JP2003323717A - 情報記録再生装置および情報記録方法 - Google Patents

情報記録再生装置および情報記録方法

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JP2003323717A
JP2003323717A JP2002130490A JP2002130490A JP2003323717A JP 2003323717 A JP2003323717 A JP 2003323717A JP 2002130490 A JP2002130490 A JP 2002130490A JP 2002130490 A JP2002130490 A JP 2002130490A JP 2003323717 A JP2003323717 A JP 2003323717A
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Yoshihisa Sasaki
儀央 佐々木
Yoshiaki Adachi
藝暁 足立
Hisao Tanaka
久生 田中
Hidenori Nakagawa
秀紀 中川
Hiroyuki Uchino
裕行 内野
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパルス列を含むいわゆるマルチパルス
型のライトストラテジーを採用する記録手法において、
熱蓄積や熱拡散の影響をより抑制し、記録精度を向上さ
せることが可能な情報記録装置及び方法を提供する。 【解決手段】 情報記録再生装置は、例えばDVD−
R、DVD−RWなどの光ディスクにレーザ光を照射
し、ディスク上に記録マークを形成することにより情報
の記録を行う。情報記録再生装置は、記録データに基づ
いて光源を駆動することにより、記録媒体上にレーザパ
ルスを照射して記録マークを形成する。記録データは、
マーク期間中において、レーザパルスのレベルを、記録
マークを形成するために必要なライトパワーレベルと、
バイアスレベルとの間で変化させる。ここで、バイアス
レベルは、記録マークを再生するために必要なリードパ
ワーレベルよりを低くするので、熱蓄積や熱拡散などの
影響を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光線などを
利用して光ディスクに情報を記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD−R(DVD-Recordable)、DVD
−RW(DVD-Re-recordable)などの書き込み又は書き
換え可能な光ディスクには、ディスクの記録面上にレー
ザ光を照射して情報を記録する。光ディスクの記録面上
のレーザ光が照射された部分は、温度が上昇するために
光ディスクを構成する光記録媒体に変化が生じ、これに
より記録マークが記録面上に形成される。
【0003】よって、記録すべき情報に応じた時間幅を
有する記録パルスでレーザ光を変調して記録すべき信号
に応じた長さのレーザパルスを生成し、これを光ディス
クに照射することにより、記録すべき情報に応じた長さ
の記録マークを光ディスク上に形成することができる。
【0004】一方、最近では1つの記録マークを1つの
レーザパルスで形成するのではなく、複数の短いパルス
を含むパルス列により記録マークを形成する手法が利用
されている。このような手法はライトストラテジーとも
呼ばれ、単一の記録パルスを照射する方法に比べて、光
ディスクの記録面上における熱蓄積が減少するので、記
録マークが形成される記録面上の温度分布を均一化する
ことができる。その結果、記録マークが涙滴形状となる
ことを防止して好ましい形状の記録マークを形成するこ
とができる。
【0005】上記の記録パルス列は、例えばDVD−R
の場合、所定のリード(読取)パワーレベルとライト
(書き込み)パワーレベルとの間で振幅が変動する複数
のパルスにより構成されている。即ち、記録データに従
って、記録マークを形成しない光ディスクの記録面上の
領域(以下、「スペース期間」とも呼ぶ。)ではリード
パワーでレーザ光が記録面上に照射され、記録マークを
形成すべき光ディスクの記録面上の領域(以下、「マー
ク期間」とも呼ぶ。)では、リードパワーとライトパワ
ーの間で振幅が変化する記録パルス列に応じたパワーで
レーザ光が記録面上に照射され、それにより記録マーク
が記録面上に形成される。また、DVD−RWの場合、
記録パルス列は、リードパワーレベル、記録マークを消
去するためのイレース(消去)パワーレベル、及びライ
トパワーレベルという3つのパワーレベル間で振幅が変
化する波形を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、記録パ
ルスの振幅がリードパワーレベル及びライトパワーレベ
ル、又は、リードパワーレベル、イレースパワーレベル
及びライトパワーレベルの間で変化する場合、ライトパ
ワーレベルのときにはディスク面に対して記録用の大き
なパワーでレーザ光が照射され、ディスク面は高温とな
るが、リードパワーレベルのときには読取用の小さなパ
ワーでレーザ光が照射されるため、その間にディスク面
の温度はある程度低下することになる。ライトストラテ
ジーによる記録パルス列は、このようにライトパワーと
リードパワーでレーザ光を交互にディスク面に照射し
て、加熱と放熱を繰り返すことにより、熱蓄積などによ
りディスク面が高温になりすぎることを防止するように
設計されている。
【0007】しかし、上記のようにリードパワーレベル
とライトパワーレベルとの間(DVD−RWの場合はさ
らにイレースパワーレベルとの間)でレーザ光のパワー
を切り換えたとしても、リードパワーレベルの期間内も
ディスクにはレーザ光が照射されている。リードパワー
レベル自体は、ライトパワーレベルと比較してかなり小
さいので、ライトパワーレベルでレーザ光を照射し続け
る場合と比較すればディスク面の温度上昇はかなり抑制
されるのであるが、ディスク面上の熱蓄積及び熱拡散の
問題は記録精度を維持する上で非常に重要な問題であ
り、記録パルス列を利用して記録を行う際にはさらに熱
蓄積や熱拡散を抑制することが望まれる。
【0008】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、複数のパルス列を含むいわゆるマルチパルス型
のライトストラテジー等、バイアスレベルを用いるライ
トストラテジーを採用する記録手法において、熱蓄積や
熱拡散の影響を抑制し、記録精度をより向上させること
が可能な情報記録再生装置及び情報記録方法を提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点で
は、記録媒体にレーザ光を照射して、記録データに応じ
た記録マークを形成する情報記録再生装置において、前
記レーザ光を出射する光源と、前記記録データに基づい
て前記光源を駆動することにより、前記記録媒体上にレ
ーザパルスを照射する制御手段と、を備え、前記制御手
段は、記録時には、前記記録データのマーク期間中にお
いて、前記レーザパルスのレベルを、前記記録マークを
形成するために必要なライトパワーレベルと、バイアス
レベルとの間で変化させ、前記バイアスレベルを、前記
記録データを再生するために必要なリードパワーレベル
よりも低くする。
【0010】上記の情報記録再生装置は、例えばDVD
−R、DVD−RWなどの光ディスクにレーザ光を照射
し、ディスク上に記録マークを形成することにより情報
の記録を行う。また、光ディスクからの反射光を利用す
ることにより、記録された情報の再生を行う。具体的に
は、情報記録再生装置は、記録データに基づいて前記光
源を駆動することにより、前記記録媒体上にレーザパル
スを照射して記録マークを形成する。記録データは、マ
ーク期間中において、レーザパルスのレベルを、前記記
録マークを形成するために必要なライトパワーレベル
と、バイアスレベルとの間で変化させる。ここで、前記
バイアスレベルを、前記記録マークを再生するために必
要なリードパワーレベルより低くしているので、記録中
に記録媒体に照射されるレーザ光量を減少させることが
でき、熱蓄積や熱拡散などの影響を軽減することができ
る。その結果、記録媒体上に適切な形状の記録マークを
形成し、情報の記録精度を向上させることができる。
【0011】上記の情報再生装置において、バイアスレ
ベルは、前記光源からレーザ光を出射させないレベルと
することができる。これによれば、記録マークの形成に
必要なライトパワーレベルの期間のみレーザ光を記録媒
体に照射することになるので、不要なレーザ光を照射す
ることがなくなり、記録媒体上の熱蓄積をより軽減する
ことができる。
【0012】上記の情報記録再生装置の他の一態様で
は、前記記録データは、前記マーク期間中に、前記ライ
トパワーレベルと前記バイアスレベルとの間でレベルが
変化するマルチパルス期間を含むことができる。この態
様によれば、例えばDVD−Rなどの記録媒体の場合
に、マルチパルス期間において、パルス毎にレーザパル
スのレベルがバイアスレベルまで下げられるので、レー
ザ光の照射による熱蓄積を減少させることができる。
【0013】また、前記制御手段は、再生時には前記レ
ーザパルスのレベルを前記リードパワーレベルとし、記
録時には前記記録データのスペース期間中において、前
記レーザパルスの出力レベルを前記リードパワーレベル
よりも低いレベルとすることができる。これにより、記
録データのマーク期間のみならず、スペース期間におい
てもレーザ光の照射量を減少させることができ、さらに
熱蓄積を減少させることができる。
【0014】上記の情報記録再生装置のさらに他の一態
様では、前記記録データは、前記マーク期間中に、記録
マークを消去するために必要なイレースパワーレベルを
有する期間と、前記ライトパワーレベルと前記バイアス
レベルとの間でレベルが変化するマルチパルス期間とを
含むことできる。この態様によれば、例えばDVD−R
Wなどの記録媒体の場合に、マルチパルス期間におい
て、パルス毎にレーザパルスのレベルがバイアスレベル
まで下げられるので、レーザ光の照射による熱蓄積を減
少させることができる。
【0015】また、前記記録データは、スペース期間内
であって、先行する前記マーク期間終了直後に所定時間
のクーリング期間を含み、前記クーリング期間中の前記
レーザパルスのレベルは前記バイアスレベルに等しくす
ることができる。これにより、マーク期間終了後におい
てもレーザ光の照射を減少させることができ、またマー
ク部の終了エッジをより強調することができる。
【0016】上記の情報記録再生装置のさらに他の一態
様では、前記記録データは、前記マーク期間中におい
て、前記ライトパワーレベル及び前記バイアスレベルを
含む複数の異なるレベルを有する複数の区間により構成
され、前記制御手段は、前記区間毎に前記レーザパルス
のレベルを制御可能とすることができる。これによれ
ば、記録のために採用するライトストラテジーの如何に
拘わらず、マーク期間を複数の期間に区分し、各区間ご
とにレベルを調整して、レーザ光の照射量を緻密に制御
することができる。
【0017】上記の情報記録再生装置において、光源は
レーザダイオードとすることができる。その場合、前記
バイアスレベルは、前記光源に対してバイアス電流を供
給したときに前記光源から出射されるレーザ光の出力レ
ベルであり、前記バイアス電流は、前記レーザダイオー
ドの閾値電流よりも大きくすることができる。これによ
り、レーザダイオードの出力特性の線形領域で、レーザ
ダイオードに供給する電流と、各レベルとを規定するこ
とができ、レーザパルスのレベルを安定的に制御するこ
とができる。
【0018】本発明の他の観点によれば、記録媒体にレ
ーザ光を照射して、記録データに応じた記録マークを形
成する情報記録方法において、記録データに基づいて前
記光源を駆動することにより、前記記録媒体上にレーザ
パルスを照射するステップを備え、前記レーザパルスを
照射するステップは、記録時には、前記記録データのマ
ーク期間中において、前記レーザ光の出力レベルを、前
記記録マークを形成するために必要なライトパワーレベ
ルと、バイアスレベルとの間で変化させ、前記バイアス
レベルを前記記録マークを再生するために必要なリード
パワーレベルよりも低くする。
【0019】上記の情報記録方法は、例えばDVD−
R、DVD−RWなどの光ディスクにレーザ光を照射
し、ディスク上に記録マークを形成することにより情報
の記録を行う。具体的には、記録データに基づいて光源
を駆動することにより、前記記録媒体上にレーザパルス
を照射して記録マークを形成する。記録データは、マー
ク期間中において、レーザパルスのレベルを、前記記録
マークを形成するために必要なライトパワーレベルと、
バイアスレベルとの間で変化させる。ここで、前記バイ
アスレベルを、前記記録マークを再生するために必要な
リードパワーレベルより低くしているので、記録中に記
録媒体に照射されるレーザ光量を減少させることがで
き、熱蓄積や熱拡散などの影響を軽減することができ
る。その結果、記録媒体上に適切な形状の記録マークを
形成し、情報の記録精度を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0021】[記録パルス波形]本発明は、いわゆるマ
ルチパルスタイプのライトストラテジー等、バイアスレ
ベルを用いるライトストラテジーを適用した記録パルス
波形において、レーザ光照射により記録マークを形成す
る部分(以下、「マーク期間」と呼ぶ。)のバイアスレ
ベルをリードパワーレベルよりも小さくしたことを特徴
とする。これにより、例えばマルチパルスによる熱蓄積
の軽減効果を向上させ、適正な形状の記録マークの形成
を可能とする。
【0022】図1に本発明による記録パルス波形の例を
示す。図1(a)は記録媒体としてDVD−Rを使用す
る場合の記録パルス波形の例であり、図1(b)は記録
媒体としてDVD−RWを使用する場合の記録パルス波
形の例である。
【0023】図1(a)に示すように、記録データは、
マーク期間とスペース期間(記録マークを形成しない部
分)により構成される。図1は8Tのマーク期間を例示
している。本発明で採用するマルチパルスタイプの記録
パルス波形は、マーク期間に1つのトップパルスと、マ
ーク期間の長さに応じた数の個別パルスを含む。例えば
長さ3Tのマークに対応する記録パルス波形のマーク期
間はトップパルスのみを有し、4Tの長さのマーク期間
はトップパルスと1つの個別パルスを有し、5Tの長さ
のマーク期間はトップパルスと2つの個別パルスを含
む。図1(a)に示す8Tのマーク期間は、1つのトッ
プパルス60と、5つの個別パルス61を有する。な
お、以下の説明ではトップパルス60及び複数の個別パ
ルス61により構成される部分を総称してマルチパルス
部62とも呼ぶことがある。
【0024】記録パルス波形のパワーレベルは、レーザ
出力をオフとした場合のレーザオフレベルPo(レーザ
出力パワー=0)と、バイアスレベルPbと、リードパ
ワーレベルPrと、ライトパワーレベルPwのいずれか
となる。ここで、本発明では、記録パルス波形のマーク
期間において、マルチパルス部62のレベルをバイアス
レベルPbとライトパワーレベルPwとの間で変化さ
せ、このバイアスレベルPbを、リードパワーレベルP
rよりも小さくする。即ち、図1(a)に示すように、
スペース期間においては、記録パルス波形は後述のAP
C制御により基本的にリードパワーレベルPrに維持さ
れる。マーク期間においては、マルチパルス部を構成す
る各パルス60及び61は、リードパワーレベルPrよ
り低いバイアスレベルPbと、ライトパワーレベルPw
との間で変化する。
【0025】比較のため、図2(a)に、一般的なマル
チパルスタイプの記録パルス波形の例を示す。マーク期
間内の各パルス60及び61は、リードパワーレベルP
rとライトパワーレベルPwとの間でレベルが変化して
いる。
【0026】このように、本発明では、マーク期間内の
記録パルス波形のレベルは、ライトパワーレベルPw以
外の部分では、リードパワーレベルPrよりもレベルが
低いバイアスレベルまで低下するので、熱蓄積などの問
題をより軽減することが可能となる。
【0027】図1(b)は、DVD−RWの記録パルス
波形について同様に本発明を適用した場合の例である。
DVD−RWの場合、マーク期間のマルチパルス部62
以外の部分及びスペース期間では記録パルス波形のレベ
ルはAPC制御によりイレースパワーレベルPeに維持
される。一方、マーク期間のマルチパルス部62では、
先に述べたDVD−Rの場合と同様に、バイアスレベル
PbとライトパワーレベルPwとの間でレベルが繰り返
し変化する。
【0028】比較のため、DVD−RWの場合の一般的
な記録パルス波形例を図2(b)に示す。図2(b)に
示す例では、マーク期間のマルチパルス部62において
記録パルス波形のレベルはリードパワーレベルPrとラ
イトパワーレベルPwとの間で変化している。このよう
に、DVD−RWの場合も、マルチパルス部62におけ
る記録パルス波形のレベルをライトパワーレベルPw
と、リードパワーレベルPrよりも低いバイアスレベル
Pbとの間で変化させることにより、熱蓄積や熱拡散が
記録マーク形成に与える悪影響を軽減することができ
る。
【0029】なお、図1(a)及び図1(b)に示す記
録パルス波形例では、バイアスレベルPbをレーザオフ
レベルPo(即ち、レーザ出力パワー=0)と、リード
パワーレベルPrとの間の所定レベルに設定している
が、これはバイアスレベルPbを決定する際の一例に過
ぎない。本発明では、マーク期間のマルチパルス部62
内においてバイアスレベルPbとライトパワーレベルP
wとの間でレベルを変化させるので、最低条件として、 バイアスレベルPb<リードパワーレベルPr が成立すれば、熱蓄積の影響を軽減する効果が得られ
る。また、理論上は、バイアスレベルPb=レーザオフ
レベルPoとし、マーク期間におけるマルチパルス部6
2のレベルをレーザオフレベルPoとライトパワーレベ
ルPwとの間で変化させることもできる。なお、バイア
スレベルPbの決定方法については、さらに後述する。
【0030】また、図1(a)に示すDVD−Rの場合
の記録パルス波形例では、スペース期間においては記録
パルス波形はリードパワーレベルPrに維持されている
が、スペース期間においても矢印65で示すように、記
録パルス波形のレベルをバイアスレベルPb近くまで下
げてもよい。これにより、マーク期間終了後に光ディス
クに与えられる熱量が減少するので、マーク期間に対応
して形成される記録マークの特に後端部の形状が良好と
なることが期待できる。また、スペース期間が短い場合
には、それに続く次のマーク期間に対応する記録マーク
(特に前端部)の形状が良好になることも期待できる。
【0031】また、図1(b)に示すDVD−RWの場
合は、マーク期間終了直後(即ち、スペース期間の先
頭)にクーリングパルスが設けられることがあるが、そ
の場合には、クーリングパルスのレベルもリードパワー
レベルPrではなく、バイアスレベルPbに下げるよう
にしてもよい(符号66参照)。
【0032】[情報記録再生装置の構成]次に、上述の
記録パルス波形を利用する情報記録再生装置の構成につ
いて説明する。図3に、本発明の実施形態にかかる情報
記録再生装置の全体構成を概略的に示す。情報記録再生
装置1は、光ディスクDに情報を記録し、また、光ディ
スクDから情報を再生する。光ディスクDとしては、例
えば1回に限り記録が可能なCD−R(Compact Disc-R
ecordable)、DVD−Rや、複数回にわたって消去及
び記録が可能なCD−RW(Compact Disc-Rewritabl
e)、DVD−RWなどの種々の光ディスクを使用する
ことができる。
【0033】情報記録再生装置1は、光ディスクDに対
して記録ビーム及び再生ビームを照射する光ピックアッ
プ2と、光ディスクDの回転を制御するスピンドルモー
タ3と、光ディスクDへの情報の記録を制御する記録制
御部10と、光ディスクに既に記録されている情報の再
生を制御する再生制御部20と、スピンドルモータ3の
回転を制御するスピンドルサーボ、並びに光ピックアッ
プ2の光ディスクDに対する相対的位置制御であるフォ
ーカスサーボ及びトラッキングサーボを含む各種サーボ
制御を行うためのサーボ制御部30と、を備える。
【0034】記録制御部10は、記録データを受け取
り、後述の処理により光ピックアップ2内部のレーザダ
イオードを駆動するための駆動信号SDを生成して、こ
れを光ピックアップ2へ供給する。
【0035】再生制御部20は、光ピックアップ2から
出力される読取RF信号Srfを受け取り、これに対して
所定の復調処理、復号化処理などを施して再生信号を生
成して出力する。
【0036】サーボ制御部30は、光ピックアップ2か
らの読取RF信号Srfを受け取り、これに基づいてトラ
ッキングエラー信号及びフォーカス信号などのサーボ信
号S1を光ピックアップ2へ供給するとともに、スピン
ドルサーボ信号S2をスピンドルモータ3へ供給する。
これにより、トラッキングサーボ、フォーカスサーボ、
スピンドルサーボなどの各種サーボ処理が実行される。
【0037】なお、本発明は主として記録制御部10に
おける記録方法に関するものであり、再生制御及びサー
ボ制御については既知の種々の方法が適用できるので、
それらについての詳細な説明は行わない。
【0038】また、図3は本発明の1つの実施形態とし
て情報記録再生装置を例示しているが、本発明は記録専
用の情報記録装置に適用することも可能である。
【0039】図4に、光ピックアップ2及び記録制御部
10の内部構成を示す。図4に示すように、光ピックア
ップ2は、光ディスクDに対して情報を記録するための
記録ビーム及び光ディスクDから情報を再生するための
再生ビームを生成するレーザダイオード(LD)11
と、レーザダイオード11から出射されたレーザ光を受
光して、レーザ光に対応するレーザパワーレベル信号S
10を出力するフロントモニタダイオード(FMD)1
6とを備える。
【0040】なお、光ピックアップ2は、この他に再生
ビームの光ディスクDによる反射ビームを受光して読取
RF信号Srfを生成するための光検出器や、記録ビーム
及び再生ビーム並びに反射ビームを適切な方向に案内す
る光学系などの既知の構成要素を備えるが、それらの図
示及び詳細な説明は省略する。
【0041】一方、記録制御部10は、レーザダイオー
ド(LD)ドライバ12と、APC(Automatic Power
Control)回路13と、サンプルホールド(S/H)回
路14と、コントローラ15と、バッファ17とを備え
る。
【0042】LDドライバ12は、記録データに応じた
電流をレーザダイオード(LD)11に供給して、光デ
ィスクDへ情報の記録を行う。
【0043】図4に示すように、LDドライバ12は、
電圧/電流(V/I)変換器121と、インターフェー
ス(I/F)122と、D/Aコンバータ123及び1
24と、ドライバ125及び126と、スイッチSW1
及びSW2とを備える。
【0044】サンプルホールド回路14は、サンプルホ
ールド信号S5により規定されるタイミングでレーザパ
ワーレベル信号S10のレベルをサンプルし、ホールド
する。
【0045】APC回路13は、サンプルホールド回路
14の出力信号S11に基づき、LDドライバ12のパ
ワー制御を行う。具体的には、サンプルホールド回路1
4は、DVD−Rの場合、レーザダイオード11から出
射されるレーザ光のリードパワーレベルが一定となるよ
うにLDドライバ12の制御を行い、DVD−RWの場
合にはレーザ光のイレースパワーレベルが一定となるよ
うにLDドライバ12の制御を行う。
【0046】コントローラ15は、主として記録動作と
APC制御とを行う。図4に示すように、コントローラ
15は、スイッチング制御部151と、記録レベル制御
部154と、APC制御部155とを備える。
【0047】スイッチング制御部151は、ライトパル
ス生成部152とインバータ回路153とを備え、コン
トローラ15へ入力される記録データに基づいて、LD
ドライバ12内のスイッチSW1及びSW2のスイッチ
ング信号S1及びS2を生成する。
【0048】記録レベル制御部154は、リードパワー
レベル、ライトパワーレベル、イレースパワーレベルな
どを決定するための記録レベル信号S3を生成し、LD
ドライバ12のI/F122へ供給する。
【0049】APC制御部155は、APCループによ
るサーボ制御の目標値であるAPC目標値S4を生成し
てAPC回路13へ供給するとともに、サンプルホール
ド回路14によるサンプル及びホールドのタイミングを
示すサンプルホールド信号S5をサンプルホールド回路
14へ供給する。
【0050】なお、上記の構成例では、サンプルホール
ド回路14を利用してAPCループを構成しているが、
サンプルホールド回路14に代えてボトムホールド回路
を使用し、フロントモニタダイオード16から出力され
るレーザパワーレベル信号S10のボトム値を利用して
APCサーボを実行することも可能である。
【0051】[記録/再生時の動作]次に、図4に示す
記録制御部10が光ピックアップ2を利用して行う記録
制御について説明する。記録制御部10は、大別して記
録/再生制御とAPC制御とを実行する。 (I)記録/再生制御 まず、記録/再生制御について説明する。なお、以下の
説明はまずDVD−Rの場合について行う。記録動作で
は、コントローラ15内の記録レベル制御部154は、
電流I2及びI3を生成するための記録レベルデータS
3をLDドライバ12へ供給する。電流I2及びI3
は、図1(a)に示す記録パルス波形のリードパワーレ
ベルPr及びライトパワーレベルPwを作り出すために
使用される。
【0052】記録レベル信号S3のうち、電流I2に対
応するデータはLDドライバ12内のI/F122を通
じて、D/Aコンバータ123へ供給される。D/Aコ
ンバータ123は対応するアナログ信号を生成し、それ
によりドライバ125を駆動して電流I2を生成してス
イッチSW1へ供給する。一方、記録レベル信号S3の
うち、電流I3に対応するデータはLDドライバ12内
のI/F122を通じて、D/Aコンバータ124へ供
給される。D/Aコンバータ124は、対応するアナロ
グ信号を生成し、それによりドライバ126を駆動して
電流I3を生成してスイッチSW2へ供給する。
【0053】コントローラ15内のスイッチング制御部
151は、記録データに基づいて、スイッチング信号S
1及びS2を生成する。具体的には、ライトパルス生成
部152が図1(a)に示す記録データに基づいて、複
数のパルス列から構成されるライトパルス信号を生成
し、これをスイッチング信号S1としてLDドライバ1
2へ供給する。また、インバータ153は、記録データ
を反転したデータを生成し、これをスイッチング信号S
2としてLDドライバ12へ供給する。
【0054】LDドライバ12内では、電流I1がV/
I変換器121からレーザダイオード11へ供給されて
いる。図1(a)に示すように、電流I1は記録パルス
信号のバイアスレベルを規定している。
【0055】図1(a)を参照すると、マーク期間にお
いては、記録データをインバータ153で反転した波形
を有するスイッチング信号S1によりスイッチSW1が
制御されるため、スイッチSW1はオフとなり、電流I
2はレーザダイオード11に供給されない。また、マー
ク期間においては、ライトパルス信号と同様のスイッチ
ング信号S2によりスイッチSW2が制御されるので、
ライトパルス信号に従ってスイッチSW2が切り換えら
れて電流I3が間欠的にレーザダイオード11に供給さ
れる。その結果、図1(a)に示すように、マーク期間
においては、バイアスレベル(電流I1のみに対応す
る)と、ライトパワーレベル(電流I1+I3に対応す
る)の間でレベルが間欠的に変化する記録パルス波形が
得られる。
【0056】一方、スペース期間では、ライトパルス生
成部152はライトパルスを生成しないため、スイッチ
SW2は常にオフとなり、電流I3はレーザダイオード
11に供給されない。また、記録データをインバータ1
52で反転したスイッチング信号S1によりスイッチS
W1が切り換えられるので、スペース期間ではスイッチ
SW1は常にオンとなり、電流I2がレーザダイオード
11に供給される。よって、スペース期間では、図1
(a)に示すように、記録パルス信号はリードパワーレ
ベルPr(電流I1+I2に対応する)に維持される。
【0057】一方、再生時は、スペース期間と同様に常
に電流I1+I2がレーザダイオード11に供給され、
記録パルス波形はリードパワーレベルPrを維持する。
これにより、記録データの再生が行われる。
【0058】なお、前述のように、記録時のスペース期
間におけるリードパワーレベルPrを、再生時のリード
パワーレベルPrより下げる場合には、記録時と再生時
でリードパワーレベルPrを異ならせる必要がある。即
ち、記録時のスペース期間は後述のAPCサーボやサー
ボ制御が可能な範囲内でリードパワーレベルPrを下げ
てもよいが、再生時は記録データの再生を保証し、再生
品質(S/N)を確保するためにリードパワーレベルP
rを通常のレベルに維持する必要がある。よって、AP
C回路13へ供給されるAPC目標値も、再生時と記録
時のスペース期間とでは異なる値となる。
【0059】次にDVD−RWの場合について説明す
る。DVD−RWの場合も、基本的な動作はDVD−R
の場合と同様である。即ち、再生時には記録パルス波形
はリードパワーレベルPrに維持される。記録時のスペ
ース期間においては電流I1+I2がレーザダイオード
11に供給されるが、電流I2の値を増加させて記録パ
ルス波形をイレースパワーレベルPeとする。記録時の
マーク期間においてはバイアス電流I1に対して、スイ
ッチSW2により電流I3を選択的に追加して図1
(b)に示すような記録パルス波形を生成する。
【0060】(II)APC制御 次に、APC制御について説明する。APC制御は、再
生時、及び記録時のスペース期間において制御のための
信号生成が実行され、記録時のマーク期間には実行され
ない。APC制御は、レーザダイオード11、フロント
モニタダイオード16、バッファ17、サンプルホール
ド回路14、APC回路13及びV/I変換器121に
より構成されるAPCループにより実行される。
【0061】まず、DVD−Rの場合について説明す
る。DVD−Rの場合、APC制御は、レーザダイオー
ド11により出力されるレーザ光のレベルがリードパワ
ーレベルPrに常に維持されるように、LDドライバ1
2からレーザダイオード11に供給されるバイアス電流
I1のレベルを調整するものである。より詳細には、記
録データ(8−16変調されており、3T〜11T、1
4Tの長さのマーク期間及びスペース期間を有する)の
スペース期間のうち、長いスペース期間(例えば5T〜
11T、14Tのスペース期間)中において、リードパ
ワーレベルPrが一定となるようにLDドライバ12か
らのバイアス電流I1を調整する。
【0062】具体的には以下のように動作する。コント
ローラ15は、上述のように記録データに対応する記録
パルス波形を生成し、当該記録パルス波形に従ってLD
ドライバ12を駆動してレーザダイオード11からレー
ザ光を出射させる。
【0063】フロントモニタダイオード16は、光ピッ
クアップ2内のレーザダイオード11の近傍に配置さ
れ、レーザダイオード11から出射したレーザ光を受光
してそのレベルを示すレーザパワーレベル信号S10を
生成し、バッファ17を介してサンプルホールド回路1
4に供給する。
【0064】サンプルホールド回路14は、コントロー
ラ15のAPC制御部155から供給されるサンプルホ
ールド信号S5により与えられるタイミングで、フロン
トモニタダイオード16から供給されるレーザパワーレ
ベル信号S10をサンプルし、そのレベルを所定期間ホ
ールドする。コントローラ15から出力されるサンプル
ホールド信号S5は、APC制御のための信号生成を実
行する期間を示すパルスであり、具体的には、記録デー
タ中の比較的長いスペース期間(5T〜11T)中の所
定期間(APC制御のための信号生成を実行する期間で
あり、以下「APC期間」とも呼ぶ。)を示すパルス信
号である。よってサンプルホールド回路14は、記録デ
ータのスペース期間中のAPC期間においてレーザパワ
ーレベル信号S10のレベルをサンプルし、それ以外の
期間、そのサンプルレベルをホールドしてAPC回路1
3へ供給する。
【0065】APC回路13には、コントローラ15内
のAPC制御部からAPC目標値S4が供給されてい
る。APC目標値S4は、APCにより維持すべきレー
ザ光のレベルを示す値であり、この例ではリードパワー
レベルPrに対応する値である。APC回路13は、A
PC期間におけるレーザパワーレベル信号S10のレベ
ルが、APC目標値S4により示される一定レベルとな
るように、LDドライバ12内のV/I変換器121へ
制御信号S12を供給する。V/I変換器121は、入
力された制御信号S12により示される電圧を電流に変
換し、バイアス電流I1を出力する。
【0066】記録時のスペース期間及び再生時において
は、スイッチSW1を介して電流I2がレーザダイオー
ド11に供給されている。よって、レーザダイオード1
1はスペース期間において、リードパワーレベルPrに
対応する電流(I1+I2)で駆動され、リードパワー
レベルPrでレーザ光を出力する。温度その他の要因で
レーザダイオード11が出力するレーザ光の出力レベル
が変動すると、その変動分を吸収するようにAPCルー
プが動作してバイアス電流I1を変化させる。その結
果、スペース期間においては光出力波形はAPCにより
常にリードパワーレベルPrに維持されることになる。
【0067】なお、先に述べたように、図3(a)に示
すDVD−Rの場合、電流I2を小さくすることによ
り、スペース期間におけるリードパワーレベルPrを下
げることができるが、その場合には、コントローラ15
からAPC回路13に供給されるAPC目標値S4を小
さくすればよい。
【0068】次に、DVD−RWの場合について説明す
る。DVD−RWの場合、再生時はレーザ光の出力レベ
ルはリードパワーレベルPrに維持される。よって、A
PC回路13へ供給されるAPC目標値はリードパワー
レベルPrに対応する値とされ、電流I1+I2に基づ
いてレーザダイオード11が出力したレベルがリードパ
ワーレベルPrと一致するようにAPCループが動作す
る。一方、記録時のスペース期間では、レーザ光の出力
レベルはイレースパワーレベルPeに維持される。この
場合は、前述のように電流I2の値をDVD−Rの場合
よりも大きく設定すればよい。そして、APC回路13
へはイレースパワーレベルPeに対応するAPC目標値
が供給され、レーザ出力レベルをイレースパワーレベル
Peに維持するようにAPCループが動作する。
【0069】[バイアス電流I1の決定方法]次に、バ
イアス電流I1の決定方法について検討する。図5に、
レーザダイオードの出力特性を示す。図5において、横
軸はレーザダイオードの駆動電流Iを示し、縦軸はレー
ザ出力パワーPを示す。レーザダイオードは、駆動電流
が閾値電流Ith以下であるときはほとんど発光せず、出
力パワーはほぼゼロに近い。駆動電流が閾値電流Ithを
超えると、駆動電流Iの増加にほぼ比例して出力パワー
Pは増加する。前述のライトパワーレベルPw、イレー
スパワーレベルPe及びリードパワーレベルPrは、い
ずれも図5に示す出力特性が線形である領域、即ち、駆
動電流Iが閾値電流Ithより十分に大きい領域に設定さ
れる。
【0070】前述のように、本発明では、記録時のマー
ク期間においてマルチパルス部がバイアスレベルPbと
ライトパワーレベルPwとの間で変化するようにし、バ
イアスレベルPbをリードパワーレベルPrよりも小さ
くすることにより、熱蓄積や熱拡散などの影響を抑制す
るものである。よって、バイアスレベルPbはリードパ
ワーレベルPrよりも小さいレベルに設定される必要が
ある。そして、熱蓄積などの影響をできる限り小さくす
るという観点からは、バイアスレベルPbはできる限り
小さいことが望ましい。しかし、バイアス電流を閾値電
流Ithよりも小さくすると、動作点がレーザダイオード
の出力特性の非線形領域に入ってしまい、バイアス電流
I1に対するバイアスレベルPbが不安定となる可能性
がある。図1や図5などからわかるように、ライトパワ
ーレベルPw、イレースパワーレベルPe及びリードパ
ワーレベルPrはいずれもバイアスレベルPrを基準と
し、バイアス電流I1に対して電流I2やI3を追加す
ることにより得られるので、バイアスレベルPrが不安
定になると、他の各レベルがいずれも不安定となる恐れ
がある。以上より、バイアス電流I1は、レーザダイオ
ードの出力特性が線形になる領域、即ち閾値電流Ith付
近又はそれを超えた領域に設定することが好ましく、な
おかつ、なるべく閾値電流Ithに近いことがさらに好ま
しいといえる。
【0071】そうしてバイアス電流I1が決定される
と、図5に示すように、それぞれライトパワーレベルP
w、イレースパワーレベルPe及びリードパワーレベル
Prの出力が得られるように、電流I2及びI3を決定
すればよい。
【0072】なお、前述のように、DVD−Rの場合で
記録時のスペース領域においてリードパワーレベルを下
げて熱蓄積などの影響を抑制する場合(再生時のリード
パワーレベルは下げない)には、下げた後のリードパワ
ーレベルでAPCサーボ制御が可能であることが条件と
なる。
【0073】[変形例] (変形例1)次に、本発明の1つの変形例について説明
する。上述の実施形態においては、記録時の記録パルス
波形のうちマーク期間内においてマルチパルスをバイア
スレベルPbとライトパワーレベルPwとの間で変化さ
せることとし、バイアスレベルPbをリードパワーレベ
ルPrよりも小さくした。しかし、必ずしもマーク期間
内の全ての期間においてバイアスレベルをリードパワー
レベルPrより低下させなくても構わない。即ち、マー
ク期間をより細かな区間に区分し、各区間ごとにバイア
スレベルが異なるように記録パルス波形を調整すること
も可能である。
【0074】図6(a)に、記録パルス波形の1つのマ
ーク期間の付近を複数の区間に区分した例を示す。図6
(a)において、区間Aは記録動作以前の区間を示し、
区間Bは先行するスペース部の一部であり、区間Cはマ
ーク期間内であってマルチパルス部の直前の区間であ
り、区間Dはマーク期間内のマルチパルス部の区間であ
り、区間Eはマルチパルス部の直後の区間である。な
お、区間C及びEは、形成しようとするマーク長の範囲
内に限定されず、それぞれ先行するスペース期間又は後
続のスペース期間にもかかるか、又は、それらのスペー
ス期間全てをカバーしても構わない。
【0075】このように、記録パルス波形を複数の区間
に区分し、各区間毎に独立に又は所定の区間の組み合わ
せに対してバイアスレベルを低下させることができる。
また、区間毎に独立にバイアスレベルを異なるレベルに
設定することも可能である。さらには、図示の区間Dを
さらに細分化して複数の区間とし、それらについても独
立にバイアスレベルを制御することも可能である。例え
ば、図6(a)に示す区間Dを各パルス毎に細分化して
区間を規定し、トップパルスに続く区間のみにおいてバ
イアスレベルを低下させ、それ以外の区間においてはバ
イアスレベルを低下させない、などの制御も可能であ
る。
【0076】(変形例2)次に、本発明の他の変形例に
ついて説明する。上記の実施形態においては、マルチパ
ルスタイプの記録パルス波形に対して本発明を適用し、
バイアスレベルを調整しているが、本発明をマルチパル
スタイプ以外のライトストラテジーによる記録パルス波
形に適用することもできる。図6(b)に、一例として
マーク期間内に単一のパルスのみを有する記録パルス波
形に対して本発明を適用した例を示す。この例では、マ
ーク期間内の単一のパルス71の前後にバイアスレベル
の区間70及び72が存在し、それらの区間におけるバ
イアスレベルをリードパワーレベルPrより小さくする
ことができる。また、区間70のバイアスレベルと、区
間72のバイアスレベルとを異なるレベルに設定するこ
とも可能である。
【0077】(変形例3)次に、本発明のさらに他の変
形例について説明する。上記の実施形態では、バイアス
レベルの調整を、複数のマーク期間に対して同様に行っ
ていた。これに対し、種々の長さのマーク期間及びスペ
ース期間を含む記録パルス波形について、それらマーク
長やスペース長を考慮してバイアスレベルを調整するこ
とも可能である。例えば、3T〜5T程度の短いスペー
ス期間に続くマーク期間においては、6T以上の長いス
ペース期間に続くマーク期間におけるよりもバイアスレ
ベルを下げる量を大きくするとか、短いスペース期間の
前後のマーク期間においてのみバイアスレベルの調整を
行うなどが考えられる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マーク期間におけるパルスを、リードパワーレベルより
も低いバイアスレベルと、ライトパワーレベルとの間で
変化させることとしたので、記録時における熱蓄積や熱
拡散などの影響を抑制することができる。これにより、
より適正な形状の記録マークの形成が可能となり、記録
精度の改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による記録制御時の記録波形
を示す波形図である。
【図2】本発明の記録波形に対する比較例の記録波形例
を示す波形図である。
【図3】本発明を適用した情報記録再生装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】図1に示す記録制御部の構成を示すブロック図
である。
【図5】レーザダイオードのレーザ出力特性を示すグラ
フである。
【図6】本発明の変形例による記録パルス波形の例を示
す。
【符号の説明】
1 情報記録再生装置 2 光ピックアップ 3 スピンドルモータ 10 記録制御部 12 LDドライバ 13 APC回路 14 サンプルホールド回路 15 コントローラ 16 フロントモニタダイオード 20 再生制御部 30 サーボ制御部
フロントページの続き (72)発明者 田中 久生 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 中川 秀紀 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 内野 裕行 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 CC02 CC16 DD03 EE01 EE05 KK04 KK05 5D119 AA23 AA26 BA01 BB02 BB04 DA01 FA05 HA03 HA25 HA45 HA47 HA49 HA52 HA54 HA60 5D789 AA23 AA26 BA01 BB02 BB04 DA01 FA05 HA03 HA25 HA45 HA47 HA49 HA52 HA54 HA60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にレーザ光を照射して、記録デ
    ータに応じた記録マークを形成する情報記録再生装置に
    おいて、 前記レーザ光を出射する光源と、 前記記録データに基づいて前記光源を駆動することによ
    り、前記記録媒体上にレーザパルスを照射する制御手段
    と、を備え、 前記制御手段は、 記録時には、前記記録データのマーク期間中において、
    前記レーザパルスのレベルを、前記記録マークを形成す
    るために必要なライトパワーレベルと、バイアスレベル
    との間で変化させ、前記バイアスレベルは、前記記録デ
    ータを再生するために使用するリードパワーレベルより
    も低いことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記バイアスレベルは、前記光源からレ
    ーザ光を出射させないレベルであることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録データは、前記マーク期間中
    に、前記ライトパワーレベルと前記バイアスレベルとの
    間でレベルが変化するマルチパルス期間を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、再生時には前記レーザ
    パルスのレベルを前記リードパワーレベルとし、記録時
    には前記記録データのスペース期間中において、前記レ
    ーザパルスの出力レベルを前記リードパワーレベルより
    も低いレベルとすることを特徴する請求項1乃至3のい
    ずれか一項に記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記リードパワーレベルより低いレベル
    は、前記バイアスレベルと等しいことを特徴とする請求
    項4の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録データは、前記マーク期間中
    に、記録マークを消去するために必要なイレースパワー
    レベルを有する期間と、前記ライトパワーレベルと前記
    バイアスレベルとの間でレベルが変化するマルチパルス
    期間とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録データは、スペース期間内であ
    って、先行する前記マーク期間終了直後に所定時間のク
    ーリング期間を含み、前記クーリング期間中の前記レー
    ザパルスのレベルは前記バイアスレベルに等しいことを
    特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録データは、前記マーク期間中に
    おいて、前記ライトパワーレベル及び前記バイアスレベ
    ルを含む複数の異なるレベルを有する複数の区間により
    構成され、前記制御手段は、前記区間毎に前記レーザパ
    ルスのレベルを制御可能であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記光源はレーザダイオードであり、 前記バイアスレベルは、前記光源に対してバイアス電流
    を供給したときに前記光源から出射されるレーザ光の出
    力レベルであり、前記バイアス電流は、前記レーザダイ
    オードの閾値電流よりも大きいことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体にレーザ光を照射して、記録
    データに応じた記録マークを形成する情報記録方法にお
    いて、 記録データに基づいて前記光源を駆動することにより、
    前記記録媒体上にレーザパルスを照射するステップを備
    え、 前記レーザパルスを照射するステップは、 記録時には、前記記録データのマーク期間中において、
    前記レーザ光の出力レベルを、前記記録マークを形成す
    るために必要なライトパワーレベルと、バイアスレベル
    との間で変化させ、前記バイアスレベルは、前記記録デ
    ータを再生するために必要なリードパワーレベルよりも
    低いことを特徴とする情報記録方法。
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