JP2001352125A - Apc方式レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

Apc方式レーザダイオード駆動回路

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JP2001352125A
JP2001352125A JP2000170958A JP2000170958A JP2001352125A JP 2001352125 A JP2001352125 A JP 2001352125A JP 2000170958 A JP2000170958 A JP 2000170958A JP 2000170958 A JP2000170958 A JP 2000170958A JP 2001352125 A JP2001352125 A JP 2001352125A
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JP
Japan
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voltage
current
peak
terminal
output
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JP2000170958A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Asano
弘明 浅野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/068Stabilisation of laser output parameters
    • H01S5/0683Stabilisation of laser output parameters by monitoring the optical output parameters
    • H01S5/06832Stabilising during amplitude modulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/068Stabilisation of laser output parameters
    • H01S5/06825Protecting the laser, e.g. during switch-on/off, detection of malfunctioning or degradation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDのピークおよびボトム出力光レベル(消
光比)の安定化を、高速かつ高精度で制御することが可
能なレーザダイオード駆動回路を提供する。 【解決手段】 LD1は、駆動電流ILDとバイアス電流
IB とに従って、対応する光を出力する。PD2は、L
D1と光結合されており、LD1の光量を検出して電流
Ipdに変換する。I/V変換部3は、電流Ipdを電圧V
out に変換する。ピークホールド部41は、電圧Vout
のピーク電圧Vout-p を検出して保持する。オペアンプ
42は、ピーク電圧Vout-p とピーク値を決定する基準
ピーク電圧Vpeakとを比較し、比較結果に従って駆動電
流ILDを制御する。ボトムホールド部51は、電圧Vou
t のボトム電圧Vout-b を検出して保持する。基準電圧
生成部6は、ボトム値を決定する基準ボトム電圧Vbott
omを出力する。オペアンプ52は、ボトム電圧Vout-b
と基準ボトム電圧Vbottomとを比較し、比較結果に従っ
てバイアス電流IB を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、APC方式レーザ
ダイオード駆動回路に関し、より特定的には、光通信等
に用いられるレーザダイオードの光出力パワーを、AP
C(Automatic Power Control) 方式によって制御する駆
動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、レーザダイオード(以
下、LDと記す)は、その温度変化によって駆動電流と
光出力レベルとの関係が変動する。そこで、従来、LD
のピーク出力光(LDを発光動作させた時の出力光)の
レベル、およびピーク出力光に対するボトム出力光(L
Dを消光動作させた時の出力光)のレベル比率である消
光比を常に一定に制御するため、LDの出力光を検出
し、その検出した値と基準値とを比較した値でLDを駆
動させる電流をフィードバック制御する技術が、種々提
案されている。この技術としては、例えば特許公報第2
856247号に開示されている技術(以下、従来の技
術という)が存在する。以下、図16を参照して、この
従来の技術を説明する。
【0003】図16は、上記従来の技術で開示されてい
るAPC方式のLD駆動回路の構成を示すブロック図で
ある。図16において、従来のLD駆動回路は、LD2
01と、モニタ用のフォトダイオード(以下、PDと記
す)202と、I/V変換部203と、ピークホールド
部204と、ボトムホールド部205と、ピークレベル
比較部206と、ボトムレベル比較部207と、LD駆
動電流制御部208と、バイアス電流制御部209とを
備えている。
【0004】LD駆動電流制御部208は、差動接続さ
れた1対のトランジスタ281,282と可変可能な電
流源283とを含む。このLD駆動電流制御部208
は、トランジスタ281および282のベース端子にそ
れぞれ入力される変調信号Data+およびそれを論理
反転させた変調信号Data−に従って、LD201に
駆動電流ILDを供給する。バイアス電流制御部209
は、可変可能な電流源291を含み、LD201にバイ
アス電流IB を供給する。LD201は、LD駆動電流
制御部208によって供給される駆動電流ILDと、バイ
アス電流制御部209によって供給されるバイアス電流
IB とに基づく光を出力する。PD202は、LD20
1と光結合されており、LD201から出力される光量
を検出して電流Ipdに変換する。I/V変換部203
は、PD202から出力される電流Ipdを、電圧Vout
に変換する。ピークホールド部204は、I/V変換部
203から出力される電圧Vout のピークレベルとなる
ピーク電圧Vout-p を検出し、その電圧レベルを保持す
る。ボトムホールド部205は、I/V変換部203か
ら出力される電圧Vout のボトムレベルとなるボトム電
圧Vout-b を検出し、その電圧レベルを保持する。ピー
クレベル比較部206は、オペアンプ261と帰還抵抗
262とを含む。このピークレベル比較部206は、ピ
ークホールド部204から出力されるピーク電圧Vout-
p と基準ピーク電圧Vpeakとを比較し、双方の電圧値が
一致する(比較結果が零になる)ように、LD駆動電流
制御部208の電流源283が流す駆動電流ILDの量を
フィードバック制御する。ボトムレベル比較部207
は、オペアンプ271と帰還抵抗272と消光比を定め
る分圧抵抗273,274とを含む。このボトムレベル
比較部207は、ボトムホールド部205から出力され
るボトム電圧Vout-b と、ピーク電圧Vout-p を分圧抵
抗273および274によって分圧させた基準ボトム電
圧Vbottomとを比較し、双方の電圧値が一致する(比較
結果が零になる)ように、バイアス電流制御部209の
電流源291が流すバイアス電流IB の量をフィードバ
ック制御する。
【0005】この構成によって、上記従来のLD駆動回
路は、PD202において検出された電流Ipdに応じ
て、フィードバック制御によってLD201に供給する
駆動電流ILDおよびバイアス電流IB の量を変化させ、
LD201のピーク出力光レベルおよびボトム出力光レ
ベル(すなわち、消光比)を常に一定に制御するように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のLD駆動回路では、ピーク電圧Vout-p を分圧させ
た基準ボトム電圧Vbottomを比較基準にして、LD20
1のボトム出力光レベル、すなわちバイアス電流制御部
209の電流源291が流すバイアス電流IB の量を一
定に制御するようにしている。このため、従来のLD駆
動回路では、ピーク出力光レベル(ピーク電圧Vout-p
)を安定させた後でないと、ボトム出力光レベル(基
準ボトム電圧Vbottom)を安定させることができない。
従って、従来のLD駆動回路では、ボトム出力光レベル
を安定化させるまでに時間を要するという問題がある。
また、LD201とPD202とを光結合させる結合効
率には、一般的には最小値と最大値との間で10倍程度
までのばらつきが発生する。特にこの結合効率が小さい
場合には、ピーク出力光レベルに応じてPD202から
出力される電流Ipdが少なくなるため、比較基準にする
基準ボトム電圧Vbottomを生成するピーク電圧Vout-p
自体が、元から小さくなる。従って、単純に分圧抵抗2
73および274の比率によって消光比を決定させる従
来のLD駆動回路では、ピーク電圧Vout-p に応じて基
準ボトム電圧Vbottomの値も小さくなるので、安定化さ
せたボトム出力光レベルに大きな誤差を含んでしまうと
いう問題がある。
【0007】それ故、本発明の目的は、LDのピーク出
力光レベルおよびボトム出力光レベル(消光比)の安定
化を、高速かつ高精度で制御することが可能なAPC方
式レーザダイオード駆動回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、入力される変調信号に応答してLDを発光させ
る駆動電流を発生させる手段と、当該LDを消光させた
時のバイアス電流を発生させる手段とを含み、当該LD
の光出力パワーをフィードバック制御する駆動回路であ
って、LDと光結合されており、LDから出力される光
量を検出して、その光量を電流に変換するPDと、PD
から出力される電流を、その電流量に応じた電圧に変換
するI/V変換手段と、I/V変換手段から出力される
電圧のピークレベルが、LDのピーク出力光レベルを決
定するための予め定めた基準ピーク電圧へ収束するよう
に、駆動電流の量をフィードバック制御するピーク値制
御手段と、基準ピーク電圧から、LDのボトム出力光レ
ベルを決定するための基準ボトム電圧を生成する基準電
圧生成手段と、I/V変換手段から出力される電圧のボ
トムレベルが、基準ボトム電圧へ収束するように、バイ
アス電流の量をフィードバック制御するボトム値制御手
段とを備える。
【0009】上記のように、第1の発明によれば、固定
的に与えられる基準ピーク電圧を用いて、ピーク出力光
レベルのフィードバック制御と、ボトム出力光レベルの
フィードバック制御とを、並行して独立的に行う。従っ
て、第1の発明では、ピーク出力光レベルを安定させた
後でなくても、ボトム出力光レベルを安定させることが
できるので、ボトム出力光レベルの安定化を高速に行う
ことが可能となる。
【0010】第2の発明は、入力される変調信号に応答
してLDを発光させる駆動電流を発生させる手段と、当
該LDを消光させた時のバイアス電流を発生させる手段
とを含み、当該LDの光出力パワーをフィードバック制
御する駆動回路であって、LDと光結合されており、L
Dから出力される光量を検出して、その光量を電流に変
換するPDと、PDから出力される電流を、その電流量
に応じた電圧に変換するI/V変換手段と、I/V変換
手段から出力される電圧のピークレベルが、LDのピー
ク出力光レベルを決定するための予め定めた基準ピーク
電圧へ収束するように、駆動電流の量をフィードバック
制御するピーク値制御手段と、LDとPDとの光結合効
率に対応させた予め定めた最大基準ピーク電圧から、L
Dのボトム出力光レベルを決定するための基準ボトム電
圧を生成する基準電圧生成手段と、I/V変換手段から
出力される電圧のピークレベルが最大基準ピーク電圧と
常に一致するように、当該出力される電圧を増幅制御す
るAGC増幅手段と、AGC増幅手段から出力される電
圧のボトムレベルが、基準ボトム電圧へ収束するよう
に、バイアス電流の量をフィードバック制御するボトム
値制御手段とを備える。
【0011】上記のように、第2の発明によれば、固定
的に与えられる基準ピーク電圧および最大基準ピーク電
圧を用いて、ピーク出力光レベルのフィードバック制御
と、ボトム出力光レベルのフィードバック制御とを、並
行して独立的に行う。従って、第2の発明では、ピーク
出力光レベルを安定させた後でなくても、ボトム出力光
レベルを安定させることができるので、ボトム出力光レ
ベルの安定化を高速に行うことが可能となる。また、第
2の発明によれば、固定的に与えられる最大基準ピーク
電圧を用いて、ボトム出力光レベルを制御するための基
準ボトム電圧を生成している。従って、第2の発明で
は、LDとPDとを光結合させる結合効率に影響される
ことなく、常に一定の基準ボトム電圧を与えることがで
きるので、誤差を含むことなく高精度でボトム出力光レ
ベルを安定させることが可能となる。
【0012】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、基準電圧生成手段は、設定されるLDの消光
比(ピーク出力光レベル:ボトム出力光レベル=n:
1)に従って、予め定めた基準ピーク電圧を1/n倍し
た電圧を、基準ボトム電圧として生成することを特徴す
る。
【0013】第4の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、基準電圧生成手段は、設定されるLDの消光
比(ピーク出力光レベル:ボトム出力光レベル=n:
1)に従って、予め定めた最大基準ピーク電圧を1/n
倍した電圧を、基準ボトム電圧として生成することを特
徴する。
【0014】上記のように、第3および第4の発明によ
れば、第1および第2の発明において、固定的に与えら
れる基準ピーク電圧または最大基準ピーク電圧から、消
光比に従った基準ボトム電圧を生成する。従って、第3
および第4の発明では、常に一定の消光比に基づくボト
ム出力光レベルを容易に与えることが可能となる。
【0015】第5の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、ピーク値制御手段は、I/V変換手段から出
力される電圧のピークレベルとなるピーク電圧を検出す
るピークホールド手段と、ピーク電圧と基準ピーク電圧
とを比較し、ピーク電圧が基準ピーク電圧と一致するよ
うに、駆動電流の量をフィードバック制御する比較制御
手段とを備え、ボトム値制御手段は、I/V変換手段か
ら出力される電圧のボトムレベルとなるボトム電圧を検
出するボトムホールド手段と、ボトム電圧と基準ボトム
電圧とを比較し、ボトム電圧が基準ボトム電圧と一致す
るように、バイアス電流の量をフィードバック制御する
比較制御手段とを備える。
【0016】第6の発明は、第4の発明に従属する発明
であって、ピーク値制御手段は、I/V変換手段から出
力される電圧のピークレベルとなるピーク電圧を検出す
るピークホールド手段と、ピーク電圧と基準ピーク電圧
とを比較し、ピーク電圧が基準ピーク電圧と一致するよ
うに、駆動電流の量をフィードバック制御する比較制御
手段とを備え、ボトム値制御手段は、AGC増幅手段か
ら出力される電圧のボトムレベルとなるボトム電圧を検
出するボトムホールド手段と、ボトム電圧と基準ボトム
電圧とを比較し、ボトム電圧が基準ボトム電圧と一致す
るように、バイアス電流の量をフィードバック制御する
比較制御手段とを備える。
【0017】第7の発明は、第5および第6の発明に従
属する発明であって、ボトムホールド手段は、入力され
る電圧に応じた電圧を出力するオペアンプと、オペアン
プの出力端子にカソード端子が接続されるダイオード
と、ダイオードのアノード端子と電源電圧との間に挿入
される容量と、ダイオードのアノード端子と電源電圧と
の間に挿入される放電部と、ゲート端子がダイオードの
アノード端子に接続され、ドレイン端子が電源電圧に接
続され、ソース端子が電流源を介して接地されるFET
とを含み、入力される電圧をオペアンプの負入力端子に
入力し、FETのソース端子に現れる電圧を、ボトム電
圧として出力すると共に、当該電圧をオペアンプの正入
力端子に帰還入力させる構成であることを特徴とする。
【0018】上記のように、第7の発明によれば、第5
および第6の発明のボトムホールド手段に、放電部を用
意する。これにより、第7の発明では、ボトム値が徐々
に大きくなる信号にも処理を追従させることができ、ボ
トム出力光レベルを比較的短時間で安定化させることが
できる。
【0019】第8の発明は、第3および第4の発明に従
属する発明であって、基準電圧生成手段は、第1および
第2のFETと、第1のFETのドレイン端子と電源電
圧との間に挿入される第1の抵抗と、第2のFETのド
レイン端子と電源電圧との間に挿入される第2の抵抗
と、第1のFETのソース端子に、一方端子が接続され
る第3の抵抗と、第2のFETのソース端子に、一方端
子が接続される第4の抵抗と、共通接続される第3およ
び第4の抵抗の各他方端子と、接地との間に挿入される
第1の電流源と、一方端子が電源電圧に接続され、他方
端子が第2のFETのゲート端子に接続される第5の抵
抗と、第5の抵抗の他方端子と、接地との間に挿入され
る第2の電流源とを含み、入力される電圧を第1のFE
Tのゲート端子に入力し、第1および第2の抵抗と第3
および第4の抵抗との比率に基づいて、第2のFETの
ドレイン端子に現れる電圧を、基準ボトム電圧として出
力する構成であることを特徴とする。
【0020】第9の発明は、第3および第4の発明に従
属する発明であって、基準電圧生成手段は、第1〜第4
のFETと、共通接続される第1および第3のFETの
各ドレイン端子と電源電圧との間に挿入される第1の抵
抗と、共通接続される第2および第4のFETの各ドレ
イン端子と電源電圧との間に挿入される第2の抵抗と、
ドレイン端子に、共通接続される第1および第2のFE
Tの各ソース端子が接続され、ゲート端子に第1の電圧
が印加される第5のFETと、ドレイン端子に、共通接
続される第3および第4のFETの各ソース端子が接続
され、ゲート端子に第2の電圧が印加される第6のFE
Tと、共通接続される第5および第6のFETの各ソー
ス端子と、接地との間に挿入される第1の電流源と、一
方端子が電源電圧に接続され、他方端子が共通接続され
る第2および第3のFETの各ゲート端子に接続される
第3の抵抗と、第3の抵抗の他方端子と、接地との間に
挿入される第2の電流源とを含み、入力される電圧を共
通接続される第1および第4のFETの各ゲート端子に
入力し、第1の電圧と第2の電圧との比率に基づいて、
第2および第4のFETの各ドレイン端子に現れる電圧
を、基準ボトム電圧として出力する構成であることを特
徴とする。
【0021】第10の発明は、第3の発明に従属する発
明であって、ピーク値制御手段は、LDの発光タイミン
グに同期した期間を与える第1の制御信号を発生する制
御信号発生手段と、第1の制御信号で与えられる期間に
おいて、I/V変換手段から出力される電圧と基準ピー
ク電圧との差分に基づく電流を、流出または流入させる
第1の電圧電流変換手段と、第1の電圧電流変換手段か
ら流出または流入される電流によって、電荷の充放電が
行われる第1の容量と、第1の容量の端子間電圧に従っ
て、駆動電流の量をフィードバック制御する制御手段と
を備え、ボトム値制御手段は、LDの消光タイミングに
同期した期間を与える第2の制御信号を発生する制御信
号発生手段と、第2の制御信号で与えられる期間におい
て、I/V変換手段から出力される電圧と基準ボトム電
圧との差分に基づく電流を、流出または流入させる第2
の電圧電流変換手段と、第2の電圧電流変換手段から流
出または流入される電流によって、電荷の充放電が行わ
れる第2の容量と、第2の容量の端子間電圧に従って、
駆動電流の量をフィードバック制御する制御手段とを備
える。
【0022】第11の発明は、第4の発明に従属する発
明であって、ピーク値制御手段は、LDの発光タイミン
グに同期した期間を与える第1の制御信号を発生する制
御信号発生手段と、第1の制御信号で与えられる期間に
おいて、I/V変換手段から出力される電圧と基準ピー
ク電圧との差分に基づく電流を、流出または流入させる
第1の電圧電流変換手段と、第1の電圧電流変換手段か
ら流出または流入される電流によって、電荷の充放電が
行われる第1の容量と、第1の容量の端子間電圧に従っ
て、駆動電流の量をフィードバック制御する制御手段と
を備え、ボトム値制御手段は、LDの消光タイミングに
同期した期間を与える第2の制御信号を発生する制御信
号発生手段と、第2の制御信号で与えられる期間におい
て、AGC増幅手段から出力される電圧と基準ボトム電
圧との差分に基づく電流を、流出または流入させる第2
の電圧電流変換手段と、第2の電圧電流変換手段から流
出または流入される電流によって、電荷の充放電が行わ
れる第2の容量と、第2の容量の端子間電圧に従って、
駆動電流の量をフィードバック制御する制御手段とを備
える。
【0023】第12の発明は、第10および第11の発
明に従属する発明であって、電圧電流変換手段は、入力
される電圧をゲート端子に入力する第1のFETと、基
準ピーク電圧または基準ボトム電圧をゲート端子に入力
する第2のFETと、第1のFETのドレイン端子と電
源電圧との間に挿入される第1の抵抗と、第2のFET
のドレイン端子と電源電圧との間に挿入される第2の抵
抗と、共通接続される第1および第2のFETの各ソー
ス端子と、接地との間に挿入される第1の電流源と、第
2のFETのドレイン端子に現れる電圧に反比例して、
流出させる電流を制御する第2の電流源と、第2のFE
Tのドレイン端子に現れる電圧に正比例して、流入させ
る電流を制御する第3の電流源と、第2の電流源が流出
させる電流および第3の電流源が流入させる電流を、制
御信号で与えられる期間にだけ出力させるスイッチ手段
とを含む構成であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、第1の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路は、LD1と、PD2と、I/V変換部3と、
ピーク値制御部4と、ボトム値制御部5と、基準電圧生
成部6と、LD駆動電流制御部8と、バイアス電流制御
部9とを備える。まず、図1を参照して、第1の実施形
態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路の各構成
を説明する。
【0025】LD駆動電流制御部8は、差動接続された
1対のトランジスタ81,82と可変可能な電流源83
とを含む。なお、トランジスタ81,82には、様々な
タイプのものが使用可能であるが、本実施形態では、C
MOS FETを一例に挙げて説明する。トランジスタ
81のドレイン端子は、LD1のカソード端子に接続さ
れる。トランジスタ82のドレイン端子には、電源電圧
Vccが印加される。トランジスタ81および82の各ソ
ース端子は、共通接続され、電流源83に接続される。
トランジスタ81および82の各ゲート端子には、変調
信号Data+およびそれを論理反転させた変調信号D
ata−が、それぞれ入力される。差動接続された1対
のトランジスタ81,82は、変調信号Data+およ
びData−に応答して、相補的なスイッチング動作を
行う。すなわち、変調信号Data+がハイレベルの時
は、トランジスタ81がオン状態、トランジスタ82が
オフ状態となり、LD1に駆動電流ILDが流れる。一
方、変調信号Data−がハイレベルの時は、トランジ
スタ82がオン状態、トランジスタ81がオフ状態とな
り、電流バイパス経路が形成されてLD1には駆動電流
ILDが流れない。バイアス電流制御部9は、可変可能な
電流源91を含み、LD消光状態における電流値である
バイアス電流IB を、常にLD1に流させる。
【0026】LD1のアノード端子には、電源電圧Vcc
が印加される。LD1は、LD駆動電流制御部8によっ
て供給される駆動電流ILDと、バイアス電流制御部9に
よって供給されるバイアス電流IB とに従って、対応す
る光を出力する。PD2は、カソード端子に電源電圧V
ccが印加され、アノード端子がI/V変換部3に接続さ
れる。PD2は、LD1と光結合されており、LD1か
ら出力される光量を検出して、その光量を電流Ipdに変
換する。I/V変換部3は、PD2から出力される電流
Ipdを、その電流量に応じた電圧Vout に変換する。
【0027】ピーク値制御部4は、ピークホールド部4
1と、オペアンプ42と、帰還抵抗43とを含む。ピー
クホールド部41は、I/V変換部3から出力される電
圧Vout のピークレベルとなるピーク電圧Vout-p を検
出し、その電圧レベルを保持する。オペアンプ42の正
入力端子には、電源電圧Vccを抵抗11と抵抗12とで
分圧した基準ピーク電圧Vpeakが入力される。この基準
ピーク電圧Vpeakは、LD1のピーク出力光レベルを決
定するための基準となる電圧であり、抵抗11および抵
抗12の比率によって予め定められている。オペアンプ
42の負入力端子には、ピークホールド部41で検出さ
れたピーク電圧Vout-p が入力されると共に、出力端子
の電圧が帰還抵抗43を介して帰還入力される。このオ
ペアンプ42は、入力されるピーク電圧Vout-p と基準
ピーク電圧Vpeakとを比較し、双方の電圧値が一致する
(比較結果が零になる)ように、LD駆動電流制御部8
の電流源83が流す駆動電流ILDの量をフィードバック
制御する。この構成により、第1の実施形態に係るAP
C方式レーザダイオード駆動回路は、LD1のピーク出
力光レベルを常に安定させることができる。
【0028】ボトム値制御部5は、ボトムホールド部5
1と、オペアンプ52と、帰還抵抗53とを含む。ボト
ムホールド部51は、I/V変換部3から出力される電
圧Vout のボトムレベルとなるボトム電圧Vout-b を検
出し、その電圧レベルを保持する。オペアンプ52の正
入力端子には、基準電圧生成部6で生成される基準ボト
ム電圧Vbottomが入力される。この基準ボトム電圧Vbo
ttomは、LD1のボトム出力光レベルを決定するための
基準となる電圧であり、基準電圧生成部6において予め
定められる。なお、基準電圧生成部6については、後で
詳述する。オペアンプ52の負入力端子には、ボトムホ
ールド部51で検出されたボトム電圧Vout-b が入力さ
れると共に、出力端子の電圧が帰還抵抗53を介して帰
還入力される。このオペアンプ52は、入力されるボト
ム電圧Vout-b と基準ボトム電圧Vbottomとを比較し、
双方の電圧値が一致する(比較結果が零になる)よう
に、バイアス電流制御部9の電流源91が流すバイアス
電流IB の量をフィードバック制御する。この構成によ
り、第1の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路は、LD1のボトム出力光レベル(換言すれ
ば、消光比)を常に安定させることができる。
【0029】次に、図2〜図5をさらに参照して、第1
の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路
の詳細な動作を説明する。図2は、図1に示すI/V変
換部3の詳細な構成の一例を示す回路図である。図3
は、図1に示すボトムホールド部51の詳細な構成の一
例を示す回路図である。図4は、図1に示す基準電圧生
成部6の詳細な構成の一例を示す回路図である。図5
は、本発明の第1の実施形態に係るAPC方式レーザダ
イオード駆動回路の動作概念を説明する図である。
【0030】図2を参照して、I/V変換部3を説明す
る。図2において、I/V変換部3は、抵抗31〜34
と、差動接続された1対のトランジスタ35,36と、
可変可能な電流源37と、反転アンプ38,39とを含
む。なお、トランジスタ35,36には、様々なタイプ
のものが使用可能であるが、本実施形態では、CMOS
FETを一例に挙げて説明する。トランジスタ35の
ドレイン端子には、抵抗値がR1の抵抗31を介して、
電源電圧Vccが印加される。このトランジスタ35のド
レイン端子に現れる電圧は、電圧Vout として出力され
る。トランジスタ36のドレイン端子には、抵抗値が同
じR1の抵抗32を介して、電源電圧Vccが印加され
る。トランジスタ35および36の各ソース端子は、共
通接続され、電流値がI1の電流源37にさらに接続さ
れる。トランジスタ35のゲート端子は、反転アンプ3
8の出力端子に接続される。トランジスタ36のゲート
端子は、反転アンプ39の出力端子に接続される。反転
アンプ38の入力端子には、PD2から出力される電流
Ipdが入力される。抵抗33は、反転アンプ38の入力
端子と出力端子との間に帰還接続される。抵抗34は、
反転アンプ39の入力端子と出力端子との間に帰還接続
される。
【0031】反転アンプ38および抵抗33は、電流/
電圧変換回路を構成し、入力される電流Ipdを対応する
電圧Vpdに変換して、トランジスタ35のゲート端子に
出力する。一方、反転アンプ39および抵抗34は、上
記電流/電圧変換回路と同様の構成であり、電流Ipd=
0の時にトランジスタ35のゲート端子に入力される電
圧Vpdと同一の電圧Vref を、トランジスタ36のゲー
ト端子に出力する。差動接続された1対のトランジスタ
35,36は、電圧Vref に対する電圧Vpdの変化に応
答して、光入力の光電力に応じて電流源37の電流を分
流する。この構成により、反転アンプ38の入力端子に
入力される電流Ipdは、その電流量に応じて、電源電圧
Vccから電圧Voffset(=Vcc−R1*I1/2)まで
の範囲で変化する電圧Vout に変換されて、トランジス
タ35のドレイン端子に現れる。なお、この電圧Voffs
etのレベルを、以下DCオフセットレベルという。
【0032】図3を参照して、ボトムホールド部51を
説明する。図3において、ボトムホールド部51は、オ
ペアンプ511と、ダイオード512と、容量513
と、放電部514と、トランジスタ515と、電流源5
16とを含む。なお、トランジスタ515には、様々な
タイプのものが使用可能であるが、本実施形態では、C
MOS FETを一例に挙げて説明する。オペアンプ5
11の負入力端子には、I/V変換部3から出力される
電圧Vout が入力される。オペアンプ511の出力端子
は、ダイオード512のカソード端子が接続される。ダ
イオード512のアノード端子は、トランジスタ515
のゲート端子に接続されると共に、容量513を介して
電源電圧Vccが印加され、かつ放電部514が接続され
る。トランジスタ515のドレイン端子には、電源電圧
Vccが印加される。トランジスタ515ソース端子に
は、電流源516が接続される。このトランジスタ51
5のソース端子に現れる電圧は、ボトム電圧Vout-b と
して出力されると共に、オペアンプ511の正入力端子
に帰還入力される。
【0033】この構成により、容量513の充電をダイ
オード512およびオペアンプ511によって、容量5
13の放電を放電部514によって制御することができ
る。従って、オペアンプ511の負入力端子に入力され
る電圧Vout のボトムレベルを、トランジスタ515の
ソース端子にホールドさせて出力させることができる。
なお、放電部514で設定される電流値は、値が徐々に
上昇するボトムレベルに対する応答追従時間を規定する
ものである。よって、この電流値は、容量513におい
て保持される電圧値の変動が、システムで規定される同
符号のData、特に「0」の値が連続する最大時間に
対して十分に大きくなるように、設定されることが望ま
しい。
【0034】図4を参照して、基準電圧生成部6を説明
する。図4において、基準電圧生成部6は、抵抗61〜
65と、差動接続された1対のトランジスタ66,67
と、可変可能な電流源68,69とを含む。なお、トラ
ンジスタ66,67には、様々なタイプのものが使用可
能であるが、本実施形態では、CMOS FETを一例
に挙げて説明する。
【0035】トランジスタ66のドレイン端子には、抵
抗値がI/V変換部3における抵抗31,32と同じR
1の抵抗61を介して、電源電圧Vccが印加される。ト
ランジスタ67のドレイン端子には、抵抗値が同様にR
1の抵抗62を介して、電源電圧Vccが印加される。こ
のトランジスタ67のドレイン端子に現れる電圧は、基
準ボトム電圧Vbottomとして出力される。トランジスタ
66のソース端子は、抵抗値がR2の抵抗63を介し
て、トランジスタ67のソース端子は、抵抗値が同じR
2の抵抗64を介して、共通接続され、電流源68にさ
らに接続される。この電流源68に流れる電流値は、I
/V変換部3における電流源37の電流値と同一の電流
I1である。電流源69は、抵抗値が同様にR1の抵抗
65を介して、電源電圧Vccに接続される。この電流源
69に流れる電流値は、電流源68に流れる電流値の半
分、すなわち電流(I1/2)である。トランジスタ6
6のゲート端子には、電源電圧Vccを抵抗11と抵抗1
2とで分圧した基準ピーク電圧Vpeakが入力される。ト
ランジスタ67のゲート端子には、電流源69と抵抗6
5とで定まる電圧(Vcc−R1*I1/2)、すなわち
I/V変換部3におけるDCオフセットレベルと同一の
電圧Voffsetが入力される。
【0036】トランジスタ66,67の相互コンダクタ
ンスをgmと表す場合、抵抗61〜64と差動接続され
たトランジスタ66,67で実現される増幅率は、抵抗
61,62の抵抗値がR1、抵抗63,64の抵抗値が
R2であるので、R1/{2*(R2+1/gm)}と
記述できる。この増幅率が1/n(nは、消光比に基づ
いて予め定められる値)となるように、抵抗値とトラン
ジスタの相互コンダクタンスを適切に選ぶと、トランジ
スタ67のドレイン端子には、トランジスタ67のゲー
ト端子に入力される電圧Voffsetに、当該電圧Voffset
とトランジスタ66のゲート端子に入力される基準ピー
ク電圧Vpeakとの差分を1/n倍した電圧(=(Vpeak
−Voffset)/n)を加算した、基準ボトム電圧Vbott
om(=Voffset+(Vpeak−Voffset)/n)が現れ
る。
【0037】よって、図4に示した基準電圧生成部6で
は、基準ピーク電圧VpeakをLD1のピーク出力光レベ
ルに対応させて設定した場合、上述した抵抗値R1,R
2を最適に設定することにより、基準ボトム電圧Vbott
omを、消光比が1/nであるLD1のボトム出力光レベ
ルに対応させた設定とすることができる。なお、図5
(a)に、本発明の第1の実施形態に係るAPC方式レ
ーザダイオード駆動回路が行う、ピーク出力光レベルを
安定させるまでのフィードバック制御の動作概念を示
す。同図のように、電圧Vout は、ピーク電圧Vout-p
が基準ピーク電圧Vpeakと一致するように制御される。
また、図5(b)に、本発明の第1の実施形態に係るA
PC方式レーザダイオード駆動回路が行う、ボトム出力
光レベルを安定させるまでのフィードバック制御の動作
概念を示す。同図のように、電圧Vout は、ボトム電圧
Vout-b が基準ボトム電圧Vbottomと一致するように制
御される。
【0038】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路によれば、固
定的に与えられる基準ピーク電圧Vpeakを用いて、ピー
ク出力光レベルのフィードバック制御と、ボトム出力光
レベルのフィードバック制御とを、並行して独立的に行
う。従って、本発明の第1の実施形態に係るAPC方式
レーザダイオード駆動回路では、ピーク出力光レベルを
安定させた後でなくても、ボトム出力光レベルを安定さ
せることができるので、ボトム出力光レベルの安定化を
高速に行うことが可能となる。
【0039】(第2の実施形態)また、本発明の第2の
実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路と
して、図1の基準電圧生成部6の詳細な構成を、図6に
示す構成とした回路が考えられる。以下、図6を参照し
て、本発明の第2の実施形態に係るAPC方式レーザダ
イオード駆動回路を説明する。なお、第2の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路における基準
電圧生成部6以外の構成は、上記第1の実施形態に係る
APC方式レーザダイオード駆動回路の構成と同様であ
るので、当該構成についての説明は省略する。
【0040】図6を参照して、基準電圧生成部6を説明
する。図6において、基準電圧生成部6は、抵抗611
〜613と、差動接続された3対のトランジスタ61
4,615および616,617並びに618,619
と、可変可能な電流源620,621とを含む。なお、
トランジスタ614〜619には、様々なタイプのもの
が使用可能であるが、本実施形態では、CMOS FE
Tを一例に挙げて説明する。
【0041】トランジスタ614および616の各ドレ
イン端子は、共通接続され、抵抗値がI/V変換部3に
おける抵抗31,32と同じR1の抵抗611を介し
て、電源電圧Vccが印加される。トランジスタ615お
よび617の各ドレイン端子は、共通接続され、抵抗値
が同様にR1の抵抗612を介して、電源電圧Vccが印
加される。この共通接続されるトランジスタ615およ
び617のドレイン端子に現れる電圧は、基準ボトム電
圧Vbottomとして出力される。トランジスタ614およ
び615の各ソース端子は、共通接続され、トランジス
タ618のドレイン端子にさらに接続される。トランジ
スタ616および617の各ソース端子は、共通接続さ
れ、トランジスタ619のドレイン端子にさらに接続さ
れる。トランジスタ618および619の各ソース端子
は、共通接続され、電流源620にさらに接続される。
この電流源620に流れる電流値は、I/V変換部3に
おける電流源37の電流値と同一の電流I1である。電
流源621は、抵抗値が同様にR1の抵抗613を介し
て、電源電圧Vccに接続される。この電流源621に流
れる電流値は、電流源620に流れる電流値の半分、す
なわち電流(I1/2)である。トランジスタ618の
ゲート端子には、予め定めた電圧V1が印加される。ト
ランジスタ619のゲート端子には、予め定めた電圧V
2が印加される。トランジスタ614および617の各
ゲート端子は、共通接続され、電源電圧Vccを抵抗11
と抵抗12とで分圧した基準ピーク電圧Vpeakが入力さ
れる。トランジスタ615および616の各ゲート端子
は、共通接続され、電流源621と抵抗613とで定ま
る電圧(Vcc−R1*I1/2)、すなわちI/V変換
部3におけるDCオフセットレベルと同一の電圧Voffs
etが入力される。トランジスタ614および617の各
ゲート端子に入力される電圧と、トランジスタ615お
よび616の各ゲート端子に入力される電圧とが等しい
場合、共通接続されるトランジスタ615および617
の各ドレイン端子には、(Vcc−R1*I1/2)の電
圧が発生する。この電圧を、第2のDCオフセットレベ
ルとする。この第2のDCオフセットレベルは、電圧V
offsetと同じである。
【0042】図7は、縦軸をトランジスタ614〜61
9と抵抗611〜613と電流源620,621とで構
成される回路の増幅率と、横軸を電圧(V1−V2)と
した場合の、基準電圧生成部6における増幅率特性を示
したものである。よって、横軸の電圧値を適切に設定す
る(Vamp)ことで、基準電圧生成部6の増幅率を1
/nに設定することができる。共通接続されるトランジ
スタ615および617の各ドレイン端子には、第2の
DCオフセットレベルである電圧Voffsetに、当該電圧
Voffsetと共通接続されるトランジスタ614および6
17の各ゲート端子に入力される基準ピーク電圧Vpeak
との差分を1/n倍した電圧(=(Vpeak−Voffset)
/n)を加算した、基準ボトム電圧Vbottom(=Voffs
et+(Vpeak−Voffset)/n)が現れる。
【0043】よって、図6に示した基準電圧生成部6で
は、基準ピーク電圧VpeakをLD1のピーク出力光レベ
ルに対応させて設定した場合、上述した電圧V1,V2
を最適に設定することにより、基準ボトム電圧Vbottom
を、消光比が1/nであるLD1のボトム出力光レベル
に対応させた設定とすることができる。特に、図6に示
す回路構成では、回路が実際に製造された後において
も、電圧V1,V2を任意に変更することが可能であ
り、必要に応じて自由に消光比を設定できるという利便
性がある。
【0044】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路
の構成を示すブロック図である。図8において、第3の
実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路
は、LD1と、PD2と、I/V変換部3と、ピーク値
制御部4と、ボトム値制御部5と、基準電圧生成部6
と、AGC増幅部10と、LD駆動電流制御部8と、バ
イアス電流制御部9とを備える。図8に示すように、第
3の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路は、上記第1または第2の実施形態に係るAPC方式
レーザダイオード駆動回路にAGC増幅部10をさらに
加えた構成である。なお、第3の実施形態に係るAPC
方式レーザダイオード駆動回路における他の構成は、上
記第1または第2の実施形態に係るAPC方式レーザダ
イオード駆動回路と同様であるので、当該他の構成につ
いては同一の参照番号を付してその説明を一部省略す
る。以下、図8を参照して、第3の実施形態に係るAP
C方式レーザダイオード駆動回路の構成を、上記第1ま
たは第2の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路と異なる部分を中心に説明する。
【0045】AGC増幅部10は、I/V変換部3から
出力される電圧Vout と、電源電圧Vccを抵抗21と抵
抗22とで分圧した最大基準ピーク電圧Vmax とを入力
し、ボトム値制御部5へ出力する電圧AGCVout が最
大基準ピーク電圧Vmax と一致するように、オート・ゲ
イン・コントロール(AGC)を行う。なお、このAG
C増幅部10については、後で詳細に説明する。この最
大基準ピーク電圧Vmax は、基準ピーク電圧Vpeakに代
わり、LD1とPD2との光結合効率に対応させてボト
ムレベルを決定するために用いられる基準電圧であり、
抵抗21および抵抗22の比率によって予め定められて
いる。
【0046】基準電圧生成部6は、入力される電圧が最
大基準ピーク電圧Vmax に変わるだけで、その構成は上
記第1または第2の実施形態で示した構成(図4,図
6)と同様である。よって、基準電圧生成部6は、同様
にして、LD1のボトム出力光レベルを決定するための
基準となる基準ボトム電圧Vbottom(=Voffset+(V
max −Voffset)/n)を生成し、ボトム値制御部5へ
出力する。従って、第3の実施形態における基準電圧生
成部6は、最大基準ピーク電圧Vmax をLD1のピーク
出力光レベルに対応させて設定した場合、上述した抵抗
値R1,R2または電圧V1,V2をその増幅率が1/
nとなるように設定することにより、基準ボトム電圧V
bottomを、消光比が1/nであるLD1のボトム出力光
レベルに対応させた設定とすることができる。
【0047】ボトム値制御部5の構成は、上記第1の実
施形態で示した構成(図1)と同様であり、ボトムホー
ルド部51と、オペアンプ52と、帰還抵抗53とを含
む。ボトムホールド部51は、AGC増幅部10から出
力される電圧AGCVout のボトムレベルとなるボトム
電圧AGCVout-b を検出し、その電圧レベルを保持す
る。オペアンプ52の正入力端子には、基準電圧生成部
6で生成される基準ボトム電圧Vbottomが入力される。
オペアンプ52の負入力端子には、ボトムホールド部5
1で検出されたボトム電圧AGCVout-b が入力される
と共に、出力端子の電圧が帰還抵抗53を介して帰還入
力される。このオペアンプ52は、入力されるボトム電
圧AGCVout-b と基準ボトム電圧Vbottomとを比較
し、双方の電圧値が一致する(比較結果が零になる)よ
うに、バイアス電流制御部9の電流源91が流すバイア
ス電流IB の量をフィードバック制御する。これによ
り、第3の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路は、LD1のボトム出力光レベル(換言すれ
ば、消光比)を常に安定させることができる。
【0048】次に、図9および図10をさらに参照し
て、第3の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード
駆動回路の詳細な動作を説明する。図9は、図8に示す
AGC増幅部10の詳細な構成の一例を示す回路図であ
る。図10は、本発明の第3の実施形態に係るAPC方
式レーザダイオード駆動回路の動作概念を説明する図で
ある。
【0049】図9を参照して、AGC増幅部10を説明
する。図9において、AGC増幅部10は、抵抗101
〜104と、差動接続された3対のトランジスタ10
5,106および107,108並びに109,110
と、可変可能な電流源111,112と、ピークホール
ド部113と、オペアンプ114と、バッファ115と
を含む。なお、トランジスタ105〜110には、様々
なタイプのものが使用可能であるが、本実施形態では、
CMOS FETを一例に挙げて説明する。
【0050】トランジスタ105および107の各ドレ
イン端子は、共通接続され、抵抗値がI/V変換部3に
おける抵抗31,32と同じR1の抵抗101を介し
て、電源電圧Vccが印加される。トランジスタ106お
よび108の各ドレイン端子は、共通接続され、抵抗値
が同様にR1の抵抗102を介して、電源電圧Vccが印
加される。この共通接続されるトランジスタ106およ
び108のドレイン端子に現れる電圧は、電圧AGCV
out として出力される。トランジスタ105および10
6の各ソース端子は、共通接続され、トランジスタ10
9のドレイン端子にさらに接続される。トランジスタ1
07および108の各ソース端子は、共通接続され、ト
ランジスタ110のドレイン端子にさらに接続される。
トランジスタ109および110の各ソース端子は、共
通接続され、電流源111にさらに接続される。この電
流源111に流れる電流値は、I/V変換部3における
電流源37の電流値と同一の電流I1である。電流源1
12は、抵抗値が同様にR1の抵抗103を介して、電
源電圧Vccに接続される。この電流源112に流れる電
流値は、電流源111に流れる電流値の半分、すなわち
電流(I1/2)である。トランジスタ105および1
08の各ゲート端子は、共通接続され、I/V変換部3
から出力される電圧Vout が入力される。トランジスタ
106および107の各ゲート端子は、共通接続され、
電流源112と抵抗103とで定まる電圧(Vcc−R1
*I1/2)、すなわちI/V変換部3におけるDCオ
フセットレベルと同一の電圧Voffsetが入力される。ピ
ークホールド部113は、共通接続されるトランジスタ
106および108のドレイン端子に現れる電圧AGC
Vout のピークレベルとなるピーク電圧AGCVout-p
を検出し、その電圧レベルを保持する。オペアンプ11
4の正入力端子には、電源電圧Vccを抵抗21と抵抗2
2とで分圧した最大基準ピーク電圧Vmax が入力され
る。オペアンプ114の負入力端子には、ピークホール
ド部113で検出されたピーク電圧AGCVout-p が入
力されると共に、出力端子の電圧が帰還抵抗104を介
して帰還入力される。このオペアンプ114は、入力さ
れるピーク電圧AGCVout-p と最大基準ピーク電圧V
max とを比較し、双方の電圧値が一致する(比較結果が
零になる)制御電圧をバッファ115へ出力する。バッ
ファ115は、1つの信号入力に対して極性が異なる2
つの信号を出力するバッファである。このバッファ11
5は、オペアンプ114から出力される制御電圧を、正
極性でトランジスタ109のゲート端子に、負極性でト
ランジスタ110のゲート端子に出力する。
【0051】この構成により、AGC増幅部10は、ト
ランジスタ106および107の各ゲート端子に入力さ
れる電圧Voffsetに、当該電圧Voffsetとトランジスタ
105および108の各ゲート端子に入力される電圧V
out との差分を増幅した電圧を加算した、電圧AGCV
out のピークレベルが、常に最大基準ピーク電圧Vmax
となるように、増幅利得の制御を行うことができる。従
って、AGC増幅部10は、LD1とPD2とを光結合
させる結合効率がばらついて、I/V変換部3が出力す
る電圧Vout が大きく変動しても、最大基準ピーク電圧
Vmax に基づいて常に一定レベルの電圧AGCVout
を、ボトム値制御部5へ出力することができる。なお、
図10(a)に、本発明の第3の実施形態に係るAPC
方式レーザダイオード駆動回路が行う、ピーク出力光レ
ベルを安定させるまでのフィードバック制御の動作概念
を示す。同図のように、電圧Vout は、ピーク電圧Vou
t-p が基準ピーク電圧Vpeakと一致するように制御され
る。また、図10(b)および(c)に、本発明の第3
の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路
が行う、ボトム出力光レベルを安定させるまでのフィー
ドバック制御の動作概念を示す。まず、同図(b)のよ
うに、電圧AGCVout は、ピーク電圧AGCVout-p
が最大基準ピーク電圧Vmax と一致するように制御され
る。そして、同図(c)のように、電圧AGCVout
は、ボトム電圧Vout-b が基準ボトム電圧Vbottomと一
致するように制御される。
【0052】以上のように、本発明の第3の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路によれば、固
定的に与えられる基準ピーク電圧Vpeakおよび最大基準
ピーク電圧Vmax を用いて、ピーク出力光レベルのフィ
ードバック制御と、ボトム出力光レベルのフィードバッ
ク制御とを、並行して独立的に行う。従って、本発明の
第3の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動
回路では、ピーク出力光レベルを安定させた後でなくて
も、ボトム出力光レベルを安定させることができるの
で、ボトム出力光レベルの安定化を高速に行うことが可
能となる。また、本発明の第3の実施形態に係るAPC
方式レーザダイオード駆動回路によれば、固定的に与え
られる最大基準ピーク電圧Vmax を用いて、ボトム出力
光レベルを制御するための基準ボトム電圧Vbottomを生
成している。従って、本発明の第3の実施形態に係るA
PC方式レーザダイオード駆動回路では、LD1とPD
2とを光結合させる結合効率に影響されることなく、常
に一定の基準ボトム電圧Vbottomを与えることができる
ので、誤差を含むことなく高精度でボトム出力光レベル
を安定させることが可能となる。
【0053】(第4の実施形態)図11は、本発明の第
4の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路の構成を示すブロック図である。図11において、第
4の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路は、LD1と、PD2と、I/V変換部3と、ピーク
値制御部4と、ボトム値制御部5と、基準電圧生成部6
と、LD駆動電流制御部8と、バイアス電流制御部9と
を備える。図11に示すように、第4の実施形態に係る
APC方式レーザダイオード駆動回路は、上記第1また
は第2の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆
動回路のピーク値制御部4およびボトム値制御部5の詳
細な構成を代えた回路である。なお、第4の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路における他の
構成は、上記第1または第2の実施形態に係るAPC方
式レーザダイオード駆動回路と同様であるので、当該他
の構成については同一の参照番号を付してその説明を一
部省略する。
【0054】以下、図11〜図14を参照して、第4の
実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路の
構成を、上記第1または第2の実施形態に係るAPC方
式レーザダイオード駆動回路と異なる部分を中心に説明
する。図12は、変調信号Data+およびData−
と制御信号timing1およびtiming2とのタイミングを示
す図である。図13は、図11の電圧電流変換部44,
54の詳細な構成の一例を示す回路図である。図14
は、図11の電圧電流変換部44,54の電圧−電流特
性の一例を示す図である。
【0055】ピーク値制御部4は、電圧電流変換部44
と、制御信号発生部45と、容量46と、アンプ47と
を含む。制御信号発生部45は、変調信号Data+お
よびData−を入力し、変調信号Data+に同期し
た同一極性の制御信号timing1を生成する(図12)。
電圧電流変換部44は、端子IN1に基準ピーク電圧Vpe
akを、端子IN2にI/V変換部3から出力される電圧V
out を、端子Timingに制御信号timing1を入力する。そ
して、電圧電流変換部44は、制御信号timing1で与え
られるタイミングに従って、基準ピーク電圧Vpeakと電
圧Vout との差分に基づく電流を端子OUT から入出力さ
せる。容量46は、電圧電流変換部44から入出力され
る電流に従って、電荷の充放電を行うための電荷蓄積用
容量である。アンプ47は、容量46の端子間電圧を増
幅した後、駆動電流ILDの量を制御させる電圧信号とし
て、増幅した電圧をLD駆動電流制御部8の電流源83
へフィードバックさせる。この構成により、第4の実施
形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路は、L
D1のピーク出力光レベルを常に安定させることができ
る。
【0056】ボトム値制御部5は、電圧電流変換部54
と、制御信号発生部55と、容量56と、アンプ57と
を含む。制御信号発生部55は、変調信号Data+お
よびData−を入力し、変調信号Data−に同期し
た同一極性の制御信号timing2を生成する(図12)。
電圧電流変換部54は、端子IN1に基準ボトム電圧Vbo
ttomを、端子IN2にI/V変換部3から出力される電圧
Vout を、端子Timingに制御信号timing2を入力する。
そして、電圧電流変換部54は、制御信号timing2で与
えられるタイミングに従って、基準ボトム電圧Vbottom
と電圧Vout との差分に基づく電流を端子OUT から入出
力させる。容量56は、電圧電流変換部54から入出力
される電流に従って、電荷の充放電を行うための電荷蓄
積用容量である。アンプ57は、容量56の端子間電圧
を増幅した後、バイアス駆動電流IB の量を制御させる
電圧として、増幅した電圧をバイアス電流制御部9の電
流源91へフィードバックさせる。この構成により、第
4の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路は、LD1のボトム出力光レベル(換言すれば、消光
比)を常に安定させることができる。
【0057】上記電圧電流変換部44,54は、例え
ば、図13に示す回路で構成される。図13を参照し
て、電圧電流変換部44,54を説明する。図13にお
いて、電圧電流変換部44,54は、抵抗451,45
2と、トランジスタ453〜455と、電流源456〜
458とを含む。なお、トランジスタ453〜455に
は、様々なタイプのものが使用可能であるが、本実施形
態では、CMOS FETを一例に挙げて説明する。ト
ランジスタ453のドレイン端子には、抵抗値がRの抵
抗451を介して、電源電圧Vddが印加される。トラン
ジスタ454のドレイン端子には、抵抗値がRの抵抗4
52を介して、電源電圧Vddが印加される。トランジス
タ454のゲート端子には、端子IN1に入力される基準
ピーク電圧Vpeakまたは基準ボトム電圧Vbottomが印加
される。トランジスタ453のゲート端子には、端子IN
2に入力される電圧Vout が印加される。トランジスタ
453および454の各ソース端子は、共通接続され、
電流値がIsの電流源456にさらに接続される。これ
らにより、差動増幅器が構成される。なお、この差動増
幅器の増幅率は、βとする。トランジスタ454のドレ
イン端子に現れる電圧は、電流源457および458の
制御端子に入力される。電流源457は、端子OUT へ電
流を流出させるように、電流源458は、端子OUT から
電流を流入させるように、トランジスタ455を介して
接続されている。ここで、電流源457は、制御端子に
入力される電圧値に従って、図14(a)に示す電流を
流す特性を有する。すなわち、制御端子に入力される電
圧値が(Vdd−R*Is/2)の場合に流れる電流値が
I0であり、かつ、電圧値の変化に対する電流値の変化
が傾き=−αで与えられる特性である。また、電流源4
58は、制御端子に入力される電圧値に従って、図14
(b)に示す電流を流す特性を有する。すなわち、制御
端子に入力される電圧値が(Vdd−R*Is/2)の場
合に流れる電流値がI0であり、かつ、電圧値の変化に
対する電流値の変化が傾き=αで与えられる特性であ
る。トランジスタ455は、端子Timingに入力される電
圧に従ってON/OFFを行う、スイッチ用トランジス
タである。
【0058】このような回路構成による電圧電流変換部
44,54は、トランジスタ455がONの場合に、次
のような電流制御を行う(図14(c))。まず、端子
IN1に入力される電圧と端子IN2に入力される電圧とが
等しい場合には、電圧電流変換部44,54は、端子OU
T に電流を流さない。そして、端子IN1に入力される電
圧と端子IN2に入力される電圧との差がΔV1である場
合には、電圧電流変換部44,54は、値(2*α*β
*ΔV1)の電流を端子OUT から容量46,56へ流出
させる。また、端子IN1に入力される電圧と端子IN2に
入力される電圧との差が−ΔV2である場合には、電圧
電流変換部44,54は、値(2*α*β*ΔV2)の
電流を容量46,56から端子OUT へ流入させる。従っ
て、容量46,56は、電圧電流変換部44,54から
電流が流入される場合、電流を蓄積して端子間電圧を増
大させる。また、容量46,56は、電圧電流変換部4
4,54へ電流が流出される場合、蓄積している電荷が
抜き取られるので端子間電圧が減少する。
【0059】以上のように、本発明の第4の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路によれば、上
記第1または第2の実施形態の効果に加え、目標値であ
る基準ピーク電圧Vpeakまたは基準ボトム電圧Vbottom
に対する電圧Vout の大小に依存せず、出力光レベルを
収束させるまでの時間が同じになるので、収束させるま
での時間を短く設定することが可能となる。
【0060】(第5の実施形態)図15は、本発明の第
5の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路の構成を示すブロック図である。図15において、第
5の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回
路は、LD1と、PD2と、I/V変換部3と、ピーク
値制御部4と、ボトム値制御部5と、基準電圧生成部6
と、AGC増幅部10と、LD駆動電流制御部8と、バ
イアス電流制御部9とを備える。図15に示すように、
第5の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動
回路は、上記第3の実施形態に係るAPC方式レーザダ
イオード駆動回路のピーク値制御部4およびボトム値制
御部5を、上記第4の実施形態と同様の詳細な構成に代
えた回路である。なお、第5の実施形態に係るAPC方
式レーザダイオード駆動回路における他の構成は、上記
第1〜第3の実施形態に係るAPC方式レーザダイオー
ド駆動回路と同様であるので、当該他の構成については
同一の参照番号を付してその説明を一部省略する。以
下、図15を参照して、第5の実施形態に係るAPC方
式レーザダイオード駆動回路の構成を、上記第1〜第3
の実施形態に係るAPC方式レーザダイオード駆動回路
と異なる部分を中心に説明する。
【0061】AGC増幅部10は、I/V変換部3から
出力される電圧Vout と、電源電圧Vccを抵抗21と抵
抗22とで分圧した最大基準ピーク電圧Vmax とを入力
し、ボトム値制御部5へ出力する電圧AGCVout が最
大基準ピーク電圧Vmax と一致するように、オート・ゲ
イン・コントロール(AGC)を行う。基準電圧生成部
6は、LD1のボトム出力光レベルを決定するための基
準となる基準ボトム電圧Vbottom(=Voffset+(Vma
x −Voffset)/n)を生成し、ボトム値制御部5へ出
力する。
【0062】ボトム値制御部5は、電圧電流変換部54
と、制御信号発生部55と、容量56と、アンプ57と
を含む。制御信号発生部55は、変調信号Data+お
よびData−を入力し、変調信号Data−に同期し
た同一極性の制御信号timing2を生成する(図12)。
電圧電流変換部54は、端子IN1に基準ボトム電圧Vbo
ttomを、端子IN2にAGC増幅部10から出力される電
圧AGCVout を、端子Timingに制御信号timing2を入
力する。そして、電圧電流変換部54は、制御信号timi
ng2で与えられるタイミングに従って、基準ボトム電圧
Vbottomと電圧AGCVout との差分に基づく電流を端
子OUT から入出力させる。容量56は、電圧電流変換部
54から入出力される電流に従って、電荷の充放電を行
うための電荷蓄積用容量である。アンプ57は、容量5
6の端子間電圧を増幅した後、バイアス駆動電流IB の
量を制御させる電圧として、増幅した電圧をバイアス電
流制御部9の電流源91へフィードバックさせる。この
構成により、第5の実施形態に係るAPC方式レーザダ
イオード駆動回路は、LD1のボトム出力光レベル(換
言すれば、消光比)を常に安定させることができる。
【0063】以上のように、本発明の第5の実施形態に
係るAPC方式レーザダイオード駆動回路によれば、上
記第3の実施形態の効果に加え、目標値である基準ピー
ク電圧Vpeakまたは基準ボトム電圧Vbottomに対する電
圧Vout の大小に依存せず、出力光レベルを収束させる
までの時間が同じになるので、収束させるまでの時間を
短く設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るAPC方式レー
ザダイオード駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すI/V変換部3の詳細な構成の一例
を示す回路図である。
【図3】図1に示すボトムホールド部51の詳細な構成
の一例を示す回路図である。
【図4】図1に示す基準電圧生成部6の詳細な構成の一
例を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るAPC方式レー
ザダイオード駆動回路の動作概念を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るAPC方式レー
ザダイオード駆動回路の基準電圧生成部6の詳細な構成
を示す回路図である。
【図7】図6の基準電圧生成部6における増幅率特性を
示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るAPC方式レー
ザダイオード駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示すAGC増幅部10の詳細な構成の一
例を示す回路図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るAPC方式レ
ーザダイオード駆動回路の動作概念を説明する図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施形態に係るAPC方式レ
ーザダイオード駆動回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】変調信号と制御信号とのタイミングを示す図
である。
【図13】図11の電圧電流変換部44,54の詳細な
構成の一例を示す回路図である。
【図14】図11の電圧電流変換部44,54の電圧−
電流特性の一例を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態に係るAPC方式レ
ーザダイオード駆動回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】従来のAPC方式レーザダイオード駆動回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,201…LD(レーザダイオード) 2,202…PD(フォトダイオード) 3,203…I/V変換部 4…ピーク値制御部 5…ボトム値制御部 6…基準電圧生成部 8,208…LD駆動電流制御部 9,209…バイアス電流制御部 10…AGC増幅部 11,12,21,22,31〜34,43,53,6
1〜65,101〜104,262,272〜274,
451,452,611〜613…抵抗 35,36,66,67,81,82,105〜11
0,281,282,453〜455,515,614
〜619…トランジスタ 37,68,69,83,91,111,112,28
3,291,456〜458,516,620,621
…電流源 38,39…反転アンプ 41,113,204…ピークホールド部 42,52,114,261,271,511…オペア
ンプ 44,54…電圧電流変換部 45,55…制御信号発生部 46,56,513…容量 47,57…アンプ 51,205…ボトムホールド部 115…バッファ 206…ピークレベル比較部 207…ボトムレベル比較部 512…ダイオード 514…放電部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される変調信号に応答してレーザダ
    イオード(以下、LDと記す)を発光させる駆動電流を
    発生させる手段と、当該LDを消光させた時のバイアス
    電流を発生させる手段とを含み、当該LDの光出力パワ
    ーをフィードバック制御する駆動回路であって、 前記LDと光結合されており、前記LDから出力される
    光量を検出して、その光量を電流に変換するフォトダイ
    オード(以下、PDと記す)と、 前記PDから出力される電流を、その電流量に応じた電
    圧に変換するI/V変換手段と、 前記I/V変換手段から出力される電圧のピークレベル
    が、前記LDのピーク出力光レベルを決定するための予
    め定めた基準ピーク電圧へ収束するように、前記駆動電
    流の量をフィードバック制御するピーク値制御手段と、 前記基準ピーク電圧から、前記LDのボトム出力光レベ
    ルを決定するための基準ボトム電圧を生成する基準電圧
    生成手段と、 前記I/V変換手段から出力される電圧のボトムレベル
    が、前記基準ボトム電圧へ収束するように、前記バイア
    ス電流の量をフィードバック制御するボトム値制御手段
    とを備える、レーザダイオード駆動回路。
  2. 【請求項2】 入力される変調信号に応答してレーザダ
    イオード(以下、LDと記す)を発光させる駆動電流を
    発生させる手段と、当該LDを消光させた時のバイアス
    電流を発生させる手段とを含み、当該LDの光出力パワ
    ーをフィードバック制御する駆動回路であって、 前記LDと光結合されており、前記LDから出力される
    光量を検出して、その光量を電流に変換するフォトダイ
    オード(以下、PDと記す)と、 前記PDから出力される電流を、その電流量に応じた電
    圧に変換するI/V変換手段と、 前記I/V変換手段から出力される電圧のピークレベル
    が、前記LDのピーク出力光レベルを決定するための予
    め定めた基準ピーク電圧へ収束するように、前記駆動電
    流の量をフィードバック制御するピーク値制御手段と、 前記LDと前記PDとの光結合効率に対応させた予め定
    めた最大基準ピーク電圧から、前記LDのボトム出力光
    レベルを決定するための基準ボトム電圧を生成する基準
    電圧生成手段と、 前記I/V変換手段から出力される電圧のピークレベル
    が前記最大基準ピーク電圧と常に一致するように、当該
    出力される電圧を増幅制御するAGC増幅手段と、 前記AGC増幅手段から出力される電圧のボトムレベル
    が、前記基準ボトム電圧へ収束するように、前記バイア
    ス電流の量をフィードバック制御するボトム値制御手段
    とを備える、レーザダイオード駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧生成手段は、設定される前
    記LDの消光比(ピーク出力光レベル:ボトム出力光レ
    ベル=n:1)に従って、予め定めた前記基準ピーク電
    圧を1/n倍した電圧を、前記基準ボトム電圧として生
    成することを特徴する、請求項1に記載のレーザダイオ
    ード駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧生成手段は、設定される前
    記LDの消光比(ピーク出力光レベル:ボトム出力光レ
    ベル=n:1)に従って、予め定めた前記最大基準ピー
    ク電圧を1/n倍した電圧を、前記基準ボトム電圧とし
    て生成することを特徴する、請求項2に記載のレーザダ
    イオード駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記ピーク値制御手段は、 前記I/V変換手段から出力される電圧のピークレベル
    となるピーク電圧を検出するピークホールド手段と、 前記ピーク電圧と前記基準ピーク電圧とを比較し、前記
    ピーク電圧が前記基準ピーク電圧と一致するように、前
    記駆動電流の量をフィードバック制御する比較制御手段
    とを備え、 前記ボトム値制御手段は、 前記I/V変換手段から出力される電圧のボトムレベル
    となるボトム電圧を検出するボトムホールド手段と、 前記ボトム電圧と前記基準ボトム電圧とを比較し、前記
    ボトム電圧が前記基準ボトム電圧と一致するように、前
    記バイアス電流の量をフィードバック制御する比較制御
    手段とを備える、請求項3に記載のレーザダイオード駆
    動回路。
  6. 【請求項6】 前記ピーク値制御手段は、 前記I/V変換手段から出力される電圧のピークレベル
    となるピーク電圧を検出するピークホールド手段と、 前記ピーク電圧と前記基準ピーク電圧とを比較し、前記
    ピーク電圧が前記基準ピーク電圧と一致するように、前
    記駆動電流の量をフィードバック制御する比較制御手段
    とを備え、 前記ボトム値制御手段は、 前記AGC増幅手段から出力される電圧のボトムレベル
    となるボトム電圧を検出するボトムホールド手段と、 前記ボトム電圧と前記基準ボトム電圧とを比較し、前記
    ボトム電圧が前記基準ボトム電圧と一致するように、前
    記バイアス電流の量をフィードバック制御する比較制御
    手段とを備える、請求項4に記載のレーザダイオード駆
    動回路。
  7. 【請求項7】 前記ボトムホールド手段は、 入力される電圧に応じた電圧を出力するオペアンプと、 前記オペアンプの出力端子にカソード端子が接続される
    ダイオードと、 前記ダイオードのアノード端子と電源電圧との間に挿入
    される容量と、 前記ダイオードのアノード端子と電源電圧との間に挿入
    される放電部と、 ゲート端子が前記ダイオードのアノード端子に接続さ
    れ、ドレイン端子が電源電圧に接続され、ソース端子が
    電流源を介して接地される電界効果トランジスタ(以
    下、FETと記す)とを含み、 入力される電圧を前記オペアンプの負入力端子に入力
    し、前記FETのソース端子に現れる電圧を、前記ボト
    ム電圧として出力すると共に、当該電圧を前記オペアン
    プの正入力端子に帰還入力させる構成であることを特徴
    とする、請求項5または6に記載のレーザダイオード駆
    動回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧生成手段は、 第1および第2の電界効果トランジスタ(以下、FET
    と記す)と、 前記第1のFETのドレイン端子と電源電圧との間に挿
    入される第1の抵抗と、 前記第2のFETのドレイン端子と電源電圧との間に挿
    入される第2の抵抗と、 前記第1のFETのソース端子に、一方端子が接続され
    る第3の抵抗と、 前記第2のFETのソース端子に、一方端子が接続され
    る第4の抵抗と、 共通接続される前記第3および第4の抵抗の各他方端子
    と、接地との間に挿入される第1の電流源と、 一方端子が電源電圧に接続され、他方端子が前記第2の
    FETのゲート端子に接続される第5の抵抗と、 前記第5の抵抗の他方端子と、接地との間に挿入される
    第2の電流源とを含み、 入力される電圧を前記第1のFETのゲート端子に入力
    し、前記第1および第2の抵抗と前記第3および第4の
    抵抗との比率に基づいて、前記第2のFETのドレイン
    端子に現れる電圧を、前記基準ボトム電圧として出力す
    る構成であることを特徴とする、請求項3または4に記
    載のレーザダイオード駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記基準電圧生成手段は、 第1〜第4の電界効果トランジスタ(以下、FETと記
    す)と、 共通接続される前記第1および第3のFETの各ドレイ
    ン端子と電源電圧との間に挿入される第1の抵抗と、 共通接続される前記第2および第4のFETの各ドレイ
    ン端子と電源電圧との間に挿入される第2の抵抗と、 ドレイン端子に、共通接続される前記第1および第2の
    FETの各ソース端子が接続され、ゲート端子に第1の
    電圧が印加される第5のFETと、 ドレイン端子に、共通接続される前記第3および第4の
    FETの各ソース端子が接続され、ゲート端子に第2の
    電圧が印加される第6のFETと、 共通接続される前記第5および第6のFETの各ソース
    端子と、接地との間に挿入される第1の電流源と、 一方端子が電源電圧に接続され、他方端子が共通接続さ
    れる前記第2および第3のFETの各ゲート端子に接続
    される第3の抵抗と、 前記第3の抵抗の他方端子と、接地との間に挿入される
    第2の電流源とを含み、 入力される電圧を共通接続される前記第1および第4の
    FETの各ゲート端子に入力し、前記第1の電圧と前記
    第2の電圧との比率に基づいて、前記第2および第4の
    FETの各ドレイン端子に現れる電圧を、前記基準ボト
    ム電圧として出力する構成であることを特徴とする、請
    求項3または4に記載のレーザダイオード駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記ピーク値制御手段は、 前記LDの発光タイミングに同期した期間を与える第1
    の制御信号を発生する制御信号発生手段と、 前記第1の制御信号で与えられる期間において、前記I
    /V変換手段から出力される電圧と前記基準ピーク電圧
    との差分に基づく電流を、流出または流入させる第1の
    電圧電流変換手段と、 前記第1の電圧電流変換手段から流出または流入される
    電流によって、電荷の充放電が行われる第1の容量と、 前記第1の容量の端子間電圧に従って、前記駆動電流の
    量をフィードバック制御する制御手段とを備え、 前記ボトム値制御手段は、 前記LDの消光タイミングに同期した期間を与える第2
    の制御信号を発生する制御信号発生手段と、 前記第2の制御信号で与えられる期間において、前記I
    /V変換手段から出力される電圧と前記基準ボトム電圧
    との差分に基づく電流を、流出または流入させる第2の
    電圧電流変換手段と、 前記第2の電圧電流変換手段から流出または流入される
    電流によって、電荷の充放電が行われる第2の容量と、 前記第2の容量の端子間電圧に従って、前記駆動電流の
    量をフィードバック制御する制御手段とを備える、請求
    項3に記載のレーザダイオード駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記ピーク値制御手段は、 前記LDの発光タイミングに同期した期間を与える第1
    の制御信号を発生する制御信号発生手段と、 前記第1の制御信号で与えられる期間において、前記I
    /V変換手段から出力される電圧と前記基準ピーク電圧
    との差分に基づく電流を、流出または流入させる第1の
    電圧電流変換手段と、 前記第1の電圧電流変換手段から流出または流入される
    電流によって、電荷の充放電が行われる第1の容量と、 前記第1の容量の端子間電圧に従って、前記駆動電流の
    量をフィードバック制御する制御手段とを備え、 前記ボトム値制御手段は、 前記LDの消光タイミングに同期した期間を与える第2
    の制御信号を発生する制御信号発生手段と、 前記第2の制御信号で与えられる期間において、前記A
    GC増幅手段から出力される電圧と前記基準ボトム電圧
    との差分に基づく電流を、流出または流入させる第2の
    電圧電流変換手段と、 前記第2の電圧電流変換手段から流出または流入される
    電流によって、電荷の充放電が行われる第2の容量と、 前記第2の容量の端子間電圧に従って、前記駆動電流の
    量をフィードバック制御する制御手段とを備える、請求
    項4に記載のレーザダイオード駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記電圧電流変換手段は、 入力される電圧をゲート端子に入力する第1の電界効果
    トランジスタ(以下、FETと記す)と、 前記基準ピーク電圧または前記基準ボトム電圧をゲート
    端子に入力する第2のFETと、 前記第1のFETのドレイン端子と電源電圧との間に挿
    入される第1の抵抗と、 前記第2のFETのドレイン端子と電源電圧との間に挿
    入される第2の抵抗と、 共通接続される前記第1および第2のFETの各ソース
    端子と、接地との間に挿入される第1の電流源と、 前記第2のFETのドレイン端子に現れる電圧に反比例
    して、流出させる電流を制御する第2の電流源と、 前記第2のFETのドレイン端子に現れる電圧に正比例
    して、流入させる電流を制御する第3の電流源と、 前記第2の電流源が流出させる電流および前記第3の電
    流源が流入させる電流を、前記制御信号で与えられる期
    間にだけ出力させるスイッチ手段とを含む構成であるこ
    とを特徴とする、請求項10または11に記載のレーザ
    ダイオード駆動回路。
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