JP2000244054A - 半導体レーザ制御装置及び制御方法 - Google Patents

半導体レーザ制御装置及び制御方法

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JP2000244054A
JP2000244054A JP11364424A JP36442499A JP2000244054A JP 2000244054 A JP2000244054 A JP 2000244054A JP 11364424 A JP11364424 A JP 11364424A JP 36442499 A JP36442499 A JP 36442499A JP 2000244054 A JP2000244054 A JP 2000244054A
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semiconductor laser
output
power
pulse
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Yuichi Kamioka
優一 上岡
Yoshiyuki Miyahashi
佳之 宮端
Toshiya Akagi
俊哉 赤木
Kenji Koishi
健二 小石
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク記録再生装置のレーザパワー制御
時に、高パワーのDC出力発光が必要であるために、D
Cパワーが照射された光ディスク上の記録膜のダメージ
増大や、半導体レーザの寿命劣化、パワー制御精度の悪
化の問題がある。又、半導体レーザのI−L特性の非線
型性から、微小パワー出力時のパワー精度の悪化といっ
た問題がある。上記問題の解決を目的とする。 【解決手段】 半導体レーザの発光パワーを検出するた
めのパワー検出器と、検出器の出力のピーク値を検出す
るピーク検出する検出回路と検出器の出力のボトム値を
検出するボトム検出回路を設ける。半導体レーザをパル
ス変調することで出力されるパルス状の検出器出力のピ
ーク値とボトム値を前記検出回路で検出することでえら
れる値をもとにして、半導体レーザのパワー制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを用
いた記録再生装置の半導体レーザパワー制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを用いた記録再生装置は、
これまでに多数開発されたきた。中でも光ディスク記録
再生装置は、コンピュータの周辺記憶装置又は、ビデオ
テープレコーダの代替装置として大いに注目されてい
る。
【0003】光ディスクは光ピックアップに搭載された
半導体レーザを発光し、再生時にはディスク上に微弱な
再生光を集光し、ディスク上に記録されているピットの
反射率、位相差、偏向角などを検出する。又、記録、消
去時には再生時より高パワーで半導体レーザを発光さ
せ、かつレーザパワーが、記録するマークに応じてパル
ス変調される。
【0004】例えば相変化光ディスクへの記録の場合
は、基本的にはピークパワーとバイアスパワーの2値を
スイッチングすることでピークパワー部でマークを、バ
イアスパワー部で下地の記録マークの消去、すなわちス
ペース部分の記録を行う。
【0005】しかし実際に相変化記録の場合は、単純な
熱記録であるために記録マークの熱的な歪みが発生しや
すく、安定した記録マークを形成するためには2値のス
イッチングでは不足であり、図1に示すような、複数値
のレーザパワーを設定し、且つ複数のレーザパワー値を
パルス変調して、記録マークにかかる熱を均一化するこ
とで安定な記録マークを形成する。図1ではPEAK
2、PEAK1、BIAS1、BIAS2、BIAS3
の合計5値レーザパワーを用いてマークの記録を行って
いる。READは記録時には使用しないが、再生用のレ
ーザパワーを意味しREADパワーまで考えると合計6
値のレーザパワー設定が必要となる。
【0006】又、これらのレーザパワー精度は数%以下
が要求されレーザパワー制御の高精度化は安定した記録
特性の確保の為には必須条件である。しかし半導体レー
ザのパワー特性は周囲温度等に大きく左右される。従っ
て記録前に一旦パワー設定して一定の駆動電流を供給し
たとしてもパワーは一定に保たれる事はなく、レーザ本
体又は周囲機器の温度上昇によってパワーの変動が発生
する。
【0007】特開平6−267102号公報では半導体
制御ループを広帯域化することで光ディスクへのデータ
記録再生時に連続的に半導体レーザのパワーサーボを行
い半導体レーザのパワー安定化を図っている。しかし、
こういった広帯域のサーボループ形成の為には、レーザ
パワー検出部に要求される周波数応答特性は高速性が要
求され、又レーザパワー検出部の調整精度などに難しさ
があった。その他に考えられるパワー変動の回避の手段
として、本例に示すようなは一定期間毎のパワー学習が
有効である。
【0008】一定期間毎のパワー学習を行う場合、例え
ばセクタ構造を有する光ディスクフォーマットにおいて
は1セクターに1回のパワー学習エリアを設け、パワー
学習エリア内で行うことが考えられる。
【0009】従来パワー学習エリアでの学習方法例とし
て、図2、図3に示すとおりレーザに一定電流Iop1
を供給し、供給電流にたいするレーザパワーP1を外部
のフォトディテクタで受光しパワーに比例した検出電流
Im1を検出する。次に電流Iop2(Iop1≠Io
p2)を供給し、供給電流に対するレーザパワーP2を
フォトディテクタで検出し検出電流Im2を得る。図2
は半導体レーザの駆動電流Iop対半導体レーザ発光パ
ワーPの関係(I−L特性)を示した図であり、図3は
半導体レーザの発光パワー対フォトディテクタの出力電
流の関係を示した図である。
【0010】これより、P1、Im1、P2、Im2の
値が検出され、半導体レーザの閾値電流をIth、フォ
トディテクタの電流変換効率をKとすると、 Im1=K×P1、Im2=K×P2 …(1) P={(P2−P1)/(Iop2−Iop1)}×(Iop−Ith) …(2) Ith=(Iop2×P1−Iop1×P2)/(P1−P2) …(3) の1次関数が得られ、電流値Iopに対してレーザパワ
ーPが一義的に決定される。
【0011】但し、図2からも明らかなとおり式(2)
と(3)の1次関数が成立するのは半導体レーザのI−
L特性においてレーザ駆動電流IopがIthにくらべ
十分大きい場合の線形領域に限った場合である。Iop
がIth近くの、Iop=Iop3に対するP=P3の
場合のI−L特性は指数関数で表現される非線型領域で
ある。従って上記のIop1,Iop2、P1,P2を
もとにたてられた式(2)と(3)からの予測は難し
く、パルス波形のパワー精度の悪化につながる。
【0012】図4はI−L特性と図1で示した記録パル
ス波形の対応を示した図であるがBIAS2,BIAS
3のパワーレベルではI−L特性の非線形領域のパワー
であり、駆動電流Iopと発光パワーの関係が式(2)
と(3)で示す1次関数上にないことがわかる。
【0013】図5は、セクター構成の光ディスクのディ
スクフォーマットと、レーザのパワー学習過程を示した
タイミングチャートである。ヘッダエリアは主に物理ア
ドレスが記録されており、再生パワーによって読みと
る。読みとったアドレス情報に従って、記録するべきセ
クタであると判断すると、レーザビームスポットがパワ
ー学習エリアにある時にIop1、Iop2が順に半導
体レーザに供給され、半導体レーザはそれに伴いP1,
P2のパワーで駆動される。式(1)より、発光に比例
したIm1=K×P1、Im2=K×P2が、レーザパ
ワー検出用フォトディテクタより出力され、式(2)と
(3)に示す一次関数が確定する。この一次関数から図
1に示した5値のパワーレベルに対応した駆動電流Io
pが算出され、算出された5値の電流値を半導体レーザ
に供給することで5値のレーザパワー設定が可能とな
る。但し、先にも述べたとおりBIAS2,BIAS3
のパワーにおいてはI−L特性の非線形領域のため、1
次関数として算出したのでは精度が悪い。
【0014】上記学習方法は他の問題点もある。図5で
示すように、レーザビームスポットがパワー学習エリア
にある時、半導体レーザを必ず上記パワーP1とP2に
よってDC値で長時間駆動する必要がある。理由はP
1、P2に対応した検出電流Im1,Im2を検出し、
検出結果をもとに式(2)と(3)で示す演算処理する
時間が必要なことと、レーザパワー検出器として働くフ
ォトディテクタの周波数特性が低い場合には、フォトデ
ィテクタがIm1とIm2といった検出電流に対応する
目標パワー値にセトリングするまでに一定の時間が必要
なためである。
【0015】又、P1は消去パワーレベル程度、P2は
記録パワーレベル程度を想定した場合、P1は比較的低
いレーザパワーであるために問題にならないが、P2は
高いパワーが光ディスク上の記録膜上にDC的に照射さ
れることになり、蒸着されている記録膜を破壊する現象
が発生する。学習エリアは文字どおり学習用の領域であ
るがデータエリアと同様に記録膜が蒸着されている場合
が多く、図5のように繰り返し学習エリアにP2レベル
のDCパワーが照射されつづけると記録膜の破損がはじ
まり、記録膜の構成物の物理的流動によって学習エリア
の次に続く記録エリアまで破壊して行く不具合が見られ
る。
【0016】その他の問題として、半導体レーザの特徴
として先にも述べたとおり、半導体レーザチップがパワ
ーを出力する場合に発熱する熱の影響で上記I−L特
性、つまり光への変換効率を悪化させてしまう.DCパ
ワーの連続照射は半導体レーザチップの発熱を加速させ
るため学習エリアでのI−L特性を悪化させ、結果とし
て記録パワー精度を悪化させてしまう。又、半導体レー
ザチップの寿命も長時間のDC的な高パワー発光で短く
なり、数μsecのパルス幅以上は保証されていない場
合がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、従
来技術の上述の欠点を解消する半導体レーザ制御装置及
び制御方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、レーザビームスポットが記録媒体の学習エリアにあ
る時、図2に示す閾値電流Ith近傍の微少パワーとパ
ワーP2の間でスイッチするパルスで半導体レーザを駆
動し、出射されたパルスのピークレベルとボトムレベル
を検出する。ピーク検出は上記、P2のDC照射による
記録エリア前半の記録膜劣化を軽減し、発熱でI−L特
性の悪化によるパワー精度の悪化、半導体レーザチップ
の寿命を短くするといった問題の解決策となり、ボトム
検出はIth近傍、つまりI−L特性の非線型領域の微
少パワーのパワー精度を向上させる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態について
説明する。図6は光ディスク記録再生装置のシステム構
成を示す。図7に示すように、光ディスク記録再生装置
は半導体レーザ(LD)12を備える。光ディスク記録
再生装置は、本発明の一実施形態にかかる半導体レーザ
パワー制御装置を備える。光ディスク1はスピンドルモ
ータ2によって一定方向に回転制御されている。光ピッ
クアップ3に組み込まれた半導体レーザチップは半導体
レーザ制御ブロック4によってパワー制御されている。
【0020】光ピックアップから照射されるレーザ光は
光ディスク1の記録膜で反射されて光ピックアップ内の
再生用フォトディテクタ(PD)10に集光される。図
7に示す再生用フォトディテクタ10はフォーカス用フ
ォトディテクタとトラッキング用フォトディテクタを備
える。フォーカス用フォトディテクタがフォーカス
(+)信号aとフォーカス(−)信号bを出力する一
方、トラッキング用フォトディテクタがトラッキング
(+)信号cとトラッキング(−)信号dを出力する。
サーボブロック5で作られたフォーカス制御信号eとト
ラッキング制御信号fが、光ピックアップに組み込まれ
たアクチュエータに供給され、光ピックアップのレンズ
位置を、夫々、フォーカス方向とトラッキング方向に制
御する。
【0021】上記フォーカス(+)信号a、フォーカス
(−)信号b、トラッキング(+)信号cとトラッキン
グ(−)信号dは、同時に再生信号処理ブロック6に供
給されて、光ディスク1上に記録されているピット情報
を読み出すための再生信号として使用される。中央制御
ブロック7が、半導体レーザ制御ブロック4と再生信号
処理ブロック6を制御するために設けられている。
【0022】図7は光ピックアップ3の構成図である。
対物レンズ8は光ディスクからの反射光を平行光とし、
反射板9で再生用フォトディテクタ10に集光される。
対物レンズ11は半導体レーザ12から出射された拡散
光を平行光に変換する。反射板13で上記平行光は、半
導体レーザパワー検出フォトディテクタ14に集光さ
れ、パワー検出信号(Im)gとして半導体レーザ制御
ブロック4に供給されると同時に、対物レンズ8を通過
し光ディスク1の記録膜上に集光され再生及び記録用の
レーザビームスポットを形成する。
【0023】図8に示すように、半導体レーザ制御ブロ
ック4は、半導体レーザ駆動ブロック15、半導体レー
ザパワー検出ブロック16と半導体レーザ演算ブロック
50とからなっている。半導体レーザ駆動ブロック15
の回路構成例を図10に示すが6値の半導体レーザパワ
ーをスイッチングするためのタイミング信号h、i、
j、k、lとmが中央制御ブロック7から供給されてい
る。タイミング信号h、i、j、k、lとmは、夫々、
図1のパワーレベルREAD、BIAS3、BIAS
2、BIAS1、PEAK1とPEAK2に対応する。
パワーレベルREAD、BIAS3、BIAS2、BI
AS1、PEAK1とPEAK2に、夫々、対応する6
値のレーザパワー設定信号n、o、p、q、rとsが、
半導体レーザ演算ブロック50から半導体レーザ駆動ブ
ロック15に供給されている。パワーレベルREAD、
BIAS3、BIAS2、BIAS1、PEAK1とP
EAK2に、夫々、対応する電流源23、24、25、
26、27と28が、レーザパワー設定信号n〜sによ
って、夫々、設定された駆動電流を半導体レーザ12に
供給する。
【0024】電流源23−28には一定のゲイン(例え
ば10倍)を持たせることで消費電力の観点などから有
利な場合があるが、本実施形態では簡単化のためにゲイ
ンは1とする。パワーレベルREAD、BIAS3、B
IAS2、BIAS1、PEAK1とPEAK2に、夫
々、対応するスイッチング素子17、18、19、2
0、21と22が、夫々、電流源23−28から半導体
レーザ12に流れる電流をON/OFFするために設け
られている。スイッチがONした状態、例えばREAD
用スイッチング素子17がON状態となればREAD用
電流源23に設定された電流が半導体レーザ12に流れ
る事になり、半導体レーザ12への電流供給が行われた
こととなる。
【0025】続いてBIAS3用スイッチング素子18
がONされると、BIAS3用電流源24に設定された
電流が半導体レーザ12にながれる。つまりこの場合半
導体レーザ12には電流源23と電流源24の電流が重
畳されて流れることとなり、レーザパワーとしては大き
くなる。図11には図1で示したレーザ発光波形と、そ
れを作るためのタイミング信号h、i、j、k、lとm
の動作を示す。Hレベルは、スイッチング素子17−2
2のON状態を示す。
【0026】図9は図8の半導体レーザ制御ブロック4
内の半導体レーザ演算ブロック50の内容を詳細に示す
図である。半導体レーザ演算ブロック50では、半導体
レーザ12に必要な上記の電流値を設定する。51は半
導体レーザパワー検出ブロック16から出力される電圧
値をデジタル値に変換するAD変換回路、52はAD変
換回路から出力されるデジタル値をモニタするCPUあ
るいは、デジタルシグナルプロセッサからなる演算装置
である。53は、演算装置52によって決定される再生
時のレーザパワーREADに対応する電流を決める再生
用DA変換回路である。又、54は、演算装置52から
再生時の半導体レーザ12に出力する閾値電流を決める
閾値用DA変換回路であり、55は、閾値用DA変換回
路54から出力される値を、半導体レーザ駆動ブロック
15に出力する電流に変換する第2電流増幅回路であ
る。
【0027】56は、演算装置52から再生時の半導体
レーザ12に出力する最大電流を決定する最大DA変換
回路であり、57は、最大DA変換回路56で設定され
た最大電流範囲内で、再生用DA変換回路53から出力
される値を、半導体レーザ12に出力する電流に変換す
る第1電流増幅回路である。最大DA変換回路56よ
り、第1電流増幅回路57の最大出力電流量を決定する
ことで再生用DA変換回路53からの出力の増幅率を可
変する増幅回路を実現している。同じく、最大DA変換
回路62により、第2電流増幅回路55の最大出力電流
量を決定することで閾値用DA変換回路54からの出力
の増幅率を可変する増幅回路を実現している。
【0028】又、本実施形態によれば、再生用DA変換
回路53から出力される信号を帯域制限するための低域
通過回路58と、再生用DA変換回路53から出力され
る信号と、低域通過回路58から出力される信号のどち
らかを演算装置52からの指令に応じて選択するスイッ
チ59を設けている。従って、再生時には、再生用DA
変換回路53からのパワーを低域通過回路58に通すこ
とにより、1LSBあたりのパワーの急激な変動を抑え
ることができる。また、半導体レーザパワー学習時に
は、再生用DA変換回路53からのパワーを低域通過回
路58に通さないようにすることにより、半導体レーザ
12を高速に応答させることができ、パワー設定を速く
することができるから、パワー学習時間を短縮すること
ができる。
【0029】同様に、60は、閾値用DA変換回路54
から出力される信号を帯域制限するための低域通過回路
であり、61は、閾値用DA変換回路54から出力され
る信号と、低域通過回路60から出力される信号のどち
らかを選択するスイッチで、スイッチ61で選択された
信号を第2電流増幅回路55へ出力する構成である。6
2は、第2電流増幅回路55の最大値を決定する最大D
A変換回路である。
【0030】半導体レーザ演算ブロック50の上記構成
により、閾値の変動による再生パワー制御用の再生用D
A変換回路53が飽和することを同時に防止できる。ま
た、再生起動時、終了時に、閾値用DA変換回路54か
らの出力をスイッチ61を介して、第2電流増幅回路5
5に出力する経路を通すことにより、半導体レーザ12
を高速に応答させることができ、パワー設定を速くする
ことができるから、短時間に再生制御を行うことができ
る。
【0031】まとめると、本実施形態は、再生時に再生
パワーの変動を抑えるために低域通過回路58を導入
し、さらに、閾値電流重畳に対しても低域通過回路60
を導入することによって、再生パワーの精度を維持しつ
つ、温度変動などによって閾値電流重畳を緩やかに重畳
することにより、パワーの変動を抑えながら、なおかつ
再生用DA変換回路53の飽和を防ぐことができる。ま
た、スイッチ59とスイッチ61を設けることにより、
再生用DA変換回路53と閾値用DA変換回路54から
出力する信号を低域通過回路58と低域通過回路60に
よって帯域制限をしない設定ができるため、レーザパワ
ーの立ち上げなどに要する時間を短縮化することができ
る。
【0032】63は、演算装置52よって決定されるB
IAS3のレーザパワーに相当する電流を決めるバイア
ス用DA変換回路であり、64は、演算装置52から半
導体レーザ12に出力されるるBIAS3の最大電流を
決定する最大DA変換回路であり、65は、最大DA変
換回路64で設定された最大電流範囲内で、バイアス用
DA変換回路63から出力される値を、BIAS3のパ
ワーに応じた電流に変換して、その電流を半導体レーザ
駆動ブロック15に出力する第3電流増幅回路である。
【0033】以下同様にして、バイアス用DA変換回路
66、バイアス用DA変換回路69、ピーク用DA変換
回路72とピーク用DA変換回路75は、夫々、演算装
置52によって決定されるBIAS2、BIAS1、P
EAK1とPEAK2のレーザパワーに相当する電流を
決める。又、67、70、73と76は、夫々、演算装
置52から半導体レーザ12に出力するBIAS2、B
IAS1、PEAK1、PEAK2の最大電流を決定す
る最大DA変換回路である。更に、68、71、74と
77は、夫々、最大DA変換回路67、70、73と7
6で設定された電流範囲内で、バイアス用DA変換回路
66、バイアス用DA変換回路69、ピーク用DA変換
回路72とピーク用DA変換回路75から出力される値
を、BIAS2、BIAS1、PEAK1とPEAK2
のパワーに応じた電流に変換して、その電流を半導体レ
ーザ駆動ブロック15に出力する電流に変換する第4電
流増幅回路、第5電流増幅回路、第6電流増幅回路と第
7電流増幅回路である。
【0034】以上のように本実施形態の半導体レーザパ
ワー制御装置は、再生系と記録系のDA変換回路と電流
増幅回路を別に設けることにより、出射パワーの分解能
が記録に合わせられることにより、DA変換に必要なビ
ット数を、少なくすることができる。また、記録パワー
に必要な電流最大値を設定できるようにすることで、半
導体レーザ12の特性のばらつきによらず、記録パワー
の分解能が、一定にする事ができる。
【0035】図12は半導体レーザパワー検出ブロック
16の内部構成を示す。半導体レーザパワー検出フォト
ディテクタ14から出力されるパワー検出電流(Im)
は電流電圧変換回路29によって電圧値に変換され、ピ
ーク検出回路30とボトム検出回路31に供給される。
ピーク検出は中央制御ブロック7より入力されるピーク
検出制御信号tによって制御されており、ピーク検出制
御信号tのHレベルで検出状態、Lレベルで検出オフ状
態となる。同様にボトム検出回路31はボトム検出制御
信号uによって制御されており、ボトム検出制御信号u
のHレベルで検出状態、Lレベルで検出オフ状態とな
る。
【0036】切替え回路32にはピーク検出回路30か
ら出力されるピーク検出出力y、ボトム検出回路31か
ら出力されるボトム検出出力z、電流電圧変換回路29
のスルー出力xが直接入力されている。切替え回路32
は、出力選択信号v、wによって、ピーク検出出力y、
ボトム検出出力z、電流電圧変換回路29の直接出力で
あるスルー出力xのいずれかを、例えば図13に示す出
力信号aaとして選択的に出力する。
【0037】以下に、上記ピーク検出回路30とボトム
検出回路31を用いたレーザパワー設定方法を順を追っ
て説明する。図13は、本発明にかかる半導体レーザパ
ワー制御方法におけるディスクフォーマットと、それに
伴ったタイミングを示す。レーザビームスポットがディ
スクフォーマットのヘッダエリアにある時、ヘッダエリ
アに記録されているアドレス情報を再生する必要があ
り、半導体レーザ12を再生パワー(READ)で駆動
している。ヘッダエリアに記録されたアドレス情報によ
って当セクタが記録セクタであることが判断されると、
半導体レーザ12には図2で示すIop1の電流が供給
され、P1のパワーで発光する。P1のパワーはパワー
検出用フォトディテクタ14で検出され、パワー検出電
流Im1=K/P1が流れる。パワー検出電流Im1は
図12の電流電圧変換回路29で電圧Vm1に変換され
る。図13に示すスルー出力xの波形は電流電圧変換回
路29で変換された電圧値の挙動を表している。
【0038】続いて半導体レーザ12に図2で示すIo
p2、Iop3間でスイッチングさせる電流を供給す
る。半導体レーザ12はPo2とPo3のパワー間のパ
ルスで駆動され、パワー検出用フォトディテクタ14か
らはIm2=K/P2とIm3=K/P3間でスイッチ
ングされた検出電流が発生される。よって、図13のス
ルー出力xに示すように、Vm2とVm3間のスイッチ
ング波形が電流電圧変換回路29で発生する。
【0039】半導体レーザがP2,P3間でスイッチン
グしている間にピーク検出制御信号tをアクティブ状態
(Hレベル)とすることでピーク検出回路30はスルー
出力xのVm2レベルを検出しピーク検出出力yを出力
する。すなわちピーク検出出力yはVm2の値を一定期
間出力し続けており、図5で示した従来方式で半導体レ
ーザそのものを長時間DC駆動させて得られる検出出力
と同じ出力が得られることになる。従って、本発明で
は、パルス状の駆動電流を半導体レーザ12に供給する
ことで半導体レーザ12が発するパルスのパルス幅をT
1とし、そのパルスのピーク値において半導体レーザ1
2の出力特性と発光寿命の保証されるパルスのパルス幅
をT2とすると、パルス幅T1はパルス幅T2以下であ
る。その結果、本発明は、従来方式で半導体レーザを長
時間発光させることで問題となっていた、記録膜へのダ
メージ、半導体レーザの温度特性による検出精度悪化、
半導体レーザの寿命低下に対して有効な解決策を提供す
る。
【0040】又、ボトム検出制御信号uをアクティブに
することでVm3の値を検出したボトム検出出力値zが
得られる。ピーク検出と同様にボトム検出出力値はVm
3の値を出力し続けることになる。切替え回路32に入
力されたスルー出力x、ピーク検出出力y、ボトム検出
出力zは、出力選択信号v、wが共にLレベルでスルー
出力x、出力選択信号vがHレベル、出力選択信号wが
Lレベルの時ピーク検出出力を出力し、出力選択信号v
がLレベル、出力選択信号wがHレベルの時ボトム検出
出力を出力する。出力選択信号vとwによって時間分割
して出力されたスルー出力x、ピーク検出出力y、ボト
ム検出出力zは次に図9中のAD変換回路51に入力さ
れ、アナログ電圧値をデジタルデータに変換する。
【0041】デジタルデータ化されたP1,P2に相当
する検出電圧値Vm1,Vm2は、演算装置52によっ
て式(1)、式(2)と式(3)から一次関数が以下の
とおり確定される。電流電圧変換回路29の変換抵抗を
Rとすると、以下の式(4)が得られる。 P1=Im1/K=Vm1/(K×R)、P2=Im2/K=Vm2/(K× R) …(4) 式(4)を式(2)と式(3)に代入すると、以下の式
(5)と式(6)が得られる。 P=[(Vm2−Vm1)/{K×R×(Iop2−Iop1)}]×(Iop− Ith) …(5) Ith=(Iop2×Vm1−Iop1×Vm2)/(Vm1−Vm2) …(6)
【0042】式(4)、式(5)、式(6)より半導体
レーザの発光パワーに対する駆動電流Iopが一義的に
算出される。例えば図1で示す半導体レーザパワーの設
定が必要とした場合には式(5)と(6)から、PEA
K1,PEAK2、BIAS1、BIAS2、BIAS
3に対応する駆動電流Iopが演算されて、図9で示し
た、各DA変換回路に送られる。DA変換回路でアナロ
グ値に変換された5値の設定電流o、p、q、rとsは
半導体レーザ駆動ブロック15に供給される。PEAK
1、PEAK2、BIAS1のパワーはI−L特性上の
線形領域であるから、式(4)からの演算結果による駆
動電流設定で十分のパワー精度が得られているが、BI
AS2とBIAS3はI−L特性の非線形領域であるた
めに精度が悪い。
【0043】従ってボトム検出によって得られたP3に
対する検出結果Vm3及びP1に対するVm1から、ピ
ーク検出時と同様に、以下の式(7)が得られる。 P1=Im1/K=Vm1/(K×R)、P3=Im3/K=Vm3/(K× R) …(7) 式(7)を式(2)と式(3)に代入すると、以下の式
(8)と式(9)が得られる。 P=[(Vm3−Vm1)/{K×R×(Iop3−Iop1)}]×(Iop− Ith) …(8) Ith=(Iop3×Vm1−Iop1×Vm3)/(Vm1−Vm3) …(9) 式(7)、(8)と(9)よりBIAS2、BIAS3
に相当する駆動電流Iopが、算出されて、図9の半導
体レーザ制御ブロック50のDA変換回路66と63に
入力され、BIAS2、BIAS3の発光パワーが補正
される。
【0044】以上の過程より決定された5値の半導体レ
ーザ駆動電流は、先に説明した図9中の各DA変換回路
によってo、p、q、rとsのレーザパワー設定信号に
変換されて半導体レーザ駆動ブロック15に供給され
る。
【0045】上記設定値に基づいて各電流源24、2
5、26、27と28は電流を半導体レーザに駆動電流
を供給する。本例はピーク検出器、ボトム検出器、スル
ーの3検出値を用いたパワー学習を1セクターのパワー
学習エリアで行う例であったが、光ディスク記録再生装
置の形態によって、選択的に使用可能である。例えば、
図13の学習エリアにおいては非線形領域のP3のパワ
ー検出、つまりボトム検出は行わずに線形領域のP1、
P2の発光パワー値のみを検出しパワー学習を行うとい
った制御、P1、P2からまず線形領域だけ学習し、高
いパワー範囲のみの設定を行う。続いて低いパワー範囲
に関してはP3の結果を用いて補正のみするといった制
御など、さまざまな制御方法が考えられる。
【0046】図14は、図13で行ったパワー学習ステ
ップを2セクタにまたがって行うようにした、図13の
パワー学習の第1変形例を示す。レーザビームスポット
が1セクター目のパワー学習エリアにある時、半導体レ
ーザ12はパワーP1でDC駆動される。又、レーザビ
ームスポットが2セクター目のパワー学習エリアにある
時、パルスP2とP3間でパルス変調させることで、式
(4)、(5)と(6)又は式(7)、(8)と(9)
による演算を行いパワーを設定する。発光パワーは図1
3で示したように1セクター内で整定できず、2セクタ
にまたがった制御となるがパワー学習エリアが時間的に
余裕のない場合に有効である。その他にもP1とP2に
よるパワー学習を第1セクタ目、P1とP3によるパワ
ー学習を第2セクタ目といった2セクタにまたがった学
習も可能であり、当然3セクタにまたがったパワー学習
も考えられる。
【0047】図15は、ピーク検出回路30とボトム検
出回路31のみを用いてディスク上のパワー学習エリア
でパワー学習するようにした、図13のパワー学習の第
2変形例を示す。レーザビームスポットがパワー学習エ
リアにある時、図13と同様に半導体レーザ12を学習
用のパルスで駆動させているがスルー出力を用いたDC
発光部が存在しないために、図14と同様にパワー学習
エリアを短くすることに有効な方法である。この場合は
パルスのピーク値は図2のP2、ボトム値にP1とI−
L特性が十分線形の領域のパワーを設定するほうが好ま
しい。非線型領域のパワー精度の悪化はこの場合発生す
るが、非線型領域でのパワー精度を要求される場合は、
学習エリア以外にレコーディングエリアでボトム検出器
を再度動作させて、ボトム値を検出し補正をかけていく
といったことも可能である。
【0048】図16は、データが半導体レーザ12によ
って記録エリアに記録されている間に半導体レーザ12
のパワーが制御されるようにした、図13のパワー学習
の第3変形例を示す。図16の手法は、セクター毎にパ
ワー学習エリアが存在しないような、連続的に一筆書き
が要求されるような光ディスク記録再生装置で有効であ
る。学習エリアが存在しないためにパワー学習用のレー
ザ発光波形を発光させることが不可能である。つまり、
これまで説明してきた学習用の記録パルスのP1、P
2、P3パワーをもってパワー学習をすることではなく
記録パルスそのもののピーク値とボトム値、たとえば図
1に示す記録パルスで記録する場合は図17に示すよう
に、記録パルスを受光して得られたスルー出力xのピー
ク点Vmpeak2を検出しピーク検出出力信号y、ボ
トム点のVmbias3を検出し、ボトム検出出力信号
zを出力し順次レーザパワーの補正を行って行く。
【0049】図13、図14と図15において、レーザ
ビームスポットが記録エリアにある時、半導体レーザ1
2は、記録すべきマーク長に応じて、図1に示すような
波形によってランダムに駆動されており、発光波形の明
記は省略している。又、再生時(READ)は数セクタ
ー連続的に長時間再生する場合がほとんどであり、また
再生パワー値は一定レベルのDC値であるから、ピーク
検出器30、ボトム検出器31を使用する必要性は小さ
くスルー出力のみによってパワー検出を行って、連続的
に補正して行くことが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、レーザパワー検
出用に、半導体レーザ発光パワーを検出する検出器に加
えて、検出波形のピーク値を検出するピーク検出器と、
ボトム値を検出するボトム検出器を設けることにより、
パワー学習エリアにおいて必要であった高出力のレーザ
のDC連続照射をすることなくレーザパワー学習を可能
とし、記録膜に与える熱ストレスの抑制、半導体レーザ
の寿命劣化、温度特性による学習精度の悪化を防ぐこと
ができる。又、ボトム検出により、半導体レーザのIt
h近辺のパワー精度悪化抑制、パワー学習エリアの短縮
化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光ディスク記録再生装置の記録パルス
波形と記録マーク対応を示す図である。
【図2】 図1の従来の光ディスク記録再生装置の半導
体レーザの駆動電流Iop対レーザパワーPの関係(I
−L特性)を示すグラフである。
【図3】 図1の従来の光ディスク記録再生装置のレー
ザパワー対検出電流の関係を示すグラフである。
【図4】 図1の従来の光ディスク記録再生装置におけ
るI−L特性と記録波形の関係を示すグラフである。
【図5】 従来の半導体レーザパワー制御方法における
パワー学習のタイミング図である。
【図6】 本発明の一実施形態にかかる半導体レーザパ
ワー制御装置を備える光ディスク記録再生装置を示すブ
ロック図である。
【図7】 図6の光ディスク記録再生装置に用いられる
光ピックアップを示す略図である。
【図8】 図6の光ディスク記録再生装置に用いられる
半導体レーザ制御ブロックの構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 図8の半導体レーザ制御ブロックに用いられ
る半導体レーザ演算ブロックの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】 図8の半導体レーザ制御ブロックに用いら
れる半導体レーザ駆動ブロックの構成を示すブロック図
である。
【図11】 図6の光ディスク記録再生装置における半
導体レーザの発光パルス波形とタイミング信号を示す図
である。
【図12】 図8の半導体レーザ制御ブロックに用いら
れる半導体レーザパワー検出ブロックの構成を示すブロ
ック図である。
【図13】 本発明にかかる半導体レーザパワー制御方
法におけるパワー学習のタイミング図である。
【図14】 図13の半導体レーザパワー制御方法にお
けるパワー学習の第1変形例を示すタイミング図であ
る。
【図15】 図13の半導体レーザパワー制御方法にお
けるパワー学習の第2変形例を示すタイミング図であ
る。
【図16】 図13の半導体レーザパワー制御方法にお
けるパワー学習の第3変形例を示すタイミング図であ
る。
【図17】 図13の半導体レーザパワー制御方法にお
ける検出タイミング図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 光ピックアップ 4 半導体レーザ制御ブロック 5 サーボブロック 6 再生信号処理ブロック 7 中央制御ブロック 10 再生用フォトディテクタ 12 半導体レーザ 13 反射板 14 半導体レーザパワー検出フォトディテクタ 15 半導体レーザ駆動ブロック 16 半導体レーザパワー検出ブロック 29 電流電圧変換回路 30 ピーク検出回路 31 ボトム検出回路 32 切替え回路 50 半導体レーザ演算ブロック 51 AD変換回路 52 演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤木 俊哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小石 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザに駆動電流を供給するため
    の電流駆動手段と、前記駆動電流をパルス状の駆動電流
    にスイッチングするためのスイッチング手段と、前記半
    導体レーザの発光パワーを検出するためのパワー検出手
    段と、前記パワー検出手段の出力のピーク値を検出する
    ためのピーク検出手段と、前記半導体レーザに直流駆動
    電流を供給することで前記パワー検出手段から得られる
    出力と前記半導体レーザにパルス状の駆動電流を供給す
    ることで前記ピーク検出手段から得られる出力とから、
    前記半導体レーザの発光パワー対駆動電流特性を演算
    し、前記半導体レーザの発光パワーが所定の値となるよ
    うに前記発光パワー対駆動電流特性の演算結果に基づい
    て前記電流駆動手段の駆動電流を制御する演算装置とを
    備える半導体レーザ制御装置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザに駆動電流を供給するため
    の電流駆動手段と、前記駆動電流をパルス状の駆動電流
    にスイッチングするためのスイッチング手段と、前記半
    導体レーザの発光パワーを検出するためのパワー検出手
    段と、前記パワー検出手段の出力のボトム値を検出する
    ためのボトム検出手段と、前記半導体レーザに直流駆動
    電流を供給することで前記パワー検出手段から得られる
    出力と前記半導体レーザにパルス状の駆動電流を供給す
    ることで前記ボトム検出手段から得られる出力とから、
    前記半導体レーザの発光パワー対駆動電流特性を演算
    し、前記半導体レーザの発光パワーが所定の値となるよ
    うに前記発光パワー対駆動電流特性の演算結果に基づい
    て前記電流駆動手段の駆動電流を制御する演算装置とを
    備える半導体レーザ制御装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザに駆動電流を供給するため
    の電流駆動手段と、前記駆動電流をパルス状の駆動電流
    にスイッチングするためのスイッチング手段と、前記半
    導体レーザの発光パワーを検出するためのパワー検出手
    段と、前記半導体レーザにパルス状の駆動電流を供給す
    ることで得られる前記パワー検出手段からのパルス出力
    のピーク値を検出するためのピーク検出手段と、前記パ
    ルス出力のボトム値を検出するためのボトム検出手段
    と、前記ピーク検出手段の出力と前記ボトム検出手段の
    出力とから、前記半導体レーザの発光パワー対駆動電流
    特性を演算し、前記半導体レーザの発光パワーが所定の
    値となるように前記発光パワー対駆動電流特性の演算結
    果に基づいて前記電流駆動手段の駆動電流を制御する演
    算装置とを備える半導体レーザ制御装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザに駆動電流を供給するため
    の電流駆動手段と、前記駆動電流をパルス状の駆動電流
    にスイッチングするためのスイッチング手段と、前記半
    導体レーザの発光パワーを検出するためのパワー検出手
    段と、前記半導体レーザにパルス状の駆動電流を供給す
    ることで得られる前記パワー検出手段からのパルス出力
    のピーク値を検出するためのピーク検出手段と、前記パ
    ルス出力のボトム値を検出するためのボトム検出手段
    と、前記半導体レーザに直流駆動電流を供給することで
    前記パワー検出手段から得られる出力と前記ピーク検出
    手段の出力と前記ボトム検出手段の出力とから、前記半
    導体レーザの発光パワー対駆動電流特性を演算し、前記
    半導体レーザの発光パワーが所定の値となるように前記
    発光パワー対駆動電流特性の演算結果に基づいて前記電
    流駆動手段の駆動電流を制御する演算装置とを備える半
    導体レーザ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス状の駆動電流を供給すること
    で前記半導体レーザが発するパルスは第1パルス幅を有
    し、又、前記パルスのピーク値において前記半導体レー
    ザの出力特性及び発光寿命の保証されるパルスは第2パ
    ルス幅を有し、更に、第1パルス幅が第2パルス幅以下
    である請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体レーザ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザに直流駆動電流を供給し、
    前記半導体レーザの発光パワーを検出する発光パワー検
    出手段の出力を得る工程と、前記半導体レーザにパルス
    変調された駆動電流を供給し、前記発光パワー検出手段
    から出力されるパルス出力のピーク値を検出する工程
    と、前記発光パワー検出手段の前記出力と前記パルス出
    力の前記ピーク値とから前記半導体レーザの発光パワー
    対駆動電流特性を演算する工程と、前記半導体レーザの
    発光パワーが所定の値となるように前記発光パワー対駆
    動電流特性に基づいて前記駆動電流を制御する工程とを
    備える半導体レーザ制御方法。
  7. 【請求項7】 半導体レーザに直流駆動電流を供給し、
    前記半導体レーザの発光パワーを検出する発光パワー検
    出手段の出力を得る工程と、前記半導体レーザにパルス
    変調された駆動電流を供給し、前記発光パワー検出手段
    から出力されるパルス出力のボトム値を検出する工程
    と、前記発光パワー検出手段の前記出力と前記パルス出
    力のボトム値とから前記半導体レーザの発光パワー対駆
    動電流特性を演算する工程と、前記半導体レーザの発光
    パワーが所定の値となるように前記発光パワー対駆動電
    流特性に基づいて前記駆動電流を制御する工程とを備え
    る半導体レーザ制御方法。
  8. 【請求項8】 半導体レーザにパルス変調された駆動電
    流を供給し、前記半導体レーザのパルス発光パワーを検
    出する発光パワー検出手段から出力されるパルス出力の
    ピーク値とボトム値を検出する工程と、前記発光パワー
    検出手段の前記パルス出力の前記ピーク値と前記ボトム
    値とから、前記半導体レーザのパルス発光パワー対駆動
    電流特性を演算する工程と、前記半導体レーザのパルス
    発光パワーが所定の値となるように前記パルス発光パワ
    ー対駆動電流特性に基づいて前記駆動電流を制御する工
    程とを備える半導体レーザ制御方法。
  9. 【請求項9】 半導体レーザに直流駆動電流を供給し、
    前記半導体レーザの発光パワーを検出する発光パワー検
    出手段の出力を得る工程と、前記半導体レーザにパルス
    変調された駆動電流を供給し、前記発光パワー検出手段
    から出力されるパルス出力のピーク値及びボトム値を検
    出する工程と、前記発光パワー検出手段の前記出力と前
    記パルス出力の前記ピーク値及び前記ボトム値とから、
    前記半導体レーザの発光パワー対駆動電流特性を演算す
    る工程と、前記半導体レーザの発光パワーが所定の値と
    なるように前記発光パワー対駆動電流特性に基づいて前
    記駆動電流を制御する工程とを備える半導体レーザ制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記半導体レーザの発光によって発生
    されるパルスが第1パルス幅を有し、又、前記パルスの
    ピーク値において前期半導体レーザの出力特性及び発光
    寿命の保証されるパルスは第2パルス幅を有し、更に、
    第1パルス幅が第2パルス幅以下となるように、パルス
    変調された駆動電流が前記半導体レーザに供給される請
    求項6乃至9のいずれかに記載の半導体レーザ制御方
    法。
  11. 【請求項11】 記録媒体上のパワー学習エリアで実行
    され、又、前記パワー学習エリアは、前記半導体レーザ
    によってデータを記録する記録媒体上の記録エリアとは
    別に、前記半導体レーザのパワー制御専用に記録媒体上
    に設けられた請求項6乃至9のいずれかに記載の半導体
    レーザ制御方法。
  12. 【請求項12】 データを前記半導体レーザによって記
    録媒体上の記録エリアに記録中に実行される請求項6乃
    至9のいずれかに記載の半導体レーザ制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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