JP2003234629A - 自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器 - Google Patents
自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/3052—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
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- H03G3/3036—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
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- Amplifiers (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電源変動、温度変動及びプロセスばらつきに対
して増幅器の利得及び直流出力電圧を自動的に調整する
自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器を提供するこ
と。 【解決手段】増幅素子の動作電流即ち利得を調整するバ
イアス回路を設け、増幅素子の出力電極に負荷を接続し
て出力端子を形成すると共に増幅素子の出力電極に増幅
素子の動作電圧即ち直流出力電圧を調整する可変電流源
を接続し、更に、出力端子に利得検出回路及び直流出力
電圧検出回路を接続し、それらの出力をそれぞれバイア
ス回路及び可変電流源にフィードバックして利得及び直
流出力電圧の調整を行なう。利得調整のために基準AC
信号を入力し、調整後に入力を増幅する信号に切り替え
ると共に、利得検出回路の出力をサンプルホールド回路
に保持する。
して増幅器の利得及び直流出力電圧を自動的に調整する
自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器を提供するこ
と。 【解決手段】増幅素子の動作電流即ち利得を調整するバ
イアス回路を設け、増幅素子の出力電極に負荷を接続し
て出力端子を形成すると共に増幅素子の出力電極に増幅
素子の動作電圧即ち直流出力電圧を調整する可変電流源
を接続し、更に、出力端子に利得検出回路及び直流出力
電圧検出回路を接続し、それらの出力をそれぞれバイア
ス回路及び可変電流源にフィードバックして利得及び直
流出力電圧の調整を行なう。利得調整のために基準AC
信号を入力し、調整後に入力を増幅する信号に切り替え
ると共に、利得検出回路の出力をサンプルホールド回路
に保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路(以下
「IC」と略す)に搭載される増幅器の製造プロセス等
による利得変動を自動的に調整する回路に係り、該自動
利得調整回路を適用した増幅器、特に通信用トランシー
バ等に使用される低雑音増幅器(以下「LNA」と略
す)に有効な増幅器に関する。
「IC」と略す)に搭載される増幅器の製造プロセス等
による利得変動を自動的に調整する回路に係り、該自動
利得調整回路を適用した増幅器、特に通信用トランシー
バ等に使用される低雑音増幅器(以下「LNA」と略
す)に有効な増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用トランシーバ等の移動端末では、
図18に示すように、アンテナ181で受けた微弱な受
信信号を増幅するためにLNA182が用いられる。L
NA182で増幅された受信信号は、ミキサ183で周
波数変換された後、帯域通過フィルタ184を経てプロ
グラマブルゲインアンプ185に供給され、続いて復調
回路に送られる。LNA182のような小信号増幅器は
通常IC化されるが、その場合、増幅素子の動作点(動
作電流及び動作電圧)、或いは利得の適切な設定とその
安定化が重要となる。
図18に示すように、アンテナ181で受けた微弱な受
信信号を増幅するためにLNA182が用いられる。L
NA182で増幅された受信信号は、ミキサ183で周
波数変換された後、帯域通過フィルタ184を経てプロ
グラマブルゲインアンプ185に供給され、続いて復調
回路に送られる。LNA182のような小信号増幅器は
通常IC化されるが、その場合、増幅素子の動作点(動
作電流及び動作電圧)、或いは利得の適切な設定とその
安定化が重要となる。
【0003】動作点調整用のバイアス回路を備えたIC
化増幅器の典型的な従来例を図19に示す。増幅器に
は、ソース接地のMOS(Metal Oxide Semiconducto
r)トランジスタ(以下「MOST」と略す)21が用
いられる。入力信号源1から入力端子17へ入力された
信号が増幅され、MOST21のドレインと負荷(Z
L)12との接続点による出力端子16から出力信号が
取り出される。MOST21の動作電流Idが抵抗15
を介したバイアス回路14によって調整される。調整で
は、交流出力信号のダイナミックレンジが確保されるよ
うに出力端子16の直流出力電圧を調整するか、或い
は、MOST21の相互コンダクタンスと負荷12で決
まる利得が設計値となるようにMOST21に流れる動
作電流を調整するかが行なわれる。
化増幅器の典型的な従来例を図19に示す。増幅器に
は、ソース接地のMOS(Metal Oxide Semiconducto
r)トランジスタ(以下「MOST」と略す)21が用
いられる。入力信号源1から入力端子17へ入力された
信号が増幅され、MOST21のドレインと負荷(Z
L)12との接続点による出力端子16から出力信号が
取り出される。MOST21の動作電流Idが抵抗15
を介したバイアス回路14によって調整される。調整で
は、交流出力信号のダイナミックレンジが確保されるよ
うに出力端子16の直流出力電圧を調整するか、或い
は、MOST21の相互コンダクタンスと負荷12で決
まる利得が設計値となるようにMOST21に流れる動
作電流を調整するかが行なわれる。
【0004】一方、出力端子の電圧を変えずに利得を独
立に制御する方法として、図20に示す回路が知られて
いる(例えば特開2001−308651号公報参
照)。同図において、MOST201に流す電流が所定
の値となるように、従って、MOST201の相互コン
ダクタンス(以下「gm」と略す)が所定の値となるよ
うに、負荷204に並列に接続した定電流源205の電
流が調整され、MOST201の利得を所望の値に制御
することができる。このとき、MOST201へのバイ
アス電圧の供給は抵抗206を介して行なわれるが、出
力端子16の電圧Eoは、MOST201のゲート・ソ
ース電圧VGSで決まるため殆ど変化しない。なお、トラ
ンジスタ203の動作電流は、電流源202によって定
められる。
立に制御する方法として、図20に示す回路が知られて
いる(例えば特開2001−308651号公報参
照)。同図において、MOST201に流す電流が所定
の値となるように、従って、MOST201の相互コン
ダクタンス(以下「gm」と略す)が所定の値となるよ
うに、負荷204に並列に接続した定電流源205の電
流が調整され、MOST201の利得を所望の値に制御
することができる。このとき、MOST201へのバイ
アス電圧の供給は抵抗206を介して行なわれるが、出
力端子16の電圧Eoは、MOST201のゲート・ソ
ース電圧VGSで決まるため殆ど変化しない。なお、トラ
ンジスタ203の動作電流は、電流源202によって定
められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
に示した増幅器では、ある電源電圧、温度、製造条件に
おいて最適設計がなされていても、実際には電源変動や
温度変動があり、更に製造条件変化による素子ばらつき
もあり、動作電圧即ち出力端子16の直流出力電圧及び
利得が設計値通りにならないことが多い。また、増幅器
の利得の設計においては、通常、利得が最大となる条件
即ち最大利得条件を満たすような電源変動、温度変動、
素子ばらつきとなったときにでも交流出力波形が歪まな
いように設計が成される。そのため、今度は、最小利得
条件を満たすような電源変動、温度変動、素子ばらつき
となったときに、出力信号が小さくなると同時に出力端
子16の直流出力電圧も大きく変動する等の不都合を生
じていた。直流出力電圧の変動は、後段増幅器の入力バ
イアス電圧に影響を及ぼす。
に示した増幅器では、ある電源電圧、温度、製造条件に
おいて最適設計がなされていても、実際には電源変動や
温度変動があり、更に製造条件変化による素子ばらつき
もあり、動作電圧即ち出力端子16の直流出力電圧及び
利得が設計値通りにならないことが多い。また、増幅器
の利得の設計においては、通常、利得が最大となる条件
即ち最大利得条件を満たすような電源変動、温度変動、
素子ばらつきとなったときにでも交流出力波形が歪まな
いように設計が成される。そのため、今度は、最小利得
条件を満たすような電源変動、温度変動、素子ばらつき
となったときに、出力信号が小さくなると同時に出力端
子16の直流出力電圧も大きく変動する等の不都合を生
じていた。直流出力電圧の変動は、後段増幅器の入力バ
イアス電圧に影響を及ぼす。
【0006】また、図20に示した増幅器では、IC化
した場合には定電流源205の電流値が固定化されるた
め、電源変動、温度変動、素子ばらつきに対応すること
ができない。また、電圧Eoは、上述のように電圧VGS
で決まるため、任意の値に制御することができないとい
う不都合がある。
した場合には定電流源205の電流値が固定化されるた
め、電源変動、温度変動、素子ばらつきに対応すること
ができない。また、電圧Eoは、上述のように電圧VGS
で決まるため、任意の値に制御することができないとい
う不都合がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来の増幅器の有す
る前記課題を解決し、電源変動、温度変動及びプロセス
ばらつきに対して増幅器の利得及び直流出力電圧を自動
的に調整する自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器
を提供することにある。
る前記課題を解決し、電源変動、温度変動及びプロセス
ばらつきに対して増幅器の利得及び直流出力電圧を自動
的に調整する自動利得調整回路及びそれを用いた増幅器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、利得調整方法として図1に示す方法を用
いる。同図において、調整は、バイアス回路14と可変
電流源13の二つで行なわれる。
に本発明では、利得調整方法として図1に示す方法を用
いる。同図において、調整は、バイアス回路14と可変
電流源13の二つで行なわれる。
【0009】増幅素子11は、制御電極a、接地電極b
及び出力電極cを持ち、例えばMOST、バイポーラト
ランジスタ、MES(Metal Semiconductor)トランジ
スタ、ヘテロジャンクショントランジスタ等である。増
幅素子11の制御電極aにバイアス回路14から抵抗1
5を介してバイアス電圧が与えられ、それによって増幅
素子11の動作電流が定まる。制御電極aによる入力電
極17に入力信号源1から増幅すべき信号が入力され
る。増幅素子11の出力電極cと電源Vddの間に負荷
12が接続され、可変電流源13が増幅素子11の出力
電極cに接続される。負荷12と増幅素子11の出力電
極cとの接続点に出力端子16が置かれる。
及び出力電極cを持ち、例えばMOST、バイポーラト
ランジスタ、MES(Metal Semiconductor)トランジ
スタ、ヘテロジャンクショントランジスタ等である。増
幅素子11の制御電極aにバイアス回路14から抵抗1
5を介してバイアス電圧が与えられ、それによって増幅
素子11の動作電流が定まる。制御電極aによる入力電
極17に入力信号源1から増幅すべき信号が入力され
る。増幅素子11の出力電極cと電源Vddの間に負荷
12が接続され、可変電流源13が増幅素子11の出力
電極cに接続される。負荷12と増幅素子11の出力電
極cとの接続点に出力端子16が置かれる。
【0010】増幅素子11の動作電流は、可変電流源1
3の電流と負荷12に流れる電流との和であり、出力端
子16の電圧は負荷12とそこに流れる電流の積で決ま
る。
3の電流と負荷12に流れる電流との和であり、出力端
子16の電圧は負荷12とそこに流れる電流の積で決ま
る。
【0011】いま、可変電流源13の電流を一定にした
ままバイアス回路14のバイアス電圧を変えると、増幅
素子11の動作電流が変わると共に負荷12に流れる電
流が変化して出力端子16の直流出力電圧が変化する。
ままバイアス回路14のバイアス電圧を変えると、増幅
素子11の動作電流が変わると共に負荷12に流れる電
流が変化して出力端子16の直流出力電圧が変化する。
【0012】一方、バイアス回路14のバイアス電圧を
一定にしたまま、可変電流源13の電流の値を変える
と、増幅素子11の動作電流は殆ど変わらないまま負荷
12に流れる電流が変化して出力端子16の直流出力電
圧が変化する。直流出力電圧が変化しても増幅素子11
の動作電流が殆ど変わらないのは、一般に増幅素子11
は、その内部インピーダンスが非常に高く、ほぼ定電流
源とみなせるためである。
一定にしたまま、可変電流源13の電流の値を変える
と、増幅素子11の動作電流は殆ど変わらないまま負荷
12に流れる電流が変化して出力端子16の直流出力電
圧が変化する。直流出力電圧が変化しても増幅素子11
の動作電流が殆ど変わらないのは、一般に増幅素子11
は、その内部インピーダンスが非常に高く、ほぼ定電流
源とみなせるためである。
【0013】そこで、可変電流源13の電流値及びバイ
アス回路14のバイアス電圧を調整することにより、出
力端子の直流出力電圧を変えずに動作電流を変えるこ
と、逆に、動作電流を変えずに出力端子の直流出力電圧
を変えること、或いは動作電流及び出力端子の直流出力
電圧を同時に変えることが可能になる。なお、バイアス
回路14のバイアス電圧は、抵抗15を介して供給され
る。
アス回路14のバイアス電圧を調整することにより、出
力端子の直流出力電圧を変えずに動作電流を変えるこ
と、逆に、動作電流を変えずに出力端子の直流出力電圧
を変えること、或いは動作電流及び出力端子の直流出力
電圧を同時に変えることが可能になる。なお、バイアス
回路14のバイアス電圧は、抵抗15を介して供給され
る。
【0014】さて、交流入力信号源1から入力端子17
に入力された信号は増幅素子11で増幅されるが、その
利得Gは、式(1)に示すように、増幅素子11の相互
コンダクタンスgmと負荷(ZL)12との積である、 G≒gm・ZL ・・・(1) で近似的に表される。一方、増幅素子11のgmは、例
えば増幅素子としてMOSTを使用している場合は、式
(2)に示すように、増幅素子11の動作電流Idに対
して、 gm∝(Id)1/2 ・・・(2) であり、バイポーラトランジスタの場合は、式(3)に
示すように、増幅素子11の動作電流Icに対して、 gm∝Ic ・・・(3) という関係がある。従って、バイアス回路14のバイア
ス電圧により増幅素子の電流Id,Icを調整し、か
つ、可変電流源13に流す電流により直流出力電圧を調
整することにより、所定の利得と所定の直流出力電圧を
同時に得ることが可能になる。
に入力された信号は増幅素子11で増幅されるが、その
利得Gは、式(1)に示すように、増幅素子11の相互
コンダクタンスgmと負荷(ZL)12との積である、 G≒gm・ZL ・・・(1) で近似的に表される。一方、増幅素子11のgmは、例
えば増幅素子としてMOSTを使用している場合は、式
(2)に示すように、増幅素子11の動作電流Idに対
して、 gm∝(Id)1/2 ・・・(2) であり、バイポーラトランジスタの場合は、式(3)に
示すように、増幅素子11の動作電流Icに対して、 gm∝Ic ・・・(3) という関係がある。従って、バイアス回路14のバイア
ス電圧により増幅素子の電流Id,Icを調整し、か
つ、可変電流源13に流す電流により直流出力電圧を調
整することにより、所定の利得と所定の直流出力電圧を
同時に得ることが可能になる。
【0015】以下の実施形態は増幅素子としてMOST
を使用した場合について述べるが、本発明は、他の形式
の半導体増幅素子を使用した場合にも適用され、同様の
効果を得ることができる。
を使用した場合について述べるが、本発明は、他の形式
の半導体増幅素子を使用した場合にも適用され、同様の
効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動利得調整
回路及びそれを用いた増幅器を図面に示した幾つかの発
明の実施の形態を参照して更に詳細に説明する。
回路及びそれを用いた増幅器を図面に示した幾つかの発
明の実施の形態を参照して更に詳細に説明する。
【0017】本発明の自動利得調整回路の第1の実施形
態を図2に示す。基準AC(交流)信号源2から基準と
なるAC信号を入力すると、前述のようにMOST21
で増幅され、出力端子16に増幅されたAC信号が現れ
る。このAC出力の振幅を利得検出回路3で検出し、そ
の振幅が所定の値になるように即ち利得が所定の値にな
るように、利得検出回路3の出力がバイアス回路14に
フィードバックされる。バイアス回路14は、所定の利
得が得られるように抵抗15を介してMOST21のゲ
ートにバイアス電圧を与え、それによってMOST21
の動作電流を制御する。また、出力端子16には直流出
力電圧検出回路3が備えられ、直流出力電圧が所定の値
になるように可変電流源13に直流出力電圧検出回路3
の出力がフィードバックされる。
態を図2に示す。基準AC(交流)信号源2から基準と
なるAC信号を入力すると、前述のようにMOST21
で増幅され、出力端子16に増幅されたAC信号が現れ
る。このAC出力の振幅を利得検出回路3で検出し、そ
の振幅が所定の値になるように即ち利得が所定の値にな
るように、利得検出回路3の出力がバイアス回路14に
フィードバックされる。バイアス回路14は、所定の利
得が得られるように抵抗15を介してMOST21のゲ
ートにバイアス電圧を与え、それによってMOST21
の動作電流を制御する。また、出力端子16には直流出
力電圧検出回路3が備えられ、直流出力電圧が所定の値
になるように可変電流源13に直流出力電圧検出回路3
の出力がフィードバックされる。
【0018】このように本発明によれば、出力端子16
に接続した利得検出回路3及び直流出力電圧検出回路4
の出力をそれぞれバイアス回路14及び定電流源13に
フィードバックすることにより、利得と直流出力電圧を
自動的に設定することができ、IC化後の電源変動、温
度変動やICプロセスのばらつきがあっても、利得と直
流出力電圧を一定に保持することが可能になる。
に接続した利得検出回路3及び直流出力電圧検出回路4
の出力をそれぞれバイアス回路14及び定電流源13に
フィードバックすることにより、利得と直流出力電圧を
自動的に設定することができ、IC化後の電源変動、温
度変動やICプロセスのばらつきがあっても、利得と直
流出力電圧を一定に保持することが可能になる。
【0019】図3は、図2におけるバイアス回路14の
例を図示したものである。MOST21とMOST31
がカレントミラーとなっていることから、利得即ちMO
ST21の動作電流が設定値となるよう利得検出回路3
から可変電流源32へフィードバックされる。
例を図示したものである。MOST21とMOST31
がカレントミラーとなっていることから、利得即ちMO
ST21の動作電流が設定値となるよう利得検出回路3
から可変電流源32へフィードバックされる。
【0020】なお、後で詳述するが、本発明の増幅器
は、バイアス回路14のバイアス電圧及び電流源13の
電流値が定まった後、基準AC信号源2を入力信号源1
に変えてMOST21を増幅器として使用するものであ
る。
は、バイアス回路14のバイアス電圧及び電流源13の
電流値が定まった後、基準AC信号源2を入力信号源1
に変えてMOST21を増幅器として使用するものであ
る。
【0021】本発明の自動利得調整回路の第2の実施形
態を図4に示す。本実施形態は、MOST21とMOS
T41をカスコード接続することにより増幅器の周波数
帯域を拡大させたものである。MOST21の出力電極
(ドレイン電極)に可変電流源13aが接続されたま
ま、MOST21の出力電極と負荷12の間にMOST
41が挿入される。
態を図4に示す。本実施形態は、MOST21とMOS
T41をカスコード接続することにより増幅器の周波数
帯域を拡大させたものである。MOST21の出力電極
(ドレイン電極)に可変電流源13aが接続されたま
ま、MOST21の出力電極と負荷12の間にMOST
41が挿入される。
【0022】増幅器の利得は、MOST21のgmによ
って決定される。また、MOST41は、MOST21
の動作電流から可変電流源13aの電流を減じた電流を
負荷12に伝達する。従って、可変電流源13aの電流
を増減することにより、出力端子16の直流出力電圧が
変化する。なお、MOST21のゲート電極即ち入力端
子17に与えた入力信号はMOST21によりgm倍の
電流に変換され、その信号電流はそのままMOST41
を経て負荷12に与えられる。
って決定される。また、MOST41は、MOST21
の動作電流から可変電流源13aの電流を減じた電流を
負荷12に伝達する。従って、可変電流源13aの電流
を増減することにより、出力端子16の直流出力電圧が
変化する。なお、MOST21のゲート電極即ち入力端
子17に与えた入力信号はMOST21によりgm倍の
電流に変換され、その信号電流はそのままMOST41
を経て負荷12に与えられる。
【0023】バイアス回路側も増幅器側と同様、MOS
T31とMOST42がカスコード接続され、可変電流
源32の電流が供給される。MOST31とMOST4
2の間に可変電流源13aと同じ電流を流す可変電流源
13bが接続される。MOST31とMOST21はカ
レントミラーを形成し、MOST31と同じ電流がMO
ST21に流れる。従って、可変電流源32の電流を変
えることにより、MOST21の動作電流が変わり、増
幅器の利得が変化する。なお、上記のように、バイアス
回路側もカスコード接続とすることによって増幅器側と
のバランスを保つことができ、利得及び直流出力電圧の
ばらつきを軽減することができる。
T31とMOST42がカスコード接続され、可変電流
源32の電流が供給される。MOST31とMOST4
2の間に可変電流源13aと同じ電流を流す可変電流源
13bが接続される。MOST31とMOST21はカ
レントミラーを形成し、MOST31と同じ電流がMO
ST21に流れる。従って、可変電流源32の電流を変
えることにより、MOST21の動作電流が変わり、増
幅器の利得が変化する。なお、上記のように、バイアス
回路側もカスコード接続とすることによって増幅器側と
のバランスを保つことができ、利得及び直流出力電圧の
ばらつきを軽減することができる。
【0024】本実施形態においても、利得検出回路3の
出力が可変電流源32にフィードバックされ、更に、直
流出力電圧検出回路の出力が可変電流源13a,13b
にフィードバックされて、利得及び直流出力電圧が所定
の値となるように自動制御される。なお、本実施形態で
は、可変電流源13a,13bの調整によってMOST
21の電流が変化するが、利得検出回路3からのフィー
ドバックによって可変電流源32が再調整され、所定の
利得が設定される。
出力が可変電流源32にフィードバックされ、更に、直
流出力電圧検出回路の出力が可変電流源13a,13b
にフィードバックされて、利得及び直流出力電圧が所定
の値となるように自動制御される。なお、本実施形態で
は、可変電流源13a,13bの調整によってMOST
21の電流が変化するが、利得検出回路3からのフィー
ドバックによって可変電流源32が再調整され、所定の
利得が設定される。
【0025】本発明の第3の実施形態を図5に示す。こ
れは図4に示した回路に定電流源51及び定電流源52
を付加したものである。定電流源51及び定電流源52
が付加されていない場合に、MOSTの素子ばらつきや
電源変動、温度変動により利得が大きくなり過ぎ、可変
電流源13a及び13bの電流を0にしても直流出力電
圧が所定よりも高くなる場合がある。これを避けるため
に定電流源51及び定電流源52を付加することでMO
ST21に流れる電流をバイパスさせ、MOST41の
動作電流を大きくするとにより所定の直流出力電圧が得
られるようにする。
れは図4に示した回路に定電流源51及び定電流源52
を付加したものである。定電流源51及び定電流源52
が付加されていない場合に、MOSTの素子ばらつきや
電源変動、温度変動により利得が大きくなり過ぎ、可変
電流源13a及び13bの電流を0にしても直流出力電
圧が所定よりも高くなる場合がある。これを避けるため
に定電流源51及び定電流源52を付加することでMO
ST21に流れる電流をバイパスさせ、MOST41の
動作電流を大きくするとにより所定の直流出力電圧が得
られるようにする。
【0026】図5においては、定電流源51及び52を
使用したが、MOST21及びMOST31のドレイン
・ソース間電圧は、MOST41及びMOST42のカ
スコード接続により安定しているので、定電流源51及
び定電流源52の代わりに抵抗を用いて電流をバイパス
させることもできる。
使用したが、MOST21及びMOST31のドレイン
・ソース間電圧は、MOST41及びMOST42のカ
スコード接続により安定しているので、定電流源51及
び定電流源52の代わりに抵抗を用いて電流をバイパス
させることもできる。
【0027】本発明の第4の実施形態を図6に示す。図
5に示した回路との違いは、利得を決める定電流源32
の代わりに抵抗61を用いると共にMOST31とMO
ST42の間に可変電流源62を接続した点にある。抵
抗61とカスコード部により利得を粗く決め、微細調整
を可変電流源62で制御するものである。これにより可
変電流源62の負担が軽減されるため、回路を定電源電
圧動作させた場合でも、例えば可変電流源62として後
述(図9のMOST93)のようにMOSTを用いたと
きにMOSTのドレイン・ソース間電圧不十分による定
電流動作の逸脱を回避することができる。
5に示した回路との違いは、利得を決める定電流源32
の代わりに抵抗61を用いると共にMOST31とMO
ST42の間に可変電流源62を接続した点にある。抵
抗61とカスコード部により利得を粗く決め、微細調整
を可変電流源62で制御するものである。これにより可
変電流源62の負担が軽減されるため、回路を定電源電
圧動作させた場合でも、例えば可変電流源62として後
述(図9のMOST93)のようにMOSTを用いたと
きにMOSTのドレイン・ソース間電圧不十分による定
電流動作の逸脱を回避することができる。
【0028】上述の自動利得調整回路を適用した増幅器
の第1の実施形態を図7に示す。信号入力制御回路9に
より、最初にスイッチ(以下「SW」と略す)71は基
準AC信号源2側に設定され、SW72はオン状態にな
り、バイアス回路14の制御値がサンプルホールド回路
5に保持される。バイアス回路14の制御値がサンプル
ホールド回路5に保持される以外は、図2と同じ状態で
あり、利得検出回路3によりバイアス回路14が、直流
出力電圧検出回路4により、可変電流源13がそれぞれ
制御される。制御後のバイアス回路14の制御値がサン
プルホールド回路5に保持される。次にSW71を入力
信号源1側に切り替え、SW72をオフとする。これに
より、スイッチ切り替え前に制御された利得を入力信号
の増幅に対して用いることが可能になる。
の第1の実施形態を図7に示す。信号入力制御回路9に
より、最初にスイッチ(以下「SW」と略す)71は基
準AC信号源2側に設定され、SW72はオン状態にな
り、バイアス回路14の制御値がサンプルホールド回路
5に保持される。バイアス回路14の制御値がサンプル
ホールド回路5に保持される以外は、図2と同じ状態で
あり、利得検出回路3によりバイアス回路14が、直流
出力電圧検出回路4により、可変電流源13がそれぞれ
制御される。制御後のバイアス回路14の制御値がサン
プルホールド回路5に保持される。次にSW71を入力
信号源1側に切り替え、SW72をオフとする。これに
より、スイッチ切り替え前に制御された利得を入力信号
の増幅に対して用いることが可能になる。
【0029】自動利得調整回路を適用した増幅器の第2
の実施形態を図8に示す。本増幅器は、基準AC信号源
2により利得調整を行なう回路801とは別に、入力信
号源1からの信号を増幅する主増幅器802を持つ。信
号入力制御回路9により、はじめSW71及びSW72
はオン状態となる。このとき、図7に示した増幅器の場
合と同じく、バイアス回路14と可変電流源13がそれ
ぞれ設定された利得と直流出力電圧が得られるように制
御される。そしてバイアス回路14の制御値がサンプル
ホールド回路5に保持される。
の実施形態を図8に示す。本増幅器は、基準AC信号源
2により利得調整を行なう回路801とは別に、入力信
号源1からの信号を増幅する主増幅器802を持つ。信
号入力制御回路9により、はじめSW71及びSW72
はオン状態となる。このとき、図7に示した増幅器の場
合と同じく、バイアス回路14と可変電流源13がそれ
ぞれ設定された利得と直流出力電圧が得られるように制
御される。そしてバイアス回路14の制御値がサンプル
ホールド回路5に保持される。
【0030】次にSW71及びSW72をオフにする
と、MOST82にはMOST21と同じように、ホー
ルド回路5に保持された制御値から定まるバイアス電圧
が抵抗85を介して与えられ、可変電流源84には電流
源13と同じ制御値が与えられる。これにより、増幅器
802においても、負荷83が接続された出力端子16
において、自動利得調整回路で調整された利得及び直流
出力電圧が得られる。
と、MOST82にはMOST21と同じように、ホー
ルド回路5に保持された制御値から定まるバイアス電圧
が抵抗85を介して与えられ、可変電流源84には電流
源13と同じ制御値が与えられる。これにより、増幅器
802においても、負荷83が接続された出力端子16
において、自動利得調整回路で調整された利得及び直流
出力電圧が得られる。
【0031】本回路によれば、主増幅器802は入力信
号増幅時、回路801から切り離されているため、基準
AC信号6が雑音として入力されない他、入力信号源1
とMOST82の間にSWを必要としないため、SWに
よる雑音発生を抑えられるメリットがある。
号増幅時、回路801から切り離されているため、基準
AC信号6が雑音として入力されない他、入力信号源1
とMOST82の間にSWを必要としないため、SWに
よる雑音発生を抑えられるメリットがある。
【0032】図9に図8の詳細回路例を示す。自動利得
調整回路901は図6の方式が用いられる。自動利得調
整回路901の利得制御用の可変電流源13a,13b
及び62がp形MOSトランジスタ(以下「pMOS
T」と略す)91,92及び93で作製される。また、
主増幅器802の直流出力電圧制御用の可変電流源84
がpMOST98で作製される。主増幅器802の増幅
素子は、カスコード接続されたMOST95とMOST
96であり、負荷83が抵抗97で構成され、MOST
95とMOST96の接続点と接地間に電流源910が
接続される。バイアス電圧は抵抗99を介して供給され
る。動作は前述の通りである。
調整回路901は図6の方式が用いられる。自動利得調
整回路901の利得制御用の可変電流源13a,13b
及び62がp形MOSトランジスタ(以下「pMOS
T」と略す)91,92及び93で作製される。また、
主増幅器802の直流出力電圧制御用の可変電流源84
がpMOST98で作製される。主増幅器802の増幅
素子は、カスコード接続されたMOST95とMOST
96であり、負荷83が抵抗97で構成され、MOST
95とMOST96の接続点と接地間に電流源910が
接続される。バイアス電圧は抵抗99を介して供給され
る。動作は前述の通りである。
【0033】図10に、図8に示した増幅器をブルート
ゥース(近距離無線データ通信)等の通信用トランシー
バのLNAとして使用する場合の、LNAの信号入力制
御回路9が行なうSW71とSW72のオン、オフのタ
イミングの1例を示す。LNAは受信時に使用されるた
め、受信時以外の時間で自動利得調整を行ない、受信時
にスイッチを切り替えて受信信号を増幅することで、L
NAは自動利得調整回路で制御された利得を得ることが
できる。これにより、LNAは、常に最適な利得で受信
信号を増幅することができる。
ゥース(近距離無線データ通信)等の通信用トランシー
バのLNAとして使用する場合の、LNAの信号入力制
御回路9が行なうSW71とSW72のオン、オフのタ
イミングの1例を示す。LNAは受信時に使用されるた
め、受信時以外の時間で自動利得調整を行ない、受信時
にスイッチを切り替えて受信信号を増幅することで、L
NAは自動利得調整回路で制御された利得を得ることが
できる。これにより、LNAは、常に最適な利得で受信
信号を増幅することができる。
【0034】図11は、基準AC信号源2の1例であ
る。111は、利得調整に用いるAC信号の基となる信
号で、無線通信システムが備えるクロック信号を利用す
ることができる。インバータ112は、自動利得調整回
路の電源電圧VddまたはVddにより作られた基準電
圧Vrefを電源電圧としている。クロック信号は、抵
抗113及び抵抗114により分圧され、キャパシタ1
16でDC成分がカットされる。更に、クロック信号
は、抵抗115と自動利得調整回路における抵抗15と
で分圧され、自動利得調整回路の基準AC信号となる。
また、クロック111は、利得検出回路8に入力され
る。
る。111は、利得調整に用いるAC信号の基となる信
号で、無線通信システムが備えるクロック信号を利用す
ることができる。インバータ112は、自動利得調整回
路の電源電圧VddまたはVddにより作られた基準電
圧Vrefを電源電圧としている。クロック信号は、抵
抗113及び抵抗114により分圧され、キャパシタ1
16でDC成分がカットされる。更に、クロック信号
は、抵抗115と自動利得調整回路における抵抗15と
で分圧され、自動利得調整回路の基準AC信号となる。
また、クロック111は、利得検出回路8に入力され
る。
【0035】図12は、直流出力電圧検出回路4の1例
である。自動利得調整回路における出力端子16の出力
信号から、ローパスフィルター(以下LPFと略す)1
21によりDC(直流)成分を取り出した後、同DC成
分がオペアンプ122に入力される。このとき、自動利
得調整回路の直流出力電圧がオペアンプのもう一方の入
力端子に入力される基準電圧Vrとなるように可変電流
源13が制御される。基準電圧源123により作られる
Vrは、図11に示したインバータ112の電源電圧に
VddまたはVddにより作られた一定電圧Vrefに
対応する電圧である。
である。自動利得調整回路における出力端子16の出力
信号から、ローパスフィルター(以下LPFと略す)1
21によりDC(直流)成分を取り出した後、同DC成
分がオペアンプ122に入力される。このとき、自動利
得調整回路の直流出力電圧がオペアンプのもう一方の入
力端子に入力される基準電圧Vrとなるように可変電流
源13が制御される。基準電圧源123により作られる
Vrは、図11に示したインバータ112の電源電圧に
VddまたはVddにより作られた一定電圧Vrefに
対応する電圧である。
【0036】図13は利得検出回路3の1例である。基
準AC信号源2からの基準AC信号としてクロックから
作成したパルスを使用した場合、利得検出回路3には利
得倍されたパルスが入力される。そのパルスをキャパシ
タ131でDC成分をカットした後、基準AC信号源2
により制御されたSW132及びSW133のオン、オ
フのタイミングにより(例えば、自動利得調整回路の出
力に現れるパルスが高電位側のときSW132がオン、
低電位側のときSW133がオン)、SW132がオン
のときはパルスの高電位側がVtとなる。また、SW1
33がオンのときにはパルスの低電位側がVrgとなる
ように、LPF136、オペアンプ137を通じて利得
調整用バイアス回路14の可変電流源32ほかにフィー
ドバックされる。これにより基準電圧源138で作られ
たVt、Vrgによる利得が得られる。図14に基準A
C信号源2により制御されるSW132,133の切り
替えタイミングチャートの1例を示す。
準AC信号源2からの基準AC信号としてクロックから
作成したパルスを使用した場合、利得検出回路3には利
得倍されたパルスが入力される。そのパルスをキャパシ
タ131でDC成分をカットした後、基準AC信号源2
により制御されたSW132及びSW133のオン、オ
フのタイミングにより(例えば、自動利得調整回路の出
力に現れるパルスが高電位側のときSW132がオン、
低電位側のときSW133がオン)、SW132がオン
のときはパルスの高電位側がVtとなる。また、SW1
33がオンのときにはパルスの低電位側がVrgとなる
ように、LPF136、オペアンプ137を通じて利得
調整用バイアス回路14の可変電流源32ほかにフィー
ドバックされる。これにより基準電圧源138で作られ
たVt、Vrgによる利得が得られる。図14に基準A
C信号源2により制御されるSW132,133の切り
替えタイミングチャートの1例を示す。
【0037】ここで、基準AC信号源2のインバータ1
12の電源、直流出力電圧用設定基準電圧源123(V
r)及び利得設定用基準電圧源138(Vt及びVr
g)を自動利得調整回路の電源電圧VddまたはVdd
により作られた一定電圧Vrefを用いて作ることによ
り、電源電圧変動が生じた場合でも一定の利得及び一定
のバイアス電圧を得ることができる。
12の電源、直流出力電圧用設定基準電圧源123(V
r)及び利得設定用基準電圧源138(Vt及びVr
g)を自動利得調整回路の電源電圧VddまたはVdd
により作られた一定電圧Vrefを用いて作ることによ
り、電源電圧変動が生じた場合でも一定の利得及び一定
のバイアス電圧を得ることができる。
【0038】図15にサンプルホールド回路5の1例を
示す。SW72がオンのとき、利得検出回路3からの利
得調整用可変電流源の制御値をキャパシタ151に保持
し、SW72がオフとなったときにキャパシタ151に
保持された値が利得調整用バイアス回路14の可変電流
源32ほかに供給される。
示す。SW72がオンのとき、利得検出回路3からの利
得調整用可変電流源の制御値をキャパシタ151に保持
し、SW72がオフとなったときにキャパシタ151に
保持された値が利得調整用バイアス回路14の可変電流
源32ほかに供給される。
【0039】上述では、利得検出回路3の制御回路系に
アナログ方式を採用したが、デジタルメモリ(アップダ
ウンカウンタ)を使ったデジタル方式を採用することも
できる。図16にデジタル方式による利得検出回路3と
ホールド回路5の1例を示す。LPF136までは図1
3と同じ動作をするが、本回路はLPF136の後に電
圧比較器(Comp)161、アップダウンカウンタ16
2、デジタル−アナログ変換器(以下DACと略す)1
63を用いている。例えば、LPF136出力がVrg
より大の場合、比較器161出力はHighとなり、ア
ップダウンカウンタをアップさせ、DAC出力を増大さ
せ、利得調整用バイアス回路14の可変電流源32ほか
を低減し利得を下げる。下がりすぎると上と逆の動作を
生じ、最終的に所定の利得に調整される。アップダウン
カウンタ162はメモリ機能を有し、デジタル方式によ
るホールド回路となる。
アナログ方式を採用したが、デジタルメモリ(アップダ
ウンカウンタ)を使ったデジタル方式を採用することも
できる。図16にデジタル方式による利得検出回路3と
ホールド回路5の1例を示す。LPF136までは図1
3と同じ動作をするが、本回路はLPF136の後に電
圧比較器(Comp)161、アップダウンカウンタ16
2、デジタル−アナログ変換器(以下DACと略す)1
63を用いている。例えば、LPF136出力がVrg
より大の場合、比較器161出力はHighとなり、ア
ップダウンカウンタをアップさせ、DAC出力を増大さ
せ、利得調整用バイアス回路14の可変電流源32ほか
を低減し利得を下げる。下がりすぎると上と逆の動作を
生じ、最終的に所定の利得に調整される。アップダウン
カウンタ162はメモリ機能を有し、デジタル方式によ
るホールド回路となる。
【0040】上述の実施形態ではソース接地型の増幅回
路を使用したが、差動回路構成の増幅回路を用いること
が可能である。図17に差動増幅回路を使った自動利得
調整回路付き増幅器の第3の実施形態を示す。MOST
171及びMOST172により差動対が構成されてお
り、MOST173及びMOST174がそれぞれMO
ST171及びMOST172にカスコード接続され
る。また、端子179から与えられる電圧によりMOS
T171及びMOST172のドレイン電圧が定められ
る。
路を使用したが、差動回路構成の増幅回路を用いること
が可能である。図17に差動増幅回路を使った自動利得
調整回路付き増幅器の第3の実施形態を示す。MOST
171及びMOST172により差動対が構成されてお
り、MOST173及びMOST174がそれぞれMO
ST171及びMOST172にカスコード接続され
る。また、端子179から与えられる電圧によりMOS
T171及びMOST172のドレイン電圧が定められ
る。
【0041】信号入力制御回路9により、最初SW71
は基準AC信号源2側にあり、SW72はオン状態であ
る。このとき、出力信号を直流出力電圧検出回路4によ
り、直流出力電圧がVrとなるように可変電流源177
にフィードバックされる。また、利得検出回路3からホ
ールド回路5を経て可変電流源178にフィードバック
されることで、設定した利得を得ることができる。そし
て可変電流源178の制御値がホールド回路5に保持さ
れる。次にSW71を入力信号源1側にし、SW72を
オフすることで、SW71及びSW72の切り替え前に
調整された利得を入力信号に対して得ることができる。
は基準AC信号源2側にあり、SW72はオン状態であ
る。このとき、出力信号を直流出力電圧検出回路4によ
り、直流出力電圧がVrとなるように可変電流源177
にフィードバックされる。また、利得検出回路3からホ
ールド回路5を経て可変電流源178にフィードバック
されることで、設定した利得を得ることができる。そし
て可変電流源178の制御値がホールド回路5に保持さ
れる。次にSW71を入力信号源1側にし、SW72を
オフすることで、SW71及びSW72の切り替え前に
調整された利得を入力信号に対して得ることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、自動利得調整回路が持
つ利得調整用のバイアス回路及び直流出力電圧調整用の
可変電流源に対してフィードバック制御が形成されるこ
とにより、増幅器の利得と直流出力電圧を自動的に設定
することができる。それにより、ICとして製造された
後に電源変動や温度変動があっても、また、IC製造の
プロセスにばらつきがあっても、設定した利得と直流出
力電圧を一定に保持することができる。
つ利得調整用のバイアス回路及び直流出力電圧調整用の
可変電流源に対してフィードバック制御が形成されるこ
とにより、増幅器の利得と直流出力電圧を自動的に設定
することができる。それにより、ICとして製造された
後に電源変動や温度変動があっても、また、IC製造の
プロセスにばらつきがあっても、設定した利得と直流出
力電圧を一定に保持することができる。
【図1】本発明の利得調整方法を説明するための構成
図。
図。
【図2】本発明に係る自動利得調整回路の第1の発明の
実施の形態を説明するための構成図。
実施の形態を説明するための構成図。
【図3】図2に示した自動利得調整回路のバイアス回路
の例を説明するための回路図。
の例を説明するための回路図。
【図4】本発明の自動利得調整回路の第2の発明の実施
の形態を説明するための構成図。
の形態を説明するための構成図。
【図5】本発明の自動利得調整回路の第3の発明の実施
の形態を説明するための回路図。
の形態を説明するための回路図。
【図6】本発明の自動利得調整回路の第4の発明の実施
の形態を説明するための回路図。
の形態を説明するための回路図。
【図7】本発明に係る自動利得調整回路付き増幅器の第
1の発明の実施の形態を説明するための構成図。
1の発明の実施の形態を説明するための構成図。
【図8】本発明の自動利得調整回路付き増幅器の第2の
発明の実施の形態を説明するための構成図。
発明の実施の形態を説明するための構成図。
【図9】図8に示した自動利得調整回路付き増幅器の詳
細例を説明するための回路図。
細例を説明するための回路図。
【図10】図8に示した自動利得調整回路付き増幅器の
切り替えスイッチの動作タイミングを説明するためのタ
イムチャート。
切り替えスイッチの動作タイミングを説明するためのタ
イムチャート。
【図11】基準AC信号源の例を説明するための回路
図。
図。
【図12】直流出力電圧検出回路の例を説明するための
回路図。
回路図。
【図13】利得検出回路の例を説明するための回路図。
【図14】利得検出回路のスイッチの動作タイミングを
説明するためのタイムチャート。
説明するためのタイムチャート。
【図15】ホールド回路の例を説明するための回路図。
【図16】利得検出回路とデジタルホールド回路の例を
説明するための回路図。
説明するための回路図。
【図17】本発明の自動利得調整回路付き増幅器の第3
の発明の実施の形態を説明するための構成図。
の発明の実施の形態を説明するための構成図。
【図18】トランシーバの受信部を説明するための構成
図。
図。
【図19】従来の増幅器を説明するための構成図。
【図20】従来の別の増幅器を説明するための構成図。
1…入力信号源、2…基準AC信号源、3…利得検出回
路、4…直流出力電圧検出回路、5…サンプルホールド
回路、9…信号入力制御回路、11…増幅素子、12,
83…負荷、13,32,84…可変電流源、14…バ
イアス回路、15,85…抵抗、16…出力端子、17
…入力端子、21,31,41,42,82…MOSト
ランジスタ、71,72…スイッチ。
路、4…直流出力電圧検出回路、5…サンプルホールド
回路、9…信号入力制御回路、11…増幅素子、12,
83…負荷、13,32,84…可変電流源、14…バ
イアス回路、15,85…抵抗、16…出力端子、17
…入力端子、21,31,41,42,82…MOSト
ランジスタ、71,72…スイッチ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 土居 武司
東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地
株式会社日立製作所中央研究所内
Fターム(参考) 5J100 JA01 LA00 LA02 LA09 LA13
SA02
Claims (11)
- 【請求項1】制御電極、接地電極及び出力電極を有する
増幅素子と、該出力電極に接続された負荷と、該出力電
極と該負荷の接続点に形成された出力端子と、該制御電
極に接続された、該増幅素子の利得を制御するためのバ
イアス回路と、該出力電極に接続された、該出力端子に
おける直流出力電圧を制御するための可変電流源と、該
出力端子に接続された、該増幅素子の利得を検出する利
得検出回路及び該直流出力電圧を検出する直流出力電圧
検出回路とを備え、 上記利得検出回路の出力によって上記バイアス回路を制
御し、かつ、上記直流出力電圧検出回路の出力によって
上記可変定電流源を制御することにより、上記増幅素子
の利得と上記出力端子における直流出力電圧とがそれぞ
れの所定の値となるように調整されることを特徴とする
自動利得調整回路。 - 【請求項2】上記増幅素子の利得を調整するために用い
る基準AC信号を上記制御電極に供給する基準AC信号
源を更に備え、上記利得検出回路は、該基準AC信号の
増幅後の信号を用いて利得を検出することを特徴とする
請求項1に記載の自動利得調整回路。 - 【請求項3】上記可変定電流源が接続された上記増幅素
子の出力電極と上記負荷との間に該増幅素子とカスコー
ド接続を形成する別の増幅素子が設置されていることを
特徴とする請求項1に記載の自動利得調整回路。 - 【請求項4】上記基準AC信号として、上記自動利得調
整回路を用いる通信装置におけるクロック信号を使用し
たことを特徴とする請求項2に記載の自動利得調整回
路。 - 【請求項5】制御電極、接地電極及び出力電極を有する
増幅素子と、該出力電極に接続された負荷と、該出力電
極と該負荷の接続点に形成された出力端子と、該制御電
極に接続された、該増幅素子の利得を制御するためのバ
イアス回路と、該出力電極に接続された、該出力端子に
おける直流出力電圧を制御するための可変電流源と、該
出力端子に接続された、該増幅素子の利得を検出する利
得検出回路及び該直流出力電圧を検出する直流出力電圧
検出回路と、該増幅素子の利得を調整するために用いる
基準AC信号を該制御電極に供給する基準AC信号源
と、該基準AC信号及び増幅すべき入力信号のいずれか
一方を選択するスイッチと、該利得検出回路と該バイア
ス回路の間に接続した該利得検出回路の出力を保持する
サンプルホールド回路とを備え、 上記サンプルホールド回路を経た上記利得検出回路の出
力によって上記バイアス回路を制御し、かつ、上記直流
出力電圧検出回路の出力によって上記可変定電流源を制
御することにより、上記増幅素子の利得と上記出力端子
における直流出力電圧とをそれぞれの所定の値となるよ
うに調整するときには、上記スイッチは上記基準AC信
号を選択すると同時に上記サンプルホールド回路は該利
得検出回路の出力を入力し、増幅を行なうときには、上
記スイッチは上記入力信号を選択すると同時に該サンプ
ルホールド回路は該利得検出回路の出力の入力を遮断す
ると共に遮断前の該利得検出回路の出力を保持すること
を特徴とする増幅器。 - 【請求項6】上記可変定電流源が接続された上記増幅素
子の出力電極と上記負荷との間に該増幅素子とカスコー
ド接続を形成する別の増幅素子が設置されていることを
特徴とする請求項5に記載の増幅器。 - 【請求項7】上記基準AC信号として、上記増幅器を用
いる通信装置におけるクロック信号を使用したことを特
徴とする請求項5に記載の増幅器。 - 【請求項8】制御電極、接地電極及び出力電極を有する
第1の増幅素子と、該第1の増幅素子の出力電極に接続
された第1の負荷と、該第1の増幅素子の出力電極と該
第1の負荷の接続点に形成された第1の出力端子と、該
第1の増幅素子の制御電極に形成された増幅する信号を
入力するための入力端子と、該第1の増幅素子の出力電
極に接続された、該第1の出力端子における直流出力電
圧を制御するための第1の可変電流源と、該第1の増幅
素子の利得及び該第1の出力端子における直流出力電圧
を設定するための自動利得調整回路とを具備し、 該自動利得調整回路は、第2の増幅素子と、該第2の増
幅素子の出力電極に接続された第2の負荷と、該第2の
増幅素子の出力電極と該第2の負荷の接続点に形成され
た第2の出力端子と、該第2の増幅素子の制御電極に接
続された、該第2の増幅素子の利得を制御するためのバ
イアス回路と、該第2の増幅素子の出力電極に接続され
た、該第2の出力端子における直流出力電圧を制御する
ための第2の可変電流源と、該第2の出力端子に接続さ
れた、該第2の増幅素子の利得を検出する利得検出回路
及び該第2の出力端子における直流出力電圧を検出する
直流出力電圧検出回路とを備え、該利得検出回路の出力
によって該バイアス回路を制御し、かつ、該直流出力電
圧検出回路の出力によって該第2の可変定電流源を制御
することにより、該第2の増幅素子の利得と該第2の出
力端子における直流出力電圧とをそれぞれの所定の値と
なるように調整するものであり、 上記第2の増幅素子の制御電極に与えられた上記バイア
ス回路の出力が上記第1の増幅素子の制御電極に供給さ
れ、上記第1の可変定電流源が上記直流出力電圧検出回
路の出力によって制御されることを特徴とする増幅器。 - 【請求項9】上記第2の増幅素子の利得を調整するため
に用いる基準AC信号を上記第2の増幅素子の制御電極
に供給する基準AC信号源を更に備え、上記利得検出回
路は該基準AC信号の増幅後の信号を用いて利得を検出
することを特徴とする請求項8に記載の増幅器。 - 【請求項10】上記第1の可変定電流源が接続された上
記第1の増幅素子の出力電極と上記第1の負荷との間に
該第1の増幅素子とカスコード接続を形成する第3の増
幅素子が設置され、 上記第2の可変定電流源が接続された上記第2の増幅素
子の出力電極と上記第2の負荷との間に該第2の増幅素
子とカスコード接続を形成する第4の増幅素子が設置さ
れていることを特徴とする請求項8に記載の増幅器。 - 【請求項11】上記基準AC信号として、上記増幅器を
用いる通信装置におけるクロック信号を使用したことを
特徴とする請求項9に記載の増幅器。
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