JP3734621B2 - 光情報記録方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報記録方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばCD−R(Compact Disk−Recordable)ドライブ装置のような記録可能な光情報記録装置が実用化され、さらに大容量化、高速記録化を目指した研究がなされている。記録可能な光ディスク媒体としては、色素系メディアを用いた追記型光ディスクや、光磁気メディアや相変化型メディアを用いた書換え可能なディスクなどが挙げられる。
【0003】
一般の光ディスク記録装置では、半導体レーザを光源とし、記録情報によりパルス変調された半導体レーザからのレーザ光を記録媒体に照射することで、記録マークを形成する。このとき、記録するレーザ光のパワーにより記録マークの形状状態が変化するため、従来では、記録媒体の特性に適した記録パワーを求めるために、記録開始の準備として予め所定の領域に記録パワーを変化させながら試し書きを行ない、試し書き後、その領域中で再生信号の対称性(Asymmetry)が最も良好であるエリアを記録したパワーを最適記録パワーとして求める、といういわゆるOPC(Optimum Power Control)法が用いられている。実際のデータの記録時にはこのようにして求めた最適記録パワーを維持しながら記録を行なう。
【0004】
ところが、たとえ試し書きによって最適記録パワーを得て、その最適記録パワーを保ちながらデータを記録するようにしていても、半導体レーザの発光出力の温度変化などにより記録媒体に照射されるパワーが最適記録パワーと異なったり、記録媒体の面内の感度ぱらつき、或いは、チルトと呼ばれるレーザ照射光に対するディスクの傾き等により、最適となる記録パワーがデータ記録領域内で異なったりと、常に最適記録パワーで記録することかできない、という問題がある。
【0005】
この問題を解決するための提案例として、例えば特公昭57−60696号公報等がある。同公報例では、光ディスクにデータの記録を行なうとき、記録中の反射光の変化を検出しその検出信号に基づいて光源の出力を制御するようにしている。これによれば、記録マークの形成状態を記録中に得ることができるため、記録中での半導体レーザのパワー変動やチルトやメディア感度のばらつきなどによる最適記録パワーのずれを補正するように制御しながら記録することができる。より具体的には、上記と同様の試し書きを行なう際に前述の反射光量の変化を示す検出信号を書き込んだ記録パワーと対応付けて保持しておき、試し書き後、再生信号を制御目標値とし、逐次半導体レーザの記録パワーを制御するというものである。これと同様の技術が、R−OPC(Running-Optimum Power Control)なる制御方式としてCD−Rドライブ装置にも実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、記録マークの形成は記録線速度などの記録条件、及び、記録媒体の記録感度特性に大きく依存し、記録条件や記録媒体によっては、以下のような問題がある。
【0007】
即ち、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化が殆ど現れない、或いは、反射光量は照射光量とその領域の反射率により決定するため照射パワーの変化分が支配的で、記録マーク形成による反射光量の変化分の検出が困難である、という問題である。この問題は、記録媒体の違いだけでなく、同一媒体であっても記録線速度の違いにより(これは、記録感度特性の変化と同義)、起こり得る問題である。特に、高記録線速度になる程、顕著となる。
【0008】
また、記録波形を単一の矩形波ではなく、複数個のパルスにより1つの記録マークを形成する、といういわゆるマルチパルス記録方法があり、大容量記録に適した記録方法であり、多用されている。しかし、個々のパルス幅が短く半導体レーザの発光状態が短時間で切り替わるため、記録パワーにによる反射光量の変化を得る前に遮断パルスにより反射光量が急減し、再び、加熱パルスで反射光量が急増するような変化を示すようになり、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化を検出するのが困難である。
【0009】
そこで、本発明は、記録媒体の特性や記録線速度、記録方法等に依存することなく、記録中での記録マークの形状状態を検出することができ、光源のパワー変動やチルトや記録媒体の感度ばらつきなどによる最適記録パワーのずれを補正するように制御しながら記録することができる光情報記録方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、光源制御手段により光源を所定の情報に従い変調するとともにその出力パワーを制御し、前記光源からの出力光を記録媒体に照射しその照射光の強弱により反射率が変化する記録マークを形成するか否かに応じて情報を記録するようにした光情報記録方法において、前記記録媒体からの反射光を受光手段により受光して受光信号に変換し、前記受光信号のボトム値を検出しホールドすることで前記光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後の反射光量を検出し、検出された当該反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにした。
【0011】
従って、光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後から或る所定区間内における受光信号又は受光信号の変化を検出することで、記録中に記録マークの形成状態を検出することができ、この検出結果に応じて光源の出力パワーを制御することで、光源の出力変動や記録媒体のチルトや感度ばらつき等による最適記録パワーの変動が生じても常にその状態における最適記録パワーに制御しながら記録することができる。さらには、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化が殆ど現れない、或いは、記録パワーの変化成分に埋もれてその検出が困難である記録媒体や記録条件であったとしても最適記録パワーに制御しながら記録することができる。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光情報記録方法において、前記光源の出力光の一部をモニタ受光し、前記光源のボトムパワー出力時にはモニタ出力をサンプリングするとともに前記光源の記録パワー出力時にはサンプリングされた前記モニタ出力をホールドし、前記光源のボトムパワー出力時にはホールドされた前記モニタ出力と前記ボトムパワーとが等しくなるようにAPC回路により前記光源のボトムパワーを制御し、前記光源の記録パワー出力時には検出された前記反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにした。従って、記録マークの形成状態の検出時には光源の出力パワーは変動しないため、正確な検出、即ち、正確な記録パワーの制御が可能となる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光情報記録方法において、前記光源制御手段による前記光源の変調方法が、複数個のパルス列により1つの記録マークを形成するマルチパルス記録方法である。従って、DVD等の大容量記録方式の場合にも支障なく適用できる。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一に記載の光情報記録方法において、前記記録媒体は、ヒートモードにより記録マークが形成される記録材料からなる記録層を有する。従って、反射光量の変化の感度が非常に高く、照射直後に記録マークを形成できる記録媒体であるので、請求項1ないし3の何れか一に記載の光情報記録方法に好適に適用できる。
【0022】
請求項5記載の発明は、所定の情報に従い変調される光源からの出力光を記録媒体に照射しその照射光の強弱により反射率が変化する記録マークを形成するか否かに応じて情報を記録する光情報記録装置において、前記記録媒体からの反射光を受光して受光信号に変換する受光手段と、前記光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した記録マーク直後の反射光量からスポット内に記録マークが存在しないときの反射光量となるまでの区間内における前記受光手段による受光信号のボトム値を検出し保持するボトムホールド手段と、このボトムホールド手段の出力値を前記ボトムパワーに制御した直後のタイミングで取り込む第1のサンプリング手段と、前記光源を所定の情報に従い変調するとともに前記第1のサンプリング手段により検出された前記光源の出力がボトムパワーへ変化した直後の反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源の出力パワーを制御する光源制御手段と、を備えた。
【0023】
従って、光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後から或る所定区間内における受光信号又は受光信号の変化を検出する検出手段を設けることで、記録中に記録マークの形成状態を検出することができ、この検出結果に応じて光源の出力パワーを制御する光源制御手段を設けることで、光源の出力変動や記録媒体のチルトや感度ばらつき等による最適記録パワーの変動が生じても常にその状態における最適記録パワーに制御しながら記録することができる。さらには、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化が殆ど現れない、或いは、記録パワーの変化成分に埋もれてその検出が困難である記録媒体や記録条件であったとしても最適記録パワーに制御しながら記録することができる。
【0030】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の光情報記録装置において、前記光源の出力光の一部をモニタ受光するモニタ用受光手段と、前記光源のボトムパワー出力時には前記モニタ用受光手段のモニタ出力をサンプリングし前記光源の記録パワー出力時にはサンプリングされた前記モニタ出力をホールドするサンプルホールド回路と、このサンプルホールド回路の出力と前記ボトムパワーとが等しくなるように前記光源のボトムパワーを制御するAPC回路とを備え、前記光源のボトムパワー出力時には前記モニタ出力と前記ボトムパワーとが等しくなるように前記APC回路により前記光源のボトムパワーを制御し、前記光源の記録パワー出力時には検出された前記反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにした。従って、請求項5記載の光情報記録装置を実現する上で、APC回路と光源制御手段とにより容易に光源の出力パワーを制御できる。
【0032】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の光情報記録装置において、前記受光手段による受光信号をスポットが記録マークと重ならなくなった時刻以降であって次の記録パワーへの変化前の第2のタイミングで取り込む第2のサンプリング手段と、前記第1のサンプリング手段の出力を前記第2のサンプリング手段の出力により正規化して前記光源制御手段に対して出力する正規化手段と、をさらに有する。従って、ボトムパワーの光量と記録媒体のスペースでの反射率が変動しても誤差なく制御でき、より高精度に請求項5記載の光情報記録装置を実現できる。
【0035】
請求項8記載の発明は、請求項5ないし7の何れか一記載の光情報記録装置において、前記光源制御手段による前記光源の変調方法が、複数個のパルス列により1つの記録マークを形成するマルチパルス記録方法である。
請求項9記載の発明は、請求項5ないし8の何れか一に記載の光情報記録装置において、前記記録媒体は、ヒートモードにより記録マークが形成される記録材料からなる記録層を有する。従って、反射光量の変化の感度が非常に高く、照射直後に記録マークを形成できる記録媒体であるので、請求項5ないし8の何れか一に記載の光情報記録装置に好適に適用できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は本実施の形態の光情報記録装置を示す概略構成図である。まず、光源としての半導体レーザ(LD)1が設けられている。この半導体レーザ1に対しては、記録データ(所定の情報)に従い変調するとともに、その出力パワーを制御する光源制御手段としてのLD制御手段2が設けれている。また、この半導体レーザ1より出射された出力光PLを記録媒体3上に集光照射する対物レンズ等を含む光ピックアップ(PU)4が設けられている。さらに、記録媒体3からの反射光PdをPU4を介して受光し、受光信号に変換する受光素子等を含む受光手段5が設けられている。また、LD制御手段2により半導体レーザ1の出力パワーが記録パワーから記録マークが形成されないボトムパワー(通常は、再生パワーと同じ)に変化した直後の受光信号RFから記録マークの形成状態を検出する検出手段6が設けられている。ここに、この検出手段6の検出信号はLD制御手段2にフィードバックされており、LD制御手段2は検出信号に基づきその時刻での最適記録パワーからのずれを求め、最適記録パワーとなるように半導体レーザ1の出力パワーを制御する機能が付加されている。
【0037】
なお、特に図示しないが、光情報記録装置としては、記録媒体3に照射する光スポットを任意の位置に照射させるように制御するサーボ手段等を含んで構成されるのは当然であるが、本実施の形態の要旨には関係せず、周知技術を利用すればよいので説明も省略する。
次に、検出手段6及びLD制御手段2による最適記録パワーへの制御について説明する。図2は動作波形を示す波形図である。図中、(a)は半導体レーザ1の出力光PLの発光波形を示し、(b)はその発光波形による記録媒体3からの反射光Pdの波形を示す。ここで、Pw′は半導体レーザ1から出射した出力光PLの記録パワーであり、Pb′は半導体レーザ1から出射した出力光PLのボトムパワーである。このボトムパワーPb′は記録マークを形成しない程度に十分に低いパワーであり、通常は、再生パワーと同一とされる。
【0038】
このような状況下に、半導体レーザ1から出射した出力光PLはPU4を介して記録媒体3に照射される。この時、記録媒体3は或る一定の線速度で回転している(角速度一定方式=CAV方式の場合もあるが、この場合も或る半径位置では線速度は一定である)ので、相対的に光スポットは記録媒体3のトラック上を一定速度で進むことになり、記録パワーPw′の発光区間に図2(c)に示すような記録マークMが形成される。そして、ボトムパワーPb′の発光区間では記録マークMが形成されず、スペースとなる。
【0039】
ここで、図3(a)に記録パワーPw′からボトムパワーPb′へ変化する直前の時刻t=t10で形成された記録マークMと光スポットとの関係の模式図を示す。図示された記録マークMのエッジ(後端エッジ)のうち、bが最適記録パワーが記録媒体3に照射された場合、aが最適記録パワーよりも過小な場合、cが最適記録パワーよりも過大な場合を各々示している。このように最適記録パワーからずれる要因としては、記録パワーPw′そのものが最適記録パワーからずれている場合、記録媒体3の記録感度のばらつきなどにより最適記録パワーが面内で一定でない場合、記録媒体3のチルトや光スポットの焦点位置からずれ(デフォーカス)などにより記録媒体3上に照射される光が歪んで記録マーク形成に有効なパワーが不足する場合、等が挙げられる。また、上述の記録パワーPw′そのものが最適記録パワーからずれる要因としては、設定値そのものがずれている場合、半導体レーザ1の温度特性により発光パワーが変化した場合、等がある。よって、従来技術で前述したように、試し書きにより予め算出した最適記録パワーの設定値を一定に保つように半導体レーザ1の出力パワーを制御しても、形成される記録マークMはa又はcで示すように最適値からずれてしまう、という問題が発生する。
【0040】
また、図3(b)は記録パワーPw′からボトムパワーPb′へ変化した直後の時刻t=t11で形成された記録マークMと光スポットとの関係の模式図を示す。本実施の形態で想定している記録媒体3は記録マークMが形成されると反射率が下がる、という特性を持つので、この時刻t11での反射光量は形成された記録マークMに依存した値となる。即ち、図4に示すようになり、この値により記録マークMの形成状態を検出することができる。また、時刻t>t11においては、光スポットが進行するにつれ、スポット内の記録マークMの占める割合が徐々に減少していくので、反射光量は徐々に増加していき、或る値(スポット内に記録マークMが存在しないときの反射光量)になる。このボトムパワーPb′へ変化した時刻t=t11から或る所定の値になるまでの時間によっても、記録マークMの形成状態を検出することができる。また、記録パワーPw′照射中(t0≦t≦t10)の反射光量は、記録パワーPw′に変化した直後(t=t0)では、まだ、記録マークMが形成されていないので、反射光量が大きく、徐々に記録マークMが形成されるにつれて反射光量が減少するような変化を示す。例えば、最適記録パワーで記録した場合を例に採れば、反射光量の波形は図2(b)に示すようになる。
【0041】
ここに、図5は時刻(t=t11)以降の反射光量を受光手段5により受光信号RFに変換した信号波形図であり、前述した如く、記録マークMの形成状態により異なる。a,b,cは各々記録パワーPw′が図3で例示したように、過小、最適、過大である場合の受光信号の波形を示している。また、ボトムパワーPb′は一定であるとしている。図5によれば、ボトムパワーPb′へ変化した後の受光信号RFの波形の変化により、記録マークMの形成状態を検出できることがわかる。よって、記録開始前に試し書きをして最適記録パワーを算出する際、記録パワーPw′を変化させながら試し書きパターンを記録すると同時に、記録パワーPw′と検出手段6の検出結果との対応関係を保持しておき、試し書き後、再生信号の短マークの長マークに対する対称性などから最適記録パワーが求められれば、それに対応した検出手段6の検出結果を制御目標値として、この制御目標値と記録中の検出手段6の出力とが一致するように、LD制御手段2により記録パワーPw′を制御すれば、記録中に各種の変動があった場合でも、常に最適記録パワーに維持することができる。
【0042】
図6は、本実施の形態の検出手段6の構成例を示すもので、ボトムホールド手段10とサンプリング手段11とにより構成されている。ボトムホールド手段10は受光手段5による受光信号のボトム値(極小値)を検出してホールドする回路である。図5中に示すV1はボトムホールド手段10によりホールドされたボトム値の一例を示す。サンプリング手段11はこのボトムホールド手段10の出力値を所定のタイミングS1で取り込むもので、A/Dコンバータ等により構成されている。
【0043】
従って、ボトムホールド手段10の出力値を所定のタイミングS1でサンプリング手段11により取り込めば、その出力値(検出信号)V1が半導体レーザ1の出力がボトムパワーPb′へ変化した直後の反射光量に対応し、前述したように記録マークMの形成状態によった値となる。よって、この検出信号V1が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値V1bとなるようにLD制御手段2により記録パワーPw′を制御すればよいものとなる。
【0044】
本発明の第二の実施の形態を図7に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以下の各実施の形態でも同様とする)。本実施の形態は、前述の第一の実施の形態の構成に、半導体レーザ1の温度特性などによる出力変動を制御するためのAPC(Automatic Power Control)機能を併用したものである。APC機能は、一般には、半導体レーザの出射光の一部を受光素子によりモニタし、この受光信号と発光指令信号とが等しくなるように常時半導体レーザの順方向電流を制御することにより半導体レーザを所望の出力パワーで発光させるものである。ところが、本実施の形態等の如く、半導体レーザ1を高速で変調駆動するような場合には、高速のAPC回路が必要となり、これを構成するのは極めて困難かつ高価なものとなる。もっとも、ボトムパワーで発光時のモニタ信号をサンプル/ホールドし、これによりボトムパワー発光のみを制御することは比較的容易に実現できる。そこで、本実施の形態では、図6に示した構成に対して、モニタ用受光手段である受光素子(PD)12とサンプルホールド回路(S/H)13とAPC回路14とによるボトムパワー用のAPC機能がLD制御手段2側と選択的となるように付加されている。
【0045】
受光素子12は半導体レーザ1の出力光の一部をモニタ受光する。サンプルホールド回路13は、半導体レーザ1のボトムパワーPb′出力時には受光素子12のモニタ出力をサンプリングするともに、半導体レーザ1の記録パワーPw′出力時にはサンプリングされたモニタ出力をホールドする。APC回路14はサンプルホールド回路13の出力に従い半導体レーザ1のボトムパワーPb′を制御する。
【0046】
このような構成において、半導体レーザ1のボトムパワーPb′出力時には受光素子12のモニタ出力に従い、APC回路14により半導体レーザ1のボトムパワーPb′を制御する。また、半導体レーザ1の記録パワーPw′出力時には前述した実施の形態の如く、光源制御手段2により制御する。この結果、サンプリング手段11を経た検出信号V1がボトムパワーPb′の変動の影響を受けず、精度よく検出できるので、より高精度な記録パワー制御が可能となる。
【0047】
ちなみに、APC回路14により半導体レーザ1のボトムパワーPb′を制御し、これと連動させることにより記録パワーPw′の変動を抑制することもできるが、最適記録パワーからのずれの要因としては前述したその他の要因も大きく影響するので、本発明の課題を解決する上では妥当でない。
【0048】
本発明の第三の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態は、検出手段6の他の構成例を示すもので、ボトムホールド手段10とサンプリング手段(第1のサンプリング手段)11とサンプリング手段(第2のサンプリング手段)15と正規化手段としての除算器16とにより構成されている。ボトムホールド手段10、サンプリング手段11は前述した場合と同様である。サンプリング手段15は、ボトムホールド手段10の出力値を第2の所定のタイミングS2で取り込むもので、A/Dコンバータ等により構成されている。所定のタイミングS2は、光スポットが記録マークMと重ならなくなった時刻(光スポット径と記録線速度から求められる)以降であって、次の記録パワーPw′への変化前のタイミングである。このサンプリング手段15によりサンプリングされた値が図5中に示すV2であり、ボトムパワー光量と記録媒体3のスペースでの反射率が変動すればこのV2と連動してV1も変動する。よって、除算器16によりV1/V2なる演算をして正規化した検出信号がLD制御手段2に出力される。これが、最適記録パワーでの値V1b/V2bを目標値としてLD制御手段2により半導体レーザ1の記録パワーを制御すれば、ボトムパワー光量と記録媒体3のスペースでの反射率が変動しても誤差なく制御できる。
【0049】
なお、本実施の形態を構成する上では、サンプリング手段11,15は共通化させてもよい。また、スペースの間隔が短く、サンプルタイミングS2をとれない場合には、S2より長いスペースのときのみサンプリングさせるようにすればよい。
【0050】
参考構成例を図9に基づいて説明する。本参考構成例は、検出手段6のさらに他の構成例を示すもので、比較器17とパルス幅検出手段18とにより構成されている。比較器17は受光手段5による受光信号と所定の基準信号Vr(閾値)との大小を比較する。パルス幅検出手段18はこの比較器17の出力のパルス幅を検出する。
【0051】
図5において、V2或いはV2より若干低い値を閾値Vrとして受光信号RFと比較し、受光信号RFが閾値Vr以下となる時間をT2とすると、図からも分かるように、T2は記録マークMの形成状態に依存した値となる。即ち、最適記録パワーより過小であった場合にはT2は適正値T2bよりも小さくなり、過大であった場合にはT2は適正値T2bよりも大きくなる。図9の構成で考えれば、比較器17により受光信号RFと閾値Vrとを比較し、その大小を2値化する。この出力パルスがT2となる。パルス幅検出手段18がこのパルス幅T2を検出するもので、この出力を検出信号VT2とする。この検出信号VT2が試し書きの際に算出された最適記録パワーでの検出値VT2bになるように記録パワーを制御すればい。最適記録パワーのずれは急激に変化するものではないので、パルス幅検出手段18は比較器17の出力をローパスフィルタ等で平滑化しパルス幅を電圧に変換することなどにより、簡単に構成できる。もちろん、比較器17は2値化したパルスを出力するものに限らず、受光信号RFと閾値Vrとの誤差分をそのまま、或いは、増幅して出力し、これを平滑化して電圧に変換するものであってもよい。
【0052】
なお、本参考構成例において、閾値Vrを固定とせず、ボトムパワー光量と記録媒体3のスペースでの反射率の変動などによって変化するV2に合せて閾値Vrを変化させれば、ボトムパワー光量と記録媒体3のスペースでの反射率などが変動しても誤差なく制御することができる。この場合、V2は図8に示した構成中のサンプリング手段15により検出できる。検出されたV2の値(或いは直前の幾つかの値の平均値V2′)を図9(b)に示すように基準信号生成手段19によりそのまま或いは一定の割合でレベルシフトした値を新たな閾値Vr′として比較器17に入力させるようにすればよい。
【0053】
また、特に図示しないが、図5中に示した受光信号RFのボトム値V1と時間T2とを各々検出するようにし、これらの2つの検出値に基づき記録パワーを制御するようにすれば、より精度よく制御できる。即ち、記録媒体3からの反射光を受光手段5により受光して受光信号に変換し、半導体レーザ1の出力パワーをボトムパワーに制御した直後或いは直後付近における受光信号(ボトム値V1)を検出するとともに、ボトムパワーに制御した時刻から受光信号が所定の値になるまでの時間T2を検出し、これらの検出結果に応じてLD制御手段2により半導体レーザ1の出力パワーを制御するものである。このための検出手段は前述の実施の形態に示すような例を用い得る。
【0054】
本発明の第四の実施の形態を図10を参照して説明する。本実施の形態は、LD制御手段2による半導体レーザ1の変調方法が、複数個のパルス列により1つの記録マークを形成するマルチパルス記録方法である場合の適用例である。即ち、図10(a)に示すようなマルチパルス記録方法に従い半導体レーザ1を発光させて記録媒体3に記録マークMを形成する場合、記録媒体3からの反射光の波形は図10(b)に示すようになる。この場合、従来のように記録マーク形成中(t0≦t≦t10の区間)に反射光量の変化から記録マークの形成状態を検出することは極めて困難である。しかし、記録マーク形成直後(時刻t=t11以降)の反射光波形は(図10(b)中に丸を付して示す)、単パルス記録かマルチパルス記録か、といった記録波形の違いに関わらず形成された記録マークによってのみ決まる。つまり、記録マーク形成直後(時刻t=t11以降)の反射光波形は図2に示した単パルス記録の場合と同様になるので、前述した各実施の形態の場合と同様にして記録マークの形成状態を検出し得ることが分かる。そして、その検出信号が試し書きの際に算出した制御目標値となるように記録パワーを制御すればよい。また、時刻t2,t3,t4のように記録マーク形成中に一旦半導体レーザ1の出力パワーをボトムパワーに落とした直後の反射光量も時刻t=t11の場合とほぼ同じ値をとるので、図7等に示した場合と同様にして受光信号のボトムホールドを行い、その値をサンプリングすればよい。
【0055】
別の参考構成例を図11を参照して説明する。本参考構成例は、記録媒体3が、ヒートモードにより記録マークが形成される記録材料からなる記録層を有する場合への適用例を示す。記録媒体3の記録層はレーザ光照射による熱分解やそれに伴う基板変形による光学的変化を生じさせ、その変化により記録マークMを形成することで記録される。このようなヒートモードにより記録マークMが形成される記録媒体3に記録を行なう場合、記録中の反射光量の変化は非常に感度が高く、つまり、レーザ光を照射直後に反射率の異なった領域(記録マーク)が形成されるので、光学的変化を生じないパワー(ボトムパワー)までレーザパワーを落とした直後でも記録マークMの形成状態が検出できるので、前述した各実施の形態を好適に適用できる。
【0056】
ところで、このようなヒートモードにより記録マークが形成される記録媒材料としては、代表的には、有機色素が用いられる。その例としては、ポリメチン色素、ナフタロシアニン系、フタロシアニン系、スクアリリウム系、クロコニウム系、ピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノン系(インダンスレン系)、キサンテン系、トリフェニルメタン系、アズレン系、テトラヒドロコリン系、フェナンスレン系、トリフェノチアジン系染料、及び、金属錯体化合物等が挙げられる。これらの色素は光学特性、記録感度、信号特性等の向上の目的で他の有機色素及び金属、金属化合物と混合又は積層化させて用いるようにしてもよい。また、金属、金属化合物の例としては、In,Te,Bi,Se,Sb,Ge,Sn,Al,Be,TeO2,SnO,As,Cd等が挙げられ、各々を分散、混合或いは積層する形態で用いることができる。記録層の形成方法としては、蒸着、スパッタリング、CVD又は溶剤塗布などの通常の方法を用いればよい。塗布法を用いる場合には、上述した染料などを有機溶剤に溶解して、スプレー、ローラコーティング、ティッピング、スピンコーティング法等の慣用されているコーティング法で行なえばよい。
【0057】
また、上述した記録材料の種類や、記録層の膜厚などによって、記録時のマーク形成に伴う光学的変化の反応速度が異なってしまう。つまり、半導体レーザ1の出力が記録パワーからボトムパワーに変化した後でも記録マークが形成されることとなり、光学的変化の速度と線速度との関係で若干の差異はあるものの、受光信号RFは概ね図11に示すようになる。この場合でも、図5に示した場合と同様に記録マークの形成状態により検出量は異なるので、前述した各実施の形態を同様に適用できる。
【0058】
なお、ヒートモードによりマーク形成がなされる他の記録材料においても、記録中の反射光量の変化は基本的には同様の傾向を示すため、本発明が有効であるいうことはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後から或る所定区間内における受光信号又は受光信号の変化を検出することで、記録中に記録マークの形成状態を検出することができ、この検出結果に応じて光源の出力パワーを制御することで、光源の出力変動や記録媒体のチルトや感度ばらつき等による最適記録パワーの変動が生じても常にその状態における最適記録パワーに制御しながら記録することができ、また、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化が殆ど現れない、或いは、記録パワーの変化成分に埋もれてその検出が困難である記録媒体や記録条件であったとしても最適記録パワーに制御しながら記録することができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、記録マークの形成状態の検出時には光源の出力パワーは変動しないため、正確な検出、即ち、正確な記録パワーの制御を行なうことができる。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の光情報記録方法を、DVD等の大容量記録方式の場合にも支障なく適用できる。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、反射光量の変化の感度が非常に高く、照射直後に記録マークを形成できる記録媒体であるので、請求項1ないし3の何れか一に記載の光情報記録方法に好適に適用することができる。
【0067】
請求項5記載の発明によれば、光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後から或る所定区間内における受光信号又は受光信号の変化を検出する検出手段を設けることで、記録中に記録マークの形成状態を検出することができ、この検出結果に応じて光源の出力パワーを制御する光源制御手段を設けることで、光源の出力変動や記録媒体のチルトや感度ばらつき等による最適記録パワーの変動が生じても常にその状態における最適記録パワーに制御しながら記録することができ、さらには、記録パワー照射中に記録マーク形成による記録媒体からの反射光量の変化が殆ど現れない、或いは、記録パワーの変化成分に埋もれてその検出が困難である記録媒体や記録条件であったとしても最適記録パワーに制御しながら記録することができる。
【0071】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の光情報記録装置を実現する上で、APC回路と光源制御手段とを備えることにより容易に光源の出力パワーを制御できる。
【0073】
請求項7記載の発明によれば、ボトムパワーの光量と記録媒体のスペースでの反射率が変動しても誤差なく制御でき、より高精度に請求項5記載の光情報記録装置を実現できる。
【0076】
請求項9記載の発明によれば、反射光量の変化の感度が非常に高く、照射直後に記録マークを形成できる記録媒体であるので、請求項5ないし8の何れか一に記載の光情報記録装置に好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す光情報記録装置の概略構成図である。
【図2】動作波形を示す波形図である。
【図3】ボトムパワーへの変化の直前、直後の記録マークと光スポットとの関係を示す模式図である。
【図4】記録パワー−反射光量特性図である。
【図5】受光信号RFの信号波形図である。
【図6】検出手段の構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】参考構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態を示すマルチパルス波形図である。
【図11】別の参考構成例を示す受光信号RFの信号波形図である。
【符号の説明】
1 光源
2 光源制御手段
3 記録媒体
5 受光手段
6 検出手段
10 ボトムホールド手段
11 第1のサンプリング手段
12 モニタ用受光手段
13 サンプルホールド回路
14 APC回路
15 第2のサンプリング手段
16 正規化手段
Claims (9)
- 光源制御手段により光源を所定の情報に従い変調するとともにその出力パワーを制御し、前記光源からの出力光を記録媒体に照射しその照射光の強弱により反射率が変化する記録マークを形成するか否かに応じて情報を記録するようにした光情報記録方法において、
前記記録媒体からの反射光を受光手段により受光して受光信号に変換し、
前記受光信号のボトム値を検出しホールドすることで前記光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した直後の反射光量を検出し、
検出された当該反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにしたことを特徴とする光情報記録方法。 - 前記光源の出力光の一部をモニタ受光し、前記光源のボトムパワー出力時にはモニタ出力をサンプリングするとともに前記光源の記録パワー出力時にはサンプリングされた前記モニタ出力をホールドし、前記光源のボトムパワー出力時にはホールドされた前記モニタ出力と前記ボトムパワーとが等しくなるようにAPC回路により前記光源のボトムパワーを制御し、前記光源の記録パワー出力時には検出された前記反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録方法。
- 前記光源制御手段による前記光源の変調方法が、複数個のパルス列により1つの記録マークを形成するマルチパルス記録方法であることを特徴とする請求項1又は2記載の光情報記録方法。
- 前記記録媒体は、ヒートモードにより記録マークが形成される記録材料からなる記録層を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一に記載の光情報記録方法。
- 所定の情報に従い変調される光源からの出力光を記録媒体に照射しその照射光の強弱により反射率が変化する記録マークを形成するか否かに応じて情報を記録する光情報記録装置において、
前記記録媒体からの反射光を受光して受光信号に変換する受光手段と、
前記光源の出力パワーを記録マークが形成されないボトムパワーに制御した記録マーク直後の反射光量からスポット内に記録マークが存在しないときの反射光量となるまでの区間内における前記受光手段による受光信号のボトム値を検出し保持するボトムホールド手段と、
このボトムホールド手段の出力値を前記ボトムパワーに制御した直後のタイミングで取り込む第1のサンプリング手段と、
前記光源を所定の情報に従い変調するとともに前記第1のサンプリング手段により検出された前記光源の出力がボトムパワーへ変化した直後の反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源の出力パワーを制御する光源制御手段と、
を備えたことを特徴とする光情報記録装置。 - 前記光源の出力光の一部をモニタ受光するモニタ用受光手段と、
前記光源のボトムパワー出力時には前記モニタ用受光手段のモニタ出力をサンプリングし前記光源の記録パワー出力時にはサンプリングされた前記モニタ出力をホールドするサンプルホールド回路と、
このサンプルホールド回路の出力と前記ボトムパワーとが等しくなるように前記光源のボトムパワーを制御するAPC回路とを備え、
前記光源のボトムパワー出力時には前記モニタ出力と前記ボトムパワーとが等しくなるように前記APC回路により前記光源のボトムパワーを制御し、前記光源の記録パワー出力時には検出された前記反射光量が試し書きの際に算出した最適記録パワーに対応した制御目標値となるように前記光源制御手段により前記光源の出力パワーを制御するようにしたことを特徴とする請求項5記載の光情報記録装置。 - 前記受光手段による受光信号をスポットが記録マークと重ならなくなった時刻以降であって次の記録パワーへの変化前の第2のタイミングで取り込む第2のサンプリング手段と、
前記第1のサンプリング手段の出力を前記第2のサンプリング手段の出力により正規化して前記光源制御手段に対して出力する正規化手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項5記載の光情報記録装置。 - 前記光源制御手段による前記光源の変調方法が、複数個のパルス列により1つの記録マークを形成するマルチパルス記録方法であることを特徴とする請求項5ないし7の何れか一記載の光情報記録装置。
- 前記記録媒体は、ヒートモードにより記録マークが形成される記録材料からなる記録層を有することを特徴とする請求項5ないし8の何れか一に記載の光情報記録装置。
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