JP2003157530A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003157530A
JP2003157530A JP2001358673A JP2001358673A JP2003157530A JP 2003157530 A JP2003157530 A JP 2003157530A JP 2001358673 A JP2001358673 A JP 2001358673A JP 2001358673 A JP2001358673 A JP 2001358673A JP 2003157530 A JP2003157530 A JP 2003157530A
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temperature
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Masataka Ota
昌隆 太田
Masanori Matsuzaki
政則 松崎
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体レーザーが高温になりI−L特性が曲線
になってしまう場合、直線近似でI−L特性を近似して
半導体レーザーのパワー補正を行なうと精度が悪くなっ
てしまうという問題がある。 【解決手段】半導体レーザーの周囲の温度を測定する手
段を設け、温度があまり高くない場合には再生パワーと
マルチパルスによる記録パワーの1点(たとえばピーク
検出によるパワー)からI−L特性を直線近似すること
により高速にパワー補正を行ない、高温時には再生パワ
ーとマルチパルスによる記録パワーを複数点検出するこ
とにより半導体レーザーのパワー補正を高精度に行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光源から
出射したレーザービームを微小な光スポットに集束して
情報の記録媒体である光ディスクに照射し、光学的に情
報を記録し再生する光ディスク装置に関し、特に、周囲
の温度変化によっても半導体レーザーの発光パワーを精
密に制御でき、高密度な情報記録再生が可能な光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置等の光学的な記録再生装
置において、高密度化、高速記録化、および高信頼性化
が進んでいる。光ディスク装置では、スピンドルモータ
等を用いて光ディスクを回転させ、半導体レーザーから
出射したレーザービームを直径1μm程度の微小な光ス
ポットに集束して光ディスクに照射する。情報の記録
は、情報信号に基づいて半導体レーザーの発光パワーを
パルス状に変調して光ディスクに照射する光スポット強
度を変化させ、光ディスク記録膜で生じる温度変化を用
いて記録マークを形成する。情報の再生は、半導体レー
ザーの発光パワーを一定の低いレベルに保ち、光ディス
クからの反射光の強度変化等を検出して電気信号に変換
する。また、記録マークの消去は、半導体レーザーの発
光パワーを再生時のパワーレベルと記録パルスのピーク
レベルの中間の一定レベルに保って光ディスクに照射す
る。高密度な情報記録を安定に達成するには、微小なマ
ークを常に同一形状で形成する必要があり、半導体レー
ザーの発光パワーを高精度でかつ高速に制御する必要性
がある。
【0003】この制御方法の一つとして、光ディスクの
記録面に微小なマークあるいはピットを形成するため
に、記録パワーのパルスを分割化(マルチパルス化)
し、さらにそのパワーレベルを多値に変化させる方法が
ある。その一例として、特開2000−244054号
公報に、マルチパルスの記録波形と記録パワーの設定方
法が開示されている。図6(a)は光ディスク面上の記
録マーク形状を示し、101は記録マーク、102は記
録マーク間のスペースである。図6(b)の実線103
はマルチパルスの記録波形で、横軸104は時間、縦軸
105は半導体レーザの発光パワーレベルである。スペ
ース102を記録するときには、Bias1の消去パワ
ーで半導体レーザーを発光させて下地のマークを消去す
る。マーク101を記録するときには、Peak1・P
eak2・Bias2・Bias3といった複数値のレ
ーザーパワーを設定し、かつ複数のレーザーパワー値を
パルス変調して、記録マークにかかる熱を均一化するこ
とによって安定な記録マーク101を形成している。R
eadは再生時のレーザーパワーを示す。図6に示した
記録波形の場合、記録に関しては合計5値のレーザーパ
ワー設定が必要となる。
【0004】以下に、特開2000−244054号公
報に開示されているレーザーパワー設定方法を示す。ま
ず半導体レーザーを発光させて、Peak1、Bias
1およびBias3となる駆動電流を設定する。これら
はそれぞれ、図7左側のI−L特性を示すグラフに置き
換えるとP1、B1およびB3のポイントに相当する。
I−L特性が十分直線近似可能な線形領域113aにお
いては、P1とB1の2点から破線L1で示す直線式を
求め、Peak2になる半導体レーザー駆動電流値を算
出する。次に、B1とB3の2点から一点鎖線L2を求
め、非線形領域113bに該当するBias2になる半
導体レーザー駆動電流値を算出する。このように、線形
領域に該当するパワー値と非線形領域に該当するパワー
値を別々の直線式で近似し、各々の領域では2ポイント
の測定結果から他の1ポイントを一次式で補間して求め
ることにより、3ポイントの測定結果から5ポイントの
パワー設定が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に示した2
ポイントの測定結果から他のポイントを一次式で補間し
て求める直線近似の方法は、測定時間や演算時間が短時
間で済み、リアルタイムの記録パワー補正が可能である
から、連続記録を長時間行なう光ディスク装置に適して
いる。しかしながら、連続で記録再生を行ない装置内部
が高温になる光ディスクレコーダーや、夏の屋外などの
高温下で使用される光ディスクカメラ等においては、半
導体レーザー周辺が高温になり、半導体レーザーの高パ
ワー側においてもI−L特性が直線からずれて曲線にな
ってしまう場合がある。半導体レーザーのI−L特性が
曲線になるような場合に、上記従来例のように直線近似
で算出すると記録パルス波形のパワー設定精度が悪くな
って記録マークの形状が不揃いになり、再生信号の品質
が低下し、高密度の情報再生が困難になる、という問題
がある。また、半導体レーザーのパワー補正を行なう契
機や高速化についても十分に考慮されていない。
【0006】本発明は、上記問題を解決し、レーザー光
源から出射したレーザービームを微小な光スポットに集
束して情報の記録媒体である光ディスクに照射し、光学
的に情報を記録または再生する光ディスク装置等の光学
的記録再生装置において、半導体レーザー周辺が高温に
なる場合においても、半導体レーザーの発光パワーを精
度良く制御可能な半導体レーザー発光パワー制御装置を
実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、半導体レーザーの周囲の温度を測定す
る手段を設け、半導体レーザーが高温になり高パワー側
のI−L特性が直線近似できなくなる温度になると、パ
ワー検出手段の出力を元に半導体レーザーを駆動する電
流生成手段の駆動電流を算出するための演算方法を切り
替える手段を設ける。
【0008】具体的に、第1の発明では、半導体レーザ
ーと、該半導体レーザーに直流またはパルス状の駆動電
流を供給するための電流生成手段と、該半導体レーザー
の発光パワーを検出するためのパワー検出手段と、該パ
ワー検出手段の出力信号のピーク値を検出するためのピ
ーク検出手段と、該パワー検出手段の出力信号のボトム
値を検出するためのボトム検出手段と、該半導体レーザ
ーの駆動電流を演算しその結果により該電流生成手段の
駆動電流を制御するプログラムを有する演算制御手段
と、該半導体レーザーの温度を検出するための温度検出
手段と、からなる光ディスク装置において、該演算制御
手段が有するプログラムは、半導体レーザー駆動電流を
異なる方法で演算する複数の電流演算工程を有するとと
もに、該複数の電流演算工程の中から該温度検出手段の
出力する温度信号よって半導体レーザー駆動電流演算工
程を選択する。
【0009】また、第2の発明では、上記演算制御手段
が有するプログラムは、上記温度検出手段の出力する温
度信号から上記半導体レーザーの温度を取得する温度取
得工程と、上記パワー検出手段の出力信号と上記ピーク
検出手段の出力信号から上記半導体レーザーの駆動電流
を演算する第1の電流演算工程と、上記パワー検出手段
の出力信号と上記ピーク検出手段の出力信号と上記ボト
ム検出手段の出力信号から上記半導体レーザーの駆動電
流を演算する第2の電流演算工程とを有し、該温度取得
工程による温度取得結果が所定値より低ければ該第1の
電流演算工程を選択し、該温度取得工程による温度取得
結果が所定値より高ければ該第2の電流演算工程を選択
する。
【0010】また、第3の発明では、上記半導体レーザ
ーに直流の駆動電流分を供給して上記半導体レーザーの
発光パワーを一定に保つためのオートパワーコントロー
ル手段を設けるとともに、上記演算制御手段が有するプ
ログラムは、上記温度検出手段の出力する温度信号から
上記半導体レーザーの温度を取得する温度取得工程と、
上記ピーク検出手段の出力信号から上記半導体レーザー
の駆動電流を演算する第3の電流演算工程と、上記ピー
ク検出手段の出力信号と上記ボトム検出手段の出力信号
から上記半導体レーザーの駆動電流を演算する第4の電
流演算工程とを有し、該温度取得工程による温度取得結
果が所定値より低ければ該第3の電流演算工程を選択
し、該温度取得工程による温度取得結果が所定値より高
ければ該第4の電流演算工程を選択する。
【0011】また、第4の発明では、半導体レーザー
と、該半導体レーザーに直流またはパルス状の駆動電流
を供給するための電流生成手段と、該半導体レーザーの
発光パワーを検出するためのパワー検出手段と、該パワ
ー検出手段の出力信号のピーク値を検出するためのピー
ク検出手段と、該パワー検出手段の出力信号のボトム値
を検出するためのボトム検出手段と、該半導体レーザー
の駆動電流を演算しその結果により該電流生成手段の駆
動電流を制御するプログラムを有する演算制御手段と、
からなる光ディスク装置において、該演算制御手段が有
するプログラムは、該半導体レーザーの温度変化を検出
するための温度変化検出工程と、半導体レーザー駆動電
流を異なる方法で演算する複数の電流演算工程を有する
とともに、該複数の電流演算工程の中から該温度変化検
出工程で得られた結果によって半導体レーザー駆動電流
演算工程を選択する。
【0012】また、第5の発明では、上記演算制御手段
が有するプログラムは、上記パワー検出手段の出力信号
と上記ボトム検出手段の出力信号から上記半導体レーザ
ーの駆動電流を演算する第1の電流演算工程と、上記パ
ワー検出手段の出力信号と上記ピーク検出手段の出力信
号と上記ボトム検出手段の出力信号から上記半導体レー
ザーの駆動電流を演算する第2の電流演算工程とを有
し、上記温度変化検出工程で得られた結果が所定値より
低ければ該第1の電流演算工程を選択し、上記温度変化
検出工程で得られた結果が所定値より高ければ該第2の
電流演算工程を選択する。
【0013】また、第6に発明では、上記半導体レーザ
ーに直流の駆動電流分を供給して上記半導体レーザーの
発光パワーを一定に保つためのオートパワーコントロー
ル手段を設けるとともに、上記演算制御手段が有するプ
ログラムは、上記ボトム検出手段の出力信号から上記半
導体レーザーの駆動電流を演算する第3の電流演算工程
と、上記ピーク検出手段の出力信号と上記ボトム検出手
段の出力信号から上記半導体レーザーの駆動電流を演算
する第4の電流演算工程とを有し、上記温度変化検出工
程で得られた結果が所定値より低ければ該第3の電流演
算工程を選択し、上記温度変化検出工程で得られた結果
が所定値より高ければ該第4の電流演算工程を選択す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による第1の実施例
を、図1から図3および図8と図9により説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例である光デ
ィスク装置をあらわすブロック図である。一点鎖線1は
光ディスク装置、2は光ディスク、20はディスクモー
ター、21はMPU(マイクロプロセッサーユニット)
である。光ディスク2が光ディスク装置1に挿入されて
ディスクモーター20に装着されると、MPU21の信
号22によってディスクモーター20が回転し、光ディ
スク2が回転する。23は光ピックアップで、半導体レ
ーザー16、コリメートレンズ24、ビームスプリッタ
25、フォーカスレンズ26、集光レンズ27、ホトダ
イオード17、光検出器28、からなる。ホトダイオー
ド17は、受光したレーザービームの光量に応じて電流
信号を出力する。18はI−V変換回路で、ホトダイオ
ード17から出力された電流信号を電圧信号に変換す
る。7は再生オートパワーコントロール回路で、I−V
変換回路18が出力する電圧信号と内部の基準電圧との
差を演算して出力する。電流生成回路15にはアンプ1
1と加算回路30があり、アンプ11は再生オートパワ
ーコントロール回路7が出力する電圧信号を電流に変換
して増幅し、加算回路30を通して光ピックアップ23
の半導体レーザー16に供給される。
【0016】光ディスク2が回転すると、MPU21の
信号22によって再生オートパワーコントロール回路7
の内部の基準電圧が情報再生モードに対応した所定値に
設定される。すると、再生オートパワーコントロール回
路7から出力された差信号は、アンプ11と加算回路3
0により半導体レーザー駆動電流となり、半導体レーザ
ー16に供給され、半導体レーザー16がレーザービー
ムを放射する。半導体レーザー16から放射されたレー
ザービームは、コリメートレンズ24によって並行ビー
ムになり、ビームスプリッタ25によって一部が反射さ
れ、集光レンズ27によってホトダイオード17に達す
る。ホトダイオード17が受光したレーザービームの光
量はI−V変換回路18を通して再生オートパワーコン
トロール回路7に入力され、再生オートパワーコントロ
ール回路7は内部の基準電圧と比較して差信号を出力す
る。以上により、半導体レーザー16の温度が変化した
場合でも、半導体レーザー16の発光パワーを所定の再
生パワーレベルに制御することができる。
【0017】再生オートパワーコントロール回路7によ
って所定の再生パワーレベルに制御された半導体レーザ
ー16のレーザービームは、コリメートレンズ24によ
って並行ビームになり、ビームスプリッタ25を通過
し、フォーカスレンズ26によって光ディスク2に集束
する。光ディスク2で反射したレーザービームは、再度
フォーカスレンズ26によって並行ビームになり、今度
はビームスプリッタ25によって反射し、光検出器28
で受光される。光検出器28からは、焦点ずれ検出信号
やトラックずれ検出信号、光ディスク2に記録されてい
る情報の再生信号が、信号31となって出力される。焦
点ずれ検出信号とトラックずれ検出信号は、図示しない
公知の2次元レンズアクチュエータに供給され、フォー
カスレンズ26の位置を2方向に制御することによっ
て、安定した再生信号を得ることができる。再生信号
は、MPU21を通して外部に接続されているコンピュ
ータ等に信号32となって伝達される。以上により、光
ディスク2に記録されている情報の再生が達成される。
【0018】光ピックアップ23のホトダイオード17
が受光したレーザービームの光量信号は、I−V変換回
路18で電圧信号に変換されて、ピーク検出回路5とボ
トム検出回路6にも入力される。記録時に半導体レーザ
ー16の発光パワーがパルス状に変化する場合に、ピー
ク検出回路5はホトダイオード17が出力する光量信号
のピーク値を検出し、ボトム検出回路6はホトダイオー
ド17が出力する光量信号のボトム値を検出するもので
ある。4は切り替え回路で、ピーク検出回路5の出力信
号とI−V変換回路18の出力信号とボトム検出回路6
の出力信号の中から一つを、切り替え信号33によって
選択し、選択信号34を出力する。演算制御回路3は、
MPU21を介してパーソナルコンピュータやその他の
上位装置などから送られてきた記録するユーザーデータ
35を受け取り、そのデータを光ディスク2に記録する
ために、電流生成回路15に対して、データおよび命令
を発行する。
【0019】電流生成回路15では、内部インターフェ
イス8を介して記録パワーレジスタ10および傾き制御
DAC(デジタルアナログコンバータ)12に値を設定
する。図1において、記録パワーレジスタ10はPa−
reg、Pb−reg、Pc−reg、Pd−regと
いう4種類のパワー値を設定することが可能である。こ
れら記録パワーレジスタ10は、Write Stra
tegy回路9で制御されるスイッチング回路13によ
っていずれかが選択され、演算制御回路3からのデータ
を記録するためのマルチパルスが生成される。半導体レ
ーザー16に供給される駆動電流値を決めているパワー
制御DAC14の値Dpは、傾き制御DAC12の値を
Da、スイッチング回路13で選択されている記録パワ
ーレジスタ10の値をRwとすると、Dp=Rw/Da
で与えられる。半導体レーザー16の駆動電流値は、上
述のパワー制御DAC14による電流値と前述した再生
オートパワーコントロール7による電流値が加算された
ものとなる。傾き制御DAC12を用いる理由は、各D
ACや半導体レーザー16のI−L特性のばらつきによ
らず、記録パワーレジスタ10に設定した値と半導体レ
ーザー16の発光パワーが対応するようにするためであ
るが、このような傾き制御DAC12を用いない場合で
も本実施例は適用可能である。パワー制御DAC14の
出力電流は、再生オートパワーコントロール7から半導
体レーザー16への出力電流と、アンプ11を介して加
算される。
【0020】19はサーミスタで、半導体レーザー16
の温度を検出する。36は電圧変換回路で、サーミスタ
19の出力信号を電圧信号37に変換する。電圧信号3
7は、演算制御回路3に入力され、演算制御回路3で行
われる半導体レーザー駆動電流の演算方法を選択するた
めに用いられる。
【0021】図8は、サーミスタ19の取り付け位置を
示す図である。サーミスタ19は光ピックアップ23の
半導体レーザー16の近傍に取り付けられていて、半導
体レーザー16の温度を検出する。図9は、サーミスタ
19と電圧変換回路36の構成を示す回路図である。電
圧変換回路36の抵抗R0とサーミスタ19を直列に接
続し、一定の電圧Voを印加する。温度変化によってサ
ーミスタ19の内部抵抗Rsが変化するので、点Qの電
位が変化する。点Qの電位は、オペレーショナルアンプ
55と抵抗R1と抵抗R2を用いたアンプによって増幅
され、電圧信号37となる。
【0022】図2および図3を利用して、第1の実施例
におけるレーザーパワーの補正方法について詳細に説明
する。図2の(a)で示す上段は、半導体レーザー16
の発光パワーの時間変化を示す図で、横軸41は時間、
縦軸42は発光パワーを示し、実線43は半導体レーザ
ー16の発光パワーを示す。本実施例の場合、記録パワ
ーレジスタ10のうち2つのレジスタを用いて図2
(a)の実線43に示すマルチパルスを形成している。
ここでは、Pa−regがP1、Pb−regがP2の
発光パワーを受け持つとする。半導体レーザー16の発
光パワーは、再生時、P2、P1の順に高パワーになっ
ており、P2,P1はそれぞれ相変化光ディスクにおけ
る消去パワー、記録パワーに相当する。図2の(b)で
示す下段は、ピーク検出回路5とボトム検出回路6によ
って検出されるパワーの時間変化を示す図である。横軸
41は図2(a)と同じ時間、縦軸44は検出パワーを
示し、実線45はピーク検出回路5の出力信号を示し、
実線46はボトム検出回路6の出力信号を示す。ピーク
検出回路5は、I−V変換回路18の出力する電圧信号
のピーク値を検出する回路で構成され、図2(a)に示
すマルチパルス43のP1のパワーを検出可能である。
一方、ボトム検出回路6は、I−V変換回路18の出力
する電圧信号のボトム値を検出する回路で構成され、同
様にP2のパワーを検出可能である。
【0023】図3は、記録パワーレジスタ10で設定さ
れる値と、半導体レーザー16の発光パワーの関係を示
すグラフである。横軸51は記録パワーレジスタ10で
設定される値、縦軸52は半導体レーザー16の発光パ
ワーを示し、直線F(N)は室温付近における半導体レ
ーザー16の発光パワーを示す。点αは再生オートパワ
ーコントロール7のみによる動作点を示し、記録パワー
レジスタ10の全てがゼロ値において半導体レーザー1
6が再生パワーPαで発光している状態を示す。点α
は、半導体レーザー16の温度が変化した場合でも再生
オートパワーコントロール7の働きにより、常に一定の
再生パワーPαに保たれていることを示している。記録
パワーレジスタ10のPa−regには値W1、Pb−
regには値W2、また傾き制御DAC12には値Da
が設定されている。パワー制御DAC14の値は、スイ
ッチング回路13でPa−regを選択するとDp1=
W1/Daとなり、スイッチング回路13でPb−re
gを選択するとDp2=W2/Daとなる。パワー制御
DAC14はそれぞれDp1またはDp2に対応した電
流を出力し、加算回路30は再生パワーPαに対応した
電流を加算し、半導体レーザー16はそれぞれP1、P
2の発光パワーで発光する。先に述べたとおり、ピーク
検出回路5とボトム検出回路6で発光パワーP1とP2
を検出する。
【0024】第1の実施例では、図1におけるサーミス
タ19および電圧変換回路36による温度検出手段の出
力信号37に応じて、記録パワーの補正方法を変更する
ことを特徴とする。以下、この補正方法について述べ
る。まず、半導体レーザー16の温度があまり高くない
場合には、I−L特性は1次関数で十分近似可能である
ことから、ピーク検出回路5の出力と、再生オートパワ
ーコントロール回路7で保たれている再生パワーPαの
2点から、演算制御部3で直線F(N)を算出し、傾き
制御DAC12の値DaをDa’に補正していく。この
場合、演算制御部3では、再生パワーPαは固定である
ことから、演算に用いる変数はピーク検出回路5による
出力のみとなる。このように、再生オートパワーコント
ロール回路を用いることにより、通常時に2点のデータ
が必要だったものが1点で済み、高温時は3点のデータ
が必要だったものが2点で済む、という利点が生まれ
る。なお、再生オートパワーコントロール回路を用いな
い場合は、測定するデータの点数が増えるだけであっ
て、本発明を適用できるのは言うまでもない。
【0025】一方、温度が上昇しI−L特性が曲線にな
った場合には、記録パワーの補正を2段階で行なうよう
に変更する。図3における曲線F(N')は、半導体レ
ーザー16の温度が高い場合における記録パワー補正前
の記録パワーレジスタ10対発光パワーの様子をあらわ
している。まず、第1段階の補正として、ピーク検出回
路5の検出パワーP1'と目標パワーP1から傾き補正
DAC12の値を補正する。すなわち、ピーク検出回路
5での検出パワーがP1になるように傾き補正DAC1
2の値をDa’に補正する。この第1段階の補正を行な
った結果が曲線F(T)である。図から分かる通り、記
録パワーレジスタPa−regで設定されたW1による
発光パワーはP1となり問題ないが、記録パワーレジス
タPb−regで設定されたW2による発光パワーはP
2Tとなってしまい、所望のパワーであるP2から大き
くずれてしまう。そこで、第2段階の補正として、ボト
ム検出回路6の検出パワーP2Tと目標パワーP2から
記録パワーレジスタPb−regの値を補正する。すな
わち、ボトム検出回路6での検出パワーがP2になるよ
うに、Pb−regの値をW2からW2Tに補正する。
補正量の計算は、たとえばW2T=W2×P2/P2T
とすればよい。このように、サーミスタ19および電圧
変換回路36による温度検出手段を設けたことにより、
従来不可能だった半導体レーザーの温度に応じた記録パ
ワーの補正が可能となる。半導体レーザーの温度があま
り高くない場合には、ピーク検出のみ動作させることに
より高速な演算が可能となり、半導体レーザーの温度が
高くI−L特性が曲線になった場合においても、精度良
く記録パワーを制御することが可能となる。
【0026】本実施例においては、簡単のためマルチパ
ルスが2値のパワーで形成される場合で説明したが、3
値以上のパワーで形成される場合にも応用可能なのは言
うまでも無い。
【0027】また、温度検出手段としては、サーミスタ
19および電圧変換回路36を用いて説明したが、温度
検出素子とその検出信号を出力するための電子回路が一
体となった温度センサーICを用いてもよい。例えば、
ナショナルセミコンダクター社からは、LM20という
温度センサーICが市販されている。
【0028】図10は、温度センサICを用いた光ピッ
クアップへの実装図である。23は光ピックアップ、6
3は2次元レンズアクチュエータ、26はフォーカスレ
ンズである。64は、光ピックアップ23を光ディスク
の半径方向に移動するためのシャフトである。温度セン
サーIC61と半導体レーザー16は、フレキシブル電
子回路基板である光ヘッド基板62に半田づけされた
後、光ピックアップ23の筐体に密着される。半導体レ
ーザー16で発熱した熱は、光ピックアップ23の筐体
を通して温度センサIC61に伝わるので、温度センサ
ーIC61は半導体レーザー16の温度を精度よく検出
することができる。
【0029】なお、温度検出手段として、サーミスタ1
9や温度センサーIC61を半導体レーザー16のそば
に配置する以外に、ピーク検出回路5での検出パワーP
1の変化から温度を推測することも可能である。
【0030】次に、本発明による第2の実施例である、
ピーク検出回路の出力信号の変化から温度を推測するこ
とを特徴とする光ディスク装置を説明する。図12は、
第2の実施例である光ディスク装置をあらわすブロック
図の一部である。第2の実施例である光ディスク装置で
は、温度検出手段として、図1におけるサーミスタ19
や温度センサーIC61等の替わりに、サンプリングホ
ールド回路65とオペレーショナルアンプ66等を用い
た。その他の構成部品は、図1を用いて説明した第1の
実施例の光ディスク装置1と同じであり、図1と同じ数
字で示してある。サンプリングホールド回路65は、演
算制御回路3から出力されるタイミング信号67によ
り、ピーク検出回路5が出力する電圧信号を取り込み、
次のタイミング信号が発せられるまでその値を保持す
る。オペレーショナルアンプ66と抵抗R5と抵抗R6
で構成した差動増幅器は、ピーク検出回路5が出力する
電圧信号とサンプリングホールド回路65が保持してい
る電圧信号の差を演算し、信号37を出力する。
【0031】例えば、光ディスク2へ情報の記録を開始
した直後に、演算制御回路3はタイミング信号67を発
し、サンプリングホールド回路65はピーク検出回路5
が出力する電圧信号を取り込みその値を保持する。記録
開始直後は、ピーク検出回路5が出力する電圧信号とサ
ンプリングホールド回路65が保持している電圧信号は
等しく、信号37はゼロレベルである。情報の記録を継
続するとともに半導体レーザー16の温度が上昇し、半
導体レーザー16から出力されるレーザーパワーが低下
する。すると、ピーク検出回路5が出力する電圧信号が
低下するので、オペレーショナルアンプ66が出力する
信号37のレベルが変化する。よって、信号37の変化
により、半導体レーザー16の温度変化を検出すること
ができる。
【0032】本発明による第3の実施例を図4と図5に
より説明する。第3の実施例は、図1を用いて説明した
第1の実施例である光ディスク装置1と同じ構成で、演
算制御回路3がマイクロコンピュータを有し、演算制御
回路3が有するマイクロコンピュータにおいて実行され
るプログラムを工夫したものである。よって、光ディス
ク装置の構成および構成部品の作用の説明は省略し、同
一構成部品は図1と同じ番号を用いて説明する。
【0033】図4と図5は、温度検出手段を効果的に活
用した光ディスク装置の演算制御回路3が有するマイク
ロコンピュータにおいて実行されるプログラムのフロー
チャートである。図4と図5は1つのプログラムのフロ
ーチャートであり、700で示す端子Aによってフロー
が図4から図5へ接続される。まず、光ディスク装置1
の電源が投入され(701)、初期学習動作を行なう
(702)。初期学習動作では、サーボ手段のゲイン・
オフセット学習や、最適な記録パワーを求める試し書き
などが行なわる。次に、マルチパルス記録波形のボトム
パワーの検出を行なう測定モード2にセットし(70
3)、初期学習値P2を取り込む(704)。同様に、
マルチパルス記録波形のピークパワーの検出を行なう測
定モード1にセットし(705)、初期学習値P1を取
り込む。すると、光ディスク装置は動作チェック状態と
なる(707)。上位装置などから再生要求が来た場合
には、再生動作を行ない再び動作チェック状態に戻る
(707)。終了要求が来た場合には、電源OFFとな
る(708)。
【0034】記録要求が来た場合には、記録動作を行な
いながらピークパワーの検出を行なう測定モード1のま
まデータを取り込んでゆく(709)。取り込んだデー
タが測定モード1の前回値(初回ならば、初期学習値P
1)と比較して(710)、5%以内の変化量であれば
動作チェック状態へ戻る(707)。一方、変化が5%
より大きい場合には傾き制御DACの値を補正する(7
11)。それから、温度検出手段で温度を測定し(71
2)、例えば、60℃以下であれば動作チェック状態へ
戻る。もし、60℃を超えている場合にはI−L特性が
直線からずれて曲線になっている可能性があると判断
し、ボトムパワーの検出を行なう測定モード2に切り替
え(713)、測定モード2のデータを取り込む(71
4)。取り込んだデータが測定モード2の前回値(初回
ならば初期学習値P2)と比較して(715)、5%以
内の変化量であれば検出器を測定モード1に切り替えて
から(711)動作チェック状態(707)に戻る。一
方、変化が5%より大きい場合には記録パワーレジスタ
の値を補正し(716)、検出器を測定モード1に切り
替えた上(711)動作チェック状態(707)に戻
る。その後、温度が60℃以下になった場合には、モー
ド1による補正のみ行なう。
【0035】このように温度検出手段を設けることによ
り、I−L特性を直線近似しても問題ない温度において
は、検出器を測定モード1で固定して直線近似すること
により高速に記録パワーを補正し、I−L特性を直線近
似すると誤差が大きくなって記録エラーを引き起こして
しまうような温度においては、本発明の記録パワーの補
正方法を適用して測定モード1と測定モード2を切り替
えながら高精度に記録パワーを補正することが可能とな
る。なお、取得データの変化量およびモード2への移行
を判定する温度(それぞれ5%および60℃という値)
は、任意に選べることは言うまでもない。また、データ
取り込みのS/Nを上げるために、複数回データを取っ
て平均値を求め、補正を行なうのも良い。
【0036】なお、温度検出手段として、サーミスタ1
9や温度センサーIC61を半導体レーザー16のそば
に配置する以外に、傾き制御DAC12の値から温度を
推測することにより、本発明を適用することも可能であ
る。
【0037】図11は、本発明による第4の実施例で、
傾き制御DAC12の値から温度を推測することを特徴
とする光ディスク装置に関する。第4の実施例は、図1
を用いて説明した第1の実施例である光ディスク装置1
と同じ構成である。しかし、サーミスタ19および電圧
変換回路36または温度センサーIC61は不要であ
る。また、第4の実施例は、第3の実施例で図4を用い
て説明した部分は共通なので、図示および説明は省略す
る。
【0038】図11は、図5と同じく、演算制御回路3
が有するマイクロコンピュータにおいて実行されるプロ
グラムのフローチャートで、図4の700で示す端子A
から継続する部分である。本実施例では、サーミスタ1
9や温度センサーIC61による温度検出手段の替わり
に、ステップ709で測定したピークパワーの測定結果
が測定モード1の前回値(初回ならば、初期学習値P
1)と比較して(710)、変化が5%より大きい場合
にはI−L特性が直線からずれて曲線になっている可能
性があると判断し、ステップ713によりボトムパワー
の検出を行なう測定モード2に切り替え、ステップ71
4により測定モード2のデータを取り込む。
【0039】半導体レーザーは、レーザーチップをマウ
ントするパッケージの材質や構造の違いによって、レー
ザーチップで発熱する熱の放熱性能が異なるので、半導
体レーザー16が例えば60℃に達しなくとも、そのI
−L特性が直線からずれて曲線になる場合がある。よっ
て、本実施例のように、サーミスタ19や温度センサー
IC61による温度検出手段の替わりに、ステップ70
9で測定したピークパワーの変化によってI−L特性の
変化を推定する方法は、有効である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、レーザー光源から出射
したレーザービームを微小な光スポットに集束して情報
の記録媒体である光ディスクに照射し、光学的に情報を
記録または再生する光ディスク装置等の光学的記録再生
装置において、半導体レーザー周辺が高温になる場合に
おいても、半導体レーザーの発光パワーを精度良く制御
可能な半導体レーザー発光パワー制御装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す光ディスク装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における半導体レーザー
の発光パワーを検出したときの波形とピーク検出回路お
よびボトム検出回路によるパワー検出信号をあらわす図
である。
【図3】本発明の第1の実施例における記録パワーレジ
スタで設定される値と、半導体レーザーの発光パワーの
関係を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例で、温度センサーを利用
して記録時の電流生成手段に対する補正を説明するため
のフローチャートである。
【図5】図4と同じく、電流生成手段に対する補正を説
明するためのフローチャートである。
【図6】従来の光ディスク記録再生装置の記録パルス波
形と記録マーク対応を示す図である。
【図7】従来の光ディスク記録再生装置におけるI−L
特性と記録パルス波形の関係と、発光パワーを制御する
ための近似方法の概念を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるサーミスタ19
の取り付け位置を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるサーミスタ19
と電圧変換回路36の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の他の実施例における温度センサーI
Cを用いた光ピックアップへの実装図である。
【図11】本発明の第4の実施例で、ピークパワーの変
化を利用して記録時の電流生成手段に対する補正を説明
するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例を示す光ディスク装置
のブロック図の一部である。
【符号の説明】
1…光ディスク装置、2…ディスク、3…演算制御回
路、4…切り替え回路、5…ピーク検出回路、6…ボト
ム検出回路、7…再生オートパワーコントロール回路、
8…内部インターフェイス、9…Write Stra
tegy、10…記録パワーレジスタ、11…アンプ、
12…傾き制御DAC、13…スイッチング回路、1
4:パワー制御DAC、15…電流生成回路、16…半
導体レーザー、17…ホトダイオード、18…I−V変
換回路、19…サーミスタ、61:温度センサーIC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 久貴 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D090 AA01 CC01 CC04 DD03 EE02 JJ07 KK04 KK20 5D119 AA23 BA01 DA09 FA05 FA31 HA30 HA47 HA49 5D789 AA23 BA01 DA09 FA05 FA31 HA30 HA47 HA49

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザーと、該半導体レーザーに直
    流またはパルス状の駆動電流を供給するための電流生成
    手段と、該半導体レーザーの発光パワーを検出するため
    のパワー検出手段と、該パワー検出手段の出力信号のピ
    ーク値を検出するためのピーク検出手段と、該パワー検
    出手段の出力信号のボトム値を検出するためのボトム検
    出手段と、該半導体レーザーの駆動電流を演算しその結
    果により該電流生成手段の駆動電流を制御するプログラ
    ムを有する演算制御手段と、該半導体レーザーの温度を
    検出するための温度検出手段と、からなる光ディスク装
    置において、該演算制御手段が有するプログラムは、半
    導体レーザー駆動電流を異なる方法で演算する複数の電
    流演算工程を有するとともに、該複数の電流演算工程の
    中から該温度検出手段の出力する温度信号よって半導体
    レーザー駆動電流演算工程を選択する、ことを特徴とす
    る光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、上記演算制御手段が有するプログラムは、上記温度
    検出手段の出力する温度信号から上記半導体レーザーの
    温度を取得する温度取得工程と、上記パワー検出手段の
    出力信号と上記ピーク検出手段の出力信号から上記半導
    体レーザーの駆動電流を演算する第1の電流演算工程
    と、上記パワー検出手段の出力信号と上記ピーク検出手
    段の出力信号と上記ボトム検出手段の出力信号から上記
    半導体レーザーの駆動電流を演算する第2の電流演算工
    程とを有し、該温度取得工程による温度取得結果が所定
    値より低ければ該第1の電流演算工程を選択し、該温度
    取得工程による温度取得結果が所定値より高ければ該第
    2の電流演算工程を選択する、ことを特徴とする光ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光ディスク装置におい
    て、上記半導体レーザーに直流の駆動電流分を供給して
    上記半導体レーザーの発光パワーを一定に保つためのオ
    ートパワーコントロール手段を設けるとともに、上記演
    算制御手段が有するプログラムは、上記温度検出手段の
    出力する温度信号から上記半導体レーザーの温度を取得
    する温度取得工程と、上記ピーク検出手段の出力信号か
    ら上記半導体レーザーの駆動電流を演算する第3の電流
    演算工程と、上記ピーク検出手段の出力信号と上記ボト
    ム検出手段の出力信号から上記半導体レーザーの駆動電
    流を演算する第4の電流演算工程とを有し、該温度取得
    工程による温度取得結果が所定値より低ければ該第3の
    電流演算工程を選択し、該温度取得工程による温度取得
    結果が所定値より高ければ該第4の電流演算工程を選択
    する、ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】半導体レーザーと、該半導体レーザーに直
    流またはパルス状の駆動電流を供給するための電流生成
    手段と、該半導体レーザーの発光パワーを検出するため
    のパワー検出手段と、該パワー検出手段の出力信号のピ
    ーク値を検出するためのピーク検出手段と、該パワー検
    出手段の出力信号のボトム値を検出するためのボトム検
    出手段と、該半導体レーザーの駆動電流を演算しその結
    果により該電流生成手段の駆動電流を制御するプログラ
    ムを有する演算制御手段と、からなる光ディスク装置に
    おいて、該演算制御手段が有するプログラムは、該半導
    体レーザーの温度変化を検出するための温度変化検出工
    程と、半導体レーザー駆動電流を異なる方法で演算する
    複数の電流演算工程を有するとともに、該複数の電流演
    算工程の中から該温度変化検出工程で得られた結果によ
    って半導体レーザー駆動電流演算工程を選択する、こと
    を特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の光ディスク装置におい
    て、上記演算制御手段が有するプログラムは、上記パワ
    ー検出手段の出力信号と上記ボトム検出手段の出力信号
    から上記半導体レーザーの駆動電流を演算する第1の電
    流演算工程と、上記パワー検出手段の出力信号と上記ピ
    ーク検出手段の出力信号と上記ボトム検出手段の出力信
    号から上記半導体レーザーの駆動電流を演算する第2の
    電流演算工程とを有し、上記温度変化検出工程で得られ
    た結果が所定値より低ければ該第1の電流演算工程を選
    択し、上記温度変化検出工程で得られた結果が所定値よ
    り高ければ該第2の電流演算工程を選択する、ことを特
    徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の光ディスク装置におい
    て、上記半導体レーザーに直流の駆動電流分を供給して
    上記半導体レーザーの発光パワーを一定に保つためのオ
    ートパワーコントロール手段を設けるとともに、上記演
    算制御手段が有するプログラムは、上記ボトム検出手段
    の出力信号から上記半導体レーザーの駆動電流を演算す
    る第3の電流演算工程と、上記ピーク検出手段の出力信
    号と上記ボトム検出手段の出力信号から上記半導体レー
    ザーの駆動電流を演算する第4の電流演算工程とを有
    し、上記温度変化検出工程で得られた結果が所定値より
    低ければ該第3の電流演算工程を選択し、上記温度変化
    検出工程で得られた結果が所定値より高ければ該第4の
    電流演算工程を選択する、ことを特徴とする光ディスク
    装置。
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