JP2008112514A - 光ディスク装置および光ディスク記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することができるようにする。
【解決手段】本発明に係る光ディスク装置においては、CPUは、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定し、CPUは、決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域を追跡し、DSPは、CPUの制御に従い、トラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率を取得し、CPUは、取得されたアドレス読み取り率に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、CPUは、RFアンプに内蔵されたトラッキングオフセットレジスタを用いて、決定された記録時トラッキングオフセットを調整する。
【選択図】 図3

Description

本発明は光ディスク装置および光ディスク記録方法に係り、特に、記録時にトラッキングオフセットを調整することができるようにした光ディスク装置および光ディスク記録方法に関する。
一般に、光ディスク上に情報を記録したり、光ディスク上に記録された情報を再生するとき、正確なトラック位置を検出するために、トラック位置とビームスポット位置の差を検出してトラッキング誤差信号を生成し、生成されたトラッキング誤差信号に基づいてトラッキングサーボを実行する。すなわち、生成されたトラッキング誤差信号が0になるようにトラッキングサーボが実行される。
しかし、記録媒体の種類や反射率などによって最適なトラッキングオフセットが異なるため、記録媒体の種類や反射率の違いに対応してそれぞれ正確にトラッキングサーボを実行することができず、ビームスポット位置が所望のトラック位置から内周側または外周側に少しずれた状態のままでトラッキングサーボされてしまう。
特に、再生時と記録時とでは照射するレーザ光のパワー(光量)やゲインが異なるため、再生時か記録時かによって最適なトラッキングオフセットは異なるが、必ずしも、最適なトラッキングオフセットが再生時と記録時に照射されるレーザ光のパワー(光量)やゲインに比例するわけではなく、予め、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することは困難であった。
そこで、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に提案されている技術によれば、記録時のトラッキングオフセットを可変にして光ディスクの複数フレームにテスト記録し、複数フレームのテスト記録部分を再生した再生信号のフレームごとの特性値に基づいて最適なトラッキングオフセットを算出して決定することができる。これにより、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することができ、再生ジッタの発生を低減することができる。
また、従来から、再生時に最適なトラッキングオフセットを決定する際に、擬似的な記録時の状態を作り出し、作り出された擬似的な記録時の状態に最適なトラッキングオフセットを、記録時に最適なトラッキングオフセットとして決定する技術も知られている。
なお、近年、CD(Compact Disc)−R/RWやDVD(Digital Versatile Disc)−R/RWなどの記録可能な光ディスクにデータを記録する際、光ディスクの所定の領域(PCA(Power Calibration Area))に記録パワーを変化させてテストデータを試し書きし、試し書きされたテストデータを再生することでそれぞれのディスクに最適な記録パワーを設定する技術(OPC(Optimum Power Control))も提案されている。
特開2002−251756号公報
しかしながら、特許文献1に提案されている技術によれば、記録時のトラッキングオフセットを可変にして光ディスクの複数フレームにテスト記録し、複数フレームのテスト記録部分を再生した再生信号のフレームごとの特性値に基づいて最適なトラッキングオフセットを算出して決定することができるが、一旦、光ディスクの記録膜に記録パワーを照射して所定のテストデータを記録した上で再生処理を実行しなければならず、また、その後、所定のテストデータを記録した記録部分を消去しなければならないため、記録時における最適なトラッキングオフセットを決定するのに時間と手間がかかってしまうという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することができる光ディスク装置および光ディスク記録方法を提供することを目的とする。
本発明の光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、第1の決定手段により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域を追跡する追跡手段と、追跡手段によりトラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率を取得する取得手段と、取得手段により取得されたアドレス読み取り率に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、第2の決定手段により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の光ディスク記録方法は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定ステップと、第1の決定ステップの処理により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域を追跡する追跡ステップと、追跡ステップの処理によりトラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率を取得する取得手段と、取得手段により取得されたアドレス読み取り率に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、第2の決定ステップの処理により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、再生パワーと、第1の決定手段により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーとを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分を算出する算出手段と、算出手段により算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、第2の決定手段により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の光ディスク記録方法は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定ステップと、再生パワーと、第1の決定ステップの処理により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーとを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分を算出する算出ステップと、算出ステップの処理により算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、第2の決定ステップの処理により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、第1の決定手段により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて光ディスクの所定の領域においてトラックジャンプを実行した場合の、トラッキング誤差信号と所定の基準値との差分を算出する算出手段と、算出手段により算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、第2の決定手段により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の光ディスク記録方法は、上述した課題を解決するために、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する基準記録パワー決定ステップと、基準記録パワー決定ステップの処理により決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて光ディスクの所定の領域においてトラックジャンプを実行した場合の、トラッキング誤差信号と所定の基準値との差分を算出する算出ステップと、算出ステップの処理により算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、第2の決定ステップの処理により決定された記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の光ディスク装置およびその光ディスク記録方法においては、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーが決定され、決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域が追跡され、トラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率が取得され、取得されたアドレス読み取り率に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットが決定され、決定された記録時トラッキングオフセットが調整される。
本発明の光ディスク装置およびその光ディスク記録方法においては、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーが決定され、再生パワーと、決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーとを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分が算出され、算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットが決定され、決定された記録時トラッキングオフセットが調整される。
本発明の光ディスク装置およびその光ディスク記録方法においては、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーが決定され、決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて光ディスクの所定の領域においてトラックジャンプを実行した場合の、トラッキング誤差信号と所定の基準値との差分が算出され、算出された差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットが決定され、決定された記録時トラッキングオフセットが調整される。
本発明によれば、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置1の内部の構成を表している。
光ディスク装置1は、DVD(Digital Versatile Disc)など情報記録媒体としての光ディスク40に対して情報の記録及び再生を行う。光ディスク40は、同心円状または螺旋状に溝が刻まれており、溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼び、グループまたはランドの一周をトラックと呼ぶ。ユーザデータは、このトラック(グルーブのみ、またはグルーブおよびランド)に沿って、強度変調されたレーザ光が照射されて記録マークが形成されることにより光ディスク40上に記録される。データ再生は、記録時より弱いリードパワー(Read Power:再生パワー)のレーザ光をトラックに沿って照射して、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより行われる。記録されたデータの消去は、リードパワーより強いイレースパワー(Erase Power:消去パワー)のレーザ光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより行われる。
光ディスク40はスピンドルモータ2によって回転駆動される。スピンドルモータ2に付設されたロータリエンコーダ2aからスピンドルモータ駆動回路3に回転角信号が出力される。スピンドルモータ2が1回転すると、回転角信号は例えば5パルス発生する。これにより、スピンドルモータ制御回路4は、スピンドルモータ駆動回路3を介してロータリエンコーダ2aから入力された回転角信号に基づいて、スピンドルモータ2の回転角度および回転数を判定することができる。このスピンドルモータ2はスピンドルモータ制御回路4により制御される。
光ディスク40に対する情報の記録または再生は、光ピックアップ5によって行われる。光ピックアップ5は、ギア18およびスクリューシャフト19を介して送りモータ20と連結されており、この送りモータ20は送りモータ駆動回路21により制御される。送りモータ20が送りモータ駆動回路21から供給された送りモータ駆動電流によって回転することで、光ピックアップ5が光ディスク40の半径方向に移動する。
光ピックアップ5には、図示しないワイヤあるいは板バネによって支持された対物レンズ6が設けられる。対物レンズ6はフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能であり、また、トラッキングアクチュエータ7の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
レーザ駆動回路17は、情報記録時(マーク形成時)に、ホスト装置41からインタフェース回路39を介して供給される記録データに基づいて、書き込み用信号をレーザダイオード(レーザ発光素子)9に供給する。また、レーザ駆動回路17は、情報読取り時に、書き込み信号より小さい読取り用信号をレーザダイオード9に供給する。
フロントモニタ・フォトダイオード10は、レーザダイオード9が発生するレーザ光の一部をハーフミラー11により一定比率だけ分岐し、光量すなわち照射パワーに比例した受光信号を検出し、検出された受光信号をレーザ駆動回路17に供給する。レーザ駆動回路17はフロントモニタ・フォトダイオード10から供給された受光信号を取得し、取得された受光信号に基づいて、CPU35により予め設定された再生時のレーザパワー(照射パワー)、記録時のレーザパワー、および消去時のレーザパワーで発光するようにレーザダイオード9を制御する。
レーザダイオード9は、レーザ駆動回路17から供給される信号に応じてレーザ光を発光する。レーザダイオード9から発光されるレーザ光は、コリメータレンズ12、ハーフプリズム13、および対物レンズ6を介して光ディスク39上に照射される。光ディスク40からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム13、集光レンズ14、およびシリンドリカルレンズ15を介して、光検知器16に導かれる。
光検知器16は、例えば4分割の光検知セルからなり、検知信号を生成し、生成された検知信号をRFアンプ23に出力する。RFアンプ23は、光検知器16からの検知信号を処理し、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカス誤差信号(FE)、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキング誤差信号(TE)、および検知信号の全加算信号である再生信号(RF)を生成し、生成されたフォーカス誤差信号(FE)、トラッキング誤差信号(TE)、および再生信号(RF)をA/D変換器30に供給する。
フォーカス制御回路25は、RFアンプ23からA/D変換器30を介してDSP38で取り込まれたフォーカス誤差信号(FE)に応じてフォーカス制御信号を生成し、生成されたフォーカス制御信号をフォーカスアクチュエータ駆動回路24に供給する。フォーカスアクチュエータ駆動回路24は、フォーカス制御回路25から供給されたフォーカス制御信号に基づいて、フォーカスアクチュエータ8を駆動するためのフォーカスアクチュエータ駆動電流をフォーカシング方向のフォーカスアクチュエータ8に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク40の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボが行われる。
トラック制御回路27は、RFアンプ23からA/D変換器30を介してDSP38で取り込まれたトラッキング誤差信号(TE)に応じてトラック制御信号を生成し、生成されたトラック制御信号をトラッキングアクチュエータ駆動回路26に供給する。トラッキングアクチュエータ駆動回路26は、トラッキング制御回路27から供給されたトラッキング制御信号に基づいて、トラッキングアクチュエータ7を駆動するためのトラッキングアクチュエータ駆動電流をトラッキング方向のトラッキングアクチュエータ7に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク40上に形成されたトラック上を常にトレース(追跡)するトラッキングサーボが行われる。
このようなフォーカスサーボおよびトラッキングサーボがなされることで、光検知器16(各光検知セル)からの検知信号の全加算信号である再生信号(RF)には、記録情報に対応して光ディスク40のトラック上に形成されたピットなどからの反射光の変化が反映される。この再生信号は、A/D変換器30を介してデータ再生回路31に供給される。データ再生回路31は、A/D変換器30から供給される再生信号に応じて1もしくは0の2値化信号を生成し、生成された2値化信号をエラー訂正回路32に出力する。また、データ再生回路31は、2値化信号をエラー訂正回路32に出力すると同時に、PLL(Phase Locked Loop)回路29から供給される再生クロック信号と、この2値化信号との位相差をPLL位相比較信号として生成し、生成されたPLL位相比較信号をPLL回路29に出力する。
ジッタ測定回路33は、A/D変換器30から供給される再生信号とPLL回路29で生成される再生クロック信号から再生信号のジッタを測定する。この測定されたジッタ測定信号は、バス34を介してCPU35により読み出し可能となっている。
DSP(Digital Signal Processor)38は、RFアンプ23から出力された後にA/D変換器30を介してディジタル信号に変換されたフォーカス誤差信号(FE)およびトラッキング誤差信号(TE)などのディジタル信号に種々の演算処理を施し、スピンドルモータ制御回路4、送りモータ制御回路22、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27の制御を行う。
スピンドルモータ制御回路4、送りモータ制御回路22、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27は、バス34を介してDSP38によって制御される。
また、レーザ駆動回路17、PLL回路29、A/D変換器30、エラー訂正回路32、ジッタ測定回路33、DSP38、および温度センサ42などは、バス34を介してCPU(Central Processing Unit)35によって制御される。CPU35は、インタフェース回路39を介してホスト装置41から供給される動作コマンドに従うとともに、ROM(Read Only Memory)36に記憶されているプログラムおよびROM36からRAM(Random Access Memory)37にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行し、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより光ディスク装置1を統括的に制御する。
ところで、光ディスク装置1においては、特に記録に最適なトラッキングオフセットを決定する場合、記録媒体の種類や反射率などによって最適なトラッキングオフセットが異なるため、記録媒体の種類や反射率の違いに対応してそれぞれ正確にトラッキングサーボを実行することができず、ビームスポット位置が所望のトラック位置から内周側または外周側に少しずれた状態のままでトラッキングサーボされてしまう。
具体的には、ビームスポット位置は、例えば図2のビームスポット位置aに示されるように、グルーブ上に形成されているピットが存在するトラック位置に合うようにトラッキングサーボが実行されるが、記録媒体の種類や反射率の違いに対応してそれぞれ正確にトラッキングサーボを実行することができない場合、例えば図2のビームスポット位置bまたはcに示されるように、ビームスポット位置が所望のトラック位置から内周側または外周側に少しずれた状態のままでトラッキングサーボされてしまう。
トラッキングサーボ電圧(例えば、トラッキングアクチュエータ駆動回路26から出力される予め設定されたサーボのための電圧の値)を中心電圧としてトラッキング誤差信号が生成され、ビームスポット位置がビームスポット位置aである場合、このときDSP38に取り込まれるトラッキング誤差信号eは、グルーブ上に形成されているピットが存在するトラック位置の真ん中において、トラッキングサーボ電圧と等しくなるが、トラッキング誤差信号の中心がサーボ電圧からずれている場合、このときDSP38に取り込まれたトラッキング誤差信号fまたはgは、トラッキング誤差信号eに比べて上または下にずれてしまう。
ここで、トラッキング誤差信号のサイン波のセンタの電圧値と、基準となる電圧値(トラッキングサーボ電圧)との差を「トラッキングオフセット」と定義する。
特に、再生時と記録時とでは照射するレーザ光のパワー(光量)やゲインが異なるため、再生時か記録時かによって最適なトラッキングオフセットは異なるが、必ずしも、最適なトラッキングオフセットが再生時と記録時に照射されるレーザ光のパワー(光量)やゲインに比例するわけではなく、予め、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することは困難であった。従って、記録時においては、ビームスポット位置が所望のトラック位置から内周側または外周側に少しずれた状態のままでトラッキングサーボされてしまう傾向にある。
そこで、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することができる技術が提案されており、特開2002−251756号公報に提案されている技術によれば、記録時のトラッキングオフセットを可変にして光ディスクの複数フレームにテスト記録し、複数フレームのテスト記録部分を再生した再生信号のフレームごとの特性値に基づいて最適なトラッキングオフセットを算出して決定することができる。これにより、記録時に最適なトラッキングオフセットを決定することができ、再生ジッタの発生を低減することができる。
また、従来から、再生時に最適なトラッキングオフセットを決定する際に、擬似的な記録時の状態を作り出し、作り出された擬似的な記録時の状態に最適なトラッキングオフセットを、記録時に最適なトラッキングオフセットとして決定する技術も知られている。
なお、作り出された擬似的な記録時の状態に最適なトラッキングオフセットを「基準トラッキングオフセット」と定義する。
しかしながら、特開2002−251756号公報に提案されている技術によれば、記録時のトラッキングオフセットを可変にして光ディスクの複数フレームにテスト記録し、複数フレームのテスト記録部分を再生した再生信号のフレームごとの特性値に基づいて最適なトラッキングオフセットを算出して決定することができるが、一旦、光ディスクの記録膜に記録パワーを照射して所定のテストデータを記録した上で再生処理を実行しなければならず、また、その後、所定のテストデータを記録した記録部分を消去しなければならないため、記録時における最適なトラッキングオフセットを決定するのに時間と手間がかかってしまう。
そこで、例えば、OPC処理中に、光ディスク40のトラックに予め形成されたウォブル成分に含まれるアドレス情報をデコードして読み取り、このアドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットに、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整するようにする。これにより、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することが可能となる。以下、この方法を用いた図1の光ディスク装置1におけるOPC処理について説明する。
図3のフローチャートを参照して、図1の光ディスク装置1におけるOPC処理について説明する。このOPC処理は、ユーザによりホスト装置41の図示せぬ入力部が操作されることによりユーザデータの記録処理を開始するとの指示がなされることで、開始される。
ステップS1において、CPU35は、ユーザによりホスト装置41の入力部が操作されることによりユーザデータの記録処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、ユーザによりホスト装置41の入力部が操作されることによりユーザデータの記録処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS1においてユーザによりホスト装置41の入力部が操作されることによりユーザデータの記録処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、CPU35はステップS2で、光ピックアップ5および送りモータ制御回路22などを制御し、光ピックアップ5をPCAに移動させる。
ステップS3において、CPU35は、光ピックアップ5、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27などを制御し、予め決定された基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理の実行を開始する。なお、OPC処理を実行するに際し、例えば、再生信号の非対称性(アシンメトリ)を用いる方法や、ジッタを用いる方法が用いられる。
ステップS4において、CPU35は、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理を実行することにより求められる光ディスク40に最適な記録パワーの基準となる基準記録パワーを決定する。
ステップS5において、CPU35は、DSP38を制御し、決定された基準記録パワーに基づいて消去パワーを算出させる。DSP38は、CPU35の制御に従い、決定された基準記録パワーに基づいて消去パワー(イレースパワー)を算出する。
ステップS6において、CPU35は、DSP38における算出結果に基づいて、消去パワーを決定する。
ステップS7において、CPU35は、ステップS8の追跡処理において決定された消去パワーを記録パワーとして用いるか、あるいは記録パワーそのままを用いるかを選択する。本発明の実施形態においては、例えば決定された消去パワーを記録パワーとして用いると選択する。勿論、記録パワーそのままを用いるようにしてもよい。
次に、ステップS8において、CPU35は、光ピックアップ5、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27などを制御し、トラッキングオフセットを所定の範囲(例えば−350mV乃至350mVなど)で変化させながら、消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAの所定部分のデータを追跡(トレース)する。
ステップS9において、DSP38は、CPU35の制御に従い、トラッキングオフセットを所定の範囲(例えば−350mV乃至350mVなど)で変化させながら消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAの所定部分のデータを追跡(トレース)する際に、光ディスク40に形成されたウォブル成分に含まれるアドレス情報をデコードして読み取り、アドレス情報の読み取り率を取得する。
ステップS10において、DSP38は、CPU35の制御に従い、変化させたトラッキングオフセットの値と、取得されたアドレス情報読み取り率との関係を二次曲線に近似する。例えば図4に示されるように、縦軸をアドレス情報読み取り率に設定し、横軸を変化させたトラッキングオフセットに設定し、例えば放物線などの二次曲線に近似する。
ステップS11において、DSP38は、CPU35の制御に従い、近似された二次曲線に変曲点(例えば図4の変曲点aやbなど)が存在するか否かを判定する。なお、図4に示されるように、変曲点aやbにおいては、アドレス情報読み取り率が最大となる。
ステップS11において近似された二次曲線に変曲点(例えば図4の変曲点aやbなど)が存在すると判定された場合、CPU35はステップS12で、DSP38の指示に従い、アドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットに、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する。例えば図4の点線Aの場合、アドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットは0mVであることから、ビームスポット位置を補正する必要はなく、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットは0mvに決定される。一方、例えば図4の実線Bの場合、アドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットは53mVであることから、ビームスポット位置を補正する必要はあり、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットは53mvに決定される。
ステップS13において、CPU35は、例えばRFアンプ23内のトラッキングオフセット調整用のレジスタ(図示せず)を用いて、決定された記録時トラッキングオフセットに基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整する。
ステップS14において、CPU35は、光ピックアップ5、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27などを制御し、ステップS12の処理により決定された記録時トラッキングオフセット(光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセット)を調整してOPC処理の実行を開始する。なお、OPC処理を実行するに際し、同様に、例えば、再生信号の非対称性(アシンメトリ)を用いる方法や、ジッタを用いる方法が用いられる。
ステップS15において、CPU35は、記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行することにより求められる光ディスク40に最適な記録パワーの記録パワーを決定する。
その後、OPC処理は終了し、OPC処理により決定された光ディスク40に最適な記録パワーを用いて記録処理が実行される。
一方、ステップ11において近似された二次曲線に変曲点(例えば図4の変曲点aなど)が存在しないと判定された場合、ステップS16においてエラー処理が実行され、その後、OPC処理は終了する。勿論、アドレス情報読み取り率取得処理を予め設定された所定の回数実行するようにしてもよい。
本発明の実施形態においては、予め決定された基準トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して基準記録パワーを決定し、決定された基準記録パワーに基づいて算出された消去パワー(イレースパワー)を記録パワーとして用いて、トラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスク40のPCAの所定部分のデータを追跡(トレース)し、追跡(トレース)の際に、光ディスク40に形成されているウォブル成分に含まれるアドレス情報の読み取り率を取得するとともに、変化させたトラッキングオフセットと取得されたアドレス情報読み取り率との関係を二次曲線に近似し、近似された二次曲線の変曲点においてアドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットに、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整するようにしたので、OPC処理において記録データのエンコード処理と再生データのデコード処理をする必要がなく、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することができる。
また、記録パワーを用いず、消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAの所定部分のデータを追跡(トレース)するようにしたので、PCAをデータで無駄に書き潰すことなく効率的に記録時に最適な記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整することができる。
さらに、アドレス情報読み取り率が最大となるトラッキングオフセットに、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定するようにしたので、記録処理の際にアドレス情報が読み取れず、記録エラー(ライトエラー)が発生することを抑制することができる。
また、決定された記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録パワーを決定するようにしたので、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理を実行することにより決定される基準記録パワー(光ディスク40に最適な記録パワーの基準となる基準記録パワー)を補正し、光ディスク40により最適な記録パワーを決定することができる。
以上のように、光ディスク40の記録品質を向上させることができる。
ところで、図3のフローチャートを参照して説明したOPC処理においては、光ディスク40に予め形成されているウォブル成分に含まれるアドレス情報を用いて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整するようにしたが、例えば再生パワー(リードパワー)と、基準記録パワーに基づいて算出された消去パワー(イレースパワー)とを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の過渡応答をモニタし、モニタされた過渡応答におけるトラッキング誤差信号の差分を算出し、算出されたトラッキング誤差信号の差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整するようにしてもよい。これにより、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、正確に調整することが可能であるとともに、迅速に調整することが可能となる。以下、この方法を用いた図1の光ディスク装置1におけるOPC処理について説明する。
図5のフローチャートを参照して、図1の光ディスク装置1における他のOPC処理について説明する。なお、図5のステップS21乃至S27、およびステップS33乃至S34の処理は、図3のステップS1乃至S7、およびステップS14乃至S15の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS28において、CPU35は、光ピックアップ5、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27などを制御し、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスク40のPCAに照射する。
ステップS29において、DSP38は、CPU35の制御に従い、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスク40のPCAに照射した場合の過渡応答をモニタし、モニタされた過渡応答におけるトラッキング誤差信号の差分を算出する。
具体的には、図6に示されるように、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスク40のPCAに照射した場合、過渡応答Aが現れ、DSP38に取り込まれるトラッキング誤差信号は、瞬間的に上昇または下降する。このとき、この過渡応答Aがなくなるようにトラッキング誤差信号の差分が算出される。
例えば、再生時に最適な再生時トラッキングオフセットが決定された後、決定された再生時トラッキングオフセットが調整され、トラッキングアクチュエータ駆動回路26から出力されるサーボ電圧(例えば1.65Vなど)にトラッキング誤差信号のセンタの電圧が正確に合わされた場合に、基準トラッキングオフセットが調整されると、トラッキング誤差信号のセンタの電圧は例えば1.85Vに瞬間的に上昇した後、トラッキングアクチュエータ駆動回路26から出力されるサーボ電圧(例えば1.65Vなど)に下降される。このときのトラッキング誤差信号の差分は、1.65V−1.85=−0.2Vと算出される。
ステップS30において、CPU35は、DSP38により算出されたトラッキング誤差信号の差分に基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する。
例えば、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスク40のPCAに照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分が1.65V−1.85=−0.2Vと算出されたとき、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットは−0.2V(−200mV)に決定される。
ステップS31において、CPU35は、例えばRFアンプ23内のトラッキングオフセット調整用のレジスタ(図示せず)を用いて、決定された記録時トラッキングオフセットに基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整する。
ステップS32において、CPU35は、ステップS28乃至S31における記録時トラッキングオフセット調整処理が予め設定された所定の回数(例えば3回など)、繰り返して実行されたか否か判定する。
ステップS32において、ステップS28乃至S31における記録時トラッキングオフセット調整処理が予め設定された所定の回数(例えば3回など)、繰り返して実行されていないと判定された場合、処理はステップS28に戻り、ステップS28以降の処理が繰り返される。これにより、ステップS28乃至S31における記録時トラッキングオフセット調整処理が予め設定された所定の回数(例えば3回など)、繰り返して実行され、過渡応答がほとんどなくなるように記録時トラッキングオフセットが調整される。
ステップS32において、ステップS28乃至S31における記録時トラッキングオフセット調整処理が予め設定された所定の回数(例えば3回など)、繰り返して実行されたと判定された場合、その後、処理はステップS33に進み、記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行することにより、光ディスク40への記録処理の際に最適な記録パワーを決定することができる。
本発明の実施形態においては、予め決定された基準トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して基準記録パワーを決定し、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスク40のPCAに照射した場合の過渡応答をモニタし、モニタされた過渡応答におけるトラッキング誤差信号の差分を算出するとともに、算出されたトラッキング誤差信号の差分に基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整するようにしたので、OPC処理において記録データのエンコード処理と再生データのデコード処理をする必要がなく、再生時のトラッキングオフセット調整を精度よく行うことができさえすれば、記録時に最適なトラッキングオフセットをより簡単に、かつ、より正確に調整することができるとともに、迅速に調整することができる。
また、記録パワーを用いず、消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAに照射するようにしたので、PCAをデータで無駄に書き潰すことなく効率的に記録時に最適な記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整することができる。
さらに、決定された記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録パワーを決定するようにしたので、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理を実行することにより決定される基準記録パワー(光ディスク40に最適な記録パワーの基準となる基準記録パワー)を補正し、光ディスク40により最適な記録パワーを決定することができる。
以上のように、光ディスク40の記録品質を向上させることができる。
ところで、例えば1トラックをジャンプさせて、その際のトラッキング誤差信号のピークとボトムからセンタを算出し、算出されたトラッキング誤差信号のセンタに基づいてトラッキング誤差信号と基準値(トラッキングアクチュエータ駆動回路26から出力されるサーボ電圧(例えば1.65Vなど))の差分を算出し、算出されたトラッキング誤差信号と基準値(基準電圧であるトラッキングサーボ電圧)の差分に基づいて、光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整するようにしてもよい。これにより、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、より正確に調整することが可能となる。以下、この方法を用いた図1の光ディスク装置1におけるOPC処理について説明する。
図7のフローチャートを参照して、図1の光ディスク装置1における他のOPC処理について説明する。なお、図7のステップS41乃至S46、およびステップS51乃至S52の処理は、図3のステップS1乃至S6、およびステップS14乃至S15の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS47において、CPU35は、光ピックアップ5、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27などを制御し、決定された消去パワー(イレースパワー)を記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAにおいて例えば1トラック分のトラックジャンプを実行する。勿論、1トラック分でなくてもよい。
このとき、例えば図8に示されるようなトラッキング誤差信号がDSP38に取り込まれる。
ステップS48において、DSP38は、CPU35の制御に従い、例えば1トラック分のトラックジャンプを実行した際のトラッキング誤差信号のピークとボトムからセンタを算出し、算出されたトラッキング誤差信号のセンタに基づいてトラッキング誤差信号と基準値(基準電圧であるトラッキングサーボ電圧(例えば1.65Vなど))との差分を算出する。
例えば、トラッキング誤差信号のセンタが2.0Vであった場合、トラッキング誤差信号と基準値(基準電圧であるトラッキングサーボ電圧(例えば1.65Vなど))との差分は、1.65V−2.0V=0.35V(350mV)と算出される。
ステップS49において、CPU35は、DSP38により算出されたトラッキング誤差信号と基準値との差分に基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する。
例えば、トラッキング誤差信号と基準値(基準電圧であるトラッキングサーボ電圧(例えば1.65Vなど))との差分が1.65V−2.0V=−0.35Vと算出されたとき、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットは−0.35V(−350mV)に決定される。
ステップS50において、CPU35は、例えばRFアンプ23内のトラッキングオフセット調整用のレジスタ(図示せず)を用いて、決定された記録時トラッキングオフセットに基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを調整する。
その後、処理はステップS51に進み、記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行することにより、光ディスク40への記録処理の際に最適な記録パワーを決定することができる。
本発明の実施形態においては、予め決定された基準トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して基準記録パワーを決定し、再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスクのPCAにおいて例えば1トラック分のトラックジャンプを実行し、トラック分のトラックジャンプを実行した際のトラッキング誤差信号と基準値(基準電圧であるトラッキングサーボ電圧)との差分を算出し、算出されたトラッキング誤差信号と基準値との差分に基づいて、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整するようにしたので、OPC処理において記録データのエンコード処理と再生動作(再生処理)が必要がなく、記録時に最適なトラッキングオフセットを簡単に、かつ、より正確に調整することができる。これにより、サーボのセンタでトラッキングを実行することができ、光ディスク40への記録処理中に傷や振動などの外乱が加えられたとしても、安定してトラッキングサーボ処理を行うことができ、傷や振動などの外乱に対して耐性を増加させることができる。
また、記録パワーを用いず、消去パワーを記録パワーとして用いて光ディスク40のPCAに照射するようにしたので、PCAをデータで無駄に書き潰すことなく効率的に記録時に最適な記録時トラッキングオフセットを決定し、決定された記録時トラッキングオフセットを調整することができる。
さらに、決定された記録時トラッキングオフセットを調整してOPC処理を実行して、光ディスク40への記録処理の際に用いられる記録パワーを決定するようにしたので、基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理を実行することにより決定される基準記録パワー(光ディスク40に最適な記録パワーの基準となる基準記録パワー)を補正し、光ディスク40により最適な記録パワーを決定することができる。
以上のように、光ディスク40の記録品質を向上させることができる。
なお、本発明の実施形態においては、演算処理などをDSP38において行うようにしたが、DSP38の代わりにCPU35において実行するようにしてもよい。
また、光ディスク40には、消去パワーを用いて記録時のトラッキングオフセットを調整する場合には、CD−RWやDVD±RWなどの書き換え型ディスクに用いることができ、更に記録パワーを用いて記録時のトラッキングオフセット調整する場合には1回限り記録できるディスクを用いるようにしてもよいし、CD−RWやDVD±RWなどの書き換え型ディスクを用いるようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る光ディスク装置の内部の構成を示すブロック図。 ビームスポット位置が所望のトラック位置から内周側または外周側に少しずれた状態のままでトラッキングサーボされる場合を説明する説明図。 図1の光ディスク装置におけるOPC処理を説明するフローチャート。 アドレス情報読み取り率とトラッキングオフセットとの関係を示すグラフ。 図1の光ディスク装置における他のOPC処理を説明するフローチャート。 再生パワーと、基準記録パワーに基づいて算出された記録パワーとして用いる消去パワーとを切り替えて光ディスクのPCAに照射した場合に現れる過渡応答を説明する説明図。 図1の光ディスク装置における他のOPC処理を説明するフローチャート。 1トラック分のトラックジャンプを実行した際のトラッキング誤差信号を示す図。
符号の説明
1…光ディスク装置、2…スピンドルモータ、2a…ロータリエンコーダ、3…スピンドルモータ駆動回路、4…スピンドル制御回路、5…光ピックアップ、6…対物レンズ、7…トラッキングアクチュエータ、8…フォーカスアクチュエータ、9…レーザダイオード、10…フロントモニタ・フォトダイオード、11…ハーフミラー、12…コリメータレンズ、13…ハーフプリズム、14…集光レンズ、15…シリンドリカルレンズ、16…光検出器、17…レーザ駆動回路、18…ギア、19…スクリューシャフト、20…送りモータ、21…送りモータ駆動回路、22…送りモータ制御回路、23…RFアンプ、24…フォーカスアクチュエータ駆動回路、25…フォーカスアクチュエータ制御回路、26…トラッキングアクチュエータ駆動回路、27…トラッキング制御回路、28…水晶、29…PLL回路、30…A/D変換器、31…データ再生回路、32…エラー訂正回路、33…ジッタ測定回路、34…バス、35…CPU、36…ROM、37…RAM、38…DSP、39…インタフェース回路、40…光ディスク、41…ホスト装置。

Claims (11)

  1. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、
    前記第1の決定手段により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域を追跡する追跡手段と、
    前記追跡手段によりトラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたアドレス読み取り率に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、
    第2の決定手段により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記調整手段により前記記録時トラッキングオフセットを調整した後、OPC処理により、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録パワーを決定する記録パワー決定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記第2の決定手段は、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる前記記録時トラッキングオフセットを、前記取得手段により取得されたアドレス読み取り率が最大となるトラッキングオフセットに決定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定ステップと、
    前記第1の決定ステップの処理により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて、トラッキングオフセットを変化させて光ディスクの所定の領域を追跡する追跡ステップと、
    前記追跡ステップの処理によりトラッキングオフセットを所定の範囲で変化させて光ディスクの所定の領域にデータを追跡する際に、アドレス情報の読み取り率であるアドレス情報読み取り率を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたアドレス読み取り率に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、
    第2の決定ステップの処理により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする光ディスク装置の光ディスク記録方法。
  5. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、
    再生パワーと、前記第1の決定手段により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーとを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記差分に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、
    前記第2の決定手段により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記調整手段により前記記録時トラッキングオフセットを調整した後、OPC処理により、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録パワーを決定する記録パワー決定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記調整手段は、予め設定された所定の回数繰り返して、前記第2の決定手段により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整することを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  8. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定ステップと、
    再生パワーと、前記第1の決定ステップの処理により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーとを切り替えて光ディスクの所定の領域に照射した場合の、トラッキング誤差信号の差分を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップの処理により算出された前記差分に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、
    前記第2の決定ステップの処理により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする光ディスク装置の光ディスク記録方法。
  9. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定手段と、
    前記第1の決定手段により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて光ディスクの所定の領域においてトラックジャンプを実行した場合の、トラッキング誤差信号と所定の基準値との差分を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記差分に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定手段と、
    前記第2の決定手段により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 前記調整手段により前記記録時トラッキングオフセットを調整した後、OPC処理により、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録パワーを決定する記録パワー決定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 基準トラッキングオフセットを設定してOPC処理により基準記録パワーを決定する第1の決定ステップと、
    前記第1の決定ステップの処理により決定された前記基準記録パワーに基づいて算出された消去パワーを用いて光ディスクの所定の領域においてトラックジャンプを実行した場合の、トラッキング誤差信号と所定の基準値との差分を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップの処理により算出された前記差分に基づいて、前記光ディスクへの記録処理の際に用いられる記録時トラッキングオフセットを決定する第2の決定ステップと、
    前記第2の決定ステップの処理により決定された前記記録時トラッキングオフセットを調整する調整ステップとを含むことを特徴とする光ディスク装置の光ディスク記録方法。
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