JP2000341123A - A/d変換装置およびキャリブレーション装置 - Google Patents

A/d変換装置およびキャリブレーション装置

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JP2000341123A JP2000054335A JP2000054335A JP2000341123A JP 2000341123 A JP2000341123 A JP 2000341123A JP 2000054335 A JP2000054335 A JP 2000054335A JP 2000054335 A JP2000054335 A JP 2000054335A JP 2000341123 A JP2000341123 A JP 2000341123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のA/D変換器間に生じる時間誤差の校
正をすることを課題とする。 【解決手段】 第1A/D変換器および第2A/D変換
器が、時間誤差を算出するのに用いる試験信号をサンプ
リングして得たサンプル値に基づいて、時間誤差を校正
する演算に用いる時間誤差校正値を算出する校正値算出
部70aと、測定されるべきアナログ信号である被測定
信号をサンプリングして得られたサンプル値が格納され
ている記憶部からサンプル値を読み出す読み出し部76
と、読み出し部76から読み出されたサンプル値と時間
誤差校正値に基づいて、被測定信号をサンプリングした
ときに第2A/D変換器に生じる時間誤差を校正する誤
差校正部70bとを備える。この構成により、時間誤差
の校正を演算で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス試
験装置に関し、特に半導体デバイス試験装置に組み込ま
れる、A/D変換装置およびキャリブレーション装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、アナログ信号をディジタル信号
に変換する従来のA/D変換装置101のブロック図を
示す。このA/D変換装置101は、アナログ信号入力
部11、A/D変換器13a及び13b、サンプリング
クロック信号発生器15、基準クロック信号発生器1
7、遅延回路24、及びインターリーブ処理部19を備
える。インターリーブ処理部19は、マルチプレクサ2
9および記憶部21を有する。
【0003】アナログ信号入力部11に、アナログ信号
50が入力される。入力されたアナログ信号50は、交
互にサンプリング動作するA/D変換器13a及び13
bによりサンプリングされディジタル信号に変換され
る。A/D変換器13a及び13bから交互に出力され
るディジタル信号は、マルチプレクサ29で順次的に並
び替えられて記憶部21へ格納される。
【0004】サンプリングクロック信号発生器15は、
基準クロック信号発生器17から発生される基準クロッ
ク信号54に基づいて、A/D変換器13a及び13b
を交互にサンプリング動作させるサンプリングクロック
信号56a及び56bを発生する。遅延回路24は、A
/D変換器13aおよび13bのサンプリング動作のタ
イミングを校正し、サンプリングクロック信号発生器1
5から発生されるサンプリングクロック信号56a及び
56bの伝達系路上に配置される。
【0005】図2は、複数のアナログ信号入力部を備え
た、従来のA/D変換装置102を示す。このA/D変
換装置101は、複数のアナログ信号入力部(11a〜
11d)に対応した、A/D変換器(13a〜13
d)、基準クロック信号発生器17および記憶部(21
a〜21d)を備える。
【0006】アナログ信号入力部(11a〜11d)の
各々に、アナログ信号(50a〜50d)が入力され
る。入力されたアナログ信号は、A/D変換器(13a
〜13d)の各々でディジタル信号に変換される。変換
されたディジタル信号は、記憶部(21a〜21d)の
各々へ格納される。
【0007】図3(a)は、インターリーブ処理を示す
ブロック図である。インターリーブ処理とは、2つのA
/D変換器13a及び13bを交互にサンプリング動作
させて得られたサンプル値を、インターリーブ処理部1
9を用いて順次的に並び替える処理のことである。イン
ターリーブ処理により、1つのA/D変換器のサンプリ
ングレートより、高いサンプリングレートでサンプリン
グするのと同様のサンプル値を得ることができる。イン
ターリーブ処理は、互いに位相のずれているサンプリン
グクロック信号56aおよび56b(図3(b)参照)
をA/D変換器に供給することで、交互にA/D変換器
をサンプリング動作させる。
【0008】インターリーブ処理は、前述したように複
数のA/D変換器から出力されるディジタル信号を順次
的に並び替える方式である。インターリーブ処理の場
合、各々のA/D変換器が、サンプリングクロック信号
に基づいて実際にサンプリング動作するサンプリングタ
イミングが等間隔になる必要がある。しかし現実には、
各々のA/D変換器の特性の違いや、サンプリングクロ
ック信号の伝達経路の特性により所望のサンプリングタ
イミングに対して時間誤差が生じてしまう。そこで、時
間誤差の校正が必要になる。従来は、図1に関連して説
明したように、サンプリングクロック信号56aおよび
56bを各々のA/D変換器まで導く経路の途中に可変
遅延素子を設けることで時間誤差の校正をしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図1に示される、従来
のA/D変換装置101は、A/D変換器13a及び1
3bを交互にサンプリング動作させるインターリーブ処
理のみを行い、他の処理を行うことはできなかった。
【0010】図2に示される、従来のA/D変換装置1
02は、各々のアナログ信号入力部から入力されたアナ
ログ信号の処理に使われるA/D変換器は、予め固定さ
れていた。また、従来の時間誤差の校正は、遅延回路に
より行われていたが、これでは、時間誤差の校正が複雑
になり、また時間誤差を校正できる範囲が、遅延回路の
性能に依存していたので、精度の高い校正(キャリブレ
ーション)が出来なかった。
【0011】そこで本発明は、上記の課題の少なくとも
1つの解決に寄与することのできるA/D変換装置、キ
ャリブレーション装置及び半導体デバイス試験装置を提
供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲に
おける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の形態は、アナログ信号をサンプリング
して、ディジタル信号に変換するA/D変換装置であっ
て、アナログ信号を入力するアナログ信号入力部と、ア
ナログ信号入力部が入力したアナログ信号をサンプリン
グしてディジタル信号に変換する複数のA/D変換器
と、複数のA/D変換器を同期してサンプリング動作さ
せる平均化処理用サンプリングクロック信号と、複数の
A/D変換器を交互にサンプリング動作させるインター
リーブ処理用サンプリングクロック信号のいずれか一方
を複数のA/D変換器へ供給するサンプリングクロック
信号発生器と、平均化処理用サンプリングクロック信号
に基づいてサンプリング動作したA/D変換器から出力
されたディジタル信号を平均化処理する平均化処理部
と、インターリーブ処理用サンプリングクロック信号に
基づいてサンプリング動作したA/D変換器から出力さ
れたディジタル信号をインターリーブ処理するインター
リーブ処理部とを備えることを特徴とするA/D変換装
置を提供する。
【0013】第1の形態の別の態様は、平均化処理また
はインターリーブ処理のいずれか一方の処理モードを指
定するモード指定信号を発生するモード指定信号発生器
を更に備え、モード指定信号に基づいて、平均化処理部
またはインターリーブ処理部のいずれか一方が選択され
てもよい。また、基準クロック信号を発生する基準クロ
ック信号発生器を更に備え、モード指定信号により平均
化処理が指定される場合に、サンプリングクロック信号
発生器は、基準クロック信号に同期した平均化処理用サ
ンプリングクロック信号を複数のA/D変換器の各々に
供給し、モード指定信号によりインターリーブ処理が指
定される場合に、サンプリングクロック信号発生器は、
基準クロック信号に基づいて、互いに位相が異なるイン
ターリーブ処理用サンプリングクロック信号を複数のA
/D変換器の各々に供給してもよい。
【0014】また、平均化処理部は、複数のA/D変換
器から出力されるディジタル信号を、ディジタル信号を
電圧値に換算する電圧換算係数に基づいて電圧値に換算
し、換算された各々の電圧値を加え合わせてもよい。ま
た、インターリーブ処理部が、複数のA/D変換器から
出力されるディジタル信号を電圧換算係数に基づいて電
圧値に換算し、換算された各々の電圧値を交互に並び替
えてもよい。また、複数のA/D変換器の各々から出力
されるディジタル信号を記憶する複数の記憶部を更に備
え、平均化処理部及びインターリーブ処理部は、記憶部
に記憶されたディジタル信号に基づいて処理してもよ
い。
【0015】また、複数のA/D変換器は、第1A/D
変換器及び第2A/D変換器を含み、第1A/D変換器
がサンプリングしたタイミングに対して第2A/D変換
器がサンプリングするべき所定のタイミングと、第2A
/D変換器が実際にサンプリングしたタイミングとの時
間のずれである時間誤差を算出する誤差算出部と、算出
された時間誤差に基づいて、第2A/D変換器の時間誤
差を校正する演算に用いる時間誤差校正値を算出する誤
差校正値算出部と、測定されるべきアナログ信号である
被測定信号をサンプリングして得られたディジタル信号
が格納されている記憶部からディジタル信号を読み出す
読み出し部と、読み出し部により、記憶部から読み出さ
れたディジタル信号と時間誤差校正値に基づいて、被測
定信号をサンプリングしたときに第2A/D変換器に生
じる時間誤差を校正する演算を行う誤差校正部とを更に
備えてもよい。
【0016】本発明の第2の形態は、アナログ信号をサ
ンプリングして、ディジタル信号に変換するA/D変換
装置であって、アナログ信号を入力するアナログ信号入
力部と、アナログ信号をサンプリングしてディジタル信
号に変換する第1A/D変換器から出力されるディジタ
ル信号と、アナログ信号をサンプリングしてディジタル
信号に変換する第2A/D変換器から出力されるディジ
タル信号とを加算する加算器と、第1A/D変換器から
出力されるディジタル信号と、第2A/D変換器から出
力されるディジタル信号とを交互に入力して順次出力す
るマルチプレクサと、加算器の出力値、またはマルチプ
レクサの出力値のいずれか一方を選択するセレクタとを
備えることを特徴とするA/D変換装置を提供する。
【0017】本発明の第3の形態は、アナログ信号をサ
ンプリングして、ディジタル信号に変換するA/D変換
装置であって、異なるアナログ信号が各々入力される複
数のアナログ信号入力部と、アナログ信号をサンプリン
グして、ディジタル信号に変換する複数のA/D変換器
と、アナログ信号のディジタル処理の内容に応じて、ア
ナログ信号を、複数のA/D変換器のいずれか1つ又は
複数のA/D変換器に分配するアナログ信号分配器とを
備えることを特徴とするA/D変換装置を提供する。例
えば、処理の内容は、インターリーブ処理に使うA/D
変換器の数、または平均化処理に使うA/D変換器の数
であってよい。
【0018】第3の形態の別の態様は、複数のA/D変
換器が、複数のアナログ信号入力部に各々対応して設け
られ、アナログ信号分配器が、1つのアナログ信号入力
部から入力されたアナログ信号を、複数のA/D変換器
に分配してもよい。また、複数のA/D変換器を同期し
てサンプリング動作させる平均化処理用サンプリングク
ロック信号と、複数のA/D変換器を交互にサンプリン
グ動作させるインターリーブ処理用サンプリングクロッ
ク信号のいずれか一方を複数のA/D変換器へ供給する
サンプリングクロック信号発生器と、平均化処理用サン
プリングクロック信号に基づいてサンプリング動作した
A/D変換器から出力されたディジタル信号を平均化処
理する平均化処理部と、インターリーブ処理用サンプリ
ングクロック信号に基づいてサンプリング動作したA/
D変換器から出力されたディジタル信号をインターリー
ブ処理するインターリーブ処理部とを更に備えてもよ
い。
【0019】また、平均化処理またはインターリーブ処
理のいずれか一方の処理モードを指定するモード指定信
号を発生するモード指定信号発生器を更に備え、モード
指定信号に基づいて、平均化処理部またはインターリー
ブ処理部のいずれか一方が選択され、選択された処理に
基づいて、アナログ信号を複数のA/D変換器のいずれ
か1つ又は複数のA/D変換器に分配することを指定す
る分配制御信号をアナログ信号分配器に与える分配制御
信号発生器を更に備えてもよい。また、基準クロック信
号を発生する基準クロック信号発生器を更に備え、モー
ド指定信号により平均化処理が指定された場合に、サン
プリングクロック信号発生器は、基準クロック信号に同
期した平均化処理用サンプリングクロック信号を複数の
A/D変換器の各々に供給し、モード指定信号によりイ
ンターリーブ処理が指定された場合に、サンプリングク
ロック信号発生器は、基準クロック信号に基づいて、互
いに位相が異なるインターリーブ処理用サンプリングク
ロック信号を複数のA/D変換器の各々に供給してもよ
い。
【0020】また、平均化処理部は、複数のA/D変換
器から出力されるディジタル信号を、ディジタル信号を
電圧値に換算する電圧換算係数に基づいて電圧値に換算
し、換算された各々の電圧値を加え合わせる演算をして
もよい。また、インターリーブ処理部は、複数のA/D
変換器から出力されるディジタル信号を電圧換算係数に
基づいて電圧値に換算し、換算された各々の電圧値を交
互に並び替えてもよい。また、複数のA/D変換器の各
々から出力されるディジタル信号を記憶する複数の記憶
部を更に備え、平均化処理部及びインターリーブ処理部
は、記憶部に記憶されたディジタル信号に基づいて処理
してもよい。
【0021】また、複数のA/D変換器は、第1A/D
変換器及び第2A/D変換器を含み、第1A/D変換器
がサンプリングしたタイミングに対して第2A/D変換
器がサンプリングするべき所定のタイミングと、第2A
/D変換器が実際にサンプリングしたタイミングとの時
間のずれである時間誤差を算出する誤差算出部と、算出
された時間誤差に基づいて、第2A/D変換器の時間誤
差を校正する演算に用いる時間誤差校正値を算出する誤
差校正値算出部と、測定されるべきアナログ信号である
被測定信号をサンプリングして得られたサンプル値が格
納されている記憶部からサンプル値を読み出す、読み出
し部と、読み出し部により、記憶部から読み出されたサ
ンプル値と時間誤差校正値に基づいて、被測定信号をサ
ンプリングしたときに第2A/D変換器に生じる時間誤
差を校正する演算を行う誤差校正部とを更に備えてもよ
い。
【0022】本発明の第4の形態は、アナログ信号をサ
ンプリングしてディジタル信号に変換する第1A/D変
換器と、アナログ信号をサンプリングしてディジタル信
号に変換する第2A/D変換器との間に生じる誤差を校
正するキャリブレーション装置であって、第1A/D変
換器がサンプリングしたタイミングに対して、第2A/
D変換器がサンプリングするべき所定のタイミングと、
第2A/D変換器が実際にサンプリングしたタイミング
との時間のずれである時間誤差を算出するのに用いる試
験信号をサンプリングして得たサンプル値に基づいて、
時間誤差を算出する誤差算出部と、算出された時間誤差
に基づいて、第2A/D変換器の時間誤差を校正する演
算に用いる時間誤差校正値を算出する誤差校正値算出部
と、測定されるべきアナログ信号である被測定信号をサ
ンプリングして得られたサンプル値が格納されている記
憶部からサンプル値を読み出す読み出し部と、読み出し
部により、記憶部から読み出されたサンプル値と時間誤
差校正値に基づいて、被測定信号をサンプリングしたと
きに第2A/D変換器に生じる時間誤差を校正する演算
を行う誤差校正部とを備えることを特徴とするキャリブ
レーション装置を提供する。
【0023】第4の形態の別の態様は、誤差校正部は、
読み出し部により記憶部から読み出される被測定信号の
サンプル値を離散フーリエ変換し、離散フーリエ変換に
より得られた離散フーリエ変換値と、時間誤差校正値と
に基づいて演算して時間誤差を校正してもよい。また、
誤差算出部は、第1A/D変換器および第2A/D変換
器のゲインおよびオフセットを算出し、誤差校正値算出
部は、ゲインに基づいて第1A/D変換器および第2A
/D変換器のゲイン校正値を算出するゲイン校正値算出
部と、オフセットに基づいて第1A/D変換器および第
2A/D変換器のオフセット校正値を算出するオフセッ
ト校正値算出部とを有し、誤差校正部は、読み出し部に
より記憶部から読み出された被測定信号のサンプル値
と、ゲイン校正値およびオフセット校正値に基づいて、
第1A/D変換器および第2A/D変換器のゲインおよ
びオフセットを校正するゲイン・オフセット校正部を有
してもよい。また、ゲイン・オフセット校正部は、第2
A/D変換器によりサンプリングされた被測定信号のサ
ンプル値にゲイン校正値を乗じた値に、オフセット校正
値を加える演算をしてもよい。
【0024】本発明の第5の形態は、アナログ信号をサ
ンプリングしてディジタル信号に変換する第1A/D変
換器と、アナログ信号をサンプリングしてディジタル信
号に変換する第2A/D変換器との間に生じる誤差を校
正する誤差校正方法であって、第1A/D変換器がサン
プリングしたタイミングに対して第2A/D変換器がサ
ンプリングするべき所定のタイミングと、第2A/D変
換器が実際にサンプリングしたタイミングとの時間のず
れである時間誤差を算出するステップと、時間誤差に基
づいて時間誤差を校正する演算に用いる時間誤差校正値
を算出するステップと、測定されるべき被測定信号をサ
ンプリングして得たサンプル値と、時間誤差校正値とに
基づいて、被測定信号をサンプリングしたときに生じる
時間誤差を校正するステップとを備えることを特徴とす
る誤差校正方法を提供する。
【0025】第5の形態の別の態様は、誤差校正方法
は、第1A/D変換器と第2A/D変換器のゲインおよ
びオフセットを算出するステップと、算出されたゲイン
およびオフセットに基づいて、ゲインおよびオフセット
を校正する演算に用いるゲイン校正値およびオフセット
校正値を算出するステップと、被測定信号をサンプリン
グして得られたサンプル値と、ゲイン校正値およびオフ
セット校正値とに基づいて、第1A/D変換器および第
2A/D変換器のゲインおよびオフセットを校正するス
テップとを更に備えてもよい。
【0026】本発明の第6の形態は、演算装置を用い
て、第1A/D変換器がサンプリングしたタイミングに
対して第2A/D変換器がサンプリングするべき所定の
タイミングと、第2A/D変換器が実際にサンプリング
したタイミングとの時間のずれである時間誤差を校正す
るプログラムを記録した記録媒体であって、プログラム
は、演算装置に時間誤差を算出させるモジュールと、算
出された時間誤差に基づいて、第2A/D変換器の時間
誤差を校正する演算に用いる時間誤差校正値を算出させ
るモジュールと、測定されるべき被測定信号をサンプリ
ングして得たサンプル値と、時間誤差校正値に基づい
て、被測定信号をサンプリングしたときに生じる時間誤
差を校正させるモジュールとを備えることを特徴とする
時間誤差を校正するプログラムを記録した演算装置で読
み取り可能な記録媒体を提供する。
【0027】第6の形態の別の態様は、プログラムは、
演算装置にゲインおよびオフセットを算出させるモジュ
ールと、算出されたゲインおよびオフセットに基づい
て、ゲインおよびオフセットを校正する演算に用いるゲ
イン校正値およびオフセット校正値を算出させるモジュ
ールと、被測定信号をサンプリングして得られたサンプ
ル値と、ゲイン校正値およびオフセット校正値に基づい
て、第1A/D変換器および第2A/D変換器のゲイン
およびオフセットを校正させるモジュールとを更に備え
てもよい。
【0028】本発明の第7の形態は、アナログ信号を出
力する半導体デバイスを試験する半導体デバイス試験装
置であって、半導体デバイスを試験するための半導体デ
バイス入力信号を生成するパターン発生器と、パターン
発生器から出力される半導体デバイス入力信号を半導体
デバイスに与えるパフォーマンスボードと、半導体デバ
イスから出力されるアナログ信号を入力するアナログ信
号入力部と、アナログ信号入力部から入力されるアナロ
グ信号をサンプリングしてディジタル信号に変換する複
数のA/D変換器と、複数のA/D変換器を同期してサ
ンプリング動作させる平均化処理用サンプリングクロッ
ク信号と、複数のA/D変換器を交互にサンプリング動
作させるインターリーブ処理用サンプリングクロック信
号のいずれか一方のサンプリングクロック信号を複数の
A/D変換器へ供給するサンプリングクロック信号発生
器と、平均化処理用サンプリングクロック信号に基づい
てサンプリング動作したA/D変換器から出力されたデ
ィジタル信号を平均化処理する平均化処理部と、インタ
ーリーブ処理用サンプリングクロック信号に基づいてサ
ンプリング動作したA/D変換器から出力されたディジ
タル信号をインターリーブ処理するインターリーブ処理
部とを備えることを特徴とする半導体デバイス試験装置
を提供する。
【0029】本発明の第7の形態の別の態様は、複数の
アナログ信号入力部と、アナログ信号を、複数のA/D
変換器のいずれか1つ又は複数のA/D変換器に分配す
るアナログ信号分配器とを更に備えてもよい。また、複
数のA/D変換器が、第1A/D変換器および第2A/
D変換器を含み、第1A/D変換器がサンプリングした
タイミングに対して第2A/D変換器がサンプリングす
るべき所定のタイミングと、第2A/D変換器が実際に
サンプリングしたタイミングとの時間のずれである時間
誤差を算出する誤差算出部と、算出された時間誤差に基
づいて、第2A/D変換器の時間誤差を校正する演算に
用いる時間誤差校正値を算出する誤差校正値算出部と、
測定されるべきアナログ信号である被測定信号をサンプ
リングして得られたサンプル値が格納されている記憶部
からサンプル値を読み出す読み出し部と、読み出し部に
より、記憶部から読み出されたサンプル値と時間誤差校
正値に基づいて、被測定信号をサンプリングしたときに
第2A/D変換器に生じる時間誤差を校正する演算を行
う誤差校正部とを更に備えてもよい。
【0030】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0032】図4は、第1の実施形態であるA/D変換
装置100のブロック図を示す。このA/D変換装置1
00は、アナログ信号入力部10、A/D変換器12a
及び12b、サンプリングクロック信号発生器14、基
準クロック信号発生器16、処理部18、記憶部20
a、20b、及びモード指定信号発生器22を備える。
処理部18は、インターリーブ処理部18a、及び平均
化処理部18bを有する。
【0033】本実施形態において、処理部18の有する
インターリーブ処理部18aは、2つのA/D変換器
(12a及び12b)が交互にサンプリング動作して得
られたサンプル値を、交互に並び替えるインターリーブ
処理を行う。インターリーブ処理により、A/D変換装
置100は、1つのA/D変換器12a(または12
b)のサンプリングレートの2倍のサンプリングレート
でサンプリングするのと同様のサンプル値を得ることが
できる。
【0034】平均化処理部18bは、2つのA/D変換
器(12a及び12b)が同時にサンプリング動作して
得られたサンプル値を平均化する処理を行う。この平均
化処理により、1つのA/D変換器(または12b)の
量子化分解能の2倍の分解能を得ることができる。例え
ば、量子化分解能が10bit(範囲:−512〜+5
11)のA/D変換器を2個用いて、同時にサンプリン
グ動作させた場合、各々のA/D変換器から出力される
ディジタル信号を加算すると−1024ら+1023の
データとなり、ほぼ11bitの分解能を得ることがで
きる。−1.024Vから+1.023Vの振幅をもつ
アナログ信号をサンプリングした場合、10bitのA
/D変換器1個では、量子化分解能は1mVであるが、
10bitのA/D変換器を2個では、量子化分解能は
0.5mVになる。
【0035】モード指定信号発生器22が、A/D変換
装置100における各構成要素に平均化処理モードまた
はインターリーブ処理モードのいずれか一方の処理モー
ドで動作することを指定するモード指定信号58を発生
する。モード指定信号58は、処理部18及びサンプリ
ングクロック信号発生器14に供給される。処理部18
において、インターリーブ処理部18aまたは平均化処
理部18bのいずれか一方がモード指定信号58に基づ
いて選択される。
【0036】また、サンプリングクロック信号発生器1
4は、基準クロック信号発生器16から供給される基準
クロック信号54と、モード指定信号発生器22から供
給されるモード指定信号58に基づいて、A/D変換器
(12a及び12b)の各々を動作させるサンプリング
クロック信号を発生する。モード指定信号58が、平均
化処理モードを指定する信号であるとき、サンプリング
クロック信号発生器14は、A/D変換器(12a及び
12b)を同時にサンプリング動作させる、平均化処理
用サンプリングクロック信号をA/D変換器(12a及
び12b)の各々へ供給する。
【0037】モード指定信号58が、インターリーブ処
理モードを指定する信号であるとき、サンプリングクロ
ック信号発生器14は、A/D変換器(12a及び12
b)を交互にサンプリング動作させるインターリーブ処
理用サンプリングクロック信号をA/D変換器(12a
及び12b)の各々へ供給する。
【0038】アナログ信号50が、サンプリングクロッ
ク信号発生器14から発生されるサンプリングクロック
信号によってサンプリング動作するA/D変換器(12
a及び12b)によりサンプリングされ、そのサンプル
値がA/D変換器(12a及び12b)でディジタル化
される。サンプリングクロック信号発生器14が、平均
化処理用サンプリングクロック信号を発生するときに
は、アナログ信号50は、基準クロック信号54に同期
してサンプリングされる。サンプリングクロック信号発
生器14が、インターリーブ処理用サンプリングクロッ
ク信号を発生するときには、アナログ信号50は交互に
サンプリングされる。A/D変換器(12a及び12
b)でディジタル化されたサンプル値は、記憶部(20
a及び20b)の各々に格納される。
【0039】記憶部(20a及び20b)は、各々のA
/D変換器(12a及び12b)ごとに設けられること
が好ましい。記憶部(20a及び20b)に格納された
アナログ信号50のサンプル値は、モード指定信号58
に基づいて選択されているインターリーブ処理部18
a、及び平均化処理部18bのいずれか一方の処理部を
用いて処理される。
【0040】インターリーブ処理部18aは、サンプル
値を交互に並び替えるインターリーブ処理をする。例え
ば、インターリーブ処理部18aは、記憶部(20a及
び20b)に格納されているディジタル化されたサンプ
ル値を、ディジタル信号を電圧値に換算する電圧換算係
数に基づいて電圧値に換算し、換算された各々の電圧値
を交互に並び替える。また、平均化処理部18bは、サ
ンプル値を平均化する平均化処理をする。例えば、平均
化処理部18bは、記憶部(20a及び20b)に格納
されているディジタル化されたサンプル値を、電圧換算
係数に基づいて電圧値に換算し、換算された各々の電圧
値を加え合わせる。
【0041】図5は、サンプリングクロック信号発生器
14の、1つの実施形態を示すブロック図である。この
実施形態において、モード指定信号58は、Hi(論理
値“1”)とLo(論理値“0”)の2つの電圧値で表
現される、2値の信号である。Hiがインターリーブ処
理モードを指定し、Loが平均化処理モードを指定す
る。このサンプリングクロック信号発生器14は、平均
化処理用サンプリングクロック信号とインターリーブ処
理用サンプリングクロック信号の各々を、基準クロック
信号54に基づいて発生する。
【0042】モード指定信号58がHiの時、サンプリ
ングクロック信号発生器14は、基準クロック信号発生
器16から発生される基準クロック信号54の位相に基
づいて、A/D変換器(12a及び12b)を交互にサ
ンプリング動作させるインターリーブ処理用サンプリン
グクロック信号を出力する。また、モード指定信号58
がLoの時、サンプリングクロック信号発生器14は、
基準クロック信号発生器16から発生される基準クロッ
ク信号54の位相に基づいて、A/D変換器(12a及
び12b)が同時にサンプリング動作をするように、基
準クロック信号54に同期した平均化処理用サンプリン
グクロック信号を出力する。
【0043】図6(a)は図5で示したサンプリングク
ロック信号発生器14から出力される平均化処理用サン
プリングクロック信号のタイミングチャートを示す。モ
ード指定信号58が平均化処理モードを指定するLoの
時、サンプリングクロック信号(56a及び56b)
は、基準クロック信号54に同期して出力される。A/
D変換器(12a及び12b)は、サンプリングクロッ
ク信号(56a及び56b)に基づいてサンプリング動
作する。このサンプリング動作のサンプリングタイミン
グは、基準クロック信号54と同期している。
【0044】図6(b)は図5で示したサンプリングク
ロック信号発生器14から出力されるインターリーブ処
理用サンプリングクロック信号のタイミングチャートを
示す。モード指定信号58がインターリーブ処理モード
を指定するHiの時、サンプリングクロック信号56a
は、基準クロック信号54を1/2分周して出力され、
サンプリングクロック信号56bは、1/2分周したサ
ンプリングクロック信号の位相を更に半位相ずらして出
力される。A/D変換器(12a及び12b)は、サン
プリングクロック信号(56a及び56b)に基づいて
サンプリング動作する。このサンプリング動作のサンプ
リングタイミングは、基準クロック信号54と同期して
いる。
【0045】一般的にA/D変換器が、アナログ信号を
ディジタル信号に変換するためには、一定の時間(以下
サンプリング時間とする)を必要とする。従って、1つ
のA/D変換器が一定時間にサンプリングできる最大サ
ンプリングレートはA/D変換器ごとに決まってしま
う。そこで、複数のA/D変換器を交互に動作させるイ
ンターリーブ処理が有効になる。インターリーブ処理に
より、各々のA/D変換器のサンプリングレートを上げ
ることなく、各々のA/D変換器のサンプリングレート
より高いサンプリングレートでアナログ信号をディジタ
ル信号に変換することができる。例えば、平均化処理の
場合、基準クロック信号発生器16は、基準クロック信
号54の周期をサンプリング時間より短くできない。し
かし、インターリーブ処理の場合、複数のA/D変換器
を交互に動作させるので、基準クロック信号発生器16
は、基準クロック信号54の周期を各々のA/D変換器
のサンプリング時間より短くできる。
【0046】図7は、別の実施形態を示す。このA/D
変換装置110は、アナログ信号入力部10、A/D変
換器(12a及び12b)、サンプリングクロック信号
発生器14、基準クロック信号発生器16、記憶部2
0、モード指定信号発生器22、加算器26、マルチプ
レクサ28、及びセレクタ30を備える。マルチプレク
サ28は、図4を用いて説明したインターリーブ処理部
18aとして設けられる。加算器26は、図4を用いて
説明した平均化処理部18bとして設けられる。図7に
おいて、図4と同一の符号を付した構成は、図4におい
て対応する構成と同一、又は同様の機能を有する。
【0047】アナログ信号入力部10からアナログ信号
50が入力される。入力されたアナログ信号50は、サ
ンプリングクロック信号発生器14から供給される、サ
ンプリングクロック信号(56a及び56b)に基づい
てサンプリング動作するA/D変換器(12a及び12
b)でサンプリングされる。サンプリングクロック信号
発生器14は、モード指定信号発生器22から供給され
るモード指定信号58に基づいて、平均化処理用サンプ
リングクロック信号とインターリーブ処理用サンプリン
グクロック信号のいずれか一方を発生する。各々のA/
D変換器から出力されるディジタル信号は、加算器26
及びマルチプレクサ28の各々へ出力される。
【0048】加算器26、及びマルチプレクサ28は、
基準クロック信号発生器16から発生される基準クロッ
ク信号54に基づいて動作する。加算器26は、基準ク
ロック信号54のタイミングで、A/D変換器(12a
及び12b)から出力されるディジタル信号の各々を加
算する。マルチプレクサ28は、基準クロック信号54
のタイミングで、A/D変換器(12a及び12b)を
交互に選択する、従って、マルチプレクサ28はA/D
変換器(12a及び12b)により生成されたディジタ
ル信号を順次的にセレクタ30に出力することができ
る。
【0049】加算器26、及びマルチプレクサ28から
出力されるディジタル信号は、モード指定信号発生器2
2から供給されるモード指定信号58に基づいて動作す
るセレクタ30で選択され、いずれか一方が記憶部20
へ出力される。例えば、モード指定信号58が、平均化
処理モードを指定する信号の場合に、セレクタ30は、
加算器26から出力されるディジタル信号を選択して、
記憶部20に出力する。また、モード指定信号58が、
インターリーブ処理モードを指定する信号の場合、セレ
クタ30は、マルチプレクサ28から出力されるディジ
タル信号を選択して、記憶部20に出力する。この実施
形態では、平均化処理とインターリーブ処理を加算器2
6とマルチプレクサ28の各々で行うので、記憶部20
には、平均化処理またはインターリーブ処理されたディ
ジタル信号が格納される。従って、図4を用いて説明し
た形態により高速に平均化処理とインターリーブ処理が
できる。以上の構成により、複数のA/D変換器を同時
にサンプリング動作させる平均化処理と、インターリー
ブ処理を選択的に行うことができるA/D変換装置11
0を提供することができる。
【0050】図8は、第2の実施形態であるA/D変換
装置120のブロック図を示す。A/D変換装置120
は、複数のアナログ信号入力部(10a〜10d)、A
/D変換器(12a〜12d)、サンプリングクロック
信号発生器14、基準クロック信号発生器16、処理部
18、記憶部(20a〜20d)、モード指定信号発生
器22、アナログ信号分配器32および分配制御信号発
生器34を備える。処理部18は、インターリーブ処理
部18a、及び平均化処理部18bを有する。図8にお
いて、図4と同一の符号を付した構成は、図4の対応す
る構成と同一または同様の機能及び動作を行う。
【0051】本実施形態において、処理部18の有する
インターリーブ処理部18aは、4つのA/D変換器
(12a〜12d)が交互にサンプリング動作して得ら
れたサンプル値を、交互に並び替えるインターリーブ処
理を行う。インターリーブ処理により、A/D変換装置
100は、1つのA/D変換器12a(12b、12c
又は12d)のサンプリングレートの4倍のサンプリン
グレートでサンプリングするのと同様のサンプル値を得
ることができる。
【0052】平均化処理部18bは、4つのA/D変換
器(12a〜12d)が同時にサンプリング動作して得
られたサンプル値を平均化する処理を行う。この平均化
処理により、1つのA/D変換器12a(12b、12
c又は12d)の量子化分解能の4倍の分解能を得るこ
とができる。
【0053】モード指定信号発生器22が、A/D変換
装置120における各構成要素に平均化処理モードまた
はインターリーブ処理モードのいずれか一方のモードで
動作することを指定するモード指定信号58を発生す
る。モード指定信号58は、処理部18及びサンプリン
グクロック信号発生器14に供給される。処理部18に
おいて、インターリーブ処理部18aまたは平均化処理
部18bのいずれか一方が、モード指定信号58に基づ
いて選択される。
【0054】分配制御信号60は、アナログ信号分配器
32に入力されたアナログ信号(50a〜50d)の分
配先A/D変換器(12a〜12d)を指定する信号で
ある。本実施形態においては、分配制御信号発生器34
は、1つのアナログ信号を4つのA/D変換器に分配す
ることを指定する1対4分配と、1つのアナログ信号を
1つのA/D変換器に分配することを指定する1対1分
配のいずれかを指定する分配制御信号60を発生する。
アナログ信号分配器32は、入力したアナログ信号(5
0a〜50d)を、分配制御信号発生器34から供給さ
れる分配制御信号60に基づいて、A/D変換器(12
a〜12d)のいずれかに分配する。
【0055】例えば、分配制御信号60が、1対4分配
を指定し、アナログ信号分配器32が、アナログ信号5
0aを選択する場合、アナログ信号50aは、A/D変
換器(12a〜12d)へ分配される。さらに、モード
指定信号58によりインターリーブ処理モードが指定さ
れている場合、アナログ信号50aは、4つのA/D変
換器(12a〜12d)から得られるサンプル値を用い
てインターリーブ処理される。従って、1つのA/D変
換器12a(12b、12c又は12d)のサンプリン
グレートの4倍のサンプリングレートでサンプリングさ
れたサンプル値を得られる。この時、残りのアナログ信
号50b、50c、50dは、A/D変換器に分配され
ない。
【0056】また、モード指定信号58により平均化処
理モードが指定されている場合、アナログ信号入力部1
0aから入力されたアナログ信号50aは、4つのA/
D変換器(12a〜12d)から得られるサンプル値を
用いて平均化処理される。従って、1つのA/D変換器
12a(12b、12c又は12d)の量子化分解能の
4倍の分解能を得られる。この時、残りのアナログ信号
50b、50c、50dは、どのA/D変換器へも分配
されない。
【0057】また、分配制御信号60が、1対1分配を
指定する場合、アナログ信号(50a〜50d)は、4
つのA/D変換器(12a〜12d)の各々に分配され
る。この分配により、各々1つのA/D変換器(12a
〜12d)が、アナログ信号(50a〜50d)をサン
プリングすることができる。
【0058】また、サンプリングクロック信号発生器1
4は、基準クロック信号発生器16から供給される基準
クロック信号54と、モード指定信号発生器22から供
給されるモード指定信号58とに基づいてサンプリング
クロック信号(56a〜56d)を発生する。モード指
定信号58が、平均化処理モードを指定する場合に、サ
ンプリングクロック信号発生器14は、4つのA/D変
換器(12a〜12d)を同時にサンプリング動作させ
る、平均化処理用サンプリングクロック信号をA/D変
換器(12a〜12d)の各々へ供給する。
【0059】モード指定信号58が、インターリーブ処
理モードを指定する場合に、サンプリングクロック信号
発生器14は、4つのA/D変換器(12a〜12d)
を交互に動作させるインターリーブ処理用サンプリング
クロック信号をA/D変換器(12a〜12d)の各々
へ供給する。
【0060】A/D変換器(12a〜12d)へ分配さ
れたアナログ信号(50a〜50d)は、サンプリング
クロック信号(56a〜56d)に基づいてサンプリン
グ動作するA/D変換器(12a〜12d)によりサン
プリングされ、そのサンプル値がディジタル化される。
A/D変換器(12a〜12d)でディジタル化された
サンプル値は、記憶部(20a〜20d)の各々に格納
される。
【0061】インターリーブ処理部18aは、サンプル
値を交互に並び替えるインターリーブ処理をする。例え
ば、インターリーブ処理部18aは、記憶部(20a〜
20d)に格納されているディジタル化されたサンプル
値を、ディジタル信号を電圧値に換算する電圧換算係数
に基づいて電圧値に換算し、換算された各々の電圧値を
交互に並び替える。従って、サンプリング周期の間隔で
アナログ値の電圧値を得ることができる。また、平均化
処理部18bは、サンプル値を平均化する平均化処理を
する。例えば、平均化処理部18bは、記憶部(20a
〜20d)に格納されているディジタル信号を、電圧換
算係数に基づいて電圧値に換算し、換算された各々の電
圧値を加え合わせる。図8に示された構成により、A/
D変換装置100は、入力されたアナログ信号(50a
〜50b)を、モード指定信号58及び分配制御信号6
0に基づいて1つまたは複数のA/D変換器(12a〜
12b)を用いて選択的に処理することができる。
【0062】図9は、アナログ信号分配器32の実施形
態の一例である。このアナログ信号分配器32は、入力
信号と出力信号を4対1に分配するマルチプレクサ28
a及び2対1に分配するマルチプレクサ28bを備え
る。アナログ信号分配器32は、分配制御信号60に基
づいて、アナログ信号(50a〜50b)をA/D変換
器(12a〜12d)の各々へ、1対1で分配でき、ま
たは1対4で分配できる。例えば、1対1に分配するこ
とを指定する分配制御信号60が、アナログ信号分配器
32に入力された場合、マルチプレクサ28bは、入力
端子A群(A1〜A4)からの入力信号をA/D変換器
(12a〜12d)の各々へ出力する。A群は、アナロ
グ信号入力部(10a〜10d)の各々と1対1に接続
されているので、アナログ信号(50a〜50d)は、
1対1にA/D変換器(12a〜12d)の各々へ分配
される。
【0063】また、1対4に分配することを指定する分
配制御信号60が、アナログ信号分配器32入力された
場合、マルチプレクサ28bは、入力端子B群(B1〜
B4)からの入力信号をA/D変換器(12a〜12
d)の各々へ出力する。B群は、マルチプレクサ28a
に接続されており、マルチプレクサ28aはアナログ信
号入力部(10a〜10d)の各々から入力されたアナ
ログ信号50a、50b、50c又は50dのうちいず
れか1つのアナログ信号を出力するので、アナログ信号
(50a〜50d)のいずれか1つが、A/D変換器
(12a〜12d)の各々へ分配される。また、アナロ
グ信号分配器32は、マルチプレクサの数や構成を変え
ることで、更に任意の分配方法ができることが好まし
い。
【0064】図10(a)は、アナログ信号を1対1に
A/D変換器へ分配する分配方法を示す。(図9を図1
0と併せて参照)分配制御信号60が1対1分配を指定
する信号の場合、マルチプレクサ28bの入力端子A群
(A1〜A4)が選択され、アナログ信号入力部(10
a〜10d)から入力されたアナログ信号(50a〜5
0d)が、1対1にA/D変換器(12a〜12d)へ
分配される。
【0065】図10(b)は、アナログ信号を1対4に
A/D変換器へ分配する分配方法を示す。(図9を図1
0と併せて参照)分配制御信号60が1対4分配を指定
する信号の場合、マルチプレクサ28bの入力端子B群
(B1〜B4)が選択され、マルチプレクサ28aが4
つの入力端子の内1つを選択することで、アナログ信号
入力部(10a〜10d)から入力されたアナログ信号
50a、50b、50c及び50dの内いずれか1つの
アナログ信号が、4つのA/D変換器(12a〜12
d)へ分配される。例えば、図10(b)に示す例で
は、マルチプレクサ28aの入力端子Aが選択され、マ
ルチプレクサ28bの入力端子B群(B1〜B4)が選
択されている。このとき、アナログ信号50aがA/D
変換器(12a〜12d)へ分配される。また、マルチ
プレクサ28aの入力端子B、C、Dの各々が選択され
ることで、対応するアナログ信号50b、50c、50
dのいずれか1つがA/D変換器(12a〜12d)へ
分配される。また、他の実施形態では、図10(c)に
示すように1対2の分配など所望の分配ができることが
好ましい。
【0066】図11(a)は、サンプリングクロック信
号発生器14から出力される平均化処理用サンプリング
クロック信号のタイミングチャートを示す。ここで、こ
の実施形態において、モード指定信号58は、Hi(論
理値“1”)とLo(論理値“0”)の2つの電圧値で
表現される、2値の信号である。Hiがインターリーブ
処理用サンプリングクロック信号の発生を指定し、Lo
が平均化処理用サンプリングクロック信号の発生を指定
する。モード指定信号58がLoの時、サンプリングク
ロック信号(56a〜56d)は、基準クロック信号5
4に同期して出力される。A/D変換器(12a及び1
2b)は、サンプリングクロック信号(56a及び56
b)に基づいてサンプリング動作する。このサンプリン
グ動作のサンプリングタイミングは、基準クロック信号
54と同期している。
【0067】図11(b)は、サンプリングクロック信
号発生器14から出力されるインターリーブ処理用サン
プリングクロック信号のタイミングチャートを示す。モ
ード指定信号58がHiの時、サンプリングクロック信
号56aは、基準クロック信号54を1/4分周して出
力され、サンプリングクロック信号56b、56c及び
56dは、基準クロック信号54を1/4分周して得ら
れたサンプリングクロック信号56aの位相を更に1/
4位相づつずらして出力される。A/D変換器(12a
及び12b)は、サンプリングクロック信号(56a及
び56b)に基づいてサンプリング動作する。このサン
プリング動作のサンプリングタイミングは、基準クロッ
ク信号54と同期している。
【0068】一般的にA/D変換器が、アナログ信号を
ディジタル信号に変換するためには、一定の時間(以下
サンプリング時間とする)を必要とする。従って、1つ
のA/D変換器が一定時間にサンプリングできる最大サ
ンプリングレートは決まってしまう。そこで、複数のA
/D変換器を交互に動作させるインターリーブ処理が有
効になる。以上の構成により、インターリーブ処理する
場合に、サンプリングレートに応じて使用するA/D変
換器を選択できる。例えば、サンプリングレートが高速
の半導体デバイスを試験する場合、4つのA/D変換器
を使用して試験する。例えば、サンプリングレートが低
速の半導体デバイスを試験する場合に、1つのA/D変
換器を使用する。この場合、同時に複数の半導体デバイ
スを試験することができる。従って、半導体デバイスの
特性に応じて、使用するA/D変換器を選択できるの
で、効率よく半導体デバイスの試験をすることができ
る。
【0069】また、平均化処理する場合に、測定に必要
な分解能に応じてA/D変換器を選択することができ
る。例えば、アナログ信号を高分解能で測定する必要が
ある半導体デバイスを試験する場合に、4つのA/D変
換器を使用して試験する。例えば、分解能は低くてよい
半導体デバイスを試験する場合に、1つのA/D変換器
を使用する。この場合、同時に複数の半導体デバイスを
試験することができる。従って、半導体デバイスの特性
に応じて、使用するA/D変換器を選択できるので、効
率よく半導体デバイスの試験をすることができる。従っ
て、被試験半導体デバイスの試験に必要な処理内容に応
じてA/D変換器を選択できる。
【0070】次に、複数のA/D変換器間に生じる時間
誤差などの誤差を校正するキャリブレーション装置につ
いて説明する。一般的に、複数のA/D変換器を用いて
サンプリング動作させると、各々のA/D変換器の特性
の違いや、サンプリングクロック信号の伝達経路の特性
の違いにより所望のサンプリングタイミングに対して時
間誤差が生じてしまう。
【0071】図12は、第1A/D変換器と第2A/D
変換器の2つのA/D変換器間に生じるサンプリングタ
イミングの時間誤差を示す。一般的に複数のA/D変換
器を用いて、所望の時間間隔でA/D変換器を交互にサ
ンプリング動作させた場合、各々のA/D変換器の特性
の違いにより、サンプリングクロック信号が、A/D変
換器に入力されてから、実際にサンプリングするまでの
時間にずれが生じてしまう。このずれを時間誤差τとす
る。この図では、2つのA/D変換器を用いてインター
リーブ処理を行っているが、サンプリングクロック信号
を入力して、実際にサンプリング動作するまでに掛かる
時間が、各々のA/D変換器の特性により異なるので、
時間誤差τが生じている。複数のA/D変換器を交互に
サンプリング動作させて得られたサンプル値を用いて被
測定信号の処理をする場合、サンプリングタイミングが
等間隔でなければ正確に被測定信号を再現できない。そ
こで時間誤差τを校正する必要がある。
【0072】図13は、第3の実施形態におけるA/D
変換装置130を示す。本実施形態におけるインターリ
ーブ処理部18aは、キャリブレーション装置70を有
する。図4と同一の符号を付した機能ブロックは、図4
で説明した機能ブロックと同一の機能を有するので説明
を省略する。キャリブレーション装置70は、複数のA
/D変換器間に生じる誤差を校正して出力信号90を出
力する。例えば、キャリブレーション装置70は、時間
誤差、ゲイン誤差、オフセット誤差を校正する。従っ
て、A/D変換装置100は、複数のA/D変換器間に
生じる誤差の校正された出力信号90を出力することが
できる。
【0073】図14は、キャリブレーション装置70の
詳細な構成を示す。このキャリブレーション装置70
は、校正値算出部70a、誤差校正部70b、及び読み
出し部76を備える。校正値算出部70aは、誤差算出
部72、誤差校正値算出部74を有する。誤差校正値算
出部74は、時間誤差校正値算出部74a、ゲイン校正
値算出部74b、オフセット校正値算出部74cを含
む。誤差校正部70bは、ゲイン・オフセット校正部7
8、及び時間誤差校正部80を有する。
【0074】読み出し部76は、記憶部20aまたは記
憶部20bに格納されているサンプル値を読み込んで、
校正値算出部70aまたは誤差校正部70bのいずれか
に出力する。誤差算出部72は、読み出し部76から供
給されるサンプル値に基づいて、複数のA/D変換器間
に生じる誤差を算出する。例えば、誤差算出部72は、
複数のA/D変換器間に生じる時間誤差、ゲイン誤差及
びオフセット誤差を算出して誤差校正値算出部74に出
力する。例えば、誤差算出部72は、誤差校正値を算出
するのに用いる試験信号のサンプル値に基づいて誤差校
正値を算出してもよい。例えば、試験信号は、正弦波、
余弦波などの既知の波形であることが好ましい。また、
例えば誤差算出部72は、サンプル値をフーリエ変換し
て得られる変換値に基づいて誤差校正値を算出してもよ
い。
【0075】誤差校正値算出部74は、誤差算出部72
から供給される誤差に基づいて、誤差校正値を算出して
校正値算出部70aに出力する。例えば、誤差校正値算
出部74は、誤差算出部72から供給される時間誤差、
ゲイン誤差及びオフセット誤差に基づいて、それぞれの
誤差を校正するのに用いる誤差校正値を誤差校正部70
bに出力する。時間誤差校正値算出部74aは、誤差算
出部72から供給される時間誤差に基づいて、時間誤差
を校正する演算に用いる時間誤差校正値88aを算出す
る。ゲイン校正値算出部74bは、誤差算出部72から
供給されるゲイン誤差に基づいて、ゲイン誤差を校正す
る演算に用いるゲイン誤差校正値88bを算出する。オ
フセット校正値算出部74cは、誤差算出部72から供
給されるオフセット誤差に基づいて、オフセット誤差を
校正する演算に用いるオフセット誤差校正値88cを算
出する。従って、校正値算出部70aは、複数のA/D
変換器間に生じる誤差を校正する演算に用いる誤差校正
値を算出することができる。
【0076】誤差校正部70bは、校正値算出部70a
から供給される誤差校正値に基づいて複数のA/D変換
器間に生じる誤差を校正して出力信号90を出力する。
ゲイン・オフセット校正部78は、ゲイン誤差校正値8
8bに基づいて、ゲイン誤差を校正する。また、ゲイン
・オフセット校正部78は、オフセット誤差校正値88
cに基づいてオフセット誤差を校正する。時間誤差校正
部80は、時間誤差校正値88aに基づいて時間誤差を
校正する。従って、誤差算出部70bは、複数のA/D
変換器間に生じる誤差を校正することができる。キャリ
ブレーション装置70は、複数のA/D変換器間に生じ
る誤差を演算により校正することができるので、精度よ
く誤差の校正ができる。
【0077】モード指定信号58によりインターリーブ
処理部18aが選択されている場合、ゲイン・オフセッ
ト校正部78はサンプル値のゲイン誤差及びオフセット
誤差を校正して、時間誤差校正部80に出力する。時間
誤差校正部80は、時間誤差を校正して出力信号90を
出力する。モード指定信号58により平均化処理部18
bが選択されている場合、ゲイン・オフセット校正部7
8は、ゲイン誤差及びオフセット誤差を校正して、平均
化処理部18bに出力する。平均化処理部は、ゲイン誤
差及びオフセット誤差の校正された被測定信号のサンプ
ル値(84a及び84b)を平均化する。
【0078】校正値算出部70aにおける、誤差校正値
の算出方法の一例を次に示す。複数のA/D変換器間の
誤差に基づいて誤差校正値を算出するために、誤差校正
されるべき2つのA/D変換器12a及び12bに、試
験信号を入力し、サンプリング動作を行わせる。例え
ば、試験信号は正弦波sin(2π・f・t)である。
ここで、fは任意の周波数を示し、tは時間を示す。
【0079】各々のA/D変換器でサンプリングされ、
ディジタル化された試験信号のサンプル値(82a及び
82b)が、記憶部(20a及び20b)に格納され
る。読み出し部76は、試験信号のサンプル値(82a
及び82b)を記憶部(20a及び20b)から読み出
し、誤差算出部72に出力する。誤差算出部72は、入
力された試験信号のサンプル値(82a及び82b)
を、各々離散フーリエ変換する。この離散フーリエ変換
から得られた結果はそれぞれ、
【数1】 の形に表すことができる。ここで、A1及びA2はゲイ
ンを示し、B1及びB2はオフセットを示す。また、各
々のA/D変換器のサンプリング動作の時間間隔を2T
s(f=1/2Ts)、A/D変換器12aとA/D変
換器12bのサンプリングタイミングが、Ts+τ時間
の位相ずれがあるとき(時間誤差τ)、次式が成り立
つ。図14において、時間誤差τを時間誤差86a、ゲ
インA1及びA2をゲイン86b、オフセットB1及び
B2をオフセット86cとする。
【数2】 従って、時間誤差τは
【数3】 となる。誤差算出部72は、時間誤差τを時間誤差校正
値算出部74aに出力する。誤差算出部72は、ゲイン
A1及びA2をゲイン校正値算出部74bに出力する。
また、誤差算出部72は、オフセットB1及びB2をオ
フセット校正値算出部74cに出力する。
【0080】時間誤差校正値算出部74aは、誤差算出
部72から供給された時間誤差τに基づいて時間誤差校
正値88aを算出する。例えば、時間誤差校正値算出部
74aは、次の手法により時間誤差校正値88aを算出
する。
【0081】2つのサンプリングタイミングをevenとod
dの添字を付けて表すとする。サンプリングタイミングo
ddの位相は、サンプリングタイミングevenの位相に対し
てTs+τ時間ずれているとし、各々のサンプリングタ
イミングをフーリエ変換したものをPeven、P
oddとすれば次式が成り立つ。
【数4】 δはデルタ関数
【数5】 この2つの波形をインターリーブ処理した場合のフーリ
エ変換は、(3)(4)を用いて
【数6】 と表すことができる。
【0082】2つのA/D変換器(12a及び12b)
間に、時間誤差τが生じている場合、フーリエ変換にお
けるサンプリング周波数(1/2Ts)と同一の周波数
の項は、時間誤差τが生じて無い場合のサンプリング周
波数(1/2Ts)と同一の周波数の項と異なる。時間
誤差校正値算出部74aは、フーリエ変換におけるサン
プリング周波数と同一の周波数の項が、時間誤差τが生
じない場合の周波数の項と一致するように時間誤差を校
正する。
【0083】ここで、時間誤差τが生じている場合の、
サンプリング周波数(1/2Ts)の項の値は、k=1
を(5)式に代入すればよく
【数7】 となる。
【0084】また2つのA/D変換器(12a及び12
b)のサンプリングタイミングに、時間誤差τが生じて
いない場合のサンプリング周波数(1/2Ts)の項
は、
【数8】 となる。
【数9】 が得られる。この時間誤差校正値88aを、サンプリン
グタイミングPoddでサンプリング動作するA/D変
換器のサンプル値をフーリエ変換した結果に乗じること
で時間誤差の校正ができる。
【0085】また、ゲイン校正値算出部74bは、入力
されたゲイン86bに基づいてゲイン校正値88bを算
出する。このゲイン校正値88bの算出方法として幾つ
かの手法があるが、例えば、ゲイン86bの逆数でよ
い。ゲイン86bが「A1」ならば、ゲイン校正値88
bは「1/A1」である。
【0086】オフセット校正値算出部74cは、入力さ
れたオフセット86cに基づいてオフセット校正値88
cを算出する。このオフセット校正値88cの算出方法
として幾つかの手法があるが、例えば、本実施形態で
は、オフセット校正値88cは、誤差算出部72で算出
されたオフセット86cの符号を変えた値である。例え
ば、オフセット86cが「B1」ならば、オフセット校
正値88cは「−B1」である。以上の方法により、校
正値算出部70aは、時間誤差校正値88a、ゲイン校
正値88b及びオフセット校正値88cを算出する。
【0087】次に、半導体デバイス98から出力される
被測定信号をサンプリングして得られたサンプル値(8
4a及び84b)と、校正値算出部70aで予め算出さ
れている時間誤差校正値88a、ゲイン校正値88b及
びオフセット校正値88cに基づいて、誤差を校正する
誤差校正部70bについて説明する。
【0088】読み出し部76は、被測定信号をサンプリ
ングして得られた被測定信号のサンプル値(84a及び
84b)を、記憶部(20a及び20b)から読み出し
て、ゲイン・オフセット校正部78に出力する。ゲイン
・オフセット校正部78は、読み出し部76から供給さ
れた被測定信号のサンプル値(84a及び84b)と、
ゲイン校正値88b及びオフセット校正値88cとに基
づいて、入力された被測定信号のサンプル値(84a及
び84b)のゲイン及びオフセットの校正をする。この
校正手法は幾つかあるが、例えば、本実施形態では次に
述べる手法を用いた。
【0089】サンプル値をD(t)とし、ゲインおよび
オフセットの校正がされた値をD'(t)、ゲイン校正
値88bを「G」、オフセット校正値88cを「O」と
すれば、次が成り立つ。
【0090】D'(t)=G・D(t)+O この演算を被測定信号のサンプル値(84a及び84
b)に対して行うことで、各々のサンプル値が含んでい
るゲインおよびオフセットの校正ができる。ゲイン・オ
フセット校正部78において、ゲインおよびオフセット
の校正がされた被測定信号のサンプル値(84a及び8
4b)は、時間誤差校正部80に入力される。
【0091】時間誤差校正部80は、入力したゲインお
よびオフセットの校正された被測定信号のサンプル値
(84a及び84b)に時間成分を加える変換を行う。
この変換は、被測定信号のサンプル値(84a及び84
b)に時間成分を加え、入力したアナログ信号を再現す
る変換である。A/D変換器から出力されるサンプル値
には、時間成分が含まれていないため、サンプル値から
波形を再現するためには、時間成分を含ませる必要があ
る。例えば、この変換は、フーリエ変換であり、本実施
形態においては、離散フーリエ変換を用いた。
【0092】離散フーリエ変換した結果と、時間誤差校
正値88aとに基づいて、時間誤差の校正を行う。この
時間誤差校正手法は、幾つかあるが、例えば、本実施形
態では、次に述べる手法を用いた。
【数10】
【0093】従って、時間誤差校正部80は、この演算
により、ゲイン、オフセットおよび時間誤差の校正され
た出力信号90を出力することができる。前述したゲイ
ン、オフセットおよび時間誤差を校正するキャリブレー
ション装置70は、プログラムにより所定の処理をする
演算装置によって実現されることが好ましい。例えば、
演算装置は、プログラムにより所定の処理をするワーク
ステーションなどのコンピュータであってよい。本キャ
リブレーション装置70を演算装置を用いて実現するこ
とで、誤差の校正に可変抵抗や遅延回路などのハードウ
エアを設ける必要がなくなる。演算によりキャリブレー
ションするので遅延回路などの素子の特性に依存しない
ので、精度の高いキャリブレーションを行うことができ
る。従って、本キャリブレーション装置70を、演算装
置を用いて実現するプログラムを記憶した記録媒体を提
供する。また、サンプル値に基づいて誤差を校正するの
で、従来のアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換装置で測定されたサンプル値に含まれる誤差を
校正することもできる。以上の構成により、時間誤差、
ゲイン、及びオフセットの校正手段として、遅延回路や
可変抵抗などの素子を設ける必要が無くなり、誤差の校
正が容易にできる。また、誤差を校正できる範囲が、遅
延回路など素子の性能に依存しないので、精度の高い校
正ができる。
【0094】図15は、第4の実施形態である、アナロ
グ信号を出力する半導体デバイスを試験する半導体デバ
イス試験装置を示す。この半導体デバイス試験装置は、
演算装置97及びA/D変換装置100を有する波形デ
ィジタイザ95、記録媒体38、パターン発生器91、
波形整形器92、比較器93、及び半導体デバイス接触
部94を有するパフォーマンスボード96を備える。こ
の実施形態において、キャリブレーション装置70は、
記録媒体38に記録されているプログラムに基づいて演
算装置97を用いて実現される。ここで、演算装置97
は、ワークステーションなどの汎用コンピュータが好ま
しい。
【0095】試験されるべきアナログ信号を出力する半
導体デバイス98が、半導体デバイス接触部94に載置
される。例えば、半導体デバイス接触部94は、半導体
デバイス98の入出力端子と電気的に接続するソケット
であってよい。パターン発生器91は、半導体デバイス
98に供給する半導体デバイス入力信号42を生成し、
波形整形器92に出力する。また、パターン発生器91
は、半導体デバイス98から出力されるべき理論値を比
較器93に出力する。波形整形器92は、半導体デバイ
ス98の特性に応じて、半導体デバイス入力信号42を
整形して、半導体デバイス接触部94に出力する。半導
体デバイス接触部94は、波形整形器92から供給され
る半導体デバイス入力信号40を半導体デバイス98に
出力する。半導体デバイス98は、入力した半導体デバ
イス入力信号40に基づいてアナログ信号50を半導体
デバイス接触部94に出力する。半導体デバイス接触部
94は、被測定信号であるアナログ信号50をA/D変
換装置100に出力する。A/D変換装置100は、半
導体デバイス接触部94から供給されたアナログ信号5
0をディジタル信号に変換する。
【0096】A/D変換装置100は、図4を用いて説
明した第1の実施形態のA/D変換装置100であり、
入力したアナログ信号50を平均化処理とインターリー
ブ処理のいずれか一方で処理する。更に、A/D変換装
置100は、第3の実施形態で示した複数のA/D変換
器の間に生じる時間誤差の校正をするキャリブレーショ
ン装置70を備えることにより誤差の校正された出力信
号90を出力できる。比較器93は、誤差の校正された
出力信号90と、パターン発生器91から供給される理
論値とに基づいて半導体デバイス98の良否を判定し、
判定信号52を出力する。この構成により、1つの試験
装置で平均化処理およびインターリーブ処理の2つの処
理ができる。また、複数のA/D変換器間に生じる時間
誤差の校正が容易な半導体デバイス試験装置を実現でき
る。
【0097】図16は、第5の実施形態である、アナロ
グ信号を出力する複数の半導体デバイスを同時に試験す
る半導体デバイス試験装置を示す。この半導体デバイス
試験装置は、演算装置97及びA/D変換装置100を
有する波形ディジタイザ95、記録媒体38、パターン
発生器91、波形整形器92、比較器93、及び半導体
デバイス接触部(94a〜94d)を有するパフォーマ
ンスボード96を備える。この実施形態において、キャ
リブレーション装置70は、記録媒体38に記録されて
いるプログラムに基づいて演算装置97を用いて実現さ
れる。ここで、演算装置97は、ワークステーションな
どの汎用コンピュータが好ましい。
【0098】パターン発生器91は、半導体デバイス
(98a〜98d)に供給する半導体デバイス入力信号
42を生成し、波形整形器92に出力する。また、パタ
ーン発生器91は、半導体デバイス(98a〜98d)
から出力されるべき理論値を比較器93に出力する。波
形整形器92は、半導体デバイス(98a〜98d)の
特性に応じて、パターン発生器91から供給される半導
体デバイス入力信号42を整形し、半導体デバイス接触
部(94a〜94d)に出力する。半導体デバイス接触
部(94a〜94d)は、波形整形器92から供給され
る半導体デバイス入力信号40を半導体デバイス(98
a〜98d)の各々へ供給する。半導体デバイス(98
a〜98d)は、入力した半導体デバイス入力信号40
に基づいてアナログ信号(50a〜50d)を半導体デ
バイス接触部(94a〜94d)に出力する。半導体デ
バイス接触部(94a〜94d)は、アナログ信号(5
0a〜50d)を、A/D変換装置100に出力する。
【0099】A/D変換装置120は、図8を用いて説
明した第2の実施形態のA/D変換装置120であり、
入力したアナログ信号(50a〜50d)を平均化処理
とインターリーブ処理のいずれか一方で処理する。更
に、A/D変換装置120は、第3の実施形態で示した
複数のA/D変換器の間に生じる時間誤差の校正をする
キャリブレーション装置70を備えることにより誤差の
校正された出力信号(90a〜90d)を出力できる。
比較器93は、誤差の校正された出力信号(90a〜9
0d)とパターン発生器91から供給される理論値とに
基づいて半導体デバイス98の良否を判定し、判定信号
(52a〜52d)を出力する。図8を用いて説明した
A/D変換装置120は、アナログ信号分配器32を有
するので、アナログ信号の処理の内容に応じて、処理に
用いる1つ又は複数のA/D変換器を選択して利用する
ことができる。また、1つの試験装置で平均化処理およ
びインターリーブ処理の2つの処理ができる。また、複
数のA/D変換器間に生じる時間誤差の校正が容易な半
導体デバイス試験装置を実現できる。
【0100】上記説明から明らかなように、複数のA/
D変換器を同時にサンプリング動作させる平均化処理
と、複数のA/D変換器を交互にサンプリング動作させ
るインターリーブ処理を1つのA/D変換装置120で
実現できる。また、アナログ信号の処理内容に応じて、
処理に用いるA/D変換器を選択的に変更できる。ま
た、複数のA/D変換器間に生じる時間誤差の校正を、
演算装置を用いて行うことができる。従って、遅延回路
を用いずに時間誤差の校正ができる。
【0101】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0102】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、複数のA/D変換器を効率よく使用するA/D
変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のA/D変換装置を示す。
【図2】従来の複数のアナログ信号入力部を備えるA/
D変換装置を示す。
【図3】インターリーブ処理を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態である、A/D変換装置を示
す。
【図5】サンプリングクロック信号発生器を示す。
【図6】A/D変換器がそなえるサンプリングクロック
信号発生器が発生するサンプリングクロック信号のタイ
ミングチャートを示す。
【図7】A/D変換器の他の実施形態を示す。
【図8】第2の実施形態である、複数のアナログ信号入
力部を備えるA/D変換装置を示す。
【図9】複数のアナログ信号入力部を備えるA/D変換
装置が備える、アナログ信号分配器の1つの形態を示
す。
【図10】アナログ信号分配器の分配形態を示す。
【図11】第2の実施形態であるA/D変換装置が備え
るサンプリングクロック信号発生器が発生するサンプリ
ングクロック信号のタイミングチャートを示す。
【図12】2つのA/D変換器間に生じるサンプリング
タイミングの時間誤差を示す。
【図13】第3の実施形態であるキャリブレーション装
置を備える、A/D変換装置を示す。
【図14】キャリブレーション装置のブロック図を示
す。
【図15】第1の実施形態であるA/D変換装置と第3
の実施形態であるキャリブレーション装置を備えるアナ
ログ信号を出力する半導体デバイスを試験する半導体デ
バイス試験装置を示す。
【図16】第2の実施形態であるA/D変換装置と第3
の実施形態であるキャリブレーション装置を備えるアナ
ログ信号を出力する半導体デバイスを試験する半導体デ
バイス試験装置を示す。
【符号の説明】
10(10a、10b、10c、10d)…アナログ信
号入力部 12(12a、12b、12c、12d)…A/D変換
器 14…サンプリングクロック信号発生器 16…基準クロック信号発生器 18…処理部 18a…インターリーブ処理部 18b…平均化処理部 20(20a、20b、20c、20d)…記憶部 22…モード指定信号発生器 24…遅延回路 26…加算器 28(28a、28b)…マルチプレクサ 30…セレクタ 32…アナログ信号分配器 34…分配制御信号発生器 38…記録媒体 40、42…半導体デバイス入力信号 50(50a、50b、50c、50d)…アナログ信
号 52…判定信号 54…基準クロック信号 56a、56b、56c、56d…サンプリングクロッ
ク信号 58…モード指定信号 60…分配制御信号 70…キャリブレーション装置 70a…誤差算出部 70b…誤差校正部 72…誤差算出部 74…誤差校正値算出部 74a…時間誤差校正値算出部 74b…ゲイン校正値算出部 74c…オフセット校正値算出部 76…読み出し部 78…ゲイン・オフセット校正部 80…時間誤差校正部 82a、82b …試験信号のサンプル値 84a、84b …被測定信号のサンプル値 86a…時間誤差τ 86b…ゲイン 86c…オフセット 88a…時間誤差校正値 88b…ゲイン校正値 88c…オフセット校正値 90(90a、90b、90c、90d)…出力信号 91…パターン発生器 92…波形整形器 93…比較器 94…半導体デバイス接触部 95…波形ディジタイザ 96…パフォーマンスボード 97…演算装置 98…半導体デバイス 100 A/D変換装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をサンプリングして、ディ
    ジタル信号に変換するA/D変換装置であって、 前記アナログ信号を入力するアナログ信号入力部と、 前記アナログ信号入力部が入力した前記アナログ信号を
    サンプリングして前記ディジタル信号に変換する複数の
    A/D変換器と、 前記複数のA/D変換器を同期してサンプリング動作さ
    せる平均化処理用サンプリングクロック信号と、前記複
    数のA/D変換器を交互にサンプリング動作させるイン
    ターリーブ処理用サンプリングクロック信号のいずれか
    一方を前記複数のA/D変換器へ供給するサンプリング
    クロック信号発生器と、 前記平均化処理用サンプリングクロック信号に基づいて
    サンプリング動作した前記A/D変換器から出力された
    前記ディジタル信号を平均化処理する平均化処理部と、 前記インターリーブ処理用サンプリングクロック信号に
    基づいてサンプリング動作した前記A/D変換器から出
    力された前記ディジタル信号をインターリーブ処理する
    インターリーブ処理部とを備えることを特徴とするA/
    D変換装置。
  2. 【請求項2】 前記平均化処理または前記インターリー
    ブ処理のいずれか一方の処理モードを指定するモード指
    定信号を発生するモード指定信号発生器を更に備え、 前記モード指定信号に基づいて、前記平均化処理部また
    は前記インターリーブ処理部のいずれか一方が選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 【請求項3】 基準クロック信号を発生する基準クロッ
    ク信号発生器を更に備え、 前記モード指定信号により平均化処理が指定される場合
    に、前記サンプリングクロック信号発生器は、前記基準
    クロック信号に同期した前記平均化処理用サンプリング
    クロック信号を前記複数のA/D変換器の各々に供給
    し、 前記モード指定信号によりインターリーブ処理が指定さ
    れる場合に、前記サンプリングクロック信号発生器は、
    前記基準クロック信号に基づいて、互いに位相が異なる
    前記インターリーブ処理用サンプリングクロック信号を
    前記複数のA/D変換器の各々に供給することを特徴と
    する請求項2に記載のA/D変換装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のA/D変換器の各々から出力
    されるディジタル信号を記憶する複数の記憶部を更に備
    え、 前記平均化処理部及び前記インターリーブ処理部は、前
    記記憶部に記憶された前記ディジタル信号に基づいて処
    理することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載のA/D変換装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のA/D変換器は、第1A/D
    変換器及び第2A/D変換器を含み、 前記第1A/D変換器がサンプリングしたタイミングに
    対して前記第2A/D変換器がサンプリングするべき所
    定のタイミングと、前記第2A/D変換器が実際にサン
    プリングしたタイミングとの時間のずれである時間誤差
    を算出する誤差算出部と、 算出された前記時間誤差に基づいて、前記第2A/D変
    換器の前記時間誤差を校正する演算に用いる時間誤差校
    正値を算出する誤差校正値算出部と、 測定されるべきアナログ信号である被測定信号をサンプ
    リングして得られたディジタル信号が格納されている前
    記記憶部から前記ディジタル信号を読み出す読み出し部
    と、 前記読み出し部により、前記記憶部から読み出された前
    記ディジタル信号と前記時間誤差校正値に基づいて、前
    記被測定信号をサンプリングしたときに前記第2A/D
    変換器に生じる前記時間誤差を校正する演算を行う誤差
    校正部とを更に備えることを特徴とする請求項4に記載
    のA/D変換装置。
  6. 【請求項6】 アナログ信号をサンプリングして、ディ
    ジタル信号に変換するA/D変換装置であって、 前記アナログ信号を入力するアナログ信号入力部と、 前記アナログ信号をサンプリングして前記ディジタル信
    号に変換する第1A/D変換器から出力される前記ディ
    ジタル信号と、前記アナログ信号をサンプリングして前
    記ディジタル信号に変換する第2A/D変換器から出力
    される前記ディジタル信号とを加算する加算器と、 前記第1A/D変換器から出力される前記ディジタル信
    号と、前記第2A/D変換器から出力される前記ディジ
    タル信号とを交互に入力して順次出力するマルチプレク
    サと、 前記加算器の出力値、または前記マルチプレクサの出力
    値のいずれか一方を選択するセレクタとを備えることを
    特徴とするA/D変換装置。
  7. 【請求項7】 アナログ信号をサンプリングして、ディ
    ジタル信号に変換するA/D変換装置であって、 異なる前記アナログ信号が各々入力される複数のアナロ
    グ信号入力部と、 前記アナログ信号をサンプリングして、前記ディジタル
    信号に変換する複数のA/D変換器と、 前記アナログ信号の前記ディジタル処理の内容に応じ
    て、前記アナログ信号を、前記複数のA/D変換器のい
    ずれか1つ又は複数の前記A/D変換器に分配するアナ
    ログ信号分配器とを備えることを特徴とするA/D変換
    装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のA/D変換器が、前記複数の
    アナログ信号入力部に各々対応して設けられ、 前記アナログ信号分配器が、1つの前記アナログ信号入
    力部から入力された前記アナログ信号を、複数の前記A
    /D変換器に分配することを特徴とする請求項7に記載
    のA/D変換装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のA/D変換器を同期してサン
    プリング動作させる平均化処理用サンプリングクロック
    信号と、前記複数のA/D変換器を交互にサンプリング
    動作させるインターリーブ処理用サンプリングクロック
    信号のいずれか一方を前記複数のA/D変換器へ供給す
    るサンプリングクロック信号発生器と、 前記平均化処理用サンプリングクロック信号に基づいて
    サンプリング動作した前記A/D変換器から出力された
    前記ディジタル信号を平均化処理する平均化処理部と、 前記インターリーブ処理用サンプリングクロック信号に
    基づいてサンプリング動作した前記A/D変換器から出
    力された前記ディジタル信号をインターリーブ処理する
    インターリーブ処理部とを更に備えることを特徴とする
    請求項7または8に記載のA/D変換装置。
  10. 【請求項10】 前記平均化処理または前記インターリ
    ーブ処理のいずれか一方の処理モードを指定するモード
    指定信号を発生するモード指定信号発生器を更に備え、 前記モード指定信号に基づいて、前記平均化処理部また
    は前記インターリーブ処理部のいずれか一方が選択さ
    れ、 選択された前記処理に基づいて、前記アナログ信号を前
    記複数のA/D変換器のいずれか1つ又は複数の前記A
    /D変換器に分配することを指定する分配制御信号を前
    記アナログ信号分配器に与える分配制御信号発生器を更
    に備えることを特徴とする請求項9に記載のA/D変換
    装置。
  11. 【請求項11】 アナログ信号をサンプリングしてディ
    ジタル信号に変換する第1A/D変換器と、アナログ信
    号をサンプリングしてディジタル信号に変換する第2A
    /D変換器との間に生じる誤差を校正するキャリブレー
    ション装置であって、 前記第1A/D変換器がサンプリングしたタイミングに
    対して、前記第2A/D変換器がサンプリングするべき
    所定のタイミングと、前記第2A/D変換器が実際にサ
    ンプリングしたタイミングとの時間のずれである時間誤
    差を算出するのに用いる試験信号をサンプリングして得
    たサンプル値に基づいて、前記時間誤差を算出する誤差
    算出部と、 算出された前記時間誤差に基づいて、前記第2A/D変
    換器の前記時間誤差を校正する演算に用いる時間誤差校
    正値を算出する誤差校正値算出部と、 測定されるべきアナログ信号である被測定信号をサンプ
    リングして得られたサンプル値が格納されている記憶部
    から前記サンプル値を読み出す読み出し部と、 前記読み出し部により、前記記憶部から読み出された前
    記サンプル値と前記時間誤差校正値に基づいて、前記被
    測定信号をサンプリングしたときに第2A/D変換器に
    生じる前記時間誤差を校正する演算を行う誤差校正部と
    を備えることを特徴とするキャリブレーション装置。
  12. 【請求項12】 前記誤差校正部は、前記読み出し部に
    より前記記憶部から読み出される前記被測定信号のサン
    プル値を離散フーリエ変換し、前記離散フーリエ変換に
    より得られた離散フーリエ変換値と、前記時間誤差校正
    値とに基づいて演算して前記時間誤差を校正することを
    特徴とする請求項11に記載のキャリブレーション装
    置。
  13. 【請求項13】 前記誤差算出部は、前記第1A/D変
    換器および前記第2A/D変換器のゲインおよびオフセ
    ットを算出し、 前記誤差校正値算出部は、 前記ゲインに基づいて前記第1A/D変換器および前記
    第2A/D変換器のゲイン校正値を算出するゲイン校正
    値算出部と、 前記オフセットに基づいて前記第1A/D変換器および
    前記第2A/D変換器のオフセット校正値を算出するオ
    フセット校正値算出部とを有し、 前記誤差校正部は、前記読み出し部により前記記憶部か
    ら読み出された前記被測定信号のサンプル値と、前記ゲ
    イン校正値および前記オフセット校正値に基づいて、前
    記第1A/D変換器および前記第2A/D変換器の前記
    ゲインおよび前記オフセットを校正するゲイン・オフセ
    ット校正部を有することを特徴とする請求項11または
    12に記載のキャリブレーション装置。
  14. 【請求項14】 前記ゲイン・オフセット校正部は、前
    記第2A/D変換器によりサンプリングされた前記被測
    定信号のサンプル値に前記ゲイン校正値を乗じた値に、
    オフセット校正値を加える演算をすることを特徴とする
    請求項13に記載のキャリブレーション装置。
  15. 【請求項15】 アナログ信号をサンプリングしてディ
    ジタル信号に変換する第1A/D変換器と、アナログ信
    号をサンプリングしてディジタル信号に変換する第2A
    /D変換器との間に生じる誤差を校正する誤差校正方法
    であって、 前記第1A/D変換器がサンプリングしたタイミングに
    対して前記第2A/D変換器がサンプリングするべき所
    定のタイミングと、前記第2A/D変換器が実際にサン
    プリングしたタイミングとの時間のずれである時間誤差
    を算出するステップと、 前記時間誤差に基づいて前記時間誤差を校正する演算に
    用いる時間誤差校正値を算出するステップと、 測定されるべき被測定信号をサンプリングして得たサン
    プル値と、前記時間誤差校正値とに基づいて、前記被測
    定信号をサンプリングしたときに生じる前記時間誤差を
    校正するステップとを備えることを特徴とする誤差校正
    方法。
  16. 【請求項16】 前記誤差校正方法は、前記第1A/D
    変換器と前記第2A/D変換器のゲインおよびオフセッ
    トを算出するステップと、 算出された前記ゲインおよび前記オフセットに基づい
    て、ゲインおよびオフセットを校正する演算に用いるゲ
    イン校正値およびオフセット校正値を算出するステップ
    と、 前記被測定信号をサンプリングして得られたサンプル値
    と、前記ゲイン校正値および前記オフセット校正値とに
    基づいて、前記第1A/D変換器および前記第2A/D
    変換器の前記ゲインおよび前記オフセットを校正するス
    テップとを更に備えることを特徴とする請求項15に記
    載の誤差校正方法。
  17. 【請求項17】 演算装置を用いて、第1A/D変換器
    がサンプリングしたタイミングに対して第2A/D変換
    器がサンプリングするべき所定のタイミングと、前記第
    2A/D変換器が実際にサンプリングしたタイミングと
    の時間のずれである時間誤差を校正するプログラムを記
    録した記録媒体であって、前記プログラムは、 前記演算装置に前記時間誤差を算出させるモジュール
    と、 算出された前記時間誤差に基づいて、前記第2A/D変
    換器の前記時間誤差を校正する演算に用いる時間誤差校
    正値を算出させるモジュールと、 測定されるべき被測定信号をサンプリングして得たサン
    プル値と、前記時間誤差校正値に基づいて、前記被測定
    信号をサンプリングしたときに生じる前記時間誤差を校
    正させるモジュールとを備えることを特徴とする前記時
    間誤差を校正するプログラムを記録した演算装置で読み
    取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記プログラムは、 前記演算装置にゲインおよびオフセットを算出させるモ
    ジュールと、 算出された前記ゲインおよび前記オフセットに基づい
    て、ゲインおよびオフセットを校正する演算に用いるゲ
    イン校正値およびオフセット校正値を算出させるモジュ
    ールと、 前記被測定信号をサンプリングして得られたサンプル値
    と、前記ゲイン校正値および前記オフセット校正値に基
    づいて、前記第1A/D変換器および前記第2A/D変
    換器の前記ゲインおよび前記オフセットを校正させるモ
    ジュールとを更に備えることを特徴とする請求項17に
    記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】 アナログ信号を出力する半導体デバイ
    スを試験する半導体デバイス試験装置であって、 前記半導体デバイスを試験するための半導体デバイス入
    力信号を生成するパターン発生器と、 前記パターン発生器から出力される前記半導体デバイス
    入力信号を前記半導体デバイスに与えるパフォーマンス
    ボードと、 前記半導体デバイスから出力される前記アナログ信号を
    入力するアナログ信号入力部と、 前記アナログ信号入力部から入力される前記アナログ信
    号をサンプリングして前記ディジタル信号に変換する複
    数のA/D変換器と、 前記複数のA/D変換器を同期してサンプリング動作さ
    せる平均化処理用サンプリングクロック信号と、前記複
    数のA/D変換器を交互にサンプリング動作させるイン
    ターリーブ処理用サンプリングクロック信号のいずれか
    一方のサンプリングクロック信号を前記複数のA/D変
    換器へ供給するサンプリングクロック信号発生器と、 前記平均化処理用サンプリングクロック信号に基づいて
    サンプリング動作したA/D変換器から出力されたディ
    ジタル信号を平均化処理する平均化処理部と、前記イン
    ターリーブ処理用サンプリングクロック信号に基づいて
    サンプリング動作したA/D変換器から出力されたディ
    ジタル信号をインターリーブ処理するインターリーブ処
    理部とを備えることを特徴とする半導体デバイス試験装
    置。
  20. 【請求項20】 前記複数のA/D変換器が、第1A/
    D変換器および第2A/D変換器を含み、前記第1A/
    D変換器がサンプリングしたタイミングに対して前記第
    2A/D変換器がサンプリングするべき所定のタイミン
    グと、前記第2A/D変換器が実際にサンプリングした
    タイミングとの時間のずれである時間誤差を算出する誤
    差算出部と、 算出された前記時間誤差に基づいて、前記第2A/D変
    換器の前記時間誤差を校正する演算に用いる時間誤差校
    正値を算出する誤差校正値算出部と、 測定されるべきアナログ信号である被測定信号をサンプ
    リングして得られたサンプル値が格納されている記憶部
    から前記サンプル値を読み出す読み出し部と、 前記読み出し部により、前記記憶部から読み出された前
    記サンプル値と前記時間誤差校正値に基づいて、前記被
    測定信号をサンプリングしたときに前記第2A/D変換
    器に生じる前記時間誤差を校正する演算を行う誤差校正
    部とを更に備えることを特徴とする請求項19に記載の
    半導体デバイス試験装置。
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