JP2003331450A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003331450A JP2002135903A JP2002135903A JP2003331450A JP 2003331450 A JP2003331450 A JP 2003331450A JP 2002135903 A JP2002135903 A JP 2002135903A JP 2002135903 A JP2002135903 A JP 2002135903A JP 2003331450 A JP2003331450 A JP 2003331450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源における自己発熱の影響を考慮して光源か
ら出力されるレーザ光のパワーを制御することにより、
光ディスクに対して品質の安定したデータの記録が行え
る光ディスク装置を提供する。 【解決手段】光ディスク装置1は、OPCによりデータ
の記録に適した最適パワーを取得すると、LD11にお
いて所定時間だけ最適パワーのレーザ光を出力し、自己
発熱による影響を受けたLD11のI−L特性を取得す
る。そして、このI−L特性に基づいて、データの記録
時におけるLD11に対する入力電流を制御する。これ
により、LD11から出力されているレーザ光のパワー
の脈動を抑えることができ、光ディスクに記録されたデ
ータの品質のばらつきを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−R、CD
−RW、DVD−R、DVD−RW等の光ディスクにデ
ータを記録する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−R、CD−RW、DVD−
R、DVD−RW等の光ディスクにデータを記録する光
ディスク装置が一般に普及している。光ディスク装置
は、光ディスクにデータを記録するときにOPCを行
い、データの記録時に光源であるLDから出力するレー
ザ光のパワーを決定している。
【0003】OPCは、周知のように光ディスクの内周
側に設けられているOPC領域に対して、照射するレー
ザ光のパワーを段階的に上げていきながら、データの試
し記録を行い、ここで光ディスクに記録したデータを再
生し、その品質が最適であるデータを検出し、該データ
を記録したときのレーザ光のパワーを取得する処理であ
る。光ディスク装置は、データの記録時におけるレーザ
光のパワーを、このOPCで取得したパワーに決定す
る。光ディスクに対するデータの記録においては、記録
したデータの品質が最適になるレーザ光のパワーが、記
録時の周囲環境(温度や湿度等)、データを記録する光
ディスクの素材や品質等、様々な要因により変化する。
光ディスク装置は、光ディスクへのデータの記録を実行
するに際して上記OPCを実行することにより、光ディ
スクに適正な品質のデータを記録していた。
【0004】また、光ディスク装置内部に堆積した塵や
埃の影響によるデータの記録・再生にかかる性能低下を
防止する技術(特開平4−3362号)や、光ディスク
装置で光源として使用されているLDを保護する技術
(特許第2525993号)や、再生時における周囲環
境の変化に応じてレーザ光のパワーを制御して再生性能
を向上させる技術(特開平7−29238号)等がすで
に提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光デ
ィスク装置はデータの記録時において、光源であるLD
から出力されているレーザ光のパワーをモニタしなが
ら、OPCで取得したパワー(以下、最適パワーと言
う。)になるように、LDに対する入力電流を制御して
いる。具体的には、モニタしているLDから出力されて
いるレーザ光のパワー(以下、モニタパワーと言う。)
が最適パワーよりも低ければLDに対する入力電流を大
きくし、反対にモニタパワーが最適パワーよりも高けれ
ばLDに対する入力電流を小さくしている。
【0006】ここで、LDのI−L特性が、周囲温度の
変化に対して閾値電流が増減するだけで、その形状が特
定の一次直線で表せれば、モニタパワーと最適パワーと
の差分に応じて、LDに対する入力電流を変化させるこ
とにより、LDから出力されているレーザ光のパワーを
最適パワーに簡単に制御できる。具体的には、LDから
出力されているレーザパワーを所定量p大きくするのに
必要な入力電流の変化量iを予め設定しておき、モニタ
パワーと最適パワーとの差分がXであれば、LDに対す
る入力電流Yを、 Y=X/p×i だけ変化させればよい。
【0007】しかしながら、LDのI−L特性は、レー
ザ光の出力により生じる自己発熱の影響を受けて変化す
る。また、自己発熱による影響は、LDから出力されて
いるレーザ光のパワーにより異なるので、I−L特性を
特定の一次直線で表すことができない。このため、上記
式でLDから出力されるレーザ光のパワーを制御する
と、OPCで決定した最適パワーの大きさによっては、
LDから出力されるレーザ光のパワーが最適パワー付近
で大きく脈動することがあり、光ディスクに記録したデ
ータの品質にばらつきが生じるという問題があった。上
記脈動の原因は、上記式における、レーザパワーを所定
量p大きくするのに必要な入力電流の変化量iの設定が
適正でないからである。
【0008】この発明の目的は、光源における自己発熱
の影響を考慮して光源から出力されるレーザ光のパワー
を制御することにより、光ディスクに対して品質の安定
したデータの記録が行える光ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、上記課題を解決するために、以下の構成を備えて
いる。
【0010】(1)装置本体にセットされた光ディスク
に対して、レーザ光を照射する光源を有するピックアッ
プヘッドと、上記ピックアップヘッドに設けられた上記
光源から照射するレーザ光の波形、およびパワーを、該
光源に対する入力電流を制御して上記光ディスクにデー
タを記録する記録制御部と、を備え、上記記録制御部
は、上記光ディスクへのデータの記録を実行するに際し
て、該ディスクの所定の記録領域に対してレーザ光のパ
ワーを段階的に変化させながらデータの試し記録を行
い、該データの試し記録の結果に基づいてデータの実記
録時におけるレーザ光のパワーを決定する光ディスク装
置において、上記記録制御部は、上記試し記録の結果に
基づいて決定したデータの実記録時におけるレーザ光の
パワーに応じた大きさの入力電流を上記光源に対して所
定時間入力し、この間におけるレーザ光のパワーの変動
を検出し、ここで検出したレーザ光のパワーの変動に基
づいてデータの実記録時における上記光源に対する入力
電流を制御する。
【0011】この構成では、記録制御部がピックアップ
ヘッドに設けられている光源(LD)に対する入力電流
を制御することにより、光源から出力されるレーザ光の
パワーを制御する。また、記録制御部は光ディスクに記
録するデータに応じて、光源から光ディスクに照射する
レーザ光の波形を制御する。また、記録制御部は光ディ
スクへのデータの記録を実行するに際して、該ディスク
の所定の領域、所謂OPC領域、に対してレーザ光のパ
ワーを段階的に変化させながら、データを記録する試し
記録(OPC)を行い、記録されるデータの品質が最適
になるレーザ光のパワーを取得する。記録制御部は、記
録時において光ディスクに照射するレーザ光のパワー
が、ここで取得したレーザ光のパワーP0になるように
光源に対する入力電流を制御する。
【0012】さらに、記録制御部は上記試し記録を行っ
て取得した、データの記録時におけるレーザ光のパワー
P0に応じた大きさの入力電流を所定時間(数100m
s)連続して光源に入力し、この間におけるレーザ光の
パワーの変動を検出する。ここで、光源に入力する入力
電流の大きさは一定であり、上記OPCにおいて取得し
た記録されるデータの品質が最適になるレーザ光のパワ
ーP0が得られる大きさである(この入力電流は、自己
発熱による影響については考慮していない大きさであ
る。)。記録制御部が上記大きさの入力電流を所定時間
連続して光源に入力したとき、光源から出力されるレー
ザ光のパワーが、該光源の自己発熱の影響を受けて低下
する。この所定時間は、光源において自己発熱の影響が
現れるのに十分な時間である。
【0013】記録制御部は、この間におけるレーザ光の
パワーの変動に基づいてデータの記録時における、光源
に対する入力電流を制御する。例えば、所定時間経過後
に光源から出力されていたレーザ光のパワーP1(この
ときの入力電流をI1とする。)と、所定時間経過後に
上記OPCで取得した記録されるデータの品質が最適に
なるレーザ光のパワーP0が得られる入力電流I2を検
出することで、該光源について自己発熱による影響を受
けた特性(I−L特性)を取得し、 (P0−P1)/(I2−I1) から、入力電流の変化に対するレーザ光のパワーの変化
を取得し、これに基づいて実記録時における光源の入力
電流を制御する。
【0014】このように、記録制御部は自己発熱による
影響を受けた光源の特性を検出し、該特性に基づいて光
源に対する入力電流を制御するので、実記録時における
レーザ光のパワーの脈動を抑えることができ、光ディス
クに対して安定したデータの記録が行える。
【0015】また、データの記録開始前に自己発熱によ
る影響を受けた光源の特性を検出するので、装置間にお
けるばらつき(光源のばらつき)、経時変化、周囲環境
等に影響されることなく、実記録時におけるレーザ光の
パワーの脈動を抑えることができる。
【0016】また、自己発熱による影響を受けた光源の
特性を検出するときに、光源から出力されたレーザ光の
照射位置については、すでに試し記録で使用した(デー
タを記録した)OPC領域を利用することで、自己発熱
による影響を受けた光源の特性の検出において、光ディ
スクの記録領域を無駄に使用することもない。
【0017】(2)上記記録制御部は、上記試し記録を
実行する前に、上記光源に対する入力電流を変化させて
現在の周囲環境における入力電流とレーザ光のパワーと
の関係を検出し、ここで検出した入力電流とレーザ光の
パワーとの関係に基づいて上記試し記録を行う。
【0018】この構成では、試し記録を行う前に、光源
に対する入力電流と、出力されるレーザ光のパワーの特
性を検出するようにしたので、LDの経時変化の影響を
受けることなく、試し記録時におけるレーザ光のパワー
を制御することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態である
光ディスク装置について説明する。
【0020】図1は、この発明の実施形態である光ディ
スク装置の主要部の構成を示す図である。光ディスク装
置1は、本体の動作を制御する制御部2と、光ディスク
10にレーザ光を照射するピックアップヘッド3と、ピ
ックアップヘッド3で検出された光ディスク10からの
反射光を増幅するRFアンプ4と、RFアンプ4の出力
をデコードするデコーダ5と、を備えている。光ディス
ク10には、EFM変調されたデータが記録されてい
る。デコーダ5は、このEFM変調された信号を復調し
た再生信号(アナログ音声信号やアナログ映像信号等)
を出力する。
【0021】ピックアップヘッド3には、光ディスク1
0にレーザ光を照射するLD11、LD11から照射さ
れたレーザ光を集光する対物レンズ12、および光ディ
スク10からの反射光を検出する受光素子13が設けら
れている。また、ピックアップヘッド3には、LD11
から出力されているレーザ光のパワーを検出するための
モニタ用フォトダイオード(モニタ用PD)(不図示)
が設けられている。サーボコントローラ6は、対物レン
ズ12を光ディスク10のデータの記録面に対して垂直
方向に変位させて、LD11から出力されたレーザ光の
焦点を光ディスク10のデータの記録面に合わせるフォ
ーカスサーボ制御、ピックアップヘッド3を光ディスク
の半径方向に変位させてLD11から出力されたレーザ
光の照射位置を光ディスク10に形成されているトラッ
クの中心に制御するトラッキングサーボ制御を行う。ま
た、サーボコントローラ6は光ディスク10を回転させ
るスピンドルモータ14の回転速度を制御する。
【0022】7はピックアップヘッド3に設けられてい
るLD11を駆動するLDドライバである。LDドライ
バ7は、レーザパワー制御部8からの指示にしたがって
LD11に対する入力電流を制御する。レーザパワー制
御部8には、LD11から出力されているレーザ光のパ
ワー(モニタ用PDの出力)が入力されている。また、
LDドライバ7はエンコーダ9から入力された記録デー
タに基づいて、LD11から出力されるレーザ光の波形
を制御する。エンコーダ9には図示していないメモリに
記憶されている記録データ(光ディスク10に記録する
データ)が入力される。エンコーダ9は、この入力され
た記録データをEFM変調し、LDドライバ7に入力す
る。
【0023】なお、LDドライバ7に入力される記録デ
ータ信号(EFM変調された信号)は、図示していない
ストラテジ回路で時間軸補正処理等を行った信号であ
る。
【0024】次に、この実施形態の光ディスク装置1に
おけるデータの記録動作について説明する。光ディスク
装置1本体には、データを記録する光ディスク10がセ
ットされる。サーボコントローラ6は、スピンドルモー
タ14の回転速度を制御して、本体にセットされた光デ
ィスク10を所定の回転速度で回転させる。また、サー
ボコントローラ6は、LD11から出力されるレーザ光
の照射位置を光ディスク10のトラックの中心に合わせ
るトラッキングサーボ制御、およびLD11から出力さ
れるレーザ光の焦点を光ディスク10のデータの記録面
に合わせるフォーカスサーボ制御を行う。トラッキング
サーボ制御、およびフォーカスサーボ制御については周
知であるので、ここでは説明を省略する。
【0025】図2は、光ディスク装置におけるデータの
記録動作を示すフローチャートである。光ディスク装置
1には、データを記録する光ディスク10(例えばCD
−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW)がセッ
トされている。光ディスク装置1は、本体にセットされ
ている光ディスク10に対して、トラックオンおよびフ
ォーカスオンを行い、サーボコントローラ6によりフォ
ーカス制御、およびトラッキング制御を行う。
【0026】光ディスク装置1は、LD11のI−L特
性を取得する(s1)。I−L特性とは、入力電流とレ
ーザ光のパワーとの関係である(図3(A)参照)。s
1では、LDドライバ7がLD11の入力電流を段階的
に変化させながら、LD11から出力されるレーザ光の
パワーを検出することにより、LD11のI−L特性を
取得する。
【0027】このように、s1では実際にLD11に入
力する入力電流を変化させて、該LD11のI−L特性
を取得するようにしたので、そのときの周囲環境下での
I−L特性を取得することができる。通常、LD11は
周囲温度が上がると閾値電流が増大し、反対に周囲温度
が下がると閾値電流が低下する(図3(B)参照)。
【0028】なお、s1ではLD11の自己発熱による
影響を受けていないI−L特性が取得される。
【0029】光ディスク装置1は、s1でLD11のI
−L特性を取得すると、OPCを実行する(s2)。O
PCでは、周知のように光ディスク11に設けられてい
るOPC領域に対して、LD11から出力されるレーザ
光のパワーを段階的に変化させながら、データを記録す
る(図4参照)。このとき、LDドライバ7はs1で取
得したI−L特性に基づいて、LD11に対する入力電
流を制御する。したがって、周囲環境の変化や、LD1
1の経時変化の影響を受けることなく、OPCを適正に
行うことができる(OPCにおいてLD11から出力す
るレーザ光のパワーを適正に変化させることができ
る)。
【0030】光ディスク装置1は、OPC領域に対する
上記データの記録が完了すると、OPC領域に記録した
データを再生し、品質が最適であるデータを抽出し、こ
のデータを記録したときのレーザ光のパワー(以下、最
適パワーと言う。)を実記録時にLD11から出力する
レーザ光のパワーに決定する。
【0031】このように、s2では光ディスク10に記
録されたデータの記録品質が最適になる最適パワーを、
実記録時にLD11から出力するレーザ光のパワーに決
定している。
【0032】なお、LD11のI−L特性を不揮発性の
メモリに記憶しておき、これを用いてs2におけるOP
Cを実行してもよい。
【0033】光ディスク装置1は、ここで決定した最適
パワーのレーザ光をLD11から所定時間(数100m
s)だけ出力し、この間におけるLD11から出力され
ているレーザ光のパワーの変動を検出する(s3〜s
5)。s3〜s5においては、LDドライバ7がLD1
1に対する入力電流を一定にする。LD11は、自己発
熱の影響を受けて、レーザ光のパワーが徐々に低下し、
あるレベルで安定する(図5参照)。
【0034】光ディスク装置1は、所定時間経過後、L
D11から出力されているレーザ光のパワーが、最適パ
ワーになる入力電流を検出する(s6)。s6では、L
D11に対する入力電流を徐々に上げていきながら、レ
ーザ光のパワーが最適パワーになったときの入力電流を
検出する。
【0035】s3〜s6の間において、LD11から出
力されたレーザ光はすでにOPCで使用したOPC領域
に照射している。一度OPCで使用したOPC領域は、
2度と使用することが無いので、s3〜s6の処理にお
いて光ディスク10の記録領域を無駄に使用することが
なく、光ディスク10の記録領域を有効に利用できる。
【0036】光ディスク装置1は、s6で最適パワーが
得られる入力電流を得ると、LD11について自己発熱
による影響を受けたI−L特性を取得する(s7)。s
7では、自己発熱によるレーザ光のパワーの低下量と、
s6で検出した最適パワーになるときのLD11の入力
電流とに基づいて、自己発熱の影響を受けたLD11の
I−L特性を取得する。図6は、s7で取得される自己
発熱による影響を受けたLD11のI−L特性を示す図
である。図6に示すように、自己発熱による影響を受け
たLD11のI−L特性と、図3に示した自己発熱によ
る影響を受けていないLD11のI−L特性とは、その
形状が異なる。LD11における自己発熱の影響は、L
D11から出力するレーザ光のパワーにより異なる。
【0037】したがって、s7ではOPCで決定した最
適パワーのレーザ光を出力するときのI−L特性(自己
発熱の影響を受けたI−L特性)を取得することができ
る。
【0038】光ディスク装置1は、光ディスク10のデ
ータ領域にデータを記録するデータ記録処理を行い(s
8)、本処理を終了する。s8では、s7で取得した自
己発熱による影響を受けたI−L特性に基づいてLD1
1に対する入力電流を制御する。具体的には、LD11
から実際に出力されているレーザ光のパワーと、最適パ
ワーとの差分に対して、s7で取得した自己発熱による
影響を受けたI−L特性に基づいてLD11に対する入
力電流を変化させる。このため、LD11から出力され
ているレーザ光のパワーの脈動を抑えることができ、光
ディスク10に記録されたデータの品質のばらつきを抑
えることができる。
【0039】このように、この実施形態の光ディスク装
置1は、LD11が最適パワーのレーザ光を出力してい
るときにおける自己発熱の影響を受けたI−L特性を検
出し、該I−L特性に基づいてデータの実記録時におけ
るLD11の入力電流を制御するようにしたので、LD
11から出力されているレーザ光のパワーが最適パワー
付近で脈動するのを抑えることができ、光ディスク10
に記録されたデータの品質のばらつきを抑えることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光源
から出力されているレーザ光のパワーの脈動を抑えるこ
とができ、光ディスクに記録されたデータの品質のばら
つきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である光ディスク装置の主
要部の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である光ディスク装置にお
けるデータの記録動作を示すフローチャートである。
【図3】LDのI−L特性を説明する図である。
【図4】OPC時におけるLDから出力するレーザパワ
ーの変化を示す図である。
【図5】自己発熱による影響を説明する図である。
【図6】自己発熱による影響を受けたLDのI−L特性
を説明する図である。
【符号の説明】
1−光ディスク装置 2−制御部 3−ピックアップヘッド 7−LDドライバ 8−レーザパワー制御部 11−ld
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 CC16 DD03 EE01 EE05 JJ01 JJ12 KK03 LL01 5D119 AA23 AA26 BA01 BB02 BB04 DA01 FA05 HA12 HA17 HA19 HA45 5D789 AA23 AA26 BA01 BB02 BB04 DA01 FA05 HA12 HA17 HA19 HA45

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体にセットされた光ディスクに対
    して、レーザ光を照射する光源を有するピックアップヘ
    ッドと、 上記ピックアップヘッドに設けられた上記光源から照射
    するレーザ光の波形、およびパワーを、該光源に対する
    入力電流を制御して上記光ディスクにデータを記録する
    記録制御部と、を備え、 上記記録制御部は、上記光ディスクへのデータの記録を
    実行するに際して、該ディスクの所定の記録領域に対し
    てレーザ光のパワーを段階的に変化させながらデータの
    試し記録を行い、該データの試し記録の結果に基づいて
    データの実記録時におけるレーザ光のパワーを決定する
    光ディスク装置において、 上記記録制御部は、上記試し記録を実行する前に、上記
    光源に対する入力電流を変化させて現在の周囲環境にお
    ける入力電流とレーザ光のパワーとの関係を検出し、こ
    こで検出した入力電流とレーザ光のパワーとの関係に基
    づいて上記試し記録を行い、また上記試し記録の結果に
    基づいて決定したデータの実記録時におけるレーザ光の
    パワーに応じた大きさの入力電流を上記光源に対して所
    定時間入力し、すでに上記試し記録で使用した領域にレ
    ーザ光を照射しながら、この間におけるレーザ光のパワ
    ーの変動を検出し、さらに、データの実記録時に上記光
    源から出力されているレーザ光のパワーを検出し、ここ
    で検出したレーザ光のパワーに応じて上記光源に対する
    入力電流を制御し、且つ該入力電流の制御を先に検出し
    た上記レーザ光のパワーの変動に基づいて行う光ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 装置本体にセットされた光ディスクに対
    して、レーザ光を照射する光源を有するピックアップヘ
    ッドと、 上記ピックアップヘッドに設けられた上記光源から照射
    するレーザ光の波形、およびパワーを、該光源に対する
    入力電流を制御して上記光ディスクにデータを記録する
    記録制御部と、を備え、 上記記録制御部は、上記光ディスクへのデータの記録を
    実行するに際して、該ディスクの所定の記録領域に対し
    てレーザ光のパワーを段階的に変化させながらデータの
    試し記録を行い、該データの試し記録の結果に基づいて
    データの実記録時におけるレーザ光のパワーを決定する
    光ディスク装置において、 上記記録制御部は、上記試し記録の結果に基づいて決定
    したデータの実記録時におけるレーザ光のパワーに応じ
    た大きさの入力電流を上記光源に対して所定時間入力
    し、この間におけるレーザ光のパワーの変動を検出し、
    ここで検出したレーザ光のパワーの変動に基づいてデー
    タの実記録時における上記光源に対する入力電流を制御
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記記録制御部は、データの実記録時に
    上記光源から出力されているレーザ光のパワーを検出
    し、ここで検出したレーザ光のパワーに応じて上記光源
    に対する入力電流を制御する請求項2に記載の光ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 上記試し記録の結果に基づいて決定した
    データの実記録時におけるレーザ光のパワーに応じた大
    きさの入力電流を上記光源に対して所定時間入力してい
    る間、レーザ光がすでに上記試し記録で使用した領域に
    照射される請求項2、または3に記載の光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 上記記録制御部は、上記試し記録を実行
    する前に、上記光源に対する入力電流を変化させて現在
    の周囲環境における入力電流とレーザ光のパワーとの関
    係を検出し、ここで検出した入力電流とレーザ光のパワ
    ーとの関係に基づいて上記試し記録を行う請求項2〜4
    のいずれかに記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008192192A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Toshiba Corp 光ディスク装置及びレーザ出力制御方法

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