JP2008059657A - レーザ駆動回路およびこのレーザ駆動回路を備える光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ駆動回路における低消費電力化を図りつつ、記録速度と光波形品質を向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明に係るレーザ駆動回路19を備える光ディスク装置においては、レーザダイオード8は、レーザ光を発光し、電源レギュレータ43は、レーザ駆動回路19に所要の電源電圧を供給し、制御マイクロコンピュータ42は、記録時か再生時かによって、電源レギュレータ43からレーザ駆動回路19に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係るレーザ駆動回路19を備える光ディスク装置においては、レーザダイオード8は、レーザ光を発光し、電源レギュレータ43は、レーザ駆動回路19に所要の電源電圧を供給し、制御マイクロコンピュータ42は、記録時か再生時かによって、電源レギュレータ43からレーザ駆動回路19に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する。
【選択図】 図2
Description
本発明はレーザ駆動回路およびこのレーザ駆動回路を備える光ディスク装置に係り、特に、レーザ駆動回路の電源電圧を切り替えることができるようにしたレーザ駆動回路およびこのレーザ駆動回路を備える光ディスク装置に関する。
一般に、高倍速DVD(Digital Versatile Disc)記録ドライブや、青LD(Laser diode)を用いたHD−DVD記録ドライブに代表される光ディスク装置では、記録に必要なレーザパワーを確保するため、光ピックアップを構成するレーザダイオードに供給するレーザ駆動電圧が大きいため、レーザダイオード(発光部)を駆動するレーザ駆動回路に供給する電源電圧は高く設定されるようになってきている。
また、この光ディスク装置のレーザ駆動回路においては、電圧を一定に保つ機能を有する電源レギュレータにより、レーザダイオードに供給(印加)される駆動電圧と、レーザダイオードドライバ(レーザ駆動IC)に供給される電源電圧は常に一定に保たれている。
一方、APC回路内において、レーザダイオードドライバ(レーザ駆動IC)に供給される電源電圧を切り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に提案されている技術によれば、レーザパワーコントロール回路においてレーザパワー検出信号と基準信号に基づいて、動作電圧ではなく、電源電圧に対するDC/DCコンバートを行うことにより、レーザ駆動電圧を生成するようにしたので、レーザ駆動電圧を生成する際の電力ロスを低減することができる。
特開2000−323783号公報
一般に、レーザダイオードでは、再生時よりも記録時においてより高い出射パワー(レーザパワー)が要求され、記録時の最も高いときと再生時の出射パワー(レーザパワー)を比較すると50倍を超える場合もある。
例えば赤色レーザダイオオードを用いた光ディスク装置では、記録時の最も高いときに500mAを超える電流がレーザダイオードに流れる一方、再生時には100mA前後の電流しかレーザダイオードに流れない。これにより、レーザダイオードには抵抗成分が存在することから、レーザダイオードに必要なレーザ駆動電圧は、記録時と再生時で、例えば3V程度変動する。
ところが、上述したように、レーザ駆動回路においては、電源レギュレータにより、レーザダイオードに供給(印加)される駆動電圧と、レーザダイオードドライバ(レーザ駆動IC)に供給される電源電圧は常に一定に保たれていることから、再生時においては、レーザダイオードドライバに発光に寄与しない余剰電流(例えば、450mAから100mAを引いた残り350mAの電流)が存在することとなり、レーザダイオードドライバにおいて無駄な熱エネルギーとして消費されてしまうという課題があった。
勿論、特許文献1に提案されている技術を用いれば、レーザダイオードドライバ(レーザ駆動IC)に供給される電源電圧を切り替えることも可能ではあるが、APC回路内でスイッチングすることから、切り替えの応答性が悪く、実用的ではないため、上述した課題を解決することはできない。
近年開発が進められている青色レーザダイオードを用いた光ディスク装置においては、青色レーザダイオードのもつ抵抗成分が赤色レーザダイオードや赤外線レーザダイオードに比べて大きいため、レーザダイオードドライバにおける無駄な消費電力が増大すると考えられる。
また、最近では、記録再生可能な光ディスク装置が携帯型のパーソナルコンピュータなどに搭載されており、そのため、光ディスク装置における低消費電力化がより求められている。携帯型のパーソナルコンピュータは太陽光などに曝される高温環境下に置かれることが想定されるが、このような高温環境下での発熱は発火などに繋がる危険性も含んでいる。
一方、近年、高倍速な記録が一般化しつつあり、レーザダイオードの駆動に際し、高出射パワーと高い光波形品質(立ち上がり時間が短いなど)が要求される。特に、この光波形品質は、レーザダイオードに供給されるレーザ駆動電圧と、電源レギュレータからレーザダイオードドライバなどに供給される電源電圧との差が大きければ大きいほど高くなる傾向にある。そこで、一般に、高い記録速度や高い光波形品質を維持するために、電源レギュレータから供給される電源電圧を予め高く設定するようにするが、そうすると、レーザダイオードドライバにおいて無駄な消費電力をより多く発生させてしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされてものであり、レーザ駆動回路における低消費電力化を図りつつ、記録速度と光波形品質を向上させることができるレーザ駆動回路およびこのレーザ駆動回路を備える光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明のレーザ駆動回路は、上述した課題を解決すために、レーザ光を発光する発光部と、レーザ駆動回路に所要の電源電圧を供給する電圧供給部と、記録時か再生時かによって、電圧供給部からレーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明のレーザ駆動回路を備える光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、レーザ駆動回路を備える光ディスク装置において、レーザ駆動回路は、レーザ光を発光する発光部と、レーザ駆動回路に所要の電源電圧を供給する電圧供給部と、記録時か再生時かによって、電圧供給部からレーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明のレーザ駆動回路においては、レーザ光が発光され、レーザ駆動回路に所要の電源電圧が供給され、記録時か再生時かによって、レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御される。
本発明のレーザ駆動回路を備える光ディスク装置においては、レーザ光が発光され、レーザ駆動回路に所要の電源電圧が供給され、記録時か再生時かによって、レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御される。
本発明によれば、レーザ駆動回路における低消費電力化を図りつつ、記録速度と光波形品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置1の内部の構成を表している。
図1に示されるように、光ディスク装置1にはスピンドルモータ2が設けられており、スピンドルモータ2は、スピンドルモータ2に付設されるロータリエンコーダ2aから、光ディスク33の回転数を制御するためのFGパルス(回転角信号)をモータ制御回路3に出力する。モータ制御回路3は、ロータリエンコーダ2aから入力されたFGパルスに基づいてスピンドルモータ2の回転数を判別し、予め設定された所定の回転数に保つように制御する。スピンドルモータ2は、モータ制御回路3の制御に従い、光ディスク33を所定の角速度で回転させる。
また、光ディスク装置1は、光ディスク33に対する情報の記録と再生を光ピックアップ4により行う。光ピックアップ4は、対物レンズ5、この対物レンズ5を駆動するための駆動コイル6、7、レーザダイオード8、フロントモニタ用のフォトダイオード9、コリメータレンズ10、偏向プリズム11、集光レンズ12、シリンドリカルレンズ13、および4分割光検出器14により構成され、レーザダイオード8から出射されるレーザ光を光ディスク33上に照射する。
光ピックアップ4は、スレッドモータ15と図示せぬギアで連結されており、このスレッドモータ15はスレッドモータ制御回路17により制御される。スレッドモータ制御回路17には、光ピックアップ4の速度を検出する速度検出器18が接続され、速度検出器18から供給される光ピックアップ4の速度信号に基づいて、光ピックアップ4の速度を制御する。スレッドモータ15の固定部には図示せぬ永久磁石が設けられており、スレッドモータ15内部の駆動コイル16がスレッドモータ制御回路17によって励磁されることにより、光ピックアップ4が光ディスク33の半径方向に移動する。
レーザ駆動回路19は、光ピックアップ4内部のフロントモニタ用のフォトダイオード9から供給されるレーザパワー検出信号を取得し、取得されたレーザパワー検出信号に基づいて、レーザダイオード8から出射されるレーザ光のパワーを制御する。特に、後述するように記録時と再生時にそれぞれ相異なる所定のレベルに調整されて制御される。
レーザダイオード8から出射されるレーザ光は、光ピックアップ4のコリメータレンズ10を介して光ディスク33に照射される。光ディスク33からの反射光は、光ピックアップ4内部の対物レンズ5、偏向プリズム11、集光レンズ12、およびシリンドリカルレンズ13を介して4分割光検出器14に照射される。
この4分割光検出器14における検出信号は、RFアンプ20(イコライザを含む)に出力される。RFアンプ20は、4分割光検出器14から入力された検出信号を増幅かつ整形し、フォーカスエラー信号(FE)、トラッキングエラー信号(TE)、および光検知セル信号の全加算信号(RF)をそれぞれ、フォーカシング制御回路21、トラッキング制御回路22、およびデータ再生回路32に出力する。
また、光ディスク装置1は、インタフェース回路24を介してホスト装置25に接続される。このホスト装置25からインタフェース回路24を介して供給される命令に従い、CPU(Central Processing Unit)26は、ROM(Read Only Memory)28に記憶されているアプリケーションプログラムからRAM(Random Access Memory)27にロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより光ディスク装置1を統括的に制御する。RAM28は、CPU26が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。なお、CPU26、RAM27、およびROM28は、バス23により相互に接続される。
さらに、光ディスク装置1は、データを連続的に入力して離散的に出力あるいはその逆の動作を行うために必要なバッファメモリ(図示せず)、信号処理によりエラー訂正を行うエラー訂正回路29(変復調器を含む)、およびディジタル変調を行うための変調回路30を有している。
ホスト装置25からの記録データはインタフェース回路24を介してエラー訂正回路29に供給され、エラー訂正回路29より出力される再生データはインタフェース回路29を介してホスト装置25に供給される。エラー訂正回路29では、記録データに対して誤り訂正符号付加処理が行われ、データ再生回路32で復調処理された再生データに対して誤り訂正処理が行われる。
光ディスク装置1は、さらにPLL制御回路(クロック再生回路)31を有しており、このPLL制御回路31には、RFアンプ20から出力された信号(RFアンプ20において周波数特性が補償されている信号)が供給される。PLL制御回路31は、再生データを再生する際に用いるクロックを出力する。このクロックは再生系回路(例えば、データ再生回路32など)のシステムクロックとして用いられる。
光ディスク装置1は以上のような構成を有し、書き込みモードにおいては、第1に、ホスト装置25から記録データがインタフェース回路24およびバス23を介してエラー訂正回路29に供給され、エラー訂正回路29において誤り訂正符号付加処理が実行され、その後、誤り訂正符号付加処理後の記録データが変調回路30に供給され、変調処理が実行される。第2に、変調回路12から供給される変調処理後の記録データがレーザ駆動回路19に供給される。これにより、光ピックアップ4のレーザダイオード8より出射されるレーザ光が記録データに応じて光強度変調され、光ディスク33上のデータ部(図示せず)に記録データが光記録される。
一方、読み出しモードにおいては、第1に、光ピックアップ4より出力される信号をRFアンプ20が全加算信号(RF)としてデータ再生回路32(復調回路を含む)に供給し、データ再生回路32の復調回路(図示せず)において復調処理が実行され、復調処理後の全加算信号がエラー訂正回路29に供給される。第2に、エラー訂正回路29においては復調処理後の全加算信号に誤り訂正処理が実行される。そして、誤り訂正回路29から供給される再生データは、バス23およびインタフェース回路24を介してホスト装置25に供給される。
図2は、図1のレーザ駆動回路19の内部の回路構成を表している。
図2に示されるように、レーザ駆動回路19は、レーザダイオードドライバ(LDD)41、制御マイクロコンピュータ(MC)42、電源レギュレータ(PR)43、抵抗(RBE)44、および駆動トランジスタ(BJT)45により構成される。
読み出しモード時になると、レーザダイオードドライバ41は、バス23および変調回路30を介して供給されたシステムクロック(CLK)、および読み出しモードと書き込みモードのいずれかのモードに切り替えるか否かを示すモード切替信号(TRG)を取得する。レーザダイオードドライバ41は、取得されたモード切替信号(TRG)を制御マイクロコンピュータ42に供給する。
制御マイクロコンピュータ42は、レーザダイオードドライバ41から供給されたモード切替信号に基づいて書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであると認識するとともに、読み出しモード時に必要なレーザパワーは書き込みモードよりも相対的に低いことから、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための読み出しモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された読み出しモード時電圧切替制御信号を電源レギュレータ43に供給する。電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された読み出しモード時電圧切替制御信号に基づいて、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオードに供給する。
レーザダイオードドライバ41は、フォトダイオード9から供給されるレーザパワー検出信号を取得し、取得されたレーザパワー検出信号に基づいて、レーザダイオード8から出射されるレーザ光のレーザパワーを一定に制御する(APC制御)。また、電源レギュレータ32は、電圧可変のスイッチング型DC−DCコンバータで構成されており、出力電流に依存はするが一般に小さい電力ロス(概ね変換効率90%以上)で電圧調整される。
一方、書き込みモード時になると、レーザダイオードドライバ41は、バス23および変調回路30を介して供給された変調処理後の記録データ(NRZ:NRZ変調方式)、システムクロック(CLK)、および読み出しモードと書き込みモードのいずれかのモードに切り替えるか否かを示すモード切替信号(TRG)を取得する。レーザダイオードドライバ41は、取得されたモード切替信号(TRG)を制御マイクロコンピュータ42に供給する。
制御マイクロコンピュータ42は、レーザダイオードドライバ41から供給されたモード切替信号(TRG)に基づいて読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであると認識するとともに、書き込みモード時に必要なレーザパワーは読み出しモードよりも相対的に高いことから、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための書き込みモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された書き込みモード時電圧切替制御信号を電源レギュレータ43に供給する。電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された書き込みモード時電圧切替制御信号に基づいて、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給する。
次に、図3のフローチャートを参照して、図2のレーザ駆動回路19における電源電圧切替制御処理について説明する。なお、この電源電圧切替制御処理は、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作され、読み出しモードまたは書き込みモードへの切り替えが指示されることにより開始される。
ステップS1において、レーザダイオードドライバ41は、バス23および変調回路30を介して供給されたシステムクロック(CLK)、および読み出しモードと書き込みモードのいずれかのモードに切り替えるか否かを示すモード切替信号(TRG)を取得するとともに、書き込みモード時には、バス23および変調回路30を介して供給された変調処理後の記録データ(NRZ:NRZ変調方式)をさらに取得する。レーザダイオードドライバ41は、取得されたモード切替信号(TRG)を制御マイクロコンピュータ42に供給する。
制御マイクロコンピュータ42は、レーザダイオードドライバ41から供給されたモード切替信号を取得する。このモード切替信号には、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作されて切り替えが指示されたモードが読み出しモードか書き込みモードであるかを示すデータが含まれている。
ステップS2において、制御マイクロコンピュータ42は、取得されたモード切替信号に基づいて書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであるか否かを判定する。具体的には、現在のモードが書き込みモードであり、かつ、取得されたモード切替信号に、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作されて切り替えが指示されたモードが読み出しモードであることを示すデータが含まれている場合、書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであると判定される。一方、それ以外の場合、書き込みモードから読み出しモードへの切り替えでないと判定される。
ステップS2において書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであると判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS3で、現在のモードである書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであると認識するとともに、読み出しモード時に必要なレーザパワーは書き込みモードよりも相対的に低いことから、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための読み出しモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された読み出しモード時電圧切替制御信号を電源レギュレータ43に供給する。
ステップS4において、電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された読み出しモード時電圧切替制御信号に基づいて、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給する。具体的には、電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された読み出しモード時電圧切替制御信号に基づいて、切り替える前の書き込みモード時において設定されている、レーザ駆動回路19全体に出力する電源電圧を低下させ、レーザダイオード8に印加するレーザ駆動電圧を低下させる。これと同時に、レーザダイオードドライバ41は、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を低下させる。
これにより、モード切替信号に連動して書き込みモードから読み出しモードに電源電圧が切り替えられると同時に、読み出しモードに遷移し、読み出しモード時(再生時)においては、レーザダイオードドライバ41においてレーザダイオード8の発光に寄与しない余剰電流の発生を抑制し、レーザダイオードドライバ41において無駄な熱エネルギーとして消費されてしまうことを抑制することができる。従って、レーザ駆動回路19における低消費電力化を図ることができる。
その後、処理はステップS1に進み、ステップS1以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS2において書き込みモードから読み出しモードへの切り替えではないと判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS5で、取得されたモード切替信号に基づいて読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであるか否かを判定する。具体的には、現在のモードが読み出しモードであり、かつ、取得されたモード切替信号に、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作されて切り替えが指示されたモードが書き込みモードであることを示すデータが含まれている場合、読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであると判定される。一方、それ以外の場合、読み出しモードから書き込みモードへの切り替えでないと判定される。
ステップS5において読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであると判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS6で、現在のモードである読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであると認識するとともに、書き込みモード時に必要なレーザパワーは読み出しモードよりも相対的に高いことから、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための書き込みモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された書き込みモード時電圧切替制御信号を電源レギュレータ43に供給する。
ステップS7において、電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された書き込みモード時電圧切替制御信号に基づいて、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧をとレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給する。具体的には、電源レギュレータ43は、制御マイクロコンピュータ42から供給された書き込みモード時電圧切替制御信号に基づいて、切り替える前の読み出しモード時において設定されている、レーザ駆動回路19全体に出力する電源電圧を上昇させ、レーザダイオード8に印加するレーザ駆動電圧を上昇させる。これと同時に、レーザダイオードドライバ41は、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を上昇させる。その後、レーザダイオードドライバ41は、駆動トランジスタ45のベース端子に流す電流を、変調処理後の記録データ(NRZ:NRZ変調方式)に応じて制御することにより記録波形を生成する。
これにより、モード切替信号に連動して読み出しモードから書き込みモードに電源電圧が切り替えられると同時に、書き込みモードに遷移し、書き込みモード時(記録時)において、レーザダイオードドライバ41の駆動能力を確保することができ、その結果、記録速度と光波形品質を向上させることができる。
その後、処理はステップS1に進み、ステップS1以降の処理が繰り返される。
ステップS5において読み出しモードから書き込みモードへの切り替えではないと判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS8で、現在のモードが書き込みモードであり、かつ、取得されたモード切替信号に、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作されて切り替えが指示されたモードが書き込みモードであることを示すデータが含まれている場合であって、書き込みモードから書き込みモードへの切り替えであるとき、あるいは、現在のモードが読み出しモードであり、かつ、取得されたモード切替信号に、ユーザによりホスト装置25の図示せぬ操作部が操作されて切り替えが指示されたモードが読み出しモードであることを示すデータが含まれている場合であって、読み出しモードから読み出しモードへの切り替えであるときのいずれかであり、モードが切り替えられていないと認識する。
その後、処理はステップS1に進み、ステップS1以降の処理が繰り返される。
本発明の実施形態においては、取得されたモード切替信号に基づいて、書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであるか、読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであるかを判定し、書き込みモードから読み出しモードへの切り替えであると判定された場合、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための読み出しモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された読み出しモード時電圧切替制御信号に基づいて、読み出しモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給し、一方、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するための書き込みモード時電圧切替制御信号を生成し、生成された書き込みモード時電圧切替制御信号に基づいて、書き込みモード時にレーザダイオード8から所要のレーザパワーで出射するための所要の電源電圧とレーザ駆動電圧をレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給するようにしたので、レーザ駆動回路19における低消費電力化を図りつつ、記録速度と光波形品質を向上させることができる。
ところで、図4のフローチャートを用いて説明した電源電圧切替制御処理においては、読み出しモードから書き込みモードに切り替える場合、取得されたモード切替信号に連動して、電源レギュレータ43から出力される電源電圧と、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を制御する(例えば、階段状にそれぞれの電圧を変化させる)ようにしているが、レーザダイオードドライバ41が行うレーザの制御帯域が、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧の応答帯域よりも狭い場合、モード切替信号に連動してこれらの電圧を制御する(例えば、階段状にそれぞれの電圧を変化させる)と、駆動トランジスタ45の動作点の変動に伴いレーザパワーに変動が生じてしまう。その結果、レーザダイオードドライバ41に過電流が流れ、レーザダイオードドライバ41の製品寿命を本来の寿命よりも無駄に縮めてしまう。
そこで、制御マイクロコンピュータ42が、ホスト装置25からインタフェース回路24を介して、読み出しモードから書き込みモードへ切り替えるモード切替信号を取得したとき、レーザダイオード8のレーザ光の発光を一時的に消灯し、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を書き込みモード用に切り替えてから、レーザダイオード8のレーザ光の発光を再点灯するようにしてもよい。以下、この方法を用いた電源電圧切替制御処理について説明する。
図4のフローチャートを参照して、図2のレーザ駆動回路19における他の電圧切替制御処理について説明する。なお、図4のステップS11乃至S15、ステップS18乃至S19、およびステップS24の処理は、図3のステップS1乃至8の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS15において読み出しモードから書き込みモードへの切り替えであると判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS16で、レーザダイオードドライバ41からの駆動トランジスタ45のバイアスエミッタ間のバイアス電圧の供給を一時的に停止するためのバイアス電圧供給一時停止制御信号を生成し、生成されたバイアス電圧供給一時停止制御信号をレーザダイオードドライバ41に供給する。
ステップS17において、レーザダイオードドライバ41は、制御マイクロコンピュータ41から供給されたバイアス電圧供給一時停止制御信号に基づいて、駆動トランジスタ45のバイアスエミッタ間のバイアス電圧の供給を一時的に停止し、レーザダイオード8からのレーザ光の発光を一時消灯させる。
その後、処理はステップS18に進み、読み出しモードから書き込みモードの設定に切り替えられ、書き込みモード時に所要の電源電圧がレーザ駆動回路全体に供給される。
ステップS20において、制御マイクロコンピュータ42は、レーザダイオードドライバ41からの駆動トランジスタ45のバイアスエミッタ間のバイアス電圧の供給を開始するためのバイアス電圧供給開始制御信号を生成し、生成されたバイアス電圧供給開始制御信号をレーザダイオードドライバ41に供給する。
ステップS21において、レーザダイオードドライバ41は、制御マイクロコンピュータ41から供給されたバイアス電圧供給開始制御信号に基づいて、駆動トランジスタ45のバイアスエミッタ間のバイアス電圧の供給を開始し、レーザダイオード8からのレーザ光の発光を再点灯させる。
これにより、レーザダイオードドライバ41が行うレーザの制御帯域が、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧の応答帯域よりも狭い場合に、レーザダイオードダイオード41に過電流が流れることを防止し、レーザダイオードダイオード41の製品寿命の短縮を防止することができる。
ステップS22において、制御マイクロコンピュータ42は、書き込みモードへの切り替えから予め設定された所定の時間(例えば、10分間など)が経過したか否かを判定する。
ステップS22において書き込みモードへの切り替えから予め設定された所定の時間(例えば、10分間など)が経過していないと判定された場合、制御マイクロコンピュータ42はステップS23で、新たなモード切替信号を取得したか否かを判定する。
ステップS23において新たなモード切替信号を取得したと判定された場合、処理はステップS11に進み、その後、ステップS11以降の処理が繰り返される。
ステップS23において新たなモード切替信号を取得していないと判定された場合、処理はステップS22に戻り、ステップS22以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS22において書き込みモードへの切り替えから予め設定された所定の時間(例えば、10分間など)が経過したと判定された場合、処理はステップS13に進み、その後、ステップS13以降の処理が実行される。すなわち、ステップS13およびステップS14において、書き込みモードから読み出しモードの設定に切り替えられ、読み出しモード時に所要の電源電圧とレーザ駆動電圧がレーザ駆動回路19とレーザダイオード8に供給される。
これにより、ホスト装置25から書き込みモードへの切り替えの指示がしばらくない場合(記録の要求がない場合)、書き込みモードから読み出しモードの設定に切り替えることができ、その結果、レーザ駆動回路における低消費電力化をより図ることができる。
なお、書き込みモードから読み出しモードに切り替える場合にも、レーザダイオード8のレーザ光の発光を一時的に消灯するようにしてもよいが、モード切替信号に連動してこれらの電圧を制御する(例えば、階段状にそれぞれの電圧を変化させる)ときには、一般に、書き込みモードから読み出しモードに切り替える場合においては低下させる方向に変化させるため、レーザダイオードドライバ41の動作に支障がない範囲でレーザダイオードを一時的に消灯させないようにしてもよい。
また、逆に、読み出しモードから書き込みモードに切り替える場合に、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧の応答帯域が、レーザダイオードドライバ41が行うレーザの制御帯域よりも狭くても、レーザパワーの制御帯域が狭いときには、これらの電圧をよりレーザパワーの制御帯域よりもさらに狭い応答帯域で切り替えなければならず、モード切替信号に連動してこれらの電圧を切り替えると、書き込みモードに遷移した後(書き込み処理の実行が開始された後)、しばらくの間、所望の電圧に到達しないような状態が生じうる。このような状態では、書き込み時の冒頭部分において、十分な記録品質を得ることができなくなってしまう。
そこで、制御マイクロコンピュータ42が、ホスト装置25からインタフェース回路24を介して、読み出しモードから書き込みモードへ切り替えるモード切替信号を取得したとき、書き込みモードの遷移に先立って、書き込みモード時における電源電圧の切り替えを実行するようにしてもよい。
勿論、書き込みモードから読み出しモードに切り替える場合には、書き込みモード遷移時のように、書き込みモードに遷移した後(書き込み処理の実行が開始された後)、しばらくの間所望の電圧に到達しないような状態は通常想定されないので、電源電圧の切り替えがモード遷移よりも多少遅れても構わない。
さらに、図2のレーザ駆動回路19においては、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧がレーザダイオードドライバ41により生成されて制御されるようにしているが、このような場合に限られず、例えば駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部(図示せず)をレーザダイオードドライバ41の外部に設け、バイアス電圧生成部において、モード切替信号または制御マイクロコンピュータ42からの制御信号に基づいて、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧が生成され制御されるようにしてもよい。
なお、図3および図4のフローチャートを用いて説明した電源電圧切替制御処理においては、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧の両方を、モードの切り替えに伴い、切り替えるようにしているが、これらの電圧のうちのいずれか一方を固定として、他方を切り替えるようにしてもよい。
また、図3および図4のフローチャートを用いて説明した電源電圧切替制御処理においては、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧として、読み出しモード時と書き込みモード時の2つを予め設定しておき、必要に応じてこれらの電圧を切り替えるようにしている。この方法は、切り替えが2種類であるため、アナログスイッチ素子などによる電圧を切り替えることが可能であり、安価に実現することができる。
近年、多数の記録媒体が存在しており、その中には、記録速度(倍速数)も様々なものが存在する。そこで、例えば、制御マイクロコンピュータ42により記録媒体の種類(必要な書き込みパワー)を判定し、その判定結果に基づいて対応した必要電圧値をROM28から読み出す。
次に、制御マイクロコンピュータ42から、電源レギュレータ43やレーザダイオードドライバ41へ制御信号を供給し、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を切り替える。この場合、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧のモードの数は対応している必要はなく、例えば電源レギュレータ43から出力される電源電圧を記録媒体の種類や記録ストラテジによって書き込みモード時の電源電圧を変化させ、駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧は読み込みモードと書き込みモードの2種類だけに切り替えるようにしてもよい。このときのレーザ駆動回路19の構成として、例えば制御マイクロコンピュータ42がDAコンバータを内蔵するようにして、電源レギュレータ43への電圧切替制御信号をアナログ電圧値で供給するようにしてもよいし、電源レギュレータ43がDAコンバータを内蔵するようにしてもよい。
次に、図5は、図1のレーザ駆動回路19の内部の他の回路構成を表している。
図5のレーザ駆動回路19の場合、図2の駆動トランジスタ45に対応する部分がレーザダイオードドライバ41に内蔵された構成となっている。
図6は、図1のレーザ駆動回路19の内部の他の回路構成を表している。
図6の例の場合、レーザダイオード8がカソード接地型の構成となっている。図6に示されるように、レーザダイオードドライバ41には、レーザダイオードドライバ41の内部回路を動作させるための電源とは別に、レーザダイオード8を駆動するための専用電源PVccが設けられており、専用電源PVccからレーザダイオード8を駆動するためのレーザ駆動電圧が出力される。
なお、レーザダイオードドライバ41の内部回路を動作させるための電源と、レーザダイオード8を駆動するための専用電源PVccを兼用するようにしてもよい。
図7は、図1のレーザ駆動回路19の内部の他の回路構成を表している。図7[A]は、レーザダイオード8がアノード接地型の構成となっており、図7[B]は、レーザダイオード8がカソード接地型の構成となっている。
図7[A]と[B]のレーザ駆動回路19の場合、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を予め設定するのではなく、ADコンバータ46により観測されたレーザダイオード8のレーザ駆動電圧に基づいて、制御マイクロコンピュータ42によりこれらの電圧を逐次設定して制御することができる。なお、ADコンバータ46は、必要に応じてレーザダイオードドライバ41や制御マイクロコンピュータ42に内蔵するようにしてもよい。
制御マイクロコンピュータ42の電圧設定方法として、例えば、レーザ駆動電圧の観測値に対して書き込みモードと読み出しモードで設計時に決めた2種類の固定値を加算する方法や、制御マイクロコンピュータ42により記録媒体の種類(必要な書き込みパワー)を判定し、対応した必要電圧値をROM28から読み出して加算する方法などを適用することができる。
なお、書き込みモード時はレーザダイオード8へ高速の電流変化を加えているので、その瞬時の電圧変化を観測するのは困難である。そこで、このような場合、読み込みモード時のADコンバータ46の出力値から、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧を設定するようにしてもよい。
勿論、図7の構成においても、電源レギュレータ43から出力される電源電圧および駆動トランジスタ45のベースエミッタ間のバイアス電圧の両方を、モードの切り替えに伴い、切り替えだけではなく、これらの電圧のうちのいずれか一方を固定として、他方を切り替えるようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
また、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1…光ディスク装置、2…スピンドルモータ、2a…ロータリエンコーダ、3…モータ制御回路、4…光ピックアップ、5…対物レンズ、6…駆動コイル、7…駆動コイル、8…レーザダイオード、9…フォトダイオード、10…コリメータレンズ、11…偏向プリズム、12…集光レンズ、13…シリンドリカルレンズ、14…4分割検出器、15…スレッドモータ、16…駆動コイル、17…スレッドモータ制御回路、18…速度検出回路、19…レーザ駆動回路、20…RFアンプ、21…フォーカシング制御回路、22…トラッキング制御回路、23…バス、24…インタフェース回路、25…ホスト装置、26…CPU、27…RAM、28…ROM、29…エラー訂正回路、30…変調回路、31…PLL制御回路、32…データ再生装置、33…光ディスク、41…レーザダイオードドライバ、42…制御マイクロコンピュータ、43…電源レギュレータ、44…抵抗、45…駆動トランジスタ、46…ADコンバータ。
Claims (9)
- レーザ光を発光する発光部と、
レーザ駆動回路に所要の電源電圧を供給する電圧供給部と、
記録時か再生時かによって、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する制御部とを備えることを特徴とするレーザ駆動回路。 - 前記制御部は、記録時または再生時への切り替えを示す切替信号に基づいて、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動回路。
- 記録時に前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替える場合、前記制御部は、記録媒体の種類と記録ストラテジによって、切り替える所要の電源電圧を変更することを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動回路。
- 記録時か再生時かによって、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する場合、前記制御部は、レーザ駆動回路内のレーザ駆動ICにカスコード接続された駆動トランジスタのベース接地電位を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動回路。
- 前記制御部は、前記発光部によるレーザ光の発光を一時的に消灯した後、記録時か再生時かによって、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動回路。
- 前記制御部は、再生時から記録時への切り替えの際に、前記発光部によるレーザ光の発光を一時的に消灯することを特徴とする請求項5に記載のレーザ駆動装置。
- 前記発光部を駆動する電圧である駆動電圧を観測する観測部をさらに備え、
前記制御部は、前記観測部により観測された駆動電圧に基づいて、記録時か再生時かによって切り替えるように制御する、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を設定することを特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動回路。 - 前記観測部は、アナログディジタルコンバータであることを特徴とする請求項7に記載のレーザ駆動回路。
- レーザ駆動回路を備える光ディスク装置において、
レーザ駆動回路は、
レーザ光を発光する発光部と、
レーザ駆動回路に所要の電源電圧を供給する電圧供給部と、
記録時か再生時かによって、前記電圧供給部から前記レーザ駆動回路に供給される所要の電源電圧を切り替えるように制御する制御部とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
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