JP2008299976A - 光ディスク装置および光ディスク記録再生方法 - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク記録再生方法 Download PDF

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    • G11B7/094Methods and circuits for servo offset compensation

Abstract

【課題】ヘッダの読み率を用いることなく、フォーカスオフセットを簡便に、かつ、好適に調整することができるようにする。
【解決手段】本発明に係る光ディスク装置1においては、CPU35は、フォーカス制御回路25を制御し、対物レンズ6の高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定し、スピンドルモータ制御回路4、レーザ駆動回路17、およびRFアンプ23を制御し、設定されたフォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を回転させたときに、ランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波し、全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定し、フォーカス制御回路25を制御し、全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する
【選択図】 図1

Description

本発明は光ディスク装置および光ディスク記録再生方法に係り、特に、フォーカス誤差信号に与えるフォーカスオフセットを調整することができるようにした光ディスク装置および光ディスク記録再生方法に関する。
従来から、光ディスク上に照射されるビームスポットの焦点位置決めの精度を向上させるために、フォーカス誤差信号に与えるフォーカスオフセットの調整が行われている。例えばこのフォーカスオフセットの調整では、最大のトラッキング誤差信号の振幅が得られるように調整することでフォーカスオフセットの調整が行われたり、あるいは、その後さらにヘッダの読み率が最大となるようにフォーカスオフセットの微調整を行っていた(例えば特許文献1乃至2参照)。
特許文献1に提案されている技術によれば、ランド・グルーブのそれぞれの再生状態(ジッタおよびビットエラーレート)が良好となるようにフォーカスオフセットを調整することができる。また、特許文献2に提案されている技術によれば、まず、再生エラー情報を元にフォーカスオフセットを調整し、その後、ランド・グルーブ切り替え部でのフォーカス誤差信号の変動量が小さくなるようにフォーカスオフセットの調整を行うことができる。
特開2000−155961号公報 特開2002−319155号公報
最大のトラッキング誤差信号の振幅が得られるように調整することでフォーカスオフセットを調整する調整方法のみの場合、トラッキング誤差信号にヘッダ部の信号が漏れ込むと、誤ってヘッダ部の信号をサンプリングしてしまうことがあるため、フォーカスオフセットの調整を精度よく行うことは困難である。そこで、従来においては、この調整後に、さらにヘッダの読み率が最大となるようにフォーカスオフセットの微調整を行うようにしているが、この場合、前者の調整段階で必ず何らかのヘッダ読み率が測定可能であるという条件が必要であった。
また、上述した特許文献1および2に提案されている技術でも、再生状態を正しく評価するためには、少なくとも「RF信号が存在すること(記録後の状態であること)」、「再生状態を評価するセクタのヘッダが良好に再生することができること」という条件が必要となる。従って、この技術を用いる場合、未記録ディスクのときにはこれらの条件をみたすために一旦記録を行う必要があった。
このように、従来の技術においては、いずれにしてもヘッダを読み取ることが必要となるが、ヘッダを読み取るためには前提としてRF信号を2値化する必要があり、PLL回路などの調整をする必要が出てきてしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ヘッダの読み率を用いることなく、フォーカスオフセットを簡便に、かつ、好適に調整することができる光ディスク装置および光ディスク記録再生方法を提供することを目的とする。
本発明の光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波手段と、前記検波手段により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定手段と、前記測定手段により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置は、上述した課題を解決するために、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波手段と、前記検波手段により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定手段と、前記測定手段により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク記録再生方法は、上述した課題を解決するために、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定ステップと、前記設定ステップの処理により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波ステップと、前記検波ステップの処理により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定ステップと、前記測定ステップの処理により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の光ディスク記録再生方法は、上述した課題を解決するために、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定ステップと、前記設定ステップの処理により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波ステップと、前記検波ステップの処理により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定ステップと、前記測定ステップの処理により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の光ディスク装置においては、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットが設定され、設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープが検波され、検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが測定され、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが決定される。
本発明の光ディスク装置においては、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットが設定され、設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープが検波され、検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが測定され、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが決定される。
本発明の光ディスク記録再生方法においては、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットが設定され、設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープが検波され、検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが測定され、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが決定される。
本発明の光ディスク記録再生方法においては、光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットが設定され、設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープが検波され、検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが測定され、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが決定される。
本発明に係る光ディスク装置によれば、ヘッダの読み率を用いることなく、フォーカスオフセットを簡便に、かつ、好適に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置1の構成を表している。
光ディスク装置1は、DVD(Digital Versatile Disc)など情報記録媒体としての光ディスク40に対して情報の記録及び再生を行う。光ディスク40は、同心円状または螺旋状に溝が刻まれており、溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼び、グループまたはランドの一周をトラックと呼ぶ。ユーザデータは、このトラック(グルーブのみ、またはグルーブおよびランド)に沿って、強度変調されたレーザ光が照射されて記録マークが形成されることにより光ディスク40上に記録される。データ再生は、記録時より弱いリードパワー(Read Power)のレーザ光をトラックに沿って照射して、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより行われる。記録されたデータの消去は、リードパワーより強いイレースパワー(Erase Power)のレーザ光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより行われる。
光ディスク40はスピンドルモータ2によって回転駆動される。スピンドルモータ2に付設されたロータリエンコーダ2aからスピンドルモータ駆動回路3に回転角信号が出力される。スピンドルモータ2が1回転すると、回転角信号は例えば5パルス発生する。これにより、スピンドルモータ制御回路4は、スピンドルモータ駆動回路3を介してロータリエンコーダ2aから入力された回転角信号に基づいて、スピンドルモータ2の回転角度および回転数を判定することができる。このスピンドルモータ2はスピンドルモータ制御回路4により制御される。
光ディスク40に対する情報の記録または再生は、光ピックアップ5によって行われる。光ピックアップ5は、ギア18およびスクリューシャフト19を介して送りモータ20と連結されており、この送りモータ20は送りモータ駆動回路21により制御される。送りモータ20が送りモータ駆動回路21から供給された送りモータ駆動電流によって回転することで、光ピックアップ5が光ディスク40の半径方向に移動する。
光ピックアップ5には、図示しないワイヤあるいは板バネによって支持された対物レンズ6が設けられる。対物レンズ6はフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能であり、また、トラッキングアクチュエータ7の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
レーザ駆動回路17は、情報記録時(マーク形成時)に、ホスト光ディスク装置41からインタフェース回路39を介して供給される記録データに基づいて、書き込み用信号をレーザダイオード(レーザ発光素子)9に供給する。また、レーザ駆動回路17は、情報読取り時に、書き込み信号より小さい読取り用信号をレーザダイオード9に供給する。
フロントモニタ・フォトダイオード10は、レーザダイオード9が発生するレーザ光の一部をハーフミラー11により一定比率だけ分岐し、光量すなわち照射パワーに比例した受光信号を検出し、検出された受光信号をレーザ駆動回路17に供給する。レーザ駆動回路17はフロントモニタ・フォトダイオード10から供給された受光信号を取得し、取得された受光信号に基づいて、CPU35により予め設定された再生時のレーザパワー(照射パワー)、記録時のレーザパワー、および消去時のレーザパワーで発光するようにレーザダイオード9を制御する。
レーザダイオード9は、レーザ駆動回路17から供給される信号に応じてレーザ光を発光する。レーザダイオード9から発光されるレーザ光は、コリメータレンズ12、ハーフプリズム13、および対物レンズ6を介して光ディスク39上に照射される。光ディスク40からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム13、集光レンズ14、およびシリンドリカルレンズ15を介して、光検知器16に導かれる。
光検知器16は、例えば4分割の光検知セルからなり、検知信号を生成し、生成された検知信号をRFアンプ23に出力する。RFアンプ23は、光検知器16からの検知信号を処理し、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカス誤差信号(FE)、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキング誤差信号(TE)、および検知信号の全加算信号である再生信号(RF)を生成し、生成されたフォーカス誤差信号(FE)、トラッキング誤差信号(TE)、および再生信号(RF)をA/D変換器30に供給する。
フォーカス制御回路25は、RFアンプ23からA/D変換器30を介してDSP38で取り込まれたフォーカス誤差信号(FE)に応じてフォーカス制御信号を生成し、生成されたフォーカス制御信号をフォーカスアクチュエータ駆動回路24に供給する。フォーカスアクチュエータ駆動回路24は、フォーカス制御回路25から供給されたフォーカス制御信号に基づいて、フォーカスアクチュエータ8を駆動するためのフォーカスアクチュエータ駆動電流をフォーカシング方向のフォーカスアクチュエータ8に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク40の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボが行われる。
トラック制御回路27は、RFアンプ23からA/D変換器30を介してDSP38で取り込まれたトラッキング誤差信号(TE)に応じてトラック制御信号を生成し、生成されたトラック制御信号をトラッキングアクチュエータ駆動回路26に供給する。トラッキングアクチュエータ駆動回路26は、トラッキング制御回路27から供給されたトラッキング制御信号に基づいて、トラッキングアクチュエータ7を駆動するためのトラッキングアクチュエータ駆動電流をトラッキング方向のトラッキングアクチュエータ7に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク40上に形成されたトラック上を常にトレースするトラッキングサーボが行われる。
このようなフォーカスサーボおよびトラッキングサーボがなされることで、光検知器16(各光検知セル)からの検知信号の全加算信号である再生信号(RF)には、記録情報に対応して光ディスク40のトラック上に形成されたピットなどからの反射光の変化が反映される。この再生信号は、A/D変換器30を介してデータ再生回路31に供給される。データ再生回路31は、A/D変換器30から供給される再生信号に応じて1もしくは0の2値化信号を生成し、生成された2値化信号をエラー訂正回路32に出力する。また、データ再生回路31は、2値化信号をエラー訂正回路32に出力すると同時に、PLL(Phase Locked Loop)回路29から供給される再生クロック信号と、この2値化信号との位相差をPLL位相比較信号として生成し、生成されたPLL位相比較信号をPLL回路29に出力する。
ジッタ測定回路33は、A/D変換器30から供給される再生信号とPLL回路29で生成される再生クロック信号から再生信号のジッタを測定する。この測定されたジッタ測定信号は、バス34を介してCPU35により読み出し可能となっている。
DSP(Digital Signal Processor)38は、RFアンプ23から出力された後にA/D変換器30を介してディジタル信号に変換されたフォーカス誤差信号(FE)およびトラッキング誤差信号(TE)などのディジタル信号に種々の演算処理を施し、スピンドルモータ制御回路4、送りモータ制御回路22、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27の制御を行う。
スピンドルモータ制御回路4、送りモータ制御回路22、フォーカス制御回路25、およびトラッキング制御回路27は、バス34を介してDSP38によって制御される。
また、レーザ駆動回路17、PLL回路29、A/D変換器30、エラー訂正回路32、ジッタ測定回路33、およびDSP38などは、バス34を介してCPU(Central Processing Unit)35によって制御される。CPU35は、インタフェース回路39を介してホスト光ディスク装置41から供給される動作コマンドに従うとともに、ROM(Read Only Memory)36に記憶されているプログラムおよびROM36からRAM(Random Access Memory)37にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行し、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより光ディスク装置1を統括的に制御する。
ところで、最大のトラッキング誤差信号の振幅が得られるように調整することでフォーカスオフセットを調整する調整方法のみの場合、トラッキング誤差信号にヘッダ部の信号が漏れ込むと、誤ってヘッダ部の信号をサンプリングしてしまうことがあるため、フォーカスオフセットの調整を精度よく行うことは困難である。そこで、従来においては、この調整後に、さらにヘッダの読み率が最大となるようにフォーカスオフセットの微調整を行うようにしているが、この場合、前者の調整段階で必ず何らかのヘッダ読み率が測定可能であるという条件が必要であった。
また、上述した特許文献1および2に提案されている技術でも、再生状態を正しく評価するためには、少なくとも「RF信号が存在すること(記録後の状態であること)」、「再生状態を評価するセクタのヘッダが良好に再生することができること」という条件が必要となる。従って、この技術を用いる場合、光ディスク40が未記録ディスクのときにはこれらの条件をみたすために一旦記録を行う必要があった。
このように、従来の技術においては、いずれにしてもヘッダを読み取ることが必要となるが、ヘッダを読み取るためには前提としてRF信号を2値化する必要があり、PLL回路などの調整をする必要が出てきてしまう。
図2に示されるように、例えば「I14H」に相当する全加算信号またはRF信号のピークエンベロープを用いてフォーカスオフセットの調整を行うようにする。具体的には、対物レンズ6の高さを調整するフォーカスオフセットを任意の状態(任意の値)にセット(固定)すると、光ディスク40上でのビームスポットの合焦点は一意に定まるが、ランドまたはグルーブの「I14H」は合焦点からの距離に応じて定まることから、ランドとグルーブのトラックにおけるビームスポットの合焦点では、ランドとグルーブのそれぞれから反射する光量にわずかな差が生じる。すなわち、ランドとグルーブのトラックにおいて、例えば「I14H」に相当する全加算信号またはRF信号に、わずかな段差(図2のα)が生じる。なお、全加算信号またはRF信号のピークエンベロープは「I14H」を示しており、トラッキングサーボを行わない状態でランドまたはグルーブを識別することなく全加算信号またはRF信号のピークエンベロープを測定した場合、光ディスク40の半径方向にビームスポットが移動しないことから、光ディスク40を1回転させると、結果的に、「ランド→グルーブ→ランド→…」のように自ずとランドとグルーブのトラックを横切りながら元のトラック溝(ランドまたはグルーブ)に戻る。そのため、トラッキングサーボを行わずに光ディスク40を1回転させたとしても、ランドとグルーブのトラック溝の「I14H」(すなわち、全加算信号またはRF信号のピークエンベロープ振幅)を測定することができ、その結果、ランドとグルーブにおける全加算信号またはRF信号のピークエンベロープ振幅の差を測定することができる。
一方、トラッキングサーボを行った状態でランドまたはグルーブを交互にトレースして全加算信号またはRF信号のピークエンベロープを測定した場合、ランドまたはグルーブのそれぞれのトラック溝を含む「I14H」(すなわち、全加算信号またはRF信号のピークエンベロープ振幅)を測定することができる。そこで、例えば「I14H」に相当する全加算信号またはRF信号のピークエンベロープを用いて、ランドとグルーブのそれぞれから反射する光量の差が最小となるようなオフセットをフォーカスオフセットとして調整するようにする。これにより、フォーカスオフセットを調整する場合に、アナログ信号(アナログ波形)のみを用いてフォーカス調整することが可能となり、RF信号を2値化する必要がなくなる。
以下、この方法を用いたフォーカスオフセット調整処理について説明する。
図3のフローチャートを参照して、図1の光ディスク装置1におけるフォーカスオフセット調整処理について説明する。
ステップS1において、CPU35は、フォーカスオフセット調整処理を行うに際し、フォーカス制御回路25を制御し、対物レンズ6をフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させ、光ピックアップ5に設けられた対物レンズ6の高さを調整するフォーカスオフセットをまず任意の値に設定する。
ステップS2において、CPU35は、光ピックアップ5、スピンドルモータ制御回路4、レーザ駆動回路17、RFアンプ23などを制御し、トラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を少なくとも1回転させたとき、測定点としてのビームスポット位置対物レンズ6の位置に対応する合焦点(例えば対物レンズ6の位置に対応する10個程度のビームスポットの合焦点)における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)を検波する。RFアンプ23は、検波された合焦点0乃至10における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)をA/D変換器30に供給する。勿論、フォーカスオフセット変更区間での合焦点0乃至10における全加算信号以外に、RF信号(再生信号)を用いるようにしてもよい。なお、上述したように、トラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を少なくとも1回転させると、結果的に、「ランド→グルーブ→ランド→…」のように自ずとランドとグルーブのトラックを横切りながら元のトラック溝(ランドまたはグルーブ)に戻る。
また、全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)を検波するので、未記録領域が存在する光ディスク40に関してもフォーカスオフセットを調整することができるとともに、記録領域であっても、加算信号の平均の振幅レベルではなく、「加算信号のピークエンベロープ検波」を用いて未記録相当の振幅レベルを用いることができる。
ステップS3において、DSP38は、CPU35の制御に従い、RFアンプ23からA/D変換器30を介して取り込まれた全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)の振幅レベルを測定する。
ステップS4において、CPU35は、ピークエンベロープ振幅測定処理を予め設定された所定の回数(例えば10回程度など)繰り返したか否かを判定する。ステップS4においてピークエンベロープ振幅測定処理を予め設定された所定の回数(例えば10回程度など)繰り返していないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行され、全加算信号のピークエンベロープ振幅処理が繰り返し実行される。すなわち、ステップS1で再度異なるフォーカスオフセットが任意に設定され、ピークエンベロープ測定処理が行われる。これにより、例えば図4(A)に示されるように、フォーカスオフセット変更区間の各測定点での合焦点0乃至10における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)が検波されて測定される。
ステップS4においてピークエンベロープ測定処理を予め設定された所定の回数(例えば10回など)繰り返したと判定された場合、CPU35はステップS5で、ピークエンベロープ測定処理を所定の回数(例えば10回程度など)繰り返してそれぞれ設定した複数のフォーカスオフセット(例えば10個程度のフォーカスオフセット)のうち、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する。その後、CPU35は、フォーカス制御回路25を制御し、対物レンズ6をフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させ、決定された光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットに基づいて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを調整する。例えば図4(A)の場合、全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)の振幅レベルが最小となる最適点近傍Mにおけるオフセットが、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットに決定され、その後、その決定されたフォーカスオフセットに基づいて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが調整される。
例えば図4(A)における最適点近傍Mにおけるオフセットがフォーカスオフセットとして調整されると、図5(A)に示されるようにフォーカス誤差信号に与えるフォーカスオフセット(光ピックアップ5に設けられた対物レンズ6の高さを変えるためのオフセット)はβ(μm)となるが、このとき、図5に示されるように、ランドとグルーブのいずれのトラックにおける反射量(%)も好適な値(図5の場合、およそ90%程度)となる。
なお、付言すれば、ヘッダを読み、そのヘッダ読み率を測定した上でヘッダ読み率が最適となるオフセットをフォーカスオフセットとして調整する場合、千鳥状にスポットの形状が変わると、最適なヘッダ読み率に対応するオフセットが微妙にずれてしまう。これに対して、図5(B)に示されるように、フォーカス誤差信号に与えるフォーカスオフセットをβ(μm)に調整すると、ヘッダ読み率(%)も当然にほぼ100%となる。これにより、ヘッダを読み、そのヘッダ読み率を測定した上でヘッダ読み率が最適となるオフセットをフォーカスオフセットとして調整する場合に比べて、確実にヘッダ読み率が最適なフォーカスオフセットに調整することができる。
本発明の実施形態においては、光ピックアップ5に設けられた対物レンズ6の高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定し、設定されたフォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を回転させたときに、対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波し、検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定するとともに、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定することができる。
これにより、トラッキングをかけることなく、全加算信号やRF信号などのアナログ信号のみを用いて、PLL回路29などを調整した上でヘッダを再生することなくフォーカスオフセットを調整することができる。また、再生エラー情報(バイトエラー数、ヘッダエラー数)の測定を行わずに、フォーカスオフセットを調整することができる。さらに、光ディスク40上に形成されたランドとグルーブにおけるフォーカスオフセットを同時に調整することができる。従って、ヘッダの読み率を用いることなく、フォーカスオフセットを簡便に、かつ、好適に調整することができる。その結果、フォーカスオフセットの調整時間を短縮することができる。
なお、図3のフローチャートを参照して説明したフォーカスオフセット調整処理においては、トラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を1回転させた上でフォーカスオフセットを調整するようにしたが、トラッキングサーボを行わない状態でのフォーカスオフセット調整処理の後、トラッキングサーボを行った状態で、光ディスク40を1回転させた上でフォーカスオフセットを調整するようにしてもよいし、トラッキングサーボを行った状態でのフォーカスオフセット調整処理のみを行うようにしてもよい。以下、この方法を用いたフォーカスオフセット調整処理について説明する。
図6のフローチャートを参照して、図1の光ディスク装置1におけるフォーカスオフセット調整処理について説明する。なお、このフォーカスオフセット調整処理においては、トラッキングサーボを行わない状態でのフォーカスオフセット調整処理の後に、トラッキングサーボを行った状態でのフォーカスオフセット調整処理を併用して行うようにする。
ステップS11において、CPU35は、フォーカスオフセット調整処理を行うに際し、フォーカス制御回路25を制御し、対物レンズ6をフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させ、光ピックアップ5に設けられた対物レンズ6の高さを調整するフォーカスオフセットをまず任意の値に設定する。
ステップS12において、CPU35は、光ピックアップ5、スピンドルモータ制御回路4、レーザ駆動回路17、RFアンプ23などを制御し、トラッキングサーボを行わない状態で光ディスク40を1回転させたとき、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける、測定点としての対物レンズ6の位置に対応する合焦点(例えば対物レンズ6の位置に対応する8乃至10個程度のビームスポットの合焦点)における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)を検波する。RFアンプ23は、検波された合焦点0乃至8における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)をA/D変換器30に供給する。
ステップS13において、DSP38は、CPU35の制御に従い、RFアンプ23からA/D変換器30を介して取り込まれた全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)の振幅レベルを測定する。
ステップS14において、CPU35は、ピークエンベロープ振幅測定処理を予め設定された所定の回数(例えば例えば8乃至10回程度など)繰り返したか否かを判定する。ステップS14においてピークエンベロープ振幅測定処理を予め設定された所定の回数(例えば8乃至10回程度など)繰り返していないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰り返し実行され、全加算信号のピークエンベロープ振幅処理が繰り返し実行される。これにより、例えば図4(B)に示されるように、フォーカスオフセット変更区間での合焦点0乃至8における全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)が検波される。
ステップS14においてピークエンベロープ測定処理を予め設定された所定の回数(例えば8乃至10回など)繰り返したと判定された場合、CPU35はステップS15で、ピークエンベロープ測定処理を所定の回数(例えば8乃至10回程度など)繰り返してそれぞれ設定した複数のフォーカスオフセット(例えば8乃至10個程度のフォーカスオフセット)のうち、測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する。その後、CPU35は、フォーカス制御回路25を制御し、対物レンズ6をフォーカスアクチュエータ8の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させ、決定された光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットに基づいて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを調整する。例えば図4(B)の場合、全加算信号のピークエンベロープ(包絡線)の振幅レベルが最小となる最適点近傍Mにおけるオフセットが、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットに決定され、その後、その決定されたフォーカスオフセットに基づいて、光ディスク40を記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットが調整される。
これにより、光ディスク40上に形成されたランドとグルーブにおけるフォーカスオフセットを同時に調整することができ、フォーカスオフセットを簡便に、より高精度に、かつより好適に調整することができる。
なお、調整時に記録・未記録領域の混在による反射率の変化の影響を受けないように記録パワー調整処理と組み合わせてフォーカスオフセット調整処理を行うようにしてもよい。すなわち、図7のフローチャートに示されるように、ステップS21において、トラッキングサーボを行った状態でのフォーカスオフセット調整処理を開始する前に、レーザ駆動回路17などにより記録動作を用いて光ディスク40に均一の記録領域を形成した上で、その均一な記録領域におけるランドとグルーブのトラックにてフォーカスオフセット調整処理を行うようにしてもよい。これにより、ヘッダの読み率を用いることなく、フォーカスオフセットを簡便に、より高精度に、かつ、より好適に調整することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図。 光ディスク上に形成されるランドとグルーブのトラックにより生じる光量の差を説明する説明図。 図1の光ディスク装置におけるフォーカスオフセット調整処理を説明するフローチャート。 トラッキングサーボを行わない状態、またはトラッキングサーボを行った状態で検波される全加算信号またはRF信号のエンベロープを示す図。 フォーカスオフセットと反射量またはヘッダ読み率との関係を示す図。 図1の光ディスク装置における他のフォーカスオフセット調整処理を説明するフローチャート。 図1の光ディスク装置における他のフォーカスオフセット調整処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…光ディスク装置、2…スピンドルモータ、2a…ロータリエンコーダ、3…スピンドルモータ駆動回路、4…スピンドル制御回路、5…光ピックアップ、6…対物レンズ、7…トラッキングアクチュエータ、8…フォーカスアクチュエータ、9…レーザダイオード、10…フロントモニタ・フォトダイオード、11…ハーフミラー、12…コリメータレンズ、13…ハーフプリズム、14…集光レンズ、15…シリンドリカルレンズ、16…光検出器、17…レーザ駆動回路、18…ギア、19…スクリューシャフト、20…送りモータ、21…送りモータ駆動回路、22…送りモータ制御回路、23…RFアンプ、24…フォーカスアクチュエータ駆動回路、25…フォーカスアクチュエータ制御回路、26…トラッキングアクチュエータ駆動回路、27…トラッキング制御回路、28…水晶、29…PLL回路、30…A/D変換器、31…データ再生回路、32…エラー訂正回路、33…ジッタ測定回路、34…バス、35…CPU、36…ROM、37…RAM、38…DSP、39…インタフェース回路、40…光ディスク、41…ホスト装置。

Claims (7)

  1. 光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波手段と、
    前記検波手段により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記測定手段は、前記検波手段により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを、それぞれ異なる前記フォーカスオフセットを用いて、予め設定された所定の回数繰り返して測定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記検波手段は、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する際に、前記設定手段により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを少なくとも1回転させることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波手段と、
    前記検波手段により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 前記検波手段は、トラッキングサーボを行った状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成される均一な記録を行った記録領域における、対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップの処理により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドおよびグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波ステップと、
    前記検波ステップの処理により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの処理により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定ステップとを含むことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  7. 光ピックアップに設けられた対物レンズの高さを調整するためのフォーカスオフセットを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップの処理により設定された前記フォーカスオフセットを用いてトラッキングサーボを行わない状態で光ディスクを回転させたときに、前記光ディスク上に形成されるランドまたはグルーブにおける対物レンズの位置に対応する各合焦点で得られる全加算信号またはRF信号のエンベロープを検波する検波ステップと、
    前記検波ステップの処理により検波された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの処理により測定された全加算信号またはRF信号のエンベロープの振幅レベルが最小となるフォーカスオフセットを用いて、前記光ディスクを記録または再生する際に用いられるフォーカスオフセットを決定する決定ステップとを含むことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
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