載のレーザ制御装置
は、記録時は、モニタ回路からサーボアンプへの入力を
遮断する手段と、記録状態から再生状態へ復帰する際に
再生APCの基準電圧を可変できる手段とを備え、記録
から再生へ切り換える際に、再生APCの基準電圧を順
次変更していくことを特徴とし、再生APCの過渡応答
による異常な出力光が出射されるのを避けることを可能
にする。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明の
実施の形態によるレーザ制御装置について説明する。こ
の実施の形態1は、本発明の請求項1,請求項2に記載
された発明に対応するものであり、ボトムパワーは、記
録直前の再生時のAPC値を用いて制御を行い、イレー
スパワーは、比較的期間が長いので、サンプルホールド
によってパワーを検出して直接APC制御を行い、ピー
クパワーは、イレースパワーの制御値に基づいて制御を
行うことを特徴としたものである。
【0029】図1は,本発明の実施の形態1によるレー
ザ制御装置を示す。図1において、10は光ディスクに
対しレーザ光を照射する半導体レーザ、1はこの半導体
レーザ10の照射光を受光するフォトダイオード、2は
このフォトダイオード1の出力をモニタするモニタ回路
(電流電圧変換手段,電流電圧変換回路)、4はこのモ
ニタ回路2の出力をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路(サンプルホールド手段)、17はこのサンプ
ルホールド回路4の出力もしくは後述するサーボアンプ
5の出力をA/D変換するA/D変換器(A/D変換回
路)、3はこのA/D変換器17の出力を演算する演算
回路(演算手段)、6はこの演算回路3の出力をD/A
変換するD/A変換器(基準電圧源)、5はこのD/A
変換器6の出力とモニタ回路2の出力とを比較しその誤
差を増幅するサーボアンプ(誤差検出手段,誤差増幅ア
ンプ)、14は演算回路3の出力をD/A変換するD/
A変換器(バイアス電流設定手段)、13はサーボアン
プ5の出力とD/A変換器14の出力とを切り換えるス
イッチ手段(切り換え手段)、7はこのスイッチ手段1
3の出力により制御される電流源、15は演算回路3の
出力をD/A変換するD/A変換器(イレース電流設定
手段)、16は演算回路3の出力をD/A変換するD/
A変換器(ピーク電流設定手段)、8,9はこのD/A
変換器15,16の出力により制御される電流源、11
は電流源8と半導体レーザ10との間を切,断するスイ
ッチ手段、12は電流源9と半導体レーザ10との間を
切,断するスイッチ手段である。
【0030】なお、半導体レーザ10,フォトダイオー
ド1,モニタ回路2,サーボアンプ5,D/A変換器
6,演算回路3,スイッチ手段13,電流源7により、
再生時の半導体レーザ10の出力を一定に安定させる再
生パワー制御系が構成されている。また、フォトダイオ
ード1,モニタ回路2,サーボアンプ5,D/A変換器
6,演算回路3,A/D変換器17により、記録直前の
再生時の半導体レーザの出力をモニタする再生パワーモ
ニタ手段100が構成されている。
【0031】また、演算回路3により、光学的記録媒体
のピットの記録時に半導体レーザが出力する最小のパワ
ーであるバイアスパワーを、前記再生パワーモニタ手段
100のモニタ値に基づき半導体レーザ駆動手段に設定
するバイアスパワー設定手段200、イレースパワーモ
ニタ手段300のモニタ値に基づいてイレースパワーを
前記半導体レーザ駆動手段に設定するイレースパワー設
定手段400、光学的記録媒体のピットの記録時に半導
体レーザが出力する最大のパワーであるピークパワー
を、イレースパワーモニタ手段300のモニタ値を演算
して半導体レーザ駆動手段600に設定するピークパワ
ー設定手段500が構成されている。
【0032】また、モニタ回路2,サンプルホールド回
路4,A/D変換器17により、光学的記録媒体のピッ
ト間の消去時に半導体レーザが出力するパワーであるイ
レースパワーをサンプルホールドによりモニタするイレ
ースパワーモニタ手段300が構成されている。さら
に、D/A変換器14,スイッチ手段13,電流源7,
D/A変換器15,電流源8,スイッチ手段11,D/
A変換器16,電流源9,スイッチ手段12により、半
導体レーザ10を駆動する半導体レーザ駆動手段600
が構成されている。
【0033】次に、動作について説明する。半導体レー
ザ10からの出力光の一部がフォトダイオード1で受光
され、発生した光電流はモニタ回路2で電圧に変換され
る。光ディスク再生時は演算回路3により設定されD/
A(Read)変換器6から出力される再生パワー基準
電圧VRと、前記モニタ回路2からの電圧がサーボアン
プ5で比較されて再生電流制御信号が出力される。スイ
ッチ手段13は記録/再生状態を示すWGATE信号に
より切り換えられ、光ディスク再生時にはこの再生電流
制御信号が電流源7に供給され、電流源7は再生パワー
基準電圧VR相当の再生パワーPRが常に出力されるよう
に半導体レーザ10に電流を流す。
【0034】一方、光ディスク記録時は、半導体レーザ
10のパワーは図2に示すようにバイアスパワーPB
イレースパワーPEとピークパワーPPとの3値に変調さ
れ光ディスク上に照射される。バイアスパワーPBはバ
イアス電流Ibのみによって、イレースパワーPEはバイ
アスパワー電流Ibとイレースパワー電流Ieとの加算値
によって、ピークパワーPPはバイアスパワー電流Ibと
イレースパワー電流Ieとピークパワー電流Ipとの加算
値によって、それぞれ制御される。この半導体レーザ1
0の変調は、データEFM1により切り替えられるスイ
ッチ手段11でバイアス電流Ibに対するイレースパワ
ー電流Ieの加算がオン,オフされること、および、デ
ータEFM2により切り替えられるスイッチ手段12で
ピークパワー電流Ipのさらなる加算がオン,オフされ
ること、によって行われる。
【0035】記録/再生状態を示すWGATE信号によ
り切り換えられるスイッチ手段13によって、記録時は
D/A(Ib)変換器14の出力が電流源7に供給さ
れ、バイアスパワー電流Ibを制御する。イレースパワ
ー電流IeはD/A(Ie)変換器15によって制御され
る電流源8によって供給される。ピークパワー電流Ip
はD/A(Ip)変換器16によって制御される電流源
9によって供給される。記録時は半導体レーザ10が変
調され、モニタ回路2から光出力に対応した信号が出力
されて、サンプルホールド回路4およびA/D変換器1
7にて、イレースレベルを検出する。
【0036】図3に、半導体レーザ10の光出力波形、
モニタ回路2の出力波形、サンプルホールドコントロー
ル信号の波形の様子を示す。光ディスクに対しピットの
形成を行う区間では、半導体レーザはデータEFM1,
EFM2により、ピークパワー、バイアスパワー間をか
なり短い時間間隔にて振動するパルス波形により変調を
行う。これに対し、ピットとピットの間のスペース区間
ではピットの消去を行うために、一定のイレースパワー
Eが出力される。レーザが高速に変調され、光出力波
形は高速な方形波となっているが、フォトダイオード1
やモニタ回路2で信号のディレイや鈍りが生じるため、
モニタ回路2の出力波形に鈍りが生じて、ピットの形成
を行う区間ではピークパワーやボトムパワーのレベルに
まで到達しておらず、光出力波形を正確に反映できない
が、イレースの区間は時間的に長いので、モニタ回路2
の出力波形に鈍りが生じても、イレースパワーのレベル
にまで到達するので、図3のように、モニタ出力波形が
一定となった後に所定時間経過したところで立ち上が
り、その一定のレベルより大きくなったところで立ち下
がるサンプルホールドコントロール信号ESPMを生成
し、サンプルホールドを行うことにより、イレースパワ
ーPEのレベルを検出することができる。
【0037】このサンプルホールドされたイレースパワ
ーのレベルをA/D変換器17によってデジタル値に変
換し、これを演算回路3で演算処理を行い、この演算回
路3がD/A(Ie)変換器14、D/A(Ip)変換器
15、D/A(Ib)変換器16にそれぞれデジタル値
を設定することで、バイアスパワー電流Ib、イレース
パワー電流Ie、ピークパワー電流Ipを設定し、バイア
スパワーPB、イレースパワーPE、ピークパワーPP
制御する。
【0038】D/A(Ib)変換器14、D/A(Ie)
変換器15、D/A(Ip)変換器16の制御は次のよ
うにして行う。まず、記録状態に入る直前に、半導体レ
ーザを搭載したピックアップのシーク(頭出し)動作を
行うが、演算回路3はこのシーク動作が完了した時の再
生動作によるサーボアンプ5の出力をA/D変換器17
で検出し、これと同じ出力電圧になるようにD/A(I
b)変換器14を設定する。これにより、バイアスパワ
ーPBが設定される。また、演算回路3はサンプルホー
ルド回路4より出力されるイレースパワーPPのレベル
をA/D変換器17で検出し、所定のイレースパワーP
EになるようにD/A(Ie)変換器15の出力を増減す
る。例えば、図2に示すようにピークパワーをイレース
パワーの2倍のパワーに設定したい場合は、D/A(I
p)変換器16にD/A(Ie)変換器15と等しい値を
設定すると、IpとIeが等しくなり、PP=2×PEとな
る。より厳密には、PBがゼロではないことと、一般に
D/A(Ie)変換器15の設定値に対するイレースパ
ワー電流IeとD/A(Ip)変換器16の設定値に対す
るピークパワー電流Ipとが等しくならないので、次の
ような演算によりD/A(Ip)変換器16の設定値を
求める。
【0039】即ち、図2より、イレースパワー電流Ie
はイレースパワーPE−バイアスパワーPBだけのパワー
を増加させるために必要な電流であり、ピークパワー電
流IpはピークパワーPP−イレースパワーPEだけのパ
ワーを増加させるために必要な電流であるから、 Ie:Ip=(PE−PB):(PP−PE) Ip=(PP−PE)/(PE−PB)×Ie つまり、Ieの(PP−PE)/(PE−PB)倍の値を計
算して、D/A(Ip)変換器16に設定すれば良い。
【0040】このような制御を行うことで、ピークホー
ルド、ボトムホールドの必要がなくなり、モニタ用のフ
ォトダイオード1、モニタ回路2にも高速対応可能な高
価な部品を用いる必要がない。しかも、記録速度が高速
になって、レーザの変調速度が高速になる場合でも、ピ
ークパワーPP、イレースパワーPE、バイアスパワーP
Bを所定のパワーへ制御することができる。
【0041】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2につ
いて、図4を用いて説明する。なお、前述した実施の形
態1と同じ構成については同じ符号を用いている。この
実施の形態2は、本発明の請求項3,請求項4,請求項
5,請求項6に記載された発明に対応するものであり、
バイアスパワーを再生パワーと全く同じに設定したり、
バイアスパワーを自由に、あるいは高精度に設定するこ
とを可能にしたものである。
【0042】図4は,本発明の実施の形態2によるレー
ザ制御装置を示す。図4において、図1と同一符号は同
一または相当するものを示す。フォトダイオード1およ
びモニタ回路2により、半導体レーザ10の出力をモニ
タする半導体レーザパワーモニタ手段700が構成され
ている。また、演算回路3,D/A変換器6,サーボア
ンプ5およびA/D変換器17により、記録直前の再生
時に半導体レーザが出力すべき出力パワー基準値と半導
体レーザパワーモニタ手段700により検出された実際
の再生時の出力パワー値との誤差を検出する出力誤差検
出手段800が構成されている。
【0043】また、演算回路3により、出力誤差検出手
段800の検出結果に基づき、出力パワー目標値を半導
体レーザ駆動手段600に設定する半導体レーザパワー
制御手段900が構成されている。さらに、A/D変換
器17および演算回路3により、出力パワー目標値を設
定した後の半導体レーザ駆動手段の出力のモニタ値に基
づいて出力パワー目標値を補正する出力パワー目標値補
正手段1000が構成されている。
【0044】次に動作について説明する。記録時は、記
録/再生状態を示すWGATE信号により切り換えられ
るスイッチ手段13によりD/A(Ib)変換器14の
出力が電流源7に供給されてバイアスパワー電流Ibを
制御しており、演算回路3は記録状態に入る直前のサー
ボアンプ5の出力をA/D変換器17で検出し、これと
同じ出力電圧になるようにD/A(Ib)変換器14を
設定する。
【0045】請求項4の発明は、この実施の形態2にお
いて、D/A(Ib)変換器14の出力をA/D変換器
17に入力し、D/A(Ib)変換器14の出力電圧を
検出できるようにしたものに相当する。そして、記録状
態に切り替わる前、または、切り替わった後にサーボア
ンプ5の出力とD/A(Ib)変換器14の電圧をA/
D変換器17で検出して比較し、演算回路3が、これら
の値が等しくなるようにD/A(Ib)変換器14の設
定値を補正するようにすることで、D/A(Ib)変換
器14の変換誤差やオフセット電圧を補正することがで
き、バイアスパワーPBを制御する電流源7によるバイ
アス電流値Ibを、再生パワーPRを制御する再生電流値
Irと等しくすることができるので、バイアスパワーPB
の値を、最も標準的なバイアスパワーの値、即ち、再生
パワーPRと同じ値に設定することができる。
【0046】次に、請求項5の発明は、この実施の形態
2において、ドライブ(光学的記録再生装置)を立ち上
げる際などの記録動作の前に、D/A(Ib)変換器1
4の設定値とバイアスパワーPBとの関係をあらかじめ
求めておき、再生状態から記録状態に入る際にサーボア
ンプ5の出力をA/D変換器17で検出し、あらかじめ
求めたD/A(Ib)変換器14の設定値とバイアスパ
ワーPBとの関係より、D/A(Ib)変換器14の設定
値を決定するようにしたものに相当する。
【0047】より具体的には、バイアスパワーPBを再
生パワーPRよりも低いパワーに設定したい場合、例え
ばPB=PR×0.5にする場合は、まず記録動作の前に
前記請求項3の発明に相当するものとして説明したのと
同様に、演算回路3は、D/A(Ib)変換器14を用
いてバイアス電流Ibを制御し、半導体レーザ10の出
力パワーが再生パワーPRと等しいパワーとなるように
設定する。次に演算回路3はD/A(Ib)変換器14
の設定値を小さくして行き、モニタ回路2の出力をサン
プルホールド回路4を通してA/D変換器17により検
出し、PB=PR×0.5となる時のD/A(Ib)変換
器14の設定値を求める。これにより、バイアスパワー
を半減するには再生電流値Irに対していくら電流を小
さくすれば良いかを求めることができ、実際の記録動作
時は、再生電流値Irに対してバイアスパワー電流値Ib
を常に先に求めた値だけ小さく設定することで、PB
R×0.5とすることができる。D/A(Ib)変換器
14の設定値とバイアスパワーPBとの関係を求める際
は必ずしも全設定値についてテーブルのように求める必
要は無く、1つまたは複数のポイントより補間して求め
ることができる。
【0048】このように、D/A(Ib)変換器14の
設定値とバイアスパワーPBとの関係をあらかじめ求め
ておくことにより、再生から記録状態に入る際にサーボ
アンプ5の出力をA/D変換器17で検出して、バイア
スパワーPBを制御するバイアス電流値Ibを、再生パワ
ーPRを制御する再生電流値Irに対して増減することが
できるので、バイアスパワーPBを自由に設定すること
ができる。これにより、光ディスクの種類に応じて最適
なバイアスパワーPBを設定することが可能になる。図
5にバイアスパワーを変えた場合の光出力波形を示す。
図5(a)がバイアスパワーPB=再生パワーPRに設定し
た場合を、図5(b)がバイアスパワーPB<再生パワーP
Rに設定した場合を、図5(c)がバイアスパワーPB>再
生パワーPRに設定した場合を、それぞれ示している。
【0049】次に、請求項6の発明は、この実施の形態
2において、ドライブを立ち上げる際などの記録動作の
前に、D/A(Ib)変換器14の設定値とA/D変換
器17の変換値との関係をあらかじめ求めておくように
したものに相当する。より具体的には、演算回路3は、
再生から記録状態に入る際にサーボアンプ5の出力をA
/D変換器17で検出し、あらかじめ求めたD/A(I
b)変換器14の設定値とA/D変換器17の変換値と
の関係より、D/A(Ib)変換器14の設定値を決定
する。D/A(Ib)変換器14の設定値とA/D変換
器17の変換値との関係を求める際は必ずしも全設定値
についてテーブルのように求める必要は無く、1つまた
は複数ポイントより補間して求めることができる。
【0050】このように、D/A(Ib)変換器14の
設定値とA/D変換器17の変換値との関係をあらかじ
め求めておくことにより、再生から記録状態に入る際に
毎回D/A(Ib)変換器14の出力をA/D変換器1
7で検出することなく、バイアスパワーPBを制御する
バイアス電流値Ibを、再生パワーPRを制御する再生電
流値Irと等しくすることができるので、D/A(Ib)
変換器14とA/D変換器17とでフルスケールが異な
ったり、これらにオフセットが生じていたとしても、バ
イアスパワーPBを再生パワーPRと同じ値となるよう
に、精度良く設定することができる。
【0051】(実施の形態3)つぎに、実施の形態3につ
いて、図6を用いて説明する。なお、前述した実施の形
態と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略す
る。この実施の形態3は、本発明の請求項7,請求項8
に記載された発明に対応するものであり、再生APCの
過渡応答により異常な出力光が出射されるのを避けるこ
とを可能にしたものである。
【0052】図6は,本発明の実施の形態3によるレー
ザ制御装置を示す。図6において、図4と同一符号は同
一または相当する部分を示す。51,52はサーボアン
プ5をボルテージフォロワアンプとするための抵抗、1
8はモニタ回路2とサーボアンプ5の抵抗51との間を
切,断するスイッチ手段であり、記録あるいは再生状態
を示す/WGATE信号によって再生時はオンされ記録
時はオフされる。
【0053】また、演算回路3およびD/A変換器6に
より、記録時に出力誤差検出手段800の出力を出力パ
ワー基準値に等しくなるように設定する出力誤差設定手
段1100が構成される。
【0054】次に動作について説明する。仮にスイッチ
手段18がなく、モニタ回路2とサーボアンプ5の抵抗
51との間が直結されているとすると、記録時、モニタ
回路2よりレーザの変調光に基づいた変調波形がサーボ
アンプ5に入力され、通常、サーボアンプ5のゲインは
高く帯域は狭いので、サーボアンプ5の出力は+側か−
側に飽和し、D/A(Read)変換器6の設定でその
出力電圧を一定値に保つことが出来ない。もし、記録時
に+側に飽和した状態から再生状態に切り替わると、図
7に示すように、スイッチ手段13によって電流源7の
制御信号がサーボアンプ5の出力へと切り換えられた直
後は大きい電流が流れ、最終的には再生パワーへと落ち
つくものの、この過渡応答による異常な出力光が出射さ
れる。セクタ毎に記録され、セクタ間に未記録領域など
のギャップがあるような光ディスクでは問題にならない
が、セクタ間に未記録領域の無いCD−RWのような光
ディスクでは、図8のように既に記録されたBlock
に挟まれた領域に記録を行う場合は、記録直後の再生パ
ワーが大きいと、書き換えるBlockの直後のBlo
ckを消去してしまう畏れがある。
【0055】これに対し、本実施の形態3では、記録時
にスイッチ手段18がオフとなることによりサーボアン
プ5はボルテージフォロアの状態となり、出力電圧は+
入力端子の電圧に等しくなり、D/A(Read)変換
器6の電圧がそのまま出力される。そして、記録中は演
算回路3がD/A(Read)変換器6の出力電圧を再
生時のD/A(Ib)変換器14の出力電圧と等しくな
るように設定する。
【0056】記録状態から再生状態に変わるとスイッチ
手段13によって電流源7の制御信号が切り換えられる
が、上述のように設定しておくことにより、その切り換
えの前後で、電流源7の制御電圧をほぼ等しくできる。
次に、スイッチ手段18がオンとなり、モニタ回路2よ
りレーザの光出力に基づいた電圧がサーボアンプ5に入
力されるが、通常、サーボアンプ5の帯域は狭いので、
サーボアンプ5の出力は切り換え直後には変化しない。
ここで、徐々にD/A(Read)変換器6の出力電圧
を再生パワーPRの基準レベルへと変化させて、再生パ
ワー制御の定常状態へと移行させることができる。この
ようにして、切り換え時の過渡応答を最小にすることが
でき、過渡応答による異常な出力光を抑えることができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1の発明に
係るレーザ制御装置によれば、半導体レーザにより光学
的記録媒体に記録再生を行う光学的記録再生装置におけ
る,半導体レーザのパワーを制御する装置であって、記
録直前の再生時の半導体レーザの出力をモニタする再生
パワーモニタ手段と、光学的記録媒体のピットの記録時
に半導体レーザが出力する最小のパワーであるバイアス
パワーを、前記再生パワーモニタ手段のモニタ値に基づ
き半導体レーザ駆動手段に設定するバイアスパワー設定
手段と、光学的記録媒体のピット間の消去時に半導体レ
ーザが出力するパワーであるイレースパワーをサンプル
ホールドによりモニタするイレースパワーモニタ手段
と、前記イレースパワーモニタ手段のモニタ値に基づい
てイレースパワーを前記半導体レーザ駆動手段に設定す
るイレースパワー設定手段と、光ディスクのピットの記
録時に半導体レーザが出力する最大のパワーであるピー
クパワーを、前記イレースパワーモニタ手段のモニタ値
を演算して前記半導体レーザ駆動手段に設定するピーク
パワー設定手段とを備えるようにしたので、イレースパ
ワーが出力されている時間は比較的長く、サンプルホー
ルドによって正確に検出することが可能であることを利
用して、低速なモニタ用フォトダイオード、モニタ回路
を用いても、高速変調時にもパワーの制御を安定に実現
しうるレーザ制御装置が得られる効果がある。
【0058】また、本願の請求項2の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光ディスクに記
録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
ザのパワーを制御する装置であって、前記半導体レーザ
の光を検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオ
ードの電流を電圧変換して出力する電流電圧変換手段
と、前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧
源と、前記電流電圧変換手段の出力電圧と前記基準電圧
との誤差を検出する誤差検出手段と、前記半導体レーザ
に電流を流す電流源とを有し、前記誤差検出手段の出力
を前記電流源に接続して前記半導体レーザの再生パワー
を制御する再生パワー制御系と、前記半導体レーザに流
すバイアス電流を決定するバイアス電流設定手段と、前
記誤差検出手段の出力と前記バイアス電流設定手段の出
力とを選択的に切り換え、再生時は前記誤差検出手段の
出力を前記電流源に接続して前記再生パワー制御系を形
成させ、記録時は前記誤差検出手段の出力に代えて前記
バイアス電流設定手段の出力を前記電流源に接続する切
り換え手段と、記録時に前記電流電圧変換手段の出力電
圧をサンプルホールドするサンプルホールド手段と、前
記半導体レーザに流すイレース電流を決定するイレース
電流設定手段と、前記半導体レーザに流すピーク電流を
決定するピーク電流設定手段と、前記サンプルホールド
手段の出力値に基づいて前記イレース電流設定手段と前
記ピーク電流設定手段の設定値を演算する演算手段とを
備えるようにしたので、バイアスパワーは、記録直前の
再生時のAPC制御値を用いて制御を行い、イレースパ
ワーは、サンプルホールドによってパワーを検出して制
御を行い、ピークパワーは、イレースパワーの制御値に
基づいて制御を行うことにより、低速なモニタ用フォト
ダイオード、モニタ回路を用いても、高速変調時にもパ
ワーの制御を安定に実現できるレーザ制御装置を提供す
ることが可能となる効果がある。
【0059】また、本願の請求項3の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光学的記録媒体
に記録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体
レーザのパワーを制御する装置であって、半導体レーザ
の出力をモニタする半導体レーザパワーモニタ手段と、
記録直前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワ
ー基準値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検
出された実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出す
る出力誤差検出手段と、前記出力誤差検出手段の検出結
果に基づき、出力パワー目標値を半導体レーザ駆動手段
に設定する半導体レーザパワー制御手段と、前記出力パ
ワー目標値を設定した後の半導体レーザ駆動手段の出力
のモニタ値に基いて前記出力パワー目標値を補正する出
力パワー目標値補正手段とを備えるようにしたので、バ
イアスパワーを、再生パワーを基準に適宜設定すること
が可能なレーザ制御装置が得られる効果がある。
【0060】また、本願の請求項4の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオード
の電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前
記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、
前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
を増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流
を流す電流源とを有し、前記誤差増幅アンプの出力が前
記電流源に接続されて再生パワーを制御する再生パワー
制御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/
A変換回路と、前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A
変換回路の出力とを選択的に切り換えて前記電流源の制
御信号とするスイッチ手段と、前記誤差増幅アンプの出
力電圧と前記D/A変換回路の出力電圧を選択してデジ
タル変換するA/D変換回路とを備え、前記D/A変換
回路のデジタル値を前記A/D変換回路のデジタル値に
より決定し、記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前
記D/A変換回路の出力に切り換えて前記電流源の電流
を制御するようにしたので、再生電流値とバイアスパワ
ー電流値を検出することにより、バイアスパワーを制御
するバイアス電流値を、再生パワーを制御する再生電流
値と等しくすることができ、バイアスパワーを、再生パ
ワーと同じに設定することが可能なレーザ制御装置が得
られる効果がある。
【0061】また、本願の請求項5の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光ディスクに記
録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
ザのパワーを制御する装置であって、半導体レーザの光
を検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオード
の電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前
記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、
前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
を増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流
を流す電流源と、前記半導体レーザに流す電流を決定す
るD/A変換回路と、前記電流源の制御信号を前記誤差
増幅アンプの出力と前記D/A変換回路の出力とを選択
的に切り換えるスイッチ手段と、前記電流電圧変換回路
より出力されたアナログ信号をデジタル変換して出力す
るA/D変換回路と、記録時でない期間に前記D/A変
換回路にデジタル信号を出力して、前記A/D変換回路
の出力信号の変化を読み取って半導体レーザの電流の変
化量に対するパワーの変化量を取得して、記録時に前記
で求めたデジタル信号値を前記D/A変換回路へ出力す
る演算回路とを備えるようにしたので、バイアスパワー
電流値に対するバイアスパワーをあらかじめ求めること
ができ、バイアスパワーを自由に設定することができる
レーザ制御装置を提供することが可能となる効果があ
る。
【0062】また、本願の請求項6の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光ディスクに記
録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
ザのパワーを制御する装置であって、前記半導体レーザ
の光を検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオ
ードの電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路
と、前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧
源と、前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧
との差を増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザ
に電流を流す電流源とを有し、誤差増幅アンプの出力が
前記電流源に接続されて再生パワーを制御する再生パワ
ー制御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD
/A変換回路と、前記誤差増幅アンプの出力と前記D/
A変換回路の出力とを選択的に切り換え前記電流源の制
御信号とするスイッチ手段と、前記誤差増幅アンプの出
力をデジタル変換するA/D変換回路と、記録時でない
期間に前記D/A変換回路にデジタル信号を出力して、
前記A/D変換回路の出力信号の変化を読み取って半導
体レーザの電流の変化量に対するパワーの変化量を取得
し、記録時に前記記録時でない期間に求めたデジタル信
号値を前記D/A変換回路へ出力する演算回路とを備え
るようにしたので、再生時の電流制御電圧を検出するA
/D変換器と、記録時にバイアス電流を制御するD/A
変換器との間で校正をとることにより、A/D変換器と
D/A変換器間で、フルスケールが異なったり、オフセ
ットが生じていても、高精度にバイアスパワーを設定す
ることができるレーザ制御装置を提供することが可能と
なる効果がある。
【0063】また、本願の請求項7の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光学的記録媒体
に記録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体
レーザのパワーを制御する装置であって、半導体レーザ
の出力をモニタする半導体レーザパワーモニタ手段と、
記録直前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワ
ー基準値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検
出された実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出す
る出力誤差検出手段と、前記出力誤差検出手段の検出結
果に基づき、出力パワー目標値を半導体レーザ駆動手段
に設定する半導体レーザパワー制御手段と、記録時に前
記半導体レーザパワーモニタ手段と前記出力誤差検出手
段との間をオフ状態にし再生時にオン状態にするスイッ
チ手段と、記録時に前記出力誤差検出手段の出力を前記
出力パワー基準値に等しくなるように設定する出力誤差
設定手段とを備えるようにしたので、記録時から再生時
に切り替わる際の過渡応答を防止することが可能なレー
ザ制御装置が得られる効果がある。
【0064】また、本願の請求項8の発明に係るレーザ
制御装置によれば、半導体レーザにより光ディスクに記
録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
ザのパワーを制御する装置であって、前記半導体レーザ
の光を検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオ
ードの電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路
と、前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧
源と、前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧
との差を増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザ
に電流を流す電流源とを有し、前記誤差増幅アンプの出
力が前記電流源に接続されて再生パワーを制御する再生
パワー制御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定す
るD/A変換回路と、前記電流源の制御信号を前記誤差
増幅アンプの出力と前記D/A変換回路の出力とで選択
的に切り換えるスイッチ手段と、前記電流電圧変換回路
から前記誤差増幅アンプへの入力を遮断するスイッチ手
段とを備え、記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前
記D/A変換回路の出力へ切り換えて前記電流源の電流
を制御すると共に、前記電流電圧変換回路から前記誤差
増幅アンプへの入力を遮断し、再生時は前記D/A変換
回路の出力から前記誤差増幅アンプの出力へ切り換えて
前記電流源の電流を制御すると共に、前記電流電圧変換
回路の出力を前記誤差増幅アンプへの入力に接続し、記
録時と再生時とで前記再生パワーを決定する基準電圧源
の電圧を異なる値とし、記録から再生へ切り換わる際に
1つ以上の中間値を経由して前記基準電圧源の電圧を変
更するようにしたので、記録から再生へ切り換える際
に、再生APCの基準電圧を順次変更していくことがで
き、再生APCの過渡応答による異常な出力光が出射さ
れるのを避けることができるレーザ制御装置を提供する
ことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるレーザ制御装置
のブロック図
【図2】レーザの電流と光出力の関係を説明する図
【図3】本発明の実施の形態1におけるレーザ制御装置
の動作の説明図
【図4】本発明の実施の形態2におけるレーザ制御装置
のブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるレーザ制御装置
によるパワー制御の説明図
【図6】本発明の実施の形態3におけるレーザ制御装置
のブロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるレーザ制御装置
によるパワー制御の説明図
【図8】本発明の実施の形態3におけるレーザ制御装置
によるパワー制御の説明図
【図9】従来のレーザ制御回路のブロック図
【符号の説明】
1 モニタ用フォトダイオード 2 モニタ回路 3 演算回路 4 サンプルホールド回路 5,23,24,25 サーボアンプ 6,14,15,16,26,27,28 D/A変換
器 7,8,9 電流源 10 半導体レーザ 11,12,13,18 スイッチ手段 19 制御回路 20 ボトムホールド回路 21 サンプルホールド回路 22 ピークホールド回路 100 再生パワーモニタ手段 200 バイアスパワー設定手段 300 イレースパワーモニタ手段 400 イレースパワー設定手段 500 ピークパワー設定手段 600 半導体レーザ駆動手段 700 半導体レーザパワーモニタ手段 800 出力誤差検出手段 900 半導体レーザパワー制御手段 1000 出力パワー目標値補正手段 1100 出力誤差設定手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月6日(2001.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来のこの種の半導体レーザパワー制御装
置の詳細が特開平1−204224号公報に記載されて
いる。図9にこの従来の半導体レーザパワー制御装置の
ブロック図を示す。図において、10は光ディスクに対
しレーザ光を照射する半導体レーザ、1はこの半導体レ
ーザ10の照射光を受光するフォトダイオード、2はこ
のフォトダイオード1の出力をモニタするモニタ回路、
20はこのモニタ回路2の出力のボトムレベルをホール
ドするボトムホールド回路、21はモニタ回路2の出力
をサンプルホールドするサンプルホールド回路、22は
モニタ回路2の出力のピークレベルをホールドするピー
クホールド回路、19はそれぞれバイアス基準電圧,イ
レースパワー基準電圧,ピークパワー基準電圧に対応す
る第1,第2,第3のデジタル信号を出力する制御回
路、26は制御回路19からの第1のデジタル信号をバ
イアス基準電圧に変換するD/A変換器、27は制御回
路19からの第2のデジタル信号をイレース基準電圧に
変換するD/A変換器、28は制御回路19からの第3
のデジタル信号をピークパワー基準電圧に変換するD/
A変換器、23はD/A変換器26からのバイアス基準
電圧とボトムホールド回路20でホールドしたボトムレ
ベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、2
4はD/A変換器27からのイレース基準電圧とサンプ
ルホールド回路21でホールドしたサンプルホールドレ
ベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、2
5はD/A変換器28からのピークパワー基準電圧と
ークホールド回路22でホールドしたピークホールドレ
ベルとを比較し、その誤差を増幅するサーボアンプ、
7,8,9はそれぞれサーボアンプ23,24,25の
出力に応じた電流を発生する電流源、11はデータEF
M1に応じて電流源8と半導体レーザ10の間を切,断
するスイッチ手段、12はデータEFM2に応じて電流
源9と半導体レーザ10の間を切,断するスイッチ手段
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】その際、前記イレースパワーPEとピーク
パワーPPはそれぞれデータEFM1、EFM2により
切り替えられるスイッチ手段11、12でオン,オフさ
れており、このため半導体レーザのパワーはバイアスパ
ワーPBとイレースパワーPEとピークパワーPPとの間
変調される。図3に示すように、バイアスパワーPB
とピークパワーPPとの間で変調されるのは、トラック
上にピットを形成する区間であり、スイッチ手段11、
12がそれぞれオン,オフ状態とされてイレースパワー
Eの値が保たれるのはピット間を消去しスペースを形
成する区間である。これら3つのパワー値(バイアスパ
ワーPBの値,イレースパワーPEの値,ピークパワーP
Pの値)は、基準電圧源となるD/A変換器26、2
7、28の各々の基準電圧を変えることで所要のパワー
値を得ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】また、本願の請求項4の発明に係るレーザ
制御装置は、半導体レーザにより光ディスクに記録再生
を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザのパ
ワーを制御する装置であって、前記半導体レーザの光を
検出するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの
電流を電圧変換して出力する電流電圧変換回路と、前記
半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源と、前
記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差を
増幅する誤差増幅アンプと、前記半導体レーザに電流を
流す電流源とを有し、前記誤差増幅アンプの出力が前記
電流源に接続されて再生パワーを制御する再生パワー制
御系と、前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A
変換回路と、前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A変
換回路の出力とを選択的に切り換えて前記電流源の制御
信号とするスイッチ手段と、前記誤差増幅アンプの出力
電圧と前記D/A変換回路の出力電圧を選択してデジタ
ル変換するA/D変換回路とを備え、前記D/A変換回
路のデジタル値を前記A/D変換回路のデジタル値によ
り決定し、記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前記
D/A変換回路の出力に切り換えて前記電流源の電流を
制御するようにしたので、再生電流値とバイアスパワー
電流値を検出することにより、バイアスパワーを制御す
るバイアス電流値を、再生パワーを制御する再生電流値
と等しくすることができ、バイアスパワーを、再生パワ
ーと同じに設定することが可能なレーザ制御装置が得ら
れる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 則夫 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA06 AA38 AA40 BA01 BB01 BB02 BB03 FA05 HA04 HA12 HA49 HA50 HA52

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザにより光学的記録媒体に記
    録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
    ザのパワーを制御する装置であって、 記録直前の再生時の半導体レーザの出力をモニタする再
    生パワーモニタ手段と、 光学的記録媒体のピットの記録時に半導体レーザが出力
    する最小のパワーであるバイアスパワーを、前記再生パ
    ワーモニタ手段のモニタ値に基づき半導体レーザ駆動手
    段に設定するバイアスパワー設定手段と、 光学的記録媒体のピット間の消去時に半導体レーザが出
    力するパワーであるイレースパワーをサンプルホールド
    によりモニタするイレースパワーモニタ手段と、 前記イレースパワーモニタ手段のモニタ値に基づいてイ
    レースパワーを前記半導体レーザ駆動手段に設定するイ
    レースパワー設定手段と、 光学的記録媒体のピットの記録時に半導体レーザが出力
    する最大のパワーであるピークパワーを、前記イレース
    パワーモニタ手段のモニタ値を演算して前記半導体レー
    ザ駆動手段に設定するピークパワー設定手段とを備えた
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザにより光ディスクに記録再
    生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザの
    パワーを制御する装置であって、 前記半導体レーザの光を検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電流を電圧変換して出力する電
    流電圧変換手段と、 前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源
    と、 前記電流電圧変換手段の出力電圧と前記基準電圧との誤
    差を検出する誤差検出手段と、 前記半導体レーザに電流を流す電流源とを有し、 前記誤差検出手段の出力を前記電流源に接続して前記半
    導体レーザの再生パワーを制御する再生パワー制御系
    と、 前記半導体レーザに流すバイアス電流を決定するバイア
    ス電流設定手段と、 前記誤差検出手段の出力と前記バイアス電流設定手段の
    出力とを選択的に切り換え、再生時は前記誤差検出手段
    の出力を前記電流源に接続して前記再生パワー制御系を
    形成させ、記録時は前記誤差検出手段の出力に代えて前
    記バイアス電流設定手段の出力を前記電流源に接続する
    切り換え手段と、 記録時に前記電流電圧変換手段の出力電圧をサンプルホ
    ールドするサンプルホールド手段と、 前記半導体レーザに流すイレース電流を決定するイレー
    ス電流設定手段と、 前記半導体レーザに流すピーク電流を決定するピーク電
    流設定手段と、 前記サンプルホールド手段の出力値に基づいて前記イレ
    ース電流設定手段と前記ピーク電流設定手段の設定値を
    演算する演算手段とを備えたことを特徴とするレーザ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザにより光学的記録媒体に記
    録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
    ザのパワーを制御する装置であって、 半導体レーザの出力をモニタする半導体レーザパワーモ
    ニタ手段と、 記録直前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワ
    ー基準値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検
    出された実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出す
    る出力誤差検出手段と、 前記出力誤差検出手段の検出結果に基づき、出力パワー
    目標値を半導体レーザ駆動手段に設定する半導体レーザ
    パワー制御手段と、 前記出力パワー目標値を設定した後の半導体レーザ駆動
    手段の出力のモニタ値に基いて前記出力パワー目標値を
    補正する出力パワー目標値補正手段とを備えたことを特
    徴とするレーザ制御装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザにより光ディスクに記録再
    生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザの
    パワーを制御する装置であって、 前記半導体レーザの光を検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電流を電圧変換して出力する電
    流電圧変換回路と、 前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源
    と、 前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
    を増幅する誤差増幅アンプと、 前記半導体レーザに電流を流す電流源とを有し、 前記誤差増幅アンプの出力が前記電流源に接続されて再
    生パワーを制御する再生パワー制御系と、 前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A変換回路
    と、 前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A変換回路の出力
    とを選択的に切り換えて前記電流源の制御信号とするス
    イッチ手段と、 前記誤差増幅アンプの出力電圧と前記D/A変換回路の
    出力電圧を選択してデジタル変換するA/D変換回路と
    を備え、 前記D/A変換回路のデジタル値を前記A/D変換回路
    のデジタル値により決定し、 記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前記D/A変換
    回路の出力に切り換えて前記電流源の電流を制御するこ
    とを特徴とするレーザ制御装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザにより光ディスクに記録再
    生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザの
    パワーを制御する装置であって、 半導体レーザの光を検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電流を電圧変換して出力する電
    流電圧変換回路と、 前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源
    と、 前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
    を増幅する誤差増幅アンプと、 前記半導体レーザに電流を流す電流源と、 前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A変換回路
    と、 前記電流源の制御信号を前記誤差増幅アンプの出力と前
    記D/A変換回路の出力とを選択的に切り換えるスイッ
    チ手段と、 前記電流電圧変換回路より出力されたアナログ信号をデ
    ジタル変換して出力するA/D変換回路と、 記録時でない期間に前記D/A変換回路にデジタル信号
    を出力して、前記A/D変換回路の出力信号の変化を読
    み取って半導体レーザの電流の変化量に対するパワーの
    変化量を取得して、記録時に前記で求めたデジタル信号
    値を前記D/A変換回路へ出力する演算回路とを備えた
    ことを特徴とするレーザ制御装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザにより光ディスクに記録再
    生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザの
    パワーを制御する装置であって、 前記半導体レーザの光を検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電流を電圧変換して出力する電
    流電圧変換回路と、 前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源
    と、 前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
    を増幅する誤差増幅アンプと、 前記半導体レーザに電流を流す電流源とを有し、 誤差増幅アンプの出力が前記電流源に接続されて再生パ
    ワーを制御する再生パワー制御系と 前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A変換回路
    と、 前記誤差増幅アンプの出力と前記D/A変換回路の出力
    とを選択的に切り換え前記電流源の制御信号とするスイ
    ッチ手段と、 前記誤差増幅アンプの出力をデジタル変換するA/D変
    換回路と、 記録時でない期間に前記D/A変換回路にデジタル信号
    を出力して、前記A/D変換回路の出力信号の変化を読
    み取って半導体レーザの電流の変化量に対するパワーの
    変化量を取得し、記録時に前記記録時でない期間に求め
    たデジタル信号値を前記D/A変換回路へ出力する演算
    回路とを備えたことを特徴とするレーザ制御装置。
  7. 【請求項7】 半導体レーザにより光学的記録媒体に記
    録再生を行う光学的記録再生装置における,半導体レー
    ザのパワーを制御する装置であって、 半導体レーザの出力をモニタする半導体レーザパワーモ
    ニタ手段と、 記録直前の再生時に半導体レーザが出力すべき出力パワ
    ー基準値と前記半導体レーザパワーモニタ手段により検
    出された実際の再生時の出力パワー値との誤差を検出す
    る出力誤差検出手段と、 前記出力誤差検出手段の検出結果に基づき、出力パワー
    目標値を半導体レーザ駆動手段に設定する半導体レーザ
    パワー制御手段と、 記録時に前記半導体レーザパワーモニタ手段と前記出力
    誤差検出手段との間をオフ状態にし再生時にオン状態に
    するスイッチ手段と、 記録時に前記出力誤差検出手段の出力を前記出力パワー
    基準値に等しくなるように設定する出力誤差設定手段と
    を備えたことを特徴とするレーザ制御装置。
  8. 【請求項8】 半導体レーザにより光ディスクに記録再
    生を行う光学的記録再生装置における,半導体レーザの
    パワーを制御する装置であって、 前記半導体レーザの光を検出するフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電流を電圧変換して出力する電
    流電圧変換回路と、 前記半導体レーザの再生パワーを決定する基準電圧源
    と、 前記電流電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧との差
    を増幅する誤差増幅アンプと、 前記半導体レーザに電流を流す電流源とを有し、 前記誤差増幅アンプの出力が前記電流源に接続されて再
    生パワーを制御する再生パワー制御系と、 前記半導体レーザに流す電流を決定するD/A変換回路
    と、 前記電流源の制御信号を前記誤差増幅アンプの出力と前
    記D/A変換回路の出力とで選択的に切り換えるスイッ
    チ手段と、 前記電流電圧変換回路から前記誤差増幅アンプへの入力
    を遮断するスイッチ手段とを備え、 記録時は前記誤差増幅アンプの出力から前記D/A変換
    回路の出力へ切り換えて前記電流源の電流を制御すると
    共に、前記電流電圧変換回路から前記誤差増幅アンプへ
    の入力を遮断し、 再生時は前記D/A変換回路の出力から前記誤差増幅ア
    ンプの出力へ切り換えて前記電流源の電流を制御すると
    共に、前記電流電圧変換回路の出力を前記誤差増幅アン
    プへの入力に接続し、 記録時と再生時とで前記再生パワーを決定する基準電圧
    源の電圧を異なる値とし、記録から再生へ切り換わる際
    に1つ以上の中間値を経由して前記基準電圧源の電圧を
    変更することを特徴とするレーザ制御装置。
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