JP3700602B2 - レーザ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置に用いて好適なレーザ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
くり返し書込み可能な光ディスク(CD−RW,DVD−RAM等)に対して書込み/読出しを行う光ディスク装置においては、レーザパワーを3段階に切り換える必要がある。これらは最もレベルの低い順に、リードレベル、イレースレベルおよびライトレベルと呼ばれる。リードレベルは光ディスクの読出しに用いられるレベルであり、イレースレベルは情報の消去、ライトレベルは情報の書込みに用いられる。より詳しくは、イレースレベルは光ディスク表面をピット非形成状態に遷移させ、ライトレベルはピット形成状態に遷移させる。
【0003】
このようにレーザパワーを制御するレーザパワー制御回路の一例を図1に示す。
図において2はライトレベル電流源、4はイレースレベル電流源、6はリードレベル電流源であり、スイッチ8,10,12を介して、レーザダイオード30に上述したライトレベル、イレースレベル、リードレベルのレーザパワーを生じさせる電流を供給する。28は光検出器であり、レーザダイオード30のレーザパワーをモニタする。26は増幅器であり、このモニタ結果を増幅する。
【0004】
20は記録電流制御部、22は消去電流制御部、24は再生電流制御部であり、各レーザパワーが各々所定のレベルに近づくように電流源2,4,6をフィードバック制御する。34は記録データパルス発生部であり、スイッチ14,16を介してスイッチ8,10をオンオフするパルス信号を出力する。32は記録モード/再生モード切替部であり、光ディスク装置の動作モードに応じたモード切替信号Smodeを出力する。このモード切替信号Smodeは、動作モードが記録モードになると“1”になり、動作モードが再生モードになると“0”になる。
【0005】
スイッチ12は、インバータ18を介して反転されたモード切替信号Smodeによってオンオフ制御され、再生モードにおいてはオン状態、記録モードにおいてはオフ状態に設定される。また、スイッチ14,16はモード切替信号Smodeによってオンオフ制御され、再生モードにおいてはオフ状態、記録モードにおいてはオン状態に設定される。従って、記録モードにおいては、スイッチ14,16を介して、記録データパルス発生部34によるスイッチ8,10のオンオフ制御が可能になる。
【0006】
次に、以上に述べた構成に基づいて得られるレーザダイオード出力電流等の波形を図2を参照し説明する。同図(a)の時刻t1においてモード切替信号Smodeは“0”から“1”に立上がっている。すなわち、動作モードが再生モードから記録モードに切り換えられている。ここで、「記録モード」は、光ディスクに読み出し可能なデータを記録する「データ記録モード」と、既に記録されているデータを単に消去する「DCイレースモード」とにさらに分類される。
【0007】
データ記録モードにおいては、図2(b)に示すような記録EFM信号が図示せぬ制御回路から記録データパルス発生部34に供給される。記録データパルス発生部34においては、記録EFM信号に対応して、同図(c)および(d)に示す記録電流および消去電流がスイッチ8,10を介して出力されるように、スイッチ8,10がスイッチング制御される。ここで、記録電流は主として記録EFM信号の“1”に対応し、消去電流は主として記録EFM信号の“0”に対応する。生成された記録電流および消去電流は重畳され、同図(e)に示すレーザダイオード出力電流としてレーザダイオード30に供給される。
【0008】
ここで、記録電流はライトレベルPWをピーク値として櫛歯状に変調されている。これは熱蓄積効果によりピットが涙滴状に歪むことを防止したものである。このように、記録電流波形を形成することをストラテジ処理という。ストラテジ処理においては、同図(c)のように先頭パルスの幅を後続のパルス幅よりも広くしたり、デューティ比を変更したり、立上がり・立下がりタイミングを変更するなどの様々な波形形成が可能となっている。一方、DCイレースモードにおいては、記録電流は出力されず、消去電流のみが連続的に出力される。この結果、レーザダイオード出力電流は、同図(f)に示すように、連続的にイレースレベルPeになる。
【0009】
ところで、レーザダイオード30への出力電流に高周波信号を重畳することが多い。これは、光帰還ノイズを減少させ、ウォブル信号を正確に検出するためである。図1の破線領域A,B,C内に各種の高周波重畳の態様を示す。まず、破線領域A内において36は高周波発振器であり、リードレベル電流源6の出力端に接続され、リードレベル電流に高周波信号を重畳する。
【0010】
また、破線領域B内には、高周波重畳を行う他の態様を示す。図において40はスイッチであり、モード切替信号Smodeに応じて、高周波発振器36から出力される高周波信号、またはこれをアンプ38を介して増幅して成る高周波信号の何れかを選択し、レーザ出力電流に重畳する。スイッチ40は動作モードに応じて切り換えられる。すなわち、記録モード時においてはアンプ38側が選択され、再生モード時においては高周波発振器36側が選択される。この態様においては、記録モード時、イレースレベルに対してもライトレベルに対しても高周波信号が重畳されることになる。
【0011】
また、破線領域C内には、高周波重畳を行う他の態様を示す。図において高周波発振器36から出力される高周波信号がリードレベル電流に重畳される点は破線領域Aの態様と同様である。但し、この高周波信号はアンプ38を介して増幅され、増幅された高周波信号がイレースレベル電流に対しても重畳される。
【0012】
各破線領域A,B,Cに示す態様によって高周波重畳を行う技術を、以下「従来技術A,B,C」と呼ぶ。なお、従来技術B,Cにおいて、イレースレベル電流あるいはライトレベル電流に対して増幅した高周波信号を重畳する理由は、イレースレベルおよびライトレベルはリードレベルに比較して相当に高いため、高周波信号のレベルもそれに応じて高くしなければ充分な効果が得られないためである。以上の各従来技術により、高周波信号を重畳したデータ記録時およびDCイレース時のレーザダイオード出力電流を図3(a)〜(c)に示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術Aは、記録モード時に対してのみ高周波重畳を行うため、図3(a)に示すようにDCイレース時には全く高周波重畳が行われない。このため、DCイレース時に光帰還ノイズが増加し、ウォブル信号の品位が悪化してスピンドル制御が正しく行われない等の不具合が生じる。イレース時においても高周波重畳を行う従来技術B,Cによれば、この不具合は解消されるが、高周波信号を増幅する必要があるために、アンプ38を設ける必要があり、部品点数が増大しコストアップにつながる。さらに、ライトレベル電流に対しても高周波重畳を行う従来技術Cにおいては、トップパワーにも高周波信号が重畳されるため、レーザダイオード30の破壊を防止するために定格の高い(高価な)レーザダイオードを使用しなければならず、一層コストアップにつながるという問題がある。
【0014】
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、安価でありながら光帰還ノイズを充分に充分に抑制できるレーザ駆動装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のレーザー駆動装置にあっては、レーザー光源(30)からのレーザー光を光記録媒体上に照射して、情報の記録、書換えまたは連続的な消去(DCイレース)を行うレーザ駆動装置(例えばCD−RW,DVD−RAM等)において、ライトレベルおよび該ライトレベルよりも低いイレースレベルの電流を出力する第1の電流源(2)と、前記イレースレベルの電流を出力する第2の電流源(4)と、前記光記録媒体に対して情報の記録または書換えを行う場合は、記録用EFM信号が第1の値(“1”)であるときは前記第1の電流源(2)が出力するライトレベルの電流を櫛歯状にオン・オフするストラテジ処理を施して前記レーザー光源(30)に供給し、前記記録用EFM信号が第2の値(“0”)であるときは前記第2の電流源(4)が出力する前記イレースレベルの電流を前記レーザー光源(30)に供給する一方、前記光記録媒体に対して連続的な消去を行う場合には、ダミーEFM信号を受信し該ダミーEFM信号が前記第1の値(“1”)であるときは前記第1の電流源(2)が出力する前記イレースレベルの電流に前記ストラテジ処理を施して前記レーザー光源(30)に供給し、前記ダミーEFM信号が前記第2の値(“0”)であるときは前記第2の電流源(4)が出力する前記イレースレベルの電流に前記ストラテジ処理を施して前記レーザー光源(30)に供給する電流供給手段(34)とを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
1.実施形態の構成
次に、本発明の一実施形態のレーザパワー制御回路の構成を図4を参照し説明する。なお、図4において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図においてリードレベル電流源6の出力端には高周波発振器36が接続されている。従って、従来技術Aと同様に、リードレベル電流には高周波信号が重畳されることになる。また、従来技術Aにおける記録電流制御部20および記録データパルス発生部34に代えて、記録電流制御部54および記録データパルス発生部52が設けられている。
【0017】
記録電流制御部54は従来技術Aの記録電流制御部20と同様に構成されているが、動作モードがDCイレースモードであることを示す信号Sdceを受信すると、ライトレベル電流源2の出力電流のピーク値をイレースレベルPeに設定し、それ以外の場合にはピーク値をライトレベルPWに設定する点が異なっている。また、記録データパルス発生部52は、再生モードおよびデータ記録モードにおいては、従来技術Aの記録データパルス発生部34と同様に動作する。従って、本実施形態において、再生モードおよびデータ記録モードにおけるレーザダイオード出力電流は、各々図3(a)の上段に示す時刻t1以前および時刻t1以降のような波形を有することになる。
【0018】
一方、動作モードがDCイレースモードである場合、記録データパルス発生部52から上記信号Sdceが記録電流制御部54に供給され、図5(a)に示すモード切替信号Smodeが記録モード/再生モード切替部32から記録データパルス発生部52に供給される。さらに、図示せぬ制御回路から同図(b)に示すダミーEFM信号1が記録データパルス発生部52に供給される。記録データパルス発生部52においては、モード切替信号SmodeとダミーEFM信号1との排他的論理和によって同図(c)に示すダミーEFM信号2が生成される。
【0019】
次に、ダミーEFM信号1にストラテジ処理が施されることにより記録電流制御信号が生成され、ダミーEFM信号2にストラテジ処理が施されることにより消去電流制御信号が生成される。なお、記録電流制御信号および消去電流制御信号の波形は、同図(d)および(e)に示す記録電流および消去電流と同様であるが、ピーク値はイレースレベルPeではなく論理信号の“1”レベルである。そして、記録電流制御信号および消去電流制御信号に応じてスイッチ8,10がオンオフ制御されると、スイッチ8,10を介して、実際にイレースレベルPeをピーク値とする記録電流および消去電流が出力される。この結果、レーザダイオード30には、同図(f)に示すような、リードレベル電流、記録電流および消去電流を合成して成るレーザダイオード出力電流が供給される。
【0020】
なお、本実施形態においてはライトレベル電流源2からスイッチ8を介して出力される電流を便宜上「記録電流」と呼ぶが、DCイレースモードにおいては記録電流のピーク値はイレースレベルPeに抑制されているため、記録電流に基づいて光ディスク面にピットが形成されることは無い。本実施形態によれば、DCイレース時においてもレーザダイオード出力電流にストラテジ処理が施されるため、高周波重畳を行った場合と同様にレーザダイオード30の光帰還ノイズを減少させることができる。一方、本実施形態においては、DCイレース時にレーザダイオード出力電流が断続的になるため、「消し残り」が生ずる可能性がある。また、レーザダイオード出力電流が断続的になることにより、ウォブル信号の品位が劣化する可能性がある。
【0021】
ウォブル信号の品位を確保できるか否か、および消し残りを抑制することができるか否かは、ストラテジ処理において記録電流をオフ状態にするオフ期間Ts(図5(c)参照)に基づいて決定される。すなわち、オフ期間Tsが長いほど消し残りが生ずる傾向が強くなり、オフ期間Tsが短いほどウォブル信号の品位が劣化する傾向が強くなる。
【0022】
その様子を図6(a),(b)を参照し説明する。同図(a)は、オフ期間Tsに応じたウォブル信号のCNR(キャリア/ノイズ比)を示す。この図においてCNRが所定の閾値WNR1より高い時にスピンドル制御が安定して動作する。この閾値WNR1が得られるオフ期間Tsをサーボ安定限界Ts1という。また、同図(b)は、オフ期間Tsに応じたHF振幅を示す。HF振幅はディスク面から読み取られた信号振幅であり、光ディスクが完全に消去状態になっていればその値は「0」になる筈である。しかし、同図(b)において、オフ期間TsがTs2以上になると、HF振幅が「0」から立ち上がっている。このTs2を消去限界と呼ぶ。
【0023】
サーボ安定限界Ts1および消去限界Ts2を予め実験等で測定しておき、ストラテジ処理におけるオフ期間Tsは「Ts1≦Ts≦Ts2」を満たす範囲内に設定する必要がある。ここで、サーボ安定限界Ts1および消去限界Ts2は記録速度(1倍速,2倍速等)に応じて異なる。従って、本実施形態においては、何れの記録速度においても「Ts1≦Ts≦Ts2」の条件が満たされるように、記録速度毎にオフ期間Tsが決定される。
【0024】
ここで、上述したようなオフ期間Tsを与える回路構成の一例を図7(a)を参照し説明する。図において60はライトストラテジ回路であり、記録電流のオンオフ状態に対応した二値信号すなわちストラテジ信号Sst1を出力する。但し、ストラテジ信号Sst1のデューティ比は50%である。72,……,72は複数個(偶数個)のインバータであり、直列に接続され、先頭のインバータにはストラテジ信号Sst1が供給される。同様に、インバータ74,……,74およびインバータ76,76も直列に接続され、ストラテジ信号Sst1が供給される。
【0025】
66はセレクタであり、CPU68から供給された速度指令信号(1倍速,2倍速,……)に基づいて、何れかの直列回路からの信号を選択する。62はオア回路であり、セレクタ66において選択されたストラテジ信号と、ストラテジ信号Sst1との論理和を修正ストラテジ信号Sst2として出力する。インバータの直列回路のうち何れかに供給されたストラテジ信号Sst1は、これらインバータの遅延時間の合計値に相当するだけ遅延され、セレクタ66に供給される。
【0026】
従って、修正ストラテジ信号Sst2は遅延されていないストラテジ信号Sst1と遅延されたストラテジ信号Sst1との論理和に等しくなり、インバータの直列回路の遅延時間だけ修正ストラテジ信号Sst2の立下がりはストラテジ信号Sst1の立下がりよりも遅くなる。これにより、修正ストラテジ信号Sst2に基づいてスイッチ8のオンオフ制御を行うと、インバータの直列回路の遅延時間に相当するだけオフ期間Tsが短くなる。上述したように、オフ期間Tsは記録速度に応じて異なるため、必要な遅延時間を得るために、セレクタ66において速度に応じた直列回路を選択するようにしたものである。
【0027】
2.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)図7(a)に示した回路は、同図(b)に示すように変形してもよい。同図(b)は、インバータの直列回路およびセレクタ66に代えてプログラマブルディレイ回路70が設けられている。このプログラマブルディレイ回路70の遅延時間は、CPU68によって、記録速度に応じて設定される。これにより、オフ期間Tsは記録速度に応じた長さに設定される。
【0028】
(2)また、外部からのパラメータに基づいてストラテジ信号のデューティ比を自由に設定できるように、ライトストラテジ回路60を構成してもよい。かかる場合は、図7(c)に示すように、CPU68からライトストラテジ回路60にパラメータを与えることによって、記録速度に応じた修正ストラテジ信号Sst2を出力することができる。
【0029】
(3)上記実施形態においてはDCイレースモードにおいて消去電流に対するストラテジ処理を行ったが、データ記録モードにおいても同様の処理を行ってもよい。その一例を図8を参照し説明する。図示の波形図においては、(a)モード切替信号Smodeと(b)記録EFM信号との排他的論理和によって記録データパルス発生部52において(c)ダミーEFM信号が生成される。そして、(b)記録EFM信号にストラテジ処理が施されることにより、記録電流制御信号が生成され、(c)ダミーEFM信号にストラテジ処理が施されることにより消去電流制御信号が生成される。なお、記録電流制御信号および消去電流制御信号の波形は、同図(d)および(e)に示す記録電流および消去電流と同様であるが、ピーク値はライトレベルPWおよびイレースレベルPeではなく論理信号の“1”レベルである。
【0030】
そして、記録電流制御信号および消去電流制御信号に応じてスイッチ8,10がオンオフ制御されると、スイッチ8,10を介して、実際にライトレベルPWおよびイレースレベルPeを各々ピーク値とする(d)記録電流および(e)消去電流が出力される。この結果、レーザダイオード30には、同図(f)に示すような、リードレベル電流、記録電流および消去電流を合成して成るレーザダイオード出力電流が供給される。本変形例においては、消去電流に対して高周波重畳を行う必要がなくなるから、上記実施形態と同様に、高レベルの高周波信号が不要になる利点がある。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、情報の連続的な消去を行う場合にストラテジ処理が施されたイレースレベルの電流をレーザ光源に供給するから、元々記録を行う際に必要なストラテジ処理を情報の連続的な消去に対しても流用でき、高レベルの高周波信号を生成する必要がなくなる。これにより、装置構成を安価に抑えながら、光帰還ノイズを充分に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のレーザパワー制御回路のブロック図である。
【図2】 図1の各部の波形図である。
【図3】 高周波重畳を適用した場合における図1の各部の波形図である。
【図4】 本発明の一実施形態のレーザパワー制御回路のブロック図である。
【図5】 DCイレースモードにおける図4の各部の波形図である。
【図6】 オフ期間Tsを決定する原理を説明する図である。
【図7】 記録データパルス発生部34の要部およびその変形例のブロック図である。
【図8】 上記実施形態の変形例のデータ記録モードにおける各部の波形図である。
【符号の説明】
2……ライトレベル電流源(電流供給手段)、4……イレースレベル電流源、6……リードレベル電流源、8,10,12,14,16……スイッチ、18……インバータ、20……記録電流制御部、22……消去電流制御部、24……再生電流制御部、28……光検出器、30……レーザダイオード(レーザ光源)、32……記録モード/再生モード切替部、34……記録データパルス発生部(電流供給手段)、36……高周波発振器、38……アンプ、40……スイッチ、52……記録データパルス発生部、54……記録電流制御部、60……ライトストラテジ回路、62……オア回路、66……セレクタ、68……CPU、70……プログラマブルディレイ回路(遅延回路)、72,……,72……インバータ(遅延回路)、74,……,74……インバータ(遅延回路)。
Claims (1)
- レーザー光源からのレーザー光を光記録媒体上に照射して、情報の記録、書換えまたは連続的な消去を行うレーザ駆動装置において、
ライトレベルおよび該ライトレベルよりも低いイレースレベルの電流を出力する第1の電流源と、
前記イレースレベルの電流を出力する第2の電流源と、
前記光記録媒体に対して情報の記録または書換えを行う場合は、記録用EFM信号が第1の値であるときは前記第1の電流源が出力するライトレベルの電流を櫛歯状にオン・オフするストラテジ処理を施して前記レーザー光源に供給し、前記記録用EFM信号が第2の値であるときは前記第2の電流源が出力する前記イレースレベルの電流を前記レーザー光源に供給する一方、前記光記録媒体に対して連続的な消去を行う場合には、ダミーEFM信号を受信し該ダミーEFM信号が前記第1の値であるときは前記第1の電流源が出力する前記イレースレベルの電流に前記ストラテジ処理を施して前記レーザー光源に供給し、前記ダミーEFM信号が前記第2の値であるときは前記第2の電流源が出力する前記イレースレベルの電流に前記ストラテジ処理を施して前記レーザー光源に供給する電流供給手段と
を有することを特徴とするレーザー駆動装置。
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