JP4122658B2 - 記録媒体駆動装置及びチルト検出方法 - Google Patents

記録媒体駆動装置及びチルト検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円盤状記録媒体を回転駆動して円盤状記録媒体に対してディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置及び円盤状記録媒体を回転駆動する際に生じるチルト量を検出するチルト検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばディジタルデータを光学的に記録した記録媒体として、いわゆるCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc 又は Digital Video Disc)等の光ディスクが広く知られている。
【0003】
このような光ディスクに対してディジタルデータの記録及び/又は再生を行う光ディスクドライブ装置は、回転駆動させた光ディスクに対して、光学ピックアップによりレーザ光を集光した微小スポットを所望の位置に照射し、ディジタルデータを記録及び/又は再生する。この際、光学ピックアップは、光ディスクに安定してディジタルデータを記録したり、光ディスクに記録されたディジタルデータを忠実に再生するために、光ディスクの盤面上に設けられたトラックにレーザ光を追従させて動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した光ディスクにおいては、使用及び/又は保存時の温度や湿度といった環境の影響や取り扱い状態による当該光ディスクの反りや光ディスクドライブ装置における光学ピックアップの傾きに起因して、ラジアルチルトが発生することがある。このチルトは、再生光学スポットに収差をもたらすことから、再生信号の歪みやMTF(Modulation Transfer Function)の低下、記録パワー効率の低下を引き起こすことが知られている。
【0005】
また近年では、光ディスクの高密度化のため、光ディスクドライブ装置においては、光学ピックアップにおける対物レンズの開口数(Numerical Aperture;NA)を増大させる傾向がみられ、例えば、CDの場合にはNAの値が0.45、DVDの場合にはNAの値が0.60といった対物レンズを使用している。これにともない光ディスクは、その基板厚の薄型化が図られている。そのため、光ディスクは、反りが生じやすくなっている上に、NAが大きいことから、収差の角度依存性も大きくなってきているのが現状である。
【0006】
これに対して、光ディスクドライブ装置においては、チルトを補償するために、専用のセンサを設けてチルト量を検出し、その検出信号に基づいて光学ピックアップにおける対物レンズやアクチュエータ等を傾ける方式のものが実用化されている。
【0007】
しかしながら、従来の光ディスクドライブ装置は、光ディスクが小径であった場合には、チルト量を検出するためのセンサを設置する場所は十分に確保できず、チルト量を検出することは困難であった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、従来の光ディスクドライブ装置におけるチルト検出方式の問題を解決し、光学ピックアップで得た信号からチルト量を検出する記録媒体駆動装置及びチルト検出方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明にかかる記録媒体駆動装置は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体を回転駆動し、円盤状記録媒体に対して、ディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置であって、円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段と、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出する振幅検出手段と、振幅検出手段により検出された信号の振幅に基づいてチルト量を検出するチルト検出手段とを備え、チルト検出手段は、レーザ光が信号情報記録側壁よりも円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅と、レーザ光が信号情報記録側壁よりも円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅との差分値をチルト量を示すチルト指示値として求めることを特徴としている。
また、本発明にかかる記録媒体駆動装置は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体を回転駆動し、円盤状記録媒体に対して、ディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置であって、円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段と、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出する振幅検出手段と、振幅検出手段により検出された信号の振幅に基づいてチルト量を検出するチルト検出手段とを備え、円盤状記録媒体上の記録領域に対する光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知するセンサにより得られた検知信号に基づいて、対物レンズの位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段から供給される対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、対物レンズが円盤状記録媒体上の記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別し、ゲートパルスを発生するゲートパルス発生手段と、ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいて開閉するスイッチ手段とを備え、振幅検出手段は、対物レンズが円盤状記録媒体上の記録領域の幅方向への中央近傍に位置した場合に、ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいてスイッチ手段が閉じることによって、信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出することを特徴としている。
【0010】
このような本発明にかかる記録媒体駆動装置は、円盤状記録媒体における信号情報記録側壁からの戻り光に基づいて、チルト量を検出する。
【0011】
また、上述した目的を達成する本発明にかかるチルト検出方法は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光し、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出し、検出した信号の振幅に基づいてチルト量を検出し、レーザ光が信号情報記録側壁よりも円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅と、レーザ光が信号情報記録側壁よりも円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅との差分値をチルト量を示すチルト指示値として求めることを特徴としている。
さらに、本発明にかかるチルト検出方法は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光し、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出し、検出した信号の振幅に基づいてチルト量を検出し、円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知して得られた信号に基づいて、円盤状記録媒体上の記録領域に対する対物レンズの位置を検出し、対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、対物レンズが円盤状記録媒体上の記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別してゲートパルスを発生し、ゲートパルスに基づいてスイッチ手段を閉じることによって、信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出することを特徴としている。
【0012】
このような本発明にかかるチルト検出方法は、円盤状記録媒体における信号情報記録側壁からの戻り光に基づいて、チルト量を検出する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
この実施の形態は、本発明にかかる記録媒体駆動装置を、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc 又は Digital Video Disc)、MD(Mini Disk、ソニー社商品名)等のディジタルデータが記録された円盤状記録媒体である光ディスクからディジタルデータを再生する光ディスク再生装置に適用したものである。ここではまず、この光ディスク再生装置によるチルト検出方法に関する原理について説明する。
【0015】
本発明を適用して好適な光ディスクは、図1及び図2に示すように、記録エリアに対して片側にウォブルが存在する案内溝であるグルーブを有するものである。すなわち、図1に示す光ディスクは、例えばFM変調(Frequency Modulation)された信号情報であるアドレス情報が付与されてウォブリングされた信号情報記録側壁Wを片側に有するグルーブ部Gと、ランド部Lとを交互に設け、これらのグルーブ部G及びランド部Lが、それぞれ、トラックTn-1,Tn,Tn+1,Tn+2,・・・を形成して記録エリアとされたランド/グルーブ基板である。また、図2に示す光ディスクは、いわゆるMD−data2フォーマットに準拠したものであって、ウォブルを有さない無変調案内溝であるストレートグルーブ部(straight groove)SGと、ダブルスパイラルと称され、例えば標準線速度に対して約80kHzでFM変調されたアドレス情報が付与されてウォブリングされた信号情報記録側壁Wを両側に有する変調案内溝であるウォブルグルーブ部(wobbled groove)WGとを交互に設け、ウォブルグルーブ部WGに付与された個々のアドレス情報が2つのトラックTA,TBに対応する形態である間欠ウォブル基板である。なお、以下の説明では、図2に示す間欠ウォブル基板の光ディスクを用いて説明する。また、以下の説明では、図3に示すように、ウォブルグルーブ部WGが、図示しない光学ピックアップからのレーザ光よりも光ディスクの内周側にある場合におけるビームスポットをスポットSAとし、光ディスクの外周側にある場合におけるビームスポットをスポットSBとする。これらのビームスポットは、いずれも、その強度分布がガウシアン分布を呈するガウスビームである。また、以下の説明では、スポットSAが照射しているトラックをトラックTAとし、スポットSBが照射しているトラックをトラックTBとする。
【0016】
光ディスクに照射されるスポットSAは、チルトによる影響を受けずに正常に照射された場合には、図4中実線部INAに示すように、その強度分布が両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して対称となる。したがって、ディスク表面で反射回折された戻り光は、両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して対称となる。
【0017】
一方、チルトによる影響を受け収差により歪むことに起因して、ウォブルグルーブ部WGの方向へ傾いた状態で光ディスクに照射されたスポットSAは、図4中破線部ITAに示すように、その強度分布が両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して非対称となり、ウォブルグルーブ部WGに照射されるレーザ光の強度が、正常に照射された場合よりも低くなり、ストレートグルーブ部SGに照射されるレーザ光の強度が、正常に照射された場合よりも高くなる。したがって、ディスク表面で反射回折された戻り光は、両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して非対称となり、両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGからの戻り光の強度もそれぞれ異なるものとなる。
【0018】
さらに、チルトによる影響を受け、ストレートグルーブ部SGの方向へ傾いた状態で光ディスクに照射されたスポットSBは、図示しないが、その強度分布が両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して非対称となり、ウォブルグルーブ部WGに照射されるレーザ光の強度が、正常に照射された場合よりも高くなり、ストレートグルーブ部SGに照射されるレーザ光の強度が、正常に照射された場合よりも低くなる。したがって、ディスク表面で反射回折された戻り光は、両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGに対して非対称となり、両側に位置するウォブルグルーブ部WG及びストレートグルーブ部SGからの戻り光の強度もそれぞれ異なるものとなる。
【0019】
実際にチルト量を変化させながら光ディスクにレーザ光を照射した場合におけるウォブルグルーブ部WGからの戻り光に基づく信号の特性を図5に示す。チルト量に対するスポットSAによるウォブルグルーブ部WGからの戻り光に基づく信号(ウォブル成分信号SIGA)の振幅の変化をプロットした曲線を曲線CAとし、チルト量に対するスポットSBによるウォブルグルーブ部WGからの戻り光に基づく信号(ウォブル成分信号SIGB)の振幅の変化をプロットした曲線を曲線CBとすると、同図に示すように、ウォブル成分信号SIGAの振幅と、ウォブル成分信号SIGBの振幅は、ともに、チルト量に依存し、チルト量が“0゜”である場合を中心として対称となる傾向がみられる。そして、これらのウォブル成分信号SIGAと、ウォブル成分信号SIGBとの差分で表される信号をチルト検出信号SIGTとすると、曲線CTで表されるように、チルト量が“0゜”である場合を中心として“約−0.7゜〜約+0.7゜”の範囲で線形性のある特性を得ることができる。
【0020】
本発明の実施の形態として図6に示す光ディスク再生装置10は、このような特性を利用してチルト量を検出し、補償するものである。
【0021】
光ディスク再生装置10は、同図に示すように、図示しない光ディスクに記録されているディジタルデータを読み出す光学ピックアップ手段である光学ピックアップ11と、この光学ピックアップ11から出力された信号を電流−電圧変換(IV変換)するIV変換回路12と、光学ピックアップ11を光ディスクとの距離が一定に保つようにトラッキングさせたり、図示しないスピンドルモータの回転駆動動作を制御するサーボ回路13と、所望の周波数成分の信号を通過する帯域通過フィルタ(Band Pass Filter;BPF)14と、光学ピックアップ11が有するセンサである位置検知部(Position Sensing Detector;PSD)27からの検知信号に基づいて、光ディスク上のトラックに対する対物レンズ25の位置を検出する位置検出手段であるPSD出力検出回路15と、このPSD出力検出回路15からの検出信号に基づいてゲートパルスを発生するゲートパルス発生手段であるゲートパルス回路16と、このゲートパルス回路16から発生されたゲートパルスに基づいて開閉するスイッチ手段であるスイッチ17と、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号の振幅を検出する振幅検出手段である振幅検出回路18と、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号がトラックTAからの戻り光によるものであるかトラックTBからの戻り光によるものかを判別するトラック判別回路19と、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号から光ディスクに記録されているアドレスを抽出して検出するアドレス検出回路20と、IV変換回路12から入力したRF信号に対して波形等化処理を施す波形等化手段であるイコライザ21と、イコライザ21から入力した信号からデータを抽出してデータ検出能力を判別するデータ判別手段であるデータ判別回路22と、チルト量の検出等を行うチルト検出手段であるチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23と、チルトの補償のために光学ピックアップ11のアクチュエータ26を駆動させるための制御を行うチルトドライブ回路24とを備える。
【0022】
光学ピックアップ11は、レーザダイオード28からのレーザ光を集光する対物レンズ25と、電磁力により対物レンズ25を駆動するアクチュエータ26と、光ディスク上のトラックに対する対物レンズ25の位置を検知する位置検知部27と、レーザ光を発光するレーザダイオード(Laser Diode;LD)28と、このレーザダイオード28から発光されたレーザ光を透過し且つ光ディスク表面で反射回折された戻り光を内部反射するプリズム29と、光ディスク表面で反射回折されてプリズム29により入射された戻り光を受光するフォトダイオード(Photo Diode;PD)30とを有する。
【0023】
対物レンズ25は、レーザダイオード28からのレーザ光を集光して図示しない光ディスクに照射する。
【0024】
アクチュエータ26は、コイルやマグネット等を有し、対物レンズ25を図示しない光ディスク上の所望の位置にトラッキングさせるために、電磁力により対物レンズ25をトラッキング駆動する。
【0025】
位置検知部27は、アクチュエータ26に付設され、光ディスク上のトラックに対する対物レンズ25の位置を検知するためのセンサである。位置検知部27は、検知信号を後述するPSD出力検出回路15に出力する。
【0026】
レーザダイオード28は、例えば半導体レーザからなる発光部を有し、レーザ光を発光する。レーザダイオード28から発光されたレーザ光は、プリズム29に入射される。
【0027】
プリズム29は、レーザダイオード28から発光されたレーザ光を入射して透過し、対物レンズ25へと出射するとともに、光ディスク表面で反射回折された戻り光を入射して内部反射し、フォトダイオード30に出射する。
【0028】
フォトダイオード30は、フォトディテクタや光電変換部を有し、光ディスク表面で反射回折されてプリズム29により入射された戻り光を受光し、電気信号に変換し、後段のIV変換回路12へ出力する。
【0029】
このような光学ピックアップ11は、レーザダイオード28から出射されたレーザ光を図示しない光ディスクに照射し、光ディスク表面で反射回折された戻り光を受光することによって、光ディスク表面のトラックに記録されているディジタルデータを読み出す。また、光学ピックアップ11は、図7に示すように、実際には、メインビームスポットとなるスポットSA(スポットSB)の他に、2つのサブビームスポットSS1,SS2を図示しない光ディスクに照射し、光ディスク表面で反射回折された戻り光を受光するための光学系を有する。これらのサブビームスポットSS1,SS2は、それぞれ、メインビームスポットの位置に応じて、ストレートグルーブ部SG又はウォブルグルーブ部WG上に照射される。これらのサブビームスポットSS1,SS2が光ディスク表面で反射回折された戻り光は、トラック判別回路19によるメインビームスポットのトラック判別に用いられる。
【0030】
IV変換回路12は、フォトダイオード30から出力された信号を電流−電圧変換する。IV変換回路12は、変換して得た信号を後段のサーボ回路13及び帯域通過フィルタ14に出力する。また、IV変換回路12は、変換して得たRF(Radio Frequency)信号を後段のイコライザ21に出力する。
【0031】
サーボ回路13は、IV変換回路12から供給された信号に基づいて、光学ピックアップ11を光ディスクとの距離が一定に保つようにフォーカス駆動させたり、図示しないスピンドルモータの回転駆動動作を制御する。
【0032】
帯域通過フィルタ14は、IV変換回路12から供給された信号のうち、ウォブルグルーブ部WGからのウォブル成分信号を取り出すために、RF信号成分やその他のノイズ成分等を遮断し、所望の周波数成分の信号を通過する。この帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号は、後段のスイッチ17、トラック判別回路19及びアドレス検出回路20に供給される。
【0033】
PSD出力検出回路15は、位置検知部27から供給される検知信号に基づいて、光ディスク上のトラックに対する対物レンズ25の位置を検出する。PSD出力検出回路15は、対物レンズ25の位置を検出した結果を示す検出信号を後段のゲートパルス回路16に出力する。
【0034】
ゲートパルス回路16は、PSD出力検出回路15からの検出信号に基づいて、ゲートパルスを発生する。具体的には、ゲートパルス回路16は、PSD出力検出回路15からの検出信号に基づいて、対物レンズ25が光ディスク上のトラックの中央(ゼロ点)近傍に位置したものと判別した場合に、ゲートパルスを発生し、後段のスイッチ17を閉じさせ、対物レンズ25が光ディスク上のトラックの中央近傍から外れた位置にあるものと判別した場合に、後段のスイッチ17を開かせる。
【0035】
スイッチ17は、上述したように、ゲートパルス回路16から発生されたゲートパルスに基づいて開閉し、帯域通過フィルタ14と後段の振幅検出回路18とを連結又は遮断する。
【0036】
振幅検出回路18は、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号の振幅を検出する。振幅検出回路18は、検出した振幅を示す振幅検出信号を後段のチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23に供給する。
【0037】
トラック判別回路19は、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号が、上述したスポットSAのようにトラックTAからの戻り光によるものであるか、スポットSBのようにトラックTBからの戻り光によるものかを判別する。
【0038】
トラック判別回路19は、具体的には、以下のようにしてメインビームスポットのトラック判別を行う。例えば、メインビームスポットであるスポットSAが先に図7に示したように照射されているものとすると、サブビームスポットSS2による戻り光に基づく信号は、FM変調されたアドレス情報が付与されてウォブリングされた信号情報記録側壁Wによる影響のため、所定の周波数を有する。したがって、この信号を帯域通過フィルタ14によりフィルタリングして得られる信号は、所定の振幅値を有するものとなる。一方、サブビームスポットSS1による戻り光に基づく信号は、直流成分のみを含むものであることから、この信号を帯域通過フィルタ14によりフィルタリングして得られる信号の振幅値は、ほぼ“0”となる。したがって、トラック判別回路19は、サブビームスポットSS1,SS2のそれぞれによる戻り光に基づく信号を帯域通過フィルタ14によりフィルタリングして得られる信号を比較することによって、メインビームスポットがスポットSAであるかスポットSBであるかを判別することができる。
【0039】
トラック判別回路19は、トラックを判別した結果を示すトラック判別信号を後段のチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23に供給する。
【0040】
アドレス検出回路20は、帯域通過フィルタ14により通過されたウォブル成分信号から光ディスクに記録されているアドレスを抽出して検出する。
【0041】
イコライザ21は、IV変換回路12からRF信号を入力し、例えばRF信号のジッタエラーの修正等のための波形等化処理を行う。このイコライザ21は、後述するチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23から供給されるチルトエラー信号に基づいてゲインを調整し、MTF(Modulation Transfer Function)の低下を補償する。イコライザ21は、波形等化処理を施した信号を後段のデータ判別回路22に出力する。
【0042】
データ判別回路22は、イコライザ21から入力した信号からデータを抽出し、例えばジッタエラー等のデータ検出能力を判別する。データ判別回路22は、データ検出能力を判別した結果を示すデータ判別信号を後段のチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23に供給する。
【0043】
チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23は、振幅検出回路18から供給されるウォブル成分信号の振幅検出信号と、トラック判別回路19から供給されるトラック判別信号と、データ判別回路22から供給されるデータ判別信号とに基づいて、チルト量を検出する。また、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23は、検出したチルト量を示すチルト指示値に対して補償するための目標値を設定する。さらに、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23は、チルト指示値と目標値との差分値で表されるチルトエラー信号に基づいてチルトを補償するために、後述するチルトドライブ回路24を駆動するためのドライブ信号を生成する。チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23は、検出したチルトエラー信号をイコライザ21に供給するとともに、生成したドライブ信号を後段のチルトドライブ回路24に供給する。
【0044】
チルトドライブ回路24は、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23から供給されたドライブ信号に基づいて制御信号を発生し、チルトを補償する方向へ光学ピックアップ11のアクチュエータ26を駆動させる。
【0045】
このような光ディスク再生装置10は、上述したスポットSAのようにトラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、スポットSBのようにトラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとをサンプリングし、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23によって、トラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、トラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとの差分値で表されるチルト指示値を求め、このチルト指示値を設定された目標値に近づけるように光学ピックアップ11を制御して駆動する。
【0046】
ここで、光ディスク再生装置10においては、目標値として、予め任意に設定された値又は光ディスクの制御情報記録領域であるコントロールトラックに記録された値を用いてもよいが、光ディスク再生装置10は、光ディスクのローディング時の初期動作として、以下のような方法により目標値を設定することもできる。
【0047】
光ディスク再生装置10は、光ディスクのローディング時に、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23により生成したドライブ信号をチルトドライブ回路24に供給し、チルトドライブ回路24の制御のもとに、光学ピックアップ11のアクチュエータ26をチルト量を変化させながら駆動させる。そして、光ディスク再生装置10は、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23によって、チルト量の変化に応じたチルト指示値を求めるとともに、求めたチルト指示値と、データ判別回路22から供給されるデータ判別信号に基づいたデータ検出エラーとの相関を測定し、データ検出エラーが最小となるチルト指示値を目標値として設定する。
【0048】
このようにして、光ディスク再生装置10は、チルト指示値とデータ検出エラーとの相関に基づいて最適な目標値を設定することができる。
【0049】
また、光ディスク再生装置10は、トラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、トラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとをサンプリングする際に、以下のような方法によりサンプリングすることによって、チルト指示値の精度を向上させることもできる。この方法について図8を参照して説明する。
【0050】
一般に、光ディスク表面で反射回折された戻り光は、光学ピックアップ11の駆動にともないフォトダイオード30上で移動するため、ウォブル成分信号も光学ピックアップ11の駆動にともない変化する。したがって、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23により求められるチルト指示値は、チルトそのものの影響のみならず、光学ピックアップ11の駆動にともない変化する。そこで、光ディスク再生装置10は、光学ピックアップ11が光ディスク上で駆動する範囲のうち、ウォブル成分信号の振幅が大きく且つノイズ等の影響が少なく鮮明であり、駆動による対物レンズ25のぶれが少ない光ディスク上のトラックの中央(ゼロ点)近傍におけるウォブル成分信号をサンプリングする。
【0051】
まず、光ディスク再生装置10は、光学ピックアップ11を光ディスク上で駆動させる際に、PSD出力検出回路15によって、光ディスク上のトラックに対する対物レンズ25の位置を検出する。
【0052】
続いて、光ディスク再生装置10は、対物レンズ25が光ディスク上のトラックの中央(ゼロ点)近傍に位置する範囲をスレッショルドレベルとして予め設定しておき、このスレッショルドレベルの範囲内に対物レンズ25が位置した時に、ゲートパルス回路16によって、スイッチ17を閉じさせるゲートパルスを発生する。
【0053】
そして、光ディスク再生装置10は、振幅検出回路18によって、スイッチ17がこのように制御されて閉じることにより入力されたウォブル成分信号の振幅を検出し、トラック判別回路19を介してチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23に各情報を供給する。
【0054】
光ディスク再生装置10は、このような処理を、トラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、トラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとについて行い、これらのウォブル成分信号SIGA及びウォブル成分信号SIGBに関する情報をチルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23に供給する。なお、トラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、トラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとの判別は、トラック判別回路19により行われることは上述した通りである。
【0055】
このようにして、光ディスク再生装置10は、高精度のチルト検出、補償を行うことができる。
【0056】
さて、チルト量を変化させながら光ディスクにレーザ光を照射した場合におけるウォブルグルーブ部WGからの戻り光に基づく信号の特性は、先に図5に示したようになるが、実際には、曲線CAと曲線CBとの交点にオフセットが生じ、チルト量が“0゜”である点と異なる結果となる場合がある。すなわち、ウォブル成分信号SIGAの振幅と、ウォブル成分信号SIGBの振幅とが、ともに、チルト量が“0゜”である場合を中心として対称とならず、その結果、チルト検出信号SIGTもチルト量が“0゜”である場合を中心として対称とならない場合が生じる。
【0057】
このようなアンバランス現象が生じる主な原因は、光ディスクのマスタを製造する際のカッティング工程に起因するものが挙げられる。
【0058】
まず、第1の原因としては、カッティング用のレーザ光の送り誤差に起因するものがある。カッティング工程においては、一般に、ストレートグルーブ部SGを形成するためのレーザ光と、ウォブルグルーブ部WGを形成するためのレーザ光とを、光ディスクのマスタ上で並行動作させ、カッティングを行う。第1の原因は、このような動作に起因するものであり、図9に示すように、ストレートグルーブ部SGを形成するためのレーザ光を次のストレートグルーブ部SGを形成する位置に移動させた場合、或いは、ウォブルグルーブ部WGを形成するためのレーザ光を次のウォブルグルーブ部WGを形成する位置に移動させた場合、本来であれば、ビーム送り幅Tmは、ストレートグルーブ部SGを形成するためのレーザ光とウォブルグルーブ部WGを形成するためのレーザ光との間隔であるビーム間隔Tpを用いて、
m=Tp×2
と表されるべきであるが、ビームの送り誤差の影響によって、
m≠Tp×2=Tp×2±Δ
となることに起因するものである。この場合、再生用のレーザ光をトラックTAから次のトラックTAに移動させた場合、或いは、トラックTBから次のトラックTBに移動させた場合、レーザ光は、トラックの中央位置からずれた位置に移動することになる。
【0059】
また、第2の原因としては、カッティング工程におけるウォブルグルーブ部WGを形成するためのレーザ光の変調度誤差に起因するものがある。カッティング工程においては、一般に、ウォブルグルーブ部WGを形成するためのレーザ光を、光ディスクのマスタ上で径方向に微動させてウォブルグルーブ部WGを形成する。第2の原因は、このような動作に起因するものであり、同図に示すように、ストレートグルーブ部SGのグルーブ幅TSGと、ウォブルグルーブ部WGのグルーブ幅TWGとの間には、本来であれば、
SG=TWG
の関係が成立すべきであるが、ウォブルグルーブ部WGの変調度誤差の影響によって、
SG≠TWG
となることに起因するものである。この場合も、再生用のレーザ光をトラックTAから次のトラックTAに移動させた場合、或いは、トラックTBから次のトラックTBに移動させた場合、レーザ光は、トラックの中央位置からずれた位置に移動することになる。
【0060】
実際に、トラックピッチが0.95μmの光ディスクにレーザ光を照射した場合であって、Δ=40nmの送り誤差を与えた場合におけるチルト量に対するウォブル成分信号SIG40A,SIG40Bの振幅の変化を計算した結果は、それぞれ、図10中曲線C40A,C40Bとなる。なお、同図には、比較のため、トラックピッチが0.95μmの光ディスクにレーザ光を照射した場合であって、Δ=0とした場合におけるチルト量に対するウォブル成分信号SIG0A,SIG0Bのそれぞれの振幅の変化を計算した結果である曲線C0A,C0Bも示している。
【0061】
同図から、曲線C0Aと曲線C0Bとの交点は、チルト量が“0゜”の場合となるが、曲線C40Aと曲線C40Bとの交点は、チルト量が“0゜”の場合とならず、約“0.2゜”のオフセットが生じていることがわかる。
【0062】
そこで、光ディスク再生装置10は、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23によって、チルト量に対する一方のウォブル成分信号のピーク値を他方のウォブル成分信号のピーク値に一致させるように規格化し、オフセットを除去する。
【0063】
すなわち、チルト量に対するウォブル成分信号SIGA,SIGBのそれぞれの値をWA,WBと表すものとすると、光ディスク再生装置10は、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23によって、チルト量に対するウォブル成分信号SIGA,SIGBのそれぞれのピーク値(WAmax,(WBmaxを求め、
A×(WBmax/(WAmax または、WB×(WAmax/(WBmax
を計算して、規格化したウォブル成分信号を求める。
【0064】
具体的に、チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路23によって、
B×(WAmax/(WBmax
を計算し、ウォブル成分信号SIG40Bを規格化して得られたウォブル成分信号SIGSBの振幅の変化を計算した結果は、それぞれ、同図中曲線CSBとなる。同図からわかるように、ウォブル成分信号SIG40Bを規格化することによって、ウォブル成分信号SIG40Aの振幅と、ウォブル成分信号SIGSBの振幅は、チルト量が“0゜”である場合を中心として対称となる。
【0065】
このように、光ディスク再生装置10は、アンバランス現象を補正することができる。光ディスク再生装置10は、このアンバランス現象の補正処理を、例えば、チルト指示値に対して補償するための目標値を設定するために、上述した光ディスクのローディング時にチルト指示値とデータ検出エラーとの相関を測定する際に行い、高精度のチルト検出、補償を行うことができる。
【0066】
以上説明したように、光ディスク再生装置10は、光学ピックアップ11により光ディスクを照射してその戻り光を検出することによって、チルト検出のための専用のセンサを設けることなくチルト検出、補償を行うことができる。そのため、光ディスク再生装置10は、対物レンズ25の開口数(Numerical Aperture;NA)を増大させることにともない薄型化し且つ小径である光ディスクに対しても、チルト量を検出して補償することができる。
【0067】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、トラックTAにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGAと、トラックTBにレーザ光が照射された場合におけるウォブル成分信号SIGBとをサンプリングする方法としては、対物レンズ25が光ディスク上のトラックの中央(ゼロ点)近傍に位置した場合におけるウォブル成分信号をサンプリングするものでなくてもよく、このような処理を必ずしも行う必要はない。
【0068】
また、アンバランス現象を補正する方法としては、チルト量に対する一方のウォブル成分信号のピーク値を他方のウォブル成分信号のピーク値に一致させるように、信号のゲインを制御するようにしてもよい。
【0069】
さらに、本発明は、光ディスクからディジタルデータを再生する光ディスク再生装置ばかりでなく、光ディスクにディジタルデータを記録する記録装置にも適用可能であることは勿論である。
【0070】
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる記録媒体駆動装置は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体を回転駆動し、円盤状記録媒体に対して、ディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置であって、円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段と、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出する振幅検出手段と、この振幅検出手段により検出された信号の振幅に基づいてチルト量を検出するチルト検出手段とを備える。
【0072】
したがって、本発明にかかる記録媒体駆動装置は、円盤状記録媒体における信号情報記録側壁からの戻り光に基づいて、チルト量を検出することができ、チルト検出のための専用のセンサを設けることなくチルト検出を行うことができる。
【0073】
また、本発明にかかるチルト検出方法は、記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光し、信号情報が記録された側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出し、検出した信号の振幅に基づいてチルト量を検出する。
【0074】
したがって、本発明にかかるチルト検出方法は、円盤状記録媒体における信号情報記録側壁からの戻り光に基づいて、チルト量を検出することができ、チルト検出のための専用のセンサを必要とせずにチルト検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す光ディスク再生装置に適用する光ディスクの説明図であって、ウォブルを片側に有するグルーブ部とランド部とを交互に設けたランド/グルーブ基板の様子を説明する図である。
【図2】同光ディスク再生装置に適用する光ディスクの説明図であって、ストレートグルーブ部とウォブルグルーブ部とを交互に設けた間欠ウォブル基板の様子を説明する図である。
【図3】ビームスポットの配置を説明する図である。
【図4】チルトによるレーザ光の強度分布の変化を説明する図である。
【図5】ウォブル成分信号とチルト量との関係を説明する図であって、実際にチルト量を変化させながら光ディスクにレーザ光を照射した場合におけるウォブル成分信号の特性を説明する図である。
【図6】同光ディスク再生装置の構成を説明するブロック図である。
【図7】メインビームスポットとサブビームスポットとの配置を説明する図である。
【図8】ウォブル成分信号のサンプリング方法を説明する図である。
【図9】アンバランス現象が生じる原因を説明するための図である。
【図10】ウォブル成分信号とチルト量との関係を説明する図であって、送り誤差を与えた場合と与えない場合とにおいて、チルト量を変化させながら光ディスクにレーザ光を照射した場合におけるウォブル成分信号の特性と、規格化したウォブル成分信号の特性とを計算により求めた結果を説明する図である。
【符号の説明】
10 光ディスク再生装置、 11 光学ピックアップ、 15 PSD出力検出回路、 16 ゲートパルス回路、 17 スイッチ、 18 振幅検出回路、 21 イコライザ、 22 データ判別回路、 23 チルト検出、目標値設定及びドライブ信号生成回路、 25 対物レンズ、 27 位置検知部、28 レーザダイオード、 30 フォトダイオード

Claims (26)

  1. 記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、上記記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体を回転駆動し、上記円盤状記録媒体に対して、ディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置であって、
    上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段と、
    上記信号情報が記録された上記側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出する振幅検出手段と、
    上記振幅検出手段により検出された上記信号の振幅に基づいてチルト量を検出するチルト検出手段とを備え
    上記チルト検出手段は、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号の振幅と、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号の振幅との差分値を上記チルト量を示すチルト指示値として求めること
    を特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、上記記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体を回転駆動し、上記円盤状記録媒体に対して、ディジタルデータの記録及び/又は再生を行う記録媒体駆動装置であって、
    上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段と、
    上記信号情報が記録された上記側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出する振幅検出手段と、
    上記振幅検出手段により検出された上記信号の振幅に基づいてチルト量を検出するチルト検出手段とを備え、
    上記円盤状記録媒体上の上記記録領域に対する上記光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知するセンサにより得られた検知信号に基づいて、上記対物レンズの位置を検出する位置検出手段と、
    上記位置検出手段から供給される上記対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別し、ゲートパルスを発生するゲートパルス発生手段と、
    上記ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいて開閉するスイッチ手段とを備え、
    上記振幅検出手段は、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置した場合に、上記ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいて上記スイッチ手段が閉じることによって、上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出すること
    を特徴とする記録媒体駆動装置。
  3. 上記円盤状記録媒体は、上記記録領域としての案内溝及びランド部が交互に配置され、上記案内溝の一方の側壁が当該案内溝の幅方向に所定周期で変調されている上記信号情報記録側壁であり、この信号情報記録側壁に上記信号情報としてのアドレス情報を記録していること
    を特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体駆動装置。
  4. 上記円盤状記録媒体は、両側壁において幅又は位置を変調して上記信号情報記録側壁とした変調案内溝と、両側壁を変調しない無変調案内溝とが交互に配置され、上記変調案内溝と上記無変調案内溝とに挟まれた領域を上記記録領域とし、上記信号情報記録側壁に上記信号情報としてのアドレス情報を記録していること
    を特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体駆動装置。
  5. 上記チルト検出手段は、上記チルト量を示すチルト指示値に対して補償するための目標値を設定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体駆動装置。
  6. 上記チルト検出手段は、上記チルト量を示すチルト指示値とこのチルト指示値に対して補償するための目標値との差分値で表されるチルトエラー信号に基づいて、チルトを補償するためのドライブ信号を生成すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体駆動装置。
  7. 上記目標値は、予め任意に設定された値であること
    を特徴とする請求項5記載の記録媒体駆動装置。
  8. 上記目標値は、上記円盤状記録媒体の制御情報記録領域に記録された値であること
    を特徴とする請求項5記載の記録媒体駆動装置。
  9. 上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光に基づくRF信号から上記記録データを抽出し、この記録データに対するデータ検出能力を判別するデータ判別手段を備え、
    上記チルト検出手段は、上記ドライブ信号に基づいてチルト量を変化させて上記光学ピックアップ手段を制御して駆動させ、チルト量の変化に応じたチルト指示値を求めるとともに、求めたチルト指示値と、上記データ判別手段によりデータ検出能力を判別した結果を示すデータ判別信号とに基づいて、上記目標値を設定すること
    を特徴とする請求項6記載の記録媒体駆動装置。
  10. 上記チルト検出手段により生成された上記ドライブ信号に基づいて、上記チルト指示値が上記目標値に近づくように上記光学ピックアップ手段を制御すること
    を特徴とする請求項6記載の記録媒体駆動装置。
  11. 上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光に基づくRF信号に対して波形等化処理を施す波形等化手段を備え、
    上記波形等化手段は、上記チルト検出手段により求められた上記チルトエラー信号に基づいて利得調整を行うこと
    を特徴とする請求項6記載の記録媒体駆動装置。
  12. 上記円盤状記録媒体上の上記記録領域に対する上記光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知するセンサにより得られた検知信号に基づいて、上記対物レンズの位置を検出する位置検出手段と、
    上記位置検出手段から供給される上記対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別し、ゲートパルスを発生するゲートパルス発生手段と、
    上記ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいて開閉するスイッチ手段とを備え、
    上記振幅検出手段は、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置した場合に、上記ゲートパルス発生手段により発生されたゲートパルスに基づいて上記スイッチ手段が閉じることによって、上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体駆動装置。
  13. 上記チルト検出手段は、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅の最大値と、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅の最大値とのうち、いずれか一方の最大値を他方の最大値に一致させるように、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号又は上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号を規格化すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体駆動装置。
  14. 記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、上記記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光し、
    上記信号情報が記録された上記側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出し、
    検出した上記信号の振幅に基づいてチルト量を検出し、
    上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅と、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅との差分値を上記チルト量を示すチルト指示値として求めること
    を特徴とするチルト検出方法。
  15. 記録データが記録される記録領域の両側壁の一方の側壁に、上記記録データと区別可能な信号情報が記録される円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに、上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光し、
    上記信号情報が記録された上記側壁である信号情報記録側壁からの戻り光に基づく上記信号情報成分を取り出した信号の振幅を検出し、
    検出した上記信号の振幅に基づいてチルト量を検出し、
    上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知して得られた信号に基づいて、上記円盤状記録媒体上の上記記録領域に対する上記対物レンズの位置を検出し、
    上記対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別してゲートパルスを発生し、
    上記ゲートパルスに基づいてスイッチ手段を閉じることによって、上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出すること
    を特徴とするチルト検出方法。
  16. 上記円盤状記録媒体は、上記記録領域としての案内溝及びランド部が交互に配置され、上記案内溝の一方の側壁が当該案内溝の幅方向に所定周期で変調されている上記信号情報記録側壁であり、この信号情報記録側壁に上記信号情報としてのアドレス情報を記録していること
    を特徴とする請求項14又は15記載のチルト検出方法。
  17. 上記円盤状記録媒体は、両側壁において幅又は位置を変調して上記信号情報記録側壁とした変調案内溝と、両側壁を変調しない無変調案内溝とが交互に配置され、上記変調案内溝と上記無変調案内溝とに挟まれた領域を上記記録領域とし、上記信号情報記録側壁に上記信号情報としてのアドレス情報を記録していること
    を特徴とする請求項14又は15記載のチルト検出方法。
  18. 上記チルト量を示すチルト指示値に対して補償するための目標値を設定すること
    を特徴とする請求項14又は15記載のチルト検出方法。
  19. 上記チルト量を示すチルト指示値とこのチルト指示値に対して補償するための目標値との差分値で表されるチルトエラー信号に基づいて、チルトを補償するためのドライブ信号を生成すること
    を特徴とする請求項14又は15記載のチルト検出方法。
  20. 上記目標値は、予め任意に設定された値であること
    を特徴とする請求項18記載のチルト検出方法。
  21. 上記目標値は、上記円盤状記録媒体の制御情報記録領域に記録された値であること
    を特徴とする請求項18記載のチルト検出方法。
  22. 上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光に基づくRF信号から上記記録データを抽出して、この記録データに対するデータ検出能力を判別し、
    上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段を、上記ドライブ信号に基づいてチルト量を変化させて駆動させ、チルト量の変化に応じたチルト指示値を求めるとともに、求めたチルト指示値と、上記データ検出能力を判別した結果を示すデータ判別信号とに基づいて、上記目標値を設定すること
    を特徴とする請求項19記載のチルト検出方法。
  23. 上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段を、上記ドライブ信号に基づいて、上記チルト指示値が上記目標値に近づくように制御すること
    を特徴とする請求項19記載のチルト検出方法。
  24. 上記チルトエラー信号に基づいて、上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光に基づくRF信号に対して施す波形等化処理における利得調整を行うこと
    を特徴とする請求項19記載のチルト検出方法。
  25. 上記円盤状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともに上記円盤状記録媒体の表面で反射回折された戻り光を受光する光学ピックアップ手段が有する対物レンズの位置を検知して得られた信号に基づいて、上記円盤状記録媒体上の上記記録領域に対する上記対物レンズの位置を検出し、
    上記対物レンズの位置を示す検出信号に基づいて、上記対物レンズが上記円盤状記録媒体上の上記記録領域の幅方向への中央近傍に位置したことを判別してゲートパルスを発生し、
    上記ゲートパルスに基づいてスイッチ手段を閉じることによって、上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅を検出すること
    を特徴とする請求項14記載のチルト検出方法。
  26. 上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅の最大値と、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号の振幅の最大値とのうち、いずれか一方の最大値を他方の最大値に一致させるように、上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の内周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号又は上記レーザ光が上記信号情報記録側壁よりも上記円盤状記録媒体の外周側に位置した場合における上記信号情報記録側壁からの戻り光に基づく信号を規格化すること
    を特徴とする請求項14又は15記載のチルト検出方法。
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