JP2008117429A - 光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法 - Google Patents

光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再生モードから記録モードへ切換えた直後、或いは記録モードから再生モードへ切換えた直後であっても、過渡応答によるレーザの発光パワーの変動を低減し、かつ、目標とする発光パワーを高い精度で実現することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る光ディスク装置は、記録及び再生が可能な光ディスクに対してレーザ光を出力するレーザ発光素子と、レーザ発光素子から出力されるレーザ光の発光パワーを検出するパワー検出部と、検出された発光パワーが目標発光パワーと一致するようにレーザ発光素子の駆動量をフィードバックループで制御するパワー制御部と、を備え、パワー制御部は、光ディスクの記録期間中に得られた駆動量を、光ディスクの再生期間中も保持し、再生期間から記録期間に切り換わるときに、保持した駆動量をフィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、ことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法に係り、特に、レーザを用いて光ディスクの記録及び再生を行うディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法に関する。
CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、HD DVD−R、HD DVD−RAM、HD DVD−RW等の記録可能光ディスクは、ディスク表面にグルーブやランドで形成されるトラックを具備しており、このトラックに記録用レーザパワーでレーザ光を照射し、記録データに対応するマークやスペースを形成している。
光ディスクの再生時には、記録用のレーザパワーよりも小さなパワーの再生用レーザパワーが用いられており、記録時と再生時とでは夫々異なるレーザパワーが使用されている。
一般に光ディスク用のレーザ光源としてはレーザダイオードが用いられるが、レーザダイオードの発光パワーは、温度や使用時間によって変動することが知られている。一方、マークやスペースを適正な形状に形成するためには、レーザダイオードの発光パワーを所定の値に維持することが必要である。このため、光ディスク装置では、APC(Auto Power Control)等のレーザパワー制御を通常行っており、このレーザパワー制御によって発光パワーを所定の値に維持している。
APC等のレーザパワー制御では、レーザの発光パワーをモニタし、モニタした発光パワーが所望の発光パワー(目標値)となるようにフィードバックループを組んで行う制御が通常用いられている。
このため、例えば、再生モードから記録モードに切り換わった直後では、フィードバックループの過渡応答が発生する。
この過渡応答期間は、レーザダイオードの発光パワーが目標値に一致しない不安定な期間である。このため、この期間は、記録マークを形成するために必要な精度の発光パワーが得られず、光ディスクに対する記録の品質が低下する。また、単に記録の品質が低下するだけでなく、一時的な発光パワーの間断におってサーボエラーが消失し、光ディスクに対するトラックサーボ動作やフォーカスサーボ動作が外れてしまうことも考えられる。
さらに、発光パワーの目標値が比較的高く設定されている場合には、過渡応答のオーバシュートによってモニタ回路が飽和し、フィードバックループが発散するという問題が生じる可能性もある。
記録モードから再生モードに切り換わった場合にも同様に過渡応答が発生し、再生信号の品質低下やサーボ動作の安定性劣化といった問題が生じる。
これらの問題に対処するため、例えば、特許文献1には、記録用光ディスクのレーザパワー制御技術が開示されている。
特開平6−342527号公報
特許文献1が開示する技術は、フィードバックループの過渡応答の期間は、目標とする発光パワーに対応する所定の駆動電流でレーザダイオードを駆動し、過渡応答の整定後にフィードバックループに切換えるものであり、いわば開ループ制御と閉ループ制御とを組み合わせた技術である。
しかしながら、そもそもAPC等のフィードバックループ制御を行う理由は、レーザダイオードの駆動電流対発光パワー特性が温度や使用時間で変動することを防止するためである。従って、実際の発光パワーをモニタしない開ループ制御は、駆動電流対発光パワー特性が温度等によってそれ程変動しないことを前提としたものであり、開ループ制御期間中の発光パワーは、必ずしも十分な精度を保証するものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、再生モードから記録モードへ切換えた直後、或いは記録モードから再生モードへ切換えた直後であっても、過渡応答によるレーザの発光パワーの変動を低減し、かつ、目標とする発光パワーを高い精度で実現することができる光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ディスク装置は、請求項1に記載したように、記録及び再生が可能な光ディスクに対してレーザ光を出力するレーザ発光素子と、前記レーザ発光素子から出力される前記レーザ光の発光パワーを検出するパワー検出部と、検出された前記発光パワーが目標発光パワーと一致するように前記レーザ発光素子の駆動量をフィードバックループで制御するパワー制御部と、を備え、前記パワー制御部は、前記光ディスクの記録期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの再生期間中も保持し、再生期間から記録期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るレーザパワー制御方法は、請求項10に記載したように、記録及び再生が可能な光ディスクに対してレーザ発光素子を用いてレーザ光を出力し、前記レーザ発光素子から出力される前記レーザ光の発光パワーを検出し、検出された前記発光パワーが目標発光パワーと一致するように前記レーザ発光素子の駆動量をフィードバックループで制御する、ステップを備え、前記制御するステップは、前記光ディスクの記録期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの再生期間中も保持し、再生期間から記録期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、ことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法によれば、再生モードから記録モードへ切換えた直後、或いは記録モードから再生モードへ切換えた直後であっても、過渡応答によるレーザの発光パワーの変動を低減し、かつ、目標とする発光パワーを高い精度で実現することができる。
本発明に係る光ディスク装置、及びそのレーザパワー制御方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)光ディスク装置の構成
図1は、本実施形態に係る光ディスク装置1の構成例を示す図である。
光ディスク装置1は、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク100すなわち情報記憶媒体に対して情報の記録及び再生を行うものである。光ディスク100には、同心円状、又は螺旋状に溝が刻まれており、溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼び、グループ又はランドの一周をトラックと呼ぶ。ユーザデータはこのトラック(グルーブのみ又はグルーブ及びランド)に沿って、強度変調されたレーザ光を照射して記録マークを形成することで記録される。
データ再生は、記録時より弱いリードパワー(read power)のレーザ光をトラックに沿って照射して、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより行われる。記録されたデータの消去は、前記リードパワーより強いイレースパワー(erase power)のレーザ光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより行われる。
光ディスク100はスピンドルモータ2によって回転駆動される。スピンドルモータ2に設けられたロータリエンコーダ2aからは回転角信号が提供される。回転角信号はスピンドルモータ2が1回転すると、例えば5パルス発生する。この回転角信号からスピンドルモータ2の回転角度及び回転数を判断でき、スピンドルモータ制御回路62では、これらの情報に基づいてスピンドルモータ2の回転駆動制御を行っている。
光ディスク100に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ3によって行われる。光ピックアップ3は、送りモータ4とギア4b及びスクリューシャフト4aを介して連結されており、この送りモータ4は送りモータ制御回路5により制御される。送りモータ4が送りモータ制御回路5からの送りモータ駆動電流により回転することにより、光ピックアップ3が光ディスク100の半径方向に移動する。
光ピックアップ3には、図示しないワイヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ30が設けられている。対物レンズ30は駆動コイル31の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能である。また、駆動コイル32の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
レーザ駆動装置6は情報記録時(マーク形成時)に、パーソナルコンピュータ等のホスト装置200から制御部7のインタフェース回路71を介して供給される記録データに基づいて、書き込み用の駆動電流をレーザダイオード(レーザ発光素子)33に供給する。又、レーザ駆動装置6は情報読取り時に、書き込み用の駆動電流よりも小さな読み取り用の駆動電流をレーザダイオード33に提供する。レーザ駆動装置6の詳細構成は後述する。
フォトダイオード等により構成されるパワー検出部34(フロントモニタ(FM)と呼ぶ場合もある)はレーザ発光素子33が発生するレーザ光の一部をハーフミラー35により一定比率だけ分岐し、光量、即ち発光パワーに比例した信号を受光信号として検出する。検出した受光信号はレーザ駆動装置6に供給される。レーザ駆動装置6はパワー検出部34からの受光信号に基づいて、制御部7にて設定された再生時レーザパワー、記録時レーザパワー及び消去時レーザパワーで発光するように、レーザ発光素子33を制御する。
レーザ発光素子33はレーザ駆動装置6から供給される駆動電流に応じてレーザ光を発生する。レーザ発光素子33から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ36、ハーフプリズム37、対物レンズ30を介して光ディスク100上に照射される。
一方、光ディスク100からの反射光は、対物レンズ30、ハーフプリズム37、集光レンズ38、およびシリンドリカルレンズ39を介して、光検出器40に導かれる。
光検出器40は、例えば4分割の光検出セルから成り、これら光検出セルの検知信号はRFアンプ64に出力される。RFアンプ64は光検知セルからの信号を処理し、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカスエラー信号FE、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号TE、及び光検知セル信号の全加算信号である再生信号を生成する。
フォーカスエラー信号FEはフォーカス制御回路8に供給される。フォーカス制御回路8はフォーカスエラー信号FEに応じてフォーカス駆動信号を生成する。フォーカス駆動信号はフォーカシング方向の駆動コイル31に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク100の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボ制御が行われる。
一方、トラッキングエラー信号TEはトラック制御回路9に供給される。トラック制御回路9はトラッキングエラー信号TEに応じてトラック駆動信号を生成する。トラック制御回路9から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル32に供給される。これによりレーザ光が光ディスク100上に形成されたトラック上を常にトレースするトラッキングサーボ制御が行われる。
上記フォーカスサーボ制御およびトラッキングサーボ制御が行われることで、レーザ光の焦点は、光ディスク記録面のトラック上を精度良く追従することができる。この結果、光検出器40の各光検出セルの出力信号の全加算信号RFには、記録情報に対応して光ディスク100のトラック上に形成されたピット等からの反射光の変化が正確に反映され、品質の確保された再生信号を得ることができる。この再生信号(全加算信号RF)は、データ再生回路60に供給される。データ再生回路60は、PLL回路61からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
トラック制御回路9によって対物レンズ30が制御されているとき、送りモータ制御回路5により、対物レンズ30が光ディスク100の記録面の所定位置近傍に位置するよう送りモータ4が駆動され、光ピックアップ3のラジアル方向の位置が制御される。
送りモータ制御回路5、レーザ駆動装置6、RFアンプ64、フォーカス制御回路8、トラック制御回路9、データ再生回路60、PLL回路61、スピンドルモータ制御回路62等は、バス63を介して制御部7に接続されている。制御部7には、CPU70が設けられており、CPU70はインタフェース回路71を介してホスト装置200から提供される動作コマンドに従って、光ディスク装置1全体の制御を行っている。また、CPU70は、RAM72を作業エリアとして使用し、ROM73に記憶されたプログラムを実行する。
レーザ発光素子33の発光パワーの制御は、直接的にはレーザ駆動装置6が行っているが、レーザ駆動装置6は制御部7からの制御信号によって制御されており、実質的に発光パワーの制御を行うパワー制御部は、レーザ駆動装置6と制御部7とから構成されることになる。
図2は、本実施形態に係る光ディスク装置1のレーザ発光素子33のレーザパワーの変化の状況を模式的に示す図である。光ディスク装置1は、マルチパルス方式(記録マークを形成する際に複数のサブパルスを発生させる方式)によってデータを光ディスク100に記録する形態である。データ記録時(ライト時)には、レーザ発光素子33は、ピークパワー(Peak Power)と呼ばれる発光パワーとボトムパワー(Bottom Power)と呼ばれる発光パワーを図2に例示したように交互に繰り返しながら発生し、光ディスク100のトラックに記録マークを形成する。ピークパワーやボトムパワーを発生する各サブパルスのパルス数やパルス幅の諸元やこれらの組み合わせは、一般にストラレジ、或いはライトストラテジと呼ばれており、光ディスク100の種類に応じて規格化されている。
記録データを消去する時には、レーザ発光素子33はピークパワーよりも小さなイレースパワー(Erase Power)を発生し、光ディスク100の記録層を結晶化し、スペースを形成する(即ち、記録マークを消去する)。
一方、データ再生時(リード時)には、レーザ発光素子33は、リードパワー(Read Power)と呼ばれる発光パワーを連続して発生する。リードパワーはイレースパワーよりさらに小さく、リードパワーによって記録層の相状態が変化することはない。
これらのピークパワー、ボトムパワー、イレースパワー、及びリードパワーの各発光パワーや発光タイミングは、パワー制御部、より直接的にはレーザ駆動装置6から制御されている。
図3は、レーザ駆動装置6の細部の構成例を示す図である。レーザ駆動装置6は、上記のピークパワー、ボトムパワー、イレースパワー、及びリードパワーをレーザ発光素子33から出力させるための4種の駆動電流源(電圧電流変換部)を有している。
レーザ駆動装置6の機能は、大きく分けると3つの機能に分類できる。
第1の機能は、記録時に記録クロックと記録データとから記録波形を生成し、それに対応したタイミングで3種の記録用の駆動電流源(ピークパワー用、ボトムパワー用、及びイレースパワー用)の切り換えを行う機能である。
第2の機能は、記録・再生時にCPU70から指令された目標発光パワーになるように、ピークパワー、イレースパワー、及びリードパワーのAPC(Auto Power Control)動作を行うと共に、ボトムパワーをACC(Auto Current Control)動作させ、レーザ発光素子33への駆動電流値を制御する機能である。
第3の機能は、信号バス63からの制御信号を解釈し、レーザ駆動装置6内各部の制御を行う機能である。
第1の機能は、PLL回路11、及び変調回路12によって実現している。PLL回路11は、記録クロックを受信して変調回路12が必要とする各種のタイミング信号を生成する。変調回路12は、記録データを解釈して内部バス14により設定された制御信号に従って記録波形を生成し、ピークパワー用、ボトムパワー用、及びイレースパワー用の各駆動電流源のオン/オフを行う3種の電流源制御信号に分解する。各電流源制御信号は、それぞれピークスイッチ28a、イレーススイッチ28b、及びボトムスイッチ28cへ接続さる。各電流源制御信号にしたがって夫々の駆動電流源がオン/オフされることにより、レーザ発光素子33の駆動電流がスイッチングされ、図2に例示したように、ピークパワー、イレースパワー、及びボトムパワーの異なる3種の発光パワーがレーザ発光素子33から出力される。
なお、リードスイッチ28dは、主に再生時のみオンになる駆動電流源のスイッチであり、信号バス63からの制御信号に含まれる記録/再生切り替え信号により制御回路13がオン/オフを行う。
第2の機能であるAPC動作は、ピークパワー系、イレースパワー系、及びリードパワー系の3つの系統について同様の構成で同様の動作を行っている。そこで、ここでは、イレースパワー系を例にとってその構成及び動作を説明する。
なお、以下の説明では、イレーススイッチ28bとホールドスイッチ22bはオン、リセットスイッチ24bと充電スイッチ25bはオフ、また切換スイッチ26bは比較アンプ21b側に設定されているものとする。
レーザ発光素子33の発光パワーはパワー検出部34にて検出され、受光信号としてレーザ駆動装置6に入力される。入力された受光信号はサンプルホールド回路20bでサンプルホールドされる。図2に例示したように、イレースパワーは短時間で切換えられているため、イレースパワーを正確に取り込むためにはイレースパワーが実際に出力されているタイミングに同期させて受光信号をサンプリングし、それ以外の期間はサンプリングした受光信号をホールドさせている。サンプルホールド回路20bでサンプルホールドされた受光信号は、比較アンプ(誤差検出部)21bの一端に入力される。
一方、制御部7のCPU70からは、イレースパワーの目標値である、目標イレースパワー値が信号バス63を介してレーザ駆動装置6に入力され、インタフェース回路10及び内部バス14を介してイレースAPC用DAC29bに設定される。イレースAPC用DAC29bからは、目標イレースパワー値に対応する電圧値(APC指令値)が出力され、比較アンプ21bの他端に入力される。
APC動作によるフィードバック制御では、比較アンプ21bの2つの入力端の電圧が等しくなるようにイレースパワー用の駆動電流が制御される。例えば、受光信号に対応する電圧がAPC指令値に対応する電圧よりも低い場合は、イレースパワー用の駆動電流源の電流量は増加される。逆に、受光信号に対応する電圧がAPC指令値に対応する電圧よりも高い場合は、イレースパワー用の駆動電流源の電流量は減少される。
このとき、駆動電流源27bの電流量は、比較アンプ21bの出力側に設けられているコンデンサ23bの電位により制御される。
第3の機能は、制御部7のCPU70により判断された制御信号を、レーザ駆動装置6内の各構成に伝える機能であり、インタフェース回路10、内部バス14、及び制御回路13によって実現されている。
近年は記録速度の向上に伴い、記録波形品質を確保するためにレーザ駆動装置6は1つのICにまとめられて光ピックアップ装置3に搭載されることがあり、図1はそれを例示している。なお、従来から一般的に採られている形態、即ち、レーザ駆動装置6の構成のうち、各駆動電流源27a、27b、27c、27dと、ピークスイッチ28a、イレーススイッチ28b、リードスイッチ28c、ボトムスイッチ28dだけを光ピックアップ装置3に搭載し、その他は光ピックアップ装置3の外部に実装する形態としてもよい。
また、図1及び図3では、レーザ駆動装置6に接続されるレーザ発光素子33の数は1つとして示しているが、光ディスク装置1がCD、DVD、HD DVD等の複数の波長の記録媒体に対して記録・再生を行う場合においては、複数のレーザ発光素子33がレーザ駆動装置6に接続される構成となる。この場合であっても、同時に発光するレーザ発光素子33は1つであり、レーザ駆動装置6の動作としてはレーザ発光素子33が1つ接続されている動作と異なることはない。
ここまで説明してきたレーザ駆動装置6の構成と各スイッチの設定状態は、実質的には従来の形態と同じものである。正確にいうと、従来の形態は、ホールドスイッチ22b、リセットスイッチ24b、充電スイッチ25b、及び切り替えスイッチ26bが設けられておらず、比較アンプ21bの出力端がコンデンサ23bと駆動電流源27bに直接接続されている形態であるが、この形態は前述した各スイッチの設定状態と等化なものである。
図4(a)乃至(c)は、従来の形態におけるAPC動作を説明する図であり、これらの図を用いて動作とその問題点を説明する。
図4(a)は、再生モードと記録モードの切換タイミングを示す図である。再生モードと記録モードの切り換えは、制御部7から出力される制御信号のうち、再生/記録切替信号によって行われる。
図4(b)は、レーザ発光素子33の発光パワーのレベルを表わしており、斜線部は、図4(c)に示すようなマルチパルス状の出射パターンを時間軸方向に圧縮して表現したものである。なお、Pp、Pe、Pr、Pbは、夫々目標ピークパワー、目標イレースパワー、目標リードパワー、及び目標ボトムパワーを表わしている。
再生/記録切替信号が再生モードから記録モードへ切り替わった瞬間から、ピークパワー系とイレースパワー系のAPCが動作し始める。ところが、従来のAPC動作では、それぞれのパワーが目標ピークパワー、及び目標イレースパワーの許容範囲内に入るまでにフィードバック制御の過渡応答に起因する過渡変動Trans_p11、及びTrans_e1を生じることとなる。これは、APC動作の開始時点では、通常、各駆動電流源の入力がゼロにリセットされるため、ゼロから目標ピークパワー、及び目標イレースパワーに達するまでに、フィードバックループの時定数に相当する応答遅れが発生するためである。
また、特許文献1等に記載されているように、記録開始から一定期間オープンループ制御による電流制御(ACC制御)を適用すると、適正な初期パワーを得ることが難しく、図4(b)に示したTrans_p12のような過渡変動を示す場合もある。
これらの過渡変動により、記録開始からしばらくの間は記録マークの形成に必要なパワーに達しない、不安定期間Tw1が発生する。不安定期間Tw1では、記録品質が低下するばかりでなく、一時的なパワーの間断によってサーボエラー信号が消失することによりサーボ動作が外れてしまうことも考えられる。
記録モードから再生モードへ切り替わった場合も同様の理由から、過渡変動Trans_r1によって、不安定期間Tr1が生じ、再生信号品質の低下やサーボの不安定動作につながるといった問題が発生する。また、別途行われる記録パワー最適化学習の結果、過度に大きな目標ピークパワーが設定された場合などは、発光パワーを検出するパワー検出部34(フロントモニタ)が飽和し、この結果APC制御ループが発散するといった問題が生じる可能性もある。
この問題を解決するため、本実施形態では、ピークパワー系、イレースパワー系、及びリードパワー系の各系に、ホールドスイッチ(22a、22b、22c)、リセットスイッチ(24a、24b、24c)、充電スイッチ(25a、25b、25c)及び切り替えスイッチ(26a、26b、26c)を設けている。
さらに、各系は、ピークACC用DAC50a、イレースパワーACC用DAC50b、リードACC用DAC50cを備えている。これらのDA変換器は、制御部7のCPU70から設定されるAPC初期値をDA変換し、その出力を充電スイッチ(25a、25b、25c)及び切り替えスイッチ(26a、26b、26c)に出力するものである。
本実施形態では、上記の構成により、図4(d)に例示したように、APC動作の過渡変動を低減している。このAPC動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップST1において、記録モードが開始されたか否かを判定する。この判定は、制御部7から出力される再生/記録切替信号に基づいて判定する。
記録モードが開始されると、制御回路13は、ピークパワー系、及びイレースパワー系のリセットスイッチ(24a、24b)を一旦閉じ、それぞれの系のコンデンサ(23a、23b)に充電されている電荷をリセットする。その後、各リセットスイッチ(24a、24b)を再び開く(ステップST2)。
次に、制御回路13は、充電スイッチ(25a、25b)を閉じ、ホールドスイッチ(22a、22b)を開く(ステップST3)。この結果、ピークACC用DAC50a、及びイレースパワーACC用DAC50bに設定されている夫々のAPC初期値に対応する電圧が、充電スイッチ(25a、25b)を介して、コンデンサ(23a、23b)に蓄積される。なおこれらのST2及びST3のステップをST1の手前に持っていき、再生動作中に行っておくことも可能である。
ここで、ピークACC用DAC50aに設定されているAPC初期値は、前回の記録モードの終了時における駆動電流源27aの入力端の電圧である。即ち、今回のピークパワー系のAPC初期値をIp(n)とし、前回の記録モード終了時のピークパワー駆動量をIp(n-1)とすると、
[数1]
Ip(n)=Ip(n-1) (式1)
で表わされるAPC初期値がピークACC用DAC50aに設定されている。この設定は制御部7のCPU70が行う。
同様に、イレースパワーACC用DAC50bに設定されているAPC初期値は、前回の記録モードの終了時における駆動電流源27bの入力端の電圧である。即ち、今回のイレースパワー系のAPC初期値をIe(n)とし、前回の記録モード終了時のピークパワー駆動量をIe(n-1)とすると、
[数2]
Ie(n)=Ie(n-1) (式2)
で表わされるAPC初期値がイレースACC用DAC50bに設定されている。この設定も制御部7のCPU70が行う。
その後、充電スイッチ(25a、25b)を開き、ホールドスイッチ(22a、22b)を閉じることにより、ピークパワー系とイレースパワー系のAPC動作が開始される(ステップST4)。
このとき、各系のAPC動作は、前回の記録モード終了時の駆動量を初期値としてフィードバック制御がスタートする。この初期値は、記録モードの終了時の駆動量であるため、APC動作が十分に整定した後の値であり、目標ピークパワーや目標イレースパワーに極めて近い値である。このため、本実施形態によるAPC動作は、目標ピークパワーや目標イレースパワーに極めて近い値からフィードバック制御が開始されることになり、図4(d)に示したように、ピークパワー系の過渡変動Trans_p2、やイレースパワー系の過渡変動Trans_e2を非常に小さな範囲に抑制することが可能となる。
この結果、本実施形態に係る不安定期間Tw2を、従来の形態に係る不安定期間Tw1に比べて大幅に短縮することができる。
ところで、レーザ発光素子33の駆動電流対発光パワー特性(以下、IL特性という)は、前述したように、温度に依存して変化することが知られている。このため、前回の記録モード終了時と今回の記録モード開始時との間の再生モード期間中にレーザ発光素子33の温度が大きく変化した場合には、同じ目標ピークパワーや目標イレースパワーを得るための駆動電流は若干異なってくる。
このような場合、APC初期値としての(式1)や(式2)に対して、前回の記録モードと今回の記録モードとの間にある再生モード期間中の駆動量の変化分を補正する形態とすればよい。具体的には、前回の記録モード直後のリードパワー駆動量をIr(n-1)とし、今回の記録モード直前のリードパワー駆動量をIr(n-1)とすると、ピークパワー系のAPC初期値は、
[数3]
Ip(n)=Ip(n-1)+(Ir(n-1)−Ir(n-1)) (式3)
と設定すればよい。同様にして、イレースパワー系のAPC初期値は、
[数4]
Ie(n)=Ie(n-1)+(Ir(n-1)−Ir(n-1)) (式4)
と設定すればよい。
なお、ボトムパワー系については、オープンループ制御(ACC動作)であり、ボトムACC用DAC51には、CPU70から目標ボトムパワーに相当する駆動量が設定されており、この設定値によりACC動作が行われる(ステップST5)。
記録モードの期間中には、ピークパワー系、イレースパワー系の各駆動電流源27a、27bの入力端信号(駆動量)がADC入力切替スイッチ17を介して、ADC15へ入力され、制御部7のCPU70に取り込まれる。この駆動量は、記録モードの期間中に適宜の間隔でサンプリングされ、保持される。この際、最新の駆動量のみ保持する形態としても良い(ステップST6)。
記録モードの期間中はステップST4乃至ステップST6が繰り返され、再生/記録切替信号によって再生モードが開始されると(ステップST7)、ステップST8以降のリードパワー系APC動作処理へ進む。
ステップST8からステップST11までの処理は、対象とする系がピークパワー系(或いはイレースパワー系)からリードパワー系となるだけで具体的な内容は、前述した処理と同じ処理が行われるため、細部の説明は省略する。
リードパワー系のAPC動作においても、APC初期値をIr(n)とし、前回の再生モード終了時のリードパワー駆動量をIr(n-1)とすると、APC初期値を、
[数5]
Ir(n)=Ir(n-1) (式5)
とすることで、図4(d)に示したように、ピークパワー系の過渡変動Trans_r2を低減することができる。この結果、再生モード開始直後の不安定期間Tr2が短縮される。
また、前回の再生モード直後のピークパワー駆動量(或いはイレースパワー駆動量)と、今回の再生モード直前のピークパワー駆動量(或いはイレースパワー駆動量)とを用いて、(式3)、(式4)と同様の補正を行っても良い。
レーザ駆動装置6は、パワー検出部34から受光信号を入力して上述したAPC動作を行っているが、本実施形態では、APC動作に係る制御に加えて、パワー検出部34に対する利得制御(受光感度制御)を行っている。
受光感度を制御する情報(受光感度情報)は、CPU70が再生モードと記録モードとの切り替えを判断し、信号バス63からの制御信号によりレーザ駆動装置6の内部バス14を経由してパワー検出部34に伝達される。また、インタフェース回路14に、CPU70によってあらかじめ設定された受光感度情報を保存しておき、信号バス63からの制御信号に含まれる記録/再生切替信号に連動して再生モード、記録モードに対応した適切な受光感度情報をパワー検出部34に出力するようにしてもよい。
この受光感度制御により、再生モードから記録モードに切り換わり発光パワーが急に大きくなった場合でもパワー検出部34の飽和を防止することが可能となり、飽和に起因するAPC動作の発散現象を回避することができる。
また、パワー検出部34の受光感度を、記録用と再生用の2種類の受光感度だけでなく、記録用として複数の受光感度制御を行うようにしても良い。
この場合、記録パワーに応じて、適正な受光感度をCPU70で求め、この受光感度情報が信号バス63を介してレーザ駆動装置6に入力される。さらに、この受光感度情報は内部バス14を介してパワー検出部34に出力される。
パワー検出部34の感度を適正に設定するという方法をとることで、記録パワー最適化の調整過程において、あらかじめ想定していたパワーよりも大きなライトパワーを出力したときなどにも効果がある。また、ダイナミックレンジを最大限有効に活用することが可能となり、より精度の高い制御が可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成例を示す図。 本実施形態に係る光ディスク装置におけるレーザ発光素子のレーザパワーの変化の状況を模式的に示す図。 本実施形態に係る光ディスク装置におけるレーザ駆動装置の細部構成例を示す図。 本実施形態に係るレーザパワー制御方法の動作を説明する図。 本実施形態に係るレーザパワー制御方法の動作例を示すフローチャート。
符号の説明
1 光ディスク装置
3 光ピックアップ
6 レーザ駆動装置
7 制御部
21a、21b、21c 比較アンプ(誤差検出部)
22a、22b、22c ホールドスイッチ
23a、23b、23c キャパシタ
25a、25b、25c 充電スイッチ
29a ピークAPC用DAC
29b イレースAPC用DAC
29c リードAPC用DAC
33 レーザ発光素子
34 パワー検出部
50a ピークACC用DAC
50b イレースACC用DAC
50c リードACC用DAC
70 CPU

Claims (17)

  1. 記録及び再生が可能な光ディスクに対してレーザ光を出力するレーザ発光素子と、
    前記レーザ発光素子から出力される前記レーザ光の発光パワーを検出するパワー検出部と、
    検出された前記発光パワーが目標発光パワーと一致するように前記レーザ発光素子の駆動量をフィードバックループで制御するパワー制御部と、
    を備え、
    前記パワー制御部は、
    前記光ディスクの記録期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの再生期間中も保持し、再生期間から記録期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記パワー制御部は、
    再生期間から記録期間に切り換わるときに、その記録期間の直前の記録期間中に得られた前記駆動量をその記録期間の直前の再生期間中も保持し、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記パワー制御部は、
    再生期間から記録期間に切り換わるときに、その記録期間の直前の記録期間中に得られた前記駆動量をその記録期間の直前の再生期間中も保持し、保持した前記駆動量と、前記直前の再生期間中における駆動量の変化量とから求められる駆動量を、前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記パワー制御部は、
    前記光ディスクの再生期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの記録期間中もさらに保持し、記録期間から再生期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値としてさらに使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 前記パワー制御部は、
    記録期間から再生期間に切り換わるときに、その再生期間の直前の再生期間中に得られた前記駆動量を、その再生期間の直前の記録期間中も保持し、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記パワー制御部は、
    記録期間から再生期間に切り換わるときに、その再生期間の直前の再生期間中に得られた前記駆動量をその再生期間の直前の記録期間中も保持し、保持した前記駆動量と、前記直前の記録期間中における駆動量の変化量とから求められる駆動量を、前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  7. 前記パワー検出部の受光感度を制御する感度制御部をさらに備え、
    前記感度制御部は、
    記録期間から再生期間に切り換わるとき、或いは再生期間から記録期間に切り換わるときに、前記受光感度を切換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 前記感度制御部は、
    前記パワー検出部で検出される前記発光パワーに基づいて、前記受光感度を切換える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光ディスク装置。
  9. 前記パワー制御部は、
    検出された前記発光パワーと前記目標発光パワーとの誤差を検出する誤差検出部と、
    前記フィードバック制御期間中に、検出された前記誤差を駆動電圧として蓄積するキャパシタと、
    前記フィードバック制御期間中に蓄積された前記駆動電圧をサンプリングし、サンプリングされた前記駆動電圧を保持し次のフィードバック制御の初期値として前記キャパシタに印加する制御部と、
    前記キャパシタに蓄積され或いは印加された駆動電圧を、前記レーザ発光素子を駆動するための駆動電流に変換する電圧電流変換部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  10. 記録及び再生が可能な光ディスクに対してレーザ発光素子を用いてレーザ光を出力し、
    前記レーザ発光素子から出力される前記レーザ光の発光パワーを検出し、
    検出された前記発光パワーが目標発光パワーと一致するように前記レーザ発光素子の駆動量をフィードバックループで制御する、
    ステップを備え、
    前記制御するステップは、
    前記光ディスクの記録期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの再生期間中も保持し、再生期間から記録期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とするレーザパワー制御方法。
  11. 前記制御するステップは、
    再生期間から記録期間に切り換わるときに、その記録期間の直前の記録期間中に得られた前記駆動量をその記録期間の直前の再生期間中も保持し、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のレーザパワー制御方法。
  12. 前記制御するステップは、
    再生期間から記録期間に切り換わるときに、その記録期間の直前の記録期間中に得られた前記駆動量をその記録期間の直前の再生期間中も保持し、保持した前記駆動量と、前記直前の再生期間中における駆動量の変化量とから求められる駆動量を、前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のレーザパワー制御方法。
  13. 前記制御するステップは、
    前記光ディスクの再生期間中に得られた前記駆動量を、前記光ディスクの記録期間中もさらに保持し、記録期間から再生期間に切り換わるときに、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値としてさらに使用する、
    ことを特徴とする請求項10にレーザパワー制御方法。
  14. 前記制御するステップは、
    記録期間から再生期間に切り換わるときに、その再生期間の直前の再生期間中に得られた前記駆動量を、その再生期間の直前の記録期間中も保持し、保持した前記駆動量を前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項13に記載のレーザパワー制御方法。
  15. 前記制御するステップは、
    記録期間から再生期間に切り換わるときに、その再生期間の直前の再生期間中に得られた前記駆動量をその再生期間の直前の記録期間中も保持し、保持した前記駆動量と、前記直前の記録期間中における駆動量の変化量とから求められる駆動量を、前記フィードバックによる制御の駆動量の初期値として使用する、
    ことを特徴とする請求項13に記載のレーザパワー制御方法。
  16. 前記発光パワーを検出するときの受光感度を制御するステップをさらに備え、
    前記感度を制御するステップは、
    記録期間から再生期間に切り換わるとき、或いは再生期間から記録期間に切り換わるときに、前記受光感度を切換える、
    ことを特徴とする請求項10に記載のレーザパワー制御方法。
  17. 前記感度を制御するステップは、
    検出される前記発光パワーに基づいて、前記受光感度を切換える、
    ことを特徴とする請求項16に記載のレーザパワー制御方法。
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