JP2008192192A - 光ディスク装置及びレーザ出力制御方法 - Google Patents

光ディスク装置及びレーザ出力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ光の発光の際の発光パワーを精度よく制御することができる光ディスク装置及びレーザ出力制御方法を提供する。
【解決手段】所定の電流値のレーザ駆動電流を出力するレーザ駆動電流出力手段と、レーザ駆動電流に基づいてレーザ光を発光させるレーザ発光手段(S107)と、発光されたレーザ光の発光パワーを取得する発光パワー取得手段(S109)と、出力されたレーザ駆動電流の電流値を取得するレーザ駆動電流取得手段(S111)と、発光パワー及びレーザ駆動電流の電流値の関係を示す特性曲線を作成する特性曲線作成手段(S117)と、特性曲線に基づいて発光パワーからレーザ駆動電流の設定値を算出する発光パワー算出手段と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザ駆動電流と発光パワーとの関係を示す特性曲線を用いてレーザ光の出力制御を行う光ディスク装置及びレーザ出力制御方法に関する。
従来、光ディスク装置において記録処理を行っている最中に、レーザドライバの出力設定用のDAC値と、このDAC値に基づいてレーザ発光を行った際の発光パワーとの関係を示すI/L特性を取得して、このI/L特性に基づいて電流設定量を調整することで、記録パワーの制御を行っている(特許文献1参照)。
特開2005−259322号公報
この記録処理中にI/L特性を取得する方法は、レーザ発光波形から光パルスの平均値等を利用しI/L特性を算出するものであり、記録処理前にI/L特性を算出することができないという問題がある。記録処理を行う際に、書き出しから、必要とされる正確な発光パワーを制御するためには、記録処理前にI/L特性を取得することが望ましい。
また、記録処理中にI/L特性を取得する方法では、幅広い出力パワー領域におけるI/L特性が取得できないという問題があった。
さらに、記録処理中にI/L特性を取得する方法では、電流供給用のDACから出力されるレーザ駆動電流が温度特性により変動した際において、この電流供給用のDACを校正することができず、精度よく発光パワーを制御できなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みなされたものであり、レーザ光を発光する際の発光パワーを精度よく制御することが可能な光ディスク装置及びレーザ出力制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光ディスク装置は、所定の電流値のレーザ駆動電流を出力するレーザ駆動電流出力手段と、前記レーザ駆動電流出力手段により出力されたレーザ駆動電流に基づいてレーザ光を発光させるレーザ発光手段と、前記レーザ発光手段により発光されたレーザ光の発光パワーを取得する発光パワー取得手段と、前記レーザ駆動電流出力手段により出力されたレーザ駆動電流の電流値を取得するレーザ駆動電流取得手段と、前記発光パワー取得手段により取得された発光パワー、及び前記レーザ駆動電流取得手段により取得されたレーザ駆動電流の電流値の関係を示す特性曲線を作成する特性曲線作成手段と、前記特性曲線作成手段により作成された特性曲線に基づいて発光させたい発光パワーからレーザ駆動電流の設置値を算出する発光パワー算出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るレーザ出力制御方法は、所定の電流値のレーザ駆動電流を出力するレーザ駆動電流出力ステップと、前記レーザ駆動電流出力ステップにて出力されたレーザ駆動電流に基づいてレーザ光を発光させるレーザ発光ステップと、前記レーザ発光ステップにて発光されたレーザ光の発光パワーを取得する発光パワー取得ステップと、前記レーザ駆動電流出力ステップにて出力されたレーザ駆動電流のレーザ駆動電流の電流値を取得するレーザ駆動電流取得ステップと、前記発光パワー取得ステップにて取得された発光パワー、及び前記レーザ駆動電流取得ステップにて取得されたレーザ駆動電流の電流値の関係を示す特性曲線を作成する特性曲線作成手段と、前記特性曲線作成ステップにて作成された特性曲線に基づいて発光させたい発光パワーからレーザ駆動電流の設定値を算出する発光パワー算出ステップと、を行うことを特徴とする。
本発明によると、レーザ光を発光する際の発光パワーを精度よく制御することが可能な光ディスク装置及びレーザ出力制御方法を提供することが可能となる。
本発明に係る光ディスク装置及びレーザ出力制御方法の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
光ディスク装置1は、光ディスク33に対して情報の記録処理及び再生処理を行う。光ディスク33は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、HD−DVD(High−Definition Digital Versatile Disc)等の円盤状の記録媒体であり、同心円状または螺旋状に溝が刻まれている層を有する。この溝の凹部はランド、凸部はグルーブと呼ばれ、グループまたはランドの一周はトラックと呼ばれている。
ユーザデータは、このトラックに沿って、グルーブのみ、またはグルーブとランドの双方に、強度変調されたレーザ光が照射されて記録マークが形成されることにより、光ディスク33上に記録される。また、この光ディスク33に記録された記録データは、記録時より弱いリードパワー(Read Power)のレーザ光をトラックに沿って照射し、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより再生される。さらに、光ディスク33に記録された記録データは、リードパワーより強いイレースパワー(Erase Power)のレーザ光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより、光ディスク33から消去される。
光ディスク装置1において、光ディスク33は、スピンドルモータ2によって回転駆動される。この際、スピンドルモータ2に付設されたロータリエンコーダ2aからスピンドルモータ制御回路3に回転角信号が出力される。例えば、スピンドルモータ2が1回転すると、回転角信号として5パルス発生される。これにより、スピンドルモータ制御回路3は、ロータリエンコーダ2aから出力された回転角信号を入力し、この信号に基づいて、スピンドルモータ2の回転角度および回転数を判定する。
光ディスク33に対する情報の記録処理または再生処理は、光ヘッド4によって行われる。光ヘッド4は、ギア17およびスクリューシャフト18を介して送りモータ19と連結されており、この送りモータ19は送りモータ制御回路20により制御される。光ヘッド4は、送りモータ19が送りモータ制御回路20から供給された送りモータ駆動電流によって回転することで、光ディスク33の半径方向に移動する。
光ヘッド4には、ワイヤあるいは板バネ(図示せず)によって支持された対物レンズ5が備えられている。対物レンズ5は、駆動コイル7の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動するとともに、駆動コイル6の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)に移動する。
レーザ駆動回路16は、情報記録時(マーク形成時)に、ホスト装置34からインタフェース回路32を介して供給される記録データに基づいて、レーザダイオード8に対してレーザ光を発光させるためのLD駆動電流を出力する。
フロントモニタ・フォトダイオード9は、ハーフミラー10から受け取った反射光の光量すなわち照射パワーに比例した受光信号を、レーザ駆動回路16に供給する。この際、ハーフミラー10は、レーザダイオード8が発生するレーザ光の一部を分岐し、フロントモニタ・フォトダイオード9に供給している。レーザ駆動回路16はフロントモニタ・フォトダイオード9から供給された受光信号を取得し、この受光信号に基づいて、CPU27により予め設定された再生時のレーザパワー(照射パワー)、記録時のレーザパワー、および消去時のレーザパワーで発光するようにレーザダイオード8を制御する。
レーザダイオード8は、レーザ駆動回路16から供給されるLD駆動電流によりレーザ光を発光する。レーザダイオード8から発光されるレーザ光は、コリメータレンズ11、ハーフプリズム12、および対物レンズ5を介して光ディスク33上に照射される。光ディスク33からの反射光は、対物レンズ5、ハーフプリズム12、集光レンズ13、およびシリンドリカルレンズ14を介して、光検知器15に導かれる。
Current−ADC(A/Dコンバータ)40は、レーザ駆動回路16がレーザダイオード8に対してLD駆動電流を出力した際に、レーザ駆動回路16から同様の電流を入力し、デジタル信号に変換する。Current−ADC40は、この変換されたデジタル信号をCurrent−ADC信号として、バス26を介してRAM28またはROM29に対して出力する。
光検知器15は、例えば4分割の光検知セルからなり、検知信号を生成し、生成された検知信号をRFアンプ21に出力する。RFアンプ21は、光検知器15からの検知信号を処理し、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカスエラー信号(FE)、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号(TE)、および検知信号の全加算信号である再生信号(RF)を生成し、生成されたフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、及び再生信号をそれぞれフォーカス制御回路22、トラック制御回路23、及びデータ再生回路25に供給する。
フォーカス制御回路22は、RFアンプ21から供給されたフォーカスエラー信号に応じてフォーカス駆動信号を生成し、生成されたフォーカス駆動信号をフォーカシング方向の駆動コイル6に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク33の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボが行われる。
トラック制御回路23は、RFアンプ21から供給されたトラッキングエラー信号に応じてトラック駆動信号を生成し、生成されたトラック駆動信号をトラッキング方向の駆動コイル7に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク33上に形成されたトラック上を常にトレースするトラッキングサーボが行われる。
このようなフォーカスサーボ及びトラッキングサーボがなされることで、光検知器15(各光検知セル)からの検知信号の全加算信号である再生信号には、記録情報に対応して光ディスク33のトラック上に形成されたピットなどからの反射光の変化が反映される。この再生信号は、データ再生回路25に供給される。データ再生回路25は、PLL(Phase Locked Loop)回路24からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
なお、トラック制御回路23によって対物レンズ5が制御されているとき、送りモータ19は、送りモータ制御回路20により、対物レンズ5が光ヘッド4内の所定の場所に位置するように制御される。
S/H(サンプルホールド)回路41は、フロントモニタ・フォトダイオード9から検知信号を取得して、この検知信号を一定にホールド(保持)した後、ADC(A/Dコンバータ)43に出力する。P/H(ピークホールド)回路42は、フロントモニタ・フォトダイオード9から出力された検知信号のうちの最小値(あるいは最大値)を、一定にホールドした後、このホールドされた検知信号の最小値(あるいは最大値)をADC43に出力する。ADC43は、S/H回路41またはP/H回路42から入力した検知信号をデジタル変換し、バス26を介してRAM28またはROM29に対して出力する。
スピンドルモータ制御回路3、レーザ駆動回路16、送りモータ制御回路20、フォーカス制御回路22、トラック制御回路23、PLL回路24、データ再生回路25、エラー訂正回路31などは、バス26を介してCPU(Central Processing Unit)27によって制御される。CPU27は、インタフェース回路32を介してホスト装置34から極給される動作コマンドに従い、ROM(Read Only Memory)29に記憶されているアプリケーションプログラムからRAM(Random Access Memory)28にロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより、光ディスク装置1を統括的に制御する。また、CPU27は、不揮発メモリNV−RAM30に記憶された光ディスク装置1に依存したパラメータなどを適宜参照する。
また、図1に示されるように、レーザ駆動回路16に1つのレーザダイオード8が接続されているが、光ディスク装置1がCD・DVD・HD DVDなど複数の記録媒体に対応して記録再生を行う場合には、レーザ駆動回路16に複数のレーザダイオード8が取り付けられても良い。この場合にであっても、一度に発光するレーザダイオード8は1つであるため、レーザ駆動回路16は動作させるレーザダイオード8に対してのみ、LD駆動電流を出力する。
ここで、光ディスク装置1は、記録処理や再生処理等を行う前に、発光パワーに対する実際のレーザ駆動電流の電流量との関係を求めておく。そして、光ディスク装置1は、記録処理や再生処理等を行う際に、この関係に基づいて、出力されるLD駆動電流値(レーザ駆動電流)を調整する。
光ディスク装置1が、この発光パワーとレーザ駆動電流の電流量との関係を示すI/L曲線(Injection Current−Light Output)を作成する処理であるI/L曲線作成処理について、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。以下、「ステップS101」を「S101」のように、「ステップ」を省略して説明する。
始めに、光ディスク装置1のCPU27は、光ディスク装置1に光ディスク33が設置されているか否かを判断する(S101)。光ディスクが設置されている場合(S101のYes)は、CPU27は、フォーカスサーボをOFFにする(S103)。すなわち、CPU10は、フォーカス回路制御22に対して、光ディスク33上においてレーザ光の焦点を合わせないように指示を出す。これは、光ディスク33に記録された記録データを壊さないための処置である。
CPU27は、レーザ駆動回路16において出力されるLD駆動電流の電流量を設定する(S105)。そして、CPU27は、レーザ駆動回路16に対して、S105で設定された電流量の基づいたLD駆動電流を出力させ、レーザダイオード8を発光させる(S107)。
この際の発光モードは、DCモードであってもパルスモードであっても良い。DCモードを用いた際には、図3に示すように、一定の発光パワーでの発光を、発光パワーを変更しながら(例えば設定パワーA、B、…、N)行う。また、パルスモードを用いた際には、図4に示すように、パルスの発光パワーの最小値(または最大値)を変更しながら(例えば設定パワーA、B、…、N)、発光を行う。ただし、高い発光パワーでDCモードのレーザ発光を行う場合、レーザ破壊を起こす恐れがあるため、パルスモードで行う方が好ましい。
なお、S105において、LD駆動電流の電流量は、図3または図4で示されている設定パワーのうちの一つが設定される。また、設定されている設定パワーの個数(例えばN)が、ループ回数の設定回数となる。
CPU27は、ADC43からフロントモニタ・フォトダイオード9により増幅されたADC値を取得する(S109)。この際、DCモードで発光を行った場合は、S/H回路41からADC43に入力した検知信号を取得し、パルスモードで発光を行った場合は、S/H回路41及びP/H回路42からADC43に入力した検知信号を取得する。
また、CPU27は、Current−ADC40からレーザ駆動回路16により出力された駆動Current−ADC値を取得する(S111)。
CPU27は、S109で取得したADC値と、S111で取得したCurrent−ADC値とを、それぞれ関連付けてRAM28またはROM29に記憶する(S113)。
例えば、パルスモードで発光を行った場合は、
(Current−ADC値〔1〕、P/H−ADC値〔1〕×α)
(Current−ADC値〔2〕、P/H−ADC値〔2〕×α)
(Current−ADC値〔3〕、P/H−ADC値〔3〕×α)

(Current−ADC値〔N〕、P/H−ADC値〔N〕×α)
DCモードで発光を行った場合は、
(Current−ADC値〔1〕、S/H−ADC値〔1〕×α)
(Current−ADC値〔2〕、S/H−ADC値〔2〕×α)
(Current−ADC値〔3〕、S/H−ADC値〔3〕×α)

(Current−ADC値〔N〕、S/H−ADC値〔N〕×α)
のように記憶される。
なお、V/V変換後にS/H回路42、P/H回路43から出力された値を発光パワーに換算するために、V/V変換と発光パワーに対する変換係数α(W/V)が、予めROM29に保存されている。
CPU27は、S105からS113までの処理が、ループ回数Nとして設定されている設定回数分だけ行われたか否かを判断する(S115)。ループ回数が設定回数に達していない場合(S115のNo)は、S105に戻って、CPU27は、レーザ駆動回路16において出力されるLD駆動電流の電流量を設定する。このようにCPU27は、S105からS113までの処理を、全ての設定されている設定パワーに対して、順次行う。
ループ回数が設定回数に達した場合(S115のYes)は、CPU27は、S113で記録されたADC値及びCurrent−ADC値に基づいて、I/L曲線を作成する(S117)。I/L曲線は、図5に示すように、横軸をS111で取得したCurrent−ADC値とし、縦軸をS109で取得したADC値より算出された発光パワー(mW)として、発光パワーとCurrent−ADC値とが対応付けられた位置をプロットし、これらのプロットを曲線に近似することにより得られる。
このようにして、光ディスク装置1においてI/L曲線作成処理が行われる。
次に、CPU27は、発光させたいパワーを決定し既に求めたI/L曲線(S117)から発光させたい発光パワーに必要なレーザ駆動回路16への設定電流値を算出して設定する。
光ディスク装置1において作成されたI/L曲線に基づいて、所定の発光パワーを出力するために必要な電流値を算出する設定電流値算出処理について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
始めに、CPU27は、発光させたい発光パワーが指定されたか否かを判断する(S201)。発光パワーが指定された場合(S201のYes)は、CPU27は、この指定された発光パワーを取得する(S203)。
ここで、CPU27は、S117で作成されたI/L曲線の傾きとオフセット、及び、S203で取得した発光パワーを用いて、以下の式(1)からレーザ駆動回路16に設定する設定電流値を算出する。
[数1]
発光パワーP(mW) =
I/L傾き(mW/mA)×レーザ駆動電流の電流値(mA)
+I/Lオフセット(mW) …(1)
まず、CPU27は、図7に示すように、I/L曲線において、指定された発光パワーが含まれる所定の発光パワーレンジにおける傾きを、最小二乗法等により取得する(S205)。また、CPU27は、I/L曲線において、指定された発光パワーが含まれる所定の発光パワーレンジにおけるオフセットを取得する(S207)。すなわち、CPU27は、オフセットとして、S205にて最小二乗法等を用いて作成された近似直線の、縦軸との切片の値を取得する。
CPU27は、S203で取得した発光パワーとS205で取得した傾きとS207で取得したオフセットとを式(1)に代入し、レーザ駆動電流の電流値を算出する(S209)。
CPU27は、S209にて算出された電流値を設定電流値としてレーザ駆動回路16に設定する(S211)。これにより、光ディスク装置1において正確な発光パワーを出力することが可能となる。
I/L特性は、図5に示すように、出力パワーで特性が変化するということが一般的に知られている。そのため、出力したい発光パワーレンジによってI/L特性を取得するための設定パワーを変更し、使用する範囲のI/L特性を追いかける又は、低パワー領域、高パワー領域といったように領域を分断しそれぞれの発光パワー領域におけるI/L特性を同時に取得・計算して、RA28またはROM29に記憶しておくことで、CAV記録(角速度一定記録)におけるRandam記録の際に、発光パワー精度を上げることが可能となる。
また、記録処理や再生処理を行っている最中に限らず、記録処理や再生処理を行う前においてもI/L特性を示す特性曲線を作成することにより、幅広い出力パワー領域において、I/L特性を取得することが可能である。
本発明に係る光ディスク装置1及びレーザ出力制御方法によると、レーザ駆動電流設定〔i〕とCurrent−ADC値〔i〕からレーザ駆動回路16がレーザダイオード8に対してレーザ発光を行わせるためのレーザ駆動電流の校正が可能となる。すなわち、レーザ駆動回路16を校正する回路において、温度特性により供給電流に変化を伴うことが起こり得る。そのため、Current−ADC値を随時モニターし、変動量に応じ再度I/L特性の取得により、I/L特性が更新されるとともに、レーザ駆動回路16の再校正がされることになり、レーザ光の発光パワーの精度を上げることが可能となる。
本発明に係る光ディスク装置1及びレーザ出力制御方法によると、レーザ駆動回路16から出力されるレーザ駆動電流を取得するCurrent−ADC40を用いて、レーザ駆動電流の実際の電流値を取得するとともに、フロントモニタ・フォトダイオード9にて検知された検知信号を取得するS/H回路41、P/H回路42、ADC43を用いて、発光パワーを取得して、レーザ駆動電流の電流値と発光パワーとの関係を示す特性曲線を予め求めておくことで、レーザ光の発光の際の発光パワーを精度よく制御することが可能となった。
なお、ステップS107の処理がレーザ発光手段であり、ステップS109の処理が発光パワー取得手段であり、ステップS111の処理がレーザ駆動電流取得手段であり、S117の処理が特性曲線作成手段である。また、ステップS209、S211の処理が設定電流算出手段である。
本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る光ディスク装置の構成図。 本発明に係る光ディスク装置がI/L曲線作成処理を行う際の手順を示すフローチャート。 DCモードのレーザ出力を示す図。 パルスモードのレーザ出力を示す図。 本発明に係る光ディスク装置のI/L曲線作成処理により作成されたI/L曲線を示す図。 本発明に係る光ディスク装置が発光パワー算出処理を行う際の手順を示すフローチャート。 本発明に係る光ディスク装置による設定電流値算出処理を説明するための図。
符号の説明
1…光ディスク装置、2…スピンドルモータ、2a…ロータリエンコーダ、3…スピンドルモータ制御回路、4…光ヘッド、5…対物レンズ、6…駆動コイル、7…駆動コイル、8…レーザダイオード、9…フロントモニタ・フォトダイオード、10…ハーフミラー、11…コリメータレンズ、12…ハーフプリズム、13…集光レンズ、14…シリンドリカルレンズ、15…光検出器、16…レーザ駆動回路、17…ギア、18…スクリューシャフト、19…送りモータ、20…送りモータ制御回路、21…RFアンプ、22…フォーカス制御回路、23…トラック制御回路、24…PLL制御回路、25…データ再生装置、26…信号バス、27…CPU、28…RAM、29…ROM、30…NV―RAM、31…エラー訂正回路、32…インタフェース回路、33…光ディスク、34…ホスト装置、40…Current−ADC、41…S/H回路、42…P/H回路、43…ADC。

Claims (4)

  1. 所定の電流値のレーザ駆動電流を出力するレーザ駆動電流出力手段と、
    前記レーザ駆動電流出力手段により出力されたレーザ駆動電流に基づいてレーザ光を発光させるレーザ発光手段と、
    前記レーザ発光手段により発光されたレーザ光の発光パワーを取得する発光パワー取得手段と、
    前記レーザ駆動電流出力手段により出力されたレーザ駆動電流の電流値を取得するレーザ駆動電流取得手段と、
    前記発光パワー取得手段により取得された発光パワー、及び前記レーザ駆動電流取得手段により取得されたレーザ駆動電流の電流値の関係を示す特性曲線を作成する特性曲線作成手段と、
    前記特性曲線作成手段により作成された特性曲線に基づいて発光させたい発光パワーからレーザ駆動電流の設定値を算出する設定電流算出手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記レーザ発光手段により発光されたレーザ光がパルスレーザである場合、発光パワー取得手段は、発光パワーの最小値を取得する請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 光ディスク装置に光ディスクが設置されている場合に、レーザ光の焦点を前記光ディスクから外す請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 所定のレーザ駆動電流を出力するレーザ駆動電流出力ステップと、
    前記レーザ駆動電流出力ステップにて出力されたレーザ駆動電流に基づいてレーザ光を発光させるレーザ発光ステップと、
    前記レーザ発光ステップにて発光されたレーザ光の発光パワーを取得する発光パワー取得ステップと、
    前記レーザ駆動電流出力ステップにて出力されたレーザ駆動電流のレーザ駆動電流の電流値を取得するレーザ駆動電流取得ステップと、
    前記発光パワー取得ステップにて取得された発光パワー、及び前記レーザ駆動電流取得ステップにて取得されたレーザ駆動電流の電流値の関係を示す特性曲線を作成する特性曲線作成手段と、
    前記特性曲線作成ステップにて作成された特性曲線に基づいて発光させたい発光パワーからレーザ駆動電流の設置値を算出する設定電流算出ステップと、
    を行うことを特徴とするレーザ出力制御方法。
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